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いき‐さつ【経緯🔗🔉

いき‐さつ【経緯 物事がそこに至るまでの事情。事の経過。経緯けいい。 「口論になった━を説明する」 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖過程‖かてい

きょう【経】キャウ🔗🔉

きょう【経】キャウ 仏陀ぶっだの教えを書き記した書。お経。 「━を読む[あげる]」 「写━」 「華厳けごん━・法華ほけ━」 (造)儒教の基本的な教えを記した書物。経書けいしょ。 「四書五━」

きょう‐かたびら【経帷子キャウ━🔗🔉

きょう‐かたびら【経帷子キャウ━ 仏式の葬儀のとき、死者に着せる白い衣。麻・木綿などで作り、墨で経文や題目を書く。

きょう‐かん【経巻】キャウクヮン🔗🔉

きょう‐かん【経巻】キャウクヮン 経文きょうもんを書いた巻物。きょうがん。

きょう‐ぎ【経木】キャウ━🔗🔉

きょう‐ぎ【経木】キャウ━ スギ・ヒノキなどの木材を紙のように薄くけずったもの。食品の包装などに用いる。 ◇昔、これに経文を書いたことから。

きょうじ‐や【経師屋】キャウジ━🔗🔉

きょうじ‐や【経師屋】キャウジ━ 書画の幅ふくびょうぶふすまなどを表装することを業とする職人。表具師。

きょう‐ぞう【経蔵】キャウザウ🔗🔉

きょう‐ぞう【経蔵】キャウザウ 仏教で、三蔵の一つ。釈しゃかの説いた教えを集成したもの。 寺院で、経典を収めておく蔵くら。経堂。

きょう‐づくえ【経机】キャウ━🔗🔉

きょう‐づくえ【経机】キャウ━ 読経のときに経文きょうもんを置く小さな机。

きょう‐てん【経典】キャウ━🔗🔉

きょう‐てん【経典】キャウ━ 仏教の経文を書き記した書物。仏典。 宗教の根本となる教義を記した書物。キリスト教の聖書、イスラム教のコーランなど。

きょう‐どう【経堂】キャウダウ🔗🔉

きょう‐どう【経堂】キャウダウ 経典を納めておく建物。経蔵きょうぞう

きょう‐もん【経文】キャウ━🔗🔉

きょう‐もん【経文】キャウ━ 経典に書かれている文章。また、経典。お経。 「━を唱える」

きょう‐ろん【経論】キャウ━🔗🔉

きょう‐ろん【経論】キャウ━ 仏典の三蔵のうち、経蔵きょうぞうと論蔵ろんぞう

けい【経】🔗🔉

けい【経】 (造) 織物の縦糸。また、縦の線。 「━緯」 地球上に赤道と直角に引いた仮の線。 「━度」 「経度」の略。→経度 「東━」 つねの。通常の。 「━常・━費」 不変の真理を説いた書物。 「━典けいてんきょうてん 筋道をたてて治める。管理する。 「━営・━済」 筋道をたどる。通り過ぎる。 「━験・━由・━歴」 「神━」 「経済」の略。→経済 「政━」 「月経」の略。→月経 「初━」

けい‐い【経緯】━ヰ🔗🔉

けい‐い【経緯】━ヰ 物事の筋道。いきさつ。 「交渉の━を説明する」 地球の経度と緯度。 ◆縦糸と横糸の意。 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖過程‖かてい

けい‐えい【経営】🔗🔉

けい‐えい【経営】 名・他サ変 利益があがるように、会社・商店などを運営すること。 「旅館を━する」 「━がゆきづまる」 おおもとの方針などを定めて、物事を行うこと。 「国家の━」 ◆もと、なわばりをし、土台を固めて建築を行う意。

けい‐か【経過】━クヮ🔗🔉

けい‐か【経過】━クヮ 自他サ変時間が過ぎてゆくこと。 「卒業して五年の歳月が━した」 「長い年月を━している」 自サ変ある場所・段階を通りすぎること。 「然しこの煩悶を━しないと自分の存在を生涯悟る事が出来ないのです漱石 時間が過ぎるとともに移り変わる物事のようす。なりゆき。 「手術後の━は良好だ」 「試合の途中━」 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖過程‖かてい

けい‐がく【経学】🔗🔉

けい‐がく【経学】 四書五経など、経書を研究する学問。

けいか‐そち【経過措置】ケイクヮ━🔗🔉

けいか‐そち【経過措置】ケイクヮ━ 法令などの改廃によって不利益が生じる人のために設けられる、過渡的措置。 「新法施行後、━として旧制度を併用する」

けい‐けつ【経穴】🔗🔉

けい‐けつ【経穴】 きゅうをすえ、鍼はりを打つ箇所。経絡けいらくの要所にあたる。つぼ。

けい‐けん【経験】🔗🔉

けい‐けん【経験】 名・他サ変自分で実際に見たり聞いたり行ったりすること。また、それによって得た知識や技能。 「いろいろな仕事を━する」 「貴重な━を積む」 「━を生かす」 「まだ渡米した━はない」 「人生━の豊かな人」 「戦争を経験/体験する」では、後者はなまなましい肉体面を強調する。「学識経験者」「経験者優遇」など、習得した知識・技能などを重んじる領域では「体験」は使いにくい。

