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広辞苑の検索結果 (87)
ちん【枕】🔗⭐🔉
ちん【枕】
まくら。
ちん‐しゃ【枕藉】🔗⭐🔉
ちん‐しゃ【枕藉】
互いを枕にしてよりかかり、相重なって臥すこと。
ちん‐じょう【枕上】‥ジヤウ🔗⭐🔉
ちん‐じょう【枕上】‥ジヤウ
①枕のほとり。まくらもと。
②枕をしている状態。
ちんじょう‐ようがん【枕状溶岩】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
ちんじょう‐ようがん【枕状溶岩】‥ジヤウ‥
⇒まくらじょうようがん
ちんせき‐そうりゅう【枕石漱流】‥リウ🔗⭐🔉
ちんせき‐そうりゅう【枕石漱流】‥リウ
「石に枕し流れに漱くちすすぐ」に同じ。→石いし(成句)
○枕席に侍るちんせきにはべる
女が男の意に従って共寝をする。夜伽よとぎをする。「枕席を薦すすむ」「枕席を払う」とも。
⇒ちん‐せき【枕席】
○枕席に侍るちんせきにはべる🔗⭐🔉
○枕席に侍るちんせきにはべる
女が男の意に従って共寝をする。夜伽よとぎをする。「枕席を薦すすむ」「枕席を払う」とも。
⇒ちん‐せき【枕席】
ちん‐せつ【沈設】
水中に設置すること。
ちん‐せつ【珍説】
①めずらしい話。珍談。
②風変りな意見。「―を吐く」
ちんせつゆみはりづき【椿説弓張月】
読本よみほん。前編・後編・続編・拾遺・残編計28巻29冊。曲亭馬琴作、葛飾北斎画。1807〜11年(文化4〜8)刊。九州併呑・伊豆七島管領より琉球渡りまでを描いた源為朝一代の武勇外伝。弓張月。
→文献資料[椿説弓張月]
ちん‐せん【沈潜】
①水の底深く物が沈むこと。
②深く没頭すること。「著述に―する」
③沈着で思慮深いこと。
ちん‐せん【珍饌】
めずらしい料理。めずらしい食物。
ちん‐せん【賃銭】
雇用または使用に対する報酬としての金銭。賃金。
ちん‐ぜん【珍膳】
めずらしい美味な料理。
ちん‐ぜん【闖然】
①だしぬけに頭をさし出すさま。
②突然に入りこむさま。
ちん‐そ【陳訴】
事情を述べて訴えること。
ちん‐そ【賃苧】
手間賃をとって苧おを績うむこと。また、その苧。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「私仕事に―績み」
ちん‐そ【賃租】
律令制で、耕地の賃貸借のこと。公定の賃貸料すなわち地子じしは収穫の2割。賃とは春先の地子前払い、租とは秋の収穫後の地子後払い。公田は一般に賃租田。
ちん‐そう【陳奏】
事情を述べて申し上げること。
ちん‐ぞう【珍蔵】‥ザウ
珍しいものとして秘蔵すること。
ちん‐ぞう【頂相】‥ザウ
(チンは唐音。チンソウとも)禅宗の高僧の肖像。画像は写実的で像主自身の讃のあるものが多い。嗣法の際に証拠として与えた。
チンタ
(vinho tinto ポルトガルの略。赤色の葡萄酒の意)ポルトガルから舶来した赤葡萄酒。珍陀酒。
ちん‐たい【沈滞】
①しずみとどこおること。いつまでも底の方にとどまっていること。
②活気のないこと。意気があがらないこと。「景気が―する」「―した生活」
③久しく下位にあって昇進しないこと。
ちん‐たい【賃貸】
賃貸借ちんたいしゃく契約に基づいて目的物の使用・収益をさせること。
⇒ちんたい‐けいやく【賃貸契約】
⇒ちんたい‐けん【賃貸権】
⇒ちんたい‐にん【賃貸人】
ちん‐だい【ちん鯛】‥ダヒ
(チヌ(茅渟)鯛の転)クロダイの異称。
ちん‐だい【鎮台】
①一地方の鎮守たる軍隊。また、その長。
②明治前期の陸軍の軍団。1871年(明治4)鎮西(小倉)・東北(石巻)・東京・大阪に設置、73年徴兵令施行後は東京・仙台・名古屋・大阪・広島・熊本の6鎮台とした。88年師団と改称。ベルツ、ベルツの日記「本土の南部と九州にあるほとんど全部の―にコレラが発生した」
③鎮台兵の略。鎮台に所属する兵士。
ちんたい‐けいやく【賃貸契約】
(→)賃貸借ちんたいしゃくに同じ。
⇒ちん‐たい【賃貸】
ちんたい‐けん【賃貸権】
賃貸借契約に基づいて賃貸人が有する債権、すなわち賃料請求権、目的物の返還請求権など。
⇒ちん‐たい【賃貸】
ちん‐たいしゃく【賃貸借】
民法上、当事者の一方(賃貸人)が相手方(賃借人)にある物の使用および収益をさせることを約し、相手方がこれに一定額の賃料を支払う旨を約することによって成立する契約。賃貸契約。
ちんたい‐にん【賃貸人】
賃貸借の当事者たる貸主。
⇒ちん‐たい【賃貸】
チンタオ【青島】
(Qingdao)中国山東省の南東部、膠州湾の南東端にある港湾都市。1898年ドイツの租借地となる。第一次大戦初期に日本が占領したが、1922年中国に還付。省最大の工業都市。人口272万1千(2000)。
青島入城式
提供:毎日新聞社
ちんたく‐の‐ほう【鎮宅法】‥ホフ
新築の家屋へ移転する時に行う呪法。→安鎮法
ちん‐たら
やる気なく、のろのろと事を行うさま。「―歩くな」
チンダル‐げんしょう【チンダル現象】‥シヤウ
透明物質中に多数の微粒子が分散している場合、光が散乱されるため、その通路を観察できる現象。これを研究したイギリスの物理学者チンダル(John Tyndall1820〜1893)の名に因む。
ちん‐たん【陳摶】
陳希夷の本名。
ちん‐だん【珍談】
めずらしい話。転じて、滑稽な話。「―奇聞」
ちんだん‐ぐ【鎮壇具】
地鎮法などの法会で堂塔伽藍の地下に埋納した七宝・武具・器の類。奈良〜平安時代のものが多く出土。
ちんちくりん
①背の低い人をあざけっていう語。
②着物などの丈の足りないこと。つんつるてん。
ちん‐ちゃく【沈着】
①おちついていること。物事に動じないこと。「―な判断」
②物事に心をこめ、うちこむこと。日葡辞書「アク(悪)ニチンヂャクスル」
③底にたまって付着すること。「色素―」
④大気中を漂う物質が大気から除かれる現象。地表面の事物に直接接触し付着する乾性沈着と、雨や霧に取り込まれて落下する湿性沈着がある。
ちんちゅうき【枕中記】
唐代の小説。沈既済の作。→邯鄲かんたんの夢
ちん‐ちょう【沈重】
おちついておもおもしいこと。
ちん‐ちょう【珍重】
①珍しいとして大切にすること。「―に値する品」
②めでたいこと。祝うべきこと。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「それは先づ―」
③手紙文などで、人に自重自愛をすすめる語。
④俳諧で、点者の評点の一つ。
⑤禅僧が用いる辞去の挨拶。ごきげんよう。
ちんちょう‐げ【沈丁花】
⇒じんちょうげ
ちんちら
①平たい小石などを投げて水上を走らせる遊戯。
②松毬まつかさの異称。ちんちろりん。ちちり。
チンチラ【chinchilla】
①ネズミ目チンチラ科の哺乳類の総称。リスに似て尾が長く、耳が大きい。南米のアンデス高地にすむ。体長30センチメートルほど。毛色は灰色で、尾の毛はふさふさとしている。毛皮用に乱獲され、絶滅に瀕している。ケイトネズミ。
チンチラ
撮影:小宮輝之
②飼い兎の一品種。フランス原産。毛は基部は石盤藍色、先端は次第に白色となるが、毛端は黒色で、その間に黒色の長毛が粗生し、吹けば輪紋を表す。毛皮用。チンチラウサギ。
チンチラウサギ
提供:東京動物園協会
③ネコの一品種。毛が1に似る。
ちんちろりん
①松虫の異称。
②松毬まつかさの異称。
ちん‐ちん
①やきもち。嫉妬。
②極めてねんごろなこと。特に、男女の仲の極めて睦まじいこと。
③(幼児語)陰茎。ちんこ。
④犬が後足で立って前足をあげる芸。
⑤(→)「ちんちんもがもが」に同じ。
⑥鈴・鉦かねの鳴る音。
⑦鉄瓶の湯の沸騰する音。
⇒ちんちん‐かもかも
⇒ちんちん‐でんしゃ【ちんちん電車】
⇒ちんちん‐もがもが
ちん‐ちん【沈沈】
①静かなさま。特に、夜がふけわたってひっそりしたさま。「―と夜が更ける」
②奥深いさま。
③水が深いさま。
ちんちん‐かもかも
男女の仲の極めて睦まじいこと。「ちんちんかも」とも。
⇒ちん‐ちん
ちんちん‐でんしゃ【ちんちん電車】
(ちんちんと音を鳴らして走ったことから)市街地を走る路面電車の俗称。
⇒ちん‐ちん
ちんちん‐もがもが
子供の遊戯。片足を後方にあげて他の片方で飛び歩くもの。けんけん。
⇒ちん‐ちん
ちん‐つう【沈痛】
心に深く憂えること。悲しみに沈んで胸を痛めるさま。「―な面持おももち」
ちん‐つう【鎮痛】
いたみをしずめること。
⇒ちんつう‐ざい【鎮痛剤】
ちんつう‐ざい【鎮痛剤】
中枢神経系に作用し、痛みを除去・緩和する薬物。モルヒネ・アンチピリンなどの類。
⇒ちん‐つう【鎮痛】
ちん‐づき【賃搗き】
賃銭を取って米・餅などをつくこと。
ちん‐てい【椿庭】
(→)椿堂ちんどうに同じ。
ちん‐てい【鎮定】
乱をしずめさだめること。また、乱がしずまりさだまること。平定。「反乱軍を―する」
ちん‐でき【沈溺】
①しずみおぼれること。
②ふけりおぼれること。耽溺たんでき。
③湿気による病気。
ちん‐でん【沈殿・沈澱】
液体中にある微小固体が下方に沈んでたまること。また、たまった微小固体。特に化学では、反応生成物や溶質が細粒状・綿状などとなって溶液中に現れる現象。「不純物が―する」
⇒ちんでん‐こうぶつ【沈殿鉱物】
⇒ちんでん‐ざい【沈殿剤】
⇒ちんでん‐ち【沈殿池】
ちん‐てんか【陳天華】‥クワ
清末中国の革命家。湖南省新化生れ。1903年留学生として来日し、「猛回頭」「警世鐘」を著して反清革命を宣伝、中国同盟会結成に参加。日本政府の「清国留学生取締規則」に抗議して大森海岸に入水。(1875〜1905)
ちんでん‐こうぶつ【沈殿鉱物】‥クワウ‥
天然水中に溶解していた物質が沈殿して生じた鉱物。方解石・軟マンガン鉱・褐鉄鉱の類。
⇒ちん‐でん【沈殿・沈澱】
ちんでん‐ざい【沈殿剤】
液中の不純物を沈殿させて清澄な水を得るための薬剤。明礬みょうばん・石灰乳の類。
⇒ちん‐でん【沈殿・沈澱】
ちんでん‐ち【沈殿池】
浄水場などで水中の浮遊物を沈殿させて清浄にするために設けた池。
⇒ちん‐でん【沈殿・沈澱】
ちん‐と
〔副〕
①孤立し、孤独なさま。ぽつんと。日葡辞書「チントシテイル」
②手早いさま。さっさと。日葡辞書「キ(着)ルモノヲチントキル」
③落ち着いているさま。整っているさま。きちんと。ちゃんと。また、すましているさまにもいう。「―すわる」
ちん‐とう【枕頭】
まくらもと。まくらべ。枕上。「―の書」
ちん‐とう【珍答】‥タフ
変わった答え。見当はずれの答え。
ちん‐とう【陳套】‥タウ
ふるくさいこと。ふるめかしいこと。陳腐。
ちん‐とう【陳答】‥タフ
事情を述べて答えること。
ちん‐どう【椿堂】‥ダウ
[荘子逍遥遊](椿は長寿の木であるから祝っていう)父の異称。椿庭。
ちんとう‐しょうぐん【鎮東将軍】‥シヤウ‥
①古代、東夷鎮圧のために派遣された将軍。
②鎮守府将軍の唐名。
ちんとう‐びょう【沈頭鋲】‥ビヤウ
金属性飛行機体に用いる鋲で、空気抵抗を少なくするため、頭を埋め込んで使用できるようになっているもの。
ちん‐どく【鴆毒・酖毒】
鴆の羽にあるという猛毒。太平記19「命を―の為に縮めて」
ちん‐どくしゅう【陳独秀】‥シウ
(Chen Duxiu)中国の思想家・政治家。字は仲甫。安徽懐寧の人。日本に留学。1915年雑誌「新青年」を創刊して伝統的儒教倫理を否定。北京大学文科学長となり、新文化運動を指導。21年中国共産党初代総書記、29年トロツキストとして除名。著「独秀文存」。(1879〜1942)
ちん‐とくせん【沈徳潜】
⇒しんとくせん
ちんとも‐かんとも
(「ちん」「かん」は鉦の音。後に打消の語を伴って用いる)一語も発しないさま。うんともすんとも。好色一代女5「おろかなる田舎人をおどし、―いはせず」
ちん‐とり【賃取り】
①使用料をとること。
②賃仕事をする人。
ちんどん‐や【ちんどん屋】
人目につきやすい服装をし、太鼓・三味線・鉦かね・らっぱ・クラリネットなどを鳴らしながら、大道で広告・宣伝をする人。関西では「東西屋」「広目屋ひろめや」という。
ちん‐なけい【陳和卿】‥ワ‥
(チンワケイとも)宋の工人。平安末期に来日。1180年(治承4)の東大寺焼失後、重源ちょうげんに招かれて破損した大仏の首の鋳造を行い、後に鎌倉に赴き源実朝に渡宋を勧めて大船を建造したが進水に失敗。東大寺南大門の石造獅子一対はその遺作。生没年未詳。
