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とう【等】🔗🔉

とう 【等】 ■一■ [1] (名) 等級。階級。段階。 ■二■ (接尾) (1)同種のものを列挙し,そのようなものがほかにもあることを表す。など。「米・英・仏―を歴訪」 (2)助数詞。順位・等級などを数えるのに用いる。「一―賞」「勲三―」

とう-あつ【等圧】🔗🔉

とう-あつ [0] 【等圧】 圧力,特に気圧が等しいこと。

とうあつ-せん【等圧線】🔗🔉

とうあつ-せん [0] 【等圧線】 天気図上で,気圧の等しいところを結んだ線。

とうあつ-へんか【等圧変化】🔗🔉

とうあつ-へんか ―クワ [5] 【等圧変化】 圧力を一定に保ちながら,系の温度・体積などを変化させること。定圧変化。

とう-い【等位】🔗🔉

とう-い [1] 【等位】 (1)等しい位(クライ)。等しい位地。 (2)等級。階級。くらい。

とううりょう-せん【等雨量線】🔗🔉

とううりょう-せん トウウリヤウ― [0] 【等雨量線】 地図上で雨量の等しい地点を連ねた線。

とうおう-らん【等黄卵】🔗🔉

とうおう-らん トウワウ― [3] 【等黄卵】 卵黄が卵内に均等に分布する卵。ウニ・ヒトデ・ナメクジウオ・哺乳類などの卵。

とう-おん【等温】🔗🔉

とう-おん ―ヲン [0] 【等温】 温度・気温の等しいこと。また,等しい温度・気温。

とうおん-せん【等温線】🔗🔉

とうおん-せん ―ヲン― [0] 【等温線】 (1)天気図上または気候図上で,気温の等しいところを結んだ線。 (2)一定温度のもとで物質の圧力が変化したとき,圧力と体積の関係を示す曲線。

とうおん-そう【等温層】🔗🔉

とうおん-そう ―ヲン― [3] 【等温層】 気温が高さによって変化せず一定している大気層。成層圏の下部はほぼ等温層を形成することが多い。

とうおん-どうぶつ【等温動物】🔗🔉

とうおん-どうぶつ ―ヲン― [5] 【等温動物】 ⇒恒温動物(コウオンドウブツ)

とうおん-へんか【等温変化】🔗🔉

とうおん-へんか ―ヲン―クワ [5] 【等温変化】 温度を一定に保って行われる熱力学的な変化。

とう-か【等価】🔗🔉

とう-か [1] 【等価】 (1)価値・価格の等しいこと。同価。 (2)「同値(ドウチ)」に同じ。

とうか-げんり【等価原理】🔗🔉

とうか-げんり [4] 【等価原理】 アインシュタインが一般相対性理論における基本原理とした原理の一。慣性系に対して加速された系ではたらく見かけの力と重力とは,力学的に全く同等であるという主張。

とうか-こうかん【等価交換】🔗🔉

とうか-こうかん ―カウクワン [4] 【等価交換】 等しい価値を有するものを相互に交換すること。特に,地主が土地を,開発者が建設資金を出資し,完成後の土地と建物を出資比率に応じて取得する開発方式をいう。

とうか-ていり【等価定理】🔗🔉

とうか-ていり [4] 【等価定理】 政府が財政政策を行うための財源を公債発行に求める場合,その利子支払いや償還は結局は将来の租税収入によるのであるから,財源を最初から租税に求める場合と経済的効果は等しいとする考え。リカードの等価定理。

とう-がい【等外】🔗🔉

とう-がい ―グワイ [0][1] 【等外】 ある等級・順位の中にはいらないこと。「―に落ちる」「―品」

とう-かく【等角】🔗🔉

とう-かく [0] 【等角】 互いに等しい角。

とうかく-さんかくけい【等角三角形】🔗🔉

とうかく-さんかくけい [7] 【等角三角形】 三つの内角が等しい三角形,すなわち正三角形。

とうかく-とうえいず【等角投影図】🔗🔉

とうかく-とうえいず ―ヅ [7] 【等角投影図】 (1)投影図の一。互いに直交する三軸を一二〇度ずつの等角で交わっているように見る方向から投影した図。等軸側投影図。 (2)地球上の角度を正確に表現している地図。平射図法やメルカトル図法などで描く。海図や航空図などに用いる。

