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広辞苑の検索結果 (35)

のろ🔗🔉

のろ スラグの俗称。

のろ【麞・麕・麇】🔗🔉

のろ麞・麕・麇】 (朝鮮語から)シカの一種。小形で、体長1メートルほど。角は短いが、複雑に枝分れする。夏毛は赤褐色、冬毛は灰褐色。ヨーロッパから小アジア・シベリア・中国東北部・朝鮮半島に分布。キバノロは別種。ノロジカ。

のろ【祝女・巫女】🔗🔉

のろ祝女・巫女】 (沖縄で)部落の神事をつかさどる世襲の女性司祭者。

の‐ろ【野ろ】🔗🔉

の‐ろ野ろ】 (ロは接尾語)野。のら。万葉集14「おほ―にたなびく雲を見つつしのはむ」

のろ‐あし【鈍足】🔗🔉

のろ‐あし鈍足】 歩くのが遅いこと。歩みの遅い足。

のろい【詛い・呪い】ノロヒ🔗🔉

のろい詛い・呪いノロヒ のろうこと。呪詛じゅそ。栄華物語月宴「事しも―などし給ひつらむやうに聞えなすも」。「―をかける」 ⇒のろい‐ごと【詛い言】

のろ・い【鈍い】🔗🔉

のろ・い鈍い】 〔形〕[文]のろ・し(ク) ①おそい。はかどらない。平家物語(延慶本)「宇治河は上は―・くて底はやし」。「歩みが―・い」「仕事が―・い」 ②動作や頭の働きがおそい。おろかである。にぶい。狭衣物語3「例の―・き涙ぞ、ことわり知らぬものなりけり」 ③女にあまい。色におぼれやすい。東海道中膝栗毛「娘…かけ値は申しやせぬと弥次郎をじろりと見る、たちまち―・くなりて」

のろい‐ごと【詛い言】ノロヒ‥🔗🔉

のろい‐ごと詛い言ノロヒ‥ のろって言うことば。伊勢物語「人の―は負ふものにやあらむ」 ⇒のろい【詛い・呪い】

のろ・う【詛う・呪う】ノロフ🔗🔉

のろ・う詛う・呪うノロフ 〔他五〕 ①怨みのある人に禍があるようにと神仏に祈る。伊勢物語「かの男は天の逆手を打ちてなん―・ひ居るなる」 ②一般に、憎く思う者がよい運命をたどらないようにと念じる。「人を―・う」 ③激しく恨み、悪く言う。「運命を―・う」

ノロ‐ウイルス【Norovirus】🔗🔉

ノロ‐ウイルスNorovirus】 冬期の急性胃腸炎の原因ウイルスの一つ。経口感染し、原因食材として牡蠣かきが重要。下痢・嘔吐・発熱を呈する。旧称、小型球形ウイルス・ノーウォーク様ウイルス。

のろ‐うち【のろ打】🔗🔉

のろ‐うちのろ打】 泥打祝どろうちいわいのこと。

のろ‐えいたろう【野呂栄太郎】‥ラウ🔗🔉

のろ‐えいたろう野呂栄太郎‥ラウ 経済学者。北海道生れ。慶大卒。マルクス主義の立場から日本資本主義を体系的に分析。「日本資本主義発達史講座」を監修。また、共産党指導者として活動、検挙され、獄死。著「日本資本主義発達史」など。(1900〜1934) ⇒のろ【野呂】

のろ‐かいせき【野呂介石】🔗🔉

のろ‐かいせき野呂介石】 江戸後期の文人画家。本名、隆。紀伊の人。池大雅の門人。紀州藩に仕えながら絵師としても活躍。(1747〜1828) ⇒のろ【野呂】

のろ‐くさ【鈍臭】🔗🔉

のろ‐くさ鈍臭】 動作がにぶいさま。のろのろ。

のろ‐くさ・い【鈍臭い】🔗🔉

のろ‐くさ・い鈍臭い】 〔形〕 (軽蔑の意をこめていう)いらいらするほどのろい。

のろ‐け【惚気】🔗🔉

のろ‐け惚気】 のろけること。また、のろけ話。 ⇒のろけ‐ばなし【惚気話】

のろけ‐ばなし【惚気話】🔗🔉

のろけ‐ばなし惚気話】 のろけてはなす話。 ⇒のろ‐け【惚気】

のろ・ける【惚気る】🔗🔉

のろ・ける惚気る】 〔自下一〕 ①色におぼれる。女にひかれて甘くなる。とろける。花暦八笑人「横町の文字焼という豊後の師匠にひどく―・けて」 ②自分と妻・夫や恋人とのことを、いい気になって得意そうに話す。「手放しで―・ける」

