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広辞苑の検索結果 (50)

ふさ【総・房】🔗🔉

ふさ総・房】 ①花や実などが一茎に沢山長くむらがり生じたもの。また、ミカン類の袋の一つ一つ。万葉集17「―手折りけるをみなへしかも」 ②糸を束ねて、その先端を散らし垂らしたもの。〈倭名類聚鈔14〉。「帽子を―で飾る」 ③ふくろの形に垂れたもの。乳房など。 ④総国ふさのくにの略。

ふさ【夫差】🔗🔉

ふさ夫差】 春秋時代の呉の王。越王勾践こうせんを会稽に破り父闔閭こうりょの仇を討ったが、のち勾践に敗れて自殺し、呉は滅びた。( 〜前473)→臥薪嘗胆がしんしょうたん

ふ‐さ【普茶】🔗🔉

ふ‐さ普茶】 ①黄檗おうばく宗で、大衆だいしゅに対して行う茶の接待。 ②黄檗宗の寺院で調える精進しょうじん料理。普茶ふちゃ料理。

ふ‐さ【輔佐】🔗🔉

ふ‐さ輔佐】 ①たすけること。また、その人。ほさ。平家物語8「万機―の心操あり」 ②関白の異称。

フサーク【Gustáv Husák】🔗🔉

フサークGustáv Husák】 チェコ‐スロヴァキアの政治家。1975〜89年大統領。(1913〜1991)

ふさい【相応】フサヒ🔗🔉

ふさい相応フサヒ 適合すること。つりあうこと。源氏物語紅梅「宮は御―のかたに聞き伝へ給ひて」

ふ‐さい【不才】🔗🔉

ふ‐さい不才】 才学の劣っていること。才能のとぼしいこと。また、自分の学才の謙譲語。非才。「身の―を顧みず」

ふ‐さい【不材】🔗🔉

ふ‐さい不材】 (フザイとも)役に立たないこと。

ふ‐さい【夫妻】🔗🔉

ふ‐さい夫妻】 おっととつま。 ▷現在では「夫婦ふうふ」よりもあらたまった言い方。

ふ‐さい【付載・附載】🔗🔉

ふ‐さい付載・附載】 書籍などの本文につけ加えて掲載すること。付録。

ふ‐さい【負債】🔗🔉

ふ‐さい負債】 ①他から金銭・物資を借りること。また、そのもの。債務。 ②企業会計上、過去の取引または事象の結果として、将来、他の経済主体に金銭などの経済的資源を引き渡す義務。引当金などを含む点で法的債務よりも広い。 ⇒ふさい‐かんじょう【負債勘定】

ふ‐さい【富歳】🔗🔉

ふ‐さい富歳】 五穀の収穫の多い年。豊年。

ふ‐さいか【不裁可】🔗🔉

ふ‐さいか不裁可】 裁可しないこと。裁可にならないこと。

ふさい‐かんじょう【負債勘定】‥ヂヤウ🔗🔉

ふさい‐かんじょう負債勘定‥ヂヤウ 簿記で、負債の有高ありだかや増減を記録・計算する勘定の総称。支払手形・買掛金・借入金・社債・退職給与引当金など。↔資産勘定 ⇒ふ‐さい【負債】

ふ‐さいさん【不採算】🔗🔉

ふ‐さいさん不採算】 採算の合わないこと。収入より費やした金の方が多く、損が出ること。「―部門」

ふさ・う【相応ふ】フサフ🔗🔉

ふさ・う相応ふフサフ 〔自四〕 つり合う。適合する。相当する。古事記「これは―・はず」。日葡辞書「コノクスリガフサイマラシタ」

ふさがり【塞がり】🔗🔉

ふさがり塞がり】 ①ふさがること。 ②陰陽道おんようどうで、大将軍・太白神・天一神なかがみなどの在る方角。この方角に向かって事をすれば禍があるとして忌む。ふたがり。↔恵方えほう→方違かたたがえ→天一神

