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広辞苑の検索結果 (43)

けし‐むらさき【滅紫】🔗🔉

けし‐むらさき滅紫】 紫の少しあせたような色。めっし。 Munsell color system: 10P3/3

ほろ・びる【滅びる・亡びる】🔗🔉

ほろ・びる滅びる・亡びる】 〔自上一〕[文]ほろ・ぶ(上二) ①なくなる。滅亡する。消滅する。伊勢物語「いとかたはなり。身も―・びなん」。平家物語1「猛き者も遂には―・びぬ」。「文明が―・びる」 ②おちぶれる。零落する。枕草子185「いとことやうに、―・びて侍る身なれば」

ほろ・ぶ【滅ぶ・亡ぶ】🔗🔉

ほろ・ぶ滅ぶ・亡ぶ】 [一]〔自五〕 「ほろびる」に同じ。 [二]〔自上二〕 ⇒ほろびる(上一)

ほろぼ・す【滅ぼす・亡ぼす】🔗🔉

ほろぼ・す滅ぼす・亡ぼす】 〔他五〕 滅びるようにする。滅亡させる。無くする。万葉集15「君が行く道の長てを繰りたたね焼き―・さむ天あめの火もがも」。平家物語1「いかにもして平家を―・し本望を遂げむ」。「身を―・す」

め‐い・る【滅入る】🔗🔉

め‐い・る滅入る】 〔自五〕 (「減り入る」の略か) ①元気なく憂鬱になる。ふさぎこむ。浄瑠璃、心中天の網島「思ひのある女郎衆のお伽とぎで気が―・る」。「気の―・る話」 ②深く入り込む。めりこむ。武家義理物語「見しうちに―・りて、柱もゆがみ壁もこぼれ」

めつ【滅】🔗🔉

めつ】 〔仏〕 ①仏・僧の死。涅槃ねはん。 ②四諦したいの一つ。滅諦。

めっ‐き【鍍金・滅金】🔗🔉

めっ‐き鍍金・滅金】 (ふつうメッキと書く) ①金属の薄層を他の物(主として金属)の表面にかぶせること。また、その方法を用いたもの。装飾・防食・表面硬化、電気伝導性の付与、磁気的性質・潤滑性・接着性の改善などのために施す。電気鍍金法・溶融鍍金法・真空鍍金法(蒸着)などがある。ときん。〈天正十八年刊本節用集〉 ②中身の悪さを隠して、外面だけを飾りつくろうこと。 ⇒鍍金が剥げる ⇒鍍金をさす

めっき‐しゃっき【滅鬼積鬼】‥シヤク‥🔗🔉

めっき‐しゃっき滅鬼積鬼‥シヤク‥ ①地獄の鬼の名。 ②責め問い質ただすこと。浄瑠璃、新版歌祭文「今月は後家に逢うて―。嫁入の延びるもほうずがある」

めっ‐きゃく【滅却】🔗🔉

めっ‐きゃく滅却】 ①ほろびること。ほろぼすこと。つぶれること。つぶすこと。狂言、附子ぶす「あの方の吹く風に当つてさへそのまま―するほどの大毒な物ぢや」 ②はらいのけてなくすこと。→心頭を滅却すれば火もまた凉し(「心頭」成句)

