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広辞苑の検索結果 (53)

け・り【服り・着り】🔗🔉

け・り服り・着り】 〔他ラ変〕 (上一段活用の着ルの連用形キにアリの付いたキアリの約)着ている。万葉集6「吾がせこが―・る衣きぬ薄し」

はた【機】🔗🔉

はた】 ①織物をつくる手動の機械。織機しょっき。万葉集7「未通女おとめらが織る―の上を」。「―の音」 ②(「服」と書く)機はたで織った布。古事記「わが王おおきみの織ろす―」

はっとり‐うのきち【服部宇之吉】🔗🔉

はっとり‐うのきち服部宇之吉】 漢学者。福島県生れ。随軒と号。東大教授・京城帝大総長。著「清国通考」。小柳司気太との共著「詳解漢和大字典」がある。(1867〜1939) ⇒はっとり【服部】

はっとり‐しそう【服部之総】🔗🔉

はっとり‐しそう服部之総】 歴史学者。島根県生れ。東大卒。講座派の一員として、マルクス主義の立場から明治維新史の研究を推進。著「明治維新史」「親鸞ノート」「黒船前後」など。(1901〜1956) ⇒はっとり【服部】

はっとり‐しろう【服部四郎】‥ラウ🔗🔉

はっとり‐しろう服部四郎‥ラウ 言語学者。三重県生れ。東大卒、同教授。アルタイ語を中心に研究。著「音声学」「言語学の方法」など。文化勲章。(1908〜1995) ⇒はっとり【服部】

はっとり‐タバコ【服部煙草】🔗🔉

はっとり‐タバコ服部煙草】 摂津国島上郡の服部村(現、高槻市内)付近から産出した、香味のよい佳品の煙草。本朝食鑑に「当世第一」とする。

はっとり‐どほう【服部土芳】‥ハウ🔗🔉

はっとり‐どほう服部土芳‥ハウ 江戸中期の俳人。名は保英。通称、半左衛門。別号、芦馬・蓑虫庵・些中庵。伊賀上野藩士。幼少から芭蕉と交渉があり、伊賀蕉門の中心人物。編著「蓑虫庵集」「蕉翁句集」「蕉翁文集」「三冊子」など。(1657〜1730) →文献資料[三冊子] ⇒はっとり【服部】

はっとり‐なんかく【服部南郭】‥クワク🔗🔉

はっとり‐なんかく服部南郭‥クワク 江戸中期の儒学者・詩人。名は元喬もとたか。京都の人。柳沢吉保に仕え、荻生徂徠に学び、古文辞を修め、詩文をよくした。著「唐詩選国字解」「南郭先生文集」など。(1683〜1759) ⇒はっとり【服部】

はっとり‐らんせつ【服部嵐雪】🔗🔉

はっとり‐らんせつ服部嵐雪】 江戸中期の俳人。名は治助。通称、彦兵衛。別号、嵐亭・雪中庵など。蕉門十哲の一人。江戸湯島に生まれ、長く武家奉公していたという。其角と共に古参の高弟。編著「其帒そのふくろ」「或時集」など。発句集「玄峰集」。(1654〜1707) ⇒はっとり【服部】

はっとり‐りょういち【服部良一】‥リヤウ‥🔗🔉

はっとり‐りょういち服部良一‥リヤウ‥ 作曲家。大阪生れ。歌謡曲にジャズの要素を取り入れる。村雨まさをの名で作詞も手がけた。作「別れのブルース」「湖畔の宿」「蘇州夜曲」「東京ブギウギ」「青い山脈」など。(1907〜1993) ⇒はっとり【服部】

はとり【服部】🔗🔉

はとり服部】 (ハタオリ(機織)の約)機を織ること。また、その業の人。機織。織工。夫木和歌抄33「人の国に織るてふ―伝へても」 ⇒はとり‐べ【服部】

はとり‐べ【服部】🔗🔉

はとり‐べ服部】 大和政権に機織の技術を世襲して仕えた品部しなべ。はとり。 ⇒はとり【服部】

ふく【服】🔗🔉

ふく】 ①身につけるもの。きもの。今昔物語集5「草を以て―とし、菓このみを拾ひて食じきとせり」。「―を着る」 ②(和服を着物というのに対して)洋服の略。 ③薬・煙草・茶をのむ回数を表す語。「一服いっぷく入れる」 →ぶく(服)