ふさが・る【塞がる】🔗🔉

ふさが・る塞がる】 〔自五〕 ①つまる。一杯になって他のものが中へ入れなくなる。三蔵法師伝承徳頃点「道路雍フサカルこと無し」。平家物語(延慶本)「物まゐらせたりけれども胸もせき喉も―・りて聊かも召されず」。天草本平家物語「兵ども義経の矢面に―・るを五騎射落され」。「場所が―・る」 ②さえぎられて通れなくなる。 ③閉じた状態になる。しまっている。類聚名義抄「閉、フサガル」。「入口の戸が―・る」「あいた口が―・らない」「傷口が―・る」 ④他のものに用いられていて、使うことができない。「手が―・っている」「その日は―・っている」 ⑤心が心配事などでいっぱいに占められる。「悲しみで胸が―・る」 ⑥陰陽道おんようどうでいう塞がりの方角に当たる。「東が―・っている」

ふさぎ【塞ぎ・鬱】🔗🔉

ふさぎ塞ぎ・鬱】 ①ふさぐこと。ふさぐのに用いるもの。 ②気が晴れないこと。気鬱。 ⇒ふさぎ‐の‐むし【塞ぎの虫】

ふさぎ‐こ・む【塞ぎ込む・鬱ぎ込む】🔗🔉

ふさぎ‐こ・む塞ぎ込む・鬱ぎ込む】 〔自五〕 陰気に黙りこくるなど、すっかり元気を失う。ひどく憂鬱ゆううつなさまになる。「試験に失敗して―・んでいる」

ふさぎ‐の‐むし【塞ぎの虫】🔗🔉

ふさぎ‐の‐むし塞ぎの虫】 (ふさぎこんでいることを虫のせいにしていう)気分がすぐれないこと。 ⇒ふさぎ【塞ぎ・鬱】

ふ‐さく【不作】🔗🔉

ふ‐さく不作】 ①耕作しないこと。 ②穀物などのできが悪いこと。凶作。「―の年」↔豊作。 ③一般に、できの悪いこと。失敗作。「百年の―」

ふ‐さく【斧鑿】🔗🔉

ふ‐さく斧鑿】 ①おのとのみ。また、それを使って細工すること。 ②詩文に技巧をこらすこと。「―の痕」

ふさ・ぐ【塞ぐ】🔗🔉

ふさ・ぐ塞ぐ】 [一]〔他五〕 ①ふたをする。とじる。おおう。法華義疏長保点「憂悔心を塞フサグ」。経信卿母集「耳を―・ぎ汗しとどになりて臥したり」。平家物語11「目を―・いで」 ②さえぎって通れなくする。平家物語6「東国の源氏ども…道を―・ぎ、人を通さぬ由申したりければ」 ③欠けているところを満たす。つめる。「穴を―・ぐ」 ④占める。天草本平家物語「この二三が年攻め落さいで、多くの国々を―・がせたこそ本意なうござれ」 ⑤役目を果たす。満たす。「責めを―・ぐ」 [二]〔自五〕 (「鬱ぐ」とも書く)心がむすぼれて晴れやかでない。気がつまる。莫切自根金生木きるなのねからかねのなるき「女郎屋の仕打にぐつと―・いで夜の明けるのを待ちかね」。「気が―・ぐ」 [三]〔他下二〕 ⇒ふさげる(下一)

ふ‐さくい【不作為】‥ヰ🔗🔉

ふ‐さくい不作為‥ヰ 〔法〕行為の一種で、あえて積極的な行動をしないこと。失火を放置する、立退きをしないなどがその例。↔作為。 ⇒ふさくい‐さいむ【不作為債務】 ⇒ふさくい‐はん【不作為犯】

ふさくい‐さいむ【不作為債務】‥ヰ‥🔗🔉

ふさくい‐さいむ不作為債務‥ヰ‥ 債務者の不作為を目的(給付内容)とする債務。↔作為債務。 ⇒ふ‐さくい【不作為】

ふさくい‐はん【不作為犯】‥ヰ‥🔗🔉

ふさくい‐はん不作為犯‥ヰ‥ 一定の作為を行わないことによって実現される罪。不退去罪のように、最初から不作為の形式による実行行為が明示されている場合と、殺人罪のように、作為の形式で規定しているが不作為によっても実現される場合(母親が乳児を殺す目的で授乳しないなど)とがある。↔作為犯 ⇒ふ‐さくい【不作為】

