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広辞苑の検索結果 (74)
あさり【漁】🔗⭐🔉
あさり【漁】
漁ること。万葉集7「夕凪に―する鶴たず」
あさ・る【漁る】🔗⭐🔉
あさ・る【漁る】
〔他五〕
①動物が餌を探しもとめる。万葉集8「春の野に―・る雉きぎしの」。「ごみ箱を―・る」
②魚介類を探しとる。源氏物語須磨「汐干の潟に―・りても」
③探し求める。探し出す。宇津保物語忠乞「調度などみな―・りとりて」。「古本を―・る」
④(動詞連用形に付けて)その動作をあちこちでくり返す。…して回る。「買い―・る」「読み―・る」
いさり【漁り】🔗⭐🔉
いさり【漁り】
(古くはイザリ)魚介を捕ること。すなどり。りょう。また、いさり火。万葉集15「あまの―はともしあへり見ゆ」
⇒いさり‐おぶね【漁小舟】
⇒いさり‐び【漁火】
⇒いさり‐び‐の【漁火の】
⇒いさり‐ぶね【漁舟】
いさり‐おぶね【漁小舟】‥ヲ‥🔗⭐🔉
いさり‐おぶね【漁小舟】‥ヲ‥
小さな漁舟。大弐高遠集「浪のよる―の見えつるは」
⇒いさり【漁り】
いさり‐び‐の【漁火の】🔗⭐🔉
いさり‐び‐の【漁火の】
〔枕〕
「ほ」「ほのか」にかかる。万葉集19「―ほにか出でなむ」
⇒いさり【漁り】
いさり‐ぶね【漁舟】🔗⭐🔉
いさり‐ぶね【漁舟】
魚を捕る舟。すなどりぶね。千載和歌集恋「磯間をわくる―」
⇒いさり【漁り】
いさ・る【漁る】🔗⭐🔉
いさ・る【漁る】
〔他四〕
(古くはイザル)魚介などを捕らえる。すなどる。あさる。万葉集15「うなはらの沖辺にともし―・る火は」
かこ‐ぎめ【水夫極め・漁夫定め】🔗⭐🔉
かこ‐ぎめ【水夫極め・漁夫定め】
船主と漁夫との雇用契約。その際に行う共同飲食をもいう。
ぎょ‐おう【漁翁】‥ヲウ🔗⭐🔉
ぎょ‐おう【漁翁】‥ヲウ
漁をする老人。老いた漁師。
ぎょ‐か【漁火】‥クワ🔗⭐🔉
ぎょ‐か【漁火】‥クワ
夜間、魚をとるため沖の舟でたく火。いさりび。
ぎょ‐か【漁家】🔗⭐🔉
ぎょ‐か【漁家】
漁夫の家。
ぎょ‐か【漁歌】🔗⭐🔉
ぎょ‐か【漁歌】
漁夫のうたう歌。
ぎょ‐かく【漁獲】‥クワク🔗⭐🔉
ぎょ‐かく【漁獲】‥クワク
水産物を取ること。また、取った水産物。「―高」
⇒ぎょかく‐かのう‐りょう【漁獲可能量】
⇒ぎょかく‐どりょく‐かのう‐りょう【漁獲努力可能量】
ぎょかく‐かのう‐りょう【漁獲可能量】‥クワク‥リヤウ🔗⭐🔉
ぎょかく‐かのう‐りょう【漁獲可能量】‥クワク‥リヤウ
特定の水産資源について資源動向や社会的経済的要因を配慮した上で定める漁獲の上限量。総許容漁獲量。TAC
⇒ぎょ‐かく【漁獲】
ぎょかく‐どりょく‐かのう‐りょう【漁獲努力可能量】‥クワク‥リヤウ🔗⭐🔉
ぎょかく‐どりょく‐かのう‐りょう【漁獲努力可能量】‥クワク‥リヤウ
(total allowable effort)漁業管理のために設定された、許容される操業日数や操業隻数などの条件。TAE
⇒ぎょ‐かく【漁獲】
ぎょ‐き【漁期】🔗⭐🔉
ぎょ‐き【漁期】
漁獲が行われる期間。漁獲に最もよい時節。漁業の好期。りょうき。
ぎょ‐きょう【漁協】‥ケフ🔗⭐🔉
ぎょ‐きょう【漁協】‥ケフ
漁業協同組合の略称。
ぎょ‐きょう【漁況】‥キヤウ🔗⭐🔉
ぎょ‐きょう【漁況】‥キヤウ
漁獲量の変動の状況。
ぎょ‐ぎょう【漁業】‥ゲフ🔗⭐🔉
ぎょ‐ぎょう【漁業】‥ゲフ
営利の目的で水産動植物をとり、また、これを養殖する事業。
⇒ぎょぎょう‐きしょう【漁業気象】
⇒ぎょぎょう‐きょうどうくみあい【漁業協同組合】
⇒ぎょぎょう‐くみあい【漁業組合】
⇒ぎょぎょう‐けん【漁業権】
⇒ぎょぎょうけん‐しょうけん【漁業権証券】
⇒ぎょぎょう‐すいいき【漁業水域】
⇒ぎょぎょう‐せいさんくみあい【漁業生産組合】
⇒ぎょぎょう‐せいど‐かいかく【漁業制度改革】
⇒ぎょぎょう‐センサス【漁業センサス】
⇒ぎょぎょう‐ちょうせい‐いいんかい【漁業調整委員会】
⇒ぎょぎょう‐とうろく【漁業登録】
⇒ぎょぎょう‐ほう【漁業法】
⇒ぎょぎょう‐ほけん【漁業保険】
⇒ぎょぎょう‐めんきょ【漁業免許】
