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広辞苑の検索結果 (92)
か‐おく【仮屋】‥ヲク🔗⭐🔉
か‐おく【仮屋】‥ヲク
仮に住む家。かりや。
か‐か【仮花】‥クワ🔗⭐🔉
か‐か【仮花】‥クワ
(→)偽花ぎかに同じ。
か‐か【仮果】‥クワ🔗⭐🔉
か‐か【仮果】‥クワ
(→)偽果に同じ。
か‐ぐう【仮寓】🔗⭐🔉
か‐ぐう【仮寓】
かりに住むこと。かり住まい。また、その家。「友人の家に―する」
か‐げん【仮現】🔗⭐🔉
か‐げん【仮現】
神仏などが、かりにこの世に身をあらわすこと。化身けしん。
⇒かげん‐うんどう【仮現運動】
⇒かげん‐ろん【仮現論】
かげん‐うんどう【仮現運動】🔗⭐🔉
かげん‐うんどう【仮現運動】
〔心〕二つの静止している光点や画面などを短い時間間隔で片方ずつ提示するとき、一方の対象が動いているように知覚される現象。映画で見られる動きはこの一種。実際運動と区別して、「みかけの運動」ともいう。
⇒か‐げん【仮現】
かげん‐てき【仮言的】🔗⭐🔉
かげん‐てき【仮言的】
〔論〕(hypothetical)ある仮定・条件のもとで何かを言明する命題のあり方。仮説的。→定言的→選言的。
⇒かげんてき‐さんだんろんぽう【仮言的三段論法】
⇒かげんてき‐めいほう【仮言的命法】
かげんてき‐さんだんろんぽう【仮言的三段論法】‥パフ🔗⭐🔉
かげんてき‐さんだんろんぽう【仮言的三段論法】‥パフ
〔論〕仮言命題を前提とする三段論法。仮言命題を大前提として、定言的な小前提において大前提の前件を肯定し、または後件を否定して結論を導くもの(半仮言的三段論法)が普通の形式。例えば「SがPならばQはRである」「SはPである」故に「QはRである」。また、両前提とも仮言命題の場合(全仮言的三段論法)もある。仮言的推理。
⇒かげん‐てき【仮言的】
かげんてき‐めいほう【仮言的命法】‥ハフ🔗⭐🔉
かげんてき‐めいほう【仮言的命法】‥ハフ
(hypothetischer Imperativ ドイツ)カントの用語。「老年になって楽をしたいなら、若いうちに働け」というような、一定の目的達成を前提条件とする命令。カントはこのような条件つき命令を道徳法則とは認めなかった。↔定言命法
⇒かげん‐てき【仮言的】
かげん‐めいだい【仮言命題】🔗⭐🔉
かげん‐めいだい【仮言命題】
(→)条件命題に同じ。
かげん‐ろん【仮現論】🔗⭐🔉
か‐こう【仮構】🔗⭐🔉
か‐こう【仮構】
①仮に構えること。仮につくること。
②無いことを仮に有るとすること。空想によって作られたもの。虚構。
か‐こつ【仮骨】🔗⭐🔉
か‐こつ【仮骨】
骨折や骨の欠損を修復するための前段階として形成される不完全な骨様組織。
か‐さく【仮作】🔗⭐🔉
か‐さく【仮作】
①仮に作ること。また、そのもの。
②事実でないことを空想によって作ること。仮構。虚構。
⇒かさく‐ものがたり【仮作物語】
かさく‐ものがたり【仮作物語】🔗⭐🔉
かさく‐ものがたり【仮作物語】
虚構の物語。小説の類。
⇒か‐さく【仮作】
か‐ざん【仮山】🔗⭐🔉
か‐ざん【仮山】
築山つきやまのこと。
か‐さんすい【仮山水】🔗⭐🔉
か‐さんすい【仮山水】
庭園の築山つきやまと泉水。
か‐し【仮子】🔗⭐🔉
か‐し【仮子】
かりの子。養子。
か‐し【仮死】🔗⭐🔉
か‐し【仮死】
人事不省で呼吸停止し、脈拍がほとんどなく、一見して死と違わない状態。ただし瞳孔反射はあり、人工呼吸法などの処置によって回復し得る。
か‐し【仮歯】🔗⭐🔉
か‐し【仮歯】
いれば。義歯。
か‐しゃ【仮借】🔗⭐🔉
か‐しゃ【仮借】
六書りくしょの一つ。ある概念や事物を表す漢字がない場合、本来の意味と違う同音の他の漢字を借りて当てたもの。食物を盛る器の「豆とう」を「まめ」の意に用いる類。かしゃく。
か‐しゃく【仮借】🔗⭐🔉
か‐しゃく【仮借】
①かりること。
②みのがすこと。ゆるすこと。
③⇒かしゃ。
⇒かしゃく‐な・い【仮借無い】
かしゃく‐な・い【仮借無い】🔗⭐🔉
かしゃく‐な・い【仮借無い】
〔形〕
みのがしたりゆるしたりしない。「―・く糾弾する」
⇒か‐しゃく【仮借】
か‐しゅひ【仮種皮】🔗⭐🔉
か‐しゅひ【仮種皮】
植物で、受精後、胎座や珠柄が肥大し種子を包むに至った種皮状のもの。種衣。ドリアン・リュウガン・イチイなどに見られる。
か‐しょう【仮称】🔗⭐🔉
か‐しょう【仮称】
正式の名がきまるまでの間、かりの名をつけて呼ぶこと。また、そのかりの名。
か‐しょう【仮晶】‥シヤウ🔗⭐🔉
か‐しょう【仮晶】‥シヤウ
外形は元のままで、中味が別の鉱物に変化したもの。黄鉄鉱の結晶で内部が褐鉄鉱に変化している類。仮像。
か・す【仮す】🔗⭐🔉
か・す【仮す】
〔他五〕
①仮に与える。「―・すに時を以てす」
②ゆるす。寛恕する。「寸毫も―・さず」
