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広辞苑の検索結果 (23)

つめ【詰め】🔗🔉

つめ詰め】 ①物をつめること。 ②隙間につめこむもの。日葡辞書「ツメヲカ(支)ウ」 ③物の端。きわ。特に、橋のたもと。万葉集9「大橋の―に家あらば」 ④かぎり。結末。三道「その所の名歌・名句の言葉を取ること、能の破三段の中の―と覚しからん在所に書くべし」 ⑤勝負・決着をつけるべき最後の追込み・手順。また、物事の最後の段取り。「―が甘い」 ⑥城の最も高い所。日葡辞書「シロノツメ」 ⑦(振袖に対する脇つめの衣の意から)年増としまの女。わきつめ。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「枕の御伽が御用ならば振袖なりと―なりと」 ⑧(→)「おつめ」に同じ。 ⑨蹴鞠けまりで、詰め寄せること。狂言、八幡の前「お若い衆の遊ばすに依て―を致いてござる」 ⑩牢ろう内の便所。大便。 ⑪(「づめ」の形で) ㋐詰めること。また、詰めてあるもの。「瓶―」「氷―」 ㋑一定の場所に控えて勤務すること。その場所、また、その人。「警視庁―の記者」 ㋒もっぱらそれで通すこと。「理―」「規則―」 ㋓(動詞の連用形に付けて)その状態が続くこと。「笑い―」「働き―」

づめ【詰め】🔗🔉

づめ詰め⇒つめ11

つめ‐あい【詰め合い】‥アヒ🔗🔉

つめ‐あい詰め合い‥アヒ ①共に同じ所につめていること。同じ所に勤めていること。また、その人。 ②論じあうこと。

つめ‐あ・う【詰め合ふ】‥アフ🔗🔉

つめ‐あ・う詰め合ふ‥アフ 〔自四〕 ①同じ所に出仕する。同じ所に勤める。 ②論じあって互いにつめよる。歌舞伎、傾城壬生大念仏「後に若林と―・ひ、実めきて面白し」

つめ‐あわ・せる【詰め合わせる】‥アハセル🔗🔉

つめ‐あわ・せる詰め合わせる‥アハセル 〔他下一〕[文]つめあは・す(下二) いろいろの品物を一つの容器に一緒に詰める。

つめ‐いくさ【詰め軍】🔗🔉

つめ‐いくさ詰め軍】 敵を追いつめて戦ういくさ。義経記4「壇の浦の―までもつひに弱げを見せ給はず」

つめ‐いし【詰め石】🔗🔉

つめ‐いし詰め石】 積み上げた石。積石。また、いしずえ。栄華物語音楽「大象の―、紫金銀の棟」

つめ‐かえ【詰め替え】‥カヘ🔗🔉

つめ‐かえ詰め替え‥カヘ つめかえること。また、つめかえたもの。

つめ‐か・える【詰め替える】‥カヘル🔗🔉

つめ‐か・える詰め替える‥カヘル 〔他下一〕[文]つめか・ふ(下二) 改めてつめる。つめなおす。「パイプの煙草を―・える」「大瓶から小瓶に―・える」

つめ‐か・ける【詰め掛ける】🔗🔉

つめ‐か・ける詰め掛ける】 〔自下一〕[文]つめか・く(下二) ①大勢の人がひと所に押しよせる。「新聞記者が―・ける」 ②間近く迫り寄る。色道大鏡「立たんとするをもすかさず―・けてのますれば」

つめ‐きり【詰め切り】🔗🔉

つめ‐きり詰め切り】 たえずそこにいること。つめっきり。「―で看病する」

つめ‐き・る【詰め切る】🔗🔉

つめ‐き・る詰め切る】 [一]〔自五〕 その場を離れずに、ずっとそこにいて勤務や待機をする。 [二]〔他五〕 つめこみおわる。いっぱいに詰め込む。 ○爪食うつめくう はずかしがる様子をいう。もじもじする。源氏物語帚木「なま人わろく、爪くはるれど」 ⇒つめ【爪】

つめ‐こ・む【詰め込む】🔗🔉

つめ‐こ・む詰め込む】 〔他五〕 ①つめて入れる。つめられるだけ一杯に入れる。「腹一杯―・む」 ②知識をむやみに覚える。「英語の単語を―・む」

つめ‐ごろし【詰め殺し】🔗🔉

つめ‐ごろし詰め殺し】 こっそりと、物を言わせないで殺すこと。〈日葡辞書〉

つめ‐て‐は【詰めては】🔗🔉

つめ‐て‐は詰めては】 〔副〕 つきつめると。結局。史記抄「―たのしうなるぞ」 ○爪で拾って箕で零すつめでひろってみでこぼす 辛苦して貯えたものを濫費してしまう。 ⇒つめ【爪】