とう-がく【等覚】🔗🔉

とう-がく [0] 【等覚】 〔仏〕 (1)仏のこと。すべてを悟った諸仏の悟りが等しいことをいう。 (2)仏と等しい悟りを得て,次生で仏となることのできる位。菩薩修行を五十二段階に分けたうち,最高の仏位である妙覚に次ぐ位。

とうかそくど-うんどう【等加速度運動】🔗🔉

とうかそくど-うんどう [7] 【等加速度運動】 加速度が一定であるような運動。重力による自由落下運動はその一例。

とう-かつ【等割】🔗🔉

とう-かつ [0] 【等割】 受精卵の全割で,割球がほぼ等しい大きさになる卵割様式。多くの腔腸動物,海綿動物・棘皮動物の一部でみられる。等全割。全等割。

とうかつ-じごく【等活地獄】🔗🔉

とうかつ-じごく トウクワツヂゴク [5] 【等活地獄】 〔仏〕 八大地獄の第一。殺生を犯した者の落ちる地獄。鉄棒や刀で身を寸断され骨を砕かれて死ぬが,涼風が吹くと蘇(ヨミガエ)り,再び獄卒に苦しめられるという。

とう-かん【等閑】🔗🔉

とう-かん [0] 【等閑】 物事の扱いをいい加減にすること。注意を払わないこと。なおざり。「―にする」「青春の月日を―に過す/思出の記(蘆花)」

とうかん=に付(フ)・す🔗🔉

――に付(フ)・す いいかげんにしておく。なおざりにする。

とうかん-し【等閑視】🔗🔉

とうかん-し 【等閑視】 (名)スル 物事をなおざりにすること。注意を払わず,ないがしろにすること。「―されてきた問題」

とうかん-な・い【等閑ない】🔗🔉

とうかん-な・い 【等閑ない】 (形)[文]ク とうかんな・し 〔中世・近世語〕 なおざりに思っていない。ねんごろである。「爰にそれがしが―・い方が御ざるが/狂言・二人大名」

とうきゃく-だいけい【等脚台形】🔗🔉

とうきゃく-だいけい [5] 【等脚台形】 底辺でない二辺の長さの等しい台形。底辺でない二辺が平行でない場合に限っていうことがある。

とうきゃく-るい【等脚類】🔗🔉

とうきゃく-るい [4] 【等脚類】 甲殻綱等脚目に属する節足動物の総称。体は通常扁平で,七胸節と六腹節をもつものが多い。多くは体長1センチメートル内外。海産・淡水産・陸生のものがあり,寄生性のものもある。フナムシ・ワラジムシなど。

とう-きゅう【等級】🔗🔉

とう-きゅう ―キフ [0] 【等級】 (1)上下の位。優劣の段階。階級。「出荷する果物に―を付ける」 (2)天体の明るさの段階を表す数値。かつて肉眼でみとめられる最も明るい二〇個ほどの恒星を一等星とし,最も暗い星々を六等星としたが,この間の光の強さの差が一〇〇倍であることに着目し,肉眼での明るさと大差ないものとなるように等級が定義され,一等級違うと光の強さは約二・五一倍違うとした。等級の大きいものほど暗く,明るい星ではゼロから,マイナスの等級となる。例えば,太陽の等級はマイナス二七等。視等級。実視等級。見掛けの等級。 →絶対等級

とう-きょり【等距離】🔗🔉

とう-きょり [3] 【等距離】 離れている距離や程度が同じであること。「―外交」

とう-ごう【等号】🔗🔉

とう-ごう ―ガウ [0] 【等号】 二つの数・式などの間にはさんで,これら二つが等しいことを表す記号。「=」を用いる。

とうこう-せん【等高線】🔗🔉

とうこう-せん トウカウ― [0] 【等高線】 地形の高低や傾斜の緩急を地図に表すため,標高の等しい点を連ねた曲線。五万分の一の地図では高低差を20メートルごとに実線で,100メートルごとに太線で示している。水平曲線。同高線。等高曲線。

