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広辞苑の検索結果 (37)

かたみ‐がわり【互替り】‥ガハリ🔗🔉

かたみ‐がわり互替り‥ガハリ 互いにかわりあうこと。交互。輪番。

かたみ‐に【互に】🔗🔉

かたみ‐に互に】 〔副〕 (「片身に」の意)互いに。かわるがわる。源氏物語若紫「あやしと思へど、―言ひ合はすべきにあらねば」

ご‐かく【互角・牛角】🔗🔉

ご‐かく互角・牛角】 (牛の角が左右互いに長短・大小のない意から)互いに力量に優劣のないこと。平家物語2「仏法王法―なり」。「―に渡り合う」

ご‐かん【互換】‥クワン🔗🔉

ご‐かん互換‥クワン たがいにとりかえること。また、とりかえがきくこと。「―性のある部品」 ⇒ごかん‐せい【互換性】

ごかん‐せい【互換性】‥クワン‥🔗🔉

ごかん‐せい互換性‥クワン‥ 機械、特にパソコンなどで、部品やソフトウェアが他機種と共通に使えること。 ⇒ご‐かん【互換】

ごけい‐かんぜい【互恵関税】‥クワン‥🔗🔉

ごけい‐かんぜい互恵関税‥クワン‥ 条約を締結した諸国が、相互に関税率を引き下げて、第三国に対するよりも低い関税を適用すること。 ⇒ご‐けい【互恵】

ごけい‐じょうやく【互恵条約】‥デウ‥🔗🔉

ごけい‐じょうやく互恵条約‥デウ‥ 締約国が互いに相手国の貨物・船舶などに、第三国に対するよりも有利な条件を与えるために結ばれた条約。 ⇒ご‐けい【互恵】

ごけい‐つうしょう‐きょうてい‐ほう【互恵通商協定法】‥シヤウケフ‥ハフ🔗🔉

ごけい‐つうしょう‐きょうてい‐ほう互恵通商協定法‥シヤウケフ‥ハフ (Reciprocal Trade Agreement Act)1934年アメリカで成立した通商法。最恵国待遇・相互主義等のガットの原則を先取りしたもの。これにより、南米を中心に20カ国とアメリカとの間で通商協定が結ばれ、保護貿易から多角的自由貿易への転換点となった。 ⇒ご‐けい【互恵】

ご‐し【互市】🔗🔉

ご‐し互市】 外国と貿易すること。中国で、古くは北方民族との貿易をいった。

ごし‐じょう【互市場】‥ヂヤウ🔗🔉

ごし‐じょう互市場‥ヂヤウ 貿易を許可された場所。開港場。条約港。

ご‐しゅう【互酬】‥シウ🔗🔉

ご‐しゅう互酬‥シウ ①物品や役務などを互いに提供しあうこと。 ②経済人類学で、贈与と返礼。 ⇒ごしゅう‐せい【互酬性】

ごしゅう‐せい【互酬性】‥シウ‥🔗🔉

ごしゅう‐せい互酬性‥シウ‥ 個人あるいは集団間で、贈与を受けた側が与えた側に何らかの返礼をすることによって、相互関係が更新・持続されること。 ⇒ご‐しゅう【互酬】

ご‐じょ【互助】🔗🔉

ご‐じょ互助】 互いにたすけあうこと。 ⇒ごじょ‐かい【互助会】

ご‐じょう【互譲】‥ジヤウ🔗🔉

ご‐じょう互譲‥ジヤウ 互いに譲りあうこと。「―の精神」

ごじょ‐かい【互助会】‥クワイ🔗🔉

ごじょ‐かい互助会‥クワイ 会員が互いに助け合うことを目的とした組織。 ⇒ご‐じょ【互助】

ごじょ‐ほう【互除法】‥ヂヨハフ🔗🔉

ごじょ‐ほう互除法‥ヂヨハフ 〔数〕(→)「ユークリッドの互除法」のこと。

ご‐せい【互生】🔗🔉

ご‐せい互生】 〔植〕茎や枝に交互に1枚ずつ葉を生じること。サクラ・アサガオの類。互生葉序。→葉序(図)

