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うい-た【浮いた】🔗⭐🔉
うい-た 【浮いた】 (連語)
(連体詞的に用いる)
(1)恋愛に関する。「―噂はない」
(2)軽薄な。浮わついた。「―調子」
うかさ・れる【浮かされる】🔗⭐🔉
うかさ・れる [0] 【浮かされる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 うかさ・る
〔動詞「浮かす」の未然形に受け身の助動詞「れる」の付いたものから〕
(1)発熱などのために意識がはっきりしなくなる。「熱に―・れてうわごとを言う」
(2)心がある事のとりこになる。「音楽に―・れる」
(3)茶などを飲んで,神経が興奮する。「茶に―・れると,夜ねられませぬから/咄本・鯛の味噌津」
うかし【浮かし】🔗⭐🔉
うかし [0] 【浮かし】
〔動詞「浮かす」の連用形から〕
(1)汁の実。
(2)浮きのこと。
うか・す【浮かす】🔗⭐🔉
うか・す [0] 【浮かす】 (動サ五[四])
(1)浮くようにする。浮かせる。「水に花を―・す」
(2)不安定な状態にする。「腰を―・す」
(3)予定よりも少ない費用・手間ですませ,余りが出るようにする。「旅費を―・す」
(4)気分を浮き立たせる。陽気にする。「ちと踊り念仏を始めて,きやつを―・いてやらう/狂言・宗論(虎寛本)」
うか・せる【浮かせる】🔗⭐🔉
うか・せる [0] 【浮かせる】 (動サ下一)
「浮かす」に同じ。「腰を―・せる」「費用を―・せる」
うか-つ・く【浮かつく】🔗⭐🔉
うか-つ・く [0] 【浮かつく】 (動カ五[四])
浮かれる。うかうかする。「―・クトミゾニハマルゾ/ヘボン(二版)」
うかぬ-かお【浮かぬ顔】🔗⭐🔉
うかぬ-かお ―カホ 【浮かぬ顔】 (連語)
沈んだ顔つき。気になることがあって晴れ晴れしない顔つき。
うかば・れる【浮かばれる】🔗⭐🔉
うかば・れる [0] 【浮かばれる】 (動ラ下一)
〔動詞「浮かぶ」の未然形に可能の助動詞「れる」の付いたものから〕
(1)死者の無念さが解消されて霊が成仏する。「これで仏も―・れるだろう」
(2)(多く打ち消しの語を伴う)苦労などがむくわれる。面目が立つ。「このままでは彼の努力も―・れない」
うかび-あが・る【浮か(び)上がる】🔗⭐🔉
うかび-あが・る [5] 【浮か(び)上がる】 (動ラ五[四])
(1)水中から水面に現れ出る。うかびでる。「鯨が―・ってくる」
(2)地表を離れて空中に上がる。「飛行船が―・る」
(3)今まで恵まれない環境にあったものが,よい状態になる。「下積み生活からやっと―・る」
(4)それまで明らかでなかった事物が表面に現れる。注目されるようになる。「ある人物の名が―・る」「エネルギー問題が急に―・ってきた」
[可能] うかびあがれる
うかび・でる【浮(か)び出る】🔗⭐🔉
うかび・でる [4] 【浮(か)び出る】 (動ダ下一)
水面に現れ出る。また,表面に現れる。浮かび上がる。
うか・ぶ【浮(か)ぶ・泛かぶ】🔗⭐🔉
うか・ぶ [0] 【浮(か)ぶ・泛かぶ】
■一■ (動バ五[四])
(1)(ア)物が液体の表面にある。浮いている。
⇔沈む
「紅葉が―・ぶ山間の湖」(イ)物が,ほかの物の表面を離れて空中にある。浮いている。「白雲が―・ぶ」