ぎょぎょう‐きしょう【漁業気象】‥ゲフ‥シヤウ🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐きしょう【漁業気象】‥ゲフ‥シヤウ
漁船や船舶に対して必要な気象の通報。登山・海のレジャーにも利用される。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐きょうどうくみあい【漁業協同組合】‥ゲフケフ‥アヒ🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐きょうどうくみあい【漁業協同組合】‥ゲフケフ‥アヒ
1948年の水産業協同組合法の認める協同組合の一つ。一定地区内の漁民を組合員とし、漁民に必要な物資の供給、共同施設の利用、漁獲物の加工・販売、信用事業などを行う。漁業の自営もでき、漁業権の享有主体ともなる。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐くみあい【漁業組合】‥ゲフ‥アヒ🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐くみあい【漁業組合】‥ゲフ‥アヒ
①1901年(明治34)の漁業法に基づき一定地域に住所を有する漁業者が行政庁の許可を得て設立した組合。初め漁業権の享有管理主体であったが、次第に共同販売・購買・利用ならびに信用事業などの経済事業をも行うようになった。
②1886年(明治19)の漁業組合準則に基づく組合。1と違い漁業権の主体ではなく、より広域の組合が多く、漁業秩序の維持や調整を主としていた。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐けん【漁業権】‥ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐けん【漁業権】‥ゲフ‥
公有水面またはこれと連接して一体をなす公有でない水面において、都道府県知事の免許に基づいて漁業を営む権利。定置漁業権・区画漁業権・共同漁業権の3種より成る。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょうけん‐しょうけん【漁業権証券】‥ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょぎょうけん‐しょうけん【漁業権証券】‥ゲフ‥
第二次大戦後の漁業制度改革で、国が旧来の漁業権を消滅させる代償として交付した証券。資金化されて漁業協同組合の育成強化に活用された例が多かった。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐すいいき【漁業水域】‥ゲフ‥ヰキ🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐すいいき【漁業水域】‥ゲフ‥ヰキ
①漁業が営まれる水域。
②海洋沿岸国が自国の漁業権益を他国の侵害から守るために設定する独占的な管理水域。沿岸から200海里の水域と定める国が多く、日本も1996年に全面的に200海里の設定をした。→国連海洋法条約→排他的経済水域。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐せいさんくみあい【漁業生産組合】‥ゲフ‥アヒ🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐せいさんくみあい【漁業生産組合】‥ゲフ‥アヒ
1948年の水産業協同組合法の認める協同組合の一つ。漁民の組織する生産面の協同企業体で、漁業とその付帯事業を営む。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐せいど‐かいかく【漁業制度改革】‥ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐せいど‐かいかく【漁業制度改革】‥ゲフ‥