ぶく【服】🔗🔉

ぶく】 (呉音) ①喪服もふく。服衣ぶくえ。源氏物語藤袴「御―も、この月には脱がせ給ふべきを」 ②喪にこもること。また、その期間。喪中。忌服。後撰和歌集哀傷「法皇の御―なりける時」 →ふく(服)

ぶく‐え【服衣】🔗🔉

ぶく‐え服衣】 喪服もふく。経信卿母集「―をぬぐとて」

ぶく‐え【服穢】‥ヱ🔗🔉

ぶく‐え服穢‥ヱ 忌服きぶくのけがれ。

ふく‐えき【服役】🔗🔉

ふく‐えき服役】 夫役ぶやく・兵役・懲役などに服すること。「傷害罪で―する」

ふく‐かげん【服加減】🔗🔉

ふく‐かげん服加減】 茶道で、茶の温度・濃淡などの加減。

ぶく‐き【服忌】🔗🔉

ぶく‐き服忌⇒ぶっき

ぶく‐げ【服解】🔗🔉

ぶく‐げ服解】 父母の喪にあって官を解かれること。↔復任

ふくさ【袱紗・帛紗・服紗】🔗🔉

ふくさ袱紗・帛紗・服紗】 ①糊をひかない絹布で、表裏同色に縫ったもの。枕草子282「狩衣は、香染の薄き、白き、―」 ②表裏二枚合わせ、または一枚物で方形に作った絹布。進物の上に掛け、または物を包むのに用いる。掛袱紗。袱紗物。 ③茶の湯で、茶器の塵ちりを払い、または茶碗を受ける縦横27センチメートルに29センチメートルほどの絹布。茶袱紗。 ⇒ふくさ‐おび【袱紗帯】 ⇒ふくさ‐さばき【袱紗捌き】 ⇒ふくさ‐づつみ【袱紗包】 ⇒ふくさ‐もの【袱紗物】 ⇒ふくさ‐りょうり【袱紗料理】

ふく‐ざい【服罪】🔗🔉

ふく‐ざい服罪】 罪に服すること。「―下獄する」

ふく‐じ【服地】‥ヂ🔗🔉

ふく‐じ服地‥ヂ 洋服にする布地。

ふく‐じ【服事・服仕】🔗🔉

ふく‐じ服事・服仕】 (ブクジとも)服従し、つかえること。平家物語11「辺土遠国をすみかとして、土民百姓等に―せらる」

ぶく‐しゃ【服者】🔗🔉

ぶく‐しゃ服者】 近親者が死んで忌服中の人。

ふく‐じゅう【服従】🔗🔉

ふく‐じゅう服従】 他の命令または意思に従うこと。「上司に―する」

ふく‐しょく【服飾】🔗🔉

ふく‐しょく服飾】 ①衣服と装身具。 ②衣服のかざり。 ⇒ふくしょく‐ひん【服飾品】

ふくしょく‐ひん【服飾品】🔗🔉

ふくしょく‐ひん服飾品】 服装に装飾的効果を添える物。ブローチ・ハンドバッグ・手袋・スカーフなどの類。 ⇒ふく‐しょく【服飾】

ふく・す【服す】🔗🔉

ふく・す服す】 [一]〔自他五〕 「服する」に同じ。 [二]〔自他サ変〕 ⇒ふくする

ぶく・す【服す】🔗🔉

ぶく・す服す】 [一]〔自サ変〕 喪にこもる。服喪する。ふくする。赤染衛門集「娘のなくなりたりしに―・すとて」 [二]〔他サ変〕 飲む。食する。ふくす。源氏物語帚木「極熱ごくねちの草薬を―・して」