ふさ・げる【塞げる】🔗🔉

ふさ・げる塞げる】 〔他下一〕[文]ふさ・ぐ(下二) (→)「ふさぐ」(他五)に同じ。平家物語11「責め落さずして多くの国々を―・げらるる事口惜しく候へば」

ふさ‐ざくら【総桜】🔗🔉

ふさ‐ざくら総桜】 フサザクラ科の落葉高木。日本を含む東アジアの特産種。高さ約8メートル。葉は円形で先端がとがり、粗い鋸歯がある。春、赤褐色の小花を開く。花被はなく雌しべ・雄しべ多数。扁平で房ふさ状の翼のある果実を結ぶ。材は薪炭や細工用。樹皮から鳥黐とりもちを採る。タニグワ。

ふさ‐しだ【房羊歯】🔗🔉

ふさ‐しだ房羊歯】 フサシダ科の熱帯産常緑シダの総称、また、その一種。沖縄・小笠原に自生。葉は線形で根茎から束生し、上部に房状に胞子嚢をつける。

ふさ‐しりがい【総鞦】🔗🔉

ふさ‐しりがい総鞦】 総飾りをつけた鞦。

ふさ‐たおり【総手折り】‥ヲリ🔗🔉

ふさ‐たおり総手折り‥ヲリ 〔枕〕 (「捄手折」の訓。別訓、うちたおり)「たむ」にかかる。万葉集9「―多武たむの山霧茂みかも」

ふさつ【布薩】🔗🔉

ふさつ布薩】 (梵語poṣadha)仏教教団で、出家僧侶が半月ごとに集まって戒律の条文を読みあげ、互いに自己の罪過を懺悔する儀式。在家信者では毎月六斎日に八斎戒を守ることをいう。

ふさ‐なり【総生り】🔗🔉

ふさ‐なり総生り】 房ふさをなして、多くのものが1カ所に群がり生ずること。すずなり。

ふさ‐な・る【総生る】🔗🔉

ふさ‐な・る総生る】 〔自四〕 多くのものが群がる。すずなりになる。枕草子161「花のきはやかに―・りて咲きたる」

ふさ‐に【多に】🔗🔉

ふさ‐に多に】 〔副〕 (フサ(房・総)と同源)多くのものが集まるさま。たくさん。いろいろと。蜻蛉日記「天下の物―あり」

ふさ・ぬ【総ぬ】🔗🔉

ふさ・ぬ総ぬ】 〔他下二〕 たばねる。まとめる。狂言、布施無経ふせないきょう「来月―・ねてなりとも遣らう」

ふさ‐の‐くに【総国】🔗🔉

ふさ‐の‐くに総国】 旧国名。上総かずさ・下総しもうさ・安房あわを含む地域。

ふさ‐はじかみ【蜀椒】🔗🔉

ふさ‐はじかみ蜀椒】 〔植〕アサクラザンショウの異称。〈本草和名〉

ふさ‐ふさ【多多・総総】🔗🔉

ふさ‐ふさ多多・総総】 多く集まって垂れさがるさま。「―と実っている」「―とした髪」

ふさふさ‐し・い🔗🔉

ふさふさ‐し・い 〔形〕 (フサブサシイとも) ①仰々しい。大げさである。鹿の子餅「ちつと―・いが百千万と書てくだんせ」 ②ふてぶてしい。図々しい。梅暦「ヤイこの女ア―・い、そのうつくしいしやツ面でまじまじと虚をぬかすか」

ふさ‐も【房藻】🔗🔉

ふさ‐も房藻】 アリノトウグサ科の多年生水草。北半球の温帯に広く分布。細長い茎に羽状に細裂した葉が4個ずつ輪生。夏、白色の小花を葉のつけ根に開く。湖沼などの水中に自生。

ふさ‐やか【多やか】🔗🔉

ふさ‐やか多やか】 繁く多いさま。ふさふさ。たっぷり。源氏物語空蝉「髪はいと―にて」

ふさ‐ようじ【総楊枝・房楊枝】‥ヤウ‥🔗🔉

ふさ‐ようじ総楊枝・房楊枝‥ヤウ‥ 端を打ち砕いて総ふさのようにした楊枝。打楊枝。

ふさ‐りょうり【普茶料理】‥レウ‥🔗🔉

ふさ‐りょうり普茶料理‥レウ‥ ⇒ふちゃりょうり

ふさ・る【臥さる】🔗🔉

ふさ・る臥さる】 〔自四〕 (江戸語) 臥す。寝る。東海道中膝栗毛6「よう―・るやつらぢやな」

ふさわし・い【相応しい】フサハシイ🔗🔉

ふさわし・い相応しいフサハシイ 〔形〕[文]ふさは・し(シク) 相応している。つりあっている。よく似合っている。落窪物語1「さる心ざまや―・しかりけむ」。「その場に―・い服装」 ○ぶさを打つぶさをうつ 不義理をする。特に、借りて返さない。浄瑠璃、新版歌祭文「彼奴きゃつが所はぶさ打つてある」 ⇒ぶ‐さ

