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伊尹 イイン🔗🔉

【伊尹】 イイン〈人名〉殷インの知恵者。湯トウ王を助けて世の中を調和しておさめた。伝説では代表的な上古の賢人とされる。

依依 イイ🔗🔉

【依依】 イイ なつかしげで離れにくいさま。「依依墟里煙=依依タリ墟里ノ煙」〔→陶潜木の枝などがよわよわしげにしなだれるさま。おどおどしたさま。

依倚 イイ🔗🔉

【依倚】 イイ『依憑イヒョウ』よりかかる。たよること。

依違 イイ🔗🔉

【依違】 イイ ぐずぐずして態度がはっきりしないさま。

唯唯 イイ🔗🔉

【唯唯】 イイ =惟惟。かしこまった返事のことば。はいはい。人のいいなりになるさま。自由に出入りするさま。▽一説に、あとについて行くさま。〔→詩経

唯唯諾諾 イイダクダク🔗🔉

【唯唯諾諾】 イイダクダク〈故事〉事のよしあしにかかわらず他人のいうとおりになるさま。〔→韓非

委委 イイ🔗🔉

【委委】 イイ ゆったりとしたさま。ゆらめいているさま。「疏簾委委斜=疏簾委委トシテ斜メナリ」〔→袁宏道

委蛇 イイ🔗🔉

【委蛇】 イイ・イダ =委它・委佗。うねうねとはい回るようなさま。→〈意味〉すなおにものに従うさま。〔→荘子旗のひるがえるさま。「載雲旗之委蛇=雲旗ノ委蛇タルヲ載ツ」〔→楚辞

怡怡 イイ🔗🔉

【怡怡】 イイ 心配事がなく、心穏やかになごむさま。〔→論語〕「怡怡中堂笑=怡怡タル中堂ノ笑ヒ」〔→李賀

惟惟 イイ🔗🔉

【惟惟】 イイ =唯唯。はいはいと承諾するさま。「惟惟諾諾」

易易 イイ🔗🔉

【易易】 イイ たやすいさま。〔→荀子

猗違 イイ🔗🔉

【猗違】 イイ ぐずつく。はっきりときまらない。〈同義語〉依違。

猗蔚 イイ🔗🔉

【猗蔚】 イイ 草木のしげるさま。

異意 イイ🔗🔉

【異志】 イシ 上位者に反逆する心。離反の心。『異心イシン・異意イイ』「諸侯有異志矣=諸侯異志有リ」〔→左伝〕「天下、無異意則安寧之術也=天下、異意無キハ則チ安寧之術也」〔→史記普通と違ったすぐれた志。〈類義語〉殊志。

異域 イイキ🔗🔉

【異域】 イイキ 風俗習慣がまったく違っている地方。「異域山川能断取=異域ノ山川ヨク断取ス」〔→王安石外国。

異域之鬼 イイキノキ🔗🔉

【異域之鬼】 イイキノキ 外国で死んだ人。「生為別世之人、死為異域之鬼、長与足下、生死辞矣=生キテハ別世ノ人ト為リ、死シテハ異域ノ鬼ト為リ、長ニ足下ト、生死辞セン」〔→李陵

謂 いい🔗🔉

【謂】 16画 言部  区点=1666 16進=3062 シフトJIS=88E0 《音読み》 イ(〈wi〉 《訓読み》 いう(いふ)/おもう(おもふ)/いい(いひ)/いわれ(いはれ) 《意味》 {動}いう(イフ)。ある人に向かって話しかける。「謂孔子曰=孔子ニ謂ヒテ曰ク」〔→論語{動}いう(イフ)。あることをめぐって話す。あることについて批評していう。「子、謂南容=子、南容ヲ謂フ」〔→論語{動}いう(イフ)。ある事物に、そう名づける。「謂其台曰霊台=ソノ台ヲ謂ヒテ霊台ト曰フ」〔→孟子{動}おもう(オモフ)。そう思う。こう考える。▽文頭につけば、「おもへらく」と訓読する。「謂為俑者不仁=謂ヘラク俑ヲ為ル者ハ不仁ナリト」〔→礼記{名}いい(イヒ)。呼び名。「称謂ショウイ」 {名}いわれ(イハレ)。理由。わけ。「甚亡謂也=甚ダ謂亡シ」〔→漢書「所謂イワユル」とは、世の人に呼ばれるところの、の意。「所謂大臣者以道事君=所謂大臣ナル者ハ道ヲ以テ君ニ事フ」〔→論語〕 《解字》 会意兼形声。胃は、「まるい胃袋の中に食べたものが点々と入っているさま+肉」で、まるい胃袋のこと。謂は、「言+音符胃」で、何かをめぐって、ものをいうこと。 《単語家族》 囲イ(めぐってとりまく)蝟イ(まるくめぐってとりまく)などと同系。 《類義》 →言 《熟語》 →下付・中付語