ちん‐なんぴん【沈南蘋】
⇒しんなんぴん
ちんなんぽ【鎮南浦】
南浦ナムポの旧称。
ちん‐にゅう【闖入】‥ニフ
ことわりなく突然はいりこむこと。
チンネ【Zinne ドイツ】
尖塔のように立つ岩峰。
ちんば【跛】
①足の具合がわるくて歩行の釣合がとれないこと。また、その人。
②対ついであるべきものの形や大きさが揃わないこと。かたちんば。
⇒ちんば‐いとこ【跛従兄弟】
ちんば‐いとこ【跛従兄弟】
(→)「いとこちがい」に同じ。
⇒ちんば【跛】
ちん‐ばた【賃機】
賃銭をとって機を織ること。
チンパン【青幇】
(Qingbang)中国の秘密結社。清代、漕運そううん関係の労働者を中心に生まれ、流民や無頼を吸収した。清末、漕運の廃止で失業したため暴力団体化した。中華民国になって国民党勢力と結び政治的・経済的に大きな影響力をもった。せいほう。→紅幇ホンパン
チンパンジー【chimpanzee】
ショウジョウ科の哺乳類。アフリカのナイジェリア・コンゴ・タンザニアなどにいる普通のチンパンジーとコンゴ川の南にのみ生息するピグミー‐チンパンジー(ボノボ)の2種に分ける。頭胴長80センチメートルほどだが立ったときの身長は1メートルを超える。ピグミー‐チンパンジーはやや小さい。毛は黒褐色で、顔には毛がない。森林にすみ、小群で移動しながら生活。雑食性で、性質は温和。小枝などを簡単な道具として使うこともできる。黒猩々くろしょうじょう。
チンパンジー
提供:東京動物園協会
ちん‐ぴ【珍秘】
珍物として秘蔵すること。珍蔵。
ちん‐ぴ【陳皮】
蜜柑の皮を乾かした生薬。漢方で去痰きょたん・鎮咳ちんがい・発汗・健胃剤として用いる。また薬味料とする。香辛料としては柚子ゆず皮をも使用。橘皮きっぴ。柑皮。橘紅。〈日葡辞書〉
ちん‐びき【賃引き】
賃銭をとって糸を紡ぐこと。賃紡。
ちんぴら
小物のくせに大物らしく気取って振る舞うものをあざけっていう語。転じて、不良少年少女。「―にからまれる」
ちん‐ぴん【珍品】
めずらしい品物。「―を入手する」
ちん‐ぶ【鎮撫】
反乱をしずめ民を安んじること。しずめなだめること。「人民を―する」
⇒ちんぶ‐し【鎮撫使】
⇒ちんぶ‐そうとく【鎮撫総督】
ちん‐ぷ【陳腐】
①古くなってくさること。
②ふるくさいこと。ありふれていて平凡なこと。「―な趣向」
ちん‐ぷ【賃夫】
賃銭を出してやとう人夫。
ちん‐ぷく【鎮伏】
平定すること。また、病魔などをしずめ退治すること。
ちんぶ‐し【鎮撫使】
奈良時代、諸道の国司の上に置き、治安の維持、国司・郡司の監督などを職務とした臨時の官。明治維新の際にも置かれた。
⇒ちん‐ぶ【鎮撫】
ちんぶ‐そうとく【鎮撫総督】
慶応4年(1868)戊辰戦争に際して維新政府が各地方を鎮撫するために任命した臨時征討官の長官。のちに先鋒総督兼鎮撫使と改められる。
⇒ちん‐ぶ【鎮撫】
ちん‐ぶつ【珍物】
①めずらしいもの。珍品。
②特に、めずらしい食物・おかず。
⇒ちんぶつ‐ぢゃや【珍物茶屋】
ちんぶつ‐ぢゃや【珍物茶屋】
江戸時代、珍しい鳥獣を集めておいて見せた茶屋。
⇒ちん‐ぶつ【珍物】
ちん‐ぶらり
物の無いさま。何もかも失ったさま。露鹿懸合咄「何もかも打て打て博奕に打あげ、びたひらなかもない―の与作」
ちん‐ぶん【珍聞】
めずらしいうわさ。めずらしい話。
ちん‐ぷん‐かん【珍紛漢・珍糞漢】
(陳紛漢・陳奮翰とも書く。もと儒者の用いた漢語をひやかした語に始まるとも、また、長崎の人が紅毛人の語のわからないことから言い始めたともいう)わけのわからないことば。また、それを言う人。ちんぷんかんぷん。浮世風呂4「言語を通めかさず妄に―を吐かず」
ちんぷん‐かんぷん【珍紛漢紛・珍糞漢糞】
(→)「ちんぷんかん」に同じ。「言うことがまるで―だ」
ちん‐ぺい【陳平】
前漢の政治家。陽武(河南)の人。黄老の術を学び漢の高祖に仕え、曲逆侯に封ぜられた。恵帝の時左丞相となり、周勃と共に呂氏一族を誅して漢室復興に功があった。献侯と諡おくりな。( 〜前178)
ちん‐ぺい【鎮兵】
奈良時代から平安初期にかけて、諸国から徴発し、陸奥・出羽両国の守備に遣わされた兵士。
ちんべえ【君南風】
沖縄の久米島ののろ(祝女)の中で最高位の神女。室町後期、尚真王の時、八重山遠征に従軍して大功を立てた。きみはえ。
ちん‐べん【陳弁】
事情を述べて弁解すること。
ちん‐ぺん【枕辺】
まくらのほとり。まくらべ。まくらもと。
ちんぽ
(幼児語)陰茎。ちんこ。ちんぼこ。
ちん‐ぽ【賃舗】
かしだな。かしみせ。
ちん‐ぽう【珍宝】
(古くはチンボウ)めずらしいたから。
ちん‐ぼか【陳慕華】‥クワ
(Chen Muhua)中国の女性政治家。浙江青田出身。副首相・国家計画出産委員会主任・人民銀行総裁などを歴任。1995年婦女連合会主席として北京での世界女性会議を主宰。(1921〜)
ちん‐ぼつ【沈没】
①水中に沈むこと。特に、船舶が水面下に没すること。
②酔ったり眠ったりして正体を失うこと。「友人宅で―する」
③遊びほうけて遊郭などに泊まりこむこと。
チンボラソ【Chimborazo】
南米エクアドル中部、アンデス山脈中の火山。標高6310メートル。赤道上に位置するが、山頂部は氷河に覆われる。1880年初登頂。
ちん‐ぽん【珍本】
なかなか手に入らない、めずらしい本。また、内容上も類のない本。珍書。
ちんまい‐こうほう【沈埋工法】‥ハフ
海底トンネルの一工法。水底に掘っておいた溝に、あらかじめ作った函体を運び、沈めて作る。
ちんまり
小さくまとまっているさま。好色五人女2「―とした座敷を借りて」
ちん‐み【珍味】
めずらしい、味のよい食物。「山海の―」
ちん‐みょう【珍妙】‥メウ
①めずらしくてすぐれていること。
②かわっていておかしいこと。奇妙。「―な格好」
ちん‐むるい【珍無類】
非常にめずらしく他に例のないこと。非常にかわっていておかしいこと。「―な人物」
ちん‐めん【沈湎】
酒色におぼれふけること。
ちん‐もく【沈黙】
①だまって、口をきかないこと。「―を守る」「―を破る」
②活動せずに静かにしていること。「5年間の―の後、作品を発表する」
⇒ちんもく‐こうえき【沈黙交易】
⇒沈黙は金、雄弁は銀
ちんもく‐こうえき【沈黙交易】‥カウ‥
異民族の間で行われた交易形態の一つ。双方が無言で、また顔を合わせることもなく、互いに置かれた品物を交換する方法。
⇒ちん‐もく【沈黙】
ちんたく‐の‐ほう【鎮宅法】‥ホフ
新築の家屋へ移転する時に行う呪法。→安鎮法
ちん‐たら
やる気なく、のろのろと事を行うさま。「―歩くな」
チンダル‐げんしょう【チンダル現象】‥シヤウ
透明物質中に多数の微粒子が分散している場合、光が散乱されるため、その通路を観察できる現象。これを研究したイギリスの物理学者チンダル(John Tyndall1820〜1893)の名に因む。
ちん‐たん【陳摶】
陳希夷の本名。
ちん‐だん【珍談】
めずらしい話。転じて、滑稽な話。「―奇聞」
ちんだん‐ぐ【鎮壇具】
地鎮法などの法会で堂塔伽藍の地下に埋納した七宝・武具・器の類。奈良〜平安時代のものが多く出土。
ちんちくりん
①背の低い人をあざけっていう語。
②着物などの丈の足りないこと。つんつるてん。
ちん‐ちゃく【沈着】
①おちついていること。物事に動じないこと。「―な判断」
②物事に心をこめ、うちこむこと。日葡辞書「アク(悪)ニチンヂャクスル」
③底にたまって付着すること。「色素―」
④大気中を漂う物質が大気から除かれる現象。地表面の事物に直接接触し付着する乾性沈着と、雨や霧に取り込まれて落下する湿性沈着がある。
ちんちゅうき【枕中記】
唐代の小説。沈既済の作。→邯鄲かんたんの夢
ちん‐ちょう【沈重】
おちついておもおもしいこと。
ちん‐ちょう【珍重】
①珍しいとして大切にすること。「―に値する品」
②めでたいこと。祝うべきこと。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「それは先づ―」
③手紙文などで、人に自重自愛をすすめる語。
④俳諧で、点者の評点の一つ。
⑤禅僧が用いる辞去の挨拶。ごきげんよう。
ちんちょう‐げ【沈丁花】
⇒じんちょうげ
ちんちら
①平たい小石などを投げて水上を走らせる遊戯。
②松毬まつかさの異称。ちんちろりん。ちちり。
チンチラ【chinchilla】
①ネズミ目チンチラ科の哺乳類の総称。リスに似て尾が長く、耳が大きい。南米のアンデス高地にすむ。体長30センチメートルほど。毛色は灰色で、尾の毛はふさふさとしている。毛皮用に乱獲され、絶滅に瀕している。ケイトネズミ。
チンチラ
撮影:小宮輝之
②飼い兎の一品種。フランス原産。毛は基部は石盤藍色、先端は次第に白色となるが、毛端は黒色で、その間に黒色の長毛が粗生し、吹けば輪紋を表す。毛皮用。チンチラウサギ。
チンチラウサギ
提供:東京動物園協会
③ネコの一品種。毛が1に似る。
ちんちろりん
①松虫の異称。
②松毬まつかさの異称。
ちん‐ちん
①やきもち。嫉妬。
②極めてねんごろなこと。特に、男女の仲の極めて睦まじいこと。
③(幼児語)陰茎。ちんこ。
④犬が後足で立って前足をあげる芸。
⑤(→)「ちんちんもがもが」に同じ。
⑥鈴・鉦かねの鳴る音。
⑦鉄瓶の湯の沸騰する音。
⇒ちんちん‐かもかも
⇒ちんちん‐でんしゃ【ちんちん電車】
⇒ちんちん‐もがもが
ちん‐ちん【沈沈】
①静かなさま。特に、夜がふけわたってひっそりしたさま。「―と夜が更ける」
②奥深いさま。
③水が深いさま。
ちんちん‐かもかも
男女の仲の極めて睦まじいこと。「ちんちんかも」とも。
⇒ちん‐ちん
ちんちん‐でんしゃ【ちんちん電車】
(ちんちんと音を鳴らして走ったことから)市街地を走る路面電車の俗称。
⇒ちん‐ちん
ちんちん‐もがもが
子供の遊戯。片足を後方にあげて他の片方で飛び歩くもの。けんけん。
⇒ちん‐ちん
ちん‐つう【沈痛】
心に深く憂えること。悲しみに沈んで胸を痛めるさま。「―な面持おももち」
ちん‐つう【鎮痛】
いたみをしずめること。
⇒ちんつう‐ざい【鎮痛剤】
ちんつう‐ざい【鎮痛剤】
中枢神経系に作用し、痛みを除去・緩和する薬物。モルヒネ・アンチピリンなどの類。
⇒ちん‐つう【鎮痛】
ちん‐づき【賃搗き】
賃銭を取って米・餅などをつくこと。
ちん‐てい【椿庭】
(→)椿堂ちんどうに同じ。
ちん‐てい【鎮定】
乱をしずめさだめること。また、乱がしずまりさだまること。平定。「反乱軍を―する」
ちん‐でき【沈溺】
①しずみおぼれること。
②ふけりおぼれること。耽溺たんでき。
③湿気による病気。
ちん‐でん【沈殿・沈澱】
液体中にある微小固体が下方に沈んでたまること。また、たまった微小固体。特に化学では、反応生成物や溶質が細粒状・綿状などとなって溶液中に現れる現象。「不純物が―する」
⇒ちんでん‐こうぶつ【沈殿鉱物】
⇒ちんでん‐ざい【沈殿剤】
⇒ちんでん‐ち【沈殿池】
ちん‐てんか【陳天華】‥クワ
清末中国の革命家。湖南省新化生れ。1903年留学生として来日し、「猛回頭」「警世鐘」を著して反清革命を宣伝、中国同盟会結成に参加。日本政府の「清国留学生取締規則」に抗議して大森海岸に入水。(1875〜1905)
ちんでん‐こうぶつ【沈殿鉱物】‥クワウ‥
天然水中に溶解していた物質が沈殿して生じた鉱物。方解石・軟マンガン鉱・褐鉄鉱の類。
⇒ちん‐でん【沈殿・沈澱】
ちんでん‐ざい【沈殿剤】
液中の不純物を沈殿させて清澄な水を得るための薬剤。明礬みょうばん・石灰乳の類。
⇒ちん‐でん【沈殿・沈澱】
ちんでん‐ち【沈殿池】
浄水場などで水中の浮遊物を沈殿させて清浄にするために設けた池。
⇒ちん‐でん【沈殿・沈澱】
ちん‐と
〔副〕
①孤立し、孤独なさま。ぽつんと。日葡辞書「チントシテイル」
②手早いさま。さっさと。日葡辞書「キ(着)ルモノヲチントキル」
③落ち着いているさま。整っているさま。きちんと。ちゃんと。また、すましているさまにもいう。「―すわる」
ちん‐とう【枕頭】
まくらもと。まくらべ。枕上。「―の書」
ちん‐とう【珍答】‥タフ
変わった答え。見当はずれの答え。
ちん‐とう【陳套】‥タウ
ふるくさいこと。ふるめかしいこと。陳腐。
ちん‐とう【陳答】‥タフ