つめ‐どころ【詰め所】🔗🔉

つめ‐どころ詰め所】 急所。やま。風姿花伝「静かに模様変りて―のある能をすべし」

つめ‐ひらき【詰め開き】🔗🔉

つめ‐ひらき詰め開き】 ①間を短くつめたり長くのばしたりすること。調節。申楽談儀「拍子の―」 ②貴人の前から退く時、立つ前に左か右へ身体をまわして起ち上がること。転じて、立居振舞。また、あいさつ。 ③談判すること。応対。好色一代女1「理屈づめなる―」 ④強い風を横に受けて船を走らせること。 ⑤蹴鞠けまりで、詰め寄せたり開いたりすること。

つめ‐ひら・く【詰め開く】🔗🔉

つめ‐ひら・く詰め開く】 〔他四〕 ①厳重にかけあう。談判する。浄瑠璃、博多小女郎波枕「わしやきつと―・かうと走り出づるを」 ②短くつめたり長くのばしたり調節する。花鏡「真名の文字の内を拾ひて、てにはの字にて―・きて謡ふべし」

つめ‐ふ・せる【詰め伏せる】🔗🔉

つめ‐ふ・せる詰め伏せる】 〔他下一〕[文]つめふ・す(下二) 言いつめて屈伏させる。説き伏せる。古今著聞集16「これほどにここちよく―・せたることこそ候はね」

つめ‐よ・せる【詰め寄せる】🔗🔉

つめ‐よ・せる詰め寄せる】 〔自下一〕[文]つめよ・す(下二) おしよせる。せまりよせる。

つめ‐よ・る【詰め寄る】🔗🔉

つめ‐よ・る詰め寄る】 〔自五〕 詰問きつもんなどをするため相手の近くに迫り寄る。「相手に―・る」

つ・める【詰める】🔗🔉

つ・める詰める】 [文]つ・む(下二) [一]〔他下一〕 一定の枠の中に物を押し入れて、すいた所をふさぎ、微動もしないようにする意。 ①ぎっしりと入れて満たす。万葉集3「潮干なば玉藻刈り―・め」。狂言、茶壺「毎年栂の尾へ茶を―・めにやられまする」 ②隙間のないようにする。ふさぐ。漏れたりしないようにする。太平記17「多年のいきどほりもただ今日のいくさに定りぬと気を―・めぬ人はなかりけり」。「穴を―・める」「席を―・める」「息を―・める」 ③物を隙間に入れてあかないようにする。落窪物語2「うちたたきおしひけど、うちとに―・めてければゆるぎだにせず」。「戸を―・める」 ④ゆきづまらせる。窮地に追い込む。徒然草「問ひ―・められてえこたへずなり侍りつ」。玉塵抄22「一国の者、飢寒に―・められて皆死ぬぞ」 ⑤ぎりぎりの所まで押し進める。きわみに至らせる。槐記「また、これほどと―・めて、それより先はきはまりなき芸もあり」。「計画を―・める」 ⑥きびしく迫る。攻め寄る。謡曲、橋弁慶「長刀の鋒に太刀合はせ、―・めつ開きつ戦ひしが」。玉塵抄6「敵のくたびれた時に―・めて一いくさしたらば」 ⑦そのことにかかりきる。休みなくしつづける。玉塵抄9「周の礼義教へに民がならひ―・めたに、襄公一向に礼教ないぞ」。「そんなに―・めて仕事をしなくてもいい」 ⑧ちぢめる。短くする。風姿花伝「老いぬればとて、腰膝をかがめ身を―・むれば、花失せて」。「袖を―・める」 ⑨倹約する。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「随分私が身を―・め、三度つける油も一度つけ」。「生活費を―・める」 ⑩発音を促音にする。謳曲英華抄「出して唱へがたきつ文字は訓にても―・めて唱ふ」 ⑪将棋で王手をかけ、相手の王将を逃げみちのないようにする。「金が一枚あれば―・められる」 ⑫(「指を―・める」の形で) ㋐ドアなどに指を挟む。 ㋑謝罪などのしるしに指を切り落とす。 [二]〔自下一〕 ①つまる。動きがとれなくなる。今鏡「ならはせ給はぬ御ありさまに、御冠の額も―・むる心ちせさせ給ひ」 ②勤務の人のいるべき席があかないように控えている。勤番をする。狂言、萩大名「此のうち御前に―・めてあれば」。「控室に―・めて待機する」