ご‐せん【互選】🔗🔉

ご‐せん互選】 お互いの中から選挙して選び出すこと。「議長を―する」

ご‐そう【互層】🔗🔉

ご‐そう互層】 〔地〕2種以上の岩石から成る地層が交互に重なっていること。砂岩と泥岩とが繰り返し重なっている砂泥互層など。

ご‐ぶつ【互物】🔗🔉

ご‐ぶつ互物】 互いに組み合って初めて役に立つもの。

ご‐へん【互変】🔗🔉

ご‐へん互変】 二つのものが相互に変ずること。 ⇒ごへん‐いせい【互変異性】

ごへん‐いせい【互変異性】🔗🔉

ごへん‐いせい互変異性】 〔化〕(tautomerism)化合物に2種の異性体が存在し、それらが互いに容易に変化しあう異性。アセト酢酸エチルがケト型とエノール型をとる類。 ⇒ご‐へん【互変】

ご‐ゆう【互有】‥イウ🔗🔉

ご‐ゆう互有‥イウ 互いに所有すること。 ⇒ごゆう‐けん【互有権】

ごゆう‐けん【互有権】‥イウ‥🔗🔉

ごゆう‐けん互有権‥イウ‥ 土地の境界線上に設けた界標・囲障・牆壁しょうへき・溝渠こうきょに対する相隣者の共有持分権。分割が禁止される点で通常の共有権と異なる。旧民法の用語に由来。 ⇒ご‐ゆう【互有】

ご‐よう【互用】🔗🔉

ご‐よう互用】 互いにまじえて用いること。かわるがわる用いること。 ⇒ごよう‐り【互用犂】

ごよう‐り【互用犂】🔗🔉

ごよう‐り互用犂】 プラウの一種。犂体を左右両側または上下に装置して、往きと帰りに交互に使用するもの。リバーシブル‐プラウ。 ⇒ご‐よう【互用】

たがい【互い】タガヒ🔗🔉

たがい互いタガヒ (タガヒ(違)から。多く「に」を伴い副詞として用いる。平安時代には漢文訓読系の文章で用い、和文系の文章では「かたみ(に)」を用いた)相対する二つのものの双方。特に、自分と相手。今昔物語集10「―の恩を忘れむ、此れ、思はざる事なり」。「―の欠点を知る」「お―よく話し合おう」 ⇒たがい‐ずく【互い尽】 ⇒たがい‐せん【互先】 ⇒たがい‐だめ【互い為】 ⇒たがい‐ちがい【互い違い】 ⇒たがい‐どく【互いどく】 ⇒たがい‐に【互いに】 ⇒互いに素

たがい‐ずく【互い尽】タガヒヅク🔗🔉

たがい‐ずく互い尽タガヒヅク 双方が相談してのこと。納得ずく。あいたいずく。 ⇒たがい【互い】

たがい‐せん【互先】タガヒ‥🔗🔉

たがい‐せん互先タガヒ‥ 囲碁で、技量の互角の者同士の手合割てあいわり。交互に先番で打つ。相先あいせん⇒たがい【互い】

たがい‐だめ【互い為】タガヒ‥🔗🔉

たがい‐だめ互い為タガヒ‥ 双方にとって都合のよいこと。傾城禁短気「是は―といふもの」 ⇒たがい【互い】

たがい‐ちがい【互い違い】タガヒチガヒ🔗🔉

たがい‐ちがい互い違いタガヒチガヒ 両方から入れちがうさま。かわるがわる。交互。「―に並べる」 ⇒たがい【互い】

たがい‐どく【互いどく】タガヒ‥🔗🔉

たがい‐どく互いどくタガヒ‥ タガヒヅク(互尽)の訛。一説に、「互い得」の意。狂言、八句連歌「けいこのためぢやほどに、―になほそ」 ⇒たがい【互い】

たがい‐に【互いに】タガヒ‥🔗🔉

たがい‐に互いにタガヒ‥ 〔副〕 双方が同じことをするさま。また、同じ状態にあるさま。それぞれ。土佐日記「これかれ―国の境のうちはとて、見送りに来る人あまたが中に」。「―挨拶あいさつをかわす」「―浪人中の身の上」 ⇒たがい【互い】 ○互いに素たがいにそ 〔数〕二つの整数が1以外の公約数をもたないこと。二つの整式が定数以外の公約数をもたないこと。二つの集合が共通の要素をもたないこと。 ⇒たがい【互い】

