複数辞典一括検索+

🔗🔉

【浮】 10画 水部 [常用漢字] 区点=4166 16進=4962 シフトJIS=9582 《常用音訓》フ/う…かぶ/う…かべる/う…かれる/う…く 《音読み》 フ/ブ/フウ〈f〉 《訓読み》 うかぶ/うかべる(うかぶ)/うく/うき/すぎる(すぐ)/うかれる(うかる) 《名付け》 ちか 《意味》 {動}うかぶ。うかべる(ウカブ)。うく。水面や、空中にふわふわただよう。また、舟で水上を行く。〈対語〉→沈→没。「浮雲」「乗桴浮于海=桴ニ乗リテ海ニ浮カバン」〔→論語{名}うき。うきぶくろ。〈同義語〉→匏。「百人抗浮=百人モテ浮ヲ抗グ」〔→淮南子{形}よりどころがない。はかない。とりとめのない。表面だけで実質がない。うわついている。「浮薄」「浮言」「浮浪」「浮生」 {動}すぎる(スグ)。必要な限度をこえる。「浮冗」「人浮於事=人事ニ浮グ」「恥名之浮於行也=名ノ行ニ浮グルヲ恥ヅ」〔→礼記〕 〔国〕うく。うかぶ。余りが出る。また、ふと考えつく。「千円浮いた」「思い浮かぶ」うかれる(ウカル)。陽気になる。 《解字》 会意兼形声。孚は「爪(手をふせた形)+子」の会意文字で、親どりがたまごをつつむように手でおおうこと。浮は「水+音符孚」で、上から水をかかえるようにふせて、うくこと。→孚 《単語家族》 抱(両手でだく)覆(おおう)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

浮幻 フゲン🔗🔉

【浮幻】 フゲン まぼろしのようにとりとめのないこと。

浮文 フブン🔗🔉

【浮文】 フブン 空虚な文章。内容のないうわべだけの文。

浮世 ウキヨ🔗🔉

【浮世】 フセイ 定めのないこの世。うきよ。「蕩揺浮世生万象=浮世ニ蕩揺シテ万象ヲ生ズ」〔→蘇軾ウキヨ〔国〕定めのないこの世。当世。現世。世間。

浮生 フセイ🔗🔉

【浮生】 フセイ 定まりのない、はかない人生。「浮生若夢=浮生ハ夢ノゴトシ」〔→李白水にうかんで生長するもの。水生。

浮白 フハク🔗🔉

【浮白】 フハク 酒を飲み残した者を罰するために飲ませる杯。▽「浮」は、罰としてよけいに酒を飲ませること。「白」は、杯。〔→説苑

浮気 ウワキ🔗🔉

【浮気】 フキ 空に漂っている気。蜃気シンキ。軽々しく移りやすい気性。ウワキ〔国〕移り気なこと。特に、異性に対して移りやすい気持ち。

浮光 フコウ🔗🔉

【浮光】 フコウ 水にうつる光。

浮名 ウキナ🔗🔉

【浮名】 フメイ 実質をともなわない評判。〈類義語〉虚名。「何用浮名絆此身=何ゾ用ン浮名モテコノ身ヲ絆スコトヲ」〔→杜甫ウキナ〔国〕色ごとなどのよくない評判。

浮言 ウワゴト🔗🔉

【浮言】 フゲン 根拠のないうわさ。流言。デマ。〔→書経ウワゴト〔国〕病気・けがなどで苦しんでいるとき、無意識のうちに、とりとめのないことをいうこと。

浮沈 フチン🔗🔉

【浮沈】 フチン うくことと、沈むこと。うき沈み。栄えることと衰えること。栄枯盛衰。俗世間に応じた行動をとること。〔→史記

浮図 フト🔗🔉

【浮図】 フト〔仏〕仏。▽梵語ボンゴの音訳。仏の教え。僧。寺の塔。『浮屠フト』「但見野鶻盤浮図=タダ見ル野鶻ノ浮図ニ盤セルヲ」〔→蘇軾

浮泛 フハン🔗🔉

【浮泛】 フハン 舟遊び。また、舟遊びをする。かるはずみで中身が確実でないこと。

浮弄 フロウ🔗🔉

【浮弄】 フロウ 鳥が水にうかんでたわむれていること。

浮沫 フマツ🔗🔉

【浮沫】 フマツ 水にうかんでいる泡アワ。

浮栄 フエイ🔗🔉

【浮栄】 フエイ はかない世俗的な栄華。

浮客 フカク🔗🔉

【浮客】 フカク さすらいの旅人。

浮浅 フセン🔗🔉

【浮浅】 フセン あさはかで物事の表面しかみないこと。

浮華 フカ🔗🔉

【浮華】 フカ うわべばかりきれいに飾って実質がないこと。

浮浮 フフ🔗🔉

【浮浮】 フフ ふわふわとたちのぼるさま。〔→詩経雨や雪が盛んに降るさま。〔→詩経さすらい行くさま。「悲秋風之動容兮、何回極之浮浮=秋風ノ容ヲ動カスヲ悲シム、何ゾ回極之浮浮タル」〔→楚辞