つめろ【詰めろ】🔗🔉

つめろ詰めろ】 将棋で、(→)「一手いって透き」に同じ。

大辞林の検索結果 (43)

つめ【詰(め)】🔗🔉

つめ [2] 【詰(め)】 (1)詰めること。 (2)物のすき間などに詰めるもの。「箱の―」 (3)端。きわ。「橋の―の番小屋」 (4) ⇒お詰め (5)将棋で,勝負のつきそうな最後の局面。転じて,物事の最終段階。「―で手が狂う」「―が甘い」 (6)〔「煮詰め」の略〕 穴子(アナゴ)の煮汁などを煮詰めたたれのこと。鮨屋(スシヤ)などでは穴子や蝦蛄(シヤコ)の表面に塗る。 (7)〔振袖に対する脇詰めの意〕 年増の女。「枕のお伽が御用ならば振袖なりと―なりと/浄瑠璃・丹波与作(中)」

づめ【詰(め)】🔗🔉

づめ 【詰(め)】 (1)名詞の下に付く。(ア)箱や容器の中に入れること,その中に入っていること,そのように,いっぱいに入れてあることなどの意を表す。「箱―にする」「びん―のジャム」(イ)もっぱらそれをもって判断する意を表す。「理―に考える」(ウ)そこを仕事場としていることを表す。「警視庁―の記者」(エ)それに近い場所であることを表す。「橋―」「西―」 (2)動詞の連用形の下に付いて,その動作・状態を続けることを表す。「歩き―」「終点まで立ち―だった」

つめ-あい【詰(め)合い】🔗🔉

つめ-あい ―アヒ [0] 【詰(め)合い】 (1)同じ所に詰めていること。同じ場所に出勤していること。また,その人。 (2)互いに責め合うこと。「抜け抜かんなどとの―,まことの侍のすべき業ならず/耳塵集」

つめ-あ・う【詰め合ふ】🔗🔉

つめ-あ・う ―アフ 【詰め合ふ】 (動ハ四) (1)同じ所に出仕する。同じ所に集まって控えている。「―・ひ居りし我々ども/歌舞伎・天衣紛」 (2)互いに責め合う。「詮議致して見せう,せいよ,して見せう,と―・ふ/歌舞伎・幼稚子敵討」

つめ-あわせ【詰め合(わ)せ】🔗🔉

つめ-あわせ ―アハセ [0] 【詰め合(わ)せ】 一つの箱や籠(カゴ)などに二種以上の品物をいっしょに入れること。また,その物。「缶詰の―」

つめ-あわ・せる【詰め合(わ)せる】🔗🔉

つめ-あわ・せる ―アハセル [5][0] 【詰め合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二つめあは・す 二種以上の品物を箱や籠(カゴ)にいっしょに入れる。「果物を―・せた籠」

つめ-いくさ【詰め軍】🔗🔉

つめ-いくさ 【詰め軍】 敵を追いつめて戦うこと。「壇浦の―までも終に弱げを見せ給はず/義経記 4」

つめ-えり【詰(め)襟】🔗🔉

つめ-えり [0] 【詰(め)襟】 立ち襟。特に軍服や学生服のものをいう。

つめ-かえ【詰(め)替え】🔗🔉

つめ-かえ ―カヘ [0] 【詰(め)替え】 詰め替えること。また,詰め替えたもの。

つめ-か・える【詰(め)替える】🔗🔉

つめ-か・える ―カヘル [4][3] 【詰(め)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つめか・ふ 改めて詰める。また,ほかの物へ移して詰める。詰めなおす。「小瓶に―・える」

つめ-か・ける【詰(め)掛ける】🔗🔉

つめ-か・ける [4][0] 【詰(め)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つめか・く (1)大勢がいっしょにひと所に押しかける。「記者が―・ける」 (2)そば近くに迫り寄る。詰め寄る。「たたんとするをも,すかさず―・けてのますれば/評判記・色道大鏡」

つめ-きり【詰(め)切り】🔗🔉

つめ-きり [0] 【詰(め)切り】 絶えずそこにいること。つめっきり。「記者クラブに―で待機する」

つめ-き・る【詰(め)切る】🔗🔉

つめ-き・る [3][0] 【詰(め)切る】 (動ラ五[四]) (1)その場を離れず,絶えず待機または出仕する。「その頃は嘉助同格の支配人が三人も―・つて/家(藤村)」 (2)物事を究極の状態にまでおし進める。「交渉を―・る」

