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とう【等】🔗⭐🔉
とう【等】

接尾
同種のものを並べあげて、そのほかにもまだあることを表す。など。
「松、杉、椎しい━の常緑樹」
(造)
くらい。階級。順序。
「━級」
「上━・初━・親━・劣━」
「一━賞」
差がない。ひとしい。
「━式・━分」
「均━・対━・平━びょうどう・━間隔」
なかま。
「━類」











とうあつ‐せん【等圧線】🔗⭐🔉
とうあつ‐せん【等圧線】

名
天気図上で、気圧の等しい地点を結んだ線。




とう‐い【等位】━ヰ🔗⭐🔉
とう‐い【等位】━ヰ

名
くらい。等級。
等しい位置。等しい等級。
「━の接続詞」






とう‐おん【等温】━ヲン🔗⭐🔉
とう‐おん【等温】━ヲン

名
温度が等しいこと。また、その温度。
「━線(=天気図・気候図上で、温度の等しい地点を結んだ曲線)」




とう‐か【等価】🔗⭐🔉
とう‐か【等価】

名
物の価値・価格が同じであること。同価。
「━交換」




とう‐がい【等外】━グヮイ🔗⭐🔉
とう‐がい【等外】━グヮイ

名
定められた等級・順位の中に入らないこと。
「━品」




とう‐かん【等閑】🔗⭐🔉
とう‐かん【等閑】

名・他サ変
物事を軽視し、いい加減に扱うこと。なおざり。
「忠告を━に付す」
「━視」




とう‐きゅう【等級】━キフ🔗⭐🔉
とう‐きゅう【等級】━キフ

名
上下・優劣などの順位を示す段階。
「出荷する野菜に━を付ける」
天体を地上から見た光度を表す単位。数が小さいほど明るく、一等級上がるごとに約二・五一倍ずつ明るくなる。