か‐な【仮名・仮字】🔗⭐🔉
か‐な【仮名・仮字】
(カリナ(仮名)の音便カンナの約)漢字から発生した、日本固有の音節文字。広義には万葉仮名・草仮名・平仮名・片仮名、狭義には後の二者をいう。万葉仮名は主に漢字の音訓で国語を写し、平仮名・片仮名は平安初期、万葉仮名をもとにできた。やまともじ。仮名文字。↔真名まな
⇒仮名に言う
かなづかいおくのやまみち【仮字遣奥山路】‥ヅカヒ‥🔗⭐🔉
かなづかいおくのやまみち【仮字遣奥山路】‥ヅカヒ‥
語学書。石塚竜麿著。3巻。寛政10年(1798)本居大平序。本居宣長の後をうけて、上代の万葉仮名の用法を調査し、13の仮名が各2類に分かれていて、語によって使用上互いに混ずることのない事実を鮮明にして、上代国語音韻組織研究の基礎をつくる。→上代特殊仮名遣
かなのもとすえ【仮字本末】‥スヱ🔗⭐🔉
かなのもとすえ【仮字本末】‥スヱ
語学書。2巻、付録1巻。伴信友著。1850年(嘉永3)刊。仮名の起源・沿革ならびにそれに関係した事柄を考究した書。神代文字じんだいもじを否定。
かり【仮】🔗⭐🔉
かり【仮】
①暫時それと決めること。永久でないこと。まにあわせ。かりそめ。源氏物語帚木「端つ方の御座おましに―なるやうにて大殿籠れば」。「―橋」「―免許」
②真正のものでないこと。にせ。いつわり。太平記37「身に羅綺を帯びたるは、皆―なる嬋娟せんけんにて真の美質に非ず」。「―の姿」
かり‐いえ【仮家】‥イヘ🔗⭐🔉
かり‐いえ【仮家】‥イヘ
①かりに建てた家。
②かりのすまい。
かり‐いお【仮庵・仮廬】‥イホ🔗⭐🔉
かり‐いお【仮庵・仮廬】‥イホ
仮につくったいおり。かりお。かりほ。万葉集1「宇治の都の―しおもほゆ」
⇒かりいお‐の‐まつり【仮庵の祭】
かりいお‐の‐まつり【仮庵の祭】‥イホ‥🔗⭐🔉
かりいお‐の‐まつり【仮庵の祭】‥イホ‥
ユダヤ教の三大祝祭の一つ。出エジプト後、祖先が荒野を放浪した仮小屋生活を記念する秋祭。ユダヤ暦の第7月(陽暦の9〜10月)の15日から1週間。結茅節。スッコート。
⇒かり‐いお【仮庵・仮廬】
かり‐お【仮庵】‥ホ🔗⭐🔉
かり‐お【仮庵】‥ホ
(カリホの転)
⇒かりいお
かり‐がこい【仮囲い】‥ガコヒ🔗⭐🔉
かり‐がこい【仮囲い】‥ガコヒ
仮に設けた建築場などの囲い。
かり‐かぶけん【仮株券】🔗⭐🔉
かり‐かぶけん【仮株券】
後日、本株券と引き換える目的で、会社から株主に付与する証書。
かり‐かんじょう【仮勘定】‥ヂヤウ🔗⭐🔉
かり‐かんじょう【仮勘定】‥ヂヤウ
簿記で、最終的な勘定科目または金額が確定していない取引を一時的に整理するための勘定。仮払金・仮受金など。
かり‐ぎちょう【仮議長】‥チヤウ🔗⭐🔉
かり‐ぎちょう【仮議長】‥チヤウ
正副議長がまだ正式にきまらない場合や、共に事故がある場合に、仮に議長の職務を行う者。
かり‐くび【仮首】🔗⭐🔉
かり‐くび【仮首】
にせくび。太平記8「洛中辺土の在家人なんどの首を―にして」
かり‐げんぶく【仮元服】🔗⭐🔉
かり‐げんぶく【仮元服】
武家で男子が11歳になった時、腰刀を差し始める祝いの儀式。
かり‐ごてん【仮御殿】🔗⭐🔉
かり‐ごてん【仮御殿】
かりに設けた御殿。
かり‐ごや【仮小屋】🔗⭐🔉
かり‐ごや【仮小屋】
仮にこしらえた粗末な小屋。
かり‐さいけん【仮債券】🔗⭐🔉
かり‐さいけん【仮債券】
本債券を交付するまでの間、一時仮に交付しておく債券。
かり‐さしおさえ【仮差押え】‥オサヘ🔗⭐🔉
かり‐さしおさえ【仮差押え】‥オサヘ
金銭債権またはこれに代わり得る債権につき、現状を維持しなければ債務者の財産が隠蔽または売却などによって失われ、後日強制執行が不能または困難となるおそれがある場合に、その強制執行保全の目的で債務者の財産を仮に差し押さえておく暫定的手続。→保全処分
かり‐しっこう【仮執行】‥カウ🔗⭐🔉
かり‐しっこう【仮執行】‥カウ
相手方の上訴により判決の効力発生が引き延ばされることから生ずる勝訴者の不利益を避けるため、判決の確定前に仮に強制執行をなすこと。仮執行の宣言に基づいてなされる。
⇒かりしっこう‐の‐せんげん【仮執行の宣言】
かりしっこう‐の‐せんげん【仮執行の宣言】‥カウ‥🔗⭐🔉
かりしっこう‐の‐せんげん【仮執行の宣言】‥カウ‥
判決の確定前に執行力を付与する裁判。
⇒かり‐しっこう【仮執行】
かり‐しゃくほう【仮釈放】‥ハウ🔗⭐🔉
かり‐しゃくほう【仮釈放】‥ハウ
懲役刑または禁錮刑の受刑者に改悛かいしゅんの状が認められるときに、有期刑については刑期の3分の1、無期刑については10年を経過したのち、一定の条件を付し仮に釈放すること。
かり‐しゅうげん【仮祝言】‥シウ‥🔗⭐🔉
かり‐しゅうげん【仮祝言】‥シウ‥
正式に行う前に内輪の者だけで仮に行う婚礼。「―をあげる」
