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はいとなる【灰となる】🔗🔉

はいとなる【灰となる】 焼失する。 《例文》 「長年の研究資料が火事でまたたくまに灰となってしまった。」 死者が火葬にされる。「灰になる」とも。

はいふをつく【肺腑を衝く】🔗🔉

はいふをつく【肺腑を衝く】 《心の奥底を突くの意》深い感動を与える。「肺腑を突く」「肺腑を貫く」とも。 《例文》 「この檄文(ケ゛キフ゛ン)には一言一言肺腑を衝くものがある。」

はくしにかえす【白紙に返す】🔗🔉

はくしにかえす【白紙に返す】 今までのいきさつをなかったこととし、以前の状態に戻す。 《例文》 「こんなにもめてはしかたがない。いったん白紙に返して考え直そう。」

はこやのやま【藐姑射の山】▽中国🔗🔉

はこやのやま【藐姑射の山】▽中国 上皇の御所のこと。仙洞(セントウ)御所。 《参考》 中国で、伝説上の北海にあって仙人(センニン)が住んでいるという山の名から。 《出典》 藐(ハル)カナル姑射ノ山ニ神人ノ居(ス)メル有リ。〔荘子(ソウシ゛)・逍遥遊篇〕

はしよりおもいものをもたない【箸より重い物を持たない】🔗🔉

はしよりおもいものをもたない【箸より重い物を持たない】 豊かな家に生まれて大事に育てられ、苦労した経験がないことのたとえ。

はしをつける【箸を付ける】🔗🔉

はしをつける【箸を付ける】 はしではさんで食べようとするる。 《例文》 「一度箸をつけた食べ物は、最後まで食べなさい。」

はしをわたす【橋を渡す】🔗🔉

はしをわたす【橋を渡す】 双方の間に立って仲立ちをする。橋渡しをする。 《例文》 「おれが先方に橋を渡してやるから、あとはお前がやるんだ。」

はたをまく【旗を巻く】🔗🔉

はたをまく【旗を巻く】 《軍旗を降ろして巻き収めるの意》戦いに負けて降参すること。 見込みが立たなかったりしてその物事を中止し、関係を絶つこと。 《例文》 「あの仕事はとても手に負えないので、旗を巻いてひきさがった。」

ぱっとしない【ぱっとしない】🔗🔉

ぱっとしない【ぱっとしない】 目立たず、はなばなしくない。 《例文》 「草八は慢才師だ。それも、あまりパッとせぬ二流三流どころの慢才師で、」《井上友一郎(イノウエトモイチロウ)・受胎》

はとにさんしのれいあり【鳩に三枝の礼有り】▽中国🔗🔉

はとにさんしのれいあり【鳩に三枝の礼有り】▽中国 《子ばとは親鳥の止まる枝より3本下の枝に止まるという礼をわきまえているの意》子が親に礼を尽くしてへりくだることのたとえ。 《参考》 「烏(カラス)に反哺(ハンホ゜)の孝有り」と対にして用いられる。 《出典》 烏ニ反哺ノ孝有リ、鳩ニ三枝ノ礼有リ。〔学友抄(カ゛クユウショウ)〕

はとをにくみまめをつくらぬ【鳩を憎み豆を作らぬ】🔗🔉

はとをにくみまめをつくらぬ【鳩を憎み豆を作らぬ】 《はとがついばむのを憎んで必要であるのに豆を作るのを止めてしまうの意》つまらない事にとらわれて本来のつとめを怠り、その結果自分も世間も損をすることのたとえ。

はなくそまるめてまんきんたん【鼻糞丸めて万金丹】🔗🔉

はなくそまるめてまんきんたん【鼻糞丸めて万金丹】 《鼻くそを丸めて丸薬の万金丹とするの意》 薬の効き目のないことをあざけることば。 薬の原料には案外つまらない物が多いということ。 《参考》 「万金丹」は、昔、気付け・解毒などに効くとされた丸薬の名。 《類句》鼻糞丸めて反魂丹(ハンコ゛ンタン)。