めっ‐きん【滅菌】🔗🔉

めっ‐きん滅菌】 熱・薬品などによって、無菌状態を作り出すこと。「高温で―する」→殺菌

めつ‐ご【滅後】🔗🔉

めつ‐ご滅後】 〔仏〕入滅の後。特に、釈尊の死後。日葡辞書「メッゴ。メッシテノチ」

めつ‐ご【滅期】🔗🔉

めつ‐ご滅期】 入滅の時期。梁塵秘抄「仏の―に参り会ひ」

めつ‐ざい【滅罪】🔗🔉

めつ‐ざい滅罪】 〔仏〕懺悔さんげ・作善さぜんなどによって、罪悪を消滅させること。 ⇒めつざい‐しょうぜん【滅罪生善】

めつざい‐しょうぜん【滅罪生善】‥シヤウ‥🔗🔉

めつざい‐しょうぜん滅罪生善‥シヤウ‥ 現世の罪障を消滅させ、後世ごせのよい果報のために善行を行うこと。 ⇒めつ‐ざい【滅罪】

めっ‐し【滅私】🔗🔉

めっ‐し滅私】 私欲・私情を捨てること。個人の利害を考えないこと。「―奉公」

めっ‐し【滅紫】🔗🔉

めっ‐し滅紫】 紫のさめかけたような色。 Munsell color system: 10P3/3

めっ‐しき【滅色】🔗🔉

めっ‐しき滅色】 しぼみ衰えて色のあせること。

めっ‐しつ【滅失】🔗🔉

めっ‐しつ滅失】 ほろびうせること。なくなること。

めつ‐じん【滅尽】🔗🔉

めつ‐じん滅尽】 滅び尽きること。また、滅ぼし尽くすこと。日葡辞書「メッジン。コトゴトクメッスル」

めっ・する【滅する】🔗🔉

めっ・する滅する】 〔自他サ変〕[文]滅す(サ変) ①ほろびる。ほろぼす。 ②消える。消す。「火―・す」「罪業を―・する」

めつ‐ぜつ【滅絶】🔗🔉

めつ‐ぜつ滅絶】 ほろび絶えること。また、ほろぼし絶やすこと。絶滅。

めっ‐そう【滅相】‥サウ🔗🔉

めっ‐そう滅相‥サウ ①〔仏〕 ㋐有為四相の一つ。現象が消滅するありさま。→四相しそう2。 ㋑(「滅」は涅槃の意)現象を離れた真実のありさま。 ㋒ものごとが消滅する様相。 ②法外なさま。とんでもないさま。でたらめ。滅法。胆大小心録「夫婦の心甚だ―になつて、髪をおろして尼になりしが」。「―な話」 ⇒滅相もない ○滅相もないめっそうもない とんでもない。有り得べきことでない。「冗談だなんて―。本気です」 ⇒めっ‐そう【滅相】

○滅相もないめっそうもない🔗🔉

○滅相もないめっそうもない とんでもない。有り得べきことでない。「冗談だなんて―。本気です」 ⇒めっ‐そう【滅相】 めった滅多】 (「滅多」は当て字) ①分別のないさま。むやみやたらなさま。めた。歌舞伎、名歌徳三升玉垣「―なことをなされまするな」。「―な口はきけない」 ②(下に打消の語を伴って)容易に。なかなか。洒落本、舌講油通汚「床も納りますれども―で女郎は参りませず」 ⇒めった‐うち【滅多打ち】 ⇒めった‐ぎり【滅多斬り】 ⇒めった‐せき【滅多急き】 ⇒めった‐に【滅多に】 ⇒めった‐ばら【滅多腹】 ⇒めった‐むしょう【滅多無性】 ⇒めった‐むじん【滅多無尽】 ⇒めった‐やたら【滅多矢鱈】 めった‐うち滅多打ち】 所かまわずむやみに打つこと。めちゃくちゃに打つこと。「―にあう」 ⇒めった【滅多】 めった‐ぎり滅多斬り】 所かまわずむやみに斬りつけること。 ⇒めった【滅多】 めった‐せき滅多急き】 やたらに急くこと。好色一代男5「―にせくを世之介笑おかしがり」 ⇒めった【滅多】 めった‐に滅多に】 〔副〕 ①むやみやたらに。むちゃくちゃに。雑兵物語「下積もろくにつまない船に人数おも積らないで―乗込のっこんだ」 ②(下に打消の語を伴って)ほとんど。まれにしか。「―見られない代物しろもの⇒めった【滅多】 めった‐ばら滅多腹】 むやみに腹を立てること。 ⇒めった【滅多】 めった‐むしょう滅多無性‥シヤウ むやみ。むちゃくちゃ。めったやたら。浄瑠璃、門出八島「何かなしに取り付いて―に泣き給はば」 ⇒めった【滅多】 めった‐むじん滅多無尽(→)滅多無性に同じ。 ⇒めった【滅多】 めった‐やたら滅多矢鱈】 (「矢鱈」も当て字)むやみ。むちゃくちゃ。滅多無性。「―に当たり散らす」「―なことは言えない」 ⇒めった【滅多】 メッチェンMädchen ドイツ】 処女。少女。 めっちゃ 〔副〕 (「めちゃ」を強めた若者言葉)非常に。度はずれた。とても。「―腹立つ」 メッツォmezzo イタリア⇒メゾ メッテルニヒKlemens W. L., Fürst von Metternich】 オーストリアの政治家。1809年以来、外相・首相として40年間国政を指導。ウィーン会議を主宰。その後、保守反動政策をとり、神聖同盟・四国同盟を利用して自由主義・国民主義運動を弾圧。48年ウィーンに三月革命が起こりイギリスに亡命。(1773〜1859) メット 「ヘルメット」のくだけた言い方。 めつ‐ど滅度】 〔仏〕涅槃ねはんのこと。悟りを得て生死の苦を超越すること。また、入滅すること。 めつ‐どう滅道‥ダウ 〔仏〕四諦したいの中の滅諦と道諦。すなわち、生死の因果を滅した涅槃と、それに達するための八正道はっしょうどうなどの修行。 めつ‐にち滅日(→)滅門日に同じ。 めっ‐ぱ目張】 目のふちがひきつっていること。また、その人。 ⇒目張を回す めっぱり‐こ目っ張りこ】 (目を見張って見る意から)人々の見ている前で堂々と行うこと。公正にふるまうこと。 めっぱ・る目っ張る】 〔他五〕 (→)「見張る」に同じ。広津柳浪、河内屋「私が随分注意きをつけて、―・つてるんだけど」

