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ざら🔗🔉

ざら ■一■ [0] (形動) どこにでもあって珍しくないさま。ありふれているさま。「そんな話は―にある」 ■二■ [1] (名) (1)「ざら紙」の略。「―一しめ」 (2)「ざらめ糖」の略。「赤―」

さら-あらい【皿洗い】🔗🔉

さら-あらい ―アラヒ [3] 【皿洗い】 食器を洗うこと。また,その人。

さらい-にこ【作礼而去】🔗🔉

さらい-にこ 【作礼而去】 説法に集まった人々が,終わるとともに仏に礼をして立ち去ること。諸経の結末にある句。「やがて,―まで通しはて給ふに/狭衣 2」

さら-いし【皿石】🔗🔉

さら-いし [0] 【皿石】 火口周辺に見いだされる皿のような形の溶岩片。阿蘇山のものが有名。

さらい-の-し【嗟来の食】🔗🔉

さらい-の-し 【嗟来の食】 〔「礼記(檀弓)」にある語。「さあ,来て食え」と言って与えられる食物のことから〕 無礼な態度で与えられる食べ物。人を見下げた振る舞い。

ざら-がみ【ざら紙】🔗🔉

ざら-がみ [0] 【ざら紙】 機械パルプが60パーセント以上,残りは化学パルプを用いて抄造した下級紙。紙面がざらざらしている。雑誌などに用いる。わら半紙。ざら。

さらけ-や・める【さらけ止める】🔗🔉

さらけ-や・める 【さらけ止める】 (動マ下一) 〔近世語〕 すっかりやめる。「足下幇間(タイコモチ)を―・めねえ/人情本・娘節用」

さら・ける【曝ける】🔗🔉

さら・ける [0] 【曝ける】 (動カ下一) さらけ出す。「楽屋を悉皆(スツカリ)―・けて御覧に入れます/社会百面相(魯庵)」

ざら-ざら🔗🔉

ざら-ざら ■一■ [0] (形動) 物の表面が滑らかでないさま。手触りが粗くひっかかるさま。「廊下が砂で―になる」「手が―に荒れる」 ■二■ [1] (副)スル (1)砂・砂利・豆など粒状のものが触れ合う音を表す語。「豆を―(と)袋に入れる」 (2)粗く滑らかでないさま。「舌が荒れて―(と)する」「―した声」

さらし-あめ【晒し飴】🔗🔉

さらし-あめ [3] 【晒し飴】 水飴を何度も伸ばして気泡を含ませ,白くした飴。

さらし-あん【晒し餡】🔗🔉

さらし-あん [0][3] 【晒し餡】 生餡を乾燥して粉末にしたもの。水と砂糖を加えて練って用いる。

さらし-い【晒し井】🔗🔉

さらし-い [3] 【晒し井】 夏,井戸さらえをすること。井戸がえ。[季]夏。

さらし-うり【晒売り】🔗🔉

さらし-うり 【晒売り】 江戸時代,奈良晒(ナラザラシ)を売り歩いた者。

さらし-こ【晒し粉】🔗🔉

さらし-こ [0] 【晒し粉】 (1)水酸化カルシウム(消石灰)に塩素ガスを吸収させて得られる白色の粉末。水溶液は次亜塩素酸イオンにより強い酸化力をもち,漂白剤・消毒剤として広く用いる。カルキ。クロル石灰。 (2)水でよく洗い白くした米の粉。

さらし-ぬの【晒し布】🔗🔉

さらし-ぬの [3] 【晒し布】 さらして白くした布。主として麻布にいう。

さらし-もめん【晒し木綿】🔗🔉

さらし-もめん [4] 【晒し木綿】 さらして白くした木綿。さらし。

さらし-やね【晒し屋根】🔗🔉

さらし-やね [4] 【晒し屋根】 天井のない屋根で,下から屋根裏が見えるもの。 →化粧(ケシヨウ)屋根裏

さらし-ろう【晒し蝋】🔗🔉

さらし-ろう ―ラフ [3] 【晒し蝋】 木蝋を日光にさらして漂白したもの。

さらし-の-あいかた【晒の合方】🔗🔉

さらし-の-あいかた ―アヒカタ 【晒の合方】 歌舞伎下座音楽の一。能管・太鼓・大太鼓に三味線がついて奏される合方{(3)}。荒事(アラゴト)の立ち回りや幕切れなどに用いられる。

さらしな【更科・更級】🔗🔉

さらしな [0] 【更科・更級】 (1)長野県の更級郡から更埴(コウシヨク)市にかけての地域名。姨捨(オバステ)山・田毎(タゴト)の月などの名所で知られる。また,蕎麦(ソバ)の産地。((歌枕))「我が心なぐさめかねつ―や姨捨山に照る月をみて/古今(雑上)」 (2)「更科蕎麦」の略。

さらしな-こ【更科粉】🔗🔉

さらしな-こ [4][0] 【更科粉】 ソバの実の中心部分を挽いた一番粉。御膳粉。

さらしなきこう【更科紀行】🔗🔉

さらしなきこう ―キカウ 【更科紀行】 俳諧紀行。一冊。松尾芭蕉作。1688〜89年成立。「笈(オイ)の小文」の旅を終え,京都から尾張に至り,木曾路を経て姨捨(オバステ)山の月をめで,江戸に帰る間の紀行文。

さらしなのき【更科記】🔗🔉

さらしなのき 【更科記】 ⇒悦目抄(エツモクシヨウ)