かり‐じゅうしょ【仮住所】‥ヂユウ‥🔗⭐🔉
かり‐じゅうしょ【仮住所】‥ヂユウ‥
〔法〕当事者がある行為について住所に代わるべきものとして定めた場所。
かり‐じゅきゅう【仮需給】‥キフ🔗⭐🔉
かり‐じゅきゅう【仮需給】‥キフ
投機的な価格変動差益を目的とする買い(仮需要)または売り(仮供給)。実需給に対していう。仮需給の導入により売買高が増加して流動性が高まり、適正な価格形成が期待される。逆に行き過ぎると過当投機となる。
かり‐しゅつごく【仮出獄】🔗⭐🔉
かり‐しゅつごく【仮出獄】
仮釈放の旧称。2005年刑法改正前の用語。
かり‐しゅっしょ【仮出所】🔗⭐🔉
かり‐しゅっしょ【仮出所】
刑務所からの仮釈放の俗称。
かり‐しゅつじょう【仮出場】‥ヂヤウ🔗⭐🔉
かり‐しゅつじょう【仮出場】‥ヂヤウ
拘留に処せられた者および罰金または科料を収めることができないため労役場に留置された者を、情状により仮に出場させること。
かり‐しょぶん【仮処分】🔗⭐🔉
かり‐しょぶん【仮処分】
〔法〕金銭債権以外の特定物の引渡しなどの請求権の強制執行を保全するために、当該特定物の現状変更を禁じたり(係争物に関する仮処分)、争いのある権利法律関係につき仮の地位を定めたりする(仮の地位を定める仮処分)、裁判上の暫定的手続。→保全処分
かり‐ずまい【仮住い】‥ズマヒ🔗⭐🔉
かり‐ずまい【仮住い】‥ズマヒ
しばらくの間、仮に住むこと。また、その住居。「焼け出されて―する」
かり‐ずり【仮刷】🔗⭐🔉
かり‐ずり【仮刷】
本刷の前に行う印刷。ためしずり。
かり‐そめ【仮初・苟且】🔗⭐🔉
かり‐そめ【仮初・苟且】
①一時の事。その時限りであること。また、はかないこと。更級日記「―の仮屋などいへど、風すくまじくひきわたし」。「―の恋」
②かろがろしいこと。なおざり。おろそか。古今和歌集哀傷「あさ露のおくての山田―にうき世中をおもひぬるかな」
③ふとしたこと。偶然。奥の細道「奥羽長途の行脚只―に思ひ立ちて」
⇒かりそめ‐にも【仮初にも】
⇒かりそめ‐びと【仮初人】
⇒かりそめ‐ぶし【仮初臥し】
かりそめ‐にも【仮初にも】🔗⭐🔉
かりそめ‐にも【仮初にも】
〔副〕
(多く下に否定の語を伴って)
①かりにも。いやしくも。「―プロと称する者が」
②ほんの少しも。けっして。「―それを口にしてはいけない」
⇒かり‐そめ【仮初・苟且】
かりそめ‐びと【仮初人】🔗⭐🔉
かりそめ‐びと【仮初人】
ふと知合いになった人。千載和歌集雑「夜のほどに―や来りけむ」
⇒かり‐そめ【仮初・苟且】
かりそめ‐ぶし【仮初臥し】🔗⭐🔉
かりそめ‐ぶし【仮初臥し】
うたたね。仮寝。後撰和歌集恋「秋の田の―もしてけるか」
⇒かり‐そめ【仮初・苟且】
かり‐どこ【仮床】🔗⭐🔉
かり‐どこ【仮床】
仮に設けた床。
かり‐に【仮に】🔗⭐🔉
かり‐に【仮に】
〔副〕
①一時のまにあわせとして。暫定的に。大唐西域記長寛点「樹陰こかげに仮寝カリニネタリ」。「―付けた名前」
②現実ではないが、もしあったとして。もしも。「―雨が降るとしても」
⇒かりに‐も【仮にも】
かりに‐も【仮にも】🔗⭐🔉
かりに‐も【仮にも】
〔副〕
①(多く下に否定の語を伴って)どんなことがあっても。決して。いささかでも。「―死ぬなんて口にするな」
②内実はともかく。いやしくも。「―教師たる者のすることか」
⇒かり‐に【仮に】
かり‐の‐いのち【仮の命】🔗⭐🔉
かり‐の‐いのち【仮の命】
現世のはかない生命。
かり‐の‐うきよ【仮の憂き世】🔗⭐🔉
かり‐の‐うきよ【仮の憂き世】
はかなくつらい現世。仮の世。夫木和歌抄23「つれもなきすがたの池のまこも草―になほ乱れつつ」
かり‐の‐うつつ【仮の現】🔗⭐🔉
かり‐の‐うつつ【仮の現】
(仏説に、現世は仮のものであるというによる)一時的なはかない現世。
かり‐の‐おや【仮の親】🔗⭐🔉
かり‐の‐おや【仮の親】
⇒かりおや
かり‐の‐ぎむづけ【仮の義務付け】🔗⭐🔉
かり‐の‐ぎむづけ【仮の義務付け】
義務付け訴訟の提起があった場合に、裁判所が行政庁に対し、仮の救済として仮処分をすべき旨を命ずる決定。
かり‐の‐さしとめ【仮の差止め】🔗⭐🔉
かり‐の‐さしとめ【仮の差止め】
差止め訴訟の提起があった場合に、裁判所が行政庁に対し、仮の救済として仮処分をしてはならない旨を命ずる決定。
かり‐の‐ずいじん【仮の随身】🔗⭐🔉
かり‐の‐ずいじん【仮の随身】
臨時に命じた近衛の随身。仮御随身かりみずいじん。源氏物語葵「大将の御―に殿上のぞうなどのすることは常の事にもあらず」
かり‐の‐まくら【仮の枕】🔗⭐🔉
かり‐の‐まくら【仮の枕】
(→)仮寝かりねに同じ。
かり‐の‐もの【仮の物】🔗⭐🔉
かり‐の‐もの【仮の物】
化け物。変化へんげ。源氏物語手習「人の心惑はさむとて出で来たる―にや」
かり‐の‐やど【仮の宿】🔗⭐🔉
かり‐の‐やど【仮の宿】