事情を述べて答えること。
ちん‐どう【椿堂】‥ダウ
[荘子逍遥遊](椿は長寿の木であるから祝っていう)父の異称。椿庭。
ちんとう‐しょうぐん【鎮東将軍】‥シヤウ‥
①古代、東夷鎮圧のために派遣された将軍。
②鎮守府将軍の唐名。
ちんとう‐びょう【沈頭鋲】‥ビヤウ
金属性飛行機体に用いる鋲で、空気抵抗を少なくするため、頭を埋め込んで使用できるようになっているもの。
ちん‐どく【鴆毒・酖毒】
鴆の羽にあるという猛毒。太平記19「命を―の為に縮めて」
ちん‐どくしゅう【陳独秀】‥シウ
(Chen Duxiu)中国の思想家・政治家。字は仲甫。安徽懐寧の人。日本に留学。1915年雑誌「新青年」を創刊して伝統的儒教倫理を否定。北京大学文科学長となり、新文化運動を指導。21年中国共産党初代総書記、29年トロツキストとして除名。著「独秀文存」。(1879〜1942)
ちん‐とくせん【沈徳潜】
⇒しんとくせん
ちんとも‐かんとも
(「ちん」「かん」は鉦の音。後に打消の語を伴って用いる)一語も発しないさま。うんともすんとも。好色一代女5「おろかなる田舎人をおどし、―いはせず」
ちん‐とり【賃取り】
①使用料をとること。
②賃仕事をする人。
ちんどん‐や【ちんどん屋】
人目につきやすい服装をし、太鼓・三味線・鉦かね・らっぱ・クラリネットなどを鳴らしながら、大道で広告・宣伝をする人。関西では「東西屋」「広目屋ひろめや」という。
ちん‐なけい【陳和卿】‥ワ‥
(チンワケイとも)宋の工人。平安末期に来日。1180年(治承4)の東大寺焼失後、重源ちょうげんに招かれて破損した大仏の首の鋳造を行い、後に鎌倉に赴き源実朝に渡宋を勧めて大船を建造したが進水に失敗。東大寺南大門の石造獅子一対はその遺作。生没年未詳。
ちん‐なんぴん【沈南蘋】
⇒しんなんぴん
ちんなんぽ【鎮南浦】
南浦ナムポの旧称。
ちん‐にゅう【闖入】‥ニフ
ことわりなく突然はいりこむこと。
チンネ【Zinne ドイツ】
尖塔のように立つ岩峰。
ちんば【跛】
①足の具合がわるくて歩行の釣合がとれないこと。また、その人。
②対ついであるべきものの形や大きさが揃わないこと。かたちんば。
⇒ちんば‐いとこ【跛従兄弟】
ちんば‐いとこ【跛従兄弟】
(→)「いとこちがい」に同じ。
⇒ちんば【跛】
ちん‐ばた【賃機】
賃銭をとって機を織ること。
チンパン【青幇】
(Qingbang)中国の秘密結社。清代、漕運そううん関係の労働者を中心に生まれ、流民や無頼を吸収した。清末、漕運の廃止で失業したため暴力団体化した。中華民国になって国民党勢力と結び政治的・経済的に大きな影響力をもった。せいほう。→紅幇ホンパン
チンパンジー【chimpanzee】
ショウジョウ科の哺乳類。アフリカのナイジェリア・コンゴ・タンザニアなどにいる普通のチンパンジーとコンゴ川の南にのみ生息するピグミー‐チンパンジー(ボノボ)の2種に分ける。頭胴長80センチメートルほどだが立ったときの身長は1メートルを超える。ピグミー‐チンパンジーはやや小さい。毛は黒褐色で、顔には毛がない。森林にすみ、小群で移動しながら生活。雑食性で、性質は温和。小枝などを簡単な道具として使うこともできる。黒猩々くろしょうじょう。
チンパンジー
提供:東京動物園協会
ちん‐ぴ【珍秘】
珍物として秘蔵すること。珍蔵。
ちん‐ぴ【陳皮】
蜜柑の皮を乾かした生薬。漢方で去痰きょたん・鎮咳ちんがい・発汗・健胃剤として用いる。また薬味料とする。香辛料としては柚子ゆず皮をも使用。橘皮きっぴ。柑皮。橘紅。〈日葡辞書〉
ちん‐びき【賃引き】
賃銭をとって糸を紡ぐこと。賃紡。
ちんぴら
小物のくせに大物らしく気取って振る舞うものをあざけっていう語。転じて、不良少年少女。「―にからまれる」
ちん‐ぴん【珍品】
めずらしい品物。「―を入手する」
ちん‐ぶ【鎮撫】
反乱をしずめ民を安んじること。しずめなだめること。「人民を―する」
⇒ちんぶ‐し【鎮撫使】
⇒ちんぶ‐そうとく【鎮撫総督】
ちん‐ぷ【陳腐】
①古くなってくさること。
②ふるくさいこと。ありふれていて平凡なこと。「―な趣向」
ちん‐ぷ【賃夫】
賃銭を出してやとう人夫。
ちん‐ぷく【鎮伏】
平定すること。また、病魔などをしずめ退治すること。
ちんぶ‐し【鎮撫使】
奈良時代、諸道の国司の上に置き、治安の維持、国司・郡司の監督などを職務とした臨時の官。明治維新の際にも置かれた。
⇒ちん‐ぶ【鎮撫】
ちんぶ‐そうとく【鎮撫総督】
慶応4年(1868)戊辰戦争に際して維新政府が各地方を鎮撫するために任命した臨時征討官の長官。のちに先鋒総督兼鎮撫使と改められる。
⇒ちん‐ぶ【鎮撫】
ちん‐ぶつ【珍物】
①めずらしいもの。珍品。
②特に、めずらしい食物・おかず。
⇒ちんぶつ‐ぢゃや【珍物茶屋】
ちんぶつ‐ぢゃや【珍物茶屋】
江戸時代、珍しい鳥獣を集めておいて見せた茶屋。
⇒ちん‐ぶつ【珍物】
ちん‐ぶらり
物の無いさま。何もかも失ったさま。露鹿懸合咄「何もかも打て打て博奕に打あげ、びたひらなかもない―の与作」
ちん‐ぶん【珍聞】
めずらしいうわさ。めずらしい話。
ちん‐ぷん‐かん【珍紛漢・珍糞漢】
(陳紛漢・陳奮翰とも書く。もと儒者の用いた漢語をひやかした語に始まるとも、また、長崎の人が紅毛人の語のわからないことから言い始めたともいう)わけのわからないことば。また、それを言う人。ちんぷんかんぷん。浮世風呂4「言語を通めかさず妄に―を吐かず」
ちんぷん‐かんぷん【珍紛漢紛・珍糞漢糞】
(→)「ちんぷんかん」に同じ。「言うことがまるで―だ」
ちん‐ぺい【陳平】
前漢の政治家。陽武(河南)の人。黄老の術を学び漢の高祖に仕え、曲逆侯に封ぜられた。恵帝の時左丞相となり、周勃と共に呂氏一族を誅して漢室復興に功があった。献侯と諡おくりな。( 〜前178)
ちん‐ぺい【鎮兵】
奈良時代から平安初期にかけて、諸国から徴発し、陸奥・出羽両国の守備に遣わされた兵士。
ちんべえ【君南風】
沖縄の久米島ののろ(祝女)の中で最高位の神女。室町後期、尚真王の時、八重山遠征に従軍して大功を立てた。きみはえ。
ちん‐べん【陳弁】
事情を述べて弁解すること。
ちん‐ぺん【枕辺】
まくらのほとり。まくらべ。まくらもと。
ちんぽ
(幼児語)陰茎。ちんこ。ちんぼこ。
ちん‐ぽ【賃舗】
かしだな。かしみせ。
ちん‐ぽう【珍宝】
(古くはチンボウ)めずらしいたから。
ちん‐ぼか【陳慕華】‥クワ
(Chen Muhua)中国の女性政治家。浙江青田出身。副首相・国家計画出産委員会主任・人民銀行総裁などを歴任。1995年婦女連合会主席として北京での世界女性会議を主宰。(1921〜)
ちん‐ぼつ【沈没】
①水中に沈むこと。特に、船舶が水面下に没すること。
②酔ったり眠ったりして正体を失うこと。「友人宅で―する」
③遊びほうけて遊郭などに泊まりこむこと。
チンボラソ【Chimborazo】
南米エクアドル中部、アンデス山脈中の火山。標高6310メートル。赤道上に位置するが、山頂部は氷河に覆われる。1880年初登頂。
ちん‐ぽん【珍本】
なかなか手に入らない、めずらしい本。また、内容上も類のない本。珍書。
ちんまい‐こうほう【沈埋工法】‥ハフ
海底トンネルの一工法。水底に掘っておいた溝に、あらかじめ作った函体を運び、沈めて作る。
ちんまり
小さくまとまっているさま。好色五人女2「―とした座敷を借りて」
ちん‐み【珍味】
めずらしい、味のよい食物。「山海の―」
ちん‐みょう【珍妙】‥メウ
①めずらしくてすぐれていること。
②かわっていておかしいこと。奇妙。「―な格好」
ちん‐むるい【珍無類】
非常にめずらしく他に例のないこと。非常にかわっていておかしいこと。「―な人物」
ちん‐めん【沈湎】
酒色におぼれふけること。
ちん‐もく【沈黙】
①だまって、口をきかないこと。「―を守る」「―を破る」
②活動せずに静かにしていること。「5年間の―の後、作品を発表する」
⇒ちんもく‐こうえき【沈黙交易】
⇒沈黙は金、雄弁は銀
ちんもく‐こうえき【沈黙交易】‥カウ‥
異民族の間で行われた交易形態の一つ。双方が無言で、また顔を合わせることもなく、互いに置かれた品物を交換する方法。
⇒ちん‐もく【沈黙】
ちんちゅうき【枕中記】🔗⭐🔉
ちんちゅうき【枕中記】
唐代の小説。沈既済の作。→邯鄲かんたんの夢
ちん‐とう【枕頭】🔗⭐🔉
ちん‐とう【枕頭】
まくらもと。まくらべ。枕上。「―の書」
ちん‐ぺん【枕辺】🔗⭐🔉
ちん‐ぺん【枕辺】
まくらのほとり。まくらべ。まくらもと。
ま・く【枕く・婚く・纏く】🔗⭐🔉
ま・く【枕く・婚く・纏く】
〔他四〕
①枕とする。古事記上「玉手さし―・きもも長に寝いをし寝なせ」
②(後にマグとも)抱いて寝る。共寝をする。結婚する。古事記中「誰をし―・かむ」。宇治拾遺物語9「人の妻―・くものあり」
まくら【枕】🔗⭐🔉
まくら【枕】
①寝る時に頭を支えるもの。万葉集5「敷
しきたえの―離さらずて夢いめにし見えむ」。〈倭名類聚鈔14〉
②寝ること。泊まること。「旅―」「草―」
③頭の方。古今和歌集雑体「―より跡より恋のせめくれば」
④長いものの下に横に据えて、支えとするもの。
⑤物事のよりどころ。典拠。たね。「歌―」
⑥前置きの言葉。落語家などが初めにつけて話す短い話。「―を振る」
⑦地歌・箏曲そうきょくの手事(間奏)の頭につける短い部分。序。
⇒まくら‐あて【枕当て】
⇒まくら‐いし【枕石】
⇒まくら‐え【枕絵】
⇒まくら‐が【枕香】
⇒まくら‐がい【枕貝】
⇒まくら‐がえし【枕返し】
⇒まくら‐かけ【枕掛け】
⇒まくら‐かご【枕籠】
⇒まくら‐がたな【枕刀】
⇒まくら‐がって【枕勝手】
⇒まくら‐がね【枕金】
⇒まくら‐がみ【枕上】
⇒まくら‐がみ【枕神】
⇒まくら‐がみ【枕紙】
⇒まくら‐がや【枕蚊帳】
⇒まくら‐ぎ【枕木】
⇒まくら‐ぎちょう【枕几帳】
⇒まくら‐ぎょう【枕経】
⇒まくら‐きん【枕金】
⇒まくら‐げいしゃ【枕芸者】
⇒まくら‐ごと【枕言】
⇒まくら‐ことば【枕詞・枕言葉】
⇒まくら‐ごめ【枕米】
⇒まくら‐さがし【枕探し】
⇒まくら‐さがり【枕下がり】
⇒まくら‐しょうじ【枕障子】
⇒まくらじょう‐ようがん【枕状溶岩】
⇒まくら‐ずもう【枕相撲】
⇒まくら‐ぞい【枕添】
⇒まくら‐ぞうし【枕草紙】
⇒まくら‐だち【枕太刀】
⇒まくら‐だんご【枕団子】
⇒まくら‐づく【枕付く】
⇒まくら‐づくえ【枕机】
⇒まくら‐つどえ【枕集え】
⇒まくら‐どけい【枕時計】
⇒まくら‐なおし【枕直し】
⇒まくら‐ばこ【枕箱】
⇒まくら‐ばな【枕花】
⇒まくら‐び【枕火】
⇒まくら‐ひき【枕引き】
⇒まくら‐びょうぶ【枕屏風】
⇒まくら‐べ【枕辺】
⇒まくら‐ぼん【枕本】
⇒まくら‐めし【枕飯】
⇒まくら‐もじ【枕文字】
⇒まくら‐もと【枕許・枕元】
⇒まくら‐ものがたり【枕物語】
⇒まくら‐やり【枕槍】
⇒まくら‐わきざし【枕脇差】
⇒枕が上がらない
⇒枕片去る
⇒枕定む
⇒枕枕く
⇒枕結ぶ
⇒枕を重ねる
⇒枕を交わす
⇒枕を攲てる
⇒枕を高くする
⇒枕を直す
⇒枕を並べる
⇒枕を濡らす
⇒枕を割る
しきたえの―離さらずて夢いめにし見えむ」。〈倭名類聚鈔14〉
②寝ること。泊まること。「旅―」「草―」
③頭の方。古今和歌集雑体「―より跡より恋のせめくれば」
④長いものの下に横に据えて、支えとするもの。
⑤物事のよりどころ。典拠。たね。「歌―」
⑥前置きの言葉。落語家などが初めにつけて話す短い話。「―を振る」
⑦地歌・箏曲そうきょくの手事(間奏)の頭につける短い部分。序。
⇒まくら‐あて【枕当て】
⇒まくら‐いし【枕石】
⇒まくら‐え【枕絵】
⇒まくら‐が【枕香】
⇒まくら‐がい【枕貝】
⇒まくら‐がえし【枕返し】
⇒まくら‐かけ【枕掛け】
⇒まくら‐かご【枕籠】
⇒まくら‐がたな【枕刀】
⇒まくら‐がって【枕勝手】
⇒まくら‐がね【枕金】
⇒まくら‐がみ【枕上】
⇒まくら‐がみ【枕神】
⇒まくら‐がみ【枕紙】
⇒まくら‐がや【枕蚊帳】
⇒まくら‐ぎ【枕木】
⇒まくら‐ぎちょう【枕几帳】
⇒まくら‐ぎょう【枕経】
⇒まくら‐きん【枕金】
⇒まくら‐げいしゃ【枕芸者】
⇒まくら‐ごと【枕言】
⇒まくら‐ことば【枕詞・枕言葉】
⇒まくら‐ごめ【枕米】
⇒まくら‐さがし【枕探し】
⇒まくら‐さがり【枕下がり】
