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【枕】 8画 木部  区点=4377 16進=4B6D シフトJIS=968D 《音読み》 チン(チム)/シン(シム)〈zhn〉 《訓読み》 まくら/まくらとする(まくらとす)/のぞむ 《意味》 {名}まくら。寝るとき頭をのせて、頭を下に落ち着ける物。転じて、物の下にしく木や台。「陶枕トウチン(やきもののまくら)」 {動}まくらとする(マクラトス)。ある物をささえにして、その上に頭をのせる。▽去声に読む。「曲肱而枕之=肱ヲ曲ゲテコレヲ枕トス」〔→論語{動}のぞむ。物の上にのって下をみる。▽去声に読む。〈類義語〉→臨。「枕河=河ニ枕ム」 〔国〕まくら。前置きにする、ちょっとしたことば。 《解字》 会意兼形声。右側の字は、人の肩や首を重荷でおさえて、下に押しさげるさま。古い字は、牛を川の中に沈めるさま。枕はそれを音符とし、木を加えた字で、頭でおしさげる木製のまくら。 《単語家族》 沈(水の下にしずめる)耽タン(底にしずむ)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物

枕上 チンジョウ🔗🔉

【枕上】 チンジョウ まくらの上。寝どこにいるときのこと。まくらもと。『枕頭チントウ・枕辺チンペン』

枕戈 カヲマクラトス🔗🔉

【枕戈】 チンカ・カヲマクラトス 戈カをまくらにする。眠っているときでも戦争準備の心がけをしていることのたとえ。〔→晋書

枕函 チンカン🔗🔉

【枕函】 チンカン 箱型のまくら。「香燼落、枕函欹=香燼落チ、枕函欹ツ」〔欧陽烱〕

枕席 チンセキ🔗🔉

【枕席】 チンセキ まくらと敷物。転じて、寝具のこと。「風来入房戸、夜中枕席冷=風来タリテ房戸ニ入リ、夜中枕席冷ユ」〔→陶潜寝ること。

枕骸 チンガイ🔗🔉

【枕骸】 チンガイ かさなりあった死体。「枕骸遍野=枕骸野ニ遍シ」〔→李華

枕藉 チンシャ🔗🔉

【枕藉】 チンシャ かさなりあうようにして寝る。〔→蘇軾

枕簟 チンテン🔗🔉

【枕簟】 チンテン まくらと、むしろ。転じて、寝具のこと。▽「簟」は、よしずで編んだむしろ。「枕簟清涼八月天=枕簟清涼ナリ八月ノ天」〔→白居易

枕中記 チンチュウキ🔗🔉

【枕中記】 チンチュウキ〈書物〉一巻。中唐の沈既済シンキサイの著。800年ごろ成立。唐代伝奇小説の一つ。盧生ロセイという貧之書生が、旅先で道士から枕を借り、栄華をつくす夢をみるが、目覚めて、それがつかの間の夢であったことを知り、名利を求めるおのれの姿のはかなさを悟るという話。「黄梁一炊コウリョウイッスイの夢」または「邯鄲カンタンの夢」の故事として後世に伝えられた。

枕流漱石 ナガレニマクラシイシニクチススグ🔗🔉

【枕流漱石】 ナガレニマクラシイシニクチススグ →「漱石枕流ソウセキチンリュウ」

枕肱 ヒジヲマクラトス🔗🔉

【枕肱】 ヒジヲマクラトス〈故事〉ひじを枕にしてねる。枕を使わずにごろねすること。貧しいが、心がゆたかな生活のたとえ。▽「論語」述而篇の「曲肱而枕之、楽亦在其中矣=肱ヲ曲ゲテコレヲ枕トス、楽シミマタソノ中ニ在リ」から。

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