(2)水中や水底にあった物が水面まで移動する。浮上する。「ついに―・んで来なかった」
(3)奥に隠れていたものが表面に現れる。(ア)感情が表情に表れる。「不快の色が顔に―・ぶ」(イ)考えや思いが意識されるようになる。「名案が―・ぶ」「心に―・ぶ」「喜ぶ顔が目に―・ぶ」(ウ)はっきりしなかったものの輪郭がわかるようになる。「照明に―・んだ人影」「捜査線上に―・んだ容疑者」
(4)死者の無念の思いが晴らされてやすらかになる。成仏する。うかばれる。「ながれ出る涙に今日は沈むとも―・ばむ末を猶思はなむ/山家(雑)」
(5)よりどころがない。不安定だ。「女の宿世はいと―・びたるなむあはれに侍る/源氏(帚木)」
(6)(気持ちが)うわついている。「―・びたる心のすさびに/源氏(夕顔)」
〔「うかべる」に対する自動詞〕
■二■ (動バ下二)
⇒うかべる
浮かぶ瀬(セ)🔗⭐🔉
浮かぶ瀬(セ)
境遇などがよくなる機会。悪運から脱する機会。助かる機会。「身を捨ててこそ―もあれ」
うか・べる【浮(か)べる・泛かべる】🔗⭐🔉
うか・べる [0] 【浮(か)べる・泛かべる】 (動バ下一)[文]バ下二 うか・ぶ
(1)水面に浮かぶようにする。
⇔沈める
「笹舟を―・べる」
(2)表面に表す。「顔に笑みを―・べる」
(3)考えや思いを意識にのぼらせる。「面影を心に―・べる」
(4)暗記する。「古今の歌二十巻をみな―・べさせ給ふを/枕草子 23」
(5)苦しい境遇から救い出す。また,人を出世させる。「沈めるともがらをこそ多く―・べ給ひしか/源氏(明石)」
〔「うかぶ」に対する自動詞〕
うか・む【浮かむ】🔗⭐🔉
うか・む 【浮かむ】
■一■ (動マ四)
「うかぶ」に同じ。「早くいるやの靭(ウツボ)草―・む瀬もなき水草に/浄瑠璃・用明天皇」
■二■ (動マ下二)
「うかべる」に同じ。「汀(ミギワ)に小舟を―・め/浮世草子・一代男 6」
うかり【浮かり】🔗⭐🔉
うかり 【浮かり】 (副)
「うっかり」に同じ。「― ―と此所迄,傾城に附添ひござるといふは/歌舞伎・幼稚子敵討」
うかり-ひょん【浮かりひょん】🔗⭐🔉
うかり-ひょん 【浮かりひょん】 (副)
うっかり。ぽかん。「いかい愚痴(タワケ)のなれの果,―とぞ見えにける/松の葉」
うかれ【浮(か)れ】🔗⭐🔉
うかれ [0] 【浮(か)れ】
浮かれること。「…とそでをひかれてきた八すこし―がきて/滑稽本・膝栗毛 7」
うかれ-あるき【浮(か)れ歩き】🔗⭐🔉
うかれ-あるき [4] 【浮(か)れ歩き】
心が落ち着かず出歩くこと。浮かれて遊び歩くこと。
うかれ-お【浮かれ男】🔗⭐🔉
うかれ-お ―ヲ 【浮かれ男】
浮かれて遊び歩く男。うかれおとこ。「酒をたしなむ―も/人情本・梅美婦禰(初)」
うかれ-がらす【浮かれ烏】🔗⭐🔉
うかれ-がらす [4] 【浮かれ烏】
(1)月の光に浮かれ出してねぐらに落ち着かないカラス。「月さえて山はこずゑのしづけきに―のよたた鳴くらん/新撰六帖 6」
(2)夜,家に落ち着かず歩き回る人。遊客などをいう。「心持ち好くうか
と,―のただ一羽/歌舞伎・三人吉三」

と,―のただ一羽/歌舞伎・三人吉三」
うかれ-づま【浮かれ妻】🔗⭐🔉
うかれ-づま 【浮かれ妻】
遊女。うかれめ。「一夜あふゆききの人の―/続千載(雑下)」
うかれ-どり【浮かれ鳥】🔗⭐🔉
うかれ-どり 【浮かれ鳥】