ふ‐さん【不参】🔗🔉

ふ‐さん不参】 行事や式典などに参列・出勤または出席しないこと。「―者」

ふ‐さん【賦算】🔗🔉

ふ‐さん賦算】 〔仏〕ふだくばり。時宗独特の行事で、一遍が熊野神から受けた神託にもとづいて、「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した札を配る。

ふさん‐とくしち【不三得七】🔗🔉

ふさん‐とくしち不三得七】 古代、損害を受けた田に対する租税減免制度。実際には損害の程度を調査せず、租の10分の7を官に納め、その余は国司の処分にまかせることとしていた。免三収七。

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ふさ【総・房】🔗🔉

ふさ [2] 【総・房】 (1)多くの糸をたばね,その先端を散らして垂らしたもの。「紐(ヒモ)の―」 (2)花や実などの,多く集まって,枝から垂れ下がっているもの。「ブドウの―」 (3)ミカンなどの果実の中身の袋の一つ一つ。

ふ-さ【普茶】🔗🔉

ふ-さ 【普茶】 ⇒ふちゃ(普茶)

ふ-さ【輔佐】🔗🔉

ふ-さ [2][1] 【輔佐】 (名)スル (1)職務を補いたすけること。また,その人。ほさ。「是は万機―の心操あり/平家 8」 (2)関白の異名。[下学集]

ふさ【夫差】🔗🔉

ふさ 【夫差】 (?-前473) 中国,春秋時代の呉の王(在位 (前496-前473))。敗死した父,闔閭(コウリヨ)の仇(アダ)をうつため艱難(カンナン)を重ね,ついに越王勾践(コウセン)を破ったが,のち,勾践に敗れた。 →臥薪嘗胆(ガシンシヨウタン) →会稽(カイケイ)の恥

ふさ🔗🔉

ふさ (形動ナリ) 〔「ふさ(総)」と同源か〕 多いさま。たくさん。「うかれめども―なり/宇津保(祭の使)」「今は高き峰になむのぼり侍るべき,など―に書きたり/蜻蛉(下)」

フサークGustv Husk🔗🔉

フサーク Gustv Husk (1913-1991) チェコスロバキアの政治家・大統領(在位 1975-1989)。1969年のプラハの春後のドプチェク解任後,党第一書記に就任。言論統制を強化。89年ビロード革命の中で辞任。

ふさい【相応】🔗🔉

ふさい フサヒ 【相応】 〔動詞「ふさう(相応)」の連用形から〕 釣り合うこと。ふさわしいこと。「宮は,御―の方に,聞き伝へ給ひて/源氏(紅梅)」

ふ-さい【不才】🔗🔉

ふ-さい [0] 【不才】 才能のないこと。才能の劣っていること。また,自分の才能をへりくだっていう語。非才。「―の身」

ふ-さい【夫妻】🔗🔉

ふ-さい [1][2] 【夫妻】 夫と妻。夫婦。

ふ-さい【付載・附載】🔗🔉

ふ-さい [0] 【付載・附載】 (名)スル 中心となる文章に付け加えて掲載すること。「―されている表」

ふ-さい【負債】🔗🔉

ふ-さい [0] 【負債】 他から金品を借り受けて,返済の義務を負うこと。また,その借りた金品。借金。

ふさい-かんじょう【負債勘定】🔗🔉

ふさい-かんじょう ―ヂヤウ [4] 【負債勘定】 簿記の勘定科目の一つで,企業の消極財産である負債に関する勘定。 ⇔資産勘定

ふ-さいか【不裁可】🔗🔉

ふ-さいか [2] 【不裁可】 裁可にならないこと。許可しないこと。

ふさい-こくし【普済国師】🔗🔉

ふさい-こくし 【普済国師】 夢窓疎石(ムソウソセキ)の諡号(シゴウ)。

ふ-さいさん【不採算】🔗🔉

ふ-さいさん [2] 【不採算】 採算のとれないこと。「―部門」

ふさ・う【相応う】🔗🔉

ふさ・う フサフ [2] 【相応う】 (動ワ五[ハ四]) 似合う。釣り合いが取れる。また,気に入る。「然るに親々は―・はぬ縁だとて承知しない/肖像画(四迷)」「沖つ鳥胸見る時はたたぎもこれは―・はず/古事記(上)」

