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てんとう‐むし【瓢=虫・天道虫・紅=娘】テンタウ‐🔗🔉

てんとう‐むし【瓢虫・天道虫・紅娘】テンタウ‐ 甲虫目テントウムシ科の昆虫の総称。体長七ミリくらい、半球状で足は短い。幼虫は体が長く、体表に針状の毛が散在する。アブラムシやカイガラムシ、植物の病菌を食べるもののほか、農作物の害虫となるものもいる。《季 夏》「老松の下に―と在り/茅舎」テントウムシ科の昆虫。最も普通にみられ、背面に黒と橙色の紋がある。触ると悪臭のある橙黄色の汁を出す。幼虫・成虫ともアブラムシを食べる益虫。なみてんとう。

ひさご【×瓠・×匏・×瓢】🔗🔉

ひさご【×瓠・×匏・×瓢】 《古くは「ひさこ」とも》ユウガオ・ヒョウタンなどの総称。また、その果実。なりひさご。《季 秋》ヒョウタンの果実を、内部の果肉を取り去って中空にし、乾燥させて容器としたもの。水・酒・穀物などを入れた。(ふつう「柄杓」「杓」と書く)水を汲むための器具。を縦半分に切って使ったところからいう。ひしゃく。紋所の名。ヒサゴの果実にかたどったもの。

ひょう【×瓢】ヘウ🔗🔉

ひょう【×瓢】ヘウ 瓢箪(ひようたん)のこと。

ひょう‐こ【瓢湖】ヘウ‐🔗🔉

ひょう‐こ【瓢湖】ヘウ‐ 新潟県北部、北蒲原郡水原(すいばら)町にある灌漑(かんがい)用溜池(ためいけ)。面積〇・一平方キロメートル。ハクチョウの渡来地として知られる。

ひょう‐たん【×瓢×箪】ヘウ‐🔗🔉

ひょう‐たん【××箪】ヘウ‐ ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。ユウガオの変種。巻きひげで他に絡んで伸びる。葉は心臓形。夏の夕方、白い花を開く。果実は中間がくびれて上下がふくらんだ形をし、熟すと果皮が堅くなり、苦味が強い。アフリカ・熱帯アジアの原産。《季 秋 花=夏》「―の大張り小張り赤児の声/草田男」熟したヒョウタンの果実の中味を取り除き、乾燥してつくった器。酒などを入れる。ひさご。ふくべ。

瓢箪から駒(こま)が出る🔗🔉

瓢箪から駒(こま)が出る 意外な所から意外な物が出ること。ふざけて言ったことが実現することのたとえ。(多く打消しの語を伴って)とうていありえないことのたとえ。

瓢箪で鯰(なまず)を押さえる🔗🔉

瓢箪で鯰(なまず)を押さえる 《瓢箪では鯰をなかなか押さえることができないところから》とらえどころがないことや、要領を得ないことのたとえ。

瓢箪の川流れ🔗🔉

瓢箪の川流れ うきうきして落ち着きのないようすのたとえ。あてもなくぶらぶらしているようすのたとえ。

ひょうたん‐がた【×瓢×箪形】ヘウタン‐🔗🔉

ひょうたん‐がた【××箪形】ヘウタン‐ 瓢箪の果実に似た、楕円形の中央の部分がくびれた形。

ひょうたん‐ごけ【×瓢×箪×苔】ヘウタン‐🔗🔉

ひょうたん‐ごけ【×××苔】ヘウタン‐ ヒョウタンゴケ科のコケ。全体に淡緑色で、湿地に群生する。高さ約一センチ。小さい葉がつく。茎の先から細い柄を出し、ひょうたん形の胞子嚢(ほうしのう)をつけ、熟すと褐色になる。

ひょうたん‐なまず【×瓢×箪×鯰】ヘウタンなまづ🔗🔉

ひょうたん‐なまず【×××鯰】ヘウタンなまづ 《「瓢箪で鯰を押さえる」から》とらえどころのないようす。要領を得ないようす。また、そのような人。◆歌舞伎舞踊別項

ひょうたんなまず【瓢箪鯰】ヘウタンなまづ🔗🔉

ひょうたんなまず【瓢箪鯰】ヘウタンなまづ 歌舞伎舞踊。長唄と常磐津(ときわず)の掛け合い。七変化「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」の一。二世瀬川如皐作詞、一〇世杵屋六左衛門ら作曲。文政一一年(一八二八)江戸中村座初演。瓢箪で鯰を押さえようとする大津絵の絵柄を舞踊化したもの。

ひょうたん‐ぼく【×瓢×箪木】ヘウタン‐🔗🔉

ひょうたん‐ぼく【××箪木】ヘウタン‐ スイカズラ科の落葉低木。山地に生え、高さ約一・五メートル。葉は楕円形で対生。初夏、葉の付け根に二つずつ花をつける。花は先が五裂し、白色からのちに黄色に変わる。実は丸く、二つずつ並んで赤く熟し、有毒。庭木にされる。金銀木。

ひょうねんず【瓢鮎図】ヘウネンヅ🔗🔉

ひょうねんず【瓢鮎図】ヘウネンヅ 水墨画。如拙筆。応永二二年(一四一五)以前の作。将軍足利義持の命により、瓢箪(ひようたん)で鮎(なまず)を押さえるという禅の公案を描いたもの。図上に大岳周崇ほか三〇人の禅僧の賛がある。京都妙心寺退蔵院蔵。

ふくべ【×瓢・×瓠・×匏】🔗🔉

ふくべ【×瓢・×瓠・×匏】 瓢箪(ひようたん)のこと。特に、その果実から作った容器。酒などを入れる。《季 秋》ユウガオの変種。果実は苦味が強く、果皮が堅い。容器にし、また観賞用。まるゆうがお。

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[音]ヒョウ [訓]ひさご    ふくべ [部首]瓜 [総画数]17 [コード]区点    4127      JIS   493B      S‐JIS 955A [難読語] →あお‐ふくべ【青瓢】てんとう‐むし【瓢虫・天道虫・紅娘】てんとうむし‐だまし【偽瓢虫】ぬらり‐ひょん【滑瓢】ひょう‐こ【瓢湖】ひょう‐たん【瓢箪】

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