ふく・する【服する】🔗🔉

ふく・する服する】 [文]服す(サ変) [一]〔自サ変〕 ①得心してしたがう。また、恐れ入ってしたがう。服従する。平治物語「千万の傍敵ありといふともおのづから―・せしむべし」。「命令に―・する」 ②自分の務めとして、従事する。「刑に―・する」「喪に―・する」 [二]〔他サ変〕 ①身につける。着る。おびる。 ②得心してしたがわせる。 ③茶・薬などを、飲む。食う。

ふく‐せい【服制】🔗🔉

ふく‐せい服制】 衣服に関する制度・規則。

ふく‐そう【服装】‥サウ🔗🔉

ふく‐そう服装‥サウ 衣服および装身具の総称。みなり。衣服のよそおい。服飾。「―が乱れる」

ふく‐ぞく【服属】🔗🔉

ふく‐ぞく服属】 従いつくこと。つきしたがうこと。

ぶく‐だね【服種】🔗🔉

ぶく‐だね服種】 (「ぶく」は服忌の意)死人のあった家の農産物の種子を忌んでいう。

ふく‐どく【服毒】🔗🔉

ふく‐どく服毒】 毒薬をのむこと。「―自殺」

ぶく‐なおし【服直し】‥ナホシ🔗🔉

ぶく‐なおし服直し‥ナホシ 喪に服していた人が、喪を果たして通常の衣服に着かえること。ぶくぬぎ。源氏物語少女「御―の程などにも」

ぶく‐ぬぎ【服脱ぎ】🔗🔉

ぶく‐ぬぎ服脱ぎ(→)「ぶくなおし」に同じ。

ふく‐む【服務】🔗🔉

ふく‐む服務】 職務に従事すること。 ⇒ふくむ‐きてい【服務規程】

ふくむ‐きてい【服務規程】🔗🔉

ふくむ‐きてい服務規程】 服務する者の守るべき規則。服務規律。 ⇒ふく‐む【服務】

ふく‐も【服喪】🔗🔉

ふく‐も服喪】 喪に服すること。近親者の死に際し、一定期間外出などを控え、身を慎むこと。ふくそう。「1年間の―」

ふく‐やく【服薬】🔗🔉

ふく‐やく服薬】 薬をのむこと。日葡辞書「ブクヤクスル」

ぶく‐やつれ【服窶れ】🔗🔉

ぶく‐やつれ服窶れ】 喪中で地味な服装をすること。栄華物語玉飾「一品の宮の御―もいとあはれに」

ふく‐よう【服用】🔗🔉

ふく‐よう服用】 ①衣服などを身につけること。また、その衣服。太平記37「―は皆大長公主にひとしく」 ②薬をのむこと。服薬。日葡辞書「ブクヨウスル」。「食後に―する」

ふく‐よう【服膺】🔗🔉

ふく‐よう服膺】 (「膺」は胸の意)心にとどめて忘れないこと。胸にとめて常に行うこと。「拳々けんけん―する」

フクリン【服綸】🔗🔉

フクリン服綸】 (grofgrein オランダの略訛) ①(→)呉絽服連ゴロフクレンの略。 ②毛織物の一種。地合のややあらい薄地梳毛そもう織物で、ゴロフクレンよりも原毛が細かくて柔らかい。今のモスリンの太地物に当たる。明治初年オランダから輸入。 ○覆輪掛けるふくりんかける いっそう甚だしいことにいう。輪を掛ける。東海道中膝栗毛5「そりや京の人へふくりんかけて、おめえがあたじけねえといふもんだ」 ⇒ふく‐りん【覆輪・伏輪】

ぶっ‐き【服忌】ブク‥🔗🔉

ぶっ‐き服忌ブク‥ 服(喪服を着る)と忌(けがれを忌む)。親族が死んだ時、一定期間自宅に謹慎すること。 ⇒ぶっき‐れい【服忌令】

ぶっき‐れい【服忌令】ブク‥🔗🔉

ぶっき‐れい服忌令ブク‥ 服忌の日数などを定めた規定。徳川5代将軍綱吉が1684年(貞享1)生類憐みの令とともに制定。1736年(元文1)吉宗の時代に条文が確定され、明治維新まで続く。死や血を忌避する観念の定着に大きな役割を果たした。 ⇒ぶっ‐き【服忌】