①一時のすまい。旅のやどり。堀河百首春「草の枕に行きかへる―にもとまる心ぞ」
②無常な世。現世。かりのやどり。新古今和歌集旅「―に心とむなと思ふばかりぞ」
かり‐の‐よ【仮の世】🔗⭐🔉
かり‐の‐よ【仮の世】
無常な現世。はかないこの世。源氏物語幻「―はいづくもつひの常世とこよならぬに」
かり‐ばし【仮橋】🔗⭐🔉
かり‐ばし【仮橋】
①橋の工事中などに、一時的に架ける代りの橋。
②転じて、臨時の出し物。浮世風呂前「先斗町が口づいて大丈夫だといふから、―を出した」
かり‐はなみち【仮花道】🔗⭐🔉
かり‐はなみち【仮花道】
「花道1」参照。
かり‐ぶし【仮臥し】🔗⭐🔉
かり‐ぶし【仮臥し】
かりね。うたたね。夫木和歌抄34「神垣のいはほの上の―にまろねの足を洗ふみやつこ」
かり‐ほ【仮庵・仮廬】🔗⭐🔉
かり‐ほ【仮庵・仮廬】
(カリイホの約)
⇒かりいお
かり‐や【仮屋】🔗⭐🔉
かり‐や【仮屋】
①仮に造った小屋。
②鳥取県で、雁木造がんぎづくりをいう。
③産屋うぶや。
④月経の時に入っている仮小屋。他家たや。
⑤御旅所おたびしょ。
かり‐やど【仮宿】🔗⭐🔉
かり‐やど【仮宿】
かりのやど。かりずまい。
け‐じ【仮時】🔗⭐🔉
け‐じ【仮時】
〔仏〕ある日、ある時など仮定の時日。三摩耶さんまや。
け‐しょう【化粧・仮粧】‥シヤウ🔗⭐🔉
け‐しょう【化粧・仮粧】‥シヤウ
①紅・白粉おしろいなどをつけて顔をよそおい飾ること。美しく見えるよう、表面を磨いたり飾ったりすること。おつくり。けそう。〈下学集〉。「美しく―する」
②(名詞に冠して)美しく飾った、体裁をつくろった、形式的な、などの意を表す語。「―金具」
③〔建〕外から見えるところ。外面にあらわれている部分。「―垂木だるき」↔野の。
⇒けしょう‐いくさ【化粧軍】
⇒けしょう‐いた【化粧板】
⇒けしょう‐がね【化粧金】
⇒けしょう‐がみ【化粧紙】
⇒けしょう‐がわ【化粧革】
⇒けしょう‐がわ【化粧側】
⇒けしょう‐ギセル【化粧煙管】
⇒けしょう‐くずれ【化粧崩れ】
⇒けしょう‐ごうはん【化粧合板】
⇒けしょう‐ごえ【化粧声】
⇒けしょう‐こまい【化粧木舞】
⇒けしょう‐じお【化粧塩】
⇒けしょう‐した【化粧下】
⇒けしょう‐しつ【化粧室】
⇒けしょう‐すい【化粧水】
⇒けしょう‐せっけん【化粧石鹸】
⇒けしょう‐だ【化粧田】
⇒けしょう‐だい【化粧台】
⇒けしょう‐だち【化粧立ち】
⇒けしょう‐だち【化粧裁ち】
⇒けしょう‐だな【化粧棚】
⇒けしょう‐だるき【化粧垂木】
⇒けしょう‐だんす【化粧箪笥】
⇒けしょう‐っけ【化粧っ気】
⇒けしょう‐つち【化粧土】
⇒けしょう‐づみ【化粧積み】
⇒けしょう‐なおし【化粧直し】
⇒けしょう‐なわ【化粧縄】
⇒けしょう‐の‐いた【化粧の板】
⇒けしょう‐ばえ【化粧映え】
⇒けしょう‐ばこ【化粧箱】
⇒けしょう‐ひん【化粧品】
⇒けしょう‐まく【化粧幕】
⇒けしょう‐まわし【化粧回し】
⇒けしょう‐みず【化粧水】
⇒けしょう‐めじ【化粧目地】
⇒けしょう‐もとゆい【化粧元結】
⇒けしょう‐やなぎ【化粧柳】
⇒けしょう‐やねうら【化粧屋根裏】
⇒けしょう‐ゆい【化粧結い】
⇒けしょう‐りょう【化粧料】
⇒けしょう‐わざ【化粧業】
け‐そう【化粧・仮粧】‥サウ🔗⭐🔉
け‐そう【化粧・仮粧】‥サウ
⇒けしょう。竹取物語「御身の―いといたくして」
け‐ちぎり【仮契・化契】🔗⭐🔉
け‐ちぎり【仮契・化契】
下級の遊女。端はし女郎。けち。浮世草子、御前義経記「端女郎は鹿恋かこいより下、見世みせ女郎をいふなり。替名を―とも、火打とも」
けわい【化粧・仮粧】ケハヒ🔗⭐🔉
けわい【化粧・仮粧】ケハヒ
けしょう。おつくり。田植草紙「髪けづり―する」
⇒けわい‐がね【化粧金】
⇒けわい‐けしょう【化粧化粧】
⇒けわい‐でん【化粧田】
⇒けわい‐でん【化粧殿】
⇒けわい‐りょう【化粧料】
[漢]仮🔗⭐🔉
仮 字形
筆順
〔人(亻・
)部4画/6画/教育/1830・323E〕
[假] 字形
〔人(亻・
)部9画/11画/4881・5071〕
〔音〕カ(漢) ケ(呉)
〔訓〕かり
[意味]
①かり(の)。みせかけ。実体がない。本物でない。一時の間に合わせ。(対)真。「仮面・仮病けびょう・仮泊・虚仮こけ」
②かりに(…する)。「仮令けりょう」
㋐借りる。「仮託・仮借かしゃ」
㋑貸す。かりに与える。「仮かすに時を以もってす」
③ゆるめる。ゆるす。「仮借かしゃく」
④ひま。いとま。休日。(同)暇。「仮寧けにょう」
[解字]
形声。「人」+音符「
」(=かぶる)。顔にかぶりものをした人の意。[
]は異体字。
[難読]
仮令たとい・仮設たとい・仮初かりそめ・仮字かな・仮庵かりほ
筆順
〔人(亻・
)部4画/6画/教育/1830・323E〕
[假] 字形
〔人(亻・