はなしにならない【話にならない】🔗🔉

はなしにならない【話にならない】 話の内容が道理や常識にはずれていて相談や交渉ができない。話す値打ちがない。 あきれるほど常識にはずれていて問題にならない。 《例文》 「こともあろうに、商売がたきにそんな情報を流すとは、まったく話にならない。」

はなにかける【鼻に掛ける】🔗🔉

はなにかける【鼻に掛ける】 自慢し得意がる。 《例文》 「成績のよいことを鼻に掛ける。」 《参考》 非難して言うことば。

はなにつく【鼻に付く】🔗🔉

はなにつく【鼻に付く】 《においが鼻につきまとって離れないことから》飽きていやになる。 《例文》 「彼の結婚生活も、そろそろ女房が鼻に付いてくるころだろう。」

はなもちならない【鼻持ちならない】🔗🔉

はなもちならない【鼻持ちならない】 《臭気がひどくて耐えられないの意》言動が見聞きするのに耐えられないほど不快である。 《例文》 「まったく鼻持ちならないきざな男だ。」

はなをあかす【鼻を明かす】🔗🔉

はなをあかす【鼻を明かす】 相手を出し抜いて驚かしたり失望させたりすること。 《例文》 「いつもしてやられてばかりいるから、今度こそは彼の鼻を明かしてやりたいものだ。」

はなをおる【鼻を折る】🔗🔉

はなをおる【鼻を折る】 恥をかかせて相手の慢心をくじく。 《例文》 「みんなの前で、高慢なあいつの鼻を折ってやった。」

はなをつきあわす【鼻を突き合わす】🔗🔉

はなをつきあわす【鼻を突き合わす】 互いに近く寄って向かい合うこと。 《例文》 「鼻を突き合わして何やら相談していた。」

はなをつく【鼻を突く】🔗🔉

はなをつく【鼻を突く】 激しい臭気が鼻を刺激する。 《例文》 「部屋に入ったとたん、薬品のにおいが鼻を突いた。」

はなをもたせる【花を持たせる】🔗🔉

はなをもたせる【花を持たせる】 わざと相手に栄誉を譲って面目を保たせる。 《例文》 「ここは若い者に花を持たせておこう。」

はねをかわせるとり【羽を交わせる鳥】▽中国🔗🔉

はねをかわせるとり【羽を交わせる鳥】▽中国 目と翼とが一つずつで雌雄が並んで初めて飛ぶことができるという、比翼(ヒヨク)の鳥のこと。 仲むつまじい夫婦・男女のたとえ。 《参考》 (イ)「比翼の鳥」の訓読みから。 (ロ)比翼の鳥。

はらにおさめる【腹に収める】🔗🔉

はらにおさめる【腹に収める】 聞いたことなどを口外せずに自分だけのものとする。 《例文》 「この話は君だけの腹に収めておいてくださいよ。」

はらにすえかねる【腹に据えかねる】🔗🔉

はらにすえかねる【腹に据えかねる】 怒りをこらえることができない。 《例文》 「温厚な彼もさすがに腹に据えかねたらしい。」

はらのかわをよる【腹の皮を縒る】🔗🔉

はらのかわをよる【腹の皮を縒る】 腹の筋を縒る

はらはかりもの【腹は借り物】🔗🔉

はらはかりもの【腹は借り物】 《母親の腹は生まれるまで一時借りただけであるの意》生まれた子の身分の上下は父親によって決まるということ。 《参考》 父系を重視し、母系を問題としなかった、武家社会での家系の考え方。

はらわたをたつ【腸を断つ】▽中国🔗🔉

はらわたをたつ【腸を断つ】▽中国 非常に悲しくて我慢できないようす。 《参考》 断腸。 《類句》腸が千切れる。 おかしくて腸が切れるほど大笑いをする。「腸を切る」とも。 《出典》 〔世説新語(セセツシンコ゛)・黜免篇〕

