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てんとう-むし【天道虫・瓢虫・紅娘】🔗⭐🔉
てんとう-むし テンタウ― [3] 【天道虫・瓢虫・紅娘】
(1)甲虫目テントウムシ科に属する昆虫の総称。小形の甲虫で,体長7ミリメートル前後で半球形。黄または赤の地に黒色斑紋を有するものが多い。カイガラムシ・アブラムシなどの害虫やカビを食って益虫とされるもの,農作物を食害して害虫とされるものがある。日本には約一五〇種が産する。てんとむし。[季]夏。《羽出すと思へば飛びぬ―/虚子》
(2)ナミテントウの別称。
ひさご【瓠・匏・瓢】🔗⭐🔉
ひさご [0] 【瓠・匏・瓢】
〔古くは「ひさこ」〕
(1)ヒョウタン・ユウガオ・トウガンなどの果実の総称。ふくべ。[季]秋。
(2)ヒョウタンの果実の内部の柔らかい果肉を取り去って乾燥させたもの。酒や水の容器とした。ふくべ。
(3)(「柄杓」「杓」と書く)瓠を縦半分に割って水を汲むのに用いた用具。ひしゃく。
(4)家紋の一。ひょうたんの実や花をかたどったもの。丸に一つ瓠,抱き瓠など。
ひょう-こ【瓢瓠】🔗⭐🔉
ひょう-こ ヘウ― [1] 【瓢瓠】
ひょうたん。ふくべ。
ひょう-こ【瓢湖】🔗⭐🔉
ひょう-こ ヘウ― 【瓢湖】
新潟県北蒲原郡水原町にある人造湖。冬,シベリアからハクチョウが飛来することで知られる。
ひょう-たん【瓢箪】🔗⭐🔉
ひょう-たん ヘウ― [3] 【瓢箪】
(1)ウリ科の一年草。ユウガオの変種。茎は長く伸び,巻きひげで他物にからまる。葉は心臓形。花は白色。果実は中間部がくびれ,熟すと果皮が硬くなる。観賞用・日除け用に植える。実を容器にする。ひさご。ふくべ。[季]秋。
(2){(1)}のよく熟した果実の中身をくりぬき,十分に乾燥させたもの。酒・水や七味唐辛子の容器とする。ふくべ。ひさご。
ひょうたん=から駒(コマ)が出る🔗⭐🔉
――から駒(コマ)が出る
(1)冗談で言ったことが思いがけず事実として実現してしまう。
(2)道理上,あるはずのないことのたとえにいう。
ひょうたん=で鯰(ナマズ)を押さえる🔗⭐🔉
――で鯰(ナマズ)を押さえる
〔瓢箪で鯰を押さえようとしても,なかなか捕まえられないように〕
ぬらりくらりとして要領を得ないことのたとえ。とりとめのないさま。鯰を瓢箪で押さえる。
ひょうたん=の川流れ🔗⭐🔉
――の川流れ
(1)うきうきとして落ち着かないさまのたとえ。
(2)あてもなくぶらぶらしているさまのたとえ。
ひょうたん-がた【瓢箪形】🔗⭐🔉
ひょうたん-がた ヘウ― [0] 【瓢箪形】
瓢箪の実に似た中央部がくびれた楕円形。
ひょうたん-なまず【瓢箪鯰】🔗⭐🔉
ひょうたん-なまず ヘウ―ナマヅ [5] 【瓢箪鯰】
(1)〔「瓢箪で鯰(ナマズ)を押さえる」から〕
とらえどころのないさま。また,そのような人。
(2)歌舞伎舞踊の一。長唄。本名題「拙筆力七以呂波(ニジリガキナナツイロハ)」の七変化の一。二世瀬川如皐作詞。1828年江戸中村座初演。大津絵の瓢箪鯰を舞踊化した陽気でひょうきんな踊り。
ひょうたん-ぼく【瓢箪木】🔗⭐🔉
ひょうたん-ぼく ヘウ― [3] 【瓢箪木】
スイカズラ科の落葉低木。山地に自生。庭木とする。高さは約1.5メートル。葉は楕円形。初夏,筒状で先が五裂する花を二個ずつつける。果実は二個並んで瓢箪に似,赤く熟す。有毒。花色が白から黄に変わるので金銀木ともいう。
ひょうねんず【瓢鮎図】🔗⭐🔉
ひょうねんず ヘウネンヅ 【瓢鮎図】
水墨画。如拙筆。画は瓢箪(ヒヨウタン)で鮎(ナマズ)を押さえるという禅の公案を題材にしたもので,図上に大岳周崇ほか三〇人の禅僧の賛と応永22年(1415)の年紀がある。国宝。京都退蔵院蔵。
ひょん-の-き【瓢の木】🔗⭐🔉
ひょん-の-き [1] 【瓢の木】
イスノキの別称。
→ひょんのみ
ひょん-の-ふえ【瓢の笛】🔗⭐🔉
ひょん-の-ふえ [1] 【瓢の笛】
「ひょんのみ(瓢の実)」を笛として吹き鳴らすもの。[季]秋。
ひょん-の-み【瓢の実】🔗⭐🔉
ひょん-の-み [1] 【瓢の実】
イスノキの葉にできた壺形の虫こぶ。その中の虫が飛び出して中空になったものを,子供たちが笛のように吹き鳴らす。いすの実。[季]秋。
ふくべ【瓠・瓢】🔗⭐🔉
ふくべ [0] 【瓠・瓢】
(1)ヒョウタン{(1)}に同じ。特に,その実をいう。ひさご。[季]秋。
(2)ユウガオの変種。果肉から干瓢(カンピヨウ)を製する。また,熟果の外果皮で炭入れ・盆・花器などを作る。ひさご。
ふくべ-すみとり【瓢炭斗】🔗⭐🔉
ふくべ-すみとり [4] 【瓢炭斗】
茶の湯で用いる炭斗の一種。一一月の口切りの茶事の頃採った瓢箪(ヒヨウタン)で年ごとに作り,炉の時期を通して用いる。
大辞林に「瓢」で始まるの検索結果 1-18。