とうご-せん【等語線】🔗🔉

とうご-せん [0] 【等語線】 言語現象の地理的分布を示すため,同一の言語的特徴をもつ地域とその特徴をもたない地域との境に引いた線。同語線。同位語線。

とう-こん【等根】🔗🔉

とう-こん [0] 【等根】 ⇒重根(ジユウコン)

とう-さ【等差】🔗🔉

とう-さ [1][0] 【等差】 (1)一定の基準による等級の差。ちがい。「黄葉の濃淡が又鮮やかな陰影の―を彼の眸中(ボウチユウ)に送り込んだ/明暗(漱石)」 (2)差が一定であること。

とうさ-きゅうすう【等差級数】🔗🔉

とうさ-きゅうすう ―キフ― [4][6] 【等差級数】 隣り合う二項の差が常に一定な級数。算術級数。

とうさ-すうれつ【等差数列】🔗🔉

とうさ-すうれつ [4] 【等差数列】 隣り合う二項の差が常に一定な数列。

とうじ-いん【等持院】🔗🔉

とうじ-いん トウヂン 【等持院】 京都市北区等持院北町にある臨済宗天竜寺派の寺。山号,万年山。1341年夢窓疎石を開山として足利尊氏が創建。尊氏が葬られて以後,足利氏歴代の廟所となる。寺号は尊氏の法号にちなむ。尊氏以下歴代将軍の木像や位牌がまつられる。

とう-しき【等式】🔗🔉

とう-しき [0] 【等式】 〔equality〕 式や文字や数が等号で結ばれているもの。(+2 のように等しい関係が の値にかかわらず常に成り立つもの(恒等式)と,−5+6=0 のように文字に特別の数値を与えた時だけ等しい関係が成り立つもの(方程式)とがある。

とうじく-しょうけい【等軸晶系】🔗🔉

とうじく-しょうけい トウヂクシヤウケイ [5] 【等軸晶系】 ⇒立方晶系(リツポウシヨウケイ)

とうじ-せい【等時性】🔗🔉

とうじ-せい [0] 【等時性】 時間の間隔が一定で等しいこと。特に,周期運動の周期が振れ幅に無関係で一定な場合をいう。「振り子の―」

とう-しつ【等質】🔗🔉

とう-しつ [0] 【等質】 質が同じであること。「文化の―性」

とう-しゅうりょうせん【等収量線】🔗🔉

とう-しゅうりょうせん ―シウリヤウセン [5] 【等収量線】 技術が一定のもとで,複数の投入物から一つの財を生産する場合,同一の生産水準をもたらす各投入量の組み合わせを示す線。等量線。 →生産関数

とう-しょうがく【等正覚】🔗🔉

とう-しょうがく ―シヤウガク [3] 【等正覚】 (1)(ア)仏の完全な悟り。阿耨多羅三藐三菩提(アノクタラサンミヤクサンボダイ)。(イ)仏のこと。仏の十号の一。等覚。正等覚。 (2)菩薩の五十二の段階のうち,五十一番目。悟りの内容が仏と等しいことからいう。

とう-しょく【等色】🔗🔉

とう-しょく [0] 【等色】 色の知覚で二つの色が等しいと感じること。光のスペクトル特性が異なっても,二つの色の三属性(彩度・色相・明度)が等しければ,同じ色に見える。

とうじりょく-せん【等磁力線】🔗🔉

とうじりょく-せん [0] 【等磁力線】 地磁気の水平分力の大きさが等しい場所を連ねた曲線。

とう-しん【等身】🔗🔉

とう-しん [0] 【等身】 〔「とうじん」とも〕 人の身長と同じくらいの高さであること。

とうしん-だい【等身大】🔗🔉

とうしん-だい [0] 【等身大】 (1)肖像・彫像などが人の体と同じ大きさであること。「―の立像」 (2)飾ったり,おとしめたりしていない,ありのままの姿。「―のアメリカ」