⇒まくら‐しょうじ【枕障子】
⇒まくらじょう‐ようがん【枕状溶岩】
⇒まくら‐ずもう【枕相撲】
⇒まくら‐ぞい【枕添】
⇒まくら‐ぞうし【枕草紙】
⇒まくら‐だち【枕太刀】
⇒まくら‐だんご【枕団子】
⇒まくら‐づく【枕付く】
⇒まくら‐づくえ【枕机】
⇒まくら‐つどえ【枕集え】
⇒まくら‐どけい【枕時計】
⇒まくら‐なおし【枕直し】
⇒まくら‐ばこ【枕箱】
⇒まくら‐ばな【枕花】
⇒まくら‐び【枕火】
⇒まくら‐ひき【枕引き】
⇒まくら‐びょうぶ【枕屏風】
⇒まくら‐べ【枕辺】
⇒まくら‐ぼん【枕本】
⇒まくら‐めし【枕飯】
⇒まくら‐もじ【枕文字】
⇒まくら‐もと【枕許・枕元】
⇒まくら‐ものがたり【枕物語】
⇒まくら‐やり【枕槍】
⇒まくら‐わきざし【枕脇差】
⇒枕が上がらない
⇒枕片去る
⇒枕定む
⇒枕枕く
⇒枕結ぶ
⇒枕を重ねる
⇒枕を交わす
⇒枕を攲てる
⇒枕を高くする
⇒枕を直す
⇒枕を並べる
⇒枕を濡らす
⇒枕を割る
まくら‐あて【枕当て】🔗⭐🔉
まくら‐あて【枕当て】
枕の汚れを防ぐためにおおう布または紙。
⇒まくら【枕】
まくら‐いし【枕石】🔗⭐🔉
まくら‐え【枕絵】‥ヱ🔗⭐🔉
まくら‐え【枕絵】‥ヱ
男女閨中の秘戯を描いた絵。枕草紙まくらぞうし。春画。好色一代男3「銀の間―の襖障子」
⇒まくら【枕】
○枕が上がらないまくらがあがらない🔗⭐🔉
○枕が上がらないまくらがあがらない
病気で寝たきりである。
⇒まくら【枕】
まくら‐がい【枕貝】‥ガヒ
マクラガイ科の数種の巻貝の総称。その一種のマクラガイは、殻高約4センチメートルで円筒形。表面に琺瑯質ほうろうしつで、淡黄色の地に栗色の折線を密布し、美しい。ふたは持たない。本州中部以南の浅海の砂泥中に産する。
⇒まくら【枕】
まくら‐がえし【枕返し】‥ガヘシ
①死人の枕を北向きにかえること。大鏡伊尹「―何やと例のやうなる有様どもにしてければ」
②木枕を多く重ねたまま手の甲にのせてそれを返して種々の曲芸をする遊戯。
③夜、寝ている枕を返したり、床の向きを逆にしたりする怪異。→ざしきわらし。
④西日本で、死者の出たことを寺に知らせるつかい。または枕経のこと。
⇒まくら【枕】
まくら‐かけ【枕掛け】
①枕にかけて肩とのすき間をおおうもの。
②毎月頭割りで掛金を出しあうこと。あたまがけ。
⇒まくら【枕】
まくら‐かご【枕籠】
昆虫飼育器の一つ。枕形の金網籠で、下半分を流水中に浸して水中の幼虫の飼育に使用する。
⇒まくら【枕】
まくら‐がい【枕貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
まくら‐がい【枕貝】‥ガヒ
マクラガイ科の数種の巻貝の総称。その一種のマクラガイは、殻高約4センチメートルで円筒形。表面に琺瑯質ほうろうしつで、淡黄色の地に栗色の折線を密布し、美しい。ふたは持たない。本州中部以南の浅海の砂泥中に産する。
⇒まくら【枕】
まくら‐かけ【枕掛け】🔗⭐🔉
まくら‐かけ【枕掛け】
①枕にかけて肩とのすき間をおおうもの。
②毎月頭割りで掛金を出しあうこと。あたまがけ。
⇒まくら【枕】
まくら‐かご【枕籠】🔗⭐🔉
○枕片去るまくらかたさる🔗⭐🔉
○枕片去るまくらかたさる
(古代、夫の不在の夜、妻の行なった風習)枕を床の片側に寄せて寝る。また、枕の片一方を開けて寝る。万葉集4「敷
しきたえの―夢いめに見え来し」
⇒まくら【枕】
まくら‐がたな【枕刀】
護身のために枕辺に置く刀。枕太刀。
⇒まくら【枕】
まくら‐がって【枕勝手】
枕の落ち着きぐあい。狂言、杭か人か「―の悪いは寝られぬものぢや」
⇒まくら【枕】
まくら‐がね【枕金】
①遊女を身請けする時の手付の金。
②芸妓が肌を許す時、客から受け取る契約金。まくらきん。
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕上】
寝た枕のあたり。枕もと。源氏物語夕顔「おどろおどろしく踏みとどろかす唐臼の音も―とおぼゆる」
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕神】
夢枕に立つという神。
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕紙】
木枕の上の小枕をおおう紙。
⇒まくら【枕】
まくら‐がや【枕蚊帳】
竹などを曲げて骨とし、麻布をはって作った、子供の枕辺を覆うのに用いる小さい蚊帳。〈[季]夏〉
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎ【枕木】
軌道の道床の上に配置してレール間隔を一定に保たせ、また、レールの受ける車両荷重を道床の上に分散させるための角柱。コンクリート製または合成樹脂製でも慣習的に枕木と呼ぶ。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎちょう【枕几帳】‥チヤウ
枕もとに立てる几帳。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎょう【枕経】‥ギヤウ
通夜や納棺の際、死者の枕もとでする読経。
⇒まくら【枕】
まくら‐きん【枕金】
⇒まくらがね。
⇒まくら【枕】
まくら・く【枕く】
〔他四〕
(「枕」を動詞化した語)枕にする。万葉集5「声知らむ人の膝の上へわが―・かむ」
まくら‐げいしゃ【枕芸者】
①芸で勤めずに、もっぱら枕席に侍る芸者。不見転みずてん。
②枕探しをする芸者。
⇒まくら【枕】
まくら‐ごと【枕言】
平常言いならわした言葉。口ぐせに言う言葉。源氏物語桐壺「大和ことのはをも、もろこしの歌をも、唯その筋をぞ―にせさせ給ふ」
⇒まくら【枕】
まくら‐ことば【枕詞・枕言葉】
①昔の歌文に見られる修辞法。特定の語の上にかかって修飾または口調を整えるのに用いることば。働きは序詞に似るが、5音以下で慣用的な用法である点に特徴がある。「あしひきの」「ひさかたの」「しらぬひ」の類。冠辞。落書露顕「道といはんれうに、玉ほこといふごとくなる詞を―と心得べきなり」
②転じて、前おきのことば。花暦八笑人「ヲツト―なしに言ひねヱ」
③ねものがたり。大矢数2「夜見世通ひ昼をば何とうばたまの二つならべて―ぢや」
⇒まくら【枕】
まくら‐ごめ【枕米】
死者のあった家に贈る米。
⇒まくら【枕】
まくら‐さがし【枕探し】
旅客の寝ているうちに、枕もとや夜具の下などの金品を盗むこと。また、その盗人。邯鄲師かんたんし。
⇒まくら【枕】
まくら‐さがり【枕下がり】
枕の方を低くして寝ること。
⇒まくら【枕】
まくらざき【枕崎】
鹿児島県薩摩半島南西にある市。漁港。鰹節・茶を産する。人口2万5千。
⇒まくらざき‐たいふう【枕崎台風】
まくらざき‐たいふう【枕崎台風】
1945年9月17日枕崎付近に上陸、広島の西を通り日本海に抜け、東北を横断し三陸沖に抜けた超大型台風。広島県を中心とした被害が大きく、全国の死者・行方不明者約3800人。
⇒まくらざき【枕崎】
しきたえの―夢いめに見え来し」
⇒まくら【枕】
まくら‐がたな【枕刀】
護身のために枕辺に置く刀。枕太刀。
⇒まくら【枕】
まくら‐がって【枕勝手】
枕の落ち着きぐあい。狂言、杭か人か「―の悪いは寝られぬものぢや」
⇒まくら【枕】
まくら‐がね【枕金】
①遊女を身請けする時の手付の金。
②芸妓が肌を許す時、客から受け取る契約金。まくらきん。
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕上】
寝た枕のあたり。枕もと。源氏物語夕顔「おどろおどろしく踏みとどろかす唐臼の音も―とおぼゆる」
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕神】
夢枕に立つという神。
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕紙】
木枕の上の小枕をおおう紙。
⇒まくら【枕】
まくら‐がや【枕蚊帳】
竹などを曲げて骨とし、麻布をはって作った、子供の枕辺を覆うのに用いる小さい蚊帳。〈[季]夏〉
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎ【枕木】
軌道の道床の上に配置してレール間隔を一定に保たせ、また、レールの受ける車両荷重を道床の上に分散させるための角柱。コンクリート製または合成樹脂製でも慣習的に枕木と呼ぶ。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎちょう【枕几帳】‥チヤウ
枕もとに立てる几帳。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎょう【枕経】‥ギヤウ
通夜や納棺の際、死者の枕もとでする読経。
⇒まくら【枕】
まくら‐きん【枕金】
⇒まくらがね。
⇒まくら【枕】
まくら・く【枕く】
〔他四〕
(「枕」を動詞化した語)枕にする。万葉集5「声知らむ人の膝の上へわが―・かむ」
まくら‐げいしゃ【枕芸者】
①芸で勤めずに、もっぱら枕席に侍る芸者。不見転みずてん。
②枕探しをする芸者。
⇒まくら【枕】
まくら‐ごと【枕言】
平常言いならわした言葉。口ぐせに言う言葉。源氏物語桐壺「大和ことのはをも、もろこしの歌をも、唯その筋をぞ―にせさせ給ふ」
⇒まくら【枕】
まくら‐ことば【枕詞・枕言葉】
①昔の歌文に見られる修辞法。特定の語の上にかかって修飾または口調を整えるのに用いることば。働きは序詞に似るが、5音以下で慣用的な用法である点に特徴がある。「あしひきの」「ひさかたの」「しらぬひ」の類。冠辞。落書露顕「道といはんれうに、玉ほこといふごとくなる詞を―と心得べきなり」
②転じて、前おきのことば。花暦八笑人「ヲツト―なしに言ひねヱ」
③ねものがたり。大矢数2「夜見世通ひ昼をば何とうばたまの二つならべて―ぢや」
⇒まくら【枕】
まくら‐ごめ【枕米】
死者のあった家に贈る米。
⇒まくら【枕】
まくら‐さがし【枕探し】
旅客の寝ているうちに、枕もとや夜具の下などの金品を盗むこと。また、その盗人。邯鄲師かんたんし。
⇒まくら【枕】
まくら‐さがり【枕下がり】
枕の方を低くして寝ること。
⇒まくら【枕】
まくらざき【枕崎】
鹿児島県薩摩半島南西にある市。漁港。鰹節・茶を産する。人口2万5千。
⇒まくらざき‐たいふう【枕崎台風】
まくらざき‐たいふう【枕崎台風】
1945年9月17日枕崎付近に上陸、広島の西を通り日本海に抜け、東北を横断し三陸沖に抜けた超大型台風。広島県を中心とした被害が大きく、全国の死者・行方不明者約3800人。
⇒まくらざき【枕崎】
まくら‐がたな【枕刀】🔗⭐🔉
まくら‐がたな【枕刀】
護身のために枕辺に置く刀。枕太刀。
⇒まくら【枕】
まくら‐がって【枕勝手】🔗⭐🔉
まくら‐がって【枕勝手】
枕の落ち着きぐあい。狂言、杭か人か「―の悪いは寝られぬものぢや」
⇒まくら【枕】
まくら‐がね【枕金】🔗⭐🔉
まくら‐がね【枕金】
①遊女を身請けする時の手付の金。
②芸妓が肌を許す時、客から受け取る契約金。まくらきん。
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕上】🔗⭐🔉
まくら‐がみ【枕上】
寝た枕のあたり。枕もと。源氏物語夕顔「おどろおどろしく踏みとどろかす唐臼の音も―とおぼゆる」
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕神】🔗⭐🔉
まくら‐がみ【枕神】
夢枕に立つという神。
⇒まくら【枕】
まくら‐がみ【枕紙】🔗⭐🔉
まくら‐がみ【枕紙】
木枕の上の小枕をおおう紙。
⇒まくら【枕】
まくら‐がや【枕蚊帳】🔗⭐🔉
まくら‐がや【枕蚊帳】
竹などを曲げて骨とし、麻布をはって作った、子供の枕辺を覆うのに用いる小さい蚊帳。〈[季]夏〉
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎ【枕木】🔗⭐🔉
まくら‐ぎ【枕木】