(1)夜が明けないうちから浮かれたように鳴き出す鶏。「なぞもかく人の心の―/万代集」
(2)夜,ねぐらを離れて浮かれ飛ぶ鳥。「よるべ定めぬ―/謡曲・藤」
うかれ-びと【浮かれ人】🔗⭐🔉
うかれ-びと 【浮かれ人】
〔古くは「うかれひと」〕
(1)奈良時代,租税などの重い負担を逃れるために本籍地を離れて流浪する者。
(2)にぎやかな所や美しいものなどに心をひかれて遊び歩く人。放蕩児(ホウトウジ)。道楽者。
うかれ-びょうし【浮(か)れ拍子】🔗⭐🔉
うかれ-びょうし ―ビヤウ― [4] 【浮(か)れ拍子】
心を浮き立たせるような三味線などの軽快な調子。うかれちょうし。
うかれ-ぶし【浮(か)れ節】🔗⭐🔉
うかれ-ぶし [0] 【浮(か)れ節】
(1)三味線に合わせて謡う俗謡。
(2)浪花節の旧称。関西では,明治40年代までいわれた。
うかれ-ぼうず【浮かれ坊主】🔗⭐🔉
うかれ-ぼうず ―バウ― 【浮かれ坊主】
(1)浮かれ歩く坊主。
(2)歌舞伎所作事。1811年に三世坂東三津五郎が七変化舞踊「七枚続花の姿絵」中で清元の「願人坊主」として初演。
うかれ-め【浮(か)れ女】🔗⭐🔉
うかれ-め [0][3] 【浮(か)れ女】
〔一定の住居を定めず遊行したことから〕
歌や踊りで客を楽しませ,また色も売った女。遊女。娼妓。
うかれ-もの【浮かれ者】🔗⭐🔉
うかれ-もの 【浮かれ者】
遊び歩く人。道楽者。遊蕩児(ユウトウジ)。「此処彼処遊びさまよふ―と成にけり/仮名草子・浮世物語」
うかれ-ある・く【浮(か)れ歩く】🔗⭐🔉
うかれ-ある・く [5] 【浮(か)れ歩く】 (動カ五[四])
遊び気分であちこち歩き回る。遊び回る。「夜の町を―・く」
うかれぐさ【浮かれ草】🔗⭐🔉
うかれぐさ 【浮かれ草】
江戸後期の歌詞集。松井譲屋編。1822年成立。当時上方ではやっていた唄を集めたもの。今日の主要民謡がすでに収められている。
うかれ-だ・す【浮(か)れ出す】🔗⭐🔉
うかれ-だ・す [4] 【浮(か)れ出す】 (動サ五[四])
心がうきうきと調子づいてくる。「軽快なリズムに―・す」
うかれ-た・つ【浮(か)れ立つ】🔗⭐🔉
うかれ-た・つ [4] 【浮(か)れ立つ】 (動タ五[四])
(1)楽しい気分になって陽気に騒ぎ出す。「祭りで町全体が―・っていた」
(2)あてもなく出かける。ぶらりと出発する。「路の枝折と―・つ/奥の細道」
うかれ・でる【浮(か)れ出る】🔗⭐🔉
うかれ・でる [4] 【浮(か)れ出る】 (動ダ下一)
(1)心がうきうきと陽気になって外へ出る。「花見に―・でる」
(2)どこというあてもなく,家を出る。「過ぐべくも覚えず候間,―・でて候也/十訓 7」
うか・れる【浮(か)れる】🔗⭐🔉
うか・れる [0] 【浮(か)れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 うか・る
〔動詞「浮く」の未然形に自発の助動詞「る」が付いたものから〕
(1)楽しくてじっとしていられない気持ちになる。うきうきする。「合格の報に―・れる」
(2)自然に浮いている。「くにつちの―・れただよへる/日本書紀(神代上訓)」
(3)居所を離れてさまよう。「年来仕へける所をも其の事となく―・れて/今昔 16」
うき【浮き・浮子・泛子】🔗⭐🔉
うき [0] 【浮き・浮子・泛子】