はらをあわす【腹を合わす】🔗🔉

はらをあわす【腹を合わす】 考えを同じにして協力する。ぐるになる。共謀する。 《例文》 「沙金はこの男と腹を合わせて、兄のみならず、自分をも殺そうとするのではあるまいか。」《芥川竜之介(アクタカ゛ワリュウノスケ)・偸盗》

はらをいためたこ【腹を痛めた子】🔗🔉

はらをいためたこ【腹を痛めた子】 自分が産んだ子。生みの子。実の子。 《参考》 「腹を痛めぬ子には胸を痛める」ということわざもある。

はらをかかえる【腹を抱える】🔗🔉

はらをかかえる【腹を抱える】 非常におかしくて大笑いするようす。 《例文》 「みんな腹を抱えて大笑いした。」

はらをきる【腹を切る】🔗🔉

はらをきる【腹を切る】 《切腹するの意から》失敗の責任を取って辞職する。 《例文》 「新規事業の不振の責任を取って副社長が腹を切る。」

はらをこやす【腹を肥やす】🔗🔉

はらをこやす【腹を肥やす】 公の仕事をしている者が、その地位や職権などを利用して不当に自分の利益を図る。私利をむさぼる。私腹を肥やす。 《例文》 「福祉事業だと言っているが、担当者の腹を肥やす手段にちがいない。」

はらをよる【腹を縒る】🔗🔉

はらをよる【腹を縒る】 腹の筋を縒る

はらをわる【腹を割る】🔗🔉

はらをわる【腹を割る】 隠し立てをせずに本心を打ち明ける。 《例文》 「お互いに腹を割って話し合おうではないか。」

はれものにさわるよう【腫れ物に触るよう】🔗🔉

はれものにさわるよう【腫れ物に触るよう】 高価な貴重品や気むずかしい人などを恐る恐る取り扱うようす。 《例文》 「反抗期の息子を腫れ物に触るよう扱う。」

はをたちてねをからす【葉を截ちて根を枯らす】🔗🔉

はをたちてねをからす【葉を截ちて根を枯らす】 《葉を切ってそのために根まで枯らしてしまうの意》主要でない部分を除いたために大切なおおもとまで滅ぼしてしまうことのたとえ。「葉をかいて根を断つ」とも。 《類句》角を矯(タ)めて牛を殺す。

はかのとし【破瓜の年】🔗🔉

はかのとし【破瓜の年】 女子の十六歳、思春期の年ごろのこと。また、男子の六十四歳、晩年のこと。 ◎「破瓜」は、瓜(うり)の字を二つに破(わ)ると八の字が二つでき、八と八を足して十六になることから女子の十六歳を言う。また、八と八を掛けると六十四になることから男子の六十四歳のこと。

はくゆ つえになく【伯兪 杖に泣く】🔗🔉

はくゆ つえになく【伯兪 杖に泣く】 中国漢の伯兪が、ある日母に打たれて泣いた。それまでは打たれて泣いたことはなかったので、母が不思議に思って理由をたずねると、今まで痛かったが、今は痛くなく、母の力が弱くなったのを知って泣いたのですと答えたという故事。 ◎単に「杖に泣く」とも言う。石川啄木(たくぼく)の「たはむれに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず」と歌っているのは同じこと。 〔出〕説苑(ぜいえん)

はくらく【伯楽】🔗🔉

はくらく【伯楽】 素質のある者を見抜き、それを育てるのがうまい人のこと。 ◎「伯楽」は、中国春秋時代の有名な馬の鑑定家。

はしりうまにもむち【走り馬にも鞭】🔗🔉

はしりうまにもむち【走り馬にも鞭】 よくがんばっている者をさらに励まし、よりいっそう努力させること。 ◎走っている馬に鞭を当てれば、なおいっそう早く走ることから。「走る馬にも鞭」「駆け馬に鞭」とも言う。 〔例〕「走る馬にも鞭を打つ御目出たさ」(古川柳) 〔類〕火に油を注ぐ 〔較〕A good horse oft needs a good spur.(名馬もしばしば拍車をかける必要あり)