第二次大戦後の占領下に漁村の民主化と漁業生産力の発展のために行われた、漁業団体や漁業権に関する制度改革。農業における農地改革に比すべきもの。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐センサス【漁業センサス】‥ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐センサス【漁業センサス】‥ゲフ‥
農林水産省が5年ごとに実施する、漁業に関する全国的な統計調査。1949年開始。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐ちょうせい‐いいんかい【漁業調整委員会】‥ゲフテウ‥ヰヰンクワイ🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐ちょうせい‐いいんかい【漁業調整委員会】‥ゲフテウ‥ヰヰンクワイ
漁業法・地方自治法に基づき設置される漁業調整のための機関。漁業者および漁業従事者を主体とする。海区漁業調整委員会・連合海区漁業調整委員会・広域漁業調整委員会がある。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐とうろく【漁業登録】‥ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐とうろく【漁業登録】‥ゲフ‥
漁業権・入漁権の得喪変更を第三者に対抗するための要件として、免許漁業原簿になされる登録。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐ほう【漁業法】‥ゲフハフ🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐ほう【漁業法】‥ゲフハフ
漁業に関する基本法。漁業権・入漁権・指定漁業・漁業調整などに関する規定から成り、以前は漁業組合・水産組合に関する規定をも含んでいた。1901年(明治34)制定、10年および49年に全面改正。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐ほけん【漁業保険】‥ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐ほけん【漁業保険】‥ゲフ‥
難船・破壊・流失などによって漁船・漁具に生じた損害のほか、海上における漁業従事者の遭難などを保険するものの総称。狭義では漁船に対する海上保険をいう。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょぎょう‐めんきょ【漁業免許】‥ゲフ‥🔗⭐🔉
ぎょぎょう‐めんきょ【漁業免許】‥ゲフ‥
漁業法に基づき河川・湖沼・海域に漁業権を設定し、排他的に漁業を営む権利を与えること。
⇒ぎょ‐ぎょう【漁業】
ぎょ‐く【漁区】🔗⭐🔉
ぎょ‐く【漁区】
漁獲を認められた区域。りょうく。
ぎょ‐ぐ【漁具】🔗⭐🔉
ぎょ‐ぐ【漁具】
漁猟に用いる器具・機械。
ぎょ‐こ【漁戸】🔗⭐🔉
ぎょ‐こ【漁戸】
漁夫の家。漁家。
ぎょ‐こう【漁港】‥カウ🔗⭐🔉
ぎょ‐こう【漁港】‥カウ
漁業の根拠地となる港。出漁のための必要物資を供給し、漁獲物の陸揚げ・販売・輸送に関する設備、漁獲物の一部の加工・貯蔵施設を備えた港。
ぎょ‐し【漁史】🔗⭐🔉
ぎょ‐し【漁史】
文人の雅号の下に添える語。「鴎外―」
ぎょ‐しゃ【漁舎】🔗⭐🔉
ぎょ‐しゃ【漁舎】
漁夫の住みか。漁家。
ぎょ‐しゃ【漁者】🔗⭐🔉
ぎょ‐しゃ【漁者】
漁夫。りょうし。
ぎょ‐しゅう【漁舟】‥シウ🔗⭐🔉
ぎょ‐しゅう【漁舟】‥シウ
魚や貝などをとる舟。いさりぶね。漁船。
ぎょ‐しょう【漁樵】‥セウ🔗⭐🔉
ぎょ‐しょう【漁樵】‥セウ
漁夫と樵夫きこり。また、漁業と樵夫の業。
ぎょ‐じょう【漁場】‥ヂヤウ🔗⭐🔉
ぎょ‐じょう【漁場】‥ヂヤウ
①漁業をするのに適した場所。
②漁区。
⇒ぎょじょう‐ひょうしき【漁場標識】
ぎょじょう‐ひょうしき【漁場標識】‥ヂヤウヘウ‥🔗⭐🔉