〔動詞「浮く」の連用形から〕
(1)釣り糸の途中につけて浮かせ,針の深さを一定に保ったり,その動きで魚信を見たりする釣り用具。
(2)魚網につけて水面に浮かせ,水中の網のありかを知るためのもの。木片,中空のガラス球やプラスチック球などを用いる。あば。
(3)(「浮標」とも書く)水流の方向・速度を測定するために水面に浮かべるもの。
(4)タンクなどの中にある液体の残量を知るため液体の表面に浮かせておくもの。
(5)「浮き袋」「浮き輪」などの略。
うき-あが・る【浮き上(が)る】🔗⭐🔉
うき-あが・る [4] 【浮き上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)液体・気体の中にある物が底を離れて上方に移動する。「魚が―・る」「気球が―・る」
(2)基盤となっている所から離れる。地面や土台などから離れてもち上がる。「地震で土台が基礎から―・った」
(3)ほかのものとのつながりがなくなり離れる。遊離する。「指導部は大衆から―・っている」
(4)苦しい状態から抜け出る。「下積みの生活からやっと―・る」
(5)背景から際立って,はっきりした形を示す。「血管が―・って見える」
[可能] うきあがれる
うき-あげぼり【浮(き)上げ彫り】🔗⭐🔉
うき-あげぼり [0] 【浮(き)上げ彫り】
「浮き彫り{(1)}」に同じ。
うき-いし【浮(き)石】🔗⭐🔉
うき-いし [0] 【浮(き)石】
(1)軽石。
(2)基盤から遊離して不安定な状態の石。ぐらぐらする石。
(3)一部が河床を離れ,下を水が流れている石。
(4)囲碁で,目形をもたず他の石からも孤立している一群の石。
うき-いね【浮(き)稲】🔗⭐🔉
うき-いね [0] 【浮(き)稲】
水稲の品種群の一。主に東南アジアで栽培され,水田が増水するのに伴って茎が伸長し,水面上に穂をつける。草丈は数メートルから十数メートルに達する。
うき-うお【浮(き)魚】🔗⭐🔉
うき-うお ―ウヲ [0] 【浮(き)魚】
「表層魚(ヒヨウソウギヨ)」に同じ。
⇔沈み魚
うき-え【浮(き)絵】🔗⭐🔉
うき-え ―
[0] 【浮(き)絵】
西洋画の透視図法を用いて情景が浮き出て見えるように描いた浮世絵や銅版画など。江戸時代中期に流行。初め覗(ノゾ)き機関(カラクリ)などに用いられたが,のち奥村政信らによって浮世絵として描かれた。遠視画。
[0] 【浮(き)絵】
西洋画の透視図法を用いて情景が浮き出て見えるように描いた浮世絵や銅版画など。江戸時代中期に流行。初め覗(ノゾ)き機関(カラクリ)などに用いられたが,のち奥村政信らによって浮世絵として描かれた。遠視画。
うき-おり【浮(き)織り】🔗⭐🔉
うき-おり [0] 【浮(き)織り】
地の組織とは別の絵緯(エヌキ)によって模様を表す織り方。模様の部分の糸が浮いて,刺繍のようにみえる。また,その織物。浮き紋。
⇔固織(カタオ)り
うきおり-もの【浮(き)織物】🔗⭐🔉
うきおり-もの [3][4] 【浮(き)織物】
浮き織りにした織物。
うき-かぶ【浮(き)株】🔗⭐🔉
うき-かぶ [2] 【浮(き)株】
浮動株(フドウカブ)。
うき-かわたけ【浮き河竹】🔗⭐🔉
うき-かわたけ ―カハタケ 【浮き河竹】
〔「河竹」はネンジュモ〕
浮き沈みしながら流される,つらい身の上。「浮き」に「憂き」をかけていう。「わたしが昔は―の傾城/浄瑠璃・嫗山姥」
