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あだ【徒】[2]🔗🔉

あだ【徒】[2] ―な/―に (相手のために)せっかくそうしても、それだけの効果が報いられない様子。 「せっかくの好意が―〔=むだ〕になる/―やおろ(そ)か〔=いいかげん〕に出来ない/―情ナサケ・―花バナ・―〔=はかない〕夢[0]」

あだ【婀娜】[0][2]🔗🔉

あだ【婀娜】[0][2] ―な 〔「婀」も「娜」も美しい意〕〔女性が〕性的魅力をからだ全体から発散する様子。 「―っぽい[4]:[4]」

あだ【仇】[2]🔗🔉

あだ【仇】[2] 〔侵入する 敵兵の 意の「寇アタ」の変化という〕 (一)仕返しをしてやろうと思う、憎い相手。 「―を討つ〔=かたきを殺して、恨みを晴らす〕/―〔=恨み〕に思う」 (二)悪意を持っての仕返し。 「恩を―で返す/親切のつもりが―となる〔=悪い結果となって、自分に はね返って来る〕/油断が身の―〔=破滅〕となる」

あだをなす【仇を成す】🔗🔉

あだをなす【仇を成す】 (一)恨みに△思う(思って仕返しをする)。 (二)動物がいたずらをする。

あたいする【値する】アタヒスル[5][0]:[0]🔗🔉

あたいする【値する】アタヒスル[5][0]:[0] (自サ) そうして みるだけの△意義(価値)が有る。 「△一見(考慮・検討・同情)に―/選良の名に値しない〔=評判倒れだ〕」

あたう【能う】アタフ[0][3]:[0]🔗🔉

あたう【能う】アタフ[0][3]:[0] (自五) 「出来る」意の漢文訓読から出た語。 「感嘆おく能わず〔= おく〕/―かぎり[4]」

あだうち【仇討ち】【仇討】[0][4][3]🔗🔉

あだうち【仇討ち】【仇討】[0][4][3] ―する 殺された本人の恨みをはらすために、その関係者が(逃亡した)殺害者を見つけ出し「討ち取る(一)」こと。〔討つ当事者は目下の者に限られ、かつ一定の手続きを取ることが求められた。武士社会では、仇討ちを果たさなければ主家に帰参が かなわなかった〕

あたえ【与え】アタヘ[0]🔗🔉

あたえ【与え】アタヘ[0] 与えた△こと(もの)。 「天の―」

あたえる【与える】アタヘル[4][0]:[0]🔗🔉

あたえる【与える】アタヘル[4][0]:[0] (他下一) 〈だれニなにヲ―〉 (一)プラスになるものを、相手方のものとなるように仕向ける。 「天テン、二物を与えず/注意を―/もう一度私に機会を与えてください/便宜を―〔=はかってやる〕/ノーベル賞を与えられる〔=授けられる〕」 (二)何かをするのに必要な時間・条件などを利用することを認める。 「弁明の機会を―/△チャンス(時間)を―/与えられた〔=given の訳語。一定の制限された〕時間内に処理せよ」 (三)(ある時間の範囲内でやるように)何かを割り当てる。 「△役割(軽い仕事)を―/問題を―〔=出して、やらせる〕」 (四)マイナスになるような作用を受けさせる。 「△損害(ショック・衝撃・ダメージ・苦痛)を―」 (五)相手に働きかけて、ある心理状態や感じを持つようにさせる。 「△余裕(刺激・不安・脅威・親近感・安心感)を―」

あだおろそかに【徒疎かに】【徒疎に】[4]🔗🔉

あだおろそかに【徒疎かに】【徒疎に】[4] (副) 〔容易に実現したものと思って〕他人の恩恵やそのものの価値を軽視することを表わす。あだやおろかに。 「―出来ない/ご恩のほど、―〔=尋常一様のことと〕は思いません」

あたかも【恰かも】【恰も】[1]🔗🔉

あたかも【恰かも】【恰も】[1] (副) (一)その時点におけるそのものの状態を印象的に説明するために、ややオーバーな解釈を施して寸評したり 恰好(カツコウ)な類例を挙げて大体の性格を描写したり することを表わす。 「―〔=まるで〕革命前夜のように感ぜられた/―〔=ちょうど〕潮の干るように東京を去る/―〔=はからずも〕史料発掘の先鞭センベンをつける形になったという」 (二)ちょうどその時点において何かの機会に出くわすことを表わす。 「時―二百十日の荒天も近いころである/―日曜で、紅葉は今が見ごろというのだから、登山者は多い/―〔=幸運にも〕時代の潮に乗った作家はたちまちにして一本の筆が二本の箸ハシを楽楽と動かし得る事を実証した」

