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とうそくところをことにす【頭足処を異にす】▽中国🔗🔉

とうそくところをことにす【頭足処を異にす】▽中国 首足処を異にす

とうといてらはもんからみゆる【尊い寺は門から見ゆる】🔗🔉

とうといてらはもんからみゆる【尊い寺は門から見ゆる】 《多くの人から信仰されている尊い寺は、山門のりっぱな構えを見ただけで分かるの意》すぐれたものは、その外面を知っただけで分かることのたとえ。「尊い寺は門から」とも。

とうりもんにみつ【桃李門に満つ】▽中国🔗🔉

とうりもんにみつ【桃李門に満つ】▽中国 将来性のあるすぐれた人が門下生として大ぜい集まることのたとえ。 《参考》 桃や李(スモモ)は、よい実のなる果樹とされ、将来を有望視されるすぐれた門下生にたとえる。 《出典》 天下ノ桃李悉(コトコ゛ト)ク公ノ門ニ在リ。〔資治通鑑(シシ゛ツカ゛ン)・則天武后紀〕

とかくむらにはことなかれ【兎角村には事なかれ】🔗🔉

とかくむらにはことなかれ【兎角村には事なかれ】 自分の身近な所で事件が起これば当然自分も迷惑を受けるから、身近な所では何事も起こらず平穏であることが望ましいということ。 《類句》とかく近所に事なかれ。とかく町には事なかれ。

ときうつりことさる【時移り事去】▽中国🔗🔉

ときうつりことさる【時移り事去】▽中国 歳月が過ぎ時世が移り変わって、いろいろな事物が変化し昔のおもかげがなくなる。 《出典》 時移リ事去ル。楽シミ尽キテ悲シミ来(キタ)ル。〔陳鴻(チンコウ)・長恨歌伝〕

ときにあう【時に遇う】🔗🔉

ときにあう【時に遇う】 好時機に巡り合って栄える。 《類句》時を得る。

ときをうしなう【時を失う】🔗🔉

ときをうしなう【時を失う】 その事をするためのよい機会を逃す。 時勢に合わず、勢力が衰えて落ちぶれる。 《対句》時を得る。

ときをえる【時を得る】🔗🔉

ときをえる【時を得る】 よい時機に巡り合って栄える。「時を得(ウ)る」とも。 《例文》 「平家一門が時を得たのも束(ツカ)の間(マ)であった。」 《類句》時に遇(ア)う。 《対句》時を失う。

ときをつくる【時を作る】🔗🔉

ときをつくる【時を作る】 雄鶏(オント゛リ)が明け方に高く鳴く。

とくをとろうよりなをとれ【得を取ろうより名を取れ】🔗🔉

とくをとろうよりなをとれ【得を取ろうより名を取れ】 利益を得るよりも名誉・評判を得てそれを守るほうが大切であるということ。「得を取るより名を取れ」とも。

とこにつく【床に就く】🔗🔉

とこにつく【床に就く】 寝るために寝床に入る。また、そうして寝る。 《例文》 「疲れているので、早々と床に就いた。」 病気になって寝込む。病み臥(フ)せる。 《例文》 「思い掛けない病気で床に就いた父は、2年間寝たままだった。」

とこのまのおきもの【床の間の置物】🔗🔉

とこのまのおきもの【床の間の置物】 その地位にふさわしい実権や能力がないのに高い地位に置かれている人のたとえ。

ところをえる【所を得る】🔗🔉

ところをえる【所を得る】 その人にふさわしい地位や仕事に就く。 《例文》 「音楽家として所を得た仕事をする。」 時勢に合って思いのままになる。 《例文》 「時流に所を得て活躍する。」