○互いに素たがいにそ🔗🔉

○互いに素たがいにそ 〔数〕二つの整数が1以外の公約数をもたないこと。二つの整式が定数以外の公約数をもたないこと。二つの集合が共通の要素をもたないこと。 ⇒たがい【互い】 たか‐いぬ鷹犬】 鷹狩に用いる犬。藤原隆祐朝臣集「帰さの道より―を乞ひ侍るとて」 たか‐いびき高鼾】 高いいびき声。また、いびきをかいて何の心配もないようによく寝入ること。尾崎紅葉、紫「先生は無頓着の―」 たがい‐め違い目タガヒ‥ ①ちがっているところ。くいちがい。源氏物語若紫「その中に―ありて、慎しませ給ふべきことなむ侍る」 ②失態。過失。源氏物語蜻蛉「心ぎたなき末の―に思ひ知らするなめり」 ⇒たがい【違い】 たかいやまから高い山から】 「高い山から…」で始まる民謡の総称。全国に分布。江戸時代から、近松門左衛門の浄瑠璃「薩摩歌」や歌謡集「山家鳥虫歌」などに類歌が見える。 たかい‐らんざん高井蘭山‥ヰ‥ 江戸末期の読本よみほん作者。名は伴寛、字は思明、通称は文左衛門。江戸の人。作「星月夜顕晦録」「絵本三国妖婦伝」など。(1762〜1838) ⇒たかい【高井】 たが・う違うタガフ [一]〔自五〕 ①一致しなくなる。相違する。竹取物語「かぐや姫のたまふやうに―・はず造り出でつ」。天草本平家物語「そのお文は…有王が申すに―・はず書かれて」。「予想に―・う結末」 ②そむきはずれる。万葉集14「汝いましを頼み母に―・ひぬ」。天草本平家物語「家長日ごろの契約―・ひ奉るまじいと言うて」。「法に―・う」 ③変化する。尋常でなくなる。源氏物語少女「けさうじ給へる御顔の色―・ひて」 [二]〔他下二〕 ⇒たがえる(下一) だか・う抱かふダカフ 〔他下二〕 抱きかかえる。好色一代女6「手づから風呂敷づつみを―・へしが」 たか‐うきぼり高浮彫】 浮彫の一種。肉が最も厚く浮き上がったもので、建築装飾となる。高肉彫。 たか‐うすべお高薄部尾・鷹護田鳥尾‥ウスベヲ (タカウスビョウとも)矢羽の一種。→うすべお たか‐うで高腕】 肘ひじと肩との間の称。高手。 たか‐うね高畦】 作物を栽培するのに、特に高くした畦。排水の良くない時などに行う。 たか‐え高笑・噱‥ヱ 声高に笑うこと。たかわらい。〈新撰字鏡2たがえ違えタガヘ ①たがえること。ちがえること。 ②「方かた違え」の略。蜻蛉日記「―こそはせましか」 ⇒たがえ‐もの【違え物】 た‐がえし耕しタガヘシ たがえすこと。耕作。 た‐がえ・す耕すタガヘス 〔他四〕 (田を返す意)田畑を掘り返す。たがやす。東大寺諷誦文稿「歴山に耕タカヘして」 たか‐えびら竹箙】 竹で造ったえびら。今昔物語集29「―箭十許り差したるをかき負ひて」 たか‐えみ高笑み‥ヱミ 声高く笑うこと。たかわらい。 たがえ‐もの違え物タガヘ‥ とりちがえた物。 ⇒たがえ【違え】 た‐がえり手返り‥ガヘリ たがえること。夫木和歌抄11「空とぶ鷹は―もせず」 たが・える違えるタガヘル 〔他下一〕[文]たが・ふ(下二) ①ちがわせる。合わないようにする。一致させない。源氏物語橋姫「ひとこともかく打ち出で聞えさせてむさまを―・へ侍るまじくなむ」。天草本平家物語「本書のことばを―・へず書写し」。「色を―・える」 ②そむいて裏切る。約束や言いつけを破る。天草本平家物語「日ごろの契約を―・へず、参つたる事はまことに神妙な儀ぢや」。「約束を―・える」 ③方違えをする。源氏物語帚木「二条院にも同じ筋にて。いづくにか―・へん」 た‐がえ・る手返る‥ガヘル 〔自四〕 獲物に合わせた鷹が鷹飼の手に返って来る。〈日葡辞書〉 たかお高尾‥ヲ 江戸吉原の三浦屋四郎左衛門抱えの遊女。前後11人ある。初代は子持高尾と称し、寛永頃の人。2代は万治高尾・仙台高尾・石井高尾などと称し、容姿艶麗、和歌と書とを巧みにした。