とう-しん【等親】🔗🔉

とう-しん [0] 【等親】 親等(シントウ)の慣用的な言い方。 →親等

とうしん-せん【等深線】🔗🔉

とうしん-せん [0] 【等深線】 海や川の水深の等しい点をつらねて作った地図上の曲線。同深線。

とう-せい【等星】🔗🔉

とう-せい [0] 【等星】 明るさによる星の呼称。等級数を頭に付けて用いる。一等級の明るさの星を一等星という。一等星は二等星の約二・五倍,二等星は三等星の約二・五倍,…五等星は六等星の約二・五倍明るい。

とう-せき【等積】🔗🔉

とう-せき [0] 【等積】 面積あるいは体積が等しいこと。

とうせき-へんか【等積変化】🔗🔉

とうせき-へんか ―クワ [5] 【等積変化】 体積を一定に保ちながら,系の温度・圧力などを変化させること。定積変化。

とう-そく【等速】🔗🔉

とう-そく [0] 【等速】 速さが等しいこと。

とうそく-ど-うんどう【等速度運動】🔗🔉

とうそく-ど-うんどう [6] 【等速度運動】 速さと運動の方向が一定であるような運動。外力が作用しないとき,物体は等速度運動をする。等速直線運動。

とうそく-ず【等測図】🔗🔉

とうそく-ず ―ヅ [4] 【等測図】 等角投影図で,直交三軸を縮小せずに原寸で示した図。

とう-ち【等値】🔗🔉

とう-ち [1][0] 【等値】 (1)二つの数の値が等しいこと。 (2)〔論〕「同値(ドウチ)」に同じ。

とうち-がいねん【等値概念】🔗🔉

とうち-がいねん [4] 【等値概念】 〔論〕 内包が異なり,外延が同一の二つの概念。例えば宵の明星と明けの明星。同義概念。

とうち-ほう【等値法】🔗🔉

とうち-ほう ―ハフ [0] 【等値法】 連立方程式において,二つの方程式から一つの未知数を他の未知数で表す式を二つつくり,それらの式が互いに等しいとして,未知数を消去して解く方程式の解法。

とう-ちょう【等張】🔗🔉

とう-ちょう ―チヤウ [0] 【等張】 二種類の溶液の浸透圧が互いに等しいこと。アイソトニック。

とうちょう-えき【等張液】🔗🔉

とうちょう-えき ―チヤウ― [3] 【等張液】 等張である二つの溶液。特に血清や涙液などの体液の浸透圧と等しい浸透圧を示す溶液をいい,塩化ナトリウムの0.9パーセント溶液(生理食塩水)などがこれに相当する。注射剤・点眼剤は等張液である。 →等張液[表]

とうでん-てん【等電点】🔗🔉

とうでん-てん [3] 【等電点】 アミノ酸やタンパク質などの両性電解質で,溶液の水素イオン濃度を変化させたとき,溶質粒子の正と負の電荷が全体としてゼロになり,電場をかけても移動しないような状態。通常,水素イオン指数 pH で表す。水酸化アルミニウムなどの両性の沈殿にもあり,等電点では最小の溶解度を示す。

とう-とう【等等】🔗🔉

とう-とう 【等等】 (接尾) 〔接尾語「等」を重ねて強めた言い方〕 名詞およびこれに準ずる語に付いて,並べあげた同類のものがまだ他にもあること,またそれらを省略して例示する意を表す。等等(ナドナド)。「英・米・独・仏―の欧米各国」

とう-はい【等輩】🔗🔉

とう-はい [0] 【等輩】 同じ身分の仲間。同輩。

とうはく【等伯】🔗🔉

とうはく 【等伯】 ⇒長谷川(ハセガワ)等伯

とう-ひ【等比】🔗🔉

とう-ひ [1] 【等比】 二つの比が等しいこと。

なおざり【等閑】🔗🔉

なおざり ナホザリ [0] 【等閑】 (名・形動)[文]ナリ (1)真剣でないこと。いいかげんにして,放っておくこと。また,そのさま。「商売を―にする」 (2)深く心にとめないこと。あっさりしていること。また,そのさま。「よき人は…興ずるさまも―なり/徒然 137」

