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うつ‐ばり【梁】🔗🔉

うつ‐ばり【梁】 (内張りの意。平安頃まで「うつはり」とも) 1 柱と柱の上に渡し、棟の重みを受けて屋根を支えるもの。横木。うちばり。梁(はり)。 2 (1から比喩的に)ある組織を支える中心的な存在。また、そのような人。棟梁(とうりょう)。*書紀‐推古三年五月(岩崎本訓)「三宝の棟梁(むねウツハリ)と為(な)る」 ●梁の塵(ちり)を=動かす[=踊らす] =りょうじん(梁塵)を動かす ●梁の燕(つばめ) 梁(はり)に巣をつくり雛を育てる燕の意で、わが子を思う親の深い愛情のたとえにいう。

●梁の塵(ちり)を=動かす[=踊らす]🔗🔉

●梁の塵(ちり)を=動かす[=踊らす] =りょうじん(梁塵)を動かす ●梁の燕(つばめ) 梁(はり)に巣をつくり雛を育てる燕の意で、わが子を思う親の深い愛情のたとえにいう。 うつ‐びょう【鬱病】(‥ビャウ) 躁鬱病の一つの型で、憂鬱になり、食欲もなく、口数も少なく、外に出たがらない症状のもの。メランコリー。抑鬱症。⇔躁病

●梁の燕(つばめ)🔗🔉

●梁の燕(つばめ) 梁(はり)に巣をつくり雛を育てる燕の意で、わが子を思う親の深い愛情のたとえにいう。 うつ‐びょう【鬱病】(‥ビャウ) 躁鬱病の一つの型で、憂鬱になり、食欲もなく、口数も少なく、外に出たがらない症状のもの。メランコリー。抑鬱症。⇔躁病

おお‐あわ【大粟・梁】(おほあは)🔗🔉

おお‐あわ【大粟・梁】(おほあは) アワの最も普通の系統で、稈(かん)は高さ一〜一・五メートルになる。葉は細長く、先が次第にとがって縁に細かい鋸歯がある。夏、茎の頂に小花が密生した長さ一五〜二〇センチメートルになる円柱形で一方に傾いた花穂をつける。実は小粒で内部は黄色を帯びる。ヨーロッパ原産で日本でも古くから栽培、食用とされた。アワを大別して、オオアワとコアワに分けるが、オオアワを単にアワと呼ぶこともある。おにあわ。さるあわ。しまあわ。はあわ。ごぜんあわ。ししくわず。《季・秋》

はり【梁】🔗🔉

はり【梁】 (「はり」は「張り」で、「うつばり(梁)」の意) 1 柱の上にはり渡し、上に束や扠首(さす)をおき屋根をささえるための横木。上部の重みをささえたり、柱を強固にしたりする。 2 細長い材料がそれぞれの支点でささえられ、材に直角または斜めに曲げの力がはたらいているもの。ビーム。

はり‐ま【梁間】🔗🔉

はり‐ま【梁間】 1 梁の長さ、すなわち梁の支点間の距離。 2 梁行の間数。

はり‐ゆき【梁行】🔗🔉

はり‐ゆき【梁行】 建物の梁に平行な方向。

やな【梁・簗】🔗🔉

やな【梁・簗】 川の瀬に杭を打ち並べて水をせきとめ、一か所をあけて簀(す)を張り、魚をそこに受けて取る仕掛け。また、そこでとれた魚。《季・夏》〔書紀‐神武即位前〕 ●梁を=打(う)つ[=刺す] 梁をつくり、仕掛ける。《季・夏》

●梁を=打(う)つ[=刺す]🔗🔉

●梁を=打(う)つ[=刺す] 梁をつくり、仕掛ける。《季・夏》 や‐な (間投助詞「や」と「な」の重なったもの)体言および活用語の終止形を受け、詠嘆を表す。*源氏‐浮舟「よからずの右近がさまやな」

やな‐うんじょう【梁運上】(‥ウンジャウ)🔗🔉

やな‐うんじょう【梁運上】(‥ウンジャウ) 江戸時代、梁を設けて川魚をとる者に課した税。

やながわ【梁川】(やながは)🔗🔉

やながわ【梁川】(やながは) 姓氏。

やながわ‐せいがん【梁川星巌】(やながは‥)🔗🔉

やながわ‐せいがん【梁川星巌】(やながは‥) 江戸後期の漢詩人。美濃国(岐阜県)の人。名は孟緯、字は公図。星巌はその号。古賀精里、山本北山に学ぶ。江戸に玉池吟社を開いた。のち京都で勤王の志士と交わり尊王攘夷を唱えた。著「星巌集」「春雷余響」など。(一七八九〜一八五八)