ふさがり【塞がり】🔗🔉

ふさがり [0] 【塞がり】 (1)ふさがること。差し支えること。「八方―」 (2)陰陽道(オンヨウドウ)で,大白神・天一神などの凶神がその方角をふさいでいること。この方角に向かって物事を行うことを忌む。 ⇔恵方(エホウ)

ふさが・る【塞がる】🔗🔉

ふさが・る [0] 【塞がる】 (動ラ五[四]) (1)穴や開口部が詰まる。また,詰まって通れなくなる。「傷口はすぐに―・った」「紙面の穴が―・る」「排水管が―・る」 (2)開閉可能なものが閉じられる。「満潮になると水門は―・る」「あいた口が―・らない」 (3)他のものが占めていてはいる余地がなくなる。「席が全部―・る」「今日は会議で―・っていてお目にかかれません」「いまは手が―・っている」 (4)心配事などが胸の中にいっぱいに満ちる。「悲しみで胸が―・る」 (5)さえぎり止める。「大将軍の矢面に―・りければ力及ばず/平家 11」 (6)陰陽道(オンヨウドウ)で,ふさがりの方角にあたる。 〔「塞ぐ」に対する自動詞〕

ふさぎ【塞ぎ】🔗🔉

ふさぎ [0] 【塞ぎ】 (1)ふさぐこと。また,そのために用いるもの。「口―」 (2)気分がすぐれないこと。気鬱(キウツ)。「気の―」

ふさぎ-の-むし【塞ぎの虫】🔗🔉

ふさぎ-の-むし [0] 【塞ぎの虫】 気分がふさぐことを虫のせいであるとしていう語。「―にとりつかれている」

ふさぎ-こ・む【塞ぎ込む・鬱ぎ込む】🔗🔉

ふさぎ-こ・む [4] 【塞ぎ込む・鬱ぎ込む】 (動マ五[四]) ひどく気の晴れない様子をする。たいそう憂鬱(ユウウツ)な気分になる。「失敗を気にやんですっかり―・んでいる」

ふ-さく【不作】🔗🔉

ふ-さく [0] 【不作】 (1)農作物のできが悪いこと。 ⇔豊作 「今年は米が―だ」 (2)すぐれたものが現れないこと。出来が悪いこと。「今年の文学界は―だった」

ふ-さく【斧鑿】🔗🔉

ふ-さく [0] 【斧鑿】 おのとのみ。また,それで細工すること。転じて,詩文・書画などに技巧をこらすこと。「孟浩然が五律,多くは一気呵成,―の痕なし/淡窓詩話」

ふさ・ぐ【塞ぐ】🔗🔉

ふさ・ぐ [0] 【塞ぐ】 ■一■ (動ガ五[四]) (1)穴や開口部をなくす。(ア)ふたや詰め物などをして,穴をなくす。「壁の穴をセメントで―・ぐ」「すき間を―・ぐ」(イ)口・目・鼻・耳などを,手でおおうなどして機能しないようにする。「失言に気づいてあわてて手で口を―・ぐ」「いくら耳を―・いでも聞こえてくる」「恐怖のあまり目を―・ぐ」(ウ)出入り口や通路にあって通行をじゃまする。「故障したトラックが道を―・いでいる」「出口を―・ぐ」 (2)場所を占める。「本の山が机を―・ぐ」 (3)さえぎって止める。「道を―・ぎ人を通さぬよし/平家 6」 (4)不十分ながらも責任を果たす。「責めを―・ぐ」 (5)(「鬱ぐ」とも書く)心配ごとがあったりして気分が晴れないでいる。「あれ以来,ずっと―・いでいる」「気が―・ぐ」 〔「塞がる」に対する他動詞〕 [可能] ふさげる ■二■ (動ガ下二) ⇒ふさげる