)部9画/11画/4881・5071〕
〔音〕カ(漢) ケ(呉)
〔訓〕かり
[意味]
①かり(の)。みせかけ。実体がない。本物でない。一時の間に合わせ。(対)真。「仮面・仮病けびょう・仮泊・虚仮こけ」
②かりに(…する)。「仮令けりょう」
㋐借りる。「仮託・仮借かしゃ」
㋑貸す。かりに与える。「仮かすに時を以もってす」
③ゆるめる。ゆるす。「仮借かしゃく」
④ひま。いとま。休日。(同)暇。「仮寧けにょう」
[解字]
形声。「人」+音符「
」(=かぶる)。顔にかぶりものをした人の意。[
]は異体字。
[難読]
仮令たとい・仮設たとい・仮初かりそめ・仮字かな・仮庵かりほ
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か-おく【仮屋】🔗⭐🔉
か-おく ―ヲク [0] 【仮屋】
(1)仮に作った家。かりや。
(2)「御旅所(オタビシヨ)」に同じ。
か-ぐう【仮寓】🔗⭐🔉
か-ぐう [0] 【仮寓】 (名)スル
一時的に住むこと。また,その家。かりずまい。「時雄の家に―して居た/蒲団(花袋)」
か-げん【仮言】🔗⭐🔉
か-げん [0] 【仮言】
〔論〕
〔hypothesis〕
仮定や条件を伴う立言。仮説。
かげん-てき【仮言的】🔗⭐🔉
かげん-てき [0] 【仮言的】 (形動)
〔hypothetical〕
ある判断を何らかの仮定のもとに立言するさま。
かげん-てき-さんだんろんぽう【仮言的三段論法】🔗⭐🔉
かげん-てき-さんだんろんぽう ―ロンパフ [10] 【仮言的三段論法】
〔論〕 普通,仮言命題を大前提とし定言命題を小前提として,結論を導く三段論法。例えば「もし S が P ならば,Q は R である」そして「 S は P である」故に「 Q は R である」というもの(半仮言的三段論法)。両前提・結論とも仮言命題のもの(純粋仮言的三段論法)もある。仮言的推理。仮説的推理。
かげん-てき-はんだん【仮言的判断】🔗⭐🔉
かげん-てき-はんだん [6] 【仮言的判断】
⇒仮言命題(メイダイ)
かげん-めいだい【仮言命題】🔗⭐🔉
かげん-めいだい [4] 【仮言命題】
〔哲〕 二つの定言命題が仮定条件とその条件の下で成り立つことという関係で結びついてできた命題。「もし S が P ならば,Q は R である」という形をとる。仮言的判断。
かげん-めいほう【仮言命法】🔗⭐🔉
かげん-めいほう ―ハフ [4] 【仮言命法】
目的達成のための仮定条件を含んだ実践上の命令。例えば「もし長生きを欲するならば,健康に気をつけよ」など。仮言的命令。仮説的命令。
⇔定言命法
か-げん【仮現】🔗⭐🔉
か-げん [0] 【仮現】 (名)スル
神仏などが,かりにこの世に身をあらわすこと。化身(ケシン)。「神,又は,それに類する虚構物を―せずには居られない/神秘的半獣主義(泡鳴)」
かげん-うんどう【仮現運動】🔗⭐🔉
かげん-うんどう [4] 【仮現運動】
〔心〕 運動知覚の一。映画のフィルムのように,個々の画面は静止しているが,それらを一定の条件下で次々に見せると実際に動いているように見える現象。みかけの運動。
か-こう【仮構】🔗⭐🔉
か-こう [0] 【仮構】 (名)スル
(1)かりにつくり構える・こと(もの)。
(2)無いことをかりにあるとすること。また,そうして組み立てた事柄。虚構。「―の世界」「事件を―する」
か-こん【仮根】🔗⭐🔉
か-こん [0] 【仮根】
蘚苔類や藻類などに生える根状の組織。種子植物の根と外形が似ていて,ほかの物への付着と養分の吸収の役目をする。単細胞または一列の細胞より成るものが多く,維管束を欠く。
か-さく【仮作】🔗⭐🔉
か-さく [0] 【仮作】 (名)スル
事実とは異なる状況などを仮に組み立てること。また,組み立てたもの。虚構。
かさく-ものがたり【仮作物語】🔗⭐🔉
かさく-ものがたり [6] 【仮作物語】
虚構の物語。作り物語。
か-ざん【仮山】🔗⭐🔉
か-ざん [0][1] 【仮山】
築山(ツキヤマ)のこと。また,庭。
か-さんすい【仮山水】🔗⭐🔉
か-さんすい [2] 【仮山水】
築山(ツキヤマ)と泉水。また,庭園のこと。
か-し【仮死】🔗⭐🔉
か-し [1] 【仮死】
意識がなく,呼吸や脈搏(ミヤクハク)も止まるか,またはきわめて微弱で,一見死んだように見える状態。適切な処置により回復する可能性をもつ。なお,ヘビ・カエルなどの冬眠現象にこの語を使うこともある。
か-し【仮歯】🔗⭐🔉
か-し [1] 【仮歯】
入れ歯。義歯。
か-じ【仮字】🔗⭐🔉
か-じ [0] 【仮字】
仮名(カナ)のこと。
か-じ【仮時・暇時】🔗⭐🔉
か-じ [1] 【仮時・暇時】
ひまなとき。閑時。
か-しゃ【仮借】🔗⭐🔉
か-しゃ [1] 【仮借】