やな‐くずれ【梁崩】(‥くづれ)🔗🔉

やな‐くずれ【梁崩】(‥くづれ) 梁のくずれること。しかけた梁がこわれること。

やな‐す【梁簀】🔗🔉

やな‐す【梁簀】 梁漁に用いられる簀。→梁(やな)

やな‐せ【梁瀬】🔗🔉

やな‐せ【梁瀬】 梁をしかけてある川瀬。《季・夏》

やなだ【梁田】🔗🔉

やなだ【梁田】 姓氏。

やなだ‐ぜいがん【梁田蛻巌】🔗🔉

やなだ‐ぜいがん【梁田蛻巌】 江戸中期の儒者。江戸の人。名は邦美、字は景鸞。通称新六。山崎闇斎の学を学び、詩文に長じた。加納侯、明石侯に仕えた。磊落(らいらく)で慷慨の気象に富んだため、覇儒(はじゅ)と称せられた。著に詩文集「蛻巌集」など。(一六七二〜一七五七)

やな‐ぼこり【梁誇】🔗🔉

やな‐ぼこり【梁誇】 魚が梁の上などにおどりはねること。*古今六帖‐三「瀬にふす鮎のやなほこりして」

りょう【梁】(リャウ)🔗🔉

りょう【梁】(リャウ) 中国、戦国時代の魏が、紀元前三六一年に大梁(開封)に遷都した以後の国号。 中国の南北朝第三の王朝(五〇二〜五五七年)。蕭衍(武帝)が斉の禅譲を受けて建国。南朝文化の最盛期を現出したが、六代で陳に滅ぼされた。 中国の五代最初の王朝(九〇七〜九二三年)。通称は後梁。朱全忠(太祖)が唐を滅ぼして建国。二代で後唐に滅ぼされた。首都は開封。

りょう‐えん【梁園・梁苑】(リャウヱン)🔗🔉

りょう‐えん【梁園・梁苑】(リャウヱン) 中国漢代に、文帝の子、梁の孝王が現在の河南省商丘県の東に築いた園の名。竹が多く、修竹園とも呼ばれた。兎園(とえん)。 1 宮室の庭園。 2 転じて、皇室の血統、皇族をいう。竹園。たけのそのう。たけのその。

りょう‐かい【梁楷】(リャウ‥)🔗🔉

りょう‐かい【梁楷】(リャウ‥) 一二世紀から一三世紀の、中国南宋の画家。寧宗の嘉泰年間(一二〇一〜〇四)に画院の待詔となり、名誉の金帯を賜った。山水・人物・道釈・鬼神を得意としたが、その作品には草々たる減筆体のものと、精妙の体のものとがある。室町時代以降、わが国の水墨画壇に大きな影響を与えた。生没年不詳。

りょう‐けいちょう【梁啓超】(リャウケイテウ)🔗🔉

りょう‐けいちょう【梁啓超】(リャウケイテウ) 中国、清末民国初期の政治家・思想家。広東の人。号は任公。康有為に師事し、立憲君主制を主張、戊戌(ぼじゅつ)の改革を行ったが失敗、日本に亡命した。東京では孫文らの同盟会と対坑して保皇会を作る。民国時代は司法総長などを歴任した。著「中国歴史研究法」「清代学術概論」など。(一八七三〜一九二九)

りょうざん‐ぱく【梁山泊】(リャウザン‥)🔗🔉

りょうざん‐ぱく【梁山泊】(リャウザン‥) 中国山東省の西部、(えん)州の東南、梁山の麓にあった沼。鉅野沢(きょやたく)ともいった。天険の地で、古来、盗賊、謀反軍の根拠地となっていたが、北宋末期に続発した反乱の一つである宋江の一味の故事が、南宋の講談の中で、この地にたてこもったとされ、それが「水滸伝」に記述されてから、転じて、一般に、豪傑や豪傑気どりの野心家などの集合するところをいう。