軌道の道床の上に配置してレール間隔を一定に保たせ、また、レールの受ける車両荷重を道床の上に分散させるための角柱。コンクリート製または合成樹脂製でも慣習的に枕木と呼ぶ。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎちょう【枕几帳】‥チヤウ🔗⭐🔉
まくら‐ぎちょう【枕几帳】‥チヤウ
枕もとに立てる几帳。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぎょう【枕経】‥ギヤウ🔗⭐🔉
まくら‐ぎょう【枕経】‥ギヤウ
通夜や納棺の際、死者の枕もとでする読経。
⇒まくら【枕】
まくら‐きん【枕金】🔗⭐🔉
まくら・く【枕く】🔗⭐🔉
まくら・く【枕く】
〔他四〕
(「枕」を動詞化した語)枕にする。万葉集5「声知らむ人の膝の上へわが―・かむ」
まくら‐げいしゃ【枕芸者】🔗⭐🔉
まくら‐げいしゃ【枕芸者】
①芸で勤めずに、もっぱら枕席に侍る芸者。不見転みずてん。
②枕探しをする芸者。
⇒まくら【枕】
まくら‐ごと【枕言】🔗⭐🔉
まくら‐ごと【枕言】
平常言いならわした言葉。口ぐせに言う言葉。源氏物語桐壺「大和ことのはをも、もろこしの歌をも、唯その筋をぞ―にせさせ給ふ」
⇒まくら【枕】
まくら‐ことば【枕詞・枕言葉】🔗⭐🔉
まくら‐ことば【枕詞・枕言葉】
①昔の歌文に見られる修辞法。特定の語の上にかかって修飾または口調を整えるのに用いることば。働きは序詞に似るが、5音以下で慣用的な用法である点に特徴がある。「あしひきの」「ひさかたの」「しらぬひ」の類。冠辞。落書露顕「道といはんれうに、玉ほこといふごとくなる詞を―と心得べきなり」
②転じて、前おきのことば。花暦八笑人「ヲツト―なしに言ひねヱ」
③ねものがたり。大矢数2「夜見世通ひ昼をば何とうばたまの二つならべて―ぢや」
⇒まくら【枕】
まくら‐ごめ【枕米】🔗⭐🔉
まくら‐ごめ【枕米】
死者のあった家に贈る米。
⇒まくら【枕】
まくら‐さがし【枕探し】🔗⭐🔉
まくら‐さがし【枕探し】
旅客の寝ているうちに、枕もとや夜具の下などの金品を盗むこと。また、その盗人。邯鄲師かんたんし。
⇒まくら【枕】
まくら‐さがり【枕下がり】🔗⭐🔉
まくら‐さがり【枕下がり】
枕の方を低くして寝ること。
⇒まくら【枕】
まくらざき【枕崎】🔗⭐🔉
まくらざき【枕崎】
鹿児島県薩摩半島南西にある市。漁港。鰹節・茶を産する。人口2万5千。
⇒まくらざき‐たいふう【枕崎台風】
まくらざき‐たいふう【枕崎台風】🔗⭐🔉
まくらざき‐たいふう【枕崎台風】
1945年9月17日枕崎付近に上陸、広島の西を通り日本海に抜け、東北を横断し三陸沖に抜けた超大型台風。広島県を中心とした被害が大きく、全国の死者・行方不明者約3800人。
⇒まくらざき【枕崎】
○枕定むまくらさだむ
①寝る時に頭にする方角をきめる。方角如何で思う人の夢を見ることができるという。古今和歌集恋「宵々に枕定めむ方もなし」
②遊里で、相方をきめる。好色一代男5「何れなりとも気に入りたらば、それに枕定めん」
⇒まくら【枕】
○枕定むまくらさだむ🔗⭐🔉
○枕定むまくらさだむ
①寝る時に頭にする方角をきめる。方角如何で思う人の夢を見ることができるという。古今和歌集恋「宵々に枕定めむ方もなし」
②遊里で、相方をきめる。好色一代男5「何れなりとも気に入りたらば、それに枕定めん」
⇒まくら【枕】
まくらじし【枕獅子】
歌舞伎舞踊。長唄。女形による石橋物しゃっきょうものの代表作。本名題「英獅子乱曲はなぶさししのらんぎょく」。7世杵屋喜三郎作曲という。作詞者未詳。1742年(寛保2)初演。前ジテは傾城姿で手獅子を持って踊り、後ジテは牡丹笠をつけて狂う。
まくらじどう【枕慈童】
能。酈県山れきけんざんに流された少年が、経文を写した菊の葉の露を飲んで700歳まで若さを保ったことを脚色する。観世流では「菊慈童」。また、これに基づく1860年(万延1)初演の長唄曲。
まくら‐しょうじ【枕障子】‥シヤウ‥
枕もとに立てる障子。
⇒まくら【枕】
まくらじょう‐ようがん【枕状溶岩】‥ジヤウ‥
長い枕のようなかたまりの集合でできている溶岩。玄武岩質の溶岩が海底など水中に流出して急冷したときにできる。
枕状溶岩
撮影:斎藤靖二
⇒まくら【枕】
まくら‐ずもう【枕相撲】‥ズマフ
握りこぶしの上に枕を立てて突きあい、落ちた方を負けとする遊戯。
⇒まくら【枕】
まくら・する【枕する】
〔自サ変〕[文]まくら・す(サ変)
枕を用いて寝る。ある物を枕として寝る。紫式部日記「硯の箱に―・してふし給へる額つき」
まくら‐ぞい【枕添】‥ゾヒ
①枕を並べて添い寝をすること。
②添い寝をする人。つれあい。配偶者。夫からは妻、妻からは夫を指す。東海道中膝栗毛3「よく水をむけて下さつた。わしが弓取の―どのも出やろうけれど」
⇒まくら【枕】
まくら‐ぞうし【枕草紙】‥ザウ‥
①見聞や思いついたことを記し身辺に備え置く綴本。手控え。
②春画の本。
⇒まくら【枕】
まくら‐だち【枕太刀】
(→)枕刀まくらがたなに同じ。
⇒まくら【枕】
まくら‐だんご【枕団子】
死者の枕もとに供えるだんご。
⇒まくら【枕】
まくら‐づく【枕付く】
〔枕〕
「つまや(妻屋)」にかかる。
⇒まくら【枕】
まくら‐づくえ【枕机】
死者の枕もとに置いて供物をのせる机。
⇒まくら【枕】
まくら‐つどえ【枕集え】‥ツドヘ
枕もとに集まること。古今和歌集六帖6「―によもすがら鳴く」
⇒まくら【枕】
まくら‐どけい【枕時計】
枕もとに置く時計。めざまし時計など。
⇒まくら【枕】
まくら‐なおし【枕直し】‥ナホシ
①産婦が産褥さんじょくを出て平素の起居状態に復する祝い事。
②死者を北枕西向きに寝かせかえること。
⇒まくら【枕】
まくらのそうし【枕草子】‥サウ‥
平安中期の随筆。清少納言作。最終的成立は1000年(長保2)以後か。雑纂形態の本と類纂形態の本とがある。作者が中宮定子に仕えていた頃を中心に、外なる事物、情意生活、四季の情趣、人生などに関する随想・見聞を、歌枕類聚・「物は」類聚・日記回想などとして記す。鋭い写実と才気煥発の筆致は源氏物語とともに平安文学の双璧とされる。清少納言枕草子。清少納言記。
→文献資料[枕草子]
⇒まくらのそうし‐えまき【枕草子絵巻】
⇒まくらのそうし‐しゅんしょしょう【枕草子春曙抄】
まくらのそうし‐えまき【枕草子絵巻】‥サウ‥ヱ‥
枕草子を抜粋して描いた絵巻。鎌倉末期の作で、繊巧な白描画。絵詞各7段分の1巻が現存。
⇒まくらのそうし【枕草子】
まくらのそうし‐しゅんしょしょう【枕草子春曙抄】‥サウ‥セウ
枕草子の注釈書。12巻12冊。北村季吟著。1674年(延宝2)成る。本文に傍注・標注・校合・考証を施したもので、広く流布。
⇒まくらのそうし【枕草子】
まくら‐ばこ【枕箱】
①底を箱のように造った枕。はこまくら。拾遺和歌集雑賀「京の家に―を取りにつかはしたりければ」
②枕を入れておく箱。通常10個を入れるように作った。
③手回り品・金子などを入れる箱。
④(→)鉤笥ちげに同じ。
⇒まくら【枕】
まくら‐ばな【枕花】
納棺する前の死者の枕元に手向ける花。
⇒まくら【枕】
まくら‐び【枕火】
死者の枕もとに置く灯明とうみょう。
⇒まくら【枕】
まくら‐ひき【枕引き】
①七夜しちやの祝い。お七夜。
②一つの木枕の両端を二人が指先でつまんで引っ張り合う遊戯。
⇒まくら【枕】
まくら‐びょうぶ【枕屏風】‥ビヤウ‥
枕もとに立てる低く小さい屏風。
⇒まくら【枕】
まくら‐べ【枕辺】
(古くはマクラヘとも)枕のあたり。枕もと。万葉集3「―に斎瓮いわいべを据ゑ」↔脚辺あとへ。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぼん【枕本】
①大本おおほんを横に二つに切った形の横本。二つ切本。
②(→)枕草紙2に同じ。
⇒まくら【枕】
⇒まくら【枕】
まくら‐ずもう【枕相撲】‥ズマフ
握りこぶしの上に枕を立てて突きあい、落ちた方を負けとする遊戯。
⇒まくら【枕】
まくら・する【枕する】
〔自サ変〕[文]まくら・す(サ変)
枕を用いて寝る。ある物を枕として寝る。紫式部日記「硯の箱に―・してふし給へる額つき」
まくら‐ぞい【枕添】‥ゾヒ
①枕を並べて添い寝をすること。
②添い寝をする人。つれあい。配偶者。夫からは妻、妻からは夫を指す。東海道中膝栗毛3「よく水をむけて下さつた。わしが弓取の―どのも出やろうけれど」
⇒まくら【枕】
まくら‐ぞうし【枕草紙】‥ザウ‥
①見聞や思いついたことを記し身辺に備え置く綴本。手控え。
②春画の本。
⇒まくら【枕】
まくら‐だち【枕太刀】
(→)枕刀まくらがたなに同じ。
⇒まくら【枕】
まくら‐だんご【枕団子】
死者の枕もとに供えるだんご。
⇒まくら【枕】
まくら‐づく【枕付く】
〔枕〕
「つまや(妻屋)」にかかる。
⇒まくら【枕】
まくら‐づくえ【枕机】
死者の枕もとに置いて供物をのせる机。
⇒まくら【枕】
まくら‐つどえ【枕集え】‥ツドヘ
枕もとに集まること。古今和歌集六帖6「―によもすがら鳴く」
⇒まくら【枕】
まくら‐どけい【枕時計】
枕もとに置く時計。めざまし時計など。
⇒まくら【枕】
まくら‐なおし【枕直し】‥ナホシ
①産婦が産褥さんじょくを出て平素の起居状態に復する祝い事。
②死者を北枕西向きに寝かせかえること。
⇒まくら【枕】
まくらのそうし【枕草子】‥サウ‥
平安中期の随筆。清少納言作。最終的成立は1000年(長保2)以後か。雑纂形態の本と類纂形態の本とがある。作者が中宮定子に仕えていた頃を中心に、外なる事物、情意生活、四季の情趣、人生などに関する随想・見聞を、歌枕類聚・「物は」類聚・日記回想などとして記す。鋭い写実と才気煥発の筆致は源氏物語とともに平安文学の双璧とされる。清少納言枕草子。清少納言記。
→文献資料[枕草子]
⇒まくらのそうし‐えまき【枕草子絵巻】
⇒まくらのそうし‐しゅんしょしょう【枕草子春曙抄】
まくらのそうし‐えまき【枕草子絵巻】‥サウ‥ヱ‥
枕草子を抜粋して描いた絵巻。鎌倉末期の作で、繊巧な白描画。絵詞各7段分の1巻が現存。
⇒まくらのそうし【枕草子】
まくらのそうし‐しゅんしょしょう【枕草子春曙抄】‥サウ‥セウ
枕草子の注釈書。12巻12冊。北村季吟著。1674年(延宝2)成る。本文に傍注・標注・校合・考証を施したもので、広く流布。
⇒まくらのそうし【枕草子】
まくら‐ばこ【枕箱】
①底を箱のように造った枕。はこまくら。拾遺和歌集雑賀「京の家に―を取りにつかはしたりければ」
②枕を入れておく箱。通常10個を入れるように作った。
③手回り品・金子などを入れる箱。
④(→)鉤笥ちげに同じ。
⇒まくら【枕】
まくら‐ばな【枕花】
納棺する前の死者の枕元に手向ける花。
⇒まくら【枕】
まくら‐び【枕火】
死者の枕もとに置く灯明とうみょう。
⇒まくら【枕】
まくら‐ひき【枕引き】
①七夜しちやの祝い。お七夜。
②一つの木枕の両端を二人が指先でつまんで引っ張り合う遊戯。
⇒まくら【枕】
まくら‐びょうぶ【枕屏風】‥ビヤウ‥
枕もとに立てる低く小さい屏風。
⇒まくら【枕】
まくら‐べ【枕辺】
(古くはマクラヘとも)枕のあたり。枕もと。万葉集3「―に斎瓮いわいべを据ゑ」↔脚辺あとへ。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぼん【枕本】
①大本おおほんを横に二つに切った形の横本。二つ切本。
②(→)枕草紙2に同じ。
⇒まくら【枕】
まくらじし【枕獅子】🔗⭐🔉
まくらじし【枕獅子】
歌舞伎舞踊。長唄。女形による石橋物しゃっきょうものの代表作。本名題「英獅子乱曲はなぶさししのらんぎょく」。7世杵屋喜三郎作曲という。作詞者未詳。1742年(寛保2)初演。前ジテは傾城姿で手獅子を持って踊り、後ジテは牡丹笠をつけて狂う。
まくらじどう【枕慈童】🔗⭐🔉
まくらじどう【枕慈童】
能。酈県山れきけんざんに流された少年が、経文を写した菊の葉の露を飲んで700歳まで若さを保ったことを脚色する。観世流では「菊慈童」。また、これに基づく1860年(万延1)初演の長唄曲。
まくら‐しょうじ【枕障子】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
まくら‐しょうじ【枕障子】‥シヤウ‥
枕もとに立てる障子。
⇒まくら【枕】
まくらじょう‐ようがん【枕状溶岩】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