さらしめ【晒女】🔗🔉

さらしめ 【晒女】 歌舞伎舞踊の一。長唄。変化物「閏茲姿八景(マタココニスガタハツケイ)」の一。通称「近江のお兼」「団十郎娘」。1813年江戸森田座初演。大力で知られた近江の娘お兼が,所作立(シヨサダテ)・口説(クドキ)・盆踊り・布晒(ヌノザラ)しなどを見せる。

さら-せたい【新世帯】🔗🔉

さら-せたい 【新世帯】 「新所帯(アラジヨタイ)」に同じ。

さら-たて【皿立て】🔗🔉

さら-たて [2] 【皿立て】 飾りの皿を立てるための支え。

ざら-つ・く🔗🔉

ざら-つ・く [0] (動カ五[四]) ざらざらする。「砂で―・く床」

さら-と【皿斗】🔗🔉

さら-と [0] 【皿斗】 〔建〕 斗(マス)の一。下方に皿形の部分を付けた斗。法隆寺や東大寺南大門などに見られる。 →斗(マス)

さら-なる【更なる】🔗🔉

さら-なる [1] 【更なる】 (連体) 〔文語形容動詞「さら(更)なり」の連体形から〕 今以上の。いっそうの。「―ご支援をお願いいたします」

さらに-は【更には】🔗🔉

さらに-は 【更には】 (連語) その上に加えて。接続詞的に用いる。

さら-ぬ【然らぬ】🔗🔉

さら-ぬ [2] 【然らぬ】 ■一■ (連体) 〔■二■の一語化したもの〕 なんでもない。大したことでもない。「―顔」「―やうにてもてないて/平家 12」 ■二■ (連語) 〔動詞「然(サ)り」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」の連体形が付いたもの〕 そうでない。その他の。「軍人の帽又は―人の帽などの/浴泉記(喜美子)」「頭中将,左中弁,―君だちも/源氏(若紫)」

ざら-ば【ざら場】🔗🔉

ざら-ば [0] 【ざら場】 取引所での寄り付きから大引けまでの間,売り手と買い手が随時互いに相手を見つけ,条件が合うごとに個別的に売買を成立させる取引。また,その値段。 →板寄せ

さら-まなこ【皿眼】🔗🔉

さら-まなこ [3] 【皿眼】 しっかり見開いた目をたとえていう語。「風呂敷包を解いて―になつて,盗難品を検べて居る/吾輩は猫である(漱石)」

さら-まわし【皿回し】🔗🔉

さら-まわし ―マハシ [3] 【皿回し】 曲芸の一。棒・箸(ハシ)・煙管(キセル)・指などの先で皿を回す曲芸。また,それをする人。

ざら-め【粗目】🔗🔉

ざら-め [0] 【粗目】 (1)「粗目糖」の略。 (2)「粗目雪」の略。

ざらめ-とう【粗目糖】🔗🔉

ざらめ-とう ―タウ [0] 【粗目糖】 分蜜糖(ブンミツトウ)のうち,結晶粒のあらい,ざらざらした砂糖。ざらめ。ハード-シュガー。

ざらめ-ゆき【粗目雪】🔗🔉

ざらめ-ゆき [3] 【粗目雪】 ざらめ糖状の積雪。春の日に解け,日没後再び凍り,それを繰り返すうちに互いに連結して大きい粒子となったもの。

ざら-め・く🔗🔉

ざら-め・く [3] (動カ五[四]) 手触りがあらくて,ざらざらする。「山は―・いた土で松には適しさう/戸隠山紀行(美妙)」

さらやしき【皿屋敷】🔗🔉

さらやしき 【皿屋敷】 伝説の一。主家の家宝の皿を割って成敗され,井戸に投げ込まれたお菊が幽霊となって夜な夜な現れ,悲しげに皿の数を数えるというもの。浄瑠璃「播州皿屋敷」,河竹黙阿弥の歌舞伎「新皿屋敷月雨暈(ツキノアマガサ)」,岡本綺堂作「番町皿屋敷」などに脚色された。

さらやま【皿山】🔗🔉

さらやま 【皿山】 岡山県津山市南部にある山。久米の皿山。((歌枕))

さら-ゆ【更湯・新湯】🔗🔉

さら-ゆ [0][2] 【更湯・新湯】 沸かしたばかりで,まだだれも入浴していない風呂。あらゆ。

ざらり🔗🔉

ざらり [2][3] (副) (多く「と」を伴って) (1)表面がざらざらしたさま。「―とした手触り」 (2)なめらかでないものが触れ合って発する音を表す語。ざらざら。「雨の蘆辺も乱るる片男波,あなたへ―,こなたへ―/謡曲・蘆刈」 (3)残るところのないさま。残らず。「万事を底たたいて語りける。―と聞いて合点して/浮世草子・一代女 4」

さら-りん【娑羅林】🔗🔉

さら-りん [2] 【娑羅林】 ⇒しゃらりん(娑羅林)

ざら(和英)🔗🔉

ざら ⇒ざらに.

ざらがみ【ざら紙】(和英)🔗🔉

ざらがみ【ざら紙】 rough (printing) paper.

ざらざら(和英)🔗🔉

ざらざら ⇒ざらつく.

ざらつく(和英)🔗🔉

ざらつく 〔動〕feel rough;→英和 〔形〕rough;coarse.→英和

ざらに(和英)🔗🔉

ざらに 〜ある be (quite) common;be met with everywhere.

ざらめ【粗目】(和英)🔗🔉

ざらめ【粗目】 granulated sugar.

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