りょう‐しゅう【梁州】(リャウシウ)🔗🔉

りょう‐しゅう【梁州】(リャウシウ) 中国、禹の九州の一つ。現在の陜西省南部と四川省の大部分にあたる。

りょうしょ【梁書】(リャウショ)🔗🔉

りょうしょ【梁書】(リャウショ) 中国の正史、二十五史の一つ。五六巻。唐の太宗の時、姚思廉等奉勅撰。六二九年完成。本紀六巻・列伝五〇巻からなる南朝梁の史書。

りょう‐じょう【梁上】(リャウジャウ)🔗🔉

りょう‐じょう【梁上】(リャウジャウ) 梁(うつばり)の上。 ●梁上の君子(くんし) 1 (「後漢書‐陳寔伝」の「有盗夜入其室、止於梁上、寔陰見、乃起自整払、呼命子孫、正色訓之曰、夫人不自勉、不善之人未必本悪、習以性成、遂至於此、梁上君子者是矣、盗大驚、自投於地、稽罪」による)盗賊。ぬすびと。梁上公。 2 転じて、鼠(ねずみ)。

●梁上の君子(くんし)🔗🔉

●梁上の君子(くんし) 1 (「後漢書‐陳寔伝」の「有盗夜入其室、止於梁上、寔陰見、乃起自整払、呼命子孫、正色訓之曰、夫人不自勉、不善之人未必本悪、習以性成、遂至於此、梁上君子者是矣、盗大驚、自投於地、稽罪」による)盗賊。ぬすびと。梁上公。 2 転じて、鼠(ねずみ)。 りょう‐じょう【領状】(リャウジャウ) 1 仰せを承諾して受け入れること。伏して従うこと。*平家‐一二「其後維義かひがひしう領状す」 2 特に、書状で承諾の返事をすること。また、その書状。返書。

りょう‐じん【梁塵】(リャウヂン)🔗🔉

りょう‐じん【梁塵】(リャウヂン) 1 梁(うつばり)の上につもっているちり。 2 (「梁塵を動かす」の故事から転じて)歌謡・音楽。 ●梁塵を動(うご)かす (中国漢代、美声で知られた魯の虞公が歌うと梁の上の塵まで動いたという「文選」の成公綏「嘯賦」の李善注に引く、劉向の「七略別録」に見える故事から)歌声のすぐれているたとえ。音楽にすぐれていることの形容。

●梁塵を動(うご)かす🔗🔉

●梁塵を動(うご)かす (中国漢代、美声で知られた魯の虞公が歌うと梁の上の塵まで動いたという「文選」の成公綏「嘯賦」の李善注に引く、劉向の「七略別録」に見える故事から)歌声のすぐれているたとえ。音楽にすぐれていることの形容。 りょうしん‐おん【両唇音】(リャウシン‥) 上下の唇を調音器官として発音される子音。両唇を密着させることによる閉鎖破裂音[p][b][m]、接近させることによる摩擦音[Ф][w]など。

りょうじんぐあんしょう【梁塵愚案抄】(リャウヂングアンセウ)🔗🔉

りょうじんぐあんしょう【梁塵愚案抄】(リャウヂングアンセウ) 歌学書。一条兼良著。康正の頃成立。神楽注秘抄一巻と催馬楽注秘抄一巻から成る。神楽と催馬楽を注釈したもの。

りょうじんひしょう【梁塵秘抄】(リャウヂンヒセウ)🔗🔉

りょうじんひしょう【梁塵秘抄】(リャウヂンヒセウ) 平安末期の歌謡集。後白河院編。巻一残簡・巻二、および口伝集巻一・巻一〇が現存。もとは歌詞一〇巻口伝集一〇巻であったらしい。嘉応元年までに口伝集の大部分が成立。現存本では五百数十の今様を長歌、古柳(こやなぎ)、今様、法文歌、四句神歌(しくのかみうた)、二句神歌などに分類して収載。

りょう‐にく【梁肉】(リャウ‥)🔗🔉

りょう‐にく【梁肉】(リャウ‥) よい米と肉。転じて、うまい食物。美食。

りょう‐ぼく【梁木】(リャウ‥)🔗🔉

りょう‐ぼく【梁木】(リャウ‥) 1 棟(むね)とうちちがいに柱の上に渡して屋根を支える材木。はり。うつばり。 2 (孔子が、自身の死を前にして「泰山其頽乎、梁木其壊乎、哲人其萎乎」と歌ったという「礼記‐檀弓上」の故事から)すぐれた人、明哲の人のたとえ。特に、「壊(やぶれ)る」「顛(くつがえ)る」「摧(くだけ)る」などの語を伴って、その死をいたむのに用いる。 3 体操に用いる器械の一つ。地上に数メートルを隔てて高さ約四メートルの柱を二本立て、その柱の頂に横木を渡して、これにつり縄・つり輪・つり棒などをかけ、梁の両端にはしごをかけたもの。

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