ふっ‐こう【服行】フクカウ🔗🔉

ふっ‐こう服行フクカウ 服従して実行すること。

まつら・う【服ふ・順ふ】マツラフ🔗🔉

まつら・う服ふ・順ふマツラフ 〔自四〕 (マツ(奉)ルに接尾語フの付いた語)服従する。従いつく。雄略紀「這ふ虫も大君に―・ふ」

まつろ・う【服ふ・順ふ】マツロフ🔗🔉

まつろ・う服ふ・順ふマツロフ (マツラフの転) [一]〔自四〕 服従する。従いつく。万葉集2「―・はぬ国を治めと」 [二]〔他下二〕 服従させる。従える。万葉集18「もののふの八十伴やそともの男を―・への向けのまにまに」

[漢]服🔗🔉

 字形  筆順 〔月(月・月)部4画/8画/教育/4194・497E〕 [] 字形 〔月(月・月)部4画/8画〕 〔音〕フク(漢) ブク(呉) [意味] ①身につけるきもの。「衣服・洋服・礼服・服飾・服装・作業服」 ②身につける。おびる。「服佩ふくはい・着服」。心に受けとめる。「服膺ふくよう」 ③(受け入れて)したがう。「命令に服する」「罪に服する」 ㋐つとめに従事する。「服役ふくえき・服務」 ㋑もっともだと感じ入って心から従う。「心服・感服・敬服」 ㋒つき従う。従える。(同)伏。「屈服・降服・服属・圧服」 ④喪でこもる。「喪に服する」「服忌ぶっき」▶古くは、喪服(を着る)の意。「御服おおんぶく脱ぎて」〔古今集〕 ⑤薬や茶をのむ。「茶を服ぶくする」「服用・服毒・頓服とんぷく・内服薬」 ⑥薬・茶・タバコをのむ回数、薬の一回分の飲用量を数える語。「食後の一服」「毒を一服盛る」 [解字] 形声。右半部が音符で、ぴたりとつける意。「月」(=舟)を加えて、舟べりにぴたりとつける板の意、転じて、身にぴたりとつける(きもの)の意。 [下ツキ 圧服・一服・威服・畏服・衣服・悦服・燕尾服・官服・感服・帰服・忌服・軽服・屈服・軍服・敬服・元服・降服・克服・呉服・祭服・斎服・式服・私服・時服・慴服・承服・除服・信服・心服・臣服・推服・制服・征服・僧服・粗服・着服・道服・頓服・内服・反服・被服・不服・平服・便服・冕服・法服・紋服・洋服・略服・礼服・和服・喪服もふく [難読] 服部はとりべ・はっとり

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け・り【着り・服り】🔗🔉

け・り 【着り・服り】 (動ラ変) 〔動詞「きる(着)」の連用形「き」に「あり」が付いた「きあり」の転〕 着ている。「我が背子が―・る衣(キヌ)薄し佐保風は/万葉 979」

はっとり【服部】🔗🔉

はっとり 【服部】 姓氏の一。

はっとり-うのきち【服部宇之吉】🔗🔉

はっとり-うのきち 【服部宇之吉】 (1867-1939) 中国哲学者。福島県生まれ。中国・ドイツに留学。三高・東京高師・東大教授などを歴任。西洋哲学の立場から中国思想の解明に努めた。主著「東洋倫理綱要」「孔子及孔子教」など。

はっとり-しそう【服部之総】🔗🔉

はっとり-しそう 【服部之総】 (1901-1956) 歴史学者。島根県生まれ。東大卒。1927年「マルクス主義講座」に「明治維新史」を執筆。「日本資本主義発達史講座」に参加。幕末・明治維新史研究の普及に尽くした。著「黒船前後」「維新史の方法論」など多数。

はっとり-しろう【服部四郎】🔗🔉

はっとり-しろう ―シラウ 【服部四郎】 (1908-1995) 言語学者。三重県生まれ。東大教授。日本語・モンゴル語を中心としたアルタイ諸言語の研究等,多くの業績を挙げた。著「音声学」「言語学の方法」など。

