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【塵】 14画 土部  区点=3148 16進=3F50 シフトJIS=906F 《音読み》 ジン(ヂン)/チン〈chn〉 《訓読み》 ちり 《意味》 {名}ちり。下にたまる小さい土や、砂ぼこり。「塵埃ジンアイ」「黄昏胡騎塵満城=黄昏胡騎、塵城ニ満ツ」〔→杜甫{名}よごれ。「塵途ジント(隠遁者イントンシャからみて、官途にあくせくすること)」「和其光同其塵=ソノ光ヲ和ラゲ、ソノ塵ニ同ジクス」〔→老子{名}〔仏〕修行のさまたげとなる欲望の原因となるもの。「六塵ロクジン(人間の心を汚し乱す、色・声・香・味・触・法の六種の欲望)」 「後塵コウジン」とは、歩いた後ろにちりがたつことから、先人や偉人の余風をいう。「拝後塵=後塵ヲ拝ス」 {単位}道教で、一世代を一塵という。 〔国〕ちり。ごみ。くず。 《解字》 会意。「鹿(しか)+土」で、鹿の群れの走り去ったあとに土ぼこりがたつことを示す。下にたまる、ごく小さい土の粉のこと。 《単語家族》 沈淀チンデンの淀(澱)と同系。 《類義》 埃アイは、すみに詰まる土ぼこり。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

塵土 ジンド🔗🔉

【塵土】 ジンド けがれた世。俗世間。「一世走塵土=一世塵土ヲ走ル」〔→梅尭臣

塵心 ジンシン🔗🔉

【塵心】 ジンシン 俗世間の名声や利益を求める心。

塵外 ジンガイ🔗🔉

【塵外】 ジンガイ 世間の外。俗世間を離れた場所のこと。『塵表ジンピョウ』

塵界 ジンカイ🔗🔉

【塵世】 ジンセイ けがれた世の中。俗世。〔→呉偉業〕『塵界ジンカイ・塵境ジンキョウ・塵俗ジンゾク・塵寰ジンカン』

塵汚 ジンオ🔗🔉

【塵汚】 ジンオ ちりとよごれ。けがれ。『塵穢ジンアイ』

塵劫 ジンゴウ🔗🔉

【塵劫】 ジンゴウ 〔仏〕非常に長い時間。物と時間。世間。

塵労 ジンロウ🔗🔉

【塵労】 ジンロウ 〔仏〕人の心を乱す妄念モウネン・欲望。煩悩。世間の煩わしい苦労ごと。

塵芥 ジンカイ🔗🔉

【塵芥】 ジンカイ ごみ。

塵事 ジンジ🔗🔉

【塵事】 ジンジ この世の煩わしい事がら。〈類義語〉俗事。

塵念 ジンネン🔗🔉

【塵念】 ジンネン けがれた考え。世俗的な名誉・利益を求める気持ちのこと。〔→白居易

塵氛 ジンフン🔗🔉

【塵氛】 ジンフン けがれた気分。利欲にかかずらう気持ちのこと。

塵垢 ジンク🔗🔉

【塵垢】 ジンコウ ちりと、あか。世の中のけがれ。「遊乎塵垢之外=塵垢ノ外ニ遊ブ」〔→荘子ジンク〔仏〕心をけがす、人間的な欲望。煩悩。

塵埃 ジンアイ🔗🔉

【塵埃】 ジンアイ ちりと、ほこり。この世のけがれ。転じて、俗世間のこと。「塵埃慵伺候=塵埃、伺候スルニ慵シ」〔→韓愈

塵涓 ジンケン🔗🔉

【塵涓】 ジンケン ちりと、しずく。非常に小さいもののたとえ。自分の行為を謙そんしていうことば。

塵習 ジンシュウ🔗🔉

【塵習】 ジンシュウ この世の煩わしい習慣。

塵務 ジンム🔗🔉

【塵務】 ジンム 世間日常の務め。世間で生活するときにしなければならない煩わしい事がらのこと。〈類義語〉俗務。

塵累 ジンルイ🔗🔉

【塵累】 ジンルイ 〔仏〕悟りの妨げになる煩悩。俗世間の煩わしいかかわりあい。この世の煩わしい人間関係のこと。「寂然無塵累=寂然トシテ塵累無シ」〔→寒山〕『塵鞅ジンオウ』

塵意 ジンイ🔗🔉

【塵意】 ジンイ 俗世間の名声や利益を求める心。

塵滓 ジンシ🔗🔉

【塵滓】 ジンシ ちりと、かす。世の中のけがれ。俗気。

塵雑 ジンザツ🔗🔉

【塵雑】 ジンザツ ごみごみしたよけいなもの。「戸庭無塵雑=戸庭塵雑無シ」〔→陶潜

塵蒙 ジンモウ🔗🔉

【塵蒙】 ジンモウ ちりをこうむる。俗世間のうるさい事がらに煩わされることのたとえ。「人生在塵蒙=人生塵蒙ニ在リ」〔→寒山

塵網 ジンモウ🔗🔉

【塵網】 ジンモウ 俗世間のこと。▽俗世間の煩雑さを網にたとえたことば。「誤落塵網中=誤ツテ塵網ノ中ニ落ツ」〔→陶潜

塵縁 ジンエン🔗🔉

【塵縁】 ジンエン 〔仏〕悟りの妨げになる、もろもろの関係。世の中のかかわりあい。俗世間の煩わしい人間関係。

塵慮 ジンリョ🔗🔉

【塵慮】 ジンリョ 俗世間の名声や利益を求める心。

塵謗 ジンボウ🔗🔉

【塵謗】 ジンボウ ちりが飛んでくるように、自分自身に覚えがなくて受ける非難。俗世間から受けるそしり。

塵霧 ジンム🔗🔉

【塵霧】 ジンム 霧のようにたちこめるちり。ほこり。「不見長安見塵霧=長安ヲ見ズ塵霧ヲ見ル」〔→白居易

塵囂 ジンゴウ🔗🔉

【塵囂】 ジンゴウ ちりにけがれたさわがしい所。俗世間のこと。「焉測塵囂外=イヅクンゾ測ラン塵囂ノ外」〔→陶潜

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