とこをとる【床を取る】🔗🔉

とこをとる【床を取る】 ふとんを敷いて寝床を作る。 《例文》 「その夜は疲れていて床を取るのもめんどうだった。」

としにはかてない【年には勝てない】🔗🔉

としにはかてない【年には勝てない】 老年になると、気力があっても年齢に応じた体の衰えには逆らえないということ。 《例文》 「これくらいの仕事でこんなに疲れるとはやはり年には勝てないよ。」

としにふそくはない【年に不足はない】🔗🔉

としにふそくはない【年に不足はない】 十分に長生きしていて年齢の点で不満はない。 《例文》 「95歳で亡くなられた。年に不足はないが、やはり寂しい思いがしてならない。」 その物事をするのに年齢の点では十分条件にかなっていること。

としはあらそえない【年は争えない】🔗🔉

としはあらそえない【年は争えない】 年齢を重ねれば重ねるだけ体力や容貌(ヨウホ゛ウ)が衰えるのはどうしようもないということ。 《例文》 「若造りにしているが、目じりの小じわを見るとやはり年は争えないね。」

としはくすり【年は薬】🔗🔉

としはくすり【年は薬】 《年を取ることは効き目のある薬であるの意》人は年を取るに従って自然に思慮・分別が深まるということ。「年が薬」「年こそ薬なれ」とも。 《例文》 「年は薬と言うけれど、りっぱになったものだ。」

としをこす【年を越す】🔗🔉

としをこす【年を越す】 旧年が去って新しい年になる。 《例文》 「事件の解決を見ずに年を越すのは残念だ。」

としをとる【年を取る】🔗🔉

としをとる【年を取る】 年齢が増える。 《例文》 「昔は正月が来ると、一つ年を取ったものだ。」 年齢を重ねて老年になる。 《例文》 「いつのまにか年を取って、古稀(コキ)の祝いをされるようになってしまった。」

とてつもない【途轍もない】🔗🔉

とてつもない【途轍もない】 道理に合わず、むちゃくちゃである。途方もない。 《例文》 「華千代のおなかの子どもが果たして自分の子どもだろうか、というような途轍もない暗い疑念に草八は曝(サラ)されたのだ。」《井上友一郎(イノウエトモイチロウ)・受胎》 《参考》 「途轍」は、道と車のわだちのこと。転じて、物事の筋道の意。

となんのいちにん【斗南の一人】▽中国🔗🔉

となんのいちにん【斗南の一人】▽中国 天下で最もすぐれている人のたとえ。「斗南一人」とも。 《参考》 「斗南」は、北斗星よりも南の意で、天下のこと。 《出典》 狄公(テキコウ)ノ賢、北斗以南一人(イチニン)ノミ。〔唐書(トウシ゛ョ)・狄仁傑伝〕

とほうにくれる【途方に暮れる】🔗🔉

とほうにくれる【途方に暮れる】 手段が尽きてどうしてよいか分からなくなり困り果てる。 《例文》 「それにはどう返事のしようもなく、まったく一人で途方に暮れてしまっていたが、」《堀辰雄(ホリタツオ)・かげろふの日記》 《参考》 「途方」は、手段・方針の意。

とほうもない【途方もない】🔗🔉

とほうもない【途方もない】 条理に外れているようす。 《例文》 「そんな途方もない原稿料を請求したってだれも払いはしないさ。」 比べるものがないほどきわだっているようす。 《例文》 「じっさいひまなもんだから、……うごかさなくてもいい、とほうもない大きな石をうごかそうとしてみたり、」《宮沢賢治(ミヤサ゛ワケンシ゛)・イギリス海岸》 《参考》 「途方」は、行くべき方向の意。

とみはおくをうるおしとくはみをうるおす【富は屋を潤し徳は身を潤す】▽中国🔗🔉

とみはおくをうるおしとくはみをうるおす【富は屋を潤し徳は身を潤す】▽中国 富が、さまざまな調度や装飾などで家をりっぱにするように、徳は、人間性や品格をりっぱにするということ。 《出典》 富ハ屋ヲ潤シ、徳ハ身ヲ潤ス。心広ケレバ体胖(ユタカ)ナリ。故ニ君子ハ必ズ其ノ意ヲ誠ニス。〔大学(タ゛イカ゛ク)〕