ぎょじょう‐ひょうしき【漁場標識】‥ヂヤウヘウ‥
漁場の位置・区域・方位などを示すために設ける目標。
⇒ぎょ‐じょう【漁場】
ぎょ‐しょく【漁色】🔗⭐🔉
ぎょ‐しょく【漁色】
だれかれの区別なく女をあさり求め、もてあそぶこと。
ぎょ‐じん【漁人】🔗⭐🔉
ぎょ‐じん【漁人】
漁師。漁者。天草本伊曾保物語「ある―網をひくに」
ぎょ・す【漁す】🔗⭐🔉
ぎょ・す【漁す】
〔他サ変〕
①魚介ぎょかいをとる。すなどる。
②あさる。さがしあるく。
ぎょ‐せん【漁船】🔗⭐🔉
ぎょ‐せん【漁船】
魚介類・海藻などを捕獲採集する船。すなどりぶね。漁舟。
ぎょ‐そん【漁村】🔗⭐🔉
ぎょ‐そん【漁村】
おもに漁業を生業としている村。海辺の村。
ぎょ‐ちょう【漁釣】‥テウ🔗⭐🔉
ぎょ‐ちょう【漁釣】‥テウ
魚を釣ること。魚つり。
ぎょ‐てい【漁艇】🔗⭐🔉
ぎょ‐てい【漁艇】
①漁猟に使用する小舟。
②大型漁船に積んで、漁場で下ろして使う小舟。
ぎょ‐とう【漁灯】🔗⭐🔉
ぎょ‐とう【漁灯】
漁業に用いる灯火。いさり火。
ぎょ‐ふ【漁夫・漁父】🔗⭐🔉
ぎょ‐ふ【漁夫・漁父】
漁業に従事する人。りょうし。
⇒ぎょふ‐の‐り【漁父の利・漁夫の利】
ぎょふ‐の‐り【漁父の利・漁夫の利】🔗⭐🔉
ぎょふ‐の‐り【漁父の利・漁夫の利】
(ギョホノリとも)[戦国策燕策]双方が争っているすきにつけこんで第三者が利益を横取りすること。「―を占める」→鷸蚌いつぼうの争い
⇒ぎょ‐ふ【漁夫・漁父】
ぎょ‐ほう【漁法】‥ハフ🔗⭐🔉
ぎょ‐ほう【漁法】‥ハフ
魚介類をとる方法。網漁法・釣漁法などに分けられる。「トロール―」
ぎょ‐ぼく【漁牧】🔗⭐🔉
ぎょ‐ぼく【漁牧】
漁猟と牧畜。漁人と牧人。
ぎょ‐みん【漁民】🔗⭐🔉
ぎょ‐みん【漁民】
漁業をいとなんで生活する人々。
ぎょ‐りょう【漁猟】‥レフ🔗⭐🔉
ぎょ‐りょう【漁猟】‥レフ
①魚をとることと鳥獣をとること。
②(→)漁業に同じ。
ぎょ‐ろう【漁撈・漁労】‥ラウ🔗⭐🔉
ぎょ‐ろう【漁撈・漁労】‥ラウ
魚類・貝類・藻類・海獣類など水産物をとること。
⇒ぎょろう‐ちょう【漁労長】
ぎょろう‐ちょう【漁労長】‥ラウチヤウ🔗⭐🔉
ぎょろう‐ちょう【漁労長】‥ラウチヤウ
漁船において漁場の選定・漁労作業などの指揮をとる者。
⇒ぎょ‐ろう【漁撈・漁労】
すな‐どり【漁】🔗⭐🔉
すな‐どり【漁】
①すなどること。いさり。りょう。〈倭名類聚鈔15〉
②すなどりをする人。漁夫。
⇒すなどり‐ぶね【漁舟】
すなどり‐ぶね【漁舟】🔗⭐🔉
すなどり‐ぶね【漁舟】
漁をする舟。いさりぶね。
⇒すな‐どり【漁】
すな‐ど・る【漁る】🔗⭐🔉
すな‐ど・る【漁る】
〔他五〕
魚や貝類をとる。漁をする。いさる。万葉集4「妹がためわが―・れる藻臥し束鮒つかふな」
○砂にするすなにする
役に立たないものにする。ふいにする。特に、代金・借金などをただにする。だまし取る。浄瑠璃、お初天神記「預つた二貫目をとうとう砂にしおほせたに」
⇒すな【砂・沙】
むら‐ぎみ【村君・漁父】🔗⭐🔉
むら‐ぎみ【村君・漁父】
漁業の長。近代は、地引網・船引網など比較的大規模な地先の網漁業で網主・漁労指揮者をいう。漁労指揮者を沖村君というところもある。津元つもと。浦君。宇津保物語吹上上「漁人あま・潜女かずきめ召し集へてよき物被かせ、―召して大網引かせなど」
りょう【漁】レフ🔗⭐🔉
りょう【漁】レフ
(漢音はギョ。「猟」と混同して生じた慣用音)魚を捕らえること。また、その獲物。「―に出る」「―が少ない」
りょう‐き【漁期】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐き【漁期】レフ‥
⇒ぎょき
りょう‐く【漁区】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐く【漁区】レフ‥
⇒ぎょく
りょう‐し【漁師】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐し【漁師】レフ‥
漁をして生活をたてている人。漁夫ぎょふ。
りょう‐ば【漁場】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐ば【漁場】レフ‥