5代西条高尾は京都島原の名妓春との献酬で有名。10代榊原高尾(越後高尾)は、姫路藩主榊原政岑に落籍され、政岑は隠居を命ぜられた。世俗に伝える仙台侯の遊興は、戯作者がこの事件を付会したものという。 ⇒たかお‐さんげ【高尾懺悔】 たかお高雄‥ヲ (Gaoxiong)台湾南部の港湾都市。古くは打狗(Dagao)と呼んだが、日本の統治下で高雄と改称。台湾最大の輸出港・遠洋漁業基地で、南部最大の工業地帯を形成。人口146万9千(1999)。 たかお高雄・高尾‥ヲ 京都市右京区梅ヶ畑の一地区。清滝川の右岸に位置する。栂尾とがのお・槙尾まきのおとともに三尾さんびと称し、古来紅葉の勝地。真言宗の名刹、高雄山神護寺がある。 西明寺 撮影:山梨勝弘 ⇒たかお‐まんだら【高雄曼荼羅】 たか‐おうぎ高扇‥アフギ ①扇を高く上げて、ゆっくりあおぐこと。今昔物語集31「―を使ひてその札の許に立ちてのどかに物を見て」 ②田楽でんがくの道具で、竿の先に大きな扇をつけたもの。洛陽田楽記「基忠卿は九尺の―を捧げ」 たか‐おか高岡‥ヲカ 高い岡。岡。 たかおか高岡‥ヲカ 富山県北西部の市。礪波となみ平野北東部の商工業都市で交通の要地。銅器・漆器・捺染の特産地。紡績・化学・アルミ・製紙工業が盛ん。人口18万1千。 ⇒たかおか‐たんき‐だいがく【高岡短期大学】 たかおか‐しんのう高岳親王‥ヲカ‥ワウ 真如の俗名。 たかおか‐たんき‐だいがく高岡短期大学‥ヲカ‥ もと国立の独立短期大学。1983年設置。2004年国立大学法人。05年富山大学に統合。 ⇒たかおか【高岡】 たか‐おかみ高龗】 (「たか」は山峰の意)「闇龗くらおかみ参照。 たかお‐さん高尾山‥ヲ‥ 東京都八王子市にある山。小仏峠の南東に連なり、標高599メートル。山頂に薬王院がある。古樹多く、新緑・紅葉共によく、東京西郊の行楽地。 たかお‐さんげ高尾懺悔‥ヲ‥ 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「高尾懺悔の段」。1744年(延享1)初演。初世杵屋新右衛門作曲。傾城高尾の亡霊が、在りし日の追懐、今の地獄の責苦を語る。のち荻江節に移曲。富本・清元でも、のちに同じ趣向の曲が作られる。 ⇒たかお【高尾】 たかお‐まんだら高雄曼荼羅‥ヲ‥ 紫の綾地に金銀泥を用いて描いた両界曼荼羅。高雄の神護寺に伝来し、淳和天皇の御願によって天長(824〜834)年間に作られたものと伝える。空海の請来した両界図の系統で、この種の両界図中最古の遺品。 ⇒たかお【高雄・高尾】 たか‐か多花果‥クワクワ (→)集合果に同じ。 たか‐が高が】 〔副〕 (「全額を数えても」の意から)たかだか。せいぜい。見くびった気持で使う。浄瑠璃、薩摩歌「―後家の身、いたづら者といはるるまで」。「―百円ぐらいで」 たか‐がい鷹飼‥ガヒ ①鷹を飼うこと。また、その人。 ②鷹匠たかじょう。伊勢物語「大鷹の―にてさぶらはせ給ひける」 たか‐がかり高掛り】 ①村などの石高に応じて賦課されること。石掛り。→高割。 ②高掛物の略称。 ③囲碁で、隅を占めている相手の石に対して、高い位置から(直線的に)攻めかかること。桂馬掛りに対していう。 ⇒たかがかり‐さんやく【高掛り三役】 ⇒たかがかり‐もの【高掛物】 たかがかり‐さんやく高掛り三役(→)三役2に同じ。 ⇒たか‐がかり【高掛り】 たかがかり‐もの高掛物】 江戸時代、村々に対しその石高に応じて課された付加税の総称。 ⇒たか‐がかり【高掛り】 たか‐がき竹垣】 竹でつくった垣。たけがき。万葉集11「あら玉の伎倍きへが―編目ゆも」 たか‐がき高垣・雉】 (雉は中国で城壁の大きさの単位で、一雉は長さ3丈、高さ1丈)高い垣。神代紀「其の宮は―堞ひめがき整へ頓そなわりて」 たか‐がけ高賭け】 大きなかけごと。〈日葡辞書〉