めった【滅多】🔗🔉

めった滅多】 (「滅多」は当て字) ①分別のないさま。むやみやたらなさま。めた。歌舞伎、名歌徳三升玉垣「―なことをなされまするな」。「―な口はきけない」 ②(下に打消の語を伴って)容易に。なかなか。洒落本、舌講油通汚「床も納りますれども―で女郎は参りませず」 ⇒めった‐うち【滅多打ち】 ⇒めった‐ぎり【滅多斬り】 ⇒めった‐せき【滅多急き】 ⇒めった‐に【滅多に】 ⇒めった‐ばら【滅多腹】 ⇒めった‐むしょう【滅多無性】 ⇒めった‐むじん【滅多無尽】 ⇒めった‐やたら【滅多矢鱈】

めった‐うち【滅多打ち】🔗🔉

めった‐うち滅多打ち】 所かまわずむやみに打つこと。めちゃくちゃに打つこと。「―にあう」 ⇒めった【滅多】

めった‐ぎり【滅多斬り】🔗🔉

めった‐ぎり滅多斬り】 所かまわずむやみに斬りつけること。 ⇒めった【滅多】

めった‐せき【滅多急き】🔗🔉

めった‐せき滅多急き】 やたらに急くこと。好色一代男5「―にせくを世之介笑おかしがり」 ⇒めった【滅多】

めった‐に【滅多に】🔗🔉

めった‐に滅多に】 〔副〕 ①むやみやたらに。むちゃくちゃに。雑兵物語「下積もろくにつまない船に人数おも積らないで―乗込のっこんだ」 ②(下に打消の語を伴って)ほとんど。まれにしか。「―見られない代物しろもの⇒めった【滅多】