浮浪 フロウ🔗🔉

【浮浪】 フロウ 一定の住所・職業を持たずにさまよう。また、そのような人。「今皆浮浪之人応募=今皆浮浪ノ人募ニ応ズ」〔→宋史ぶらぶらと遊び暮らしている。また、そのような人。

浮淫 フイン🔗🔉

【浮淫】 フイン 舟にのり魚をとって楽しむこと。行いが軽薄でみだらなこと。〔→史記

浮寄 フキ🔗🔉

【浮寄】 フキ 一定のよりどころがないこと。人生のはかないことのたとえ。▽「寄」は、かりに身をよせること。

浮動 フドウ🔗🔉

【浮動】 フドウ 水にうかんで漂い動くこと。揺れ動いて一定しないこと。

浮橋 フキョウ🔗🔉

【浮梁】 フリョウ 舟をならべ、その上に板などを置いてつくった橋。『浮橋フキョウ』地名。江西省東北部にあった県。今は景徳鎮市の一部。茶の産地。

浮雲 フウン🔗🔉

【浮雲】 フウン うかんでいる雲。うきぐも。あてにならないことのたとえ。また、縁遠くて、まったく関係のないことのたとえ。「不義而富且貴、於我如浮雲=不義ニシテ富ミカツ貴キハ、我ニオイテ浮雲ノゴトシ」〔→論語

浮詞 フシ🔗🔉

【浮詞】 フシ うわべばかり飾って実のないことば。『浮辞フジ』

浮疏 フソ🔗🔉

【浮疏】 フソ 軽々しくておおざっぱなこと。

浮萍 フヒョウ🔗🔉

【浮萍】 フヒョウ うき草。「浮萍寄清水、随風東西流=浮萍清水ニ寄リ、風ニ随ヒテ東西ニ流ル」〔→曹植ところ定めずさすらうこと。

浮游 フユウ🔗🔉

【浮游】 フユウ 特定のところを定めずあちらこちら旅をしてまわること。「独浮游無方之外=独リ無方ノ外ニ浮游ス」〔→淮南子職がなく流れ歩くこと。=浮遊。うかび漂う。「浮游不知所求=浮游シテ求ムル所ヲ知ラズ」〔→荘子=蜉蝣。虫の名。かげろう。「浮游不過三日=浮游ハ三日ヲ過ギズ」〔→淮南子

浮煙 フエン🔗🔉

【浮煙】 フエン 空中にうかんだ煙。「形質及寿命、危脆若浮煙=形質オヨビ寿命ハ、危脆ナルコト浮煙ノゴトシ」〔→白居易

浮誇 フカ🔗🔉

【浮誇】 フコ・フカ うそをいう。文章などで、内容がなく、はでで大げさなこと。〔→韓愈

浮腫 フシュ🔗🔉

【浮腫】 フショウ・フシュ 皮膚の下に水がたまる病気。むくみ。〈類義語〉水腫。

浮誉 フヨ🔗🔉

【浮誉】 フヨ 実績のない栄誉。

浮語 フゴ🔗🔉

【浮説】 フセツ 根拠のないうわさ。流言。『浮称フショウ・浮語フゴ』信用できない、いいかげんなことば。

浮漂 フヒョウ🔗🔉

【浮漂】 フヒョウ 水にうかび漂う。うわついて実質がない。

浮標 フヒョウ🔗🔉

【浮標】 フヒョウ 暗礁アンショウなどを知らせるため、舟の通るところにうかべておく航路標識の一種。ブイ。漁網などについているうき。

浮蕩 フトウ🔗🔉

【浮蕩】 フトウ うかんでゆらゆらと動くこと。根がなくてふらつき動く。うわついて信用できない。

浮薄 フハク🔗🔉

【浮薄】 フハク 風俗・人心・行動などが軽々しくしっかりしていないこと。軽薄。

浮靡 フビ🔗🔉

【浮靡】 フビ うわついてぜいたくなこと。

浮躁 フソウ🔗🔉

【浮躁】 フソウ うわっ調子。軽率なこと。

浮嚢 フノウ🔗🔉

【浮嚢】 フノウ 泳ぐとき使ううき袋。

漢字源で始まるの検索結果 1-42