なおざり-ごと【等閑言】🔗🔉

なおざり-ごと ナホザリ― 【等閑言】 真実みのない言葉。「宮,大将,あぶなあぶな―をうち出で給ふべきにもあらず/源氏(胡蝶)」

なおざり-ごと【等閑事】🔗🔉

なおざり-ごと ナホザリ― 【等閑事】 その場かぎりのこと。「物詣での中宿り,行き来のほどの―に気色ばみかけて/源氏(椎本)」

など【等・抔】🔗🔉

など 【等・抔】 (副助) 〔「なにと」の転である「なんど」から。中古以降の語。発生期から「なんど」の形も用いられ,近世以降「なぞ」「なんぞ」「なんか」の形も用いられた〕 体言または体言に準ずるもの,文節や文などに接続する。多くの中から一つのものを例示するのが本来の用法である。 (1)多くの事柄の中から,主なものを取りあげて「たとえば」の気持ちをこめて例示する。多くの場合,他に同種類のものがあることを言外に含めて言う。「…や…や…など」の形で総括することもある。「雨や風―の被害がでています」「委員会―で調査してから報告します」「植木の手入れや草取り―してくたびれた」 (2)ある事物を特に取りあげて例示する。(ア)軽んじて扱う場合。「だれが急ぎ―するものか」「君―の言うことを聞くものか」(イ)叙述を弱めやわらげる場合。この場合には例示の気持ちはあまりない。文語文や古文に多く見られる用法。「彼―よくやっているほうだね」「かの御法事―し給ふにも,いかめしうとぶらひ聞え給へり/源氏(紅葉賀)」 (3)引用文を受けて,大体このようなことを,の意を表す。現代語では「などと」の形で用いることが多い。「三学期に入ってから勉強すればいい―とのんきなこと言っている」「あやしきまで,此の世の事にはおぼえ侍らぬ―宣ひて/源氏(若紫)」 〔語源が「なにと」であるために,古くは引用文を受ける場合にも格助詞「と」の付かないのが普通であったが,語源意識が薄れるに従って「と」が付くようにもなった〕

ひと・し【等し】🔗🔉

ひと・し 【等し】 (形シク) ⇒ひとしい

ひとし・い【等しい・均しい・斉しい】🔗🔉

ひとし・い [3] 【等しい・均しい・斉しい】 (形)[文]シク ひと・し (1)二つ以上のものの間に,数量・程度・性質などの差がない。まったく同じである。「―・い長さ」「 A と B は重さが―・い」「―・くなるように分ける」 (2)様子や状態などがまったくそっくりだ。非常によく似ている。同じようである。「詐欺に―・い行為」「乞食に―・い生活」 →ひとしく [派生] ――さ(名)

ひとしく【等しく・斉しく】🔗🔉

ひとしく 【等しく・斉しく】 (副) 〔形容詞「ひとしい」の連用形から〕 全体的に一様であるさま。どれも同じであることにいう。 (1)同様に。ともに。「われら―人間だ」 (2)同時に。一斉に。「全員―挙手した」「全員―黙祷した」「鈴の音を聞くと―身を起して/義血侠血(鏡花)」

ひとし-ご【等し碁】🔗🔉

ひとし-ご 【等し碁】 囲碁の技量に優劣がないこと。相碁(アイゴ)。「頭の中将と―なり/枕草子 161」

ひとし-なみ【等し並み】🔗🔉

ひとし-なみ [0] 【等し並み】 (名・形動)[文]ナリ 差別をせずに同じようにする・こと(さま)。同等。同様。「大人も子供も―に扱う」「世の人と―の偽をいひ合たるに/浴泉記(喜美子)」