めった‐ばら【滅多腹】🔗🔉

めった‐ばら滅多腹】 むやみに腹を立てること。 ⇒めった【滅多】

めった‐むしょう【滅多無性】‥シヤウ🔗🔉

めった‐むしょう滅多無性‥シヤウ むやみ。むちゃくちゃ。めったやたら。浄瑠璃、門出八島「何かなしに取り付いて―に泣き給はば」 ⇒めった【滅多】

めった‐むじん【滅多無尽】🔗🔉

めった‐むじん滅多無尽(→)滅多無性に同じ。 ⇒めった【滅多】

めった‐やたら【滅多矢鱈】🔗🔉

めった‐やたら滅多矢鱈】 (「矢鱈」も当て字)むやみ。むちゃくちゃ。滅多無性。「―に当たり散らす」「―なことは言えない」 ⇒めった【滅多】

めつ‐ど【滅度】🔗🔉

めつ‐ど滅度】 〔仏〕涅槃ねはんのこと。悟りを得て生死の苦を超越すること。また、入滅すること。

めつ‐どう【滅道】‥ダウ🔗🔉

めつ‐どう滅道‥ダウ 〔仏〕四諦したいの中の滅諦と道諦。すなわち、生死の因果を滅した涅槃と、それに達するための八正道はっしょうどうなどの修行。

めつ‐にち【滅日】🔗🔉

めつ‐にち滅日(→)滅門日に同じ。

めつ‐ぼう【滅亡】‥バウ🔗🔉

めつ‐ぼう滅亡‥バウ ほろびてなくなること。「王国が―する」

めっ‐ぽう【滅法】‥ポフ🔗🔉

めっ‐ぽう滅法‥ポフ ①〔仏〕一切の相を寂滅した法。因縁の造作を離れた法。無為法。 ②ひどく道理にはずれていること。とんでもないこと。また、とてもすばらしいこと。滑稽本、客者評判記「象駒の高麗屋は―だ。調子がいい」 ③(副詞として)むやみに。めちゃくちゃに。法外に。「―強い」 ⇒めっぽう‐かい【滅法界・目法界】 ⇒めっぽう‐じん【滅法人】

めっぽう‐かい【滅法界・目法界】‥ポフ‥🔗🔉

めっぽう‐かい滅法界・目法界‥ポフ‥ 甚だしいさま。法外。めっぽう。尾崎紅葉、浮木丸「もつと―立派な名におしよ」 ⇒めっ‐ぽう【滅法】

めっぽう‐じん【滅法人】‥ポフ‥🔗🔉

めっぽう‐じん滅法人‥ポフ‥ めちゃくちゃな人。浄瑠璃、源平布引滝「所構はぬ―」 ⇒めっ‐ぽう【滅法】

めつ‐もん【滅門】🔗🔉

めつ‐もん滅門】 滅門日の略。 ⇒めつもん‐にち【滅門日】

めつもん‐にち【滅門日】🔗🔉

めつもん‐にち滅門日】 陰陽道おんようどうで百事に凶であるという日。滅門。滅日めつにち⇒めつ‐もん【滅門】

めつ‐れつ【滅裂】🔗🔉

めつ‐れつ滅裂】 破れ裂けて全く形を失うこと。きれぎれ。はなればなれ。「支離―」

[漢]滅🔗🔉

 字形  筆順 〔水(氵・氺)部10画/13画/常用/4439・4C47〕 〔音〕メツ(呉) 〔訓〕ほろびる・ほろぼす [意味] ①火・灯火が消える。あかりを消す。「明滅・点滅」 ②ほろびる。なくなる。「滅亡・破滅・不滅」。ほろぼす。なくす。「大義親しんを滅す」「殲滅せんめつ・撲滅・滅私・滅罪」 ③(仏陀ぶっだ・高僧が)死ぬ。涅槃ねはん。「入滅・寂滅・滅後」 [解字] 形声。右半部は音符で、刃物で火だねを切って火を消す意。「水」を加えて、水をかけて火を消す、転じて、ほろびる意となる。 [下ツキ 夷滅・堙滅・隠滅・湮滅・煙滅・壊滅・潰滅・撃滅・幻滅・死滅・自滅・寂滅・生者必滅・消滅・焼滅・生滅・衰滅・絶滅・殲滅・全滅・剿滅・掃滅・誅滅・殄滅・点滅・討滅・入滅・廃滅・破滅・覆滅・仏滅・不滅・撲滅・埋滅・摩滅・磨滅・明滅 [難読] 滅入るめいる・滅茶苦茶めちゃくちゃ・滅金めっき

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けし-むらさき【滅紫】🔗🔉

けし-むらさき [4] 【滅紫】 染め色の一。くすんだ紫色。めっし。

ほろび【滅び】🔗🔉

ほろび [0] 【滅び】 ほろびること。滅亡。衰亡。

ほろ・びる【滅びる・亡びる】🔗🔉

ほろ・びる [3][0] 【滅びる・亡びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ほろ・ぶ (1)存在していたものがなくなる。絶える。「国が―・びる」「一族が―・びる」 (2)死ぬ。「其人の―・びたらば其国はあきなむ/平家 1」 (3)おちぶれる。「いとこと様に―・びて侍るなれば/枕草子 185」 〔「滅ぼす」に対する自動詞〕