[漢]互🔗🔉

 字形  筆順 〔二部2画/4画/常用/2463・385F〕 〔音〕(呉) 〔訓〕たがい [意味] かわるがわる(する)。たがいに。「互助・互恵・互選・相互・交互」 [解字] 切りこみの入った木材がたがいにかみ合うさまを描いた象形文字。

[漢]互🔗🔉

 〔彑(・彐)部1画〕 ⇒二部

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かたみ-がわり【互替(わ)り】🔗🔉

かたみ-がわり ―ガハリ [4] 【互替(わ)り】 かわるがわるすること。交互。「両足で空(クウ)を―に蹴つてゐた/ぼんち(泡鳴)」

かたみ-に【互に】🔗🔉

かたみ-に 【互に】 (副) たがいに。かわるがわる。「―聞え出づべき言の葉もおぼえ給はざりけり/浜松中納言 3」

ご-かく【互角・牛角】🔗🔉

ご-かく [0] 【互角・牛角】 (名・形動)[文]ナリ (牛の二本の角に大小・長短の差がないように)競い合う両者の力量が同じぐらいで,優劣がつけにくい・こと(さま)。五分五分。「―の腕前」「力は―だ」「―にわたり合う」

ご-かん【互換】🔗🔉

ご-かん ―クワン [0] 【互換】 (名)スル (1)互いに取りかえること。交換すること。 (2)〔数〕 順列の中の二個のものの位置の置き換え。

ごかん-き【互換機】🔗🔉

ごかん-き ―クワン― [2] 【互換機】 互換性を持ったコンピューター。通常は,特定のメーカーの機種と同じソフトウエアや周辺機器が使えるように他のメーカーが作った機種をいう。

ごかん-せい【互換性】🔗🔉

ごかん-せい ―クワン― [0] 【互換性】 (1)他のもの,特に他の機械部品などと取り換え可能であること。 (2)コンピューターのプログラムを変更することなく他のコンピューターで実行できること。

ご-けい【互恵】🔗🔉

ご-けい [0] 【互恵】 互いに相手に利益や恩恵を与え合うこと。「―の精神」

ごけい-かんぜい【互恵関税】🔗🔉

ごけい-かんぜい ―クワン― [4] 【互恵関税】 貿易を行う二国間において,第三国に対するよりも低い関税を相互に適用すること。

ごけい-じょうやく【互恵条約】🔗🔉

ごけい-じょうやく ―デウ― [4] 【互恵条約】 締結国相互が第三国に対するよりも有利な便益を享受しうるように協定した通商条約。

ご-し【互市】🔗🔉

ご-し [1] 【互市】 互いに物を売買すること。貿易。交易。「開港―にあらざれば富国強兵の策なし/安愚楽鍋(魯文)」

ごし-じょう【互市場】🔗🔉

ごし-じょう ―ヂヤウ [2] 【互市場】 貿易を許された場所。貿易港。開港場。条約港。

ごしゅう-せい【互酬性】🔗🔉

ごしゅう-せい ゴシウ― [0] 【互酬性】 〔reciprocity〕 個人ないし集団間で,互いに物品や役務などを交換すること。贈与慣行の義務的性格に着目してつくられた分析概念。日本では「お返し」や「結(ユイ)」などがそれに当たる。

ご-じょ【互助】🔗🔉

ご-じょ [1] 【互助】 たがいに助け合うこと。相互扶助。

ごじょ-かい【互助会】🔗🔉

ごじょ-かい ―クワイ [2][0] 【互助会】 会員どうしの助け合いを目的に作られた組織。

ごじょ-ぎむ【互助義務】🔗🔉

ごじょ-ぎむ [3] 【互助義務】 ⇒扶(タス)け合い義務

ご-じょう【互譲】🔗🔉

ご-じょう ―ジヤウ [0] 【互譲】 互いに譲りあうこと。「―の精神」

ごじょ-ほう【互除法】🔗🔉

ごじょ-ほう ゴヂヨハフ [0] 【互除法】 ⇒ユークリッドの互除法

ご-せい【互生】🔗🔉

ご-せい [0] 【互生】 (名)スル 植物の葉が,一つの節に一枚ずつ生じ,互いに方向を異にしていること。 →対生(タイセイ) →輪生 →葉序(ヨウジヨ)