漢字の六書(リクシヨ)の一。ある語を表す漢字がない場合,その語の意味とは無関係の別の同音の漢字を借りて表す方法。戈(ホコ)の意の「我(ガ)」を自分の意を表す文字として使ったりする類。
か-しゃく【仮借】🔗⭐🔉
か-しゃく [0] 【仮借】 (名)スル
(1)みのがすこと。ゆるすこと。「―ない批判を加える」「本犯人は新律に照準し聊も―せず/新聞雑誌 58」
(2)借りること。
〔「かしゃ」は別語〕
か-しゅひ【仮種皮】🔗⭐🔉
か-しゅひ [2] 【仮種皮】
花の珠柄または胎座の一部が肥大して,種皮の外側をおおい,種皮のようにみえるもの。マサキ・イチイにみられる赤色の部分。種衣。
か-しょう【仮称】🔗⭐🔉
か-しょう [0] 【仮称】 (名)スル
正式の名が決まるまでの臨時の呼び名を付けること。また,その仮の名。
か-しょう【仮晶】🔗⭐🔉
か-しょう ―シヤウ [0] 【仮晶】
鉱物がその結晶構造に対応する結晶形とは異なる他の鉱物の結晶形をしていること。
か-しょう【仮象】🔗⭐🔉
か-しょう ―シヤウ [0] 【仮象】
〔(ドイツ) Schein〕
実際に存在するように感覚に現れながらも,それ自身客観的な実在性をもたない形象。
か・す【仮す】🔗⭐🔉
か・す [0] 【仮す】 (動サ五[四])
(1)仮に与える。「然れども些少も之に権力を―・すべからず/明六雑誌 6」「―・すに時日を以てす(=時間ヲ与エル)」
(2)罪をゆるす。見逃す。仮借(カシヤク)する。「苟(イヤシク)も其罪を―・すことなからしめば/新聞雑誌 54」
〔(1)は「貸す」とも書く〕
[可能] かせる
かな【仮名・仮字】🔗⭐🔉
かなづかいおくのやまじ【仮字遣奥山路】🔗⭐🔉
かなづかいおくのやまじ カナヅカヒ―ヤマヂ 【仮字遣奥山路】
語学書。三巻。石塚竜麿著。1798年以前の成立。上代の文献では,キ・ヒ・ミなどの音節に二類の使い分けがあり互いに混用されることがないという,上代特殊仮名遣いの存在を初めて実証的・帰納的に述べた書。
→上代特殊仮名遣い
かなのもとすえ【仮字本末】🔗⭐🔉
かなのもとすえ ―モトス
【仮字本末】
語学書。二巻,付録一巻。伴信友著。1850年刊。仮名の起源と沿革を記し,神代文字の存在を否定する。
【仮字本末】
語学書。二巻,付録一巻。伴信友著。1850年刊。仮名の起源と沿革を記し,神代文字の存在を否定する。
かりいお-の-まつり【仮庵の祭】🔗⭐🔉
かりいお-の-まつり カリイホ― [0] 【仮庵の祭】
ユダヤ教の三大祝祭の一。秋の収穫を祝う祭り。エジプト脱出後,荒野をさまよった祖先の苦労をしのび,屋外に木で仮小屋を作り,収穫物を天井から下げ,そこで起居する。ユダヤ暦第七月の一五日から一週間行う。
かりうけ-きん【仮受金】🔗⭐🔉
かりうけ-きん [0] 【仮受金】
金額または勘定科目が確定していない入金。手付金や前渡金を受け入れた場合,これに該当する。
かり-お【仮庵】🔗⭐🔉
かり-お ―ホ 【仮庵】
「かりいお」の転。「秋田刈る―を作り我が居れば/万葉 2174」
かり-かんじょう【仮勘定】🔗⭐🔉
かり-かんじょう ―カンヂヤウ [3] 【仮勘定】
簿記で,勘定項目が不確定の取引や,金額が未確定な取引を暫定的に処理する目的で設けられる勘定。
かり-ぎちょう【仮議長】🔗⭐🔉
かり-ぎちょう ―ギチヤウ [3] 【仮議長】
議長・副議長に故障のある場合,またそれを選出する際の,臨時の議長。
かり-くび【仮首】🔗⭐🔉
かり-くび 【仮首】
その人のものらしく見せかけたにせ首。「洛中・辺土の在家人なんどの首―にして/太平記 8」
かり-けいやく【仮契約】🔗⭐🔉
かり-けいやく [3] 【仮契約】 (名)スル
正式の契約を結ぶまでの仮の契約。仮約束。
かり-げんぶく【仮元服】🔗⭐🔉
かり-げんぶく [3] 【仮元服】
武家で,男子が一一歳になった時に,初めて太刀(タチ)を差す儀式。
かり-さしおさえ【仮差し押(さ)え】🔗⭐🔉
かり-さしおさえ ―サシオサヘ [0][5] 【仮差し押(さ)え】
金銭債権またはこれに代わる可能性のある債権の執行を保全するため,確定判決を得て強制執行に着手するまでの間,債務者の財産の処分・移転を暫定的に禁止する処置。債権者の申請に基づき,裁判所が命令する。
かり-しっこう【仮執行】🔗⭐🔉
かり-しっこう ―シツカウ [3] 【仮執行】
民事訴訟法上,判決の確定前に仮執行の宣言に基づいてなす強制執行。
かりしっこう-の-せんげん【仮執行の宣言】🔗⭐🔉
かりしっこう-の-せんげん ―シツカウ― 【仮執行の宣言】
相手方の上訴により判決の確定が遅れ,勝訴者が不利益をこうむることを考慮し,判決の確定前に執行力を与える裁判所の宣言。原則として財産権上の請求に限られる。
かり-しゃくほう【仮釈放】🔗⭐🔉
かり-しゃくほう ―シヤクハウ [3] 【仮釈放】