ふ-さくい【不作為】🔗🔉

ふ-さくい ―サク [2] 【不作為】 〔法〕 自ら進んで積極的な行為をしないこと。 ⇔作為(3)

ふさくい-さいむ【不作為債務】🔗🔉

ふさくい-さいむ ―サク― [5] 【不作為債務】 一定の行為をしないことを内容とする債務。競業をしない,日照をさまたげる建築をしない,などがその例。 ⇔作為債務

ふさくい-はん【不作為犯】🔗🔉

ふさくい-はん ―サク― [4] 【不作為犯】 期待された行為を行わないことによって成立する犯罪。不退去罪・不解散罪・遺棄罪などがその例。 ⇔作為犯

ふ-さくぎ【傅作義】🔗🔉

ふ-さくぎ 【傅作義】 (1893-1974) 中国の軍人。山西省孝義県の人。1931年綏遠省政府主席となり,49年北平(北京)の平和解放に尽力した。フー=ズオイー。

ふさく-めん【布作面】🔗🔉

ふさく-めん [3] 【布作面】 正倉院に伝わる,麻布製の伎楽面。布上に顔を墨書したもので,頬(ホオ)・唇などに丹色を塗り,目の部分を切り取ってある。

ふさ・げる【塞げる】🔗🔉

ふさ・げる [0] 【塞げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ふさ・ぐ 「塞ぐ」に同じ。「道を―・げる」「耳を―・げる」[日葡]

ふさ-ざくら【総桜】🔗🔉

ふさ-ざくら [3] 【総桜】 フサザクラ科の落葉高木。山中に生える。葉は広卵形で鋭い鋸歯がある。早春,葉に先立ち開花。花は花被片がなく,線形,赤色の葯(ヤク)が房になってつく。果実は上端に翼がある。タニグワ。

ふさ-たおり【総手折り】🔗🔉

ふさ-たおり ―タヲリ 【総手折り】 (枕詞) 木の枝をたばねて手折りたわめる意の「たむ」から,同音の地名「多武」に掛かる。「―多武の山霧繁み/万葉 1704」

ふさつ【布薩】🔗🔉

ふさつ [0] 【布薩】 〔梵 poadha〕 毎月一五日・三〇日に僧が集まり,自己の罪過を反省し懺悔する儀式。在家では六斎日に八斎戒を守り,善を増大することをいう。

ふさ・ぬ【総ぬ】🔗🔉

ふさ・ぬ 【総ぬ】 (動ナ下二) まとめてたばねる。すべてをまとめる。総括する。「さまざまにたな心なる誓ひをば南無(ナモ)のことばに―・ねたるかな/山家(百首)」

ふさ-の-くに【総国】🔗🔉

ふさ-の-くに 【総国】 古代,上総(カズサ)・下総(シモウサ)・安房(アワ)の三か国を含む地域の国名。

ふさ-ふさ【総総・房房】🔗🔉

ふさ-ふさ [2][1] 【総総・房房】 (副)スル ふさのように多く集まって垂れ下がっているさま。「―(と)した髪」「―と絡(マト)つた緋の花纐纈(ハナシボリ)の帯揚は/多情多恨(紅葉)」

ふさふさ-し・い🔗🔉

ふさふさ-し・い (形) 〔「ふさぶさしい」とも。近世江戸語〕 厚かましい。無遠慮だ。「大勢の人さまも聞いてござる中でいけ―・い/滑稽本・浮世風呂 2」

ふさ-も【房藻】🔗🔉

ふさ-も [2] 【房藻】 アリノトウグサ科の多年生水草。茎の下部は地下茎として泥中にあり,長く伸びて分枝する。葉は四個ずつ輪生し,糸状の裂片に羽裂。夏,水上に花穂を立てて,白色の小四弁花を多数つける。キツネノオ。

