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つめ【詰(め)】🔗⭐🔉
つめ [2] 【詰(め)】
(1)詰めること。
(2)物のすき間などに詰めるもの。「箱の―」
(3)端。きわ。「橋の―の番小屋」
(4)
⇒お詰め
(5)将棋で,勝負のつきそうな最後の局面。転じて,物事の最終段階。「―で手が狂う」「―が甘い」
(6)〔「煮詰め」の略〕
穴子(アナゴ)の煮汁などを煮詰めたたれのこと。鮨屋(スシヤ)などでは穴子や蝦蛄(シヤコ)の表面に塗る。
(7)〔振袖に対する脇詰めの意〕
年増の女。「枕のお伽が御用ならば振袖なりと―なりと/浄瑠璃・丹波与作(中)」
づめ【詰(め)】🔗⭐🔉
づめ 【詰(め)】
(1)名詞の下に付く。(ア)箱や容器の中に入れること,その中に入っていること,そのように,いっぱいに入れてあることなどの意を表す。「箱―にする」「びん―のジャム」(イ)もっぱらそれをもって判断する意を表す。「理―に考える」(ウ)そこを仕事場としていることを表す。「警視庁―の記者」(エ)それに近い場所であることを表す。「橋―」「西―」
(2)動詞の連用形の下に付いて,その動作・状態を続けることを表す。「歩き―」「終点まで立ち―だった」
つめ-あい【詰(め)合い】🔗⭐🔉
つめ-あい ―アヒ [0] 【詰(め)合い】
(1)同じ所に詰めていること。同じ場所に出勤していること。また,その人。
(2)互いに責め合うこと。「抜け抜かんなどとの―,まことの侍のすべき業ならず/耳塵集」
つめ-あ・う【詰め合ふ】🔗⭐🔉
つめ-あ・う ―アフ 【詰め合ふ】 (動ハ四)
(1)同じ所に出仕する。同じ所に集まって控えている。「―・ひ居りし我々ども/歌舞伎・天衣紛」
(2)互いに責め合う。「詮議致して見せう,せいよ,して見せう,と―・ふ/歌舞伎・幼稚子敵討」
つめ-あわせ【詰め合(わ)せ】🔗⭐🔉
つめ-あわせ ―アハセ [0] 【詰め合(わ)せ】
一つの箱や籠(カゴ)などに二種以上の品物をいっしょに入れること。また,その物。「缶詰の―」
つめ-あわ・せる【詰め合(わ)せる】🔗⭐🔉
つめ-あわ・せる ―アハセル [5][0] 【詰め合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二つめあは・す
二種以上の品物を箱や籠(カゴ)にいっしょに入れる。「果物を―・せた籠」
つめ-いくさ【詰め軍】🔗⭐🔉
つめ-いくさ 【詰め軍】
敵を追いつめて戦うこと。「壇浦の―までも終に弱げを見せ給はず/義経記 4」
つめ-えり【詰(め)襟】🔗⭐🔉
つめ-えり [0] 【詰(め)襟】
立ち襟。特に軍服や学生服のものをいう。
つめ-かえ【詰(め)替え】🔗⭐🔉
つめ-かえ ―カヘ [0] 【詰(め)替え】
詰め替えること。また,詰め替えたもの。
つめ-か・える【詰(め)替える】🔗⭐🔉
つめ-か・える ―カヘル [4][3] 【詰(め)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つめか・ふ
改めて詰める。また,ほかの物へ移して詰める。詰めなおす。「小瓶に―・える」
つめ-か・ける【詰(め)掛ける】🔗⭐🔉
つめ-か・ける [4][0] 【詰(め)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つめか・く
(1)大勢がいっしょにひと所に押しかける。「記者が―・ける」
(2)そば近くに迫り寄る。詰め寄る。「たたんとするをも,すかさず―・けてのますれば/評判記・色道大鏡」
つめ-きり【詰(め)切り】🔗⭐🔉
つめ-きり [0] 【詰(め)切り】
絶えずそこにいること。つめっきり。「記者クラブに―で待機する」
つめ-き・る【詰(め)切る】🔗⭐🔉