監獄・労役場・少年院・婦人補導院で身柄を拘束されている者を,刑期または収容期間の満了以前に,条件付きで社会復帰させる制度。仮釈放を許された者はその期間中保護観察に付され,条件に違反した場合は再び施設に収容される。
かり-じゅ【仮需】🔗⭐🔉
かり-じゅ [0] 【仮需】
「仮需要」の略。
かり-しゅうげん【仮祝言】🔗⭐🔉
かり-しゅうげん ―シウゲン [3] 【仮祝言】
内輪で行う仮の結婚式。
かり-じゅうしょ【仮住所】🔗⭐🔉
かり-じゅうしょ ―ヂユウシヨ [3] 【仮住所】
(1)〔法〕 当事者がある行為について住所に代わるべきものとして選定した場所。その行為に関しては住所とみなされる。
(2)仮住まいの住所。
かり-しゅつごく【仮出獄】🔗⭐🔉
かり-しゅつごく [4][3] 【仮出獄】
懲役または禁錮(キンコ)受刑者が,刑期の三分の一を経過し,また無期刑では10年を経過して改悛(カイシユン)の情がみられる時,一定の条件のもとに出獄を許すこと。仮釈放の一種。仮出所。
かり-しゅっしょ【仮出所】🔗⭐🔉
かり-しゅっしょ [3] 【仮出所】
仮出獄または仮出場のこと。
かり-しゅつじょう【仮出場】🔗⭐🔉
かり-しゅつじょう ―シユツヂヤウ [4][3] 【仮出場】
拘留に処せられた者,および労役場に留置された者について,情状により一定の条件のもとで出場を許すこと。
かり-じゅよう【仮需要】🔗⭐🔉
かり-じゅよう ―ジユエウ [3] 【仮需要】
価格上昇や物資不足を予想して在庫増大や投機を行うために生じる需要。
⇔実需
かり-じょうやく【仮条約】🔗⭐🔉
かり-じょうやく ―デウヤク [3] 【仮条約】
正式の条約を締結するまでの暫定的な条約。また,主権者の批准のすんでいない条約。「安政の―」
かり-しょぶん【仮処分】🔗⭐🔉
かり-しょぶん [3] 【仮処分】
金銭債権以外の権利の執行を保全するため(係争物に関する仮処分),あるいは,様々な権利について裁判中に現実に生じている損害から債権者を保護するため(仮の地位を定める仮処分),裁判所により暫定的になされる処置。
かり-ずまい【仮住(ま)い】🔗⭐🔉
かり-ずまい ―ズマヒ [3] 【仮住(ま)い】 (名)スル
仮にしばらく住むこと。また,その家。「知人の家の離れに―する」
かり-ずり【仮刷(り)】🔗⭐🔉
かり-ずり [0] 【仮刷(り)】
印刷で,本刷りの前に行う印刷。試し刷り。
→本刷り
かり-そめ【仮初め・苟且】🔗⭐🔉
かり-そめ [0] 【仮初め・苟且】 (名・形動)[文]ナリ
(1)その場限りである・こと(さま)。一時。「―の縁(エニシ)」「―の恋」
(2)さして重大でないこと。ふとしたこと。また,そのさま。「―の病」「奥羽長途の行脚只―に思ひたちて/奥の細道」
(3)軽々しい・こと(さま)。おろそか。ゆるがせ。「―にする」「ああ,―な事も致さう事でおりない/狂言・瓜盗人」
かりそめ-にも【仮初めにも】🔗⭐🔉
かりそめ-にも [5] 【仮初めにも】 (副)
(1)(多く下に打ち消しや反語の語句を伴って)どんなことがあっても。けっして。「―口にしてはならない」
(2)いやしくも。少なくとも。「―閣僚である以上,慎まねばならない言動」
かりそめ-ぶし【仮初め臥し】🔗⭐🔉
かりそめ-ぶし 【仮初め臥し】
「仮寝(カリネ)」に同じ。「蘆(アシ)の屋の―は/千載(恋四)」
かり-に【仮に】🔗⭐🔉
かり-に [0] 【仮に】 (副)
(1)そうだと仮定して。もしも。(ア)万が一。「―失敗したらどうする」(イ)たとえ。「―招待されても出席する気はない」
(2)間に合わせに。一時的に。「―これを着ていて下さい」
(3)いいかげんに。かりそめに。「―こそ我をば君は思ひたりけれ/万葉 2766」
かりに-も【仮にも】🔗⭐🔉
かりに-も [3] 【仮にも】 (副)
(1)(多く下に打ち消し・禁止・反語の語句を伴って)決して。かりそめにも。「―人を傷つけるようなことをしてはならない」
(2)いやしくも。かりそめにも。「―大学生である以上は勉学を第一に」「―約束したからには,それを守るべきだ」
(3)一時的なことであっても。すこしでも。「弓矢とる身は―名こそおしう候へ/平家 4」
かり-の-うきよ【仮の憂き世】🔗⭐🔉
かり-の-うきよ 【仮の憂き世】
無常なこの世。「つれもなき姿の池のまこも草―になほ乱れつつ/夫木 23」
かり-の-やど【仮の宿】🔗⭐🔉
かり-の-やど 【仮の宿】
(1)一時的に泊まったり,住んだりする家。また,旅先の宿。
(2)はかない現世。この世。
かり-の-やどり【仮の宿り】🔗⭐🔉
かり-の-やどり 【仮の宿り】
「仮の宿」に同じ。「―とは思へど興あるものなれ/徒然 10」
かり-の-よ【仮の世】🔗⭐🔉
かり-の-よ 【仮の世】
はかない現世。この世。仮の宿。
かり-はなみち【仮花道】🔗⭐🔉