ふさ-やか🔗🔉

ふさ-やか (形動ナリ) ふさふさしているさま。たっぷりあるさま。「小袿(コウチギ)の程に,裾いと―なり/源氏(東屋)」

ふさ-ようじ【総楊枝】🔗🔉

ふさ-ようじ ―ヤウジ [3] 【総楊枝】 柳の小片を箸(ハシ)のように削り,先端を叩いて総のようにした楊枝。打ち楊枝。

ふさ・る【臥さる・伏さる】🔗🔉

ふさ・る [2] 【臥さる・伏さる】 (動ラ五[四]) うつぶせになる。寝る。伏す。「お茶台に茶碗が―・つて居るぢやありませんか/婦系図(鏡花)」

ふさわし・い【相応しい】🔗🔉

ふさわし・い フサハシイ [4] 【相応しい】 (形)[文]シク ふさは・し 〔動詞「ふさう(相応)」の形容詞化〕 似つかわしい。似合っている。つり合っている。ぴったりだ。「その場に―・い服装」 [派生] ――さ(名)

ふ-さん【不参】🔗🔉

ふ-さん [0] 【不参】 (名)スル (会合・行事などに)参加・出席しないこと。「差支(サシツカエ)ありて―する旨の返書を/花間鶯(鉄腸)」

ふ-さん【布衫】🔗🔉

ふ-さん [0] 【布衫】 上代,麻などで作った単衣。襦袢の類。

ふ-さん【賦算】🔗🔉

ふ-さん [0] 【賦算】 〔仏〕 時宗独特の教化法で,南無阿弥陀仏・決定往生六十万人と書かれたごく薄い板を配布すること。御化益(ゴケヤク)。おふだくばり。

ふ-さん【傅山】🔗🔉

ふ-さん 【傅山】 (1607-1684) 中国,明末・清初の文人画家。字(アザナ)は青主,号は嗇廬(シヨウロ)。清朝に仕えることを拒んだ。骨法のしっかりした山水画をよくし,書や詩文にもすぐれていた。

ふさんとくしち-ほう【不三得七法】🔗🔉

ふさんとくしち-ほう ―ハフ [0] 【不三得七法】 724年に公布された租税徴収の定率法。国内通計して七割以上の租を納めれば,その余は国司の自由裁量としたもの。

ふ-さんびょう【歩三兵】🔗🔉

ふ-さんびょう ―サンビヤウ [2] 【歩三兵】 上手な人が初心者に将棋を教えるとき,王将一枚だけを盤上に置き,歩三枚を持駒として指すこと。

ふさ【房】(和英)🔗🔉

ふさ【房】 a tuft;→英和 a tassel (かざりの);→英和 a fringe (縁の);→英和 a bunch(果実の).→英和 〜のついた tasseled;fringed.

ふさい【山本夫妻】(和英)🔗🔉

ふさい【山本夫妻】 Mr.and Mrs.Yamamoto.⇒夫婦.

ふさい【負債】(和英)🔗🔉

ふさい【負債】 a debt.→英和 ⇒借り,借金.

ふさがる【塞がる】(和英)🔗🔉

ふさがる【塞がる】 (1) be closed;be stopped (up);blocked (up).(2)[部屋・席などが]be occupied.手が塞がっている be busy[occupied].

ふさく【不作】(和英)🔗🔉

ふさく【不作】 a bad[poor]harvest[crop].

ふさぐ【塞ぐ】(和英)🔗🔉

ふさぐ【塞ぐ】 (1)[しめる]close;→英和 shut (up);→英和 stop (up);→英和 block (up).→英和 (2)[場所を占める]occupy.→英和 道を〜 stand in the way (邪魔する).→英和

ふさぐ【鬱ぐ(いでいる)】(和英)🔗🔉

ふさぐ【鬱ぐ(いでいる)】 feel (be) depressed.鬱いだ melancholy.→英和

ふさふさ(和英)🔗🔉

ふさふさ 〜した髪 rich hair.〜と abundantly;→英和 in bunches (果実が).

ふさわしい【相応しい】(和英)🔗🔉

ふさわしい【相応しい】 (1)〔形〕suitable;→英和 becoming;worthy.→英和 (2)〔動〕become;→英和 be suitable;suit.→英和 相応しくない unsuitable;→英和 unworthy.→英和

ふさん【不参(加)】(和英)🔗🔉

ふさん【不参(加)】 absence.→英和

ふさんせい【不賛成】(和英)🔗🔉

ふさんせい【不賛成】 disagreement;→英和 disapproval;objection.→英和 〜である be against;do not agree;object;→英和 disapprove.→英和 ⇒賛成.

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