まくらじょう‐ようがん【枕状溶岩】‥ジヤウ‥
長い枕のようなかたまりの集合でできている溶岩。玄武岩質の溶岩が海底など水中に流出して急冷したときにできる。
枕状溶岩
撮影:斎藤靖二
⇒まくら【枕】
⇒まくら【枕】
まくら‐ずもう【枕相撲】‥ズマフ🔗⭐🔉
まくら‐ずもう【枕相撲】‥ズマフ
握りこぶしの上に枕を立てて突きあい、落ちた方を負けとする遊戯。
⇒まくら【枕】
まくら・する【枕する】🔗⭐🔉
まくら・する【枕する】
〔自サ変〕[文]まくら・す(サ変)
枕を用いて寝る。ある物を枕として寝る。紫式部日記「硯の箱に―・してふし給へる額つき」
まくら‐ぞい【枕添】‥ゾヒ🔗⭐🔉
まくら‐ぞい【枕添】‥ゾヒ
①枕を並べて添い寝をすること。
②添い寝をする人。つれあい。配偶者。夫からは妻、妻からは夫を指す。東海道中膝栗毛3「よく水をむけて下さつた。わしが弓取の―どのも出やろうけれど」
⇒まくら【枕】
まくら‐ぞうし【枕草紙】‥ザウ‥🔗⭐🔉
まくら‐ぞうし【枕草紙】‥ザウ‥
①見聞や思いついたことを記し身辺に備え置く綴本。手控え。
②春画の本。
⇒まくら【枕】
まくら‐だち【枕太刀】🔗⭐🔉
まくら‐だち【枕太刀】
(→)枕刀まくらがたなに同じ。
⇒まくら【枕】
まくら‐だんご【枕団子】🔗⭐🔉
まくら‐だんご【枕団子】
死者の枕もとに供えるだんご。
⇒まくら【枕】
まくら‐づく【枕付く】🔗⭐🔉
まくら‐づく【枕付く】
〔枕〕
「つまや(妻屋)」にかかる。
⇒まくら【枕】
まくら‐づくえ【枕机】🔗⭐🔉
まくら‐づくえ【枕机】
死者の枕もとに置いて供物をのせる机。
⇒まくら【枕】
まくら‐つどえ【枕集え】‥ツドヘ🔗⭐🔉
まくら‐つどえ【枕集え】‥ツドヘ
枕もとに集まること。古今和歌集六帖6「―によもすがら鳴く」
⇒まくら【枕】
まくら‐どけい【枕時計】🔗⭐🔉
まくら‐どけい【枕時計】
枕もとに置く時計。めざまし時計など。
⇒まくら【枕】
まくら‐なおし【枕直し】‥ナホシ🔗⭐🔉
まくら‐なおし【枕直し】‥ナホシ
①産婦が産褥さんじょくを出て平素の起居状態に復する祝い事。
②死者を北枕西向きに寝かせかえること。
⇒まくら【枕】
まくらのそうし【枕草子】‥サウ‥🔗⭐🔉
まくらのそうし【枕草子】‥サウ‥
平安中期の随筆。清少納言作。最終的成立は1000年(長保2)以後か。雑纂形態の本と類纂形態の本とがある。作者が中宮定子に仕えていた頃を中心に、外なる事物、情意生活、四季の情趣、人生などに関する随想・見聞を、歌枕類聚・「物は」類聚・日記回想などとして記す。鋭い写実と才気煥発の筆致は源氏物語とともに平安文学の双璧とされる。清少納言枕草子。清少納言記。
→文献資料[枕草子]
⇒まくらのそうし‐えまき【枕草子絵巻】
⇒まくらのそうし‐しゅんしょしょう【枕草子春曙抄】
まくらのそうし‐えまき【枕草子絵巻】‥サウ‥ヱ‥🔗⭐🔉
まくらのそうし‐えまき【枕草子絵巻】‥サウ‥ヱ‥
枕草子を抜粋して描いた絵巻。鎌倉末期の作で、繊巧な白描画。絵詞各7段分の1巻が現存。
⇒まくらのそうし【枕草子】
まくらのそうし‐しゅんしょしょう【枕草子春曙抄】‥サウ‥セウ🔗⭐🔉
まくらのそうし‐しゅんしょしょう【枕草子春曙抄】‥サウ‥セウ
枕草子の注釈書。12巻12冊。北村季吟著。1674年(延宝2)成る。本文に傍注・標注・校合・考証を施したもので、広く流布。
⇒まくらのそうし【枕草子】
まくら‐ばこ【枕箱】🔗⭐🔉
まくら‐ばな【枕花】🔗⭐🔉
まくら‐ばな【枕花】
納棺する前の死者の枕元に手向ける花。
⇒まくら【枕】
まくら‐ひき【枕引き】🔗⭐🔉
まくら‐ひき【枕引き】
①七夜しちやの祝い。お七夜。
②一つの木枕の両端を二人が指先でつまんで引っ張り合う遊戯。
⇒まくら【枕】
まくら‐びょうぶ【枕屏風】‥ビヤウ‥🔗⭐🔉
まくら‐びょうぶ【枕屏風】‥ビヤウ‥
枕もとに立てる低く小さい屏風。
⇒まくら【枕】
まくら‐ぼん【枕本】🔗⭐🔉
○枕結ぶまくらむすぶ🔗⭐🔉
○枕結ぶまくらむすぶ
(草を結んで枕とし)野宿する。旅寝する。「枕結ゆう」とも。源氏物語夕霧「仮寝の枕結びやはせし」
⇒まくら【枕】
まくら‐めし【枕飯】
死者の枕もとに供える飯。
⇒まくら【枕】
マクラメ‐レース【macramé lace】
芯糸に糸や紐を編んだり巻き結んだりして色々の模様をつくる手芸。手さげ・室内装飾などに応用。古来アラビアで盛んに行われる。マクラメ。
まくら‐もじ【枕文字】
短歌の初句の5文字。
⇒まくら【枕】
まくら‐もと【枕許・枕元】
寝ている人の枕のあたり。枕がみ。枕頭ちんとう。
⇒まくら【枕】
まくら‐ものがたり【枕物語】
男女が寝ながらかわす話。ねものがたり。
⇒まくら【枕】
まくらものぐるい【枕物狂】‥グルヒ
狂言。老人が娘に恋し、枕尽しの謡をうたい狂う。
まくら‐やり【枕槍】
護身のために枕もとに置く槍。
⇒まくら【枕】
まくら‐わきざし【枕脇差】
護身のために枕もとに置く脇差の刀。
⇒まくら【枕】
まくら‐めし【枕飯】🔗⭐🔉
まくら‐めし【枕飯】
死者の枕もとに供える飯。
⇒まくら【枕】
まくら‐もじ【枕文字】🔗⭐🔉
まくら‐もじ【枕文字】
短歌の初句の5文字。
⇒まくら【枕】
まくら‐もと【枕許・枕元】🔗⭐🔉
まくら‐もと【枕許・枕元】
寝ている人の枕のあたり。枕がみ。枕頭ちんとう。
⇒まくら【枕】
まくら‐ものがたり【枕物語】🔗⭐🔉
まくら‐ものがたり【枕物語】
男女が寝ながらかわす話。ねものがたり。
⇒まくら【枕】
まくらものぐるい【枕物狂】‥グルヒ🔗⭐🔉
まくらものぐるい【枕物狂】‥グルヒ
狂言。老人が娘に恋し、枕尽しの謡をうたい狂う。
まくら‐やり【枕槍】🔗⭐🔉
まくら‐やり【枕槍】
護身のために枕もとに置く槍。
⇒まくら【枕】
まくら‐わきざし【枕脇差】🔗⭐🔉
まくら‐わきざし【枕脇差】
護身のために枕もとに置く脇差の刀。
⇒まくら【枕】
○枕を重ねるまくらをかさねる
男女がたびたび同衾する。情交を重ねる。
⇒まくら【枕】
○枕を交わすまくらをかわす
男女が同衾する。情交する。
⇒まくら【枕】
○枕を攲てるまくらをそばだてる
[白居易、詩「遺愛寺の鐘は枕を攲てて聴き、香炉峰の雪は簾すだれを撥かかげて看みる」]枕を傾けて注意して聞く。源氏物語須磨「枕をそばだてて四方の嵐を聞き給ふに」
⇒まくら【枕】
○枕を高くするまくらをたかくする
[史記張儀伝]高枕で眠る。安心して眠る。転じて、安心する。
⇒まくら【枕】
○枕を直すまくらをなおす
侍女などが主人の枕席に侍る。寵愛を受ける。
⇒まくら【枕】
○枕を並べるまくらをならべる
①男女が共寝する。枕をかわす。平家物語10「夫妻は一夜の枕を並ぶるも」
②大勢の者が一つ場所に倒れる。「枕を並べて討死する」
⇒まくら【枕】
○枕を濡らすまくらをぬらす
寝ながらひどく泣き悲しむ。
⇒まくら【枕】
○枕を割るまくらをわる
苦心する。肝胆を砕く。「枕を砕く」「枕を割らす」とも。
⇒まくら【枕】
○枕を重ねるまくらをかさねる🔗⭐🔉
○枕を重ねるまくらをかさねる
男女がたびたび同衾する。情交を重ねる。
⇒まくら【枕】
○枕を交わすまくらをかわす🔗⭐🔉
○枕を交わすまくらをかわす
男女が同衾する。情交する。
⇒まくら【枕】
○枕を攲てるまくらをそばだてる🔗⭐🔉
○枕を攲てるまくらをそばだてる
[白居易、詩「遺愛寺の鐘は枕を攲てて聴き、香炉峰の雪は簾すだれを撥かかげて看みる」]枕を傾けて注意して聞く。源氏物語須磨「枕をそばだてて四方の嵐を聞き給ふに」
⇒まくら【枕】
○枕を高くするまくらをたかくする🔗⭐🔉
○枕を高くするまくらをたかくする
[史記張儀伝]高枕で眠る。安心して眠る。転じて、安心する。
⇒まくら【枕】
○枕を直すまくらをなおす🔗⭐🔉
○枕を直すまくらをなおす
侍女などが主人の枕席に侍る。寵愛を受ける。
⇒まくら【枕】
○枕を並べるまくらをならべる🔗⭐🔉
○枕を並べるまくらをならべる
①男女が共寝する。枕をかわす。平家物語10「夫妻は一夜の枕を並ぶるも」
②大勢の者が一つ場所に倒れる。「枕を並べて討死する」
⇒まくら【枕】
○枕を濡らすまくらをぬらす🔗⭐🔉
○枕を濡らすまくらをぬらす
寝ながらひどく泣き悲しむ。
⇒まくら【枕】
○枕を割るまくらをわる🔗⭐🔉
○枕を割るまくらをわる
苦心する。肝胆を砕く。「枕を砕く」「枕を割らす」とも。
⇒まくら【枕】
まくり【捲り】
①まくること。
②屏風・襖ふすまなどに貼ってあった書画などをはがしたもの。また、表装しないままおかれてある書画。
⇒まくり‐ぎり【捲り切り】
⇒まくり‐で【捲り手】
⇒まくり‐のみ【捲り飲み】
⇒まくり‐ば【捲り葉】
まくり【海人草・海仁草】
①海産の紅藻。紀伊半島から台湾までの干潮線下の岩上に産する。体は円柱状で、高さ約8センチメートル。強靱で不規則に分枝し、毛状突起を密布。黒褐色で、乾燥すればやや樺色に変ずる。回虫駆除に用いる。鷓鴣菜。かいにんそう。好色五人女4「出さまに―甘草かんぞうをとりもちて」
②1に甘草・大黄だいおうなどを加えた回虫駆除薬。どくまくり。
まくり‐あ・げる【捲り上げる】
〔他下一〕[文]まくりあ・ぐ(下二)
①巻いて上方へ上げる。まくって上げる。「袖を―・げる」
②人などを追いあげる。太平記14「敵三千余騎を遥の峰へ―・げ」
まくり‐い・れる【捲り入れる】
〔他下一〕[文]まくりい・る(下二)
巻いて中へ入れる。まくって入れる。
まくり‐お・つ【捲り落つ】
〔自上二〕
追い払われて逃げ落ちる。太平記29「敵一たまりもたまらず谷底へ―・ちて」
まくり‐おと・す【捲り落す】
〔他四〕
追い立てて逃げ落ちさせる。太平記7「寄手千余騎、谷底へ皆―・されて」
まくり‐ぎり【捲り切り】
すきまもなく切りつけること。切りまくること。
⇒まくり【捲り】
まくり‐だ・す【捲り出す】
〔他四〕
追い立てる。追い出す。浄瑠璃、曾根崎「―・して大坂の地はふませぬ」
まくり‐た・つ【捲り立つ】
〔他下二〕
盛んに追い立てる。歌舞伎、傾城壬生大念仏「大太刀振つて大勢を―・て―・て」
まくり‐つ・く【捲り付く】
〔他下二〕
追い立てる。太平記29「石堂・上杉が七百余騎の勢を山際まで―・けて」
マグリット【René Magritte】
ベルギーの画家。シュールレアリスム運動に参加。日常的なものや光景を非日常的な文脈で結びつけて、不思議なイメージを多く生み出した。作「大家族」など。(1898〜1967)
まくり‐で【捲り手】
腕まくり。そでまくり。西鶴織留2「麻の衣の袖―して」
⇒まくり【捲り】
まくり‐のみ【捲り飲み】
かたはしから飲みほすこと。つづけざまに飲むこと。
⇒まくり【捲り】
まくり‐ば【捲り葉】
風にまくれる葉。万代和歌集夏「池の蓮の―に」
⇒まくり【捲り】
マグリブ【Maghrib アラビア】
(「日の沈む地」「西」の意)チュニジア・アルジェリア・モロッコなどアフリカ北西部諸地域の総称。リビアを含めることもある。マグレブ。
マクリントック【Barbara McClintock】
アメリカの遺伝学者。トウモロコシの細胞遺伝を研究、実の斑ふ入りの原因が動く遺伝子(トランスポゾン)と呼ばれる調節因子であることを発見。ノーベル賞。(1902〜1992)
まく・る【捲る】
[一]〔他五〕
①覆いなどを巻くようにして上げる。まきあげる。今昔物語集25「表衣うえのきぬの袖を―・り」。「腕を―・る」
②めくる。はぐ。日葡辞書「ヤネヲマクル」
③追いのける。義経記2「遮那王殿と一つになりて追ふつ―・つつ散々に戦ひ」
④競輪などで、追い上げて一気に抜く。
⑤「する」をいやしめていう語。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「意地張つて大怪我―・らんより」
⑥(他の動詞に付いて)その動作をむやみにする意を表す。「雑文を書き―・る」
[二]〔自下二〕
⇒まくれる(下一)
ま‐く・る【眩る】
〔自下二〕
(マグルとも)
①目がくらむ。目がまわる。宇治拾遺物語1「かしらを荒う打ちて―・れ入りてふせりけり」
②煙や炎などにまかれて窒息する。気を失う。方丈記「焔に―・れてたちまちに死ぬ」。日葡辞書「キ(気)ガマグレタ」
まぐ・る【紛る】
〔自下二〕
⇒まぐれる(下一)
マクルーハン【Herbert Marshall McLuhan】