うき-ぐつ【浮き沓】🔗⭐🔉
うき-ぐつ 【浮き沓】
(1)馬の足につけると水上を自由自在に走ることができると信じられていた架空の浮き具。「神通自在の葦毛の駒,歴劫(リヤツコウ)不思議の―はかせ/浄瑠璃・平家女護島」
(2)江戸時代の浮き具の一種。60センチメートルくらいの木の大筒を背に,30センチメートルくらいの小筒二個を胸に当てるように紐(ヒモ)で連ねたもの。「こなたの岸につつ立上り,―しごいて一息つぎ/浄瑠璃・布引滝」
うき-ぐも【浮(き)雲】🔗⭐🔉
うき-ぐも [0] 【浮(き)雲】
〔古くは「うきくも」とも〕
(1)空に浮いてただよう雲。
(2)不安定でどうなるかわからないことのたとえ。「浮き」と「憂き」をかけていうことが多い。「身を―となりて果てけれ/篁物語」
うき-こうぞう【浮(き)構造】🔗⭐🔉
うき-こうぞう ―コウザウ [3] 【浮(き)構造】
〔建〕
(1)軟弱な地盤上に建造物を支持するための基礎構造。べた基礎・筏(イカダ)基礎など。
(2)振動を防止するため,主構造体から床・壁・天井などを,ゴムなど弾力のある支持材で遮断した構造。放送室・録音室などに用いる。
うき-ごし【浮(き)腰】🔗⭐🔉
うき-ごし [0] 【浮(き)腰】
(1)腰が不安定なこと。また,そのような姿勢。へっぴり腰。
(2)あわてたり,動揺したりして,落ち着かないこと。「突然の出火で―になる」
(3)柔道の技の名。相手の腰を浮かせるようにして自分の腰に乗せ,ひねって投げる腰技。
うき-さしあみ【浮(き)刺し網】🔗⭐🔉
うき-さしあみ [3] 【浮(き)刺し網】
刺し網の一。水面近くに張り,サバ・トビウオなどの浮き魚をとる。
→底刺し網
うき-さんばし【浮(き)桟橋】🔗⭐🔉
うき-さんばし [3] 【浮(き)桟橋】
係船施設の一。大きな浮き箱をつなぎ並べて,桟橋としたもの。
うき-しろ【浮(き)城】🔗⭐🔉
うき-しろ [0] 【浮(き)城】
〔水に浮かぶ城の意〕
軍艦の雅称。
うき-す【浮(き)州・浮き洲】🔗⭐🔉
うき-す [0] 【浮(き)州・浮き洲】
(1)池・沼・湖・川などで,浮遊物などが集まり,木・草が生えて島のように見えるもの。
(2)水面に出て浮いているように見える州。「あれに見えたる―の岩の少し此方の水の深みに/謡曲・藤戸」
うき-す【浮(き)巣】🔗⭐🔉
うき-す [0] 【浮(き)巣】
葦(アシ)や水草・枯れ葉などで水面に作ったカイツブリの巣。[季]夏。
うき-ぜい【浮き勢】🔗⭐🔉
うき-ぜい 【浮き勢】
本隊から離れて待機し,戦況に応じて戦闘に加わる軍勢。遊軍。遊撃隊。浮き備え。「―に成てひかへたり/太平記 36」
うき-だし【浮(き)出し】🔗⭐🔉
うき-だし [0] 【浮(き)出し】
紙や織物の面に文字や模様などを浮き上がらせて表すこと。
うきだし-いんさつ【浮(き)出し印刷】🔗⭐🔉
うきだし-いんさつ [5] 【浮(き)出し印刷】
雌型(メガタ)と雄型(オガタ)とを用いて,印刷と同時に文字や模様を浮き出させる印刷法。
うきだし-おり【浮(き)出し織り】🔗⭐🔉
うきだし-おり [0] 【浮(き)出し織り】
⇒ピケ
うき-だ・す【浮(き)出す】🔗⭐🔉
うき-だ・す [3] 【浮(き)出す】 (動サ五[四])
文字や模様がはっきり見える。「黄色の文字が―・して見える」
