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【闕】 18画 門部  区点=7977 16進=6F6D シフトJIS=E88D 《音読み》 ケツ/コチ〈qu・qu〉 《訓読み》 かける(かく)/かく/あやまち 《意味》 {名}宮殿の門。門の両わきに台を築いてその上部に楼観を設け、その中央部をくりぬいて道にした。「城闕ジョウケツ」 {名}宮城。天子のいる所。「禁闕キンケツ」 {動}かける(カク)。かく。完全に備わっているべきものが足りない。また、除く。〈同義語〉→欠ケツ。「闕文ケツブン」 {名}あやまち。おちど。過失。「闕失ケッシツ」 {動}かいてとる。うがつ。〈同義語〉→抉。 《解字》 会意兼形声。中の部分の字(音ケツ)は「人間が逆さになった姿+欠(人間が腹をくぼませてかがみこんだ姿)」の会意文字で、ものをコ型にえぐりとる、コ型にへこむという基本義をもつ。闕はそれを音符とし、門を加えた字で、城壁や土壁の一部が型にくぼんだ門のこと。 《単語家族》 缺ケツ(=欠。かく)決壊の決(かけて穴があく)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

闕下 ケッカ🔗🔉

【闕下】 ケッカ 天子のいる宮城の門の下。転じて、天子の尊称。

闕文 ケツブン🔗🔉

【闕文】 ケツブン =欠文。あるべき字句がぬけおちている文章。文章ちゅうの疑問の字を、書かないであけておくこと。「吾猶及史之闕文也=吾ナホ史ノ闕文ニ及ビタリ」〔→論語

闕失 ケッシツ🔗🔉

【闕失】 ケッシツ =欠失。あやまち。過失。かけてなくなる。

闕本 ケッポン🔗🔉

【闕本】 ケッポン =欠本。そろっているべき巻数の一部がかけて、完全にそろっていない書物。端本ハホン。

闕字 ケツジ🔗🔉

【闕字】 ケツジ =欠字。文章の中でぬけている字。文章で、天子や身分の高い人の名、また、それに関することばを書くとき、敬意をあらわすために、その上の一字か二字分を空白にすること。

闕然 ケツゼン🔗🔉

【闕如】 ケツジョ =欠如。かけて不完全なさま。『闕焉ケツエン・闕然ケツゼン』かけたままにしておくこと。さしひかえること。「君子於其所不知、蓋闕如也=君子ハソノ知ラザル所ニオイテ、ケダシ闕如タルナリ」〔→論語〕「柳下季曰、今者闕然数日不見=柳下季曰ハク、今ハ闕然トシテ数日見エズ」〔→荘子

闕廷 ケッテイ🔗🔉

【闕廷】 ケッテイ 宮中。〈類義語〉宮闕キュウケツ・禁闕キンケツ。

闕党 ケットウ🔗🔉

【闕里】 ケツリ 地名。山東省曲阜キヨクフ県にある。孔子の住んでいた地。孔子の廟ビョウがある。『闕党ケットウ』

闕画 ケッカク🔗🔉

【闕画】 ケッカク =欠画。文章で、天子や身分の高い人の名と同じ字を使うのをおそれおおいとして、その字の一部分を省略して書くこと。また、その字。▽最後の一画を省くことが多い。『闕筆ケッピツ』

闕殆 アヤウキヲカク🔗🔉

【闕殆】 ケッタイ・アヤウキヲカク 危険・不安に思うことは、やらないでとりのぞいておく。「多見闕殆、慎行其余、則寡悔=多ク見テ殆キヲ闕キ、慎ミテソノ余リヲ行ヘバ、スナハチ悔イ寡ナシ」〔→論語

闕庭 ケッテイ🔗🔉

【闕庭】 ケッテイ 宮中の庭。〈類義語〉宮庭。「仰瞻城閾、俯惟闕庭=仰ギテ城閾ヲ瞻、俯シテ闕庭ヲ惟フ」〔→曹植

闕掖 ケツエキ🔗🔉

【闕掖】 ケツエキ 宮中。▽「掖」は、正門の左右の小門。

闕疑 ウタガワシキヲカク🔗🔉

【闕疑】 ケツギ・ウタガワシキヲカク 疑わしいと思うことは、やらないでとりのけておく。疑問な点は省いて触れないでおく。「多聞闕疑、慎言其余、則寡尤=多ク聞キテ疑ハシキヲ闕キ、慎ミテソノ余リヲ言ヘバ、スナハチ尤寡ナシ」〔→論語疑わしい場合は、あえて罰しない。

闕漏 ケツロウ🔗🔉

【闕漏】 ケツロウ =欠漏。かけて不足している部分。ておち。

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