あたかもよし【恰かも好し】【恰も好し】🔗🔉

あたかもよし【恰かも好し】【恰も好し】 ちょうどよいことには。

あたくし【私】[0]🔗🔉

あたくし【私】[0] (代) 「わたくし」のくだけた女性語。

あだざくら【徒桜】[3]🔗🔉

あだざくら【徒桜】[3] 〔雅〕はかなく散る桜。

あだし【他し】【徒し】🔗🔉

あだし【他し】【徒し】 (造語・上) 〔雅〕 ほかの。別の。 「―男[4]」 不変のものとして頼ることの出来ない。 「―〔=浮気〕心ゴコロ [4]/―〔=はかない〕世[0]」

あたたか【暖か】【暖】[3][2]🔗🔉

あたたか【暖か】【暖】[3][2] ―な/―に 暖かい様子。〔口頭語では「あったか[3]」〕 [表記]「温か」とも書く。

あたたかい【暖かい】【暖い】[4]:[4]🔗🔉

あたたかい【暖かい】【暖い】[4]:[4] (形) (一)寒さ・冷たさなどによる抵抗を感じることが無い。 「―天気/―御飯」 (二)気持が通いあって、違和感を感じない。 「暖かく迎え入れる/―家庭」 (三)同情・理解が有る様子だ。 「―目で見守る」 〔口頭語では「あったかい[4]:[4]」〕 ――さ[3]――み[0][5][4]――げ[0][4][5] [表記]「温かい」とも書く。

あたたまる【暖まる】[4]:[4]🔗🔉

あたたまる【暖まる】[4]:[4] (自五) からだが暖かくなると共に、気持が△安まる(なごむ)。 「心―思い/懐フトコロが―〔= 豊かになる〕/席の―いとまが無い〔=忙し過ぎる形容〕」 〔口頭語では「あったまる[4]:[4]」〕 [名]暖まり[0] [表記]「温まる」とも書く。

あたためる【暖める】[4]:[4]🔗🔉

あたためる【暖める】[4]:[4] (他下一) (一)〈(なにデ)なにヲ―〉 暖かく△する(しておく)。 「卵を―〔=かえるまで、大事にかかえる〕/原稿を―〔=もっとよくするために、発表しないでおく〕/旧交を―〔=友達と久しぶりに会って、親しく時を過ごす〕/ベンチを―〔=控えの選手として試合に出ないで、ベンチに居る〕」 (二)〈なにヲ―〉 こっそり自分のものにする。 「落し物を―」 〔(一)(二)とも口頭語では「あっためる[4]:[4]」。 (二)は俗用〕 [表記]「温める」とも書く。

あだな【諢名】【仇名】[0]🔗🔉

あだな【諢名】【仇名】[0] その人の性行・特徴などをとらえて、他の人が△批評(仲間うち)的な意識で付けた呼び名。 「いつも―でばかり呼んでいるので本名が思い出せない」 異性関係についてのうわさ。浮き名。 [表記][一] は「〈渾名・〈綽名・〈綽《号」、[二] は「《徒名」とも書く。

