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うつ‐ばり【×梁】🔗⭐🔉
うつ‐ばり【×梁】
《内張りの意。平安時代までは「うつはり」》屋根の重みを支えるための横木。はり。
梁の塵(ちり)を動か・す🔗⭐🔉
梁の塵(ちり)を動か・す
「梁塵(りようじん)を動かす」に同じ。
はり【×梁】🔗⭐🔉
はり【×梁】
構造物の上部からの荷重を支えるため、または柱をつなぐために架け渡す水平材。特に、桁(けた)に対して直角に渡されたものをさす。
はり‐ゆき【×梁行】🔗⭐🔉
やな【×梁・×簗】🔗⭐🔉
やな【×梁・×簗】
川の瀬に杭(くい)などを八の字形に並べ、水をせき止めて一か所をあけ、そこに梁簀(やなす)を張って流れてくる魚を受けて捕る仕掛け。上り梁・下り梁などがある。《季 夏》「手に足に逆まく水や―つくる/泊雲」◆「簗」は国字。
梁を打・つ🔗⭐🔉
梁を打・つ
梁の仕掛けを作る。
やな‐うんじょう【×梁運上・×簗運上】‐ウンジヤウ🔗⭐🔉
やな‐うんじょう【×梁運上・×簗運上】‐ウンジヤウ
江戸時代、川に梁を設けて魚を捕る者に課した税。
やながわ‐せいがん【梁川星巌】やながは‐🔗⭐🔉
やながわ‐せいがん【梁川星巌】やながは‐
[一七八九〜一八五八]江戸後期の漢詩人。美濃の人。名は孟緯。字(あざな)は公図。江戸で古賀精里・山本北山に学び、神田に玉池(ぎよくち)吟社を開いた。のち京都に住み、勤王の志士と交わって国事に奔走。妻紅蘭も漢詩人。著「星巌集」など。
やな‐す【×梁×簀】🔗⭐🔉
やな‐す【×梁×簀】
竹や葦(あし)を編んで作った簀。梁の魚道に張る。《季 夏》
やな‐せ【×梁瀬】🔗⭐🔉
やな‐せ【×梁瀬】
梁をしかけてある瀬。《季 夏》
やなだ‐ぜいがん【梁田蛻巌】🔗⭐🔉
やなだ‐ぜいがん【梁田蛻巌】
[一六七二〜一七五七]江戸中期の儒学者。江戸の人。名は邦美(くによし)。字(あざな)は景鸞(けいらん)。山崎闇斎に師事、朱子学を学び、また、仏教・神道・漢詩文にも通じていた。著「蛻巌集」など。
りょう【梁】リヤウ🔗⭐🔉
りょう【梁】リヤウ
中国の国名。
戦国時代、魏(ぎ)の恵王が都を大梁(開封)に移してからのちの称。
南北朝時代の南朝の一。五〇二年、斉の蕭衍(しようえん)が斉の禅譲を受けて建国。建康(南京)を都とし、南朝の最盛期を現出したが、五四八年、侯景の乱以後衰退し、五五七年、陳に滅ぼされた。
後梁(こうりよう)




りょう‐かい【梁楷】リヤウ‐🔗⭐🔉
りょう‐かい【梁楷】リヤウ‐
中国、南宋の画家。東平(山東省)の人。号、梁風子。嘉泰年間(一二〇一〜一二〇四)画院の待詔となる。精妙な山水画・道釈画のほかに減筆体の人物画にもすぐれ、日本の室町時代の水墨画に大きな影響を与えた。生没年未詳。
りょう‐けいちょう【梁啓超】リヤウケイテウ🔗⭐🔉
りょう‐けいちょう【梁啓超】リヤウケイテウ
[一八七三〜一九二九]中国、清末・民国の政治家・学者。広東省新会県の人。字(あざな)は卓如。号、任公。康有為に師事し、戊戌(ぼじゆつ)の改革に参加したが、失敗して日本に亡命。辛亥(しんがい)革命後、帰国して立憲党を基盤に進歩党を組織。司法総長などを歴任。著「清代学術概論」など。リアン=チーチャオ。
りょうざん‐ぱく【梁山泊】リヤウザン‐🔗⭐🔉
りょうざん‐ぱく【梁山泊】リヤウザン‐
中国、山東省
(えん)州の南東、梁山の麓にあった沼沢。天険の地で、宋代、宋江・林沖らがここにたてこもったという故事が「水滸伝」に記されてから、豪傑や野心家の集まる場所をいうようになった。