つめ-き・る [3][0] 【詰(め)切る】 (動ラ五[四])
(1)その場を離れず,絶えず待機または出仕する。「その頃は嘉助同格の支配人が三人も―・つて/家(藤村)」
(2)物事を究極の状態にまでおし進める。「交渉を―・る」
つめ-ぐみ【詰(め)組み】🔗⭐🔉
つめ-ぐみ [0] 【詰(め)組み】
斗
(トキヨウ)の配置型式の一。柱の上ばかりでなく,柱と柱の間にも密に斗
を組むもの。唐様(禅宗様)の建築にみられる。
(トキヨウ)の配置型式の一。柱の上ばかりでなく,柱と柱の間にも密に斗
を組むもの。唐様(禅宗様)の建築にみられる。
つめ-ご【詰(め)碁】🔗⭐🔉
つめ-ご [2][0] 【詰(め)碁】
囲碁で,石の死活を,与えられた譜面で追求するもの。また,その碁。
つめ-こみ【詰(め)込み】🔗⭐🔉
つめ-こみ [0] 【詰(め)込み】
つめこむこと。
つめこみ-きょういく【詰(め)込み教育】🔗⭐🔉
つめこみ-きょういく ―ケウ― [5] 【詰(め)込み教育】
学習者の興味や理解能力を無視し,知識の機械的な記憶に重点の置かれる教育。
つめ-こ・む【詰(め)込む】🔗⭐🔉
つめ-こ・む [0][3] 【詰(め)込む】 (動マ五[四])
(1)物を入れ物にいっぱい詰める。「かばんに本を―・む」
(2)たくさん食べる。腹いっぱい食べる。「ごちそうをたらふく―・む」
(3)多くの人を限られた場所にむりに入れる。「乗客を―・む」
(4)いろいろな知識を無理に覚えさせる。「数学の公式を頭に―・む」
[可能] つめこめる
つめ-しょ【詰(め)所】🔗⭐🔉
つめ-しょ [2][3] 【詰(め)所】
勤務時間中,詰めている場所。「守衛の―」
つめ-しょうぎ【詰(め)将棋】🔗⭐🔉
つめ-しょうぎ ―シヤウギ [3] 【詰(め)将棋】
与えられた譜面と駒を用いて王手の連続で王将を詰めること。また,その将棋。
つめ-そで【詰め袖】🔗⭐🔉
つめ-そで [0] 【詰め袖】
袖付け全部を見頃(ミゴロ)に縫い付けた袖。また,その着物。男物の袷(アワセ)羽織の袖など。付けつめ袖。脇ふさぎ。
つめて-は【詰めては】🔗⭐🔉
つめて-は 【詰めては】 (副)
結局は。最後には。「―たのしうなるぞ/史記抄 18」
つめ-どころ【詰(め)所】🔗⭐🔉
つめ-どころ 【詰(め)所】
最も大切な所。急所。見せ場。「よき能と申は,本説正しく珍らしき風体にて,―ありて,懸り幽玄ならんを第一とすべし/風姿花伝」
つめ-なしじ【詰め梨子地】🔗⭐🔉
つめ-なしじ ―ナシヂ [3] 【詰め梨子地】
梨子地蒔絵(マキエ)の中で,最も梨子地粉(ナシジフン)を濃く蒔きつけたもの。濃(コイ)蒔梨子地。
→梨子地
つめ-ばら【詰(め)腹】🔗⭐🔉
つめ-ばら [0] 【詰(め)腹】
(1)強制されて切腹すること。「急ぎ―きらするか/浄瑠璃・嫗山姥」
(2)不本意ながら,他からむりやり責任をとらされること。強制的に辞任・辞職をさせられること。「役職上―を切らされる」
つめ-ばん【詰(め)番】🔗⭐🔉
つめ-ばん [2] 【詰(め)番】
当番をきめて出仕したり,宿直したりすること。
つめ-ひらき【詰(め)開き】🔗⭐🔉
つめ-ひらき [3] 【詰(め)開き】
〔「つめびらき」とも〕
(1)かけひき。談判。応対。「お侍様との―は跡へ廻して/歌舞伎・お染久松色読販」
(2)貴人の前を退出するとき,左から右へ身体をまわして立ち上がること。転じて,立ち居振る舞い。
(3)逆風で帆走するとき,これ以上は風上に切り上がらない極限の針路で帆走すること。また,そのときの帆の状態。
つめ-ひら・く【詰め開く】🔗⭐🔉
つめ-ひら・く 【詰め開く】 (動カ四)
談判する。かけひきする。「だまつているはひけた事,あがつてひとつ―・かん/浄瑠璃・二枚絵草紙(上)」
つめ-ふ・す【詰め伏す】🔗⭐🔉
つめ-ふ・す 【詰め伏す】 (動サ下二)