つめ-ぐみ【詰(め)組み】🔗🔉

つめ-ぐみ [0] 【詰(め)組み】 斗(トキヨウ)の配置型式の一。柱の上ばかりでなく,柱と柱の間にも密に斗を組むもの。唐様(禅宗様)の建築にみられる。

つめ-ご【詰(め)碁】🔗🔉

つめ-ご [2][0] 【詰(め)碁】 囲碁で,石の死活を,与えられた譜面で追求するもの。また,その碁。

つめ-こみ【詰(め)込み】🔗🔉

つめ-こみ [0] 【詰(め)込み】 つめこむこと。

つめこみ-きょういく【詰(め)込み教育】🔗🔉

つめこみ-きょういく ―ケウ― [5] 【詰(め)込み教育】 学習者の興味や理解能力を無視し,知識の機械的な記憶に重点の置かれる教育。

つめ-こ・む【詰(め)込む】🔗🔉

つめ-こ・む [0][3] 【詰(め)込む】 (動マ五[四]) (1)物を入れ物にいっぱい詰める。「かばんに本を―・む」 (2)たくさん食べる。腹いっぱい食べる。「ごちそうをたらふく―・む」 (3)多くの人を限られた場所にむりに入れる。「乗客を―・む」 (4)いろいろな知識を無理に覚えさせる。「数学の公式を頭に―・む」 [可能] つめこめる

つめ-しょ【詰(め)所】🔗🔉

つめ-しょ [2][3] 【詰(め)所】 勤務時間中,詰めている場所。「守衛の―」

つめ-しょうぎ【詰(め)将棋】🔗🔉

つめ-しょうぎ ―シヤウギ [3] 【詰(め)将棋】 与えられた譜面と駒を用いて王手の連続で王将を詰めること。また,その将棋。

つめ-そで【詰め袖】🔗🔉

つめ-そで [0] 【詰め袖】 袖付け全部を見頃(ミゴロ)に縫い付けた袖。また,その着物。男物の袷(アワセ)羽織の袖など。付けつめ袖。脇ふさぎ。

つめて-は【詰めては】🔗🔉

つめて-は 【詰めては】 (副) 結局は。最後には。「―たのしうなるぞ/史記抄 18」

つめ-どころ【詰(め)所】🔗🔉

つめ-どころ 【詰(め)所】 最も大切な所。急所。見せ場。「よき能と申は,本説正しく珍らしき風体にて,―ありて,懸り幽玄ならんを第一とすべし/風姿花伝」

つめ-なしじ【詰め梨子地】🔗🔉

つめ-なしじ ―ナシヂ [3] 【詰め梨子地】 梨子地蒔絵(マキエ)の中で,最も梨子地粉(ナシジフン)を濃く蒔きつけたもの。濃(コイ)蒔梨子地。 →梨子地

つめ-ばら【詰(め)腹】🔗🔉

つめ-ばら [0] 【詰(め)腹】 (1)強制されて切腹すること。「急ぎ―きらするか/浄瑠璃・嫗山姥」 (2)不本意ながら,他からむりやり責任をとらされること。強制的に辞任・辞職をさせられること。「役職上―を切らされる」

つめ-ばん【詰(め)番】🔗🔉

つめ-ばん [2] 【詰(め)番】 当番をきめて出仕したり,宿直したりすること。

つめ-ひらき【詰(め)開き】🔗🔉

つめ-ひらき [3] 【詰(め)開き】 〔「つめびらき」とも〕 (1)かけひき。談判。応対。「お侍様との―は跡へ廻して/歌舞伎・お染久松色読販」 (2)貴人の前を退出するとき,左から右へ身体をまわして立ち上がること。転じて,立ち居振る舞い。 (3)逆風で帆走するとき,これ以上は風上に切り上がらない極限の針路で帆走すること。また,そのときの帆の状態。

つめ-ひら・く【詰め開く】🔗🔉

つめ-ひら・く 【詰め開く】 (動カ四) 談判する。かけひきする。「だまつているはひけた事,あがつてひとつ―・かん/浄瑠璃・二枚絵草紙(上)」

つめ-ふ・す【詰め伏す】🔗🔉

つめ-ふ・す 【詰め伏す】 (動サ下二) 理屈を言って屈伏させる。説き伏せる。「我より劣りたらん者に向ひて慢して―・せて又何の益かあらん/栂尾明恵上人遺訓」

つめ-もの【詰(め)物】🔗🔉

つめ-もの [2] 【詰(め)物】 (1)鳥・魚などの内部に詰めるため,別に調理したもの。また,それを詰めた料理の総称。スタッフ。 (2)荷造りをするときなど,中に入れる品物が動かないようにすき間に詰めるもの。パッキング。 (3)虫歯の穴をふさぐために詰めるゴム・セメントなどの材料。