けいけん‐そく【経験則】🔗🔉

けいけん‐そく【経験則】 経験した事実によって得られる法則。経験的法則。

けいけん‐ち【経験値】🔗🔉

けいけん‐ち【経験値】 経験によって得られた力の度合い。 「━を積む」 「━が高い」

けい‐こう【経口】🔗🔉

けい‐こう【経口】 口を通って体内にはいること。 「━感染・━ワクチン」

けいこう‐ひにんやく【経口避妊薬】🔗🔉

けいこう‐ひにんやく【経口避妊薬】 内服避妊薬。ホルモン剤の一つで、継続的に服用することで排卵を抑制する。ピル。

けい‐こく【経国】🔗🔉

けい‐こく【経国】 国家を経営すること。国を治めること。 「━済民さいみん(=国を治めて民衆の生活を安定させること)」 関連語 大分類‖治める‖おさめる 中分類‖政治‖せいじ

けい‐ざい【経済】🔗🔉

けい‐ざい【経済】 人間の共同生活に必要な物資・財産を生産・分配・消費する活動。 「━援助・━界」 個人的な金銭のやりくり。 「家の━が苦しい」 形動費用・手間がかからないこと。 「共同購入をすると━だ」 ◆「経国済民」「経世済民」の略から。

けいざい‐か【経済家】🔗🔉

けいざい‐か【経済家】 経済によく通じている人。 金銭の使い方にむだのない人。節約家。 ◇けちな人を皮肉ってもいう。

けいざい‐かい【経済界】🔗🔉

けいざい‐かい【経済界】 経済活動が活発に行われている社会。特に、実業家の社会。財界。

けいざい‐がく【経済学】🔗🔉

けいざい‐がく【経済学】 人間社会の経済現象を研究する学問。理論経済学・経済史学・経済政策学などの部門に分けられる。

けいざいきかく‐ちょう【経済企画庁】━キクヮクチャウ🔗🔉

けいざいきかく‐ちょう【経済企画庁】━キクヮクチャウ 長期経済政策の企画、経済動向の調査などを担当した総理府の外局。 ◇二〇〇一年一月、総理府・沖縄開発庁とともに内閣府に統合。→内閣府

けいざいきょうりょくかいはつ‐きこう【経済協力開発機構】━ケフリョク━🔗🔉

けいざいきょうりょくかいはつ‐きこう【経済協力開発機構】━ケフリョク━ オーイーシーディー(OECD)

けいざいさんぎょう‐しょう【経済産業省】━サンゲフシャウ🔗🔉

けいざいさんぎょう‐しょう【経済産業省】━サンゲフシャウ 国の行政機関の一つ。産業政策、商工鉱業、通商政策、中小企業振興、資源・エネルギーなどに関する業務を担当する。長は経済産業大臣。

けいざい‐てき【経済的】🔗🔉

けいざい‐てき【経済的】 形動 経済・金銭に関するさま。 「━な理由で大学を中退する」 むだがはぶけ、経費や時間が少なくてすむさま。 「電車を使ったほうが━だ」

けいざい‐ふうさ【経済封鎖】🔗🔉

けいざい‐ふうさ【経済封鎖】 交戦国・敵対国などの対外的な経済交流を制限または禁止し、その国を経済的に孤立させること。

けいさん‐ぷ【経産婦】🔗🔉

けいさん‐ぷ【経産婦】 子供を産んだことのある女性。

けい‐しょ【経書】🔗🔉

けい‐しょ【経書】 儒教の基本的な教えを記した書物。『四書』『五経』など。

けい‐じょう【経常】━ジャウ🔗🔉

けい‐じょう【経常】━ジャウ 常に一定していて変わらないこと。 「━費(=毎年決まって支出される経費)」 ◇他の語と複合して使う。「計上」との誤解を避けて、俗に「けいつね」とも。 関連語 大分類‖頻度‖ひんど 中分類‖いつも‖いつも

けいじょう‐りえき【経常利益】ケイジャウ━🔗🔉

けいじょう‐りえき【経常利益】ケイジャウ━ 企業の通常の営業活動によって経常的・反復的に生じる利益。営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いたもの。

けい‐せい【経世】🔗🔉

けい‐せい【経世】 〔文〕世の中を治めること。 「━家(=政治家。また、江戸時代、経世済民の論を説いた知識人)」 「━済民さいみん(=世を治め、民の苦しみを救うこと)」 関連語 大分類‖治める‖おさめる 中分類‖政治‖せいじ

けい‐せん【経線】🔗🔉

けい‐せん【経線】 地球の両極をたてに結び、緯線と直角に交わる仮想の線。経度を表す。子午線。 ⇔緯線

けい‐だん‐れん【経団連】🔗🔉

けい‐だん‐れん【経団連】 「経済団体連合会」の略。財界の意見をとりまとめて政府などに提言した総合経済団体。 ◇二〇〇二年五月に日経連と統合し、日本経済団体連合会となった。

