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うち-ばり【梁】🔗🔉

うち-ばり 【梁】 ⇒うつばり(梁)

うつ-ばり【梁】🔗🔉

うつ-ばり [0] 【梁】 棟(ムネ)の重みを支えるために,棟と直角に柱と柱の間に渡した横木。うちばり。はり。うつはり。

うつばり=の塵(チリ)を動かす🔗🔉

――の塵(チリ)を動かす 「梁塵(リヨウジン)を動かす」に同じ。

うつばり=の燕(ツバメ)🔗🔉

――の燕(ツバメ) 子を思う親の愛情が深いことのたとえ。「―も子故小蛇の餌とはなる/幸若・山中常盤」

はり【梁】🔗🔉

はり [2] 【梁】 (1)屋根や上階の床の重さを受け支えるために,柱上に渡される横木の総称。うつばり。 →桁(ケタ) (2)材軸に対して直角あるいは斜めの荷重を受け,この荷重を支点に伝える細長い水平材一般をいう。ビーム。 (3)算盤(ソロバン)の用語。五玉と一の玉の境に設けた横木。

はり-ま【梁間】🔗🔉

はり-ま [0] 【梁間】 (1)「梁行(ハリユキ)」に同じ。 (2)スパン{(1)}に同じ。

はり-ゆき【梁行】🔗🔉

はり-ゆき [0] 【梁行】 建物の梁に平行な方向。梁間(ハリマ)。 ⇔桁(ケタ)行

やな【梁・簗】🔗🔉

やな [1] 【梁・簗】 川の瀬を両岸より杭・竹・石などでせき,一か所をあけてそこに簀(ス)を張り,流れを上り下る魚をその上で捕らえる仕掛け。[季]夏。 梁 [図]

やな=を打・つ🔗🔉

――を打・つ 梁を仕掛ける。

やな-うんじょう【梁運上・簗運上】🔗🔉

やな-うんじょう ―ウンジヤウ [3] 【梁運上・簗運上】 江戸時代,梁を用いて川で漁猟する者に課せられた税。

やながわ【梁川】🔗🔉

やながわ ヤナガハ 【梁川】 福島県北東部,伊達郡の町。福島盆地の北東部で,阿武隈川が北東流する。

やながわ【梁川】🔗🔉

やながわ ヤナガハ 【梁川】 姓氏の一。

やながわ-こうらん【梁川江蘭】🔗🔉

やながわ-こうらん ヤナガハカウラン 【梁川江蘭】 (1804-1879) 幕末・明治初期の漢詩人。美濃の人。名は景婉,字(アザナ)は月華・道華,江蘭は号。夫の梁川星巌と各地を遊歴して文人生活を送った。著「紅蘭小集」

やながわ-せいがん【梁川星巌】🔗🔉

やながわ-せいがん ヤナガハ― 【梁川星巌】 (1789-1858) 江戸末期の漢詩人。美濃の人。名は孟緯,字(アザナ)は公図。江戸で山本北山に学び,神田に玉池吟社を開き優秀な門人が輩出した。のち京都で,頼(ライ)三樹三郎ら勤王の志士と交わり尊王攘夷を唱える。妻紅蘭も漢詩人として知られる。著「星巌集」「春雷余響」など。

やな-す【梁簀】🔗🔉

やな-す [0] 【梁簀】 河川に張り立てて魚を捕らえるための装置で,篠竹を編んで作った簀。[和名抄]

やな-せ【梁瀬】🔗🔉

やな-せ [0] 【梁瀬】 梁を設けてある瀬。

やなだ【梁田】🔗🔉

やなだ 【梁田】 姓氏の一。

やなだ-ぜいがん【梁田蛻巌】🔗🔉

やなだ-ぜいがん 【梁田蛻巌】 (1672-1757) 江戸中期の儒学者。江戸の人。名は邦美,字(アザナ)は景鸞,通称,新六。人見竹洞に入門し朱子学を学び,新井白石・室鳩巣と交友,加納藩・明石藩に仕えた。性磊落(ライラク)で,詩文においてもその雄渾(ユウコン)さで知られた。著「蛻巌詩文集」など。

りょう【梁】🔗🔉

りょう リヤウ 【梁】 中国の国名。 (1)戦国時代の魏(ギ)が紀元前362年に大梁(今の開封)に遷都して以後の国号。 (2)南朝の一(502-557)。南斉の蕭衍(シヨウエン)(武帝)が斉の禅譲を受けて建国。都は建康(南京)。仏教が栄え,六朝文化の盛期を画したが,のち侯景の乱が起こり,陳に国を奪われた。 (3)五代の一。 →後梁

