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【華】 10画 艸部 [常用漢字] 区点=1858 16進=325A シフトJIS=89D8 《常用音訓》カ/ケ/はな 《音読み》 カ(ク/ゲ/ケ〈hu・hu〉〈hu〉 《訓読み》 はな/はなさく/はなやか(はなやかなり)/はなやかにする(はなやかにす) 《名付け》 は・はな・はる 《意味》 {名}はな。しんのくぼんだまるいはな。のち、広く草木のはなのこと。〈類義語〉→花→栄。「菊華(=菊花)」 {動}はなさく。はながさく。「桃始華=桃始メテ華ク」〔→礼記{形・名}はなやか(ハナヤカナリ)。はでで美しい。はでな表面。あでやかなもの。「光華(はなやかさ)」「栄華(はでなぜいたく)」「浮華(うわべだけはでなさま)」「華美」 {動}はなやかにする(ハナヤカニス)。美しくひきたてる。かざる。栄えさせる。「華国=国ヲ華ヤカニス」 {形}色つやのあでやかなさま。「鉛華(おしろい)」「華屋」 {名}つや。かざり。模様。 {名}すぐれたよいもの。「昇華」「精華」 {名・形}中国人が自国をいうことば。はなやかな文化をもった民族の意。〈対語〉→夷イ(えびす)。「中華」「華夷カイ」「夷不乱華=夷ハ華ヲ乱サズ」〔→左伝「華山」とは、山の名。五岳の一つ。陝西センセイ省華陰県の南、秦嶺シンレイ山脈の東端にある。崋山。西岳。▽去声に読む。 《解字》 会意兼形声。于ウは、|線が=線につかえてまるく曲がったさま。それに植物の葉の垂れた形の垂を加えたのが華の原字。「艸+垂(たれる)+音符于」で、くぼんでまるくまがるの意を含む。 《単語家族》 盂ウ(大きくまるいさら)芋ウ(まるくて大きいいも)跨カ(足を大きく開く)などと同系。 《類義》 栄エイは、草木の枝や茎全体をとりまいて咲くはな。 《異字同訓》 はな。 →花 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

華人 カジン🔗🔉

【華人】 カジン 中華の人。中国人のこと。

華氏 カシ🔗🔉

【華氏】 カシ 水の氷点を三二度、沸点を二一二度として、その間を一八〇等分する温度の目盛りのくぎり方。▽発明者のドイツ人、Fahrenheitの中国表記「華倫海」から。記号はF。「華氏温度計」

華甲 カコウ🔗🔉

【華甲】 カコウ 六十一歳のこと。▽華の字を分解すると十の字六個と一の字になることから。甲は、十干(年次・年齢を数えるときに用いる)の第一で、歳。〈同義語〉花甲。

華夷 カイ🔗🔉

【華夷】 カイ 中国と外国(=夷)。中国と、中国から遠くはなれた未開の民族が住んでいる所。〈類義語〉華裔カエイ。

華池 カチ🔗🔉

【華池】 カチ 口のこと。花の咲いている美しい池。池の名。崑崙コンロン山にあるという。

華灯 カトウ🔗🔉

【華灯】 カトウ はなやかに輝くともしび。

華年 カネン🔗🔉

【華年】 カネン はでやかな若いころ。少年のころ。「一絃一柱思華年=一絃一柱華年ヲ思フ」〔→李商隠

華名 カメイ🔗🔉

【華名】 カメイ はでな評判。美名。

華言 カゲン🔗🔉

【華言】 カゲン 表現ははでやかだが、内容のないことば。中華の言語。中国語。『華語カゴ』

華彩 カサイ🔗🔉

【華采】 カサイ =華彩。はなやかな彩り。

華果 カカ🔗🔉

【華実】 カジツ 花と実。『華果カカ』外観と実質。形式と内容。〈同義語〉花実。「華実相称=華実アヒ称フ」〔→南史

華表 カヒョウ🔗🔉

【華表】 カヒョウ 二本の柱の上に横木を渡したアーチ形の標柱。駅亭とか繁華街の入り口にたてられた。▽帝ギョウのとき、政治への不満をそこに書かせたという。のち、墓・城・役所・家の前などにたてられるようになった。「桓表カンピョウ」「和表カヒョウ」ともいう。「華表鶴来応有語=華表鶴来レバマサニ語有ルベシ」〔→元好問墓・城・役所の入り口にたてる石柱。〔国〕神社のとりい。