のろ‐げんじょう【野呂元丈】‥ヂヤウ🔗🔉

のろ‐げんじょう野呂元丈‥ヂヤウ 江戸中期の医者・本草学者。伊勢の人。医を山脇道立に、本草を稲生若水いのうじゃくすいに学ぶ。幕命により各地に採薬。のち御目見医師。参府のオランダ商館長に質問して「阿蘭陀本草和解」を著す。(1693〜1761) ⇒のろ【野呂】

のろさく【鈍作】🔗🔉

のろさく鈍作】 のろまな人を人名化していう語。

のろし【狼煙・烽火】🔗🔉

のろし狼煙・烽火】 (「狼煙」の表記は、中国で狼の糞を燃やしたからという) ①火急の際の遠方への合図として高く上げる煙。とぶひ。〈運歩色葉集〉→烽ほう。 ②(比喩的に)一つの大きなことを起こすきっかけとなる目立った行動。「革命の―を上げる」 ③昼間あげる花火。 ⇒のろし‐もり【狼煙守】

のろし‐もり【狼煙守】🔗🔉

のろし‐もり狼煙守】 のろしの番人。 ⇒のろし【狼煙・烽火】

のろ‐のろ【鈍鈍】🔗🔉

のろ‐のろ鈍鈍】 動作や物事の進行が非常にゆっくりしているさま。「―と立ち上がる」「―した動作」「―運転」

のろ‐のろ・し【呪呪し】🔗🔉

のろ‐のろ・し呪呪し】 〔形シク〕 のろわしい。いまわしい。栄華物語花山「聞きにくく―・しき事ども多かり」

のろ‐ま【鈍間・野呂松】🔗🔉

のろ‐ま鈍間・野呂松】 ①「のろま人形」の略。 ②愚鈍なこと。気のきかないこと。動作や頭の働きが遅いこと。また、そういう人。鹿の子餅「その母―の卵をのむと夢見て孕はらみしゆへにや、廿越へても古今のぬけ作」。「―な人」 ⇒のろま‐いろ【鈍間色】 ⇒のろま‐ざる【鈍間猿】 ⇒のろま‐づかい【野呂松遣・野呂間遣】 ⇒のろま‐にんぎょう【鈍間人形・野呂松人形】

のろま‐いろ【鈍間色】🔗🔉

のろま‐いろ鈍間色】 のろま人形の顔色のような、青黒い色。錦之裏「仕着せ布子の、よごれて黒光りに光るやつに、板じめの―になつた細帯をしめ」 ⇒のろ‐ま【鈍間・野呂松】

のろま‐ざる【鈍間猿】🔗🔉

のろま‐ざる鈍間猿】 ロリスのこと。 ⇒のろ‐ま【鈍間・野呂松】

のろま‐づかい【野呂松遣・野呂間遣】‥ヅカヒ🔗🔉

のろま‐づかい野呂松遣・野呂間遣‥ヅカヒ のろま人形をあやつって舞わす人。 ⇒のろ‐ま【鈍間・野呂松】

のろま‐にんぎょう【鈍間人形・野呂松人形】‥ギヤウ🔗🔉

のろま‐にんぎょう鈍間人形・野呂松人形‥ギヤウ 1670年(寛文10)頃江戸の野呂松勘兵衛がつかい始めたという、青黒い変な顔をした道化人形。人形浄瑠璃のあいだに間あい狂言を演じた。佐渡に現存。曾呂間人形。 鈍間人形 のろま人形(佐渡) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒のろ‐ま【鈍間・野呂松】

のろ‐もの🔗🔉

のろ‐もの (野良物か)女物の野良着のらぎ

のろり🔗🔉

のろり のろいさま。のろのろ。のんびり。また、ふらり。浮世風呂3「ゆふべ―と帰つたとこが」 ⇒のろり‐のろり

のろり‐のろり🔗🔉

のろり‐のろり (→)「のろり」に同じ。狂言、止動方角しどうほうがく「あれへ―と帰りをる」 ⇒のろり

のろわし・い【呪わしい】ノロハシイ🔗🔉

のろわし・い呪わしいノロハシイ 〔形〕[文]のろは・し(シク) のろいたい気持である。「―・い運命」

のろん‐じ【呪師】🔗🔉

のろん‐じ呪師⇒じゅし2

大辞林の検索結果 (38)

のろ🔗🔉

のろ [1] ⇒スラグ

のろ【祝女】🔗🔉

のろ [1] 【祝女】 沖縄で,村落の神事をつかさどる世襲の女神職。琉球王国時代には王府から辞令を受け,村の神女である根神(ネガミ)を従えて最高神女聞得大君(キコエオオギミ)に属し,役地が与えられていた。