うきだま-コック【浮(き)玉―】🔗⭐🔉
うきだま-コック [5] 【浮(き)玉―】
タンクの水面に浮かべた浮き玉の位置に従って開閉する栓。水位が下がると浮き玉が下がって給水弁を開き,上がると閉じる。
うき・でる【浮(き)出る】🔗⭐🔉
うき・でる [3] 【浮(き)出る】 (動ダ下一)
(1)表面に浮かび出る。「額に青筋が―・でる」
(2)形・模様・色などが背景や周囲のものから抜け出て,くっきりと見える。「照明に映えて天守閣が夜空に―・でて見える」
うき-ドック【浮き―】🔗⭐🔉
うき-ドック [3] 【浮き―】
船を修理するためのドックの一種。鋼鉄製の大きな箱形の船台。水を入れて沈め,船を中に入れたのち,排水して浮き上がらせ,船の修理・改装などを行う。浮き船渠(センキヨ)。
→乾ドック
うき-に【浮(き)荷】🔗⭐🔉
うき-に [0] 【浮(き)荷】
海難に遭った船から海中に投げ捨てられたり,風波のために船からさらわれたりして海上に漂っている貨物。うきにもつ。
うき-にんぎょう【浮(き)人形】🔗⭐🔉
うき-にんぎょう ―ニンギヤウ [3] 【浮(き)人形】
子供の玩具。ビニールなどで作った小さい人形や魚・鳥を試験管状のガラス筒に入れ,筒の上部に空気を残して薄いゴムで密閉する。指でこのゴムを押すと人形が水の中を浮き沈みする。[季]夏。《水面にぶつかり沈む―/星野立子》
うき-ね【浮き根】🔗⭐🔉
うき-ね 【浮き根】
〔「うき」は泥地の意〕
泥中に生えた水草の根。アヤメ(現在のショウブ)についていう。多くは「憂き音(ネ)」にかけていう。「―のみ袂(タモト)にかけしあやめ草引たがへたる今日ぞうれしき/栄花(浦々の別)」
うき-ね【浮き寝】🔗⭐🔉
うき-ね 【浮き寝】
(1)水鳥が水の上に浮いたまま眠ること。また,水上に停泊した船中で寝ることにたとえていう。「浮き」に「憂き」の意をかけて,不安な思いで寝る意を表す場合が多い。「海原に―せむ夜は/万葉 3592」「しきたへの枕ゆくくる涙にそ―をしける恋の繁きに/万葉 507」
(2)かりそめの添い寝。「かりなる―のほどを思ひ侍るに/源氏(帚木)」
うきね-どり【浮き寝鳥】🔗⭐🔉
うきね-どり [3] 【浮き寝鳥】
「浮き寝の鳥」に同じ。[季]冬。《―うつゝに尾振る一羽あり/鈴木花蓑》
うきね-の-とこ【浮き寝の床】🔗⭐🔉
うきね-の-とこ 【浮き寝の床】
水上や舟の中などの寝る所。「をしどりの―や荒れぬらむ/千載(冬)」
うきね-の-とり【浮き寝の鳥】🔗⭐🔉
うきね-の-とり 【浮き寝の鳥】
水の上に浮いたまま眠る水鳥。雁(ガン)や鴨(カモ)など。うきねどり。「涙川―となりぬれば/千載(恋一)」
うき-はえなわ【浮き延縄】🔗⭐🔉
うき-はえなわ ―ハヘナハ [3] 【浮き延縄】
浮きをつけて水面下につり下げた延縄。水面近くから中層を泳ぐマグロ・カジキ・サバなどを取る。
→底延縄
うき-はし【浮き橋】🔗⭐🔉
うき-はし 【浮き橋】
舟・筏(イカダ)などの上に板を渡し,橋の用をさせるもの。舟橋。「淀瀬には―渡しあり通ひ仕へまつらむ/万葉 3907」
うき-ふね【浮(き)舟】🔗⭐🔉
うき-ふね [0] 【浮(き)舟】
水に漂っている舟。しばしば,不安定で頼りないものにたとえる。
うき-み【浮(き)身】🔗⭐🔉
うき-み [0] 【浮(き)身】
水泳で,全身の力を抜いて静かに仰向けになって水面に浮かぶ法。
