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広辞苑の検索結果 (2)

ようめい‐がく【陽明学】ヤウ‥🔗🔉

ようめい‐がく陽明学ヤウ‥ 明の王陽明が唱えた儒学。初め朱子学の性即理説に対して心即理説、後に致良知説、晩年には無善無悪説を唱えた。朱子学が明代には形骸化したのを批判しつつ、明代の社会的現実に即応する理をうち立てようとして興り、やがて、経典の権威の相対化、欲望肯定的な理の索定などの新思潮が生まれた。日本では、中江藤樹・熊沢蕃山、また大塩平八郎(中斎)らに受け入れられた。王学。心学。 ⇒ようめいがく‐は【陽明学派】

ようめいがく‐は【陽明学派】ヤウ‥🔗🔉

ようめいがく‐は陽明学派ヤウ‥ 陽明学を信奉する学者の総称。日本では学派としての系統はなさないが、中江藤樹・熊沢蕃山・三輪執斎・佐藤一斎・大塩中斎・佐久間象山・高井鴻山らが奉じた。 ⇒ようめい‐がく【陽明学】

大辞林の検索結果 (2)

ようめい-がく【陽明学】🔗🔉

ようめい-がく ヤウメイ― [3] 【陽明学】 中国明代の王陽明およびその学派の新儒教学説。元・明代に官学として重んじられた朱子学の主知主義的理想主義的傾向に対して現実主義的批判を加え,主体的実践を重視した。心が理であるという心即理(シンソクリ),生来の道徳的判断力を発揮せよという致良知(チリヨウチ),認識と実践を一致させよという知行合一(チコウゴウイツ),欲望を肯定する無善無悪などを主要な学説とする。王学。 →心即理 →致良知 →知行合一説 →無善無悪説 →格物

ようめいがく-は【陽明学派】🔗🔉

ようめいがく-は ヤウメイ― 【陽明学派】 陽明学を尊重し実践した儒学者の総称。正統的で穏健な右派と,過激で狂禅と批判された左派とがある。右派としては,聶豹(ジヨウヒヨウ)など静座的修養法を重んじた主静派(帰寂派)と銭徳洪(セントクコウ)など読書や実践的修養を重んじて良知を発揮しようとした致知派(修証派)がある。左派としては,無善無悪を唱えた王畿(オウキ)や経書の権威を相対化して情欲を肯定した李贄(リシ)などの良知現成派がある。日本では,学派をなさなかったが,中江藤樹・熊沢蕃山・大塩中斎(平八郎)らが陽明学者として挙げられる。

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