華屋 カオク🔗🔉

【華屋】 カオク はでやかでりっぱな屋敷。「曾城填華屋、季冬樹木蒼=曾城華屋ヲ填メ、季冬樹木蒼シ」〔→杜甫

華首 カシュ🔗🔉

【華首】 カシュ しらが頭。『華顛カテン』

華胥 カショ🔗🔉

【華胥】 カショ 黄帝が昼寝の夢の中で遊んだという平和な理想郷。転じて、安楽で平和な所。華胥の国。「華胥別是一仙郷=華胥ハ別ニコレ一仙郷」〔→蘇軾

華胥之夢 カショノユメ🔗🔉

【華胥之夢】 カショノユメ〈故事〉黄帝が、天下がうまく治まらず心配したが、夢で華胥という国に遊んで、命令する人も欲ばる人もいない自然で平和な理想境であるのを知り、夢がさめてから政治の要点が自然にあるとさとったという伝説。〔→列子転じて、よい夢。また、昼寝。

華胄 カチュウ🔗🔉

【華胄】 カチュウ 貴族の子孫・子弟。

華美 カビ🔗🔉

【華美】 カビ はでやかで美しい。『華麗カレイ』

華風 カフウ🔗🔉

【華風】 カフウ 中国の風俗・風習。「髻椎面赭非華風=髻椎面赭華風ニアラズ」〔→白居易

華要 カヨウ🔗🔉

【華要】 カヨウ 重要な地位・官職。

華京 カケイ🔗🔉

【華洛】 カラク 花の都。美しい都のこと。都をほめていうことば。〈同義語〉花洛。『華京カケイ』〔国〕京都のこと。〈同義語〉花洛。

華夏 カカ🔗🔉

【華夏】 カカ 中国人が自分の国をほこっていうことば。中華。

華軒 カケン🔗🔉

【華軒】 カケン 身分の高い人が乗る、はでやかで美しい車。

華時 カジ🔗🔉

【華時】 カジ 花ざかりの季節・時期。花の咲いているころ。

華容 カヨウ🔗🔉

【華容】 カヨウ 花のように美しい顔かたち。「華容碧影生晩寒=華容碧影晩寒ヲ生ズ」〔→李賀漢代の地名。今の湖北省沙市サシ市東にあった県。赤壁の戦いで敗れた曹操ソウソウが逃げた所。地名。隋ズイ代に置かれた。洞庭ドウテイ湖の北岸にある。昔の雲夢沢ウンボウタクのあたり。

華陰 カイン🔗🔉

【華陰】 カイン 咲いている花のかげ。華山の北側。地名。華山の北側にある。

華艶 カエン🔗🔉

【華婉】 カエン はなやかである。はでで美しい。『華艶カエン』

華清池 カセイチ🔗🔉

【華清池】 カセイチ 驪山リザンにある温泉。唐代、華清宮内にあった温泉。今は保養所となって残っている。「春寒賜浴華清池=春寒クシテ浴ヲ賜フ華清ノ池」〔→白居易

華清宮 カセイキュウ🔗🔉

【華清宮】 カセイキュウ 唐の玄宗ゲンソウ皇帝がたてた離宮。陝西センセイ省臨潼リントウ県の南、驪山リザンの中腹にあった。

華族 カゾク🔗🔉

【華族】 カゾク 貴族。〔国〕明治憲法できめられていた階級の一つ。皇族の下、士族の上にあたる。公・侯・伯・子・男の爵位をもつ人と、その家族をまとめていった。昭和二十二年廃止された。

