複数辞典一括検索+![]()
![]()
あ-ない【案内】🔗⭐🔉
あ-ない 【案内】
「あんない(案内)」の撥音「ん」の無表記。「誰ぞなど―するなるべし/源氏(宿木)」
あま【案摩・安摩】🔗⭐🔉
あま 【案摩・安摩】
舞楽の曲名の一。元来は天竺楽であるが,平安時代に改作されたといわれる。原則として二人舞,時に一人舞。舞人は衣冠をつけて笏(シヤク)を持ち,案摩の面(オモテ)をつけ,地鎮を意味する動作で舞う。普通,この舞と二の舞を続けて演ずる。案摩の舞。
案摩
[図]
[図]
あま-づら【案摩面】🔗⭐🔉
あま-づら [0] 【案摩面】
舞楽「案摩」の答舞「二の舞」に用いる腫面(ハレオモテ)の女面。また,それをかたどったもの。
あま-の-おもて【案摩の面】🔗⭐🔉
あま-の-おもて [1] 【案摩の面】
(1)舞楽の案摩の舞に用いる仮面。長方形の厚紙に白絹を貼り,目・鼻・口などを抽象的に描く。蔵面(ゾウメン)。
(2)上部に黒い山形,下部に黒いうろこ形の斑(フ)を描いてある白羽の矢。「―の羽付きたる平胡
(ヒラヤナグイ)の箙(エビラ)を負ひ/太平記 13」
(ヒラヤナグイ)の箙(エビラ)を負ひ/太平記 13」
あん【案】🔗⭐🔉
あん [1] 【案】
(1)考え。思いつき。アイデア。「いい―が浮かぶ」
(2)したがき。原案。「執行部の―を検討する」
(3)予想。もくろみ。計画。「―をたてる」「―を練る」
(4)物をのせる台。机。「此の経の―の前に立ちて/今昔 6」
(5)思慮。「―ノ深イ人/日葡」
あん=に落・つ🔗⭐🔉
――に落・つ
考えていたとおりになる。計略にはまる。「人のおしはかる―・つることもあらましかば/源氏(藤袴)」
あん=に相違
する🔗⭐🔉
――に相違
する
予想がはずれる。考えていたのと違う。案に違(タガ)う。「―
して彼が一着だった」
する
予想がはずれる。考えていたのと違う。案に違(タガ)う。「―
して彼が一着だった」
あん=に違(タガ)わず🔗⭐🔉
――に違(タガ)わず
かねて予想していたとおり。
あん=の内(ウチ)🔗⭐🔉
――の内(ウチ)
思っていたとおり。考えどおり。計画どおり。「南都の陣を追ひ落とさん事,―に候/太平記 19」
あん=の如(ゴト)く🔗⭐🔉
――の如(ゴト)く
考えていたように。思ったとおり。
あん=の外(ホカ)🔗⭐🔉
――の外(ホカ)
思いの外。予想外。意外。案外。「今日の内に寄りて攻めんこそ,彼奴は―にて,まどはめ/今昔 25」
あん-か【案下】🔗⭐🔉
あん-か [1] 【案下】
(1)机の下。机のそば。
(2)手紙の脇付に用いる語。机下(キカ)。
あん-がい【案外】🔗⭐🔉
あん-がい ―グワイ [1][0] 【案外】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)予想していたことと違うさま。予想外だ。意外だ。「叔母は―な顔をして/門(漱石)」
(2)無礼なこと。ふとどき。慮外。「―なる素野郎(スヤロウ)め/浄瑠璃・先代萩」
■二■ (副)
思いのほか。意外にも。「やってみれば―うまくいくものだ」
あん-けん【案件】🔗⭐🔉
あん-けん [0] 【案件】
(1)問題となっている事柄。
(2)調査・審議をすべき事柄。「重要―」
あんざん-し【案山子】🔗⭐🔉
あんざん-し [3] 【案山子】
かかし。
あんじ【案じ】🔗⭐🔉
あんじ 【案じ】
〔動詞「あんず」の連用形から〕
(1)心配。気苦労。「お増は母親に―をさせじと/人情本・英対暖語」
(2)考え。計画。工夫。「むくのすそもやうもこいつあ―だ/洒落本・娼妓絹
」
」
あんじ-がお【案じ顔】🔗⭐🔉
あんじ-がお ―ガホ [0] 【案じ顔】
心配げな顔つき。考え事をしているような顔。
あんじ-ごと【案じ事】🔗⭐🔉
あんじ-ごと [0][5] 【案じ事】