魚や貝をとる所。ぎょじょう。
りょう‐ぶね【漁船】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐ぶね【漁船】レフ‥
漁をする船。りょうせん。ぎょせん。山家集「宇治川の早瀬落ち舞ふ―の」
[漢]漁🔗⭐🔉
漁 字形
筆順
〔水(氵・氺)部11画/14画/教育/2189・3579〕
〔音〕ギョ(漢) リョウ〈レフ〉(慣)
〔訓〕すなどる・いさり・あさる
[意味]
①魚をとる。すなどる。いさり。「漁りょうに出る」「漁業・漁村・漁師りょうし・大漁たいりょう」
②むさぼりもとめる。あさる。「漁色・漁利」
[解字]
形声。「水」+音符「魚」。水中で魚をとる意。「リョウ」は、「猟」の字音を転用したもの。[
]は異体字。
[下ツキ
禁漁・出漁・大漁・入漁・半農半漁・不漁・豊漁・密漁
筆順
〔水(氵・氺)部11画/14画/教育/2189・3579〕
〔音〕ギョ(漢) リョウ〈レフ〉(慣)
〔訓〕すなどる・いさり・あさる
[意味]
①魚をとる。すなどる。いさり。「漁りょうに出る」「漁業・漁村・漁師りょうし・大漁たいりょう」
②むさぼりもとめる。あさる。「漁色・漁利」
[解字]
形声。「水」+音符「魚」。水中で魚をとる意。「リョウ」は、「猟」の字音を転用したもの。[
]は異体字。
[下ツキ
禁漁・出漁・大漁・入漁・半農半漁・不漁・豊漁・密漁
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あさり【漁り】🔗⭐🔉
あさり [0][3] 【漁り】
(1)探し回ること。多く,他の語と複合して用いられる。「骨董(コツトウ)品―」
(2)魚介類をとること。「朝(アシタ)には海辺に―し/万葉 954」
あさ・る【漁る】🔗⭐🔉
あさ・る [0][2] 【漁る】 (動ラ五[四])
(1)(鳥や獣が)えさや獲物を探し求める。「えさを―・る烏」「野良犬がごみ箱を―・る」
(2)(人が)魚介類を探してとる。「磯を―・つてゐる此人/忘れえぬ人々(独歩)」
(3)自分のほしいものを求めてあちこち探しまわる。「資料を―・る」「古本屋を―・る」「鮪(シビ)の若子を―・り出(ズ)な猪の子/日本書紀(武烈)」
(4)動詞の連用形に付いて,その動作をあちこちでする,してまわるの意を表す。「買い―・る」「読み―・る」
いさり【漁り】🔗⭐🔉
いさり 【漁り】
〔「いざり」とも〕
魚や貝をとること。すなどり。「志賀の浦に―する海人(アマ)/万葉 3653」
いさり-おぶね【漁り小舟】🔗⭐🔉
いさり-おぶね ―ヲ― 【漁り小舟】
漁をする小舟。「浪のよる―の見えつるは/夫木 33」
いさり-び【漁り火】🔗⭐🔉
いさり-び [3][0] 【漁り火】
夜,魚を誘い寄せるため舟の上で焚(タ)く火。ぎょか。
いさり-び-の【漁り火の】🔗⭐🔉
いさり-び-の 【漁り火の】 (枕詞)
「ほ」「ほのか」にかかる。「―夜はほのかにかくしつつ/後撰(恋二)」
いさり-ぶね【漁り船】🔗⭐🔉
いさり-ぶね [4] 【漁り船】
魚をとる船。漁船。
いさ・る【漁る】🔗⭐🔉
いさ・る 【漁る】 (動ラ四)
〔平安時代以前は「いざる」と濁音〕
漁をする。魚や貝をとる。すなどる。「海原の沖辺にともし―・る火は/万葉 3648」
ぎょ-か【漁火】🔗⭐🔉
ぎょ-か ―クワ [1] 【漁火】
夜,漁船が魚をおびき寄せるために焚(タ)くかがり火。いさりび。
ぎょ-か【漁家】🔗⭐🔉
ぎょ-か [1] 【漁家】
漁業で生計をたてている家。漁戸(ギヨコ)。
ぎょ-かく【漁獲】🔗⭐🔉
ぎょ-かく ―クワク [0] 【漁獲】 (名)スル
水産物をとること。また,とった水産物。「―高」「―量」
ぎょ-き【漁期】🔗⭐🔉
ぎょ-き [1] 【漁期】
目的とする魚介類の漁獲に適する時期。りょうき。
ぎょ-きょう【漁協】🔗⭐🔉
ぎょ-きょう ―ケフ [0] 【漁協】
「漁業協同組合」の略。
ぎょ-きょう【漁況】🔗⭐🔉
ぎょ-きょう ―キヤウ [0] 【漁況】
漁場における魚の種類・大きさ・漁獲量,魚群の様子などの総合的な状況。