ご-せん【互選】🔗🔉

ご-せん [0] 【互選】 (名)スル 構成員の中から互いに選挙して選ぶこと。「委員長は委員がこれを―する」「―議員」

ご-へん【互変】🔗🔉

ご-へん [0] 【互変】 同一の物質がある温度・圧力を境として結晶構造の異なる二つの形態に可逆的に変化する現象。互変二形。双変二形。 ⇔単変

ごへん-いせい【互変異性】🔗🔉

ごへん-いせい [4] 【互変異性】 二つ以上の異性体が容易に相互変化し,それらの異性体が平衡を保って存在している現象。例えば,アセト酢酸エチルのケト形とエノール形など。

ごゆう-けん【互有権】🔗🔉

ごゆう-けん ゴイウ― [2] 【互有権】 境界線上に設けた界標・囲障・牆壁(シヨウヘキ)および溝渠(コウキヨ)に対する相隣者の共有権。分割請求できない。

たがい【互い】🔗🔉

たがい タガヒ [0] 【互い】 〔動詞「違(タガ)う」の連用形「たがい」から〕 (「おたがい」の形でも用いる)関係する二者以上の人間や事物について,その双方,または一つ一つ。「二人は―の弱点を知り尽くしている」「会員はもっとお―を知る必要がある」「―の利益」 →おたがい

たがい=に素(ソ)🔗🔉

――に素(ソ) 〔数〕 (1)二つの整数が一またはマイナス一以外の公約数をもたないこと。 (2)二つの整式が定数以外の公約数をもたないこと。 (3)二つの集合が共通の要素をもたないこと。

たがい-ずく【互い尽く】🔗🔉

たがい-ずく タガヒヅク [0] 【互い尽く】 お互いが納得しあっての上のこと。たがいどく。あいたいずく。「この里の遊興は―/浄瑠璃・島原蛙合戦」

たがい-せん【互い先】🔗🔉

たがい-せん タガヒ― [0] 【互い先】 囲碁の手合割りの一。互角の者どうしが一局ごとに交互に先番で打つこと。相先(アイセン)。

たがい-ちがい【互い違い】🔗🔉

たがい-ちがい タガヒチガヒ [4][2] 【互い違い】 異なる二つのものが順番に入れかわること。また,入りまじること。交互。「―に糸を編む」

たがい-に【互いに】🔗🔉

たがい-に タガヒ― [0] 【互いに】 (副) 〔「おたがいに」の形でも用いる〕 (1)関係する二者以上の人間や事物について,どちらも同じように相手に働きかけるさま。「あの二人は―尊敬し合っている」「二本の柱が―支え合う」「―顔を見合わせる」 (2)関係する二者以上の人間について,それぞれが同じような状態にあるさま。「あのころはお―貧乏だった」「お―健康には気をつけよう」 〔漢文訓読に用いられた語で,和文では「かたみに」が用いられた〕

ごかく【互角の】(和英)🔗🔉

ごかく【互角の】 well-[evenly-]matched.

ごかん【互換する】(和英)🔗🔉

ごかん【互換する】 interchange.→英和 〜性のある interchangeable;→英和 《電算》compatible.→英和

ごけい【互恵】(和英)🔗🔉

ごけい【互恵】 reciprocity.→英和 互恵条約(関税率) a reciprocal treaty (tariff).

ごじょ【互助】(和英)🔗🔉

ごじょ【互助】 mutual aid[help].互助会 a mutual aid society.

ごじょう【互譲】(和英)🔗🔉

ごじょう【互譲】 mutual concession.〜の精神で in a give-and-take spirit.

ごせい【互生の】(和英)🔗🔉

ごせい【互生の】 《植》alternate.→英和

ごせん【互選】(和英)🔗🔉

ごせん【互選】 mutual election.〜する elect by mutual vote.

たがい【互いに】(和英)🔗🔉

たがい【互いに】 mutually;→英和 each other[one another].〜の mutual;→英和 each other's;one another's.

たがいちがい【互い違いに】(和英)🔗🔉

たがいちがい【互い違いに】 alternately;by turns.

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