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【音】 9画 音部 [一年] 区点=1827 16進=323B シフトJIS=89B9 《常用音訓》イン/オン/おと/ね 《音読み》 オン(オム)/イン(イム)〈yn〉 《訓読み》 おと/ね/おん 《名付け》 お・おと・と・なり・ね 《意味》 {名}おと。ね。口をふさいで出すウーというふくみごえ。声帯をふるわせて出るおと。▽舌や唇などの調整が加わったこえを「言」といい、調整の加わらないこえを「音」といった。 {名}おと。ね。ことばをなさず、高低大小のあるおとすべてをいう。〈類義語〉→声。「声音(おと)」「五音(宮、商、角、徴チ、羽の五つの音階)」「声成文謂之音=声ノ文ヲ成スコレヲ音ト謂フ」〔→礼記{名}きこえてくることば。しらせ。おとずれ。「音問」「音信不通」 「五音」「七音」とは、中世の音韻学で、頭子音(音節のはじめの子音)の五つまたは七つのわく。「地音チオン」とは、明ミン末の音韻学で、母音のこと。 〔国〕おん。訓に対して、漢字の漢語としての発音。たとえば、山の音はサン、訓はやま。 《解字》 会意。言という字の口の部分の中に、・印を含ませたもの。言は、はっきりとけじめをつけたことばの発音を示す。音は、その口に何かを含み、ウーと含み声を出すことを示す。 《単語家族》 暗アン(はっきりしない)陰イン(ふさぐ)と同系。▽声は、もと金・石・糸・竹・風などのおとだが、のち人間や動物のこえの意に用いる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

音叉 オンサ🔗🔉

【音叉】 オンサ 音の振動数の一定した基本的発音体。楽器の調律や音響実験などに用いる。鋼鉄製のU字形の棒の中央に柄をつけたもの。

音曲 オンキョク🔗🔉

【音曲】 オンキョク 音楽のふしまわし。音楽。オンギョク〔国〕琴・三味線などにあわせてうたう俗曲。

音字 オンジ🔗🔉

【音字】 オンジ 反切の上下二字の中で、下の字の韻字に対して、上の字。▽頭子音をあらわす。「音標文字」と同じ。

音色 オンショク🔗🔉

【音色】 オンショク 音の高低・強弱が同じでも、発音体の材質・構造・大きさによって、音が異なって聞こえる性質。ねいろ。

音吐 オント🔗🔉

【音吐】 オント ものをいう声。「音吐朗朗」

音声 オンジョウ🔗🔉

【音声】 オンセイ・オンジョウ 音と声。「音声相和=音声アヒ和ス」〔→老子人の出す声。

音制 オンセイ🔗🔉

【音制】 オンセイ ことばづかい。発音のしかた。「善談論美音制=談論ヲ善クシ音制ヲ美クス」〔→後漢書

音注 オンチュウ🔗🔉

【音注】 オンチュウ 同じ発音の別の字を用いて、ある字の発音を示す注釈法。▽A読若B、A読曰B、A音Bなどのかたちになっており、Aの字の発音を、Bの字によって示す。

音波 オンパ🔗🔉

【音波】 オンパ 物理で、発音体の振動によっておこる空気の波動。

音物 インモツ🔗🔉

【音物】 インモツ〔国〕おくり物。〈類義語〉進物。

音書 オンショ🔗🔉

【音信】 オンシン・インシン たより。手紙。「人事音書漫寂寥=人事音書漫ニ寂寥タリ」〔→杜甫〕『音息オンソク・音訊オンジン・音塵オンジン・音耗オンコウ・音問オンモン・音書オンショ』