りょうしょ【梁書】リヤウシヨ🔗⭐🔉
りょうしょ【梁書】リヤウシヨ
中国の二十四史の一。南朝、梁四代の歴史を記した書。唐の太宗の勅命により姚思廉・魏徴らが撰。六二九年成立。本紀六巻・列伝五〇巻の全五六巻から成り、志・表を欠く。
りょう‐じょう【×梁上】リヤウジヤウ🔗⭐🔉
りょう‐じょう【×梁上】リヤウジヤウ
梁(はり)のうえ。
梁上の君子🔗⭐🔉
梁上の君子
《「後漢書」陳寔(ちんしよく)伝から。陳寔が梁(はり)の上に忍び込んでいる盗賊を見つけて、悪い習慣が身につくとあの梁の上の君子のようになるのだと子供たちを戒めたという故事による》
盗賊。どろぼう。
ネズミの異称。


りょう‐じん【×梁×塵】リヤウヂン🔗⭐🔉
りょう‐じん【×梁×塵】リヤウヂン
梁(はり)の上に積もっているちり。梁上のちり。
《「梁塵を動かす」の故事から》すぐれた歌声。また、歌謡。音楽。


梁塵を動かす🔗⭐🔉
梁塵を動かす
歌声がすぐれていることのたとえ。昔、中国で、魯(ろ)の虞公(ぐこう)という声のよい人が歌をうたうと、梁(はり)の上のちりまでが動いたという故事による。
りょうじんぐあんしょう【梁塵愚案抄】リヤウヂングアンセウ🔗⭐🔉
りょうじんぐあんしょう【梁塵愚案抄】リヤウヂングアンセウ
室町中期の歌謡注釈書。二巻。一条兼良著。康正元年(一四五五)以前成立。神楽歌と催馬楽(さいばら)の注釈書。
りょうじんひしょう【梁塵秘抄】リヤウヂンヒセウ🔗⭐🔉
りょうじんひしょう【梁塵秘抄】リヤウヂンヒセウ
平安末期の歌謡集。もとは歌詞集一〇巻と口伝集一〇巻とからなっていたといわれるが、巻一の抄出と巻二および口伝集巻一の一部と巻一〇のみが現存する。後白河法皇撰。一二世紀後半の成立。今様などの雑芸の歌謡を分類・集成したもの。
りょう‐そうめい【梁漱溟】リヤウ‐🔗⭐🔉
りょう‐そうめい【梁漱溟】リヤウ‐
[一八九三〜一九八八]中国の思想家。広西省の人。「東西文化および哲学」を著し、中国の伝統思想を称揚、次いで、理想的農村建設運動を実践。民主同盟創立に参加。新中国成立後、中国人民政治協商会議全国委員。リアン=シューミン。
りょう‐ぼく【×梁木】リヤウ‐🔗⭐🔉
りょう‐ぼく【×梁木】リヤウ‐
体操器具の一。高さ約四メートルの柱を二本立て、その頂に横木を渡して、つり棒・つり輪・つり縄などを取り付けたもの。
梁🔗⭐🔉
梁
[音]リョウ
[訓]はり
うつばり
やな
[部首]木
[総画数]11
[コード]区点 4634
JIS 4E42
S‐JIS 97C0
[難読語]
→たかはし【高梁】
→はな‐みね【鼻梁】
→はり‐ゆき【梁行】
→むね‐まちぎみ【棟梁臣】
→やな‐うんじょう【梁運上・簗運上】
→やな‐す【梁簀】
→りょうざん‐ぱく【梁山泊】
→ろく‐ばり【陸梁】
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