はっとり-とほう【服部土芳】🔗🔉

はっとり-とほう ―トハウ 【服部土芳】 (1657-1730) 江戸前・中期の俳人。伊賀上野の人。名は保英。通称,半左衛門。少時より松尾芭蕉と親しみ,藤堂藩を致仕し俳諧に専念。伊賀蕉門の中心的人物で居を蓑虫庵という。編著「三冊子」「横日記」「蕉翁句集」「蕉翁文集」など。

はっとり-なんかく【服部南郭】🔗🔉

はっとり-なんかく ―ナンクワク 【服部南郭】 (1683-1759) 江戸中期の儒者・詩人。京都の人。初め和歌と画で柳沢吉保に仕え,のち荻生徂徠に入門し擬古主義的漢詩文をよくした。著「南郭文集」など。

はっとり-はくひ【服部白賁】🔗🔉

はっとり-はくひ 【服部白賁】 (1714-1767) 江戸中期の漢詩人。摂津の人。名は元雄,字(アザナ)は仲英,白賁は号。服部南郭の婿養子。著「踏海集」

はっとり-らんせつ【服部嵐雪】🔗🔉

はっとり-らんせつ 【服部嵐雪】 (1654-1707) 江戸前期の俳人。別号を嵐亭治助・雪中庵など。芭蕉門古参の高弟。俳風は温雅で滋味がある。編著「若水」「其(ソノフクロ)」など。

はっとり-りょういち【服部良一】🔗🔉

はっとり-りょういち ―リヤウイチ 【服部良一】 (1907-1993) 作曲家。大阪府生まれ。ジャズを取り入れた日本のポップスを創始,多数のヒット曲を生む。代表作「別れのブルース」「東京ブギウギ」「青い山脈」

はっとり-タバコ【服部―】🔗🔉

はっとり-タバコ [5] 【服部―】 摂津国(今の大阪府)服部村から産した良質のタバコ。

はとり【服部・服織】🔗🔉

はとり 【服部・服織】 〔「はたおり」の転〕 機(ハタ)を織ること。また,それを業とする人。「―・麻績(オミ)の人等(ドモ)の常も仕へまつる/祝詞(伊勢大神宮)」

はとり-べ【服部】🔗🔉

はとり-べ [3] 【服部】 大化改新以前,機織りを業とした品部。はとり。

ふく【服】🔗🔉

ふく 【服】 ■一■ [2] (名) (1)身につける衣類。ころも。「―を着る」「―を脱ぐ」 (2)(和服を「着物」というのに対して)洋服のこと。「仕立てのいい―」 ■二■ (接尾) 助数詞。上にくる語によって「ぷく」となる。 (1)粉薬などの包みを数えるのに用いる。「食後に一―ずつ服用する」 (2)タバコ・茶などをのむ回数を数えるのに用いる。「一―のむ」

ぶく【服】🔗🔉

ぶく 【服】 (1)喪に服すること。また,その期間。喪。「故殿の御―のころ,六月つごもりの日/枕草子 161」 (2)喪服(モフク)。「更衣の―にてまゐれりけるをみ給ひて/新古今(哀傷詞)」

ぷく【服】🔗🔉

ぷく 【服】 (接尾) ⇒ふく(服)■二■

ふく-えき【服役】🔗🔉

ふく-えき [0] 【服役】 (名)スル (1)懲役に服すること。 (2)兵役に服すること。 (3)夫役(ブヤク)に服すること。

ふく-かげん【服加減】🔗🔉

ふく-かげん [3] 【服加減】 茶の練り加減・たて加減。お服加減。

ぶく-き【服忌】🔗🔉

ぶく-き [2][0] 【服忌】 ⇒ぶっき(服忌)

