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あだにへいをかす【寇に兵を藉す】▽中国🔗⭐🔉
あだにへいをかす【寇に兵を藉す】▽中国
敵に損害を与えるどころか逆に武器を貸してやる。敵を助けて、味方の損害をいっそう大きくすることのたとえ。
《出典》
今乃(スナワ)チ黔首(ケンシュ)(人民)ヲ棄(ス)テテ以(モッ)テ敵国ヲ資(タス)ケ……天下ノ士ヲシテ退イテ敢(アエ)テ西ニ向カワズ、足ヲ裏(ツツ)ンデ秦(シン)ニ入ラザラシム。此(コ)レ所謂(イワユル)寇ニ兵ヲ藉シ、盗(ヌスヒ゛ト)ニ糧(カテ)ヲ齎(モタラ)ス者ナリ。〔史記(シキ)・李斯伝〕
あたまそるよりこころそれ【頭剃るより心剃れ】🔗⭐🔉
あたまそるよりこころそれ【頭剃るより心剃れ】
頭だけそって形ばかり僧侶(ソウリョ)になるよりも、まず心を清らかにせよ。形式だけを整えるよりも精神の修養が大切であるということ。
《類句》衣を染めんより心を染めよ。
あたまにくる【頭に来る】🔗⭐🔉
あたまにくる【頭に来る】
酔いなどが回って頭が痛くなることのたとえ。
《例文》
「この酒は頭に来るような酒ではありませんよ。」
気が変になることのたとえ。
《例文》
「麻薬中毒でとうとう頭に来た。」
腹が立って逆上することのたとえ。
《例文》
「身に覚えのない疑いをかけられて頭に来た。」
《参考》
は俗なことば。
あたまをはねる【頭を撥ねる】🔗⭐🔉
あたまをはねる【頭を撥ねる】
他人の利益の一部を世話代などとして自分のものにすることのたとえ。ピンをはねる。
《例文》
「アルバイト学生の賃金から頭をはねるとはけしからん。」
あたまをまるめる【頭を丸める】🔗⭐🔉
あたまをまるめる【頭を丸める】
頭をそって出家することのたとえ。髪をおろす。
《例文》
「50歳をすぎて頭を丸めた。」
あたりをはらう【辺りを払う】🔗⭐🔉
あたりをはらう【辺りを払う】
権勢・威勢があって、人がそばに寄り付けないほど堂々としていることのたとえ。
《例文》
「威風辺りを払う。」
あたるをさいわい【当たるを幸い】🔗⭐🔉
あたるをさいわい【当たるを幸い】
《手に当たるのをよいことにしての意》手当たり次第に行うようす。
《例文》
「当たるを幸い、敵をなぎ倒した。」
あだをおんでむくいる【仇を恩で報いる】🔗⭐🔉
あだをおんでむくいる【仇を恩で報いる】
恨みのある人に対し、かえって情けをもって報いる。「仇を恩で報ずる」「仇を徳で報ずる」とも。
《類句》怨(ウラ)みに報ゆるに徳を以(モッ)てす。
《対句》恩を仇で返す。
あたまそるよりこころをそれ【頭剃るより心を剃れ】🔗⭐🔉
あたまそるよりこころをそれ【頭剃るより心を剃れ】
外見より精神がたいせつだということ。
◎頭を剃って姿だけ僧になるより、まず心の中のよこしまなことを剃りとって精進(しょうじん)せよの意から。
あたまのぬれぬしあん【頭の濡れぬ思案】🔗⭐🔉
あたまのぬれぬしあん【頭の濡れぬ思案】
先のことは先のこととして、いま自分に直接、関係のあることの手だてを考えよということ。
◎いま降っている雨に頭が濡れないようにすることが必要であるように、将来のことはさておいて、いま身に降りかかっている問題を処理することが肝心であるの意から。
あだにへいをかし とうにかてをもたらす【寇に兵を藉し 盗に糧を齎す】🔗⭐🔉
あだにへいをかし とうにかてをもたらす【寇に兵を藉し 盗に糧を齎す】
敵に利益を与えてしまうこと。
◎「寇」は敵、「兵」は武器の意で、敵に武器を貸したり、盗賊に食糧を与えたりすることから。
〔出〕史記
〔類〕敵に糧
あだのりんき【徒の悋気】🔗⭐🔉
あだのりんき【徒の悋気】
自分とはなんのかかわりもない他人の恋をねたんでやきもちを焼くこと。
◎「徒」はむだ、「悋気」は嫉妬(しっと)の意。
あだばなにみはならぬ【徒花に実は生らぬ】🔗⭐🔉
あだばなにみはならぬ【徒花に実は生らぬ】
どんなに見かけはよくても、実質が伴わず、事が着実におこなわれない限り、よい結果は得られないということ。
◎「徒花」は咲いても実を結ばない花。いかに美しい花を咲かせようとも実のならない徒花ではしようがないの意から。
あだもなさけもわがみよりでる【仇も情けも我が身より出る】🔗⭐🔉
あだもなさけもわがみよりでる【仇も情けも我が身より出る】
人から憎まれるのも、また、人から愛されるのも、自分の心がけやおこないしだいだということ。
〔類〕爾に出ずるものは爾に反る
あだをおんでほうずる【仇を恩で報ずる】🔗⭐🔉
あだをおんでほうずる【仇を恩で報ずる】
うらみのある相手をうらまずに、かえってその人に情けをかけること。
〔類〕怨みに報ゆるに徳を以てす
〔対〕恩を仇で返す
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