気がかりなこと。心配事。
あんじ-すごし【案じ過(ご)し】🔗⭐🔉
あんじ-すごし [0] 【案じ過(ご)し】
度をこして心配すること。取り越し苦労。「不便(フビン)な目を見ようかと―がせらるるぞや/浄瑠璃・重井筒(中)」
あん-じゅ【案主】🔗⭐🔉
あん-じゅ [1] 【案主】
〔「あんず」とも〕
文書記録を保管し,故実の調査にあたる職。平安時代の律令制下,故実尊重の風潮とともに現れた職で,六衛府(ロクエフ)・検非違使庁(ケビイシノチヨウ)・院庁(インノチヨウ)・摂関家政所(セツカンケマンドコロ)・国郡司・荘園などに置かれた。鎌倉幕府では政所に置かれた。
あん-しゅつ【案出】🔗⭐🔉
あん-しゅつ [0] 【案出】 (名)スル
工夫して考え出すこと。「新しい方法を―する」
あん・じる【案じる】🔗⭐🔉
あん・じる [0][3] 【案じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「案ずる」の上一段化〕
「案ずる」に同じ。「一策を―・じる」
あん・ずる【案ずる】🔗⭐🔉
あん・ずる [0][3] 【案ずる】 (動サ変)[文]サ変 あん・ず
(1)あれこれと考える。工夫する。「一計を―・ずる」
(2)心配する。気にかける。「身の上を―・ずる」
→あんじる
案ずるより産むが易(ヤス)し🔗⭐🔉
案ずるより産むが易(ヤス)し
物事は,実際に行なってみると,事前に心配していたほど難しくはない。
あんずる-に【案ずるに・按ずるに】🔗⭐🔉
あんずる-に [3] 【案ずるに・按ずるに】 (連語)
考えてみるに。多く冒頭に置き,自分の考えを述べるときに用いる。「―和歌または仏説に染みてより其情巧みになりしものならん/日本開化小史(卯吉)」
あん-とう【案頭】🔗⭐🔉
あん-とう [0] 【案頭】
机の上。案上。「―の電灯を点ぜざれば/日乗(荷風)」
あん-ない【案内】🔗⭐🔉
あん-ない [3] 【案内】 (名)スル
(1)人を,その希望する所へ導いて行くこと。「―所」「先に立って―する」
(2)説明したりしながら人にある場所などを見せてまわること。また,その人。「館内を―する」「―人」
(3)物事の詳細,事情を知らせること。しらせ。「入学―」「―図」「―状」
(4)事情や様子をよく知っていること。「その方面には不―だ」
→ごあんない
(5)人の来訪や用向きを伝えること。取り次ぎ。「受付で―を請う」
(6)文書,文案の内容。また特に,官庁の先例や内規を書写した文書。「頭の弁して―は奏せさせ給ふめり/紫式部日記」
(7)詳細や事情を尋ねること。「露ばかりにても,漏らし奏し給ふ事やありしと―したまへど/源氏(薄雲)」
〔中古の仮名書きの文では「ん」を表記せずに「あない」と書くことが多い。上代から文案の内容の意で用いられ,中古以降,内容・事情の意となった。「案内申す」から(3)(5)の意が生じた〕
あんない-き【案内記】🔗⭐🔉
あんない-き [3] 【案内記】
旅行者のために,その土地の名所・旧跡・交通手段などをしるした書物。
あんない-こうこく【案内広告】🔗⭐🔉
あんない-こうこく ―クワウ― [5] 【案内広告】
新聞や週刊誌で,求人・求職・不動産売買などの小広告。
あんない-しゃ【案内者】🔗⭐🔉
あんない-しゃ [3] 【案内者】
(1)導いて行く人。先導者。
(2)事情に通じている人。「東国の―とて,長井の斎藤別当実盛をめして/平家 5」
あんない-しょ【案内書】🔗⭐🔉
あんない-しょ [5][0] 【案内書】
解説書。入門書。「旅行―」「入学―」
あんない-じょう【案内状】🔗⭐🔉
あんない-じょう ―ジヤウ [0] 【案内状】
(1)催し物の日時・内容等を知らせる書状。
(2)招待客への書状。招待状。
あんない-せん【案内線】🔗⭐🔉
あんない-せん [0] 【案内線】