ぶく-げ【服解】🔗🔉

ぶく-げ [2] 【服解】 律令制で,父母の喪に服している間,官吏がその官職を解任されること。 →復任

ふく-さ【袱紗・帛紗・服紗】🔗🔉

ふく-さ [0][3] 【袱紗・帛紗・服紗】 (1)一枚物または表裏二枚合わせの方形の絹布。進物の上にかけたり物を包んだりする。 (2)(「帛紗」と書く)茶の湯で,道具をぬぐったり盆・茶托の代用として器物の下に敷いたりする絹布。羽二重(ハブタエ)・塩瀬(シオゼ)などを用い,縦横を九寸(約27センチメートル)と九寸五分(約29センチメートル)ほどに作る。 (3)柔らかい絹。「狩衣は…白き―/枕草子 282」 (4)本式でないもの。多く他の語に冠して用いる。[貞丈雑記]

ふく-ざい【服罪】🔗🔉

ふく-ざい [0] 【服罪】 (名)スル 刑に服すること。「弁護士を頼む力もないから,―すると申して居りましたが/良人の自白(尚江)」

ふく-じ【伏侍・服侍】🔗🔉

ふく-じ [0] 【伏侍・服侍】 (名)スル かしずき,世話をすること。「以前(ムカシ)に倍する熱心もて―するあり/不如帰(蘆花)」

ふく-じ【服仕・服事】🔗🔉

ふく-じ [2] 【服仕・服事】 (名)スル 服従し仕えること。また,従事すること。「我に―する人の為ならず/西国立志編(正直)」

ふく-じ【服地】🔗🔉

ふく-じ ―ヂ [0] 【服地】 洋服にする布地。

ふく-じゅう【服従】🔗🔉

ふく-じゅう [0] 【服従】 (名)スル 他の支配・権力につき従うこと。「主君に―する」

ふく-しょく【服飾】🔗🔉

ふく-しょく [0] 【服飾】 衣服とその飾り。また,装身具。

ふくしょく-ひん【服飾品】🔗🔉

ふくしょく-ひん [0] 【服飾品】 服装を引き立たせるための付属品。装飾的なイヤリング・指輪などと,実用性をもったベルト・ハンドバッグなどがある。

ふく・す【服す】🔗🔉

ふく・す [2] 【服す】 ■一■ (動サ五) 〔サ変動詞「服する」の五段化〕 「服する」に同じ。「兵役に―・す」「喪に―・す」「茶を―・す」 ■二■ (動サ変) ⇒ふくする

ぶく・す【服す】🔗🔉

ぶく・す 【服す】 (動サ変) 〔「ぶく」は呉音〕 (1)喪服を着る。「娘のなくなりたりしに―・すとて/赤染衛門集」 (2)茶・薬などを飲む。服する。「極熱の草薬を―・して/源氏(帚木)」

ふく・する【服する】🔗🔉

ふく・する [3] 【服する】 (動サ変)[文]サ変 ふく・す □一□(自動詞) (1)他に従う。やむなく,または納得して従う。服従する。「命令に―・する」「間違つた説には―・せない/社会百面相(魯庵)」 (2)ある事に従う。「兵役に―・する」「喪に―・する」「起行し得る毎に公事に―・した/伊沢蘭軒(鴎外)」 □二□(他動詞) (1)従わせる。「弁舌水の流るる如く,よく衆心を―・せしかば/慨世士伝(逍遥)」 (2)衣服を身につける。着る。「身に洋服を―・し,口に洋食を食し/福翁百話(諭吉)」 (3)薬や茶などを飲む。服用する。「懐中薬など―・して後,心地復りぬ/金色夜叉(紅葉)」