けい‐てん【経典】🔗🔉

けい‐てん【経典】 聖人・賢人の教えを書き記した書物。『四書』『五経』など。経書。 ◇→経典きょうてん

けい‐ど【経度】🔗🔉

けい‐ど【経度】 地球上の東西の位置を示す座標。本初ほんしょ子午線(=旧グリニッジ天文台を通る子午線)を含む平面と、ある地点を通る他の子午線(=経線)を含む平面とが地球の中心に対してなす角度で表す。本初子午線を基準として東西それぞれ一八〇度まで区分し、東経何度・西経何度で示す。 ⇔緯度 ◇経度が一五度の差で、時刻は一時間ずれる。

けい‐ひ【経費】🔗🔉

けい‐ひ【経費】 物事を行うのにかかる一定の費用。 「宣伝の━として五〇〇万円を計上する」 「会社の━を削減する」 「必要━」 「費用」より改まった言い方で、大規模(で公的)な出費にいうことが多い。

けい‐ゆ【経由】🔗🔉

けい‐ゆ【経由】 名・自サ変 途中である地点を通過して行くこと。 「バンコクを━してインドへ行く」 手続きの順序として、中間の機関を経ること。 「議案は審議会を━して上程される」 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖過程‖かてい 大分類‖移動‖いどう 中分類‖通過‖つうか

けい‐らく【経絡】🔗🔉

けい‐らく【経絡】 物事の筋道。 漢方で、灸きゅうや鍼はりのつぼとつぼとを結ぶ筋道。 ◇「経」は動脈、「絡」は静脈の意。

けい‐り【経理】🔗🔉

けい‐り【経理】 事業所での会計・給与に関する事務。また、その処理。 「━課」

けい‐りゃく【経略】🔗🔉

けい‐りゃく【経略】 名・他サ変国家を統治すること。また、四方を攻めとって天下を統治すること。

けい‐りん【経綸】🔗🔉

けい‐りん【経綸】 〔文〕国を治めること。また、その施策。 関連語 大分類‖治める‖おさめる 中分類‖政治‖せいじ

けい‐れき【経歴】🔗🔉

けい‐れき【経歴】 それまでに経験してきた学業・職業・地位などの事柄。履歴。 「特異な━を持つ作家」

けい‐ろ【経路(径路)】🔗🔉

けい‐ろ【経路(径路)】 物事がたどってきた道すじ。 「資料の入手━」 「感染━」 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖過程‖かてい

た・つ【経つ】🔗🔉

た・つ【経つ】 自五時が経過する。 「時間が━・てば何もかも忘れる」 「それから一年(が)━・った」 「小一時間ほど━・ってから戻ってきた」 「いつまで━・っても完成しない」 「しばらく立つと、先生も部屋へ帰って来た漱石」など、もと「立つ」も多用されたが、今は「経つ」が一般的。 関連語 大分類‖時‖とき 中分類‖年月ねんげつ‖ねんげつ

たて【縦】🔗🔉

たて【縦】 垂直・上下の方向。 「大地が━に揺れる」 「刀を━に振り下ろす」 「首を━に振る(=了承・肯定する)」 前後の方向。特に、前に進む方向。また、南北の方向。 「駐車場をまっすぐ━に突っ切る」 「━にパスを送る」 「ナイル川がアフリカ大陸を━に貫く」 その人の視線が上下に動く方向。 「線を━に引く」 「このテレビは━横奥行きのうち、━が一番短い」 物の形で、最も長いほうに沿った場合の、その方向。 「キュウリを━に切る」 物の置かれた形が、人が立ったときのように上下に長く伸びていること。 「筆を筆立てに━に挿す」 「尺八は━に構えて吹く」 列で、前と後ろが連なる形になっていること。 「活字を━に組む」 「窓口に━一列に並ぶ」 階級・役職・年齢などで、上下の関係。 「この会社は━の人間関係が緊密だ」 縦糸。 もと「経」と書いたが、今は「縦」でまかなう。 ◆「立て」と同語源。 ⇔よこ 竪」は、「竪琴」「竪穴」などの熟語で使う。

たて‐いと【縦糸(経糸・経)】🔗🔉

たて‐いと【縦糸(経糸・経)】 織物で、たての方向に通っている糸。 ⇔横糸

たて‐ぬき【緯】🔗🔉

たて‐ぬき【緯】 織物の縦糸と横糸。また、縦と横。

へ‐めぐ・る【経巡る】🔗🔉

へ‐めぐ・る【経巡る】 自五あちこちをめぐり歩く。遍歴する。 「景勝の地を━」

へる【経る(歴る)】🔗🔉

へる【経る(歴る)】 自下一 時がたつ。月日が過ぎる。経過する。閲けみする。 「多くの年月を━」 「三年を━」 「幾いく星霜を━」 「大震災以来すでに十年をた」 「七年の歳月をてダムが完成した」 ある時代や場所を通る。経由する。 「中世をて近世に至る」 「バンコクをてデリーに向かう」 ある過程や段階を通る。 「煩瑣な手続きを━」 「委員会の審議を━」 「幾多の変遷をて今日に至る」 「複雑な工程をて製品化される」 (下二) 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖通過‖つうか

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