洋服などの製図で,曲線を引くための目安としてあらかじめ引いておく線。
あんない-ばね【案内羽根】🔗⭐🔉
あんない-ばね [3] 【案内羽根】
⇒固定羽根(コテイバネ)
あんない-ぼうえんきょう【案内望遠鏡】🔗⭐🔉
あんない-ぼうえんきょう ―バウ
ンキヤウ [0] 【案内望遠鏡】
目的とする天体を主望遠鏡やカメラに導き入れるためのファインダーや,天体の動きを正確に追跡する小形の望遠鏡。大形の天体写真儀などに装架する。
ンキヤウ [0] 【案内望遠鏡】
目的とする天体を主望遠鏡やカメラに導き入れるためのファインダーや,天体の動きを正確に追跡する小形の望遠鏡。大形の天体写真儀などに装架する。
あんない-もう【案内申】🔗⭐🔉
あんない-もう ―マウ 【案内申】 (連語)
〔「もう」は「申す」の略〕
他人を訪問したとき取り次ぎを請う言葉。たのもう。ごめん下さい。「やがて案内申さう。物申う,―/狂言・塗師」
あん-の-じょう【案の定】🔗⭐🔉
あん-の-じょう ―ヂヤウ [3] 【案の定】 (副)
思ったとおり。「―あいつのしわざだ」
あん-ぶん【案分・按分】🔗⭐🔉
あん-ぶん [0] 【案分・按分】 (名)スル
物品や金銭などを,基準となる数量に比例して割りふること。「出資額に応じて,利益を―する」
あん-ぶん【案文】🔗⭐🔉
あん-ぶん [0] 【案文】
(文書の)案として書いた文章。
かかし【案山子・鹿驚】🔗⭐🔉
かかし [0] 【案山子・鹿驚】
〔「かがし」とも。「嗅(カガ)し」の転か〕
(1)鳥獣が田畑を荒らすのを防ぐために,獣肉・魚の頭・毛髪などを焼いて串(クシ)に刺して立て,その悪臭で追い払うもの。しかおどし。かがせ。
(2)作物を荒らす鳥獣を脅すため,田畑に立てる人形。そおず。[季]秋。《秋風の動かして行く―かな/蕪村》
そおず【案山子】🔗⭐🔉
そおず ソホヅ 【案山子】
〔「そおど」の転〕
かかし。「あしひきの山田の―/古今(雑体)」
そおど【案山子】🔗⭐🔉
そおど ソホド 【案山子】
かかし。そおず。「少名毘古那の神を顕はし白(モウ)せし謂はゆる久延毘古は,いまに山田の―といふぞ/古事記(上)」
あん【案】(和英)🔗⭐🔉
あんがい【案外】(和英)🔗⭐🔉
あんけん【案件】(和英)🔗⭐🔉
あんずる【案ずる】(和英)🔗⭐🔉
あんずる【案ずる】
⇒案じる.〜より産むが易し Fear is often greater than the danger.→英和
あんない【案内】(和英)🔗⭐🔉
あんない【案内】
(1) guidance;→英和
conduct.→英和
(2)[取次]announcement.(3)[招待]invitation.→英和
(4)[通知]a notice;→英和
advice.→英和
〜する (1) guide;→英和
conduct;show;→英和
lead.→英和
(2) invite;→英和
ask.→英和
(3) notify;→英和
advise.→英和
町を〜する show a person over the town.→英和
〜を乞う knock at the door.→英和
‖案内書 a guide (book).案内所<米>an information desk;<英>an inquiry office.案内状 an invitation.案内人 a guide;an usher (劇場の).
あんのじょう【案の定】(和英)🔗⭐🔉
あんのじょう【案の定】
as one expected.
あんぶん【案分する】(和英)🔗⭐🔉
あんぶん【案分する】
divideproportionally.‖案分比例 proportional distribution.
かかし【案山子】(和英)🔗⭐🔉
かかし【案山子】
a scarecrow.→英和
大辞林に「案」で始まるの検索結果 1-55。