ほろ・ぶ【滅ぶ・亡ぶ】🔗🔉

ほろ・ぶ [2][0] 【滅ぶ・亡ぶ】 ■一■ (動バ五[四]) 「滅びる」に同じ。「マンモスは氷河期に―・んだ」 ■二■ (動バ上二) ⇒ほろびる

ほろぼ・す【滅ぼす】🔗🔉

ほろぼ・す [3] 【滅ぼす】 (動サ五[四]) (1)根絶やしにする。滅亡させる。「敵を―・す」「身を―・す」 (2)跡形もなく崩す。「道の長手を繰り畳ね焼き―・さむ天の火もがも/万葉 3724」 〔「滅びる」に対する他動詞〕 [可能] ほろぼせる

め-い・る【滅入る】🔗🔉

め-い・る [2] 【滅入る】 (動ラ五[四]) (1)元気がなくなる。気分が沈む。「気が―・る」 (2)めりこむ。「見しうちに―・りて柱もゆがみ壁もこぼれ/浮世草子・武家義理物語 4」

めちゃ【滅茶・目茶】🔗🔉

めちゃ [1] 【滅茶・目茶】 (名・形動) 〔「むちゃ」の転か。「滅茶」「目茶」は当て字〕 (1)「めちゃくちゃ{(1)}」に同じ。「―な考え」「とんでもない―をいう」 (2)「めちゃくちゃ{(2)}」に同じ。「―に寒い」 (3)「めちゃくちゃ{(3)}」に同じ。「髪が―になった」

めちゃ-くちゃ【滅茶苦茶】🔗🔉

めちゃ-くちゃ [0] 【滅茶苦茶】 (名・形動) 〔「めちゃ」を強めた語。「滅茶苦茶」は当て字〕 (1)まるで道理に合わないさま。筋道の通らないさま。めちゃめちゃ。「―な話」 (2)程度のはなはだしいさま。めちゃめちゃ。「町は―に破壊された」 (3)非常に混乱したさま。めちゃめちゃ。「話し合いが―になる」

めちゃ-めちゃ【滅茶滅茶】🔗🔉

めちゃ-めちゃ [0] 【滅茶滅茶】 (名・形動) (1)「めちゃくちゃ{(1)}」に同じ。「やることが―だ」 (2)「めちゃくちゃ{(2)}」に同じ。「―にこわれる」 (3)「めちゃくちゃ{(3)}」に同じ。「部屋の中は―だ」

めつ【滅】🔗🔉

めつ 【滅】 (1)ほろびること。なくなること。「一切の法は久しからずして皆,―有り/今昔 3」 (2)涅槃(ネハン)のこと。釈迦や高僧の死。

めっ-き【鍍金・滅金】🔗🔉

めっ-き [0] 【鍍金・滅金】 (名)スル 〔「めつきん(滅金)」の転〕 (1)金属または非金属の固体表面に金属の薄膜を強固に密着させること。また,それを施したもの。装飾・防蝕・表面硬化のため行う。電気めっき・真空蒸着など。 (2)金をめっきすること。 (3)表面だけを飾り,中身を偽ること。

めっき-しゃっき【滅鬼積鬼】🔗🔉

めっき-しゃっき ―シヤクキ [4] 【滅鬼積鬼】 (1)地獄の鬼の名。阿防(アボウ)をいう。 (2)きびしく責めて問うこと。「今夜は後家に逢うて―/浄瑠璃・新版歌祭文」