はたけすいれん【畑水練】🔗🔉

はたけすいれん【畑水練】 単に理屈や方法を知っているだけで、実際には役に立たないことのたとえ。 ◎畑でする水泳の練習の意から。「畳の上の水練」とも言う。 〔類〕鞍掛け馬の稽古/机上の空論

はちめんれいろう【八面玲瓏】🔗🔉

はちめんれいろう【八面玲瓏】 心になんの曇りもわだかまりもなく澄みきっていること。 ◎「八面」はあらゆる方面、「玲瓏」は玉などが曇りなく透き通って明るい意。 〔出〕馬煕(ばき)

はななぬか【花七日】🔗🔉

はななぬか【花七日】 なにごとも盛りの時期はごく短いということのたとえ。 ◎桜の花の盛りはわずか七日しかないの意から。 〔類〕花一時人一盛り

はなにそりをうつ【鼻に反りを打つ】🔗🔉

はなにそりをうつ【鼻に反りを打つ】 鼻高々と自慢することの形容。

はなのしたよりはなのした【花の下より鼻の下】🔗🔉

はなのしたよりはなのした【花の下より鼻の下】 風流よりも、実質的な利益につながるもののほうがだいじであり、ありがたいということ。 ◎花の下で風流を楽しむより、鼻の下にある口を満足させるもののほうがよいの意で、同音の「はなのした」を使い、しゃれて言ったもの。 〔類〕花より団子 〔較〕It is better to knit than to blossom.(花が咲くより実がなるがよし)

はなはやま ひとはさと【花は山 人は里】🔗🔉

はなはやま ひとはさと【花は山 人は里】 ものにはそれぞれふさわしい場所があるということ。また、ものを求めるなら、そのものが当然存在するところをさがさなければならないということ。 ◎桜の花は山にあるものこそすばらしいし、すぐれた人をさがそうと思ったら人里に出なければならないの意から。

はまらめ【歯魔羅目】🔗🔉

はまらめ【歯魔羅目】 男性が年をとって肉体的に衰えていくのは、歯・セックス・目の順であるという俗説。 ◎「魔羅」は陰茎の意。「歯目魔羅」「目歯魔羅」ともいう。 〔例〕「目はめがね歯は入れ歯にて間に合えど」(古川柳) 〔較〕Spectacles are death"s arquebus.(めがねは死への火縄銃である)

はらたてるよりきりたてよ【腹立てるより義理立てよ】🔗🔉

はらたてるよりきりたてよ【腹立てるより義理立てよ】 腹を立てたところで、なんにもならない。たいせつなのは義理を立てることだということを、おもしろおかしく言ったことば。

はりのむしろ【針の筵】🔗🔉

はりのむしろ【針の筵】 まるで針を植えた筵にすわらされているような、居たたまれない場所や、辛くて気の安まることのない境遇のたとえ。

はんかつう【半可通】🔗🔉

はんかつう【半可通】 通人ぶったり、知ったかぶりをしたりすること。また、そういう人のこと。 ◎「半可」は中途半端なこと。「通」はものごとに通じてくわしいこと。

はんめんのしき【半面の識】🔗🔉

はんめんのしき【半面の識】 ほんのちょっとした知り合いのこと。また、ほんのちょっと見ただけでその顔をずっと覚えていること。 ◎「半面」は顔半分の意。中国後漢の応奉(おうほう)という人が、顔を半分ちょっと見た人を、数十年後に出会うときまで覚えていたという故事から。 〔出〕後漢書(ごかんじょ)

パンドラのはこ【パンドラの箱】🔗🔉

パンドラのはこ【パンドラの箱】 諸悪の根源となるもののたとえ。 ◎ゼウスが人類最初の女性パンドラに一つの箱を与え、決して開けてはならないと厳命したが、パンドラはがまんできずにその箱を開けてしまった。するとそこから煙が立ち昇り、あらゆる害悪・災禍が世界中に広がったというギリシャ神話から。英語はPandora"s boxと言う。

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