音便 オンビン🔗🔉

【音便】 オンビン〔国〕日本文法で、ある音が発音しやすい別の音にかわる現象。イ音便・ウ音便・促音便・撥ハツ音便の四種がある。「書きて」が「書いて」になる類。

音律 オンリツ🔗🔉

【音律】 オンリツ 音楽の法則。音楽の調子。きまった音階。「協音律、作詩楽=音律ヲ協シ、詩楽ヲ作ル」〔→漢書音楽。

音訓 オンクン🔗🔉

【音訓】 オンクン 「音義」と同じ。発音の上から文字の意味を解釈すること。〈類義語〉声訓。〔国〕漢字の字音と字訓。

音書 インショ🔗🔉

【音書】 オンショ「音信」と同じ。インショ 音韻についての書物。

音通 オンツウ🔗🔉

【音通】 オンツウ 発音が同じで意味がちがう二字の、一方の字を他方の字の意味に用いること。▽説エツは、悦エツ(よろこぶ)の音通という類。

音容 オンヨウ🔗🔉

【音容】 オンヨウ 声と、すがたかたち。「一別、音容両渺茫=一別、音容ハ両ツナガラ渺茫タリ」〔→白居易

音符 オンプ🔗🔉

【音符】 オンプ 意符に対して、漢字の構成部分で、音を示すもの。▽清・晴の「青」の類。〔国〕文字表記を助ける符号。日本語では、濁音符・半濁音符・長音符・促音符(ッ)・反復音符(々)など。音楽で、形によって音の長短を示し、五線譜の線に対する位置によって音の高低・長短を示す記号。楽譜を書くときに使う。

音問 オンブン🔗🔉

【音問】 オンモン・オンブン おとずれる。たずねる。「音信」と同じ。

音階 オンカイ🔗🔉

【音階】 オンカイ 一定の音程によって、楽音を高さの順にならべたもの。楽曲をつくるもとになる。

音程 オンテイ🔗🔉

【音程】 オンテイ 二つの楽音の間の高さのへだたり。

音博士 オンハカセ🔗🔉

【音博士】 オンハカセ〔国〕平安時代、大学で漢字の字音(呉音・漢音)を教授した教官。

音楽 オンガク🔗🔉

【音楽】 オンガク 音によって構成した芸術。「音楽之所由来者遠、生於度量、本於太一=音楽ノ由来スル所ハ遠シ、度量ニ生ジ、太一ニ本ヅク」〔→呂覧

音義 オンギ🔗🔉

【音義】 オンギ 文字の発音と意味。また、それを説いた書。『音訓オンクン』文字の発音に基づいて、語句の意味を説明すること。

音節 オンセツ🔗🔉

【音節】 オンセツ 音、または、音楽の調子。音調。言語学で、その言語の話し手が自然な発音をした場合の、音声上の最小単位をいう。▽核になる母音のところで口が開き、自然に山と谷が生じる。そのひと山を一音節という。日本語では、仮名一字の発音、中国語では漢字一字の発音が一音節に相当する。

音痴 オンチ🔗🔉

【音痴】 オンチ〔国〕音の高低や調子に対する感覚がにぶく、うまく歌えないこと。また、そのような人。音楽について何もわからないこと。

音読 オンドク🔗🔉

【音読】 オンドク〔国〕声をあげて読む。〈対語〉黙読。漢字をその字音で読むこと。おんよみ。〈対語〉訓読。

音調 オンチョウ🔗🔉

【音調】 オンチョウ 音、または、音楽の調子。詩歌のリズム。

音字 オンジ🔗🔉

【音標文字】 オンピョウモジ 一字ごとには一定の意味をもたず、ことばの発音だけを示す文字。仮名、アルファベットの類。「表音文字」とも。『音字オンジ』

音頭 オンドウ🔗🔉

【音頭】 オンド・オンドウ〔国〕雅楽を演奏するとき、最初に独奏または独唱する人。民謡で、おおぜいの人が歌にあわせて踊ること。また、その民謡。おおぜいでうたったり発声したりするとき、調子をそろえるために、皆に先だってうたったり、発声したりすること。また、それをする人。

音韻 オンイン🔗🔉

【音韻】 オンイン 音。また、ねいろ。漢字の音(頭子音。普通は声という)と韻(語頭子音をのぞいたのこりの音)。現代の言語学で、ことばを形成する要素としての音声の単位。また、その体系。

音譜 オンプ🔗🔉

【音譜】 オンプ 楽譜。

音響 オンキョウ🔗🔉

【音響】 オンキョウ 音や声の響き。

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