ぎょ-ぎょう【漁業】🔗⭐🔉
ぎょ-ぎょう ―ゲフ [1] 【漁業】
魚介類・海藻などの捕獲や養殖を行う職業。
ぎょぎょう-きしょう【漁業気象】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-きしょう ―ゲフ―シヤウ [4] 【漁業気象】
漁船の操業と航海の安全に必要な気象情報。
ぎょぎょう-きょうてい【漁業協定】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-きょうてい ―ゲフケフ― [4] 【漁業協定】
資源保護や自国の権利を守るため,二〇〇海里内の漁船の操業漁場・隻数・時期・方法などを定めた国際的な取り決め。
ぎょぎょう-きょうどうくみあい【漁業協同組合】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-きょうどうくみあい ―ゲフケフドウクミアヒ [8] 【漁業協同組合】
水産業協同組合の一。一定地域内の漁民を構成員とする地区漁協と,業種別に設立される業種別漁協がある。組合員に必要な物資の供給,加工施設などの共同利用,販売などの事業を行う。直接に漁業を経営することも,漁業権の主体となることもできる。漁協。
ぎょぎょう-くみあい【漁業組合】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-くみあい ―ゲフ―アヒ [4] 【漁業組合】
漁業法に基づいて設立された一定地域に居住する漁業者による同業組合。1886年(明治19)発令された漁業組合準則に基づいて発足,1901年成立した漁業法によって権利団体として認められ,49年(昭和24)漁業協同組合に改組された。
ぎょぎょう-けん【漁業権】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-けん ―ゲフ― [2] 【漁業権】
漁場において一定の漁業を独占的に営むことのできる権利。定置漁業権・区画漁業権・共同漁業権の三種がある。都道府県知事の免許によってなされる。
ぎょぎょう-すいいき【漁業水域】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-すいいき ―ゲフ―
キ [4] 【漁業水域】
(1)漁業が行われる水域。
(2)排他的経済水域の一。沿岸国が漁業資源の保存・管理のために,排他的な管轄権を行使できる公海の一定水域。沿岸から二〇〇海里をいう。日本は1977年(昭和52)に制定。漁業専管水域。
キ [4] 【漁業水域】
(1)漁業が行われる水域。
(2)排他的経済水域の一。沿岸国が漁業資源の保存・管理のために,排他的な管轄権を行使できる公海の一定水域。沿岸から二〇〇海里をいう。日本は1977年(昭和52)に制定。漁業専管水域。
ぎょぎょう-せいさんくみあい【漁業生産組合】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-せいさんくみあい ―ゲフ―クミアヒ [8] 【漁業生産組合】
水産業協同組合の一。漁民によって組織され,漁業およびこれに付帯する事業を行う。
ぎょぎょう-せいど-かいかく【漁業制度改革】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-せいど-かいかく ―ゲフ― [7] 【漁業制度改革】
1949年(昭和24)の漁業法の全面改正により行われた改革。戦前の半封建的な漁業の仕組みを一掃し,漁業生産の向上を図る。漁業権制度の改革,生産主体としての漁民の協同組合制度を確立。農地改革とともに日本の民主化に寄与。
ぎょぎょう-せんかんすいいき【漁業専管水域】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-せんかんすいいき ―ゲフセンクワンスイ
キ [8] 【漁業専管水域】
⇒漁業水域(2)
キ [8] 【漁業専管水域】
⇒漁業水域(2)