かり-はなみち [4] 【仮花道】
歌舞伎劇場で,下手の本花道に対し上手に臨時に設けられる狭い花道。かりはな。
かり-みや【仮宮】🔗⭐🔉
かり-みや [0] 【仮宮】
(1)天皇の行幸(ギヨウコウ)などのとき,仮に設けられる宮居。行在所(アンザイシヨ)。行宮(アングウ)。「―を仕へ奉りて/古事記(中訓)」
(2)神輿(ミコシ)を臨時に安置する場所。御旅所(オタビシヨ)。
かり-や【仮屋】🔗⭐🔉
かり-や [0] 【仮屋】
(1)一時的の用に作った家。
(2)「御旅所(オタビシヨ)」に同じ。
(3)昔,女性が月経や出産のときにこもった仮小屋。また,月経のこと。他屋(タヤ)。月小屋(ツキゴヤ)。
け-じ【仮時】🔗⭐🔉
け-じ 【仮時】
〔仏〕 ある日ある時というような,不定の時。三摩耶(サンマヤ)。
け-しょう【化粧・仮粧】🔗⭐🔉
け-しょう ―シヤウ [2] 【化粧・仮粧】 (名)スル
(1)紅・白粉(オシロイ)などをつけて顔を美しく見せること。けそう。「うっすらと―する」
(2)表面だけをつくろい飾ること。また,その飾り。「差いた刀は―か伊達か/浄瑠璃・碁盤太平記」
(3)建物・器物などの外から見える部分。また,その部分に施す仕上げ・彩色など。
⇔野(ノ)
け-そう【化粧・仮粧】🔗⭐🔉
け-そう ―サウ 【化粧・仮粧】
「けしょう(化粧)」に同じ。「いみじう―し給へれば,常よりも美しう見え給ふ/大鏡(兼家)」
け-わい【化粧・仮粧】🔗⭐🔉
け-わい ―ハヒ [2][0] 【化粧・仮粧】 (名)スル
けしょう。みづくろい。「かみけづり―する/田植草紙」
〔もと「気配」と同語〕
かし【仮死】(和英)🔗⭐🔉
かし【仮死】
apparent death;syncope.→英和
かしょう【仮称】(和英)🔗⭐🔉
かしょう【仮称】
a provisional[tentative]name.
かり【仮の】(和英)🔗⭐🔉
かり【仮の】
temporary (臨時の);→英和
makeshift (まにあわせの);→英和
transient (一時の);→英和
tentative (試験的な).→英和
〜に…とすれば if;→英和
suppose[supposing].→英和
〜に…としても (even) if;granted that….〜にも even for a time (一時的にも);→英和
even in jest (冗談にも);at all (いやしくも).‖仮建築(事務所) a temporary building (office).仮採用 trial engagement.仮釈放 (a) release on parole.仮入学を許される be admittedon probation.
かりうけきん【仮受金】(和英)🔗⭐🔉
かりうけきん【仮受金】
《商》a suspense receipt.
かりうけとりしょう【仮受取証】(和英)🔗⭐🔉
かりうけとりしょう【仮受取証】
an interim receipt.
かりえいぎょうしょ【仮営業所】(和英)🔗⭐🔉
かりえいぎょうしょ【仮営業所】
a temporary office[place of business].
かりかんじょう【仮勘定】(和英)🔗⭐🔉
かりかんじょう【仮勘定】
a suspense account.
かりけいやく【仮契約】(和英)🔗⭐🔉
かりけいやく【仮契約】
a provisional contract.
かりこうじ【仮工事】(和英)🔗⭐🔉
かりこうじ【仮工事】
temporary construction work.
かりごや【仮小屋】(和英)🔗⭐🔉
かりごや【仮小屋】
a temporary hut;a shack.→英和
かりしっこう【仮執行】(和英)🔗⭐🔉
かりしっこう【仮執行】
《法》provisional execution.
かりじむしょ【仮事務所】(和英)🔗⭐🔉
かりじむしょ【仮事務所】
⇒仮営業所.
かりしゅっしょ【仮出所する】(和英)🔗⭐🔉
かりしゅっしょ【仮出所する】
be released on parole.〜中の人 a person on parole.
かりしょうしょ【仮証書】(和英)🔗⭐🔉
かりしょうしょ【仮証書】
a scrip.→英和
かりじょうやく【仮条約】(和英)🔗⭐🔉
かりじょうやく【仮条約】
a provisional treaty.
かりしょぶん【仮処分】(和英)🔗⭐🔉
かりしょぶん【仮処分】
《法》provisional disposition.
かりずまい【仮住居】(和英)🔗⭐🔉
かりずまい【仮住居】
one's temporary residence.〜する live temporarily.
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