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無論 ロンナシ🔗🔉

【無論】 ムロン・ロンナシ いうまでもないこと。もちろん。

論及 ロンキュウ🔗🔉

【論及】 ロンキュウ ある事がらを論じていて、それに関係のあるほかの事がらについても論ずる。話しおよぶ。

論文 ロンブン🔗🔉

【論文】 ロンブン ある事がらについての意見・考えを順序だてて述べた文。ブンヲロンズ文学について論ずる。「重与細論文=重ネテ与ニ細カニ文ヲ論ゼン」〔→杜甫学問上の研究の結果を書きしるした文。

論外 ロンガイ🔗🔉

【論外】 ロンガイ わざわざ論ずるほどの価値がないこと。その議論に関係がないこと。〔国〕もってのほかであること。

論功 ロンコウ🔗🔉

【論功】 ロンコウ・コウヲロンズ 功績の有無や程度を調べる。「論功計労=功ヲ論ジ労ヲ計ル」〔→管子

論功行賞 ロンコウコウショウ🔗🔉

【論功行賞】 ロンコウコウショウ 功績の程度を調べてそれに応じた賞を与えること。〔→魏志

論弁 ロンベン🔗🔉

【論弁】 ロンベン 筋道をはっきりさせて、意見を述べる。

論弁 ロンベン🔗🔉

【論弁】 ロンベン 論じて物事の道理をはっきりさせる。論と弁。ともに文章様式の一つ。論説を目的とした文章。

論次 ロンジ🔗🔉

【論次】 ロンジ 論じて、意見を述べた文書を整える。古い書物などを整理して、順序を正す。「於是論次詩書=ココニオイテ詩・書ヲ論次ス」〔→史記

論戦 ロンセン🔗🔉

【論争】 ロンソウ =論諍。論じ争う。異なった意見を持った人どうしが、是非をはっきりさせるために議論すること。〈類義語〉争論。『論戦ロンセン』

論列 ロンレツ🔗🔉

【論列】 ロンレツ 列挙して事物のよしあしを論ずる。「安能以此上論列=イヅクンゾヨクコレヲモッテ上ツテ論列セン」〔→韓愈

論究 ロンキュウ🔗🔉

【論究】 ロンキュウ 論じ考えて物事の道理をきわめること。

論告 ロンコク🔗🔉

【論告】 ロンコク 自分の意見・考えをのべる。裁判で、検事が被告の罪について意見を述べて求刑すること。

論判 ロンパン🔗🔉

【論判】 ロンパン 論じてその是非をきめる。議論すること。

論述 ロンジュツ🔗🔉

【論述】 ロンジュツ すじをととのえて述べる。その事がらについて論じ、意見を述べること。

論決 ロンケツ🔗🔉

【論定】 ロンテイ 議論して定めること。『論決ロンケツ・論断ロンダン』「論定諸律令=諸律令ヲ論定ス」〔→史記

論法 ロンポウ🔗🔉

【論法】 ロンポウ 議論のしかた。論のすじみちのたて方。「三段論法」

論客 ロンカク🔗🔉

【論客】 ロンカク・ロンキャク よく議論をする人。『論士ロンシ』

論点 ロンテン🔗🔉

【論点】 ロンテン 議論の要点。議論で問題になっているところ。

論殺 ロンサツ🔗🔉

【論殺】 ロンサツ 議論して死刑ときめること。「所論殺甚衆=論殺スルトコロ甚ダ衆シ」〔→史記

論破 ロンパ🔗🔉

【論破】 ロンパ 議論をして相手にうちかち、相手の説を否定すること。

論著 ロンチョ🔗🔉

【論著】 ロンチョ すじみちをたてて意見を述べ、書をあらわす。学問上の論文を書物にしたもの。

論理 ロンリ🔗🔉

【論理】 ロンリ すじみちをたてておさめる。議論・論証のすじみち。物事が内に持つ原理。思考の法則や形式。論理学のこと。

論策 ロンサク🔗🔉

【論策】 ロンサク 時事問題や政治・教育についての方策を述べた文章。

論証 ロンショウ🔗🔉

【論証】 ロンショウ すじみちをたて根拠を示して説明し、ある判断が正しいことを明らかにすること。

論詰 ロンキツ🔗🔉

【論詰】 ロンキツ すじみちをたてて論じて相手をなじる。

論説 ロンセツ🔗🔉

【論説】 ロンセツ すじみちをたてて物事を論じて意見を述べる。また、その文。

論駁 ロンバク🔗🔉