あだなさけ【徒情け】【徒情】[3]🔗🔉

あだなさけ【徒情け】【徒情】[3] (一)かりそめの、はかない恋。 (二)一時だけの、ちょっとした親切。 [表記]「〈仇情」とも書く。

あだなみ【徒浪】[0]🔗🔉

あだなみ【徒浪】[0] 〔雅〕わけも無く立ち騒ぐ波。〔人心の変わりやすい意にも用いられる〕 「浅き瀬にこそ―は立て」 [表記]「〈仇《浪」とも書く。

あだばな【徒花】[0]🔗🔉

あだばな【徒花】[0] 咲くだけで、実を結ばない花。〔ナスの雄花の異称〕〔見かけだけで実質を伴わない意にも用いられる〕

あたま【頭】🔗🔉

あたま【頭】 [一][3][2] 動物のからだの中で最も上部の部分〔四足で歩く動物の場合は同時に最尖端サイセンタンでもある〕。前面に目・鼻・口が有り、内部に脳を収める。〔狭義では人間の顔の上部、毛の生えている所を指し、広義では上を向いている物の上端を指す。例、「△くぎ(鼻)の―」〕 「インフレが―を もたげる〔=その傾向を見せ始める〕/―に△浮かぶ(描く)/総選挙を―に置く〔=…の事を考えて、事前に手を打つ〕/―の痛い〔=対処に苦労の多い〕問題/―を△抱える(悩ます)/―を占めている〔=一時期その人の関心事である〕/―を△ひねる(かしげる)〔=真実かどうか、信用すべきかどうか などについて、ためらわれる〕/―を振る〔=否定する〕/―を△冷やす(使う・切り替える)/―が下がる/―を下げて頼む/―に来る〔=(a)頭が痛くなる。 (b)いやな出来事のために、むしゃくしゃして、気持を晴らしたくなる〕/―〔=頭髪〕が白くなる/―を丸める〔=髪をそって出家する〕/―〔=頭脳の働き〕がいい/―が切れる/―が働く/―を働かす/―〔=頭かず〕をそろえる」 [二](造語) 人を単位とすることを表わす。 「とりあえず、一人―一万円〔=一人につき一万円ずつ〕を支給した」

あたまをいためる【頭を痛める】🔗🔉

あたまをいためる【頭を痛める】 難題をどうにか解決しようとして、苦心する。

あたまをおさえる【頭を押さえる】【頭を押える】🔗🔉

あたまをおさえる【頭を押さえる】【頭を押える】 擡頭(タイトウ)しようとする勢力を力で抑圧する。

あたまをはねる【頭を撥ねる】🔗🔉

あたまをはねる【頭を撥ねる】 うわまえを撥ねる。

あたまうち【頭打ち】【頭打】[0]🔗🔉

あたまうち【頭打ち】【頭打】[0] (一)相場などが、それ以上 あがらなくなること。 「―の△状態(傾向)」 (二)勢いや階級などが、それ以上△強くなら(あがら)ないこと。 「給与の―」

あたまから【頭から】[3]🔗🔉

あたまから【頭から】[3] (副) (一)〔もと、最尖端・最上端の意から転じて〕そもそもの初めから そうすることを表わす。はなから。 「―泥棒扱いされ、実に不愉快だ」 (二)〔「頭から来る」の省略表現で〕相手を威圧するような態度をとることを表わす。 「―抑えつける」 (三)ためらうこと無くその行動をとることを表わす。 「―問題にしない/―否定する」

あたまきん【頭金】[0]🔗🔉

あたまきん【頭金】[0] (一)契約時に、まとめて払うお金。 (二)分割払いの最初に払うお金。〔第二回目以降より額が多いのが普通〕

あたまわり【頭割り】【頭割】[0]🔗🔉

あたまわり【頭割り】【頭割】[0] 頭かずで平等に割り当てること。

あたらしい【新しい】[4]:[4]🔗🔉

あたらしい【新しい】[4]:[4] (形) 古い  (一)今までには無かった性格・面を持つことが認められる様子だ。 「―デザインの靴/―対応を迫られる/―段階に入る/―〔=進歩的な〕思想/―試み」 (二)△出来て(取れて)から時間が たっていない様子だ。 「…は記憶に―/―本・―魚」 ――さ[3]――み[0][4]――げ[0][4][5]――が・る[5]:[5]

あたりさわり【当たり障り】【当り障】アタリサハリ[0]🔗🔉

あたりさわり【当たり障り】【当り障】アタリサハリ[0] そうすることによって、関係方面との間柄が自然にまずくなること。さしさわり。 「―の無い話をする」 [二](造語) 動詞「当たる」の連用形。 「―芸[3]・―くじ[3]」

あたりちらす【当たり散らす】【当り散す】[5]:[5]🔗🔉

あたりちらす【当たり散らす】【当り散す】[5]:[5] (自五) そばに△居る(来た)者に対して、だれかれの区別無しに、むしゃくしゃした気持を発散させる。

あたりや【当たり屋】【当り屋】[0]🔗🔉

あたりや【当たり屋】【当り屋】[0] (一)〔忌み言葉〕 理髪店。 (二)波に乗り人気を得た人や、大もうけをした店。 (三)〔野球で〕安打を多く打っている人。 (四)走っている車にわざとぶつかって、法外な見舞金や賠償金などを要求することを常習とする者の称。〔(四)は俗用〕

あたりやく【当たり役】【当り役】[0]🔗🔉

あたりやく【当たり役】【当り役】[0] その俳優のレパートリーのうち、最も評判が良く絶対はずれることの無いもの。

あたりまえ【当たり前】【当り前】アタリマヘ[0]🔗🔉

あたりまえ【当たり前】【当り前】アタリマヘ[0] ―な/―に 〔「当然」の借字「当前」を訓読みにしたものという〕(一)そうあるべきこと。当然。 (二)変わった所が無く、普通である様子。

あたん【亜炭】[1][0]🔗🔉

あたん【亜炭】[1][0] まだ十分に 炭化していない、品質の劣る石炭。

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