うき-み【浮(き)実】🔗⭐🔉
うき-み [0] 【浮(き)実】
スープの上に浮かせるもの。クルトン・パスタ・野菜のせん切りなど。浮かし実。
うき-め【浮き海布】🔗⭐🔉
うき-め 【浮き海布】
水の上に浮いている海草。多く「憂き目」にかけていう。「―は刈らで乗らましものを/源氏(須磨)」
うき-もの【浮き物・浮き者】🔗⭐🔉
うき-もの 【浮き物・浮き者】
(1)水の上に浮いている物。浮遊物。多く「憂きもの」とかけていう。「流れゆく涙の川に―はおくらす人とおくれぬる身と/和泉式部集」
(2)(「浮き者」と書く)さすらいの身。流浪人。「律師はかかる―になりぬれば/盛衰記 46」
うきよ【浮(き)世】🔗⭐🔉
うきよ [2][1] 【浮(き)世】
〔憂き世(つらい世の中)と浮世(フセイ)(はかない世の中)の二つの意味が重なり合った語〕
(1)つらくはかないこの世の中。変わりやすい世間。「―の荒波」
(2)今の世の中。俗世間。現世。「―の義理を果たす」「―のしがらみ」
(3)名詞の上に付いて,当世の,現代風の,好色な,の意を表す。「―草子」「―人形」「―絵」
(4)男女の恋情。情事。色事。また,享楽的で色事を楽しむ遊里。「心の慰みは―ばかり/仮名草子・恨の介」
浮きつ沈みつ🔗⭐🔉
浮きつ沈みつ
⇒浮(ウ)きぬ沈(シズ)みぬ
浮きぬ沈みぬ🔗⭐🔉
浮きぬ沈みぬ
〔「ぬ」は完了の助動詞〕
浮いたり沈んだりして。「みな紅の扇の日いだしたるが,白波の上にただよひ,―ゆられければ/平家 11」
ういた【浮いた】(和英)🔗⭐🔉
うかされる【浮かされる】(和英)🔗⭐🔉
うかされる【浮かされる】
be carried away;[熱に]be delirious.
うかす【浮かす】(和英)🔗⭐🔉
うかす【浮かす】
⇒浮かべる.
うかぬ【浮かぬ顔をする(気が浮かぬ)】(和英)🔗⭐🔉
うかぬ【浮かぬ顔をする(気が浮かぬ)】
look (feel) blue[depressed,weary,gloomy];pull a long face.
うかびあがる【浮かび上がる】(和英)🔗⭐🔉
うかびあがる【浮かび上がる】
[潜水艦などが]⇒浮き上がる.[下積みの人が]emerge from obscurity;[捜索線上に]loom up.
うかぶ【浮かぶ】(和英)🔗⭐🔉
うかべる【浮かべる】(和英)🔗⭐🔉
うかべる【浮かべる】
(1)[水に]float.→英和
(2) 満足[感謝,喜び,悲しみ,当惑]の色を〜 look satisfied[grateful,pleased,sad,embarrassed].涙(微笑)を浮かべて with tears in one's eyes (with a smile on one's lips).
うかれる【浮かれる】(和英)🔗⭐🔉
うかれる【浮かれる】
be gay;make[be]merry;be intoxicated;be in a holiday mood.
うき【浮き】(和英)🔗⭐🔉
うきでる【浮き出る】(和英)🔗⭐🔉
うきでる【浮き出る】
(1)[水面に]⇒浮き上がる.
(2)[浮彫]be embossed;be[stand out]in relief.(3)[ぼんやりと]loom.→英和
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