とむねをつかれる【と胸を衝かれる】🔗🔉

とむねをつかれる【と胸を衝かれる】 驚く。びっくりする。どきっとする。 《参考》 「と胸」は、胸を強めて言うことば。

とりなきさとのこうもり【鳥無き里の蝙蝠】🔗🔉

とりなきさとのこうもり【鳥無き里の蝙蝠】 《鳥のいない所で飛べることを誇っているこうもりの意》すぐれた人のいない所でつまらぬ者が幅をきかすことのたとえ。 《類句》貂(テン)無き森の鼬(イタチ)。

とあけのとたて【戸明けの戸立て】🔗🔉

とあけのとたて【戸明けの戸立て】 集会などに、最初から最後までずっといる人のこと。 ◎ほかの人より先に来て戸を明け、最後まで残って戸を閉めるの意から。

といたにまめ【戸板に豆】🔗🔉

といたにまめ【戸板に豆】 すらすらとよどみなくしゃべることのたとえ。 ◎戸板の上を豆が転がるようすから。 〔類〕立て板に水

とうあん【偸安】🔗🔉

とうあん【偸安】 将来のことを考えず、目先の安逸にふけること。 ◎「偸」は盗む、むさぼる意。「安きを偸(ぬす)む」とも言う。 〔出〕史記

とうせんかろ【冬扇夏炉】🔗🔉

とうせんかろ【冬扇夏炉】 →夏炉冬扇(かろとうせん)

とうはしたからくめ【塔は下から組め】🔗🔉

とうはしたからくめ【塔は下から組め】 高い塔もまず下から組んでいくように、なにごとも基礎・土台がたいせつだというたとえ。

とうほんせいそう【東奔西走】🔗🔉

とうほんせいそう【東奔西走】 ある目的のために、あちこち忙しく駆けずりまわること。 ◎東や西に奔走するの意から。

とうろのひと【当路の人】🔗🔉

とうろのひと【当路の人】 重要な地位、特に政治的重要な職務にある人のこと。 ◎「当路」は重要な道に当たるの意。

とおいしんせきよりちかくのたにん【遠い親戚より近くの他人】🔗🔉

とおいしんせきよりちかくのたにん【遠い親戚より近くの他人】 いざという時には、遠い所に住んでいる血のつながった親戚よりも、近くに住んでいる他人のほうが頼りになるということ。 ◎「遠くの親類より近くの他人」とも言う。 〔例〕「遠くの亭主より近くの他人」(古川柳) 〔類〕遠水近火を救わず 〔較〕A near friend is better than a fardwelling kinsman.(遠い親戚よりも近くの友人のほうがよい)

とおきははなのか【遠きは花の香】🔗🔉

とおきははなのか【遠きは花の香】 遠いところにあるものは、とてもすばらしいものに感じられるということ。 ◎実際にはそうでなくても、遠くにあるものは、花の香のようにかぐわしくよいもののように感じられるという意から。

とおのことはとおにいえ【十のことは十に言え】🔗🔉

とおのことはとおにいえ【十のことは十に言え】 こちらの意向を相手に十分にわかってもらうためには、オーバーに言っても、言い足りなくてもいけない、過不足なく言えということ。 ◎十のことを話すときには、十のこととして正確に話せの意から。

とおみちはちかみち【遠道は近道】🔗🔉

とおみちはちかみち【遠道は近道】 早く目的を遂げようとして、なまじ危険な近道をするより、一見遠回りのように思えても、安全確実な道を行くほうが結局は早く目的に達することができるということ。 〔類〕急がば回れ