ぎょぎょう-とう【漁業灯】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-とう ―ゲフ― [0] 【漁業灯】
夜間操業中の漁船が,規程によって掲げる船灯。集魚灯などを含めていうこともある。
ぎょぎょう-とうろく【漁業登録】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-とうろく ―ゲフ― [4] 【漁業登録】
漁業権・入漁権の得喪・変更を第三者に対抗するために行う登録。
ぎょぎょう-ほう【漁業法】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-ほう ―ゲフハフ 【漁業法】
漁業に関する基本的法律で,漁業権・入漁権・指定漁業・漁業調整委員会・内水面漁業などについて規定している。1901年(明治34)制定され10年に改正された旧漁業法を,49年(昭和24)全面的に改正したもの。
ぎょぎょう-めんきょ【漁業免許】🔗⭐🔉
ぎょぎょう-めんきょ ―ゲフ― [4] 【漁業免許】
漁業権を設定する行政行為。海区漁業調整委員会の意見をきいて,都道府県知事が行う。
ぎょ-く【漁区】🔗⭐🔉
ぎょ-く [1] 【漁区】
農林水産省が取り決めた,漁業上の水面区域。漁業者相互で取り決める場合もある。りょうく。
ぎょ-ぐ【漁具】🔗⭐🔉
ぎょ-ぐ [1] 【漁具】
魚をとる用具類の総称。網漁具・釣り漁具・雑漁具に大別される。
ぎょ-こう【漁港】🔗⭐🔉
ぎょ-こう ―カウ [0] 【漁港】
漁船が根拠地として停泊し,出漁準備や漁獲物の水揚げをする港。給油・給水・修理などの施設のほか,製氷工場・冷蔵庫・加工工場・漁具補修施設・魚市場などや輸送のための設備をもつ。
ぎょ-こう【漁綱】🔗⭐🔉
ぎょ-こう ―カウ [0] 【漁綱】
漁業に用いる綱。
ぎょ-し【漁史】🔗⭐🔉
ぎょ-し [1] 【漁史】
文人などの雅号の下に添えて用いる語。「鴎外―」
ぎょ-しゃ【漁者】🔗⭐🔉
ぎょ-しゃ [1] 【漁者】
漁夫。りょうし。
ぎょ-しゅう【漁舟】🔗⭐🔉
ぎょ-しゅう ―シウ [0] 【漁舟】
漁労に使う小さな船。いさりぶね。
ぎょ-しょう【魚礁・漁礁】🔗⭐🔉
ぎょ-しょう ―セウ [0] 【魚礁・漁礁】
魚類が好んで群集する水面下の岩場。岩礁・洲・堆などの隆起した海底。漁場として人工的にブロックや廃船を沈めて作るものもいう。
ぎょ-じょう【漁場】🔗⭐🔉
ぎょ-じょう ―ヂヤウ [0] 【漁場】
魚などが多く集まっていて,漁業に適した水域。ぎょば。
ぎょじょう-ひょうしき【漁場標識】🔗⭐🔉
ぎょじょう-ひょうしき ―ヂヤウヘウ― [4] 【漁場標識】
漁場の位置・区域・方向などを示すために設ける目標物。
ぎょ-しょく【漁色】🔗⭐🔉
ぎょ-しょく [0] 【漁色】
次々と女色を追い求めること。「―にふける」「―家」
ぎょ・す【漁す】🔗⭐🔉
ぎょ・す 【漁す】 (動サ変)
(1)魚介類をとる。
(2)あさる。あさり歩く。女色をあさる。「余を以て色を舞姫の群に―・するものとしたり/舞姫(鴎外)」
ぎょ-せん【漁船】🔗⭐🔉
ぎょ-せん [0] 【漁船】
漁業に使う船。漁猟船。いさりぶね。
ぎょ-そん【漁村】🔗⭐🔉
ぎょ-そん [0] 【漁村】
漁業を主要な生活手段としている村。
ぎょ-とう【漁灯】🔗⭐🔉
ぎょ-とう [0] 【漁灯】
漁業に用いる灯火。いさりび。
ぎょ-ば【漁場】🔗⭐🔉
ぎょ-ば [0][2] 【漁場】
⇒ぎょじょう(漁場)
ぎょ-ふ【漁夫・漁父】🔗⭐🔉
ぎょ-ふ [1] 【漁夫・漁父】
漁業に従事している男の人。漁師。
ぎょふ=の利(リ)🔗⭐🔉
――の利(リ)
〔シギとハマグリが争っているうちに,両方とも漁師にとられたという「戦国策(燕策)」の故事から〕
二者が争っているのに乗じて,第三者がうまうまと利益を手に入れること。「―を占める」
→鷸蚌(イツボウ)の争い
ぎょ-ほう【漁法】🔗⭐🔉
ぎょ-ほう ―ハフ [0] 【漁法】
魚介類など水産物をとる方法。
ぎょ-みん【漁民】🔗⭐🔉
ぎょ-みん [0] 【漁民】
漁業を職業とする人々。漁師(リヨウシ)。
ぎょ-もう【漁網】🔗⭐🔉
