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広辞苑の検索結果 (15)

び‐おん【琵音】🔗🔉

び‐おん琵音】 〔音〕アルペッジョのこと。

びやぼん【琵琶笛・口琴】🔗🔉

びやぼん琵琶笛・口琴】 玩具楽器。細長い鋼をかんざしのように二股にし、間に針のような鉄を先へ余るほどに付けたもの。もとを口にくわえ、鉄の先を指で弾きながら吹き鳴らす。1824年(文政7)頃江戸で子供の間に流行した。きやこん。くちびわ。

び‐わ【琵琶】ビハ🔗🔉

び‐わ琵琶ビハ 中国・朝鮮・日本の弦楽器。木製の胴の上部に短い頸があり、4弦(または5弦)。胴はなすび形で平たく、日本では主に撥ばち、朝鮮・中国などでは義甲または爪でひく。起源はペルシア・アラビアとされ、インド・西域・中国を経て、奈良時代に日本に伝来。時代・用法・形状その他によって楽琵琶がくびわ・盲僧琵琶・平家琵琶・薩摩琵琶・筑前琵琶などがある。よつのお。胡琴。 琵琶

びわ‐あわせ【琵琶合せ】ビハアハセ🔗🔉

びわ‐あわせ琵琶合せビハアハセ 琵琶を合わせて楽器の優劣を競う会。平安時代より禁中などで行われた。

びわ‐うた【琵琶歌】ビハ‥🔗🔉

びわ‐うた琵琶歌ビハ‥ 琵琶を伴奏とする歌。明治時代に興隆した薩摩琵琶・筑前琵琶とその分派を指すが、平家(平曲)を含めていうこともある。夏目漱石、それから「主人の留守を幸ひと、大きな声で―をうたつてゐた」

びわ‐うち【琵琶打】ビハ‥🔗🔉

びわ‐うち琵琶打ビハ‥ ①琵琶の弾奏者。 ②琵琶をつくる人。

びわき【琵琶記】ビハ‥🔗🔉

びわき琵琶記ビハ‥ 元末の戯曲。作者は高明。42齣せきにわたる長編で、後漢の蔡邕さいようとその妻の趙五娘を主人公にした貞節の物語。南曲(伝奇)の祖といわれる。

びわ‐こ【琵琶湖】ビハ‥🔗🔉

びわ‐こ琵琶湖ビハ‥ 滋賀県中央部にある断層湖。面積670.3平方キロメートルで、日本第一。湖面標高85メートル。最大深度104メートル。風光明媚。受水区域が広く、上水道・灌漑・交通・発電・水産などに利用価値大。湖中に沖島・竹生島・多景島・沖の白石などの島がある。近江の海。鳰におの海。 竹生島 撮影:山梨勝弘 琵琶湖 撮影:的場 啓 ⇒びわこ‐そすい【琵琶湖疏水】

びわこう【琵琶行】ビハカウ🔗🔉

びわこう琵琶行ビハカウ 唐の白居易の歌行体の詩。七言古詩で88句から成り、江州司馬に左遷された翌816年の秋の作。もと長安の名妓であった女が、舟中で琵琶をひき身の上を語るのに同情し、左遷の悲しみを託したもの。「長恨歌」と併称。

びわこ‐そすい【琵琶湖疏水】ビハ‥🔗🔉

びわこ‐そすい琵琶湖疏水ビハ‥ 大津・京都間を結ぶ運河。京都の総合開発を目的に、1885年(明治18)に着工し、90年完成。その水力発電は日本の営業用水力発電の嚆矢。 ⇒びわ‐こ【琵琶湖】

びわ‐の‐こと【琵琶の琴】ビハ‥🔗🔉

びわ‐の‐こと琵琶の琴ビハ‥ (「琴」は弦楽器の総称)(→)「びわ」に同じ。

びわ‐ほうし【琵琶法師】ビハホフ‥🔗🔉

びわ‐ほうし琵琶法師ビハホフ‥ 琵琶を弾ずる法師。平安時代から巷間の盲人芸能者で、僧体で琵琶を弾ずるものがあった。鎌倉時代、平家物語を琵琶に合わせて語る平家(平曲)を始め、座を組織して活動。そのうちの当道座は近世初期に全国に拡大、幕府公認となったが、これに加わらない九州の一部の琵琶法師が18世紀に盲僧座を形成、琵琶を弾いて地神経じしんきょうを読誦し、余興に物語を歌った。これを盲僧琵琶といい、薩摩琵琶・筑前琵琶の母体となった。徒然草「―の物語を聞かむとて琵琶を召し寄せたるに」→平家3 琵琶法師

びわ‐ます【琵琶鱒】ビハ‥🔗🔉

びわ‐ます琵琶鱒ビハ‥ サケ科の淡水産硬骨魚。全長約50センチメートル。サクラマスによく似た琵琶湖固有亜種。秋に産卵のため琵琶湖へ注ぐ川へさかのぼる。アメノウオ。

[漢]琵🔗🔉

 〔比部8画〕 ⇒玉部

[漢]琵🔗🔉

 字形 〔玉(王)部8画/12画/4092・487C〕 〔音〕ビ(呉)

大辞林の検索結果 (17)