カナダの社会学者・文明批評家。「メディアはメッセージである」とするメディア論を先駆的に展開。著「グーテンベルクの銀河系」「メディアの理解」など。(1911〜1980)
まぐれ【紛れ】
①まぎれ。
②まぐれあたり。偶然。「―で当てる」
⇒まぐれ‐あたり【紛れ中り・紛れ当り】
⇒まぐれ‐ざいわい【紛れ幸い】
まぐれ‐あたり【紛れ中り・紛れ当り】
偶然にあたること。「―のホームラン」
⇒まぐれ【紛れ】
まぐれ‐い・る【紛れ入る】
〔自四〕
物にまぎれて入り込む。混雑につけこんで入り込む。まぐれこむ。まぎれこむ。
まぐれ‐ざいわい【紛れ幸い】‥ザイハヒ
予期しないさいわい。まぎれざいわい。こぼれざいわい。
⇒まぐれ【紛れ】
マグレブ【Maghreb】
⇒マグリブ
まく・れる【捲れる】
〔自下一〕[文]まく・る(下二)
端が巻かれたように上がった状態になる。はがれて上がる。めくれる。「すそが―・れる」
まぐ・れる【紛れる】
〔自下一〕[文]まぐ・る(下二)
(→)「まぎれる」に同じ。
ま‐くろ【真黒】
真に黒いこと。すべて黒いこと。まっくろ。
マクロ【macro】
(makros ギリシアから)
①極めて大きいもの。巨大。↔ミクロ。
②マクロスコピックの略。
③マクロレンズの略。また、それを使った写真撮影。
④ソフトウェアで、複雑な操作手順をあらかじめ記述して登録し、必要な時に簡単に実行させる機能。
⇒マクロ‐けいざいがく【マクロ経済学】
⇒マクロ‐コスモス【Makrokosmos ドイツ】
⇒マクロ‐スコピック【macroscopic】
⇒マクロ‐バースト【macroburst】
⇒マクロ‐ファージ【macrophage】
⇒マクロ‐ぶんせき【マクロ分析】
⇒マクロ‐レンズ【macrolens】
まぐろ【鮪】
(「眼黒」の意)
①サバ科マグロ属の硬骨魚の総称。マグロ・メバチ・キハダ・インドマグロ・タイセイヨウマグロの類。〈[季]冬〉
マグロ
提供:東京動物園協会
②船酔いして横になっている人。(漁師言葉)
マクロ‐けいざいがく【マクロ経済学】
一国全体としての投資や消費などの集計概念を用いて経済活動を分析する経済学。↔ミクロ経済学。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐コスモス【Makrokosmos ドイツ】
大宇宙。↔ミクロコスモス。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐スコピック【macroscopic】
巨視的。↔マイクロスコピック。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐バースト【macroburst】
大型のダウンバースト。水平規模は4キロメートルを超え、風速は毎秒60メートルに達する。継続時間が30分にも及ぶことがある。→マイクロバースト。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐ファージ【macrophage】
細菌・異物・細胞の残骸などを細胞内に取りこみ消化する力の強い大型の単核細胞。炎症の修復や免疫にあずかる。大食細胞。→単球。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐ぶんせき【マクロ分析】
国民経済全体のレベルで、国民所得の決定と変動の要因およびそのメカニズムを検討すること。巨視的分析。↔ミクロ分析。
⇒マクロ【macro】
マクロライドけい‐こうせいぶっしつ【マクロライド系抗生物質】‥カウ‥
(macrolides; macrolide antibiotics)マイコプラスマやクラミジアに有効な抗生物質。蛋白質の合成を阻害して抗菌性を示す。エリスロマイシン・ロキシスロマイシン・アジスロマイシンなど。
マクロ‐レンズ【macrolens】
接写用の写真レンズ。
⇒マクロ【macro】
まくわ【真桑】マクハ
真桑瓜まくわうりの略。
⇒まくわ‐うり【真桑瓜】
ま‐ぐわ【馬鍬】‥グハ
農具の一種。長さ約1メートルの横木に約20センチメートルの鉄製の歯10本内外を植え、これに鳥居形の柄をつけたもの。牛馬にひかせて土を砕いたりならしたりするのに用いる。まんが。
馬鍬
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
ま‐ぐわい【目合】‥グハヒ
①目を見合わせて愛情を知らせること。めくばせ。古事記上「―して相婚あひたまひて」
②男女の交接。性交。古事記上「吾あれ、汝いましに―せむと欲おもふはいかに」
まくわ‐うり【真桑瓜】マクハ‥
(美濃国本巣郡真桑村(今、岐阜県本巣市)に産したのが有名であったことから)メロンの一変種。日本には古く渡来したとされる。果実は果皮が緑・黄(キンマクワ)または白色(ギンマクワ)で、食用。未熟な果実を乾して催吐剤・下剤とする。味瓜。都瓜。甘瓜。梵天瓜。漢名、甜瓜てんか。〈[季]夏〉。〈日葡辞書〉
⇒まくわ【真桑】
ま‐ぐわ・し【目細し】‥グハシ
〔形シク〕
見た目に美しい。うるわしい。万葉集14「―・し児ろは誰が笥けか持たむ」
②船酔いして横になっている人。(漁師言葉)
マクロ‐けいざいがく【マクロ経済学】
一国全体としての投資や消費などの集計概念を用いて経済活動を分析する経済学。↔ミクロ経済学。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐コスモス【Makrokosmos ドイツ】
大宇宙。↔ミクロコスモス。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐スコピック【macroscopic】
巨視的。↔マイクロスコピック。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐バースト【macroburst】
大型のダウンバースト。水平規模は4キロメートルを超え、風速は毎秒60メートルに達する。継続時間が30分にも及ぶことがある。→マイクロバースト。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐ファージ【macrophage】
細菌・異物・細胞の残骸などを細胞内に取りこみ消化する力の強い大型の単核細胞。炎症の修復や免疫にあずかる。大食細胞。→単球。
⇒マクロ【macro】
マクロ‐ぶんせき【マクロ分析】
国民経済全体のレベルで、国民所得の決定と変動の要因およびそのメカニズムを検討すること。巨視的分析。↔ミクロ分析。
⇒マクロ【macro】
マクロライドけい‐こうせいぶっしつ【マクロライド系抗生物質】‥カウ‥
(macrolides; macrolide antibiotics)マイコプラスマやクラミジアに有効な抗生物質。蛋白質の合成を阻害して抗菌性を示す。エリスロマイシン・ロキシスロマイシン・アジスロマイシンなど。
マクロ‐レンズ【macrolens】
接写用の写真レンズ。
⇒マクロ【macro】
まくわ【真桑】マクハ
真桑瓜まくわうりの略。
⇒まくわ‐うり【真桑瓜】
ま‐ぐわ【馬鍬】‥グハ
農具の一種。長さ約1メートルの横木に約20センチメートルの鉄製の歯10本内外を植え、これに鳥居形の柄をつけたもの。牛馬にひかせて土を砕いたりならしたりするのに用いる。まんが。
馬鍬
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
ま‐ぐわい【目合】‥グハヒ
①目を見合わせて愛情を知らせること。めくばせ。古事記上「―して相婚あひたまひて」
②男女の交接。性交。古事記上「吾あれ、汝いましに―せむと欲おもふはいかに」
まくわ‐うり【真桑瓜】マクハ‥
(美濃国本巣郡真桑村(今、岐阜県本巣市)に産したのが有名であったことから)メロンの一変種。日本には古く渡来したとされる。果実は果皮が緑・黄(キンマクワ)または白色(ギンマクワ)で、食用。未熟な果実を乾して催吐剤・下剤とする。味瓜。都瓜。甘瓜。梵天瓜。漢名、甜瓜てんか。〈[季]夏〉。〈日葡辞書〉
⇒まくわ【真桑】
ま‐ぐわ・し【目細し】‥グハシ
〔形シク〕
見た目に美しい。うるわしい。万葉集14「―・し児ろは誰が笥けか持たむ」
[漢]枕🔗⭐🔉
枕 字形
〔木部4画/8画/4377・4B6D〕
〔音〕チン(慣) シン(呉)(漢)
〔訓〕まくら
[意味]
①まくら。「枕頭・枕席・陶枕」「枕まくらを攲そばだてる」(まくらから頭をもたげて、耳をすます)
②まくらとする。「漱石そうせき枕流=石に漱くちすすぎ流れに枕す」(流石さすが)
▷[
]は異体字。
〔木部4画/8画/4377・4B6D〕
〔音〕チン(慣) シン(呉)(漢)
〔訓〕まくら
[意味]
①まくら。「枕頭・枕席・陶枕」「枕まくらを攲そばだてる」(まくらから頭をもたげて、耳をすます)
②まくらとする。「漱石そうせき枕流=石に漱くちすすぎ流れに枕す」(流石さすが)
▷[
]は異体字。
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ちんざん【枕山】🔗⭐🔉
ちんざん 【枕山】
⇒大沼(オオヌマ)枕山
ちん-しゃ【枕藉・枕籍】🔗⭐🔉
ちん-しゃ 【枕藉・枕籍】
⇒ちんせき(枕藉)
ちん-じょう【枕上】🔗⭐🔉
ちん-じょう ―ジヤウ [0] 【枕上】
(1)寝ているまくらもと。枕頭。
(2)床についていること。
ちん-せき【枕席】🔗⭐🔉
ちん-せき [0] 【枕席】
〔まくらと敷物の意〕
(1)寝具。ねどこ。
(2)寝室。また,夜の伽(トギ)。枕籍。
ちんせき=に侍(ハベ)・る🔗⭐🔉
――に侍(ハベ)・る
女性が男性と同じ寝床で寝る。伽(トギ)をする。枕席を薦(スス)む。枕席を払う。枕席に侍す。
ちん-せき【枕藉・枕籍】🔗⭐🔉
ちん-せき [0] 【枕藉・枕籍】
(1)「枕席(チンセキ){(2)}」に同じ。
(2)書物を積み重ねて枕にすること。また,書物がうずたかく積んであること。
ちんせき-そうりゅう【枕石漱流】🔗⭐🔉
ちんせき-そうりゅう ―ソウリウ [0] 【枕石漱流】
⇒石(イシ)に枕(マクラ)し流れに漱(クチスス)ぐ(「石」の句項目)
ちんちゅうき【枕中記】🔗⭐🔉
ちんちゅうき 【枕中記】
中国,唐代の伝奇小説。沈既済(シンキセイ)(一説に李泌(リヒツ))作。800年頃成立。盧生(ロセイ)が趙の旧都邯鄲(カンタン)で道士の呂翁(リヨオウ)に会い,思いのままに出世できるという枕(マクラ)を借りて寝たところ,栄達・栄華の一生を送る夢を見る。目がさめると,それは宿の主人の炊(タ)く黄粱(コウリヨウ)もまだ炊き上がらない間のことであり,名利のはかなさを知る。ここから「邯鄲の夢」「邯鄲の枕」「盧生の夢」「黄粱一炊の夢」などの語が出た。別名,呂翁。
ちん-とう【枕頭】🔗⭐🔉
ちん-とう [0] 【枕頭】
まくらもと。枕上。「―の書」
ちん-ぺん【枕辺】🔗⭐🔉
ちん-ぺん [0] 【枕辺】
まくらもと。枕上。枕頭。
まき・ぬ【纏き寝・枕き寝】🔗⭐🔉
まき・ぬ 【纏き寝・枕き寝】 (動ナ下二)
互いの腕を枕として寝る。共寝する。「玉釧(クシロ)―・寝し妹を/万葉 3148」
ま・く【枕く・婚く・纏く】🔗⭐🔉
ま・く 【枕く・婚く・纏く】 (動カ四)
〔「巻く」と同源〕
(1)枕(マクラ)にする。枕として寝る。「宮の我が背は大和女の膝―・くごとに我(ア)を忘らすな/万葉 3457」
(2)〔中世以降「まぐ」とも〕
共寝をする。情交する。結婚する。「若草の妻をも―・かず/万葉 4331」
まくら【枕】🔗⭐🔉
まくら [1] 【枕】
(1)寝るときに頭を支える寝具。「箱―」「膝(ヒザ)―」
(2)寝ている頭の方。枕元。「―よりあとより恋のせめくれば/古今(雑体)」
(3)寝ること。旅で寝ること。「草―」
→枕する
(4)横たえる物の下に置き,支えとするもの。「―木」
(5)前置きの言葉。落語などで本題の前に語る小噺(コバナシ)を中心とした部分の称。
(6)物事のよりどころ。典拠。種。「歌―」
まくら=が上がら
ない🔗⭐🔉
――が上がら
ない
病気が治らないために寝床から起き上がれない。