ふく-せい【服制】🔗🔉

ふく-せい [0] 【服制】 衣服について定めた規則。

ふく-そう【服装】🔗🔉

ふく-そう ―サウ [0] 【服装】 衣服を身につけ,よそおった様子。また,身につけた衣服や装身具。身なり。「派手な―」

ふく-ぞく【服属】🔗🔉

ふく-ぞく [0] 【服属】 (名)スル つき従うこと。従属。「大国に―する小国」

ふく-どく【服毒】🔗🔉

ふく-どく [0] 【服毒】 (名)スル 毒をのむこと。「―自殺」

ふく-む【服務】🔗🔉

ふく-む [2] 【服務】 (名)スル 職務に服すること。仕事につくこと。「終日―する」

ふくむ-きりつ【服務規律】🔗🔉

ふくむ-きりつ [4] 【服務規律】 職務についている者が守るべき規則。服務規程。

ふく-も【服喪】🔗🔉

ふく-も [0][2] 【服喪】 (名)スル 喪に服すること。近親者の死後,一定期間外出などを控え身を慎むこと。

ふく-やく【服薬】🔗🔉

ふく-やく [0] 【服薬】 (名)スル 薬をのむこと。服用。「終日氷もて冷やし―す/欺かざるの記(独歩)」

ふく-よう【服用】🔗🔉

ふく-よう [0] 【服用】 (名)スル (1)薬をのむこと。服薬。「毎食後―する」 (2)衣服などを身につけること。「婦女,父夫の蔭に依て―するも,亦之れを聴(ユル)す/続紀(霊亀一)」

ふく-よう【服膺】🔗🔉

ふく-よう [0] 【服膺】 (名)スル 〔「膺」は胸の意〕 常に心にとどめて忘れないこと。「拳々(ケンケン)―する」「其の御意見は厚く―するよ/緑簑談(南翠)」

ぶっ-き【服忌】🔗🔉

ぶっ-き ブク― [1][0] 【服忌】 喪に服すること。また,その期間。服紀。

ぶっき-りょう【服忌令】🔗🔉

ぶっき-りょう ブク―リヤウ [3] 【服忌令】 江戸幕府が制定した喪に関する法令。喪に服する親族の範囲およびその軽重を定めた。古来の制をもとにして1684年に制定し,のち数回にわたり改訂,明治の太政官布告にも受け継がれた。

ふっ-こう【服行】🔗🔉

ふっ-こう フクカウ [0] 【服行】 (名)スル おこなうこと。「或は事業に―して是を得/万国公法(周)」

まつらう【服ふ・順ふ】🔗🔉

まつら ―フ 【服ふ・順ふ】 (連語) 〔動詞「奉(マツ)る」の未然形に継続の助動詞「ふ」の付いた語〕 「まつろう(服)」に同じ。「はふむしも大君に―ふ/日本書紀(雄略)」

まつろ・う【服ふ・順ふ】🔗🔉

まつろ・う マツロフ 【服ふ・順ふ】 (動ハ四) 〔「まつらふ(服)」の転〕 服従する。付き従う。「其の―・はぬ人等を和平(ヤワ)さしめたまひき/古事記(中)」

ふく【服[衣服]】(和英)🔗🔉

ふく【服[衣服]】 clothes;→英和 a dress;→英和 a suit;→英和 a uniform (制服).→英和

ふくえき【服役する】(和英)🔗🔉

ふくえき【服役する】 serve in the army[navy](兵役に);→英和 serve one's term (懲役で).⇒兵役,懲役.‖服役期間 a prison term (懲役);a term of service (兵役).

ふくじ【服地】(和英)🔗🔉

ふくじ【服地】 cloth.→英和

ふくじゅう【服従】(和英)🔗🔉

ふくじゅう【服従】 obedience;→英和 submission.→英和 〜する obey;→英和 submit.→英和

ふくしょく【服飾】(和英)🔗🔉

ふくしょく【服飾】 dress;→英和 dressing.→英和

ふくする【服する】(和英)🔗🔉

ふくする【服する】 (1) obey;→英和 submit.→英和 (2) ⇒服役,従事.

ふくそう【服装】(和英)🔗🔉

ふくそう【服装】 dress;→英和 clothes.→英和 りっぱな(みすぼらしい)〜をしている be well (poorly) dressed.…の〜をしている be dressed as….‖服装随意<注意書き>Dress optional.

ふくどく【服毒する】(和英)🔗🔉

ふくどく【服毒する】 take poison.

ふくむ【服務】(和英)🔗🔉

ふくむ【服務】 service.→英和 〜する serve.→英和 ‖服務規律 the service regulations.服務時間 business hours.服務年限 the term of service.

ふくよう【服用する】(和英)🔗🔉

ふくよう【服用する】 take (薬を).→英和 服用量 a dosage;a dose (一回分).→英和

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