めっ-きゃく【滅却】🔗🔉

めっ-きゃく [0] 【滅却】 (名)スル ほろぼしなくすこと。また,ほろびること。「其人民の権利を―し/民約論(徳)」

めっ-きん【滅菌】🔗🔉

めっ-きん [0] 【滅菌】 (名)スル 熱・薬品・加圧・放射線などによって細菌を死滅させること。殺菌。「―消毒」

めつ-きん【滅金】🔗🔉

めつ-きん 【滅金】 〔「めっきん」とも〕 金と水銀との合金でめっきの材料として用いるもの。「承徳三年正月一日塗了/神宮雑例集」

めつ-ご【滅後】🔗🔉

めつ-ご [1] 【滅後】 (1)滅亡したあと。 (2)入滅のあと。釈迦の死後。「―二千年」

めつ-ご【滅期】🔗🔉

めつ-ご [1] 【滅期】 入滅の時期。死ぬ時期。

めつ-ざい【滅罪】🔗🔉

めつ-ざい [0] 【滅罪】 〔仏〕 読経・勤行・布施・懺悔などによって自己のなした罪悪を消滅させること。

めつざい-しょうぜん【滅罪生善】🔗🔉

めつざい-しょうぜん ―シヤウ― [0] 【滅罪生善】 現世の罪障を消滅し,死後に善報のもととなるものをつくること。

めっ-し【滅私】🔗🔉

めっ-し [1] 【滅私】 私利・私情を捨てること。

めっし-ほうこう【滅私奉公】🔗🔉

めっし-ほうこう [1]-[1] 【滅私奉公】 私心を捨てて公のために尽くすこと。

めっ-し【滅紫】🔗🔉

めっ-し [1] 【滅紫】 くすんだ紫色。けしむらさき。

めっ-しき【滅色】🔗🔉

めっ-しき 【滅色】 衰え色あせること。「今はいつしかひきかへて,五衰―の秋なれや/謡曲・俊寛」

めっ-しつ【滅失】🔗🔉

めっ-しつ [0] 【滅失】 (名)スル (1)ほろびてなくなること。「効用が―する」 (2)〔法〕 火事・地震・取り壊しなど外的な力により,建物がなくなること。また,消滅したり所在がわからなくなって物がなくなってしまうこと。

めつ-じん【滅尽】🔗🔉

めつ-じん [0] 【滅尽】 (名)スル ほろび尽きること。ほろぼし尽くすこと。「遂に人類―するに至るべし/民約論(徳)」

めっ・する【滅する】🔗🔉

めっ・する [0] 【滅する】 (動サ変)[文]サ変 めつ・す (1)ほろびる。死ぬ。「生あるものは必ず―・する」 (2)ほろぼす。「仏法を―・して/今昔 9」 (3)なくなる。消える。「ちくせうの業(ゴウ)が―・して/安愚楽鍋(魯文)」 (4)なくす。消す。「私心を―・する」

めつ-ぜつ【滅絶】🔗🔉

めつ-ぜつ [0] 【滅絶】 (名)スル ほろび絶えること。ほろぼし絶やすこと。絶滅。「政体を一朝にして奸党の為めに―せられ/経国美談(竜渓)」

めっ-そう【滅相】🔗🔉

めっ-そう ―サウ [3] 【滅相】 ■一■ (名) [0] 〔仏〕 (1)有為四相の一。現在が滅して過去にはいる相。 →四相(1) (2)真如が不変で,寂滅であること。 ■二■ (形動)[文]ナリ 〔■一■(1)の意から〕 とんでもないさま。程度のはなはだしいさま。「あな―なり物体なし/慨世士伝(逍遥)」 ■三■ (副) {■二■}に同じ。「ほんにこの頃ぢやあ,―口が達者になつたよ/人情本・娘節用」

めっそう=もな・い🔗🔉

――もな・い とんでもない。あるべきことではない。

めった【滅多】🔗🔉

めった [1] 【滅多】 (形動)[文]ナリ 〔「めた」「めたと」と同源。「滅多」は当て字〕 (1)思慮のないさま。いいかげんなさま。下に打ち消しの語を伴って用いる。「―なことは言えない」 (2)しきりにするさま。やたらに行うさま。「むやみ―になぐりつくる/当世書生気質(逍遥)」 →めったに

めった-うち【滅多打ち】🔗🔉

めった-うち [0] 【滅多打ち】 むやみに打つこと。むちゃくちゃに打つこと。「エースを―にする」

めった-ぎり【滅多斬り】🔗🔉

めった-ぎり [0] 【滅多斬り】 所かまわず斬りつけること。めちゃめちゃに切ること。

めった-づき【滅多突き】🔗🔉

めった-づき [0] 【滅多突き】 むやみに突くこと。

めった-に【滅多に】🔗🔉

めった-に 【滅多に】 (副) (下に打ち消しの語を伴って) (1)まれにしかないさま。ほとんど。「映画館には―行かない」「負けじ魂から―には屈服せず/浮雲(四迷)」 (2)思慮なく行うさま。うかつに。「気むずかしくて―話しかけられない」