ない
病気が治らないために寝床から起き上がれない。
まくら=片去・る🔗⭐🔉
――片去・る
枕の片一方をあけて寝る。上代,夫や愛人を待って一人で寝ることにいう。「しきたへの―・る夢に見え来し/万葉 633」
まくら=枕(マ)・く🔗⭐🔉
――枕(マ)・く
枕にする。寝る。「道のしりこはだをとめを雷(カミ)のごと聞こえしかどもあひ―・く/古事記(中)」
まくら=を重・ねる🔗⭐🔉
――を重・ねる
男女が何度も同衾(ドウキン)する。
まくら=を交わ・す🔗⭐🔉
――を交わ・す
男女が一緒に寝る。情交する。「とほ妻と―・してねたる夜は/玉葉(恋二)」
まくら=を高く
する🔗⭐🔉
――を高く
する
〔史記(呂后本紀)〕
何の不安もなしに寝る。安心して寝る。転じて,安心する。枕を高くして寝る。
する
〔史記(呂后本紀)〕
何の不安もなしに寝る。安心して寝る。転じて,安心する。枕を高くして寝る。
まくら=を並・べる🔗⭐🔉
――を並・べる
(1)同じ場所で並んで寝る。
(2)多くの人が同じ場所で倒れる。「―・べて討ち死にする」
(3)男女が共に寝る。枕を交わす。「夫妻は一夜の―・ぶるも五百生の宿縁と申し候へば/平家 10」
まくら=を濡(ヌ)ら・す🔗⭐🔉
――を濡(ヌ)ら・す
悲しみに堪えず,夜ひそかに涙を流す。
まくら=を振・る🔗⭐🔉
――を振・る
落語で,本題に入る前に短い話をする。
まくら=を結・ぶ🔗⭐🔉
――を結・ぶ
草を結び合わせて枕とする。野宿する。旅寝する。「いはしろの岡の萱根(カヤネ)に枕むすばむ/新古今(羇旅)」
まくら-あて【枕当て】🔗⭐🔉
まくら-あて [3] 【枕当て】
枕が汚れないようにおおう布または紙。
まくら-いし【枕石】🔗⭐🔉
まくら-いし [3] 【枕石】
死者の枕元に置く石。埋葬後,戒名を記して墓の上に置く。
まくら-え【枕絵】🔗⭐🔉
まくら-え ―
[3] 【枕絵】
男女の情交のさまを描いた絵。笑い絵。春画。
〔古くは箱枕の引き出しに入れて,嫁入り道具として持たせた〕
[3] 【枕絵】
男女の情交のさまを描いた絵。笑い絵。春画。
〔古くは箱枕の引き出しに入れて,嫁入り道具として持たせた〕
まくら-が【枕香】🔗⭐🔉
まくら-が [3] 【枕香】
枕に残っている,その人の香り。
まくら-がい【枕貝】🔗⭐🔉
まくら-がい ―ガヒ [3] 【枕貝】
海産の巻貝。殻長約35ミリメートルの円筒形で堅固。殻表は滑らかで,淡黄褐色の地に不規則な黒褐色の縦線が走る。房総半島以南の砂底に住む。
まくら-がえし【枕返し】🔗⭐🔉
まくら-がえし ―ガヘシ [4] 【枕返し】
(1)枕の向きをかえること。特に,死者の枕を北枕にすること。「―なにやと例の様なる有様どもにしてければ/大鏡(伊尹)」
(2)曲芸の一種。多数の木枕を重ねて,両手でもてあそぶもの。
まくら-がたな【枕刀】🔗⭐🔉
まくら-がたな [4] 【枕刀】
護身のため枕元におく刀。
まくら-がね【枕金】🔗⭐🔉
まくら-がね [3][0] 【枕金】
(1)遊女を身請けするときの手付け金。まくらきん。
(2)芸妓が客と共寝するとき,客からもらう契約金。枕掛け。まくらきん。「―五両にて,あらまし相談できて/洒落本・箱枕」
まくら-カバー【枕―】🔗⭐🔉
まくら-カバー [4] 【枕―】
枕にかけるカバー。枕おおい。ピロー-ケース。
まくら-がみ【枕上】🔗⭐🔉
まくら-がみ [3] 【枕上】
寝床の枕のあたり。枕元。「―に立つ」
まくら-がみ【枕神】🔗⭐🔉
まくら-がみ [3] 【枕神】
夢枕に立つという神。
まくら-がみ【枕紙】🔗⭐🔉
まくら-がみ [3] 【枕紙】
(1)枕元に置く紙。
(2)木枕の上の小枕をおおう紙。
まくら-がや【枕蚊帳】🔗⭐🔉
まくら-がや [3] 【枕蚊帳】
子供の枕辺をおおうための,骨組みの小さな蚊帳。[季]夏。
まくら-ぎ【枕木】🔗⭐🔉
まくら-ぎ [3] 【枕木】
鉄道線路の下に横に並べて敷く角柱状の材。レールの幅を一定に保ち,レールにかかる荷重を道床内に分散させる。以前は木材が使われたが,現在は多くコンクリート材・鉄材を用いる。
まくら-ぎちょう【枕几帳】🔗⭐🔉
まくら-ぎちょう ―チヤウ [4] 【枕几帳】
枕元に立てる小さい几帳。
まくら-ぎょう【枕経】🔗⭐🔉
まくら-ぎょう ―ギヤウ [3] 【枕経】
死者の枕元で読経(ドキヨウ)をすること。また,その経。特に,納棺に先立って行われるものをいう。
まくら-きん【枕金】🔗⭐🔉
まくら-きん [3][0] 【枕金】
⇒まくらがね(枕金)
まくら-げいしゃ【枕芸者】🔗⭐🔉
まくら-げいしゃ [4] 【枕芸者】
(1)芸らしい芸もなく,売春を主とする芸者。不見転(ミズテン)。
(2)枕探しをする芸者。
まくら-ごと【枕言】🔗⭐🔉
まくら-ごと 【枕言】
いつも口ぐせにいう言葉。「やまと言の葉をももろこしの歌をもただその筋をぞ―にせさせ給ふ/源氏(桐壺)」
まくら-ことば【枕詞】🔗⭐🔉
まくら-ことば [4] 【枕詞】
(1)昔の歌文に見られる修辞法の一。特に和歌などで,特定の語句に冠して,修飾しあるいは句調を整える語句をいう。修飾する語と修飾される語との間には一定のきまりがあり,個人の創造が許されない点で,序詞と区別される。五音のものが最も多いが,三音・四音,また七音のものもある。平安時代より現代に至るまで発語・歌枕・諷詞・冠辞・頭辞・かぶり・よそひ・かざし・玉かづら等種々の名称がある。枕詞の名称は室町時代頃から見られる。「あしひきの」「あらたまの」「たらちねの」など。
(2)転じて,前置きの言葉。「―が長い」
(3)寝物語。「独寝の―ぞ恨みなる/謡曲・菊慈童」
まくら-さがし【枕探し・枕捜し】🔗⭐🔉
まくら-さがし [4] 【枕探し・枕捜し】
眠っている旅客の枕元から金品を盗むこと。また,その盗人。
まくら-しょうじ【枕障子】🔗⭐🔉
まくら-しょうじ ―シヤウ― [4] 【枕障子】
枕元に立てる衝立(ツイタテ)障子。
まくら-じょう-ようがん【枕状溶岩】🔗⭐🔉
まくら-じょう-ようがん ―ジヤウ― [6] 【枕状溶岩】
溶岩流が水中で冷却固結した岩体の一種。丸太状または俵状の団塊の積み重なりからなる。ガラス質の緻密(チミツ)な薄い皮殻をもち,中心部に放射状の節理がある。車石。
まくら-ずみ【枕炭】🔗⭐🔉
まくら-ずみ [3] 【枕炭】
茶道で,炭斗(スミトリ)の中に炭を組み入れる際,管炭(クダズミ)の枕となる炭。点前(テマエ)が終わったのちも炭斗の中に残す。
まくら-ぞい【枕添ひ】🔗⭐🔉
まくら-ぞい ―ゾヒ 【枕添ひ】
添い寝すること。また,その人。配偶者。「女は夫を―といひ,男は妻を―といふ/滑稽本・浮世床 2」
まくら-ぞうし【枕草紙】🔗⭐🔉
まくら-ぞうし ―ザウ― [4] 【枕草紙】
(1)感じたことを手控えるため,また備忘のため,身辺に置く冊子。まくらのそうし。「とぢおける―のうへにこそ見/新撰六帖 5」
(2)春画を集めた本。春本。枕本。「―に心うかるる/犬子集」
まくら-だんご【枕団子】🔗⭐🔉
まくら-だんご [4] 【枕団子】
死者の枕元に供える団子。はやだんご。
まくら-づく【枕付く】🔗⭐🔉
まくら-づく 【枕付く】 (枕詞)
枕を並べて寝ることから,夫婦の寝室を意味する「妻屋(ツマヤ)」にかかる。「―つま屋のうちに/万葉 210」
まくら-づくえ【枕机】🔗⭐🔉
まくら-づくえ [4] 【枕机】
死者の枕元に置いて供物や香華を供える机。
まくら-どけい【枕時計】🔗⭐🔉
まくら-どけい [4] 【枕時計】
枕元に置く時計。目覚まし時計。
まくら-なおし【枕直し】🔗⭐🔉
まくら-なおし ―ナホシ [4] 【枕直し】
産婦が床上げをして,平常の生活に戻る祝い。
まくら-ばこ【枕箱】🔗⭐🔉
まくら-ばこ [3] 【枕箱】
(1)台の部分が箱状になっている枕。箱枕。
(2)枕を入れておく箱。
まくら-ばな【枕花】🔗⭐🔉
まくら-ばな [3] 【枕花】
死者の枕元に飾る花。
まくら-ひき【枕引き】🔗⭐🔉
まくら-ひき [3][0] 【枕引き】
木枕の両端を指先でつまんで引き合う遊戯。
まくら-びょうぶ【枕屏風】🔗⭐🔉
まくら-びょうぶ ―ビヤウ― [4] 【枕屏風】
すき間風などを防ぐために,枕元に立てる低く小さい屏風。
まくら-べ【枕辺】🔗⭐🔉
まくら-べ [3] 【枕辺】
〔「まくらへ」とも〕
まくらもと。「―に斎瓮(イワイベ)をすゑ/万葉 420」
まくら-ぼん【枕本】🔗⭐🔉
まくら-ぼん [0] 【枕本】
(1)半紙を二つに縦切りにしたものを横長に綴じた厚い本。
(2)「枕草紙{(2)}」に同じ。
まくら-めし【枕飯】🔗⭐🔉
まくら-めし [3] 【枕飯】
死者の枕元または,墓前に供える,高盛りにした飯。
まくら-もじ【枕文字】🔗⭐🔉
まくら-もじ [4] 【枕文字】
短歌で,初句の五文字。
まくら-もと【枕元・枕許】🔗⭐🔉
まくら-もと [3] 【枕元・枕許】
寝ている人の枕のそば。まくらがみ。枕頭(チントウ)。
まくら-ものがたり【枕物語】🔗⭐🔉
まくら-ものがたり 【枕物語】
寝物語。「―聞く時は,この年この身になりてもこの道をやめがたく/浮世草子・一代女 2」
まくら・く【枕く】🔗⭐🔉
まくら・く 【枕く】 (動カ四)
〔「まくら(枕)」を動詞化したもの〕
枕にする。「音(コエ)知らむ人の膝の上わが―・かむ/万葉 810」
まくらざき【枕崎】🔗⭐🔉
まくらざき 【枕崎】
鹿児島県薩摩半島南部の市。鰹(カツオ)漁を中心とした遠洋漁業の基地。水産加工業も盛ん。
まくらざき-たいふう【枕崎台風】🔗⭐🔉
まくらざき-たいふう 【枕崎台風】
1945年(昭和20)9月17日,枕崎付近に上陸した台風。九州を縦断,広島から松江へと進んだ。超大型の台風で,広島県を中心に洪水・崖(ガケ)崩れなどで大被害が出た。全国の死者・行方不明者三七五六名。
まくらじし【枕獅子】🔗⭐🔉
まくらじし 【枕獅子】
歌舞伎舞踊の一。長唄。本名題「英獅子乱曲(ハナブサシシノランギヨク)」。1742年江戸市村座初演。女方の石橋(シヤツキヨウ)物の代表曲。前ジテは傾城姿で手獅子を持っての踊り,後ジテは牡丹笠をつけて狂いを見せるもの。
まくらじどう【枕慈童】🔗⭐🔉
まくらじどう 【枕慈童】
(1)能の一。観世流の「菊慈童」の他流での曲名。
(2)能の一。四番目物。観世流のみにある曲。「菊慈童」と同工異曲。
まくら・する【枕する】🔗⭐🔉
まくら・する [1] 【枕する】 (動サ変)[文]サ変 まくら・す
ある物を枕として寝る。「石に―・する」
まくらのそうし【枕草子】🔗⭐🔉
まくらのそうし ―サウシ 【枕草子】
随筆。三巻。清少納言作。一〇世紀末から一一世紀初頭の成立。一条天皇の皇后定子に出仕した作者の宮廷生活の回想・見聞,また自然・人生などに関する随想などを約三百の章段に綴ったもの。感覚鋭く,文章軽快で源氏物語とともに王朝女流文学の双璧とされる。清少納言枕草子。清少納言記。
まくらのそうし-えまき【枕草子絵巻】🔗⭐🔉
まくらのそうし-えまき ―サウシ
マキ 【枕草子絵巻】
絵巻。一巻。鎌倉時代の作。枕草子の一部を絵巻にしたもので七段が現存。繊細な墨線で描き,大和絵白描画の典型をなす。
マキ 【枕草子絵巻】
絵巻。一巻。鎌倉時代の作。枕草子の一部を絵巻にしたもので七段が現存。繊細な墨線で描き,大和絵白描画の典型をなす。
まくらのそうし-しゅんしょしょう【枕草子春曙抄】🔗⭐🔉
まくらのそうし-しゅんしょしょう ―サウシ―セウ 【枕草子春曙抄】
注釈書。一二巻。北村季吟著。1674年成立。枕草子本文を文段に分け,傍注・標注・校合・考証を施す。枕草子注釈書中最も流布したもの。
まくらものぐるい【枕物狂】🔗⭐🔉
まくらものぐるい ―モノグルヒ 【枕物狂】
狂言の一。高齢の老人が地蔵講の頭人の娘に恋をして狂乱の体となり,枕を笹につけて肩にし,謡をうたい,最後に娘と結ばれる。
まくら【枕】(和英)🔗⭐🔉
まくらぎ【枕木】(和英)🔗⭐🔉
まくらぎ【枕木】
<米>a (cross)tie;<英>a sleeper.
まくらことば【枕詞】(和英)🔗⭐🔉
まくらことば【枕詞】
a ‘pillow' word;a conventional epithet.
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