のろ【鈍】🔗🔉

のろ [1] 【鈍】 (名・形動) 動作や頭のはたらきなどがおそい・こと(さま)。そのような人。のろま。「此女房に使はれるは中々―では及付かぬ/いさなとり(露伴)」

のろ【・麕・🔗🔉

のろ [1] 【・麕・】 シカ科の一種。肩高約75センチメートル。雄は長さ約20センチメートルの三本に枝分かれした角をもつ。夏毛は赤黄色,冬毛は灰褐色。ユーラシア大陸に分布。ノロジカ。 " src="/%E5%A4%A7%E8%BE%9E%E6%9E%97/binary/mono_183220_1824_256_200.bmp" /> [図]

のろ【野呂】🔗🔉

のろ 【野呂】 姓氏の一。

のろ-えいたろう【野呂栄太郎】🔗🔉

のろ-えいたろう ―エイタラウ 【野呂栄太郎】 (1900-1934) 経済学者。北海道生まれ。慶大在学中から社会運動に参加。「日本資本主義発達史講座」の企画・編集者の一人として講座派を主導。のち,共産党を地下から指導,検挙されて警察署をたらい回しの末,死去。著「日本資本主義発達史」

のろ-かいせき【野呂介石】🔗🔉

のろ-かいせき 【野呂介石】 (1747-1828) 江戸後期の南画家。紀伊の人。池大雅の門。紀伊藩御用絵師。

のろ-げんじょう【野呂元丈】🔗🔉

のろ-げんじょう ―ゲンヂヤウ 【野呂元丈】 (1693-1761) 江戸中期の本草学者・蘭学者。伊勢の人。医学修業のかたわら,稲生(イノウ)若水らから本草学を学び,諸国を実地調査。江戸参府のオランダ商館員の協力を得て本草書を解読,「阿蘭陀本草和解(オランダホンゾウワゲ)」を著した。

のろい【呪い・詛い】🔗🔉

のろい ノロヒ [0][3] 【呪い・詛い】 のろうこと。呪詛(ジユソ)。「―をかける」「―の言葉を吐く」

のろい-ごと【呪ひ言・呪ひ事】🔗🔉

のろい-ごと ノロヒ― 【呪ひ言・呪ひ事】 相手を憎みのろう言葉。また,のろいを込めた仕業(シワザ)。「さて,その―せさせし人も,いくほどなくて殃(ワザワイ)にあひて死にけりとぞ/宇治拾遺 10」

のろ・い【鈍い】🔗🔉

のろ・い [2] 【鈍い】 (形)[文]ク のろ・し (1)動作や進行の速度がおそい。「足が―・い」「仕事が―・い」「この列車はひどく―・い」 (2)頭の働きがにぶい。愚鈍だ。「てめへなんぞはかうべが―・いぜ/西洋道中膝栗毛(魯文)」 (3)異性に甘い。異性の魅力に弱い。「なぜあの女に―・くなつたらう/滑稽本・浮世床(初)」 [派生] ――さ(名)

のろ・う【呪う・詛う】🔗🔉

のろ・う ノロフ [2] 【呪う・詛う】 (動ワ五[ハ四]) 〔「告(ノ)る」に継続の助動詞「ふ」の付いた「のらふ」の転〕 (1)恨みのある人などに不幸な事が起こるように神仏に祈る。また,そのようなことを心の中で願う。「人を―・う」「汝,牛を―・ひて殺せり/霊異記(上訓注)」 (2)強くうらむ。「世を―・う」「我が身の不運を―・う」

のろ-かじめ【野呂搗布】🔗🔉

のろ-かじめ ―カヂメ [3] 【野呂搗布】 カジメの別名。

のろ-くさ【鈍臭】🔗🔉

のろ-くさ [1] 【鈍臭】 (副)スル 動作がてきぱきしないさま。のろのろ。「なにをやらせても―(と)している」

のろ-くさ・い【鈍臭い】🔗🔉

のろ-くさ・い [4] 【鈍臭い】 (形)[文]ク のろくさ・し 見ているほうがじれったくなるほどのろのろしている。のろい。「やることが―・いのでいらいらする」 [派生] ――さ(名)

のろ-け【惚気】🔗🔉

のろ-け [0][3] 【惚気】 のろけること。また,その話。「―を聞かされる」

のろけ-ばなし【惚気話】🔗🔉

のろけ-ばなし [4] 【惚気話】 のろけてする話。

のろ・ける【惚気る】🔗🔉

のろ・ける [0][3] 【惚気る】 (動カ下一) (1)自分の夫・妻・恋人との間のむつまじいことを得意になって人に話して聞かせる。「手ばなしで―・ける」 (2)女色にひかれる。色情にひかれて甘くなる。「なにつまらねえ,素人じみて,さう女に―・けもしますめえ/人情本・梅児誉美 3」

