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あらわ【顕わ・露わ】アラハ🔗🔉

あらわ【顕わ・露わ】アラハ 形動 おおうものがなく、むきだしであるさま。また、はっきりと見えるさま。 「塗装がはがれて下地が━になる」 「胸も━なドレス」 隠された物事が公になるさま。 「秘密[矛盾]が━になる」 気持ちなどを隠そうとせず公然と示すさま。あからさま。 「感情[敵意]を━にする」

あらわ・す【現す・顕す】アラハス🔗🔉

あらわ・す【現す・顕す】アラハス 他五 はっきりと見える形をとって、その姿・形を表に出す。出現させる。 「主役が舞台に姿を━」 「月が雲間から姿を━」 「タケノコが地中から姿を━」 「上半身を脱いで諸肌もろはだを━」 多く「姿を現す」の形で使い、句全体で自動詞「現れる」と同じ意味になる。「東の空に太陽が姿を現す/東の空に太陽が現れる」 はっきりと観察できる形をとって、その内容や内面を表に出す。 「事件が全容を━」 「風邪が発熱の症状を━」 「なぞの人物が正体を━」 「秘めた決意を外に━」 前触れや効果・能力などをはっきりと表に出す。 「東の空に紫雲が瑞兆ずいちょうを━」 「神仏が霊験れいげんを━」 「若くして経営の手腕を━」 すぐれた行為などを人目にはっきりと分かるように示す。 「徳行を世に━」 「立身して世に名を━」 ◆顕あらわにする意。 「正体[本性]を露す」「馬脚を露す」など「露す」とも書くが、今は一般に「現」でまかなう。また、送りがなは「現わす」も許容。 現せる 関連語 大分類‖現れる‖あらわれる 中分類‖現れる‖あらわれる

あらわ・れる【現れる・顕れる】アラハレル🔗🔉

あらわ・れる【現れる・顕れる】アラハレル 自下一 はっきりと見える形をとって、姿・形が表に出る。姿を現す。出現する。 「新郎新婦が控えの間から会場に━」 「恋人が約束の時間に━」 「怪獣が都心部に━」 「新人作家が文壇に彗星すいせいのごとく━」 「神仏が仮の姿をとってこの世に━」 「月が山陰から━」 「アサガオの芽が地中から━」 「肌脱ぎになると背中の入れ墨が━」 「電源を入れると画面に映像が━」 現す はっきりと観察できる形をとって、内容や内面が表に出る。また、隠されたものなどが知られるようになる。 「いかさま師の正体[本性・化けの皮]が━」 「結核の症状が━」 「事件の全容が━」 「悪事が━」 はっきりと観察できる形をとって前触れが表に出る。また、あるものを通して、影響・効果・能力などが表に出る。見てとれる。 「春の兆しが━」 「神仏の徴しるしが━」 「先輩の影響が言動に━」 「薬物投与の効果が━」 すぐれた行為などが人目にはっきりと分かるようになる。 「真価が世に━」 「立身して名が世に━」 ◆顕あらわになる意。 「正体[本性]が露れる」「悪事が露れる」など「露れる」とも書くが、今は一般に「現」でまかなう。は、表面化するの意では「表」を使うことが多い(「影響が表れる・効果が表れる」)。また、送りがなは「現われる」も許容。 あらは・る(下二) 現れ 関連語 大分類‖現れる‖あらわれる 中分類‖現れる‖あらわれる

うつつ【現・顕】🔗🔉

うつつ【現・顕】 目覚めているときに確かに存在すると意識される現実。 「夢か━か幻か」 意識がしっかりしている状態。正気。 「━に返る」 夢か現実かはっきりしない状態。夢心地。夢見心地。 ◇「夢うつつ」の「うつつ」を夢と同義と誤って解したことから。

けん【顕】🔗🔉

けん【顕】 (造) 目立つ。はっきりしている。 「━著・━示・━花植物」 あきらかになる。あきらかにする。 「━彰・━微鏡」 「露━」 地位・身分が高い。 「━官」 「貴━」 「顕教けんぎょう」の略。→顕教 「━密」

けんか‐しょくぶつ【顕花植物】ケンクヮ━🔗🔉

けんか‐しょくぶつ【顕花植物】ケンクヮ━ 花を咲かせて実を結び、種子によって繁殖する高等植物。種子植物。裸子植物と被子植物に大別される。 ⇔隠花植物

けん‐かん【顕官】━クヮン🔗🔉

けん‐かん【顕官】━クヮン 〔文〕地位の高い官職。また、その職にある役人。

けん‐ぎょう【顕教】━ゲウ🔗🔉

けん‐ぎょう【顕教】━ゲウ 文字やことばでわかりやすく説いた教え。密教以外の仏教のこと。顕宗。けんきょう。 ⇔密教 ◇真言宗では釈の説いた教えをいう。

けん‐げん【顕現】🔗🔉

けん‐げん【顕現】 名・自他サ変はっきりとした姿・形をとって現れること。また、現れるようにすること。 「神の啓示が━する」 「幸福な社会を━する」 関連語 大分類‖現れる‖あらわれる 中分類‖現れる‖あらわれる

けん‐ざい【顕在】🔗🔉

けん‐ざい【顕在】 名・自サ変はっきりと形にあらわれて存在すること。 「━化」 「━的失業者」 ⇔潜在 関連語 大分類‖有る‖ある 中分類‖存在‖そんざい

けん‐じ【顕示】🔗🔉

けん‐じ【顕示】 名・他サ変人にわかるように、はっきり示すこと。 「財力を━する」 「自己━欲」

けん‐しょう【顕彰】━シャウ🔗🔉

けん‐しょう【顕彰】━シャウ 名・他サ変隠れていた善行・功績などを広く世間に知らせること。また、広く知らせて表彰すること。 「功労者を━する」 「━碑」

けん‐しょく【顕職】🔗🔉

けん‐しょく【顕職】 〔文〕地位の高い官職。

けん‐ぜん【顕然】🔗🔉

けん‐ぜん【顕然】 形動トタルはっきりと現れているさま。 「原因は━としている」 ⇔隠然

けん‐ちょ【顕著】🔗🔉

けん‐ちょ【顕著】 名・形動きわだって目につくこと。著しいこと。 「━な例」

けんび‐きょう【顕微鏡】━キャウ🔗🔉

けんび‐きょう【顕微鏡】━キャウ ごく微細な物を拡大して観察するための装置。光学顕微鏡・偏光顕微鏡・電子顕微鏡などがある。

けん‐よう【顕要】━エウ🔗🔉

けん‐よう【顕要】━エウ 名・形動地位が高くて重要なこと。また、その地位(にある人)。 ‐さ

けん‐よう【顕揚】━ヤウ🔗🔉

けん‐よう【顕揚】━ヤウ 名・他サ変〔文〕名声などを世に広く知れ渡るようにすること。

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