ひとし・む【等しむ・斉しむ】🔗🔉

ひとし・む 【等しむ・斉しむ】 (動マ下二) ひとしくする。同じものとする。「吹きわたす風にあはれを―・めていづくもすごき秋の夕暮/山家(秋)」

ら【等】🔗🔉

【等】 (接尾) (1)人を表す名詞や代名詞に付いて,複数であることを表す。謙譲・親愛・蔑視の気持ちを含んで,それと同類のものを漠然とさす。目上の人を表す語には付かない。「ぼく―の誓い」「われ―」「おまえ―」「こども―」「やつ―」「これ―」 (2)名詞に付いて,語調を整えまた,事物をおおよそにさし示す。「野―」「今日―」 (3)指示代名詞またはその語根に付いて,方向・場所などをおおよそに示す語を作る。「あち―」「ここ―」「どち―」「そち―」「いく―」 (4)人を表す名詞や代名詞に付いて,謙遜または蔑視の意を表す。自分に対する謙遜の気持ちは時代が下るとともに強くなり,相手や他人に対する蔑視の気持ちは古くは愛称としての用法ともなる。「かもがと我(ワ)が見し子―かくもがと我(ア)が見し子にうたたけだに対(ムカ)ひをるかもい添ひをるかも/古事記(中)」「憶良―は今は罷らむ子泣くらむそれその母も我(ワ)を待つらむそ/万葉 373」 (5)形容詞の語幹(シク活用は終止形)や擬態語に付いて,状態性の意の名詞または形容動詞の語幹を作る。「わびし―」「あな醜く賢し―をすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似る/万葉 344」「蘇枋(スホウ)の下簾,にほひいときよ―にて,榻(シジ)にうちかけたるこそめでたけれ/枕草子 60」

とう【等】(和英)🔗🔉

とう【等】 theclass[grade](等級);→英和 prize (賞);→英和 [など]and so on;etc.

とうあつせん【等圧線】(和英)🔗🔉

とうあつせん【等圧線】 《気象》an isobar;→英和 an isobaric line.

とうい【等位節(接続詞)】(和英)🔗🔉

とうい【等位節(接続詞)】 《文》a coordinate clause (conjunction).

とうおんせん【等温線】(和英)🔗🔉

とうおんせん【等温線】 《気象》an isothermal (line).

とうか【等価】(和英)🔗🔉

とうか【等価】 《化》equivalence.→英和 〜の equivalent.→英和 等価物 an equivalent.

とうがい【等外の】(和英)🔗🔉

とうがい【等外の】 under the regular grades.

とうかく【等角の】(和英)🔗🔉

とうかく【等角の】 equiangular.等角三角形 an equiangular triangle.

とうきゅう【等級】(和英)🔗🔉

とうきゅう【等級】 a class;→英和 a rank;→英和 an order.→英和 〜をつける grade;→英和 classify.→英和

とうきょり【等距離(に)】(和英)🔗🔉

とうきょり【等距離(に)】 at equal distances.

とうごう【等号】(和英)🔗🔉

とうごう【等号】 《数》a equal sign.

とうこうせん【等高線】(和英)🔗🔉

とうこうせん【等高線】 a contour (line).→英和

とうさ【等差数列(級数)】(和英)🔗🔉

とうさ【等差数列(級数)】 《数》an arithmetical progression (series).

とうしき【等式】(和英)🔗🔉

とうしき【等式】 《数》an equality.→英和

とうじせい【等時性】(和英)🔗🔉

とうじせい【等時性】 《理》isochronism.〜の isochronous.→英和

とうしつ【等質の】(和英)🔗🔉

とうしつ【等質の】 homogeneous.→英和

とうしん【等身大の】(和英)🔗🔉

とうしん【等身大の】 life-size.

とうしん【等親】(和英)🔗🔉

とうしん【等親】 thedegree of kinship.

とうすう【等数】(和英)🔗🔉

とうすう【等数】 an equal number.

とうそく【等速】(和英)🔗🔉

とうそく【等速】 《理》uniform velocity.

とうとう【等々】(和英)🔗🔉

とうとう【等々】 and so on[forth];etc.

ひとしい【等しい】(和英)🔗🔉

ひとしい【等しい】 […と等しい]be equal to;be equivalent;be identical(全く同じ).⇒同じ.等しく equally;→英和 evenly (均等に);alike (同様に).→英和

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