めった-むしょう【滅多無性】🔗🔉

めった-むしょう ―シヤウ 【滅多無性】 (副) (多く「に」を伴って)むやみやたらに。めちゃくちゃ。「―に走つても/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

めった-やたら【滅多矢鱈】🔗🔉

めった-やたら [1][0] 【滅多矢鱈】 (副) (多く「に」を伴って)むやみに。「―になぐりつける」「―に手に入らない」

めっ-たい【滅諦】🔗🔉

めっ-たい [0] 【滅諦】 〔仏〕 四諦の一。苦の滅ぼされた涅槃(ネハン)の世界が理想の世界であるという真理。

めつ-ど【滅度】🔗🔉

めつ-ど [1] 【滅度】 〔仏〕 〔梵 nirva〕 (1)煩悩(ボンノウ)をすべて消滅させ,完全な悟りの状態を実現すること。涅槃(ネハン)。 (2)仏・菩薩,または高僧などが死ぬこと。

めつ-どう【滅道】🔗🔉

めつ-どう ―ダウ [0] 【滅道】 〔仏〕 滅諦(メツタイ)と道諦(ドウタイ)。執着を断った悟りの世界と,それに達するための正しい修行。

めつ-にち【滅日】🔗🔉

めつ-にち [0] 【滅日】 ⇒滅門日(メツモンニチ)

めつ-ぼう【滅亡】🔗🔉

めつ-ぼう ―バウ [0] 【滅亡】 (名)スル ほろびること。ほろびてなくなること。「インカ帝国は―した」

めっ-ぽう【滅法】🔗🔉

めっ-ぽう ―ポフ [3] 【滅法】 ■一■ (名) 〔仏〕 一切の相を寂滅し,因縁によって生じたのではない不変の真如。無為法。 ■二■ (名・形動)[文]ナリ 〔■一■の意から〕 (1)道理に合わないこと。むちゃなこと。また,そのさま。「―ナ奴/ヘボン」 (2)程度がはなはだしい・こと(さま)。大層。「十年の間稼いだら―に金が貯まらうと思ふが/塩原多助一代記(円朝)」 ■三■ (副) {■二■(2)}に同じ。「―暑い」「―強い」

めっぽう-かい【滅法界】🔗🔉

めっぽう-かい ―ポフ― [3] 【滅法界】 (名・形動)[文]ナリ 「滅法{■二■(2)}」に同じ。「―なりと驚く程の価(アタヒ)も高きかはりに/蜃中楼(柳浪)」

めつ-もん【滅門】🔗🔉

めつ-もん [0] 【滅門】 「滅門日(メツモンニチ)」に同じ。

めつもん-にち【滅門日】🔗🔉

めつもん-にち [3] 【滅門日】 陰陽道(オンヨウドウ)で,万事に凶の日。人の生まれ年によって定まるという。滅門。滅日。

めつ-れつ【滅裂】🔗🔉

めつ-れつ [0] 【滅裂】 (名・形動)[文]ナリ 形が整わないこと。混乱していること。また,そのさま。「支離―な説明」

ほろびる【滅びる】(和英)🔗🔉

ほろびる【滅びる】 fall;→英和 be ruined;perish.→英和

ほろぼす【滅ぼす】(和英)🔗🔉

ほろぼす【滅ぼす】 ruin;→英和 destroy.→英和 身を〜 ruin oneself.

めいる【滅入る】(和英)🔗🔉

めいる【滅入る】 feel[be]depressed (気が).

めっそう【滅相もない】(和英)🔗🔉

めっそう【滅相もない】 extraordinary;→英和 absurd.→英和

めった【滅多な事をしてはいけない】(和英)🔗🔉

めった【滅多な事をしてはいけない】 You must be careful.〜に…しない[まれに]seldom;→英和 rarely;[殆ど]scarcely.→英和 〜切りにする cut[chop]to pieces.

めつぼう【滅亡】(和英)🔗🔉

めつぼう【滅亡】 a fall;→英和 ruin;→英和 destruction;→英和 annihilation (絶滅).〜する be ruined[destroyed];perish.→英和

めっぽう【滅法】(和英)🔗🔉

めっぽう【滅法】 ⇒べら棒.

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