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広辞苑の検索結果 (18)

しき【識】🔗🔉

しき】 ①見分け知ること。 ②〔仏〕(梵語vijñāna)対象を識別する心のはたらき。感覚器官を媒介として対象を認識する。六識・八識などに分ける。また、十二因縁の一つとしては、前生の煩悩によって、現世に母胎に託された刹那の意識を指す。 ③書き記すこと。しるし。「著者―」

しき‐いき【識閾】‥ヰキ🔗🔉

しき‐いき識閾‥ヰキ 〔心〕(threshold of consciousness)ある意識作用の生起と消失との境界。意識閾。→閾

しき‐がみ【式神・識神・職神】🔗🔉

しき‐がみ式神・識神・職神】 陰陽道おんようどうで、陰陽師の命令に従って、変幻自在、不思議なわざをなすという精霊。しきじん。式の神。しき。

しき‐けん【識見】🔗🔉

しき‐けん識見】 物事を正しく判断・評価する力。見識。「―に富む」

しき‐ご【識語】🔗🔉

しき‐ご識語】 (シゴの慣用読み)写本・刊本などで、本文の前または後に、入手・書写などの来歴・年月などを記したもの。多く、後人の加筆した文章・文字をいう。→奥書

しき‐じ【識字】🔗🔉

しき‐じ識字】 文字の読み書きができること。「―運動」

しき‐しゃ【識者】🔗🔉

しき‐しゃ識者】 (有識者の略) ①有職ゆうそくに通じている人。 ②物事をよくわきまえた人。知識や見識を有する人。「―の意見を聞く」

しき‐じん【式神・識神・職神】🔗🔉

しき‐じん式神・識神・職神⇒しきがみ

しき‐にん【識認】🔗🔉

しき‐にん識認】 (主に明治期に用いた語)対象をはっきりと知って、正しく理解すること。認識。二葉亭四迷、浮雲「文三の既に得た所謂―といふものを」

しき‐ばつ【識抜】🔗🔉

しき‐ばつ識抜】 技量を見抜いて抜擢ばってきすること。

しき‐べつ【識別】🔗🔉

しき‐べつ識別】 ①みわけること。「ひよこの雌雄を―する」 ②〔生〕人または動物が、質的または量的に異なる二つの刺激を区別し得ること。弁別。 ⇒しきべつ‐し【識別子】

しきべつ‐し【識別子】🔗🔉

しきべつ‐し識別子】 (identifier)コンピューターで、対象を一意に識別するために使われる記号列。 ⇒しき‐べつ【識別】

しき‐りょ【識慮】🔗🔉

しき‐りょ識慮】 識見と思慮。

しき‐りょう【識量】‥リヤウ🔗🔉

しき‐りょう識量‥リヤウ 識見と度量。

しき‐りょく【識力】🔗🔉

しき‐りょく識力】 物事を見わける能力。

し‐ご【識語】🔗🔉

し‐ご識語⇒しきご

しっ‐けん【識見】シキ‥🔗🔉

しっ‐けん識見シキ‥ ⇒しきけん

[漢]識🔗🔉

 字形  筆順 〔言部12画/19画/教育/2817・3C31〕 〔音〕シキ(呉) ショク(漢) シ(呉)(漢) 〔訓〕しる・しるす [意味] [一]シキ・ショク ①よく知り分ける。対象を見分ける(心のはたらき)。「識別・識字・認識・鑑識・意識・唯識」 ②知っている内容。知恵。「識見・知識・常識・有識ゆうしき・ゆうしょく」 [二] ①しるす。書きつける。めじるし。「識語」 ②鐘や鼎かなえに陽刻した文字。「款識」 ▷[二]は慣用で「シキ」ともよむ。 [解字] 形声。「言」+音符「」(=めじるし)。めじるしによって意味を知り分ける意。 [下ツキ 意識・学識・款識・鑑識・眼識・旧識・見識・五識・才識・常識・善智識・相識・卓識・達識・知識・認識・博識・標識・面識・唯識・有識・良識

大辞林の検索結果 (21)