【論駁】 ロンバク 他人の言説などの間違っている点を指摘し、反論して攻撃する。『論駮ロンバク』

論賛 ロンサン🔗🔉

【論賛】 ロンサン 人の功績や美徳を論じほめる。史伝で、その人の記事の最後に著者がつけ加えた、その人についての評論。

論敵 ロンテキ🔗🔉

【論敵】 ロンテキ 論争の相手。

論鋒 ロンポウ🔗🔉

【論鋒】 ロンポウ 議論のほこさき。議論で、相手の非を論じて責める勢いのこと。

論壇 ロンダン🔗🔉

【論壇】 ロンダン 人々に意見を述べるために特に設けられた場所。評論家の仲間の社会。言論界。

論篤 ロントク🔗🔉

【論篤】 ロントク 言論がよく考えられており誠実なこと。〔→論語

論難 ロンナン🔗🔉

【論難】 ロンナン 相手の欠点を論じ、非難する。

論議 ロンギ🔗🔉

【論議】 ロンギ 是非を明らかにするために、すじをたてて互いに意見を述べたてること。〈類義語〉議論。〔仏〕経文の意味や宗派の教義について意見をのべあう。▽のち、法令をきめるとき、意見を述べあう儀式のこともいうようになった。

論語 ロンゴ🔗🔉

【論語】 ロンゴ〈書物〉二〇編。春秋時代末期に成立したといわれる。編者については諸説がある。孔子(前551〜前479)とその門人、および、門人たちどうしの対話をまとめた書。「論」とは順序よく整理されたことば、「語」とは対話の意。孔子は魯ロの人で、一四年にわたる諸国遊説ののち、六八歳で帰郷して学園の教育に専念した。その門弟は三〇〇〇、高弟は七二人といわれる。『論語』はこれらの門弟たちのメモをまとめたもので、総体的な理論ではなく、ある場における解答や啓示を含むにすぎないので、前後矛盾するところがある。各篇はその初めの文句をとって、「学而ガクジ」「為政」などと名づけられている。漢代には『斉論』『古論』『魯論』の三種のテキストが存在したが、『魯論』の系統が今日に伝えられた。中国では前漢文帝のとき、『論語』『孝経』が並んで博士官にとりあげられ、日本には王仁ワニによって伝来し、養老令によれば『論語』『孝経』の二つが大学寮各科兼習の必読書とされている。孔子は「四海の内、みな兄弟なり」と博愛を主張するが、その反面では「士(知識人)」を重んじ「民」を支配される者として差別し、かつ、自分が天命を受けた天才であると自負している。『論語』には復古的な身分差別を守り、礼教によって個人をおさえる主張が強いため、封建体制を維持する保守派の支柱となったが、晩年の孔子は、常識に反逆する狂狷キョウケンの徒を愛することを強調しており、それがのち明ミン末の陽明学左派のような体制反逆者に受け継がれた。しかし、全体としては『論語』すなわち保守的礼教の中心と見なされて、清シン末民国初めには、「旧礼教打倒・人間解放・男女平等」などの叫びの前に、批判されることとなった。四書の一つ。十三経の一つ。

論衡 ロンコウ🔗🔉

【論衡】 ロンコウ〈書物〉三〇巻。後漢の王充オウジュウ(27〜?)の著。90年ごろ成立。合理的思想に基づいて書かれた思想書。当時の思想界に流行していた多くの神秘的思想や俗信をきびしく論難し、また、孔子・孟子モウシ・墨子・韓非子カンピシなど古代の聖賢・諸子などについても、その思想の矛盾点を批判している。時代的制約をぎりぎりにまで克服した科学的な実証主義ともいうべき立場をとり、人為をしりぞけ、自然を尊重するという点では道家に近い面もあるが、道家の、空論に走りがちな傾向に対しては批判をゆるめてはいない。当時の権威をきびしく批判しているので、とりあげて研究することがタブーとされていたが、今日では、古代の唯物論的思想書として高く評価されている。日本には、藤原佐世フジワラノスケヨの『日本国見在書目録』に見えるところから、九世紀末には伝来していたと考えられ、1750年には和刻本が出されている。

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