とかくうきよはいろとさけ【とかく浮世は色と酒】🔗🔉

とかくうきよはいろとさけ【とかく浮世は色と酒】 なんといってもこの世の快楽は色恋と酒に尽きるということ。

とくをとるよりなをとれ【得を取るより名を取れ】🔗🔉

とくをとるよりなをとれ【得を取るより名を取れ】 実利的な利益を得ることよりも、名誉を重んじることをだいじにせよということ。 〔対〕名を取るより得を取れ/名を捨てて実を取る

ところのほうにやはたたぬ【所の法に矢は立たぬ】🔗🔉

ところのほうにやはたたぬ【所の法に矢は立たぬ】 その土地のしきたりは、たとえそれがどんなに不合理なものであっても、従わなくてはならないということ。 ◎「所の法」はその土地の風俗・習慣の意。

としにはかてぬ【年には勝てぬ】🔗🔉

としにはかてぬ【年には勝てぬ】 だれしもがいつまでも若いつもりでいるが、年を取れば気力こそあっても体力がついていかない。人間、やはり年齢には勝てないということ。

としよりはいえのたから【年寄りは家の宝】🔗🔉

としよりはいえのたから【年寄りは家の宝】 年寄りは経験豊富で何でもよく知っているから、いろいろなことを教えてくれるので、いわば家にとっては宝のような存在だということ。 〔較〕Old age is honorable.(老齢を敬うべし)

とたんのくるしみ【塗炭の苦しみ】🔗🔉

とたんのくるしみ【塗炭の苦しみ】 ひどく激しい苦しみのこと。 ◎「塗」は泥の意。泥にまみれ炭火に焼かれる苦しみの意から。

とみこうみ【左見右見】🔗🔉

とみこうみ【左見右見】 右を見たり、左を見たり、あちらこちらを見ること。 〔例〕「左見右見して鰻(うなぎ)屋へ山の芋(いも)」(古川柳―「山の芋」は僧の異称)

とめてとまらぬこいのみち【とめてとまらぬ恋の道】🔗🔉

とめてとまらぬこいのみち【とめてとまらぬ恋の道】 他人の忠告とか理性とかはまったく役に立たず、どうやってもとめようのないのが恋というものだということ。 〔類〕恋は思案の外(ほか)

とらのこ【虎の子】🔗🔉

とらのこ【虎の子】 非常にたいせつにして手放さない金品や、とっておきのもののこと。 ◎虎が特に子をだいじにすることから。 〔例〕「虎の子をどらな子に母してやられ」(古川柳)

とらのこわたし【虎の子渡し】🔗🔉

とらのこわたし【虎の子渡し】 苦しい家計のやりくり算段のたとえ。 ◎虎が三頭の子を生むとそのうちの一頭に彪(ひょう)がいて、他の二頭を食おうとするために、川を渡るときなどは彪と他の子だけにしないよう、まず彪を向こう岸に渡し、次に他の一頭を渡し、帰りには彪を連れて戻る。そして彪をこちらの岸に残して、三頭目を向こう岸に渡す。最後にまた彪を連れにくるという中国の説話から。

とらのまき【虎の巻】🔗🔉

とらのまき【虎の巻】 芸事などの秘伝をしるした書や、講義などに用いる種本のこと。また、教科書の内容を簡単に解説した参考書、あんちょこのこと。 ◎中国の兵法書で六巻からなる「六韜(りくとう)」の「虎韜巻(ことうかん)」という巻名から。

とりのまさにしなんとするそのなくやかなし【鳥の将に死なんとするその鳴くや哀し】🔗🔉

とりのまさにしなんとするそのなくやかなし【鳥の将に死なんとするその鳴くや哀し】 鳥が死にぎわに出す鳴き声は人の心を締めつけんばかりに悲痛に響く。人も死にぎわのことばには嘘(うそ)いつわりがなく真実が込められているということ。 ◎このあとに「人の将に死なんとするその言(げん)や善(よ)し」という句が続く。 〔出〕論語 〔較〕a swan song(白鳥の歌)

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