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広辞苑の検索結果 (12)
えい【穎】🔗⭐🔉
えい【穎】
①イネ科植物の小穂の基部にある鱗片状の小片。内側から護穎・内穎・包穎(通常二つある)と言い、かつては包穎のみを指したこともあった。
②稲の穂先。律令制の田租は穎稲(稲の穂)で納める規定になっていた。
③錐きり・筆の穂先。
えい‐か【穎果】‥クワ🔗⭐🔉
えい‐か【穎果】‥クワ
痩果そうかの一つ。成熟後、護穎および内穎が乾燥し、種皮と合着して離れず1枚のようになり、中に1個の種子を含む。稲・麦などのようなイネ科植物の果実の類。穀果。→穎
穎果

えい‐ご【穎悟・英悟】🔗⭐🔉
えい‐ご【穎悟・英悟】
才知がすぐれてさとりの早いこと。さとく賢いこと。
えい‐さい【英才・穎才】🔗⭐🔉
えい‐さい【英才・穎才】
すぐれた才能。また、その持主。
⇒えいさい‐きょういく【英才教育】
えいさいしんし【穎才新誌】🔗⭐🔉
えいさいしんし【穎才新誌】
投稿雑誌。1877年(明治10)穎才新誌社創刊。週刊。青少年を対象とした和漢詩文の修練の場として明治30年代半ばまで続いた。
えい‐だつ【穎脱】🔗⭐🔉
えい‐だつ【穎脱】
[史記平原君伝]袋にいれた錐きりの先がつき抜け出るように、才能が群を抜いて秀でること。秀でた才能がすぐに現れること。錐脱すいだつ。
えい‐てつ【英哲・穎哲】🔗⭐🔉
えい‐てつ【英哲・穎哲】
すぐれてさとくかしこいこと。英俊。
かい‐わり【卵割り・貝割り・穎割り】カヒ‥🔗⭐🔉
かい‐わり【卵割り・貝割り・穎割り】カヒ‥
①卵や貝の殻が二つに割れて開いたさま。また、それに似た形。かいわれ。
㋐植物の発芽したばかりの双葉。
㋑貝割り形に両端を結んだ帯。
㋒袖口を真中で括って上下を貝割り形に分けたもの。
②〔動〕アジ科の海魚。
⇒かいわり‐な【貝割り菜】
かい‐われ【貝割れ・穎割れ】カヒ‥🔗⭐🔉
かい‐われ【貝割れ・穎割れ】カヒ‥
「貝割れ葉」の略称。かいわり。
⇒かいわれ‐だいこん【貝割れ大根】
⇒かいわれ‐ば【貝割れ葉】
かび【穎】🔗⭐🔉
かび【穎】
穂のままの稲。穂。祝詞、祈年祭「千―八百―に奉り置きて」
[漢]穎🔗⭐🔉
穎 字形
〔頁部7画/16画/1747・314F〕
〔音〕エイ(漢)
[意味]
①稲などの穂さき。のぎ。鋭くとがった物のきっさき。「穎脱・禾穎かえい」
②ぬきんでる。ひいでている。才知がすぐれている。「穎才・穎悟・俊穎」
▷もと、禾部11画。[頴]は異体字。

大辞林の検索結果 (12)
えい【穎】🔗⭐🔉
えい [1] 【穎】
(1)イネ科植物の花序にある小形でうろこ状の苞葉(ホウヨウ)の総称。花を包む内・外花穎と小穂を包む二個の苞穎(ホウエイ)より成る。
(2)稲の穂を田租とするときの呼び名。
えい=を脱・す🔗⭐🔉
――を脱・す
「穎脱(エイダツ)」に同じ。
えい-か【穎果】🔗⭐🔉
えい-か ―クワ [1] 【穎果】
乾果の一種。果皮は薄い皮質で種皮と密着し,熟しても裂開しない。イネ科の果実。穀果。
えい-ご【穎悟】🔗⭐🔉
えい-ご [1] 【穎悟】 (名・形動)[文]ナリ
すぐれて悟りのはやいこと。賢いこと。また,そのさま。「資性―」「その才思の―なると専精勉強の力とに由り/西国立志編(正直)」
えい-さい【英才・穎才】🔗⭐🔉
えい-さい [0] 【英才・穎才】
すぐれた才能。また,その持ち主。秀才。
えい-せん【穎銭】🔗⭐🔉
えい-せん 【穎銭】
穀物の代わりに税として納めた銭。永銭。
えい-だつ【穎脱】🔗⭐🔉
えい-だつ [0] 【穎脱】 (名)スル
〔「史記(平原君伝)」による。袋に入れた錐(キリ)の先が袋を突き抜けて表に出るように〕
才能が群を抜いて,すぐれていること。脱穎。「―した才」
えい-びん【穎敏】🔗⭐🔉
えい-びん [0] 【穎敏】 (名・形動)[文]ナリ
「鋭敏{(2)}」に同じ。「改革家は―にして進て取るものなり/文明論之概略(諭吉)」
かい-わり【貝割(り)・卵割(り)・穎割(り)】🔗⭐🔉
かい-わり カヒ― [0] 【貝割(り)・卵割(り)・穎割(り)】
(1)二枚貝が開いたような形。また,卵が二つに割れたような形。
(2)「かいわれ」に同じ。
(3)端を{(1)}のように結ぶ帯の結び方。
(4)広袖の袖口を真ん中でくくったもの。十六ささげ。
(5)スズキ目の海魚。全長30センチメートルほど。アジ類の一種。体は卵円形で,著しく側扁する。体色は青みを帯びた銀白色。食用にして美味。本州中部以南に広く分布。ヒラアジ。
かい-われ【貝割れ・穎割れ】🔗⭐🔉
かい-われ カヒ― [0] 【貝割れ・穎割れ】
(1)芽を出したばかりの頃,貝殻を開いたように二枚の子葉を開いている幼い植物。かいわり。
(2)貝割り菜のこと。
かいわれ-だいこん【穎割れ大根】🔗⭐🔉
かいわれ-だいこん カヒ― [5] 【穎割れ大根】
ダイコンの種子を容器などに密に播いて徒長させたもの。子葉が開いた頃に収穫。辛みがあり,サラダや汁の実などにする。
かび【牙・穎】🔗⭐🔉
かび 【牙・穎】
(1)植物の芽。「葦―の如く/古事記(上訓)」
(2)〔「かひ」とも〕
植物,特に稲の穂。また,穂先。「初穂をば千―八百―に奉り置きて/祝詞(祈年祭)」
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