のろ-さく【鈍作】🔗🔉

のろ-さく [0] 【鈍作】 のろまな人を人名めかしていった語。のろすけ。「彼(カノ)―が本妻にせんといひしは後日の妨げ/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」

のろし【狼煙・狼烟・烽火】🔗🔉

のろし [0] 【狼煙・狼烟・烽火】 (1)敵襲などの変事の急報のために,高く上げる煙や火。古くは草や薪を燃し,後には,火薬を用いた花火のようなものもあった。「―があがる」 〔中国で,狼の糞(フン)を加えると煙が直上するといわれた〕 (2)合図。信号。「新時代の到来を告げる―」

のろ・し【鈍し】🔗🔉

のろ・し 【鈍し】 (形ク) ⇒のろい

のろ-のろ【鈍鈍】🔗🔉

のろ-のろ [1] 【鈍鈍】 (副)スル 動きがおそいさま。「疲れきって―(と)動く」「―(と)した歩み」「―運転」

のろのろ・し【呪呪し】🔗🔉

のろのろ・し 【呪呪し】 (形シク) のろわしい。いまいましい。恨めしい。「―・しき事ども多かり/栄花(花山)」

のろ-ま【鈍間・野呂松】🔗🔉

のろ-ま [0] 【鈍間・野呂松】 ■一■ (名・形動) 〔■二■の意から〕 (1)動作がにぶく,気がきかない・こと(さま)。そのような人にもいう。「―な男」 (2)「のろま色」の略。「銅杓子かして―にして返し/柳多留(初)」 ■二■ (名) 「野呂松(ノロマ)人形」の略。

のろま-いろ【鈍間色】🔗🔉

のろま-いろ 【鈍間色】 〔野呂松(ノロマ)人形の顔の色から〕 青黒い色。「板じめの―になつたほそおびをしめ/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」

のろま-ざる【鈍間猿】🔗🔉

のろま-ざる [4] 【鈍間猿】 ⇒ロリス

のろま-づかい【野呂松遣い】🔗🔉

のろま-づかい ―ヅカヒ [4] 【野呂松遣い】 野呂松人形を遣う人形遣い。寛文(1661-1673)・延宝(1673-1681)期の江戸和泉太夫芝居の野呂松勘兵衛や貞享(1684-1688)・元禄(1688-1704)期ののろま治兵衛が名高い。

のろま-にんぎょう【野呂松人形・野呂間人形】🔗🔉

のろま-にんぎょう ―ギヤウ [4] 【野呂松人形・野呂間人形】 人形浄瑠璃の間(アイ)狂言として演じられた道化人形。頭が平たく顔の青黒い,卑しげな一人遣いの人形で,俗語を交えた狂言風の台詞(セリフ)で演じる。間狂言は1715年の「国性爺合戦」上演から除かれ,劇場からは脱落して現在は新潟県佐渡などにわずかに伝承されている。 →曾呂間(ソロマ)人形 野呂松人形 [図]

のろり🔗🔉

のろり [2][3] (副) (多く「と」を伴って) (1)動作の鈍いさま。のろのろ。のんびり。「―と人の顔を見る/大内旅宿(虚子)」 (2)なんとなく。ふらりと。「ゆふべ―と帰つた所が,内へは這入られねえから/滑稽本・浮世風呂 3」

のろわし・い【呪わしい】🔗🔉

のろわし・い ノロハシイ [4] 【呪わしい】 (形)[文]シク のろは・し 〔動詞「のろう」の形容詞化〕 のろいたい気持ちである。「―・い戦争の爪跡(ツメアト)」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

のろん-じ【呪師】🔗🔉

のろん-じ 【呪師】 ⇒じゅし(呪師)(3)

のろい【呪】(和英)🔗🔉

のろい【呪】 a curse.→英和

のろい【鈍い】(和英)🔗🔉

のろい【鈍い】 [おそい]slow;→英和 [鈍い]dull.→英和 足が〜 be slow of foot.

のろう【呪う】(和英)🔗🔉

のろう【呪う】 curse;→英和 imprecate.→英和 呪われた cursed.→英和

のろけ【惚気を言う】(和英)🔗🔉

のろけ【惚気を言う】 talk (fondly) about one's sweetheart[wife,etc.].

のろし【狼煙(を上げる)】(和英)🔗🔉

のろし【狼煙(を上げる)】 (light) a signal fire.

のろのろ(和英)🔗🔉

のろのろ 〜(と) slowly;idly.

のろま(和英)🔗🔉

のろま a blockhead.→英和 〜な stupid;→英和 dull.→英和

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