りょう-えん【梁園・梁苑】🔗🔉

りょう-えん リヤウン [0] 【梁園・梁苑】 (1)宮廷の庭園。 (2)皇族。親王家。たけのその。「よく―左右の陣をかためて/平家 4」 (3)中国,漢代梁の孝王が築いた庭園の名。竹が多く修竹園ともいわれた。

りょう-かい【梁楷】🔗🔉

りょう-かい リヤウ― 【梁楷】 中国,南宋の画家。梁風子と号す。寧宗の嘉泰年間(1201-1204)に画院の待詔となる。精密な描写のほかに,極端に筆数を略す減筆体の人物画を描き,室町期の禅画・水墨画に大きな影響を与えた。代表作「李白行吟図」「出山釈迦図」など。生没年未詳。

りょう-けいちょう【梁啓超】🔗🔉

りょう-けいちょう リヤウケイテウ 【梁啓超】 (1873-1929) 中国,清末・民国の学者・政治家。字(アザナ)は卓如,号は任公。康有為に師事,戊戌(ボジユツ)の変法自強運動では中心となって活躍したが,失敗し,日本に亡命。民国成立後は司法総長。著「清代学術概論」「先秦(センシン)政治思想史」など。リアン=チーチャオ。

りょう-ざい【梁材】🔗🔉

りょう-ざい リヤウ― [0] 【梁材】 船体の横強力を保つ主材で,各助材の上部を左右に連結する横置きの力材。その上に甲板が張られる。ビーム。

りょうざん-ぱく【梁山泊】🔗🔉

りょうざん-ぱく リヤウザン― 【梁山泊】 中国,山東省西部の梁山のふもとにあった黄河の氾濫原。北宋末,宋江(ソウコウ)の反乱軍が拠(ヨ)った地。「水滸伝(スイコデン)」に宋江を首領とする一〇八人の豪傑が集まった所と脚色されて以来,慷慨(コウガイ)の士や豪傑の集まりたむろする所の意にいう。

りょうじょ【梁書】🔗🔉

りょうじょ リヤウジヨ 【梁書】 中国,二十四史の一。南朝の梁の歴史を記した書。五六巻。唐の魏徴・姚思廉(ヨウシレン)の撰。629年成立。本紀六巻,列伝五〇巻。

りょう-じょう【梁上】🔗🔉

りょう-じょう リヤウジヤウ [0] 【梁上】 はりの上。

りょうじょう=の君子(クンシ)🔗🔉

――の君子(クンシ) (1)〔「後漢書(陳寔伝)」による。陳寔(チンシヨク)が梁上にひそんでいる盗賊をさしていった語〕 盗賊。どろぼう。 (2)転じて,ねずみの称。

りょう-じん【梁塵】🔗🔉

りょう-じん リヤウヂン [0] 【梁塵】 (1)梁(ハリ)の上に積もるちり。 (2)〔「梁塵を動かす」の故事から〕 すばらしい音楽。

りょうじん=を動かす🔗🔉

――を動かす 〔中国漢代,魯の虞公は声が清らかで歌うと梁の上のちりまで動いたという「劉向別録」の故事から〕 歌や音楽にすぐれていることのたとえ。

りょうじんぐあんしょう【梁塵愚案抄】🔗🔉

りょうじんぐあんしょう リヤウヂングアンセウ 【梁塵愚案抄】 歌謡注釈書。二巻。一条兼良著。1455年までに成立。上巻に神楽歌,下巻に催馬楽(サイバラ)を漢字仮名交じり文にして収め,注釈を施したもの。

りょうじんひしょう【梁塵秘抄】🔗🔉

りょうじんひしょう リヤウヂンヒセウ 【梁塵秘抄】 歌謡集。後白河法皇撰。一二世紀後半の成立。本来,今様歌謡を集めた「梁塵秘抄」一〇巻と院の口伝を記した「梁塵秘抄口伝集」一〇巻とから成っていたらしいが,現存するのは「秘抄」巻一の抄出と巻二および「口伝集」巻一の小部分と巻一〇のみ。歌謡は,物尽くし,道行風の列挙形式が多い。

りょうせん【梁川】🔗🔉

りょうせん リヤウセン 【梁川】 ⇒綱島(ツナシマ)梁川

りょう-そうめい【梁漱溟】🔗🔉

りょう-そうめい リヤウ― 【梁漱溟】 (1893-1988) 中国の哲学者・社会運動家。中国文化を擁護・復興する立場から郷村自治運動に専念。著「東西文化とその哲学」。リアン=シューミン。

りょう-ぼく【梁木】🔗🔉

りょう-ぼく リヤウ― [0] 【梁木】 4メートルくらいの高さに梁(ハリ)のような木材を渡した体操用具。これにつり棒・つり縄・つり輪などをかける。

はり【梁】(和英)🔗🔉

はり【梁】 a beam.→英和

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