しき【識】🔗🔉

しき [2] 【識】 (1)知り合いであること。「一面の―もない」「半面の―が有るが/浮雲(四迷)」 (2)〔仏〕 〔梵 vijna〕 対象を認識する心の働き。六識・八識などが立てられ,仏教の認識論・存在論の基本概念である。 (3)〔「しるす」の意〕 序文などの署名の下に用いる語。「著者―」

しき-いき【識閾】🔗🔉

しき-いきキ [3][0] 【識閾】 意識作用が出現し始めたり消失し始めたりする境界。 →閾

しき-がみ【式神・識神】🔗🔉

しき-がみ [0][2] 【式神・識神】 陰陽師(オンヨウジ)の命令に従って,呪詛(ジユソ)・妖術などの不思議な業をするという鬼神。しきじん。式の神。「かつがつ―一人,内裏へまゐれ/大鏡(花山)」

しき-けん【識見】🔗🔉

しき-けん [0] 【識見】 物事に対する正しい判断・考え。また,その能力。見識。しっけん。「高い―の持ち主」

しき-ご【識語】🔗🔉

しき-ご [2][0] 【識語】 写本・刊本などで,本文の前またはあとに,その本の来歴や書写の年月・氏名などを記したもの。しご。

しき-じ【識字】🔗🔉

しき-じ [0] 【識字】 文字が読めること。

しきじ-うんどう【識字運動】🔗🔉

しきじ-うんどう [4] 【識字運動】 貧困や差別などのために教育を受ける機会を得られなかった人が,文字の読み書きを学ぶ運動。

しき-しゃ【識者】🔗🔉

しき-しゃ [2] 【識者】 物事に対して正しい判断をくだす力のある人。学識・見識のある人。

しき-じん【式神・識神】🔗🔉

しき-じん [0][2] 【式神・識神】 ⇒しきがみ(式神)

しき-にん【識認】🔗🔉

しき-にん [0] 【識認】 (名)スル 対象を明確に理解すること。認識。「識者の已(スデ)に―する処なり/求安録(鑑三)」

しき-べつ【識別】🔗🔉

しき-べつ [0] 【識別】 (名)スル 物事の相違を見分けること。「敵と味方を―する」

しき-りょう【識量】🔗🔉

しき-りょう ―リヤウ [2] 【識量】 見識と度量。

しき-りょく【識力】🔗🔉

しき-りょく [2] 【識力】 物事を識別する能力。見分ける力。

し-ご【識語】🔗🔉

し-ご [1] 【識語】 ⇒しきご(識語)

しっ-けん【識見】🔗🔉

しっ-けん シキ― [0] 【識見】 ⇒しきけん(識見)

しる・す【記す・誌す・識す】🔗🔉

しる・す [0][2] 【記す・誌す・識す】 (動サ五[四]) 〔形容詞「著(シル)し」と同源〕 (1)文字・記号や文章を書きつける。「手帳に名前を―・す」「解答欄に○か×を―・す」「出来事を日記に―・す」「序文を―・す」 〔「記す」は文字・記号・文章,「誌す」は文章,「識す」は由来などを説明する文章に用いる〕 (2)(「心にしるす」などの形で)印象などを記憶する。「この時の感激を胸に―・す」 (3)(「徴す」とも書く)前兆を示す。徴候をあらわす。「新(アラタ)しき年の初めに豊の稔(トシ)―・すとならし雪の降れるは/万葉 3925」 [可能] しるせる

しきいき【識閾】(和英)🔗🔉

しきいき【識閾】 《心》the threshold of consciousness.

しきけん【識見】(和英)🔗🔉

しきけん【識見】 discernment;→英和 judgment;insight;→英和 [思想]view;→英和 opinion.→英和

しきしゃ【識者】(和英)🔗🔉

しきしゃ【識者】 intelligent people.

しきべつ【識別】(和英)🔗🔉

しきべつ【識別】 discrimination;discernment.→英和 〜する discriminate;→英和 tell;→英和 distinguish.→英和 ‖識別力 discriminating[discerning]power.

しっけん【識見】(和英)🔗🔉

しっけん【識見】 ⇒識見(しきけん).

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