華侈 カシ🔗🔉

【華奢】 カシャ はででおごっているさま。『華侈カシ』キャシャ〔国〕容姿が、上品でほっそりとしてよわよわしいさま。また、はなやかで美しいさま。

華勝 カショウ🔗🔉

【華勝】 カショウ 女の髪飾り。五色の彩りのあるあやぎぬを切ってつくる。▽「勝」は頭にのせる飾り。

華粧 カショウ🔗🔉

【華粧】 カショウ はでなよそおい・化粧。妍粧ケンショウ。

華道 カドウ🔗🔉

【華道】 カドウ 美しく奥深い道理。〔国〕草木の花や枝などを花器にさす技術。生け花。〈同義語〉花道。

華葉 カヨウ🔗🔉

【華葉】 カヨウ 色つやのよいきれいな葉。「常恐秋節至、焜黄華葉衰=常ニ恐ル秋節至リテ、焜黄トシテ華葉ノ衰フルヲ」〔古楽府〕表面ははでやかだが根本がしっかりしていないこと。

華辞 カジ🔗🔉

【華辞】 カジ はなやかな美しいことば。美辞。うわべは、はでで美しいが、内容のないことば。空言。〔→荘子

華嵩 カスウ🔗🔉

【華嵩】 カスウ 華山と嵩山。ともに五岳の一つで、高い山。転じて、高大なことのたとえ。〈類義語〉嵩華スウカ。

華腴 カユ🔗🔉

【華腴】 カユ 着物や食べ物のりっぱなこと。転じて、貴族のこと。

華誉 カヨ🔗🔉

【華誉】 カヨ 実際以上のよい評判。虚誉。

華綺 カキ🔗🔉

【華綺】 カキ はなやかに飾ること。

華僑 カキョウ🔗🔉

【華僑】 カキョウ 外国に生活の本拠をもっている中国人。海外に居留している中国人。

華翰 カカン🔗🔉

【華箋】 カセン 詩・文などを書く美しい紙。人からもらった手紙の敬称。『華翰カカン・華墨カボク』

華髪 カハツ🔗🔉

【華髪】 カハツ しらが。「況我堕胡塵、及帰尽華髪=況ンヤ我ハ胡塵ニ堕チ、帰ルニ及ンデコトゴトク華髪ナリ」〔→杜甫転じて、老年。老人。

華誕 カタン🔗🔉

【華誕】 カタン うわべはりっぱだが内容がない。〔俗〕人の誕生日の敬称。

華館 カカン🔗🔉

【華館】 カカン はでやかでりっぱな建物。『花観カカン』〈同義語〉花館。

華厳 ケゴン🔗🔉

【華厳】 ケゴン〔仏〕多くの修行の美点(華)から得た結果である功徳をりっぱにすること。「華厳経」の略。釈迦シャカが仏道を成しとげてからはじめて説いたという経文。華厳宗・法相ホッソウ宗・天台宗・日蓮ニチレン宗・禅宗などは、これに基づいている。「雑華経」ともいう。「華厳宗」の略。八宗の一つ。七三六年に日本に伝えられた仏教の一派。華厳経を根本にしている。日本では東大寺を本山とする。

華燭 カショク🔗🔉

【華燭】 カショク はなやかにともるともしび。結婚の儀式。〈同義語〉花燭。

華顔 カガン🔗🔉

【華顔】 カガン 花のように美しい顔。花のかんばせ。

華簪 カシン🔗🔉

【華簪】 カシン りっぱなかんざし。▽昔のかんざしは冠を髪にとめる実用的なもので、役人がつけた。高い地位。「此事真復楽、聊用忘華簪=コノ事真ニマタ楽シ、聊カモッテ華簪ヲ忘ル」〔→陶潜

華靡 カビ🔗🔉

【華靡】 カビ はでなこと。はでやかなこと。

華贍 カセン🔗🔉

【華贍】 カセン 文章がはなやかで意味がゆたかである。

華饌 カセン🔗🔉

【華饌】 カセン りっぱなごちそう。

華鬘 ケマン🔗🔉

【華鬘】 ケマン 糸で花をつづった飾り。インド・西域の人が首や胸につけた。〔仏〕仏像・仏前にかける飾り。金・銅でつくり、花鳥・天女などをすかし彫りにしてある。〈同義語〉花鬘。 〈注〉熟語は→【花】をも見よ。

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