理屈を言って屈伏させる。説き伏せる。「我より劣りたらん者に向ひて
慢して―・せて又何の益かあらん/栂尾明恵上人遺訓」
慢して―・せて又何の益かあらん/栂尾明恵上人遺訓」
つめ-もの【詰(め)物】🔗⭐🔉
つめ-もの [2] 【詰(め)物】
(1)鳥・魚などの内部に詰めるため,別に調理したもの。また,それを詰めた料理の総称。スタッフ。
(2)荷造りをするときなど,中に入れる品物が動かないようにすき間に詰めるもの。パッキング。
(3)虫歯の穴をふさぐために詰めるゴム・セメントなどの材料。
つめ-よ・せる【詰(め)寄せる】🔗⭐🔉
つめ-よ・せる [0][4] 【詰(め)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 つめよ・す
すぐ近くに迫り近づく。押し寄せる。また,攻め寄せる。「『さあ出して頂戴』と女は―・せる/草枕(漱石)」[日葡]
つめ-よ・る【詰(め)寄る】🔗⭐🔉
つめ-よ・る [0][3] 【詰(め)寄る】 (動ラ五[四])
そば近くまで寄っていく。激しい態度で迫る。「責任ある回答をしろと―・る」
つ・める【詰める】🔗⭐🔉
つ・める [2] 【詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 つ・む
(1)容器に物を,すき間がないように入れる。いっぱいに入れる。「おせちを重箱に―・める」「弁当を―・める」
(2)穴やすき間に物を入れてふさぐ。「すき間に新聞紙を―・める」
(3)長さや間隔を縮める。(ア)短くする。「寸法を―・める」「ズボンの丈(タケ)を―・める」(イ)間隔を縮める。「行間を―・める」「中ほどへお―・め下さい」(ウ)倹約する。切りつめる。「生活を―・める」「随分わしが身を―・め/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
(4)通じないようにする。「逸見の声である。僕は息を―・めてゐた/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
(5)(「根(コン)をつめる」の形で)ある物事を,長時間にわたって気力を集中して行う。「根を」を略した形も用いる。「あまり根を―・めると体にさわる」「猛暑のさなかに―・めて仕事をしたのがいけなかった」
(6)究極まで進める。「話を―・める」
(7)将棋で,敵の王将の逃げ場がないようにする。「金銀三枚で―・める」
(8)決められた場所に出向いて,待機する。「交番に―・めている」「交代で病院に―・める」
(9)動詞の連用形の下に付いて用いられる。(ア)絶え間なく…する。「働き―・める」「毎日通い―・める」(イ)徹底して…する。全面的に…する。「思い―・める」「張り―・める」(ウ)…して相手を窮地に追い込む。「追い―・める」「問い―・める」
(10)相手に迫り近づく。追いつめる。「やがて―・めて走りかかりければ/宇治拾遺 2」
〔「詰まる」に対する他動詞〕
つめろ【詰めろ】🔗⭐🔉
つめろ [2] 【詰めろ】
「一手(イツテ)透き」に同じ。
つめ-ろう【詰め牢】🔗⭐🔉
つめ-ろう ―ラウ 【詰め牢】
やっと人がはいる程度の狭い牢。「地へは七尺掘り入れ上三尺の―に/浄瑠璃・出世景清」
つめ【詰め】(和英)🔗⭐🔉
つめかえ【詰め替える】(和英)🔗⭐🔉
つめかえ【詰め替える】
repack;refill;→英和
rebottle.
つめきる【詰め切る】(和英)🔗⭐🔉
つめきる【詰め切る】
be in constant attendance;never leave.
つめよる【詰め寄る】(和英)🔗⭐🔉
つめよる【詰め寄る】
press[close in];→英和
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