つめ-よ・せる【詰(め)寄せる】🔗🔉

つめ-よ・せる [0][4] 【詰(め)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 つめよ・す すぐ近くに迫り近づく。押し寄せる。また,攻め寄せる。「『さあ出して頂戴』と女は―・せる/草枕(漱石)」[日葡]

つめ-よ・る【詰(め)寄る】🔗🔉

つめ-よ・る [0][3] 【詰(め)寄る】 (動ラ五[四]) そば近くまで寄っていく。激しい態度で迫る。「責任ある回答をしろと―・る」

つ・める【詰める】🔗🔉

つ・める [2] 【詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 つ・む (1)容器に物を,すき間がないように入れる。いっぱいに入れる。「おせちを重箱に―・める」「弁当を―・める」 (2)穴やすき間に物を入れてふさぐ。「すき間に新聞紙を―・める」 (3)長さや間隔を縮める。(ア)短くする。「寸法を―・める」「ズボンの丈(タケ)を―・める」(イ)間隔を縮める。「行間を―・める」「中ほどへお―・め下さい」(ウ)倹約する。切りつめる。「生活を―・める」「随分わしが身を―・め/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」 (4)通じないようにする。「逸見の声である。僕は息を―・めてゐた/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」 (5)(「根(コン)をつめる」の形で)ある物事を,長時間にわたって気力を集中して行う。「根を」を略した形も用いる。「あまり根を―・めると体にさわる」「猛暑のさなかに―・めて仕事をしたのがいけなかった」 (6)究極まで進める。「話を―・める」 (7)将棋で,敵の王将の逃げ場がないようにする。「金銀三枚で―・める」 (8)決められた場所に出向いて,待機する。「交番に―・めている」「交代で病院に―・める」 (9)動詞の連用形の下に付いて用いられる。(ア)絶え間なく…する。「働き―・める」「毎日通い―・める」(イ)徹底して…する。全面的に…する。「思い―・める」「張り―・める」(ウ)…して相手を窮地に追い込む。「追い―・める」「問い―・める」 (10)相手に迫り近づく。追いつめる。「やがて―・めて走りかかりければ/宇治拾遺 2」 〔「詰まる」に対する他動詞〕

つめろ【詰めろ】🔗🔉

つめろ [2] 【詰めろ】 「一手(イツテ)透き」に同じ。

つめ-ろう【詰め牢】🔗🔉

つめ-ろう ―ラウ 【詰め牢】 やっと人がはいる程度の狭い牢。「地へは七尺掘り入れ上三尺の―に/浄瑠璃・出世景清」

つめ【詰め】(和英)🔗🔉

つめ【詰め】 a stopper (栓(せん));→英和 a box(箱詰);→英和 bottled(瓶詰);checkmate (将棋の).→英和 (支店)〜になる be appointed[transferred]to (a branch office).

つめあわせ【詰め合せ】(和英)🔗🔉

つめあわせ【詰め合せ】 an assortment.→英和 〜の assorted.→英和

つめかえ【詰め替える】(和英)🔗🔉

つめかえ【詰め替える】 repack;refill;→英和 rebottle.

つめかける【詰めかける】(和英)🔗🔉

つめかける【詰めかける】 crowd;→英和 throng[flock].→英和

つめきる【詰め切る】(和英)🔗🔉

つめきる【詰め切る】 be in constant attendance;never leave.

つめこむ【詰め込む】(和英)🔗🔉

つめこむ【詰め込む】 pack[stuff];→英和 jam;→英和 crowdinto;squeeze;→英和 cram.→英和 ‖詰込教育 the cramming education.詰込勉強をする cram.

つめよる【詰め寄る】(和英)🔗🔉

つめよる【詰め寄る】 press[close in];→英和 draw near[close to].

つめる【詰める】(和英)🔗🔉

つめる【詰める】 stuff;→英和 fill;→英和 pack;→英和 cram;→英和 can (かんに);→英和 bottle (びんに);→英和 [穴を]stop (up);→英和 plug;→英和 [席を]make room;move;→英和 [短縮]⇒約(つづ)める;checkmate (将棋);→英和 hold(息を);→英和 cut down(経費を);[勤務]be stationed;be on duty.

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