違佚 イイツ🔗🔉

【違佚】 イイツ 見すてられて用いられない。『遺逸イイツ』「遺佚而不怨、阨窮而不憫=遺佚セラレテ怨ミズ、阨窮シテ憫ヘズ」〔→孟子わすれる。

遺音 イイン🔗🔉

【遺音】 イイン・イオン 奏し終えたあとまでのこっている楽器などの響き。余韻。心のこりの悲しげな声。古人が後世にのこした音楽のしらべ。いいのこしたいことば。伝言。「翹思慕遠人、願欲託遺言=思ヒヲ翹ゲテ遠人ヲ慕ヒ、願ハクハ遺言ヲ託セント欲ス」〔→曹植

遺韻 イイン🔗🔉

【遺風】 イフウ 死後にまで影響が及んでいる、故人の感化・やり方。『遺韻イイン』「昔嘗詠遺風、著為十六篇=昔カツテ遺風ヲ詠ジ、著シテ十六篇ト為シヌ」〔→白居易昔から伝えられている風習。余風。さっとすぎさるはやい風。足のはやい馬。駿馬シュンメ。

食 いい🔗🔉

【食】 9画 食部 [二年] 区点=3109 16進=3F29 シフトJIS=9048 《常用音訓》ショク/ジキ/く…う/く…らう/た…べる 《音読み》 ショク/ジキ〈sh〉//ジ〈s 《訓読み》 たべる/くらう(くらふ)/くう(くふ)/はむ/くらわす(くらはす)/はます/やしなう(やしなふ)/いい(いひ)/めし 《名付け》 あき・あきら・うけ・くら・け・みけ 《意味》 ショクス{動}くらう(クラフ)。くう(クフ)。はむ。もと、穀物を柔らかくしてたべること。のち、広くたべる意に用いる。「飲食」「食糧」「食而不知其味=食ラヘドモソノ味ヲ知ラズ」〔→大学{名}たべもの。たべること。「断食」「配食」「甘其食=ソノ食ヲ甘シトス」〔→老子{名}くいぶち。「食禄ショクロク」「君子謀道、不謀食=君子ハ道ヲ謀リ、食ヲ謀ラズ」〔→論語ショクス{動・名}くいこむ。虫がくいこんだように、日や月が欠ける。また、そのこと。〈同義語〉→蝕。「月食(=月蝕)」「日有食之=日コレヲ食スル有リ」〔→春秋ショクス{動}たべたようになくしてしまう。くいものにする。「食言=言ヲ食ス」「言不可食=言ハ食ス可カラズ」〔→国語{動}くらう(クラフ)。打撃をうける。ひどい仕打ちをくらう。「不食膚受之愬=膚受ノ愬ヲ食ラハズ」〔→漢書{動}くらわす(クラハス)。はます。やしなう(ヤシナフ)。たべさせる。食物を与えてやしなう。〈同義語〉→飼シ。「飲之食之=コレニ飲マセコレニ食ラハス」〔→詩経〕「食我以其食=我ニ食ラハスニソノ食ヲモッテス」 {名}いい(イヒ)。めし。〈同義語〉→飼。「一箪食、一瓢飲=一箪ノ食、一瓢ノ飲」〔→論語{名}「審食其シンイキ」など人名に用いる読み方。 《解字》 会意。「あつめて、ふたをするしるし+穀物を盛ったさま」をあわせたもの。容器に入れて手を加え、柔らかくしてたべることを意味する。 《単語家族》 飴イ(穀物に加工して柔らかくしたあめ)飼(柔らかくしたえさ)式ショク(作為を加える)などと同系。蝕ショク(くいこむ、むしばむ)と最も近い。 《類義》 咀ソは、舌にのせてたべる。嚼シャクは、小さくかみくだいてたべる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

飯 いい🔗🔉

【飯】 12画 食部 [四年] 区点=4051 16進=4853 シフトJIS=94D1 《常用音訓》ハン/めし 《音読み》 ハン/ボン〈fn〉 《訓読み》 めし/いい(いひ)/くらう(くらふ)/くらわす(くらはす) 《名付け》 いい 《意味》 {名}めし。いい(イヒ)。米その他の穀物を煮てふやかし、食べられるようにしたもの。また、食事。 ハンス{動}くらう(クラフ)。めしを食べる。「飯疏食、飲水=疏食ヲ飯ヒ、水ヲ飲ム」〔→論語〕「侍食於君、君祭先飯=君ニ侍食スルニ、君祭レバ先ヅ飯ス」〔→論語ハンス{動}くらわす(クラハス)。めしを食べさせる。▽上声に読む。「見信飢飯信=信ノ飢タルヲ見テ信ニ飯ハス」〔→史記〕 《解字》 会意兼形声。「食+音符反(ばらばらになる→ふやける、ふくれる)」で、粒がふやけてばらばらに煮えた玄米のめし。 《単語家族》 播(ばらまく)販(商品をひろげて売る)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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