び-おん【琵音】🔗🔉

び-おん [0] 【琵音】 ⇒アルペッジョ

びやぼん【琵琶笛・口琴】🔗🔉

びやぼん [0] 【琵琶笛・口琴】 口琴(コウキン)の一種。細長い鋼鉄をかんざしのように二股につくり,その間に針のような鉄をつけた三股状のもの。閉じた側を横ぐわえにし,間の鉄を指で弾いて鳴らす。江戸末期に玩具として一時流行。きやこん。びわぼん。くちびわ。

び-わ【琵琶】🔗🔉

び-わ ―ハ [1] 【琵琶】 東洋の撥弦(ハツゲン)楽器。木製で,水滴形の平たい胴に柄がついており,普通四弦であるが五弦のものもある。ペルシャに起こり,インド・中国を経て,奈良時代に日本に渡来。日本では多く撥(バチ)を用いる。全長60〜106センチメートル。雅楽に用いる楽琵琶,平曲の伴奏の平家琵琶をはじめ,盲僧琵琶(荒神琵琶)・筑前琵琶・薩摩琵琶などの種類がある。四つの緒。びわのこと。 琵琶 [図] →琵琶[音声]

びわ-うた【琵琶歌】🔗🔉

びわ-うた ビハ― [2] 【琵琶歌】 琵琶に合わせて歌う歌。特に,薩摩琵琶・筑前琵琶に用いられる歌をさす。

びわ-うち【琵琶打ち】🔗🔉

びわ-うち ビハ― 【琵琶打ち】 (1)琵琶を演奏する人。 (2)琵琶を作る人。

びわ-がに【琵琶蟹】🔗🔉

びわ-がに ビハ― [2] 【琵琶蟹】 海産のカニ。甲は縦長の楕円形で長さ約5センチメートル。全身淡紅色。後ろから二番目の脚がごく小さい。房総半島からオーストラリアにかけての砂泥底に広く分布。

びわき【琵琶記】🔗🔉

びわき ビハキ 【琵琶記】 中国,元代の戯曲。四二幕。高明作。後漢の蔡(サイヨウ)が科挙のため都に上り,残った妻は悲惨な境遇に陥ったが,琵琶を弾きつつ単身遠い都へ旅をし,夫と再会するという筋。南曲の最高傑作とされる。

びわ-こ【琵琶湖】🔗🔉

びわ-こ ビハ― 【琵琶湖】 滋賀県中央部にある湖。断層湖。面積674平方キロメートルで日本最大。最大深度104メートル。湖水は瀬田川を経て淀川に流れる。京阪神地区の重要な水資源であり,マス・アユ・シジミなどの漁業も行われる。古名,淡海(オウミ)・近江海(オウミノウミ)・鳰(ニオ)の海。

びわこ-おおはし【琵琶湖大橋】🔗🔉

びわこ-おおはし ビハ―オホ― 【琵琶湖大橋】 滋賀県大津市堅田と守山市の間,琵琶湖南部にかかる橋。長さ1350メートル。1964年(昭和39)完成。

びわこ-こくていこうえん【琵琶湖国定公園】🔗🔉

びわこ-こくていこうえん ビハ―コウン 【琵琶湖国定公園】 滋賀県と京都府にまたがる国定公園。琵琶湖を中心に比良山地・比叡山などを含む。

びわこ-せん【琵琶湖線】🔗🔉

びわこ-せん ビハ― 【琵琶湖線】 JR 西日本の東海道本線のうち,米原・京都間の近郊列車線の称。

びわこ-そすい【琵琶湖疏水】🔗🔉

びわこ-そすい ビハ― 【琵琶湖疏水】 琵琶湖から京都市に通じる運河。明治時代に舟運・発電・上水道・灌漑の目的で開削。現在は蹴上浄水場への供給が主目的。

びわこう【琵琶行】🔗🔉

びわこう ビハカウ 【琵琶行】 中国,中唐の詩人白居易の七言古詩。816年,四五歳の作。船上で琵琶を弾く女の語る哀れな身の上話に,左遷された自分の境遇を重ね合わせて作った長編。「長恨歌」と並ぶ代表作。

びわ-ごと【琵琶琴】🔗🔉

びわ-ごと ビハ― 【琵琶琴】 琵琶の異名。びわのこと。

びわ-ほうし【琵琶法師】🔗🔉

びわ-ほうし ビハホフシ [3] 【琵琶法師】 琵琶の弾き語りを職業とした僧体(法師姿)の盲人音楽家。平安時代から存在した放浪芸人の一種。中世以後は,経文読誦(ドクジユ)を表芸とする盲僧と,専ら平曲を演奏する者の二系統に分かれた。主に後者をさす。 琵琶法師 [図]

びわ-ます【琵琶鱒】🔗🔉

びわ-ます ビハ― [2] 【琵琶鱒】 サケ目の淡水魚。全長60センチメートルに達する。幼魚は体側に小判形の斑紋が並び朱点が散在するが,成長すると消失し,体色は銀白色となる。原産は琵琶湖とされるが,諏訪湖・芦湖などにも分布。美味で釣りの対象魚。アメノウオ。アメ。 →アマゴ

びわ【琵琶】(和英)🔗🔉

びわ【琵琶】 《楽》a lute.→英和

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