ぎょ-もう ―マウ [0] 【漁網】
漁業に用いる網。引き網・巻き網・被(カブ)せ網・建て網・刺し網・敷き網などの種類がある。
ぎょ-り【漁利】🔗⭐🔉
ぎょ-り [1] 【漁利】
(1)漁業による利益。
(2)「漁夫の利」の略。
ぎょ-りょう【漁猟】🔗⭐🔉
ぎょ-りょう ―レフ [0] 【漁猟】
(1)魚をとることと,狩りをすること。「―生活」
(2)魚介類をとること。漁業。[日葡]
ぎょ-ろう【漁労・漁撈】🔗⭐🔉
ぎょ-ろう ―ラウ [0] 【漁労・漁撈】
魚介類や海藻などをとること。また,その作業。りょう。すなどり。
ぎょろう-ちょう【漁労長】🔗⭐🔉
ぎょろう-ちょう ―ラウチヤウ [2] 【漁労長】
漁船で,漁獲作業の指揮・監督をする職。また,その任にあたる者。
すな-どり【漁り】🔗⭐🔉
すな-どり [0][4] 【漁り】 (名)スル
(1)すなどること。魚や貝をとること。
(2)漁をする人。漁夫。[ヘボン]
すなどり-ねこ【漁り猫】🔗⭐🔉
すなどり-ねこ [5] 【漁り猫】
ネコ科の哺乳類。頭胴長約85センチメートルの大形のヤマネコ。体色は灰褐色で,暗褐色の斑点がある。海岸や湖沼の近くの茂みにすみ,巧みに泳ぐ。東南アジアからインドに分布。フィッシング-キャット。
すな-ど・る【漁る】🔗⭐🔉
すな-ど・る [3] 【漁る】 (動ラ五[四])
魚や貝を取る。漁をする。「海辺で―・る」「魚―・りて罪を結ぶ/三宝絵詞(下)」
むら-ぎみ【邑君・漁父・漁翁】🔗⭐🔉
むら-ぎみ 【邑君・漁父・漁翁】
(1)農民のかしら。むらおさ。「又よりて天の―を定む/日本書紀(神代上訓)」
(2)漁夫の長。「―召して大網引かせなどし給ふ/宇津保(吹上・上)」
りょう【漁】🔗⭐🔉
りょう レフ [1] 【漁】
魚・貝などを捕らえること。いさり。すなどり。「―に出る」
〔「漁」の音は「ぎょ」で,「りょう」は「猟」との混同から生じた慣用読み〕
りょう-し【漁師】🔗⭐🔉
りょう-し レフ― [1] 【漁師】
海に出て,魚・貝などをとり生活する人。漁夫。「―町」
りょう・する【漁する】🔗⭐🔉
りょう・する レフ― [3] 【漁する】 (動サ変)[文]サ変 れふ・す
魚介類を獲る。「農民は耕作の外,湖に―・し/十和田湖(桂月)」
りょう-ば【漁場】🔗⭐🔉
りょう-ば レフ― [0][3] 【漁場】
魚・貝などをとる所。ぎょじょう。
あさる【漁る】(和英)🔗⭐🔉
いさりび【漁火】(和英)🔗⭐🔉
いさりび【漁火】
a fishing fire.
ぎょかく【漁獲(高)】(和英)🔗⭐🔉
ぎょかく【漁獲(高)】
a catch[haul].→英和
漁獲割当量 the amount of fish quotas.
ぎょき【漁期】(和英)🔗⭐🔉
ぎょき【漁期】
a fishing season.
ぎょく【漁区】(和英)🔗⭐🔉
ぎょく【漁区】
a fishery.→英和
ぎょぐ【漁具】(和英)🔗⭐🔉
ぎょぐ【漁具】
a fishing implement.
ぎょこう【漁港】(和英)🔗⭐🔉
ぎょこう【漁港】
a fishing port.
ぎょじょう【漁場】(和英)🔗⭐🔉
ぎょじょう【漁場】
a fishing ground;a fishery.→英和
ぎょしょく【漁色(家)】(和英)🔗⭐🔉
ぎょしょく【漁色(家)】
philandering (a philanderer).
ぎょせん【漁船】(和英)🔗⭐🔉
ぎょせん【漁船】
a fishing boat.
ぎょそん【漁村】(和英)🔗⭐🔉
ぎょそん【漁村】
a fishing village.
ぎょふ【漁夫】(和英)🔗⭐🔉
ぎょふ【漁夫】
a fisherman.→英和
〜の利を占める fish in troubled waters.
ぎょみん【漁民】(和英)🔗⭐🔉
ぎょみん【漁民】
fishermen.
ぎょりょう【漁猟】(和英)🔗⭐🔉
ぎょりょう【漁猟】
fishing.→英和
りょう【漁に行く】(和英)🔗⭐🔉
りょう【漁に行く】
go fishing.〜がたくさんある(ない) make a good (poor) catch.
広辞苑+大辞林に「漁」で始まるの検索結果。