とう‐ごう【等号】━ガウ🔗⭐🔉
とう‐ごう【等号】━ガウ

名
数学で、二つの数や式が等しいことを表す記号。「=」を用いる。イコール。イコール記号。




とうこう‐せん【等高線】トウカウ━🔗⭐🔉
とうこう‐せん【等高線】トウカウ━

名
地図上で、地形の起伏を表すために標高の等しい点を結んだ曲線。水平曲線。等高曲線。コンター。




とう‐さ【等差】🔗⭐🔉
とう‐さ【等差】

名
等級による違い。
数学で、差が等しいこと。
「━数列」






とう‐しつ【等質】🔗⭐🔉
とう‐しつ【等質】

名・形動
二つ以上のものの質が同じであること。
どの部分も性質・成分が同じであること。
「━の溶液」






とう‐しん【等身】🔗⭐🔉
とう‐しん【等身】

名
高さが人の身長と同じくらいであること。
「━像」




とう‐しん【等親】🔗⭐🔉
とう‐しん【等親】

名
家族の階級的序列を表す語。妻から見て夫は一等親、夫から見て妻は二等親となる。
◇親族関係の遠近を表す「親等」とは異なるが、現在では混用される。




とうしん‐せん【等深線】🔗⭐🔉
とうしん‐せん【等深線】

名
地図上で、水底の地形を表すために水深の等しい点を結んだ曲線。同深線。




とうしん‐だい【等身大】🔗⭐🔉
とうしん‐だい【等身大】

名
人体と同じ大きさであること。
「━の人形」
虚飾・誇張などのない、ありのままの姿であること。
「━の高校生を主人公にしたドラマ」






とう‐とう【等等】🔗⭐🔉
とう‐とう【等等】

接尾
並べあげたそれらの類がまだほかにもあること、また、それらを省略して例示する意を表す。
「マグロ、カツオ、サンマ━の回遊魚」
◇「等」を重ねて強めた語。




とう‐ばい【等倍】🔗⭐🔉
とう‐ばい【等倍】

名
もとの大きさと等しいこと。
「画像を━で見る」




とう‐ひ【等比】🔗⭐🔉
とう‐ひ【等比】

名
二つの比が等しいこと。




とう‐ぶん【等分】🔗⭐🔉
とう‐りょう【等量】━リャウ🔗⭐🔉
とう‐りょう【等量】━リャウ

名
等しい分量。同量。




なおざり【
等閑
】ナホザリ🔗⭐🔉
なおざり【
等閑
】ナホザリ

名・形動
物事を軽くみて、いい加減にしておくこと。おろそか。等閑とうかん。
「家業を━にする(=軽視する)」
「品質を━にして利益だけを追求する」
「おざなり」は、形は似ているが、別語。その場かぎりの間に合わせであるの意。「自分の健康を
○
なおざりにする/×
おざなりにする」「○
おざなりな謝罪/×
なおざりな謝罪」












など🔗⭐🔉
など

副助
《体言や活用語の終止形に付いて》類似の物事の中から例として示す。
「東京や大阪などの大都市」
「野菜などが値上がりした」
「休日は本を読むなどして過ごす」
《体言に付いて》他にもあることを含みながら、特に一つを取り上げる。
「これなどお買い得ですよ」
「彼女など適任だね」
軽んじる気持ちをこめて取り上げる。
《否定的な表現を伴って》取るに足りないものとして取り上げて否定の意を強める。
「あなたなどには分からない」
「表彰など受けたくもない」
「あいつになど負けるものか」
「泣いてなどいられない」
《活用語の言い切りの形に付いて、発言や思考の表現を伴って》おおよその内容を反発の気持ちをこめて示す。
「今さら行くなどと言ってももう遅い」
「許してもらおうなどという甘い考えは捨てろ」
◆不定の代名詞「なに」+助詞「と」が、「なんど→など」と転じた。
やや俗語的な言い方に「なぞ」「なんぞ」が、古風で方言的な言い方に「なんど」がある。「あんたなんぞはひっこんでいろ」



のくだけた言い方に「なんか」がある。「これなんか、いいんじゃない?」
もと「▽等」「▼抔」とも。

















ひとし・い【等しい(▽斉しい・▽均しい)】🔗⭐🔉
ひとし・い【等しい(▽斉しい・▽均しい)】

形
二つ(以上)のものが、数量・形状などにおいて完全に一致するさま。同一だ。同じだ。
「4×4と2×8は値が━」
「形は━が大きさが異なる」
《「…に(も)━」の形で》基準とするもの(特に、極端な程度のもの)に限りなく近いと思われるさま。
「伸び率はゼロに━」
「沈黙はしばしば同意に━」
「その言い方は脅しに(も)━」
◆
「等」は広く使う。「斉」は「斉しく」の形で「全員斉しく(=そろって)賛成した」「全山斉しく霧におおわれる」のように、「均」は公平に行き渡る意で使うが、今は、「等」でまかなう。
‐さ








ひとしく【等しく(▽斉しく・▽均しく)】🔗⭐🔉
ひとしく【等しく(▽斉しく・▽均しく)】

副
いずれもおなじように。こぞって。
「来訪者全員が━祝意を示した」
「兄弟━五百円ずつもらった」
「兄弟[みな]━」のように名詞に直接付く形でも使う。「兄弟━反対した」
《「…と━」の形で》…するやいなや。…した途端に。
「到着すると━車はまた出発した」
◆
→等しい








ひとし‐なみ【等し並み】🔗⭐🔉
ひとし‐なみ【等し並み】

名・形動
差別をしないで同じように扱うこと。同等。同様。
「大人も子供も━に扱う」




ら【▽等】🔗⭐🔉
ら【▽等】

接尾
人を表す名詞や代名詞、または指示代名詞に付いて、複数であること、他にも同類があることを表す。たち。
「子ども━」
「ぼく━・彼━・やつ━・こいつ━」
「鈴木君━一行」
「これ━」
人を表す語に付く場合は謙譲または蔑視べっしの気持ちを含み、本来目上の相手には使わない。「○
先生[母親]たち/×
先生[母親]ら」
近年、謙譲・蔑視の意識が失われ、単なる複数ととらえる傾向にあり、マスコミなどで「首相ら・受賞者ら・来賓らいひんら・招待客ら」などと使う。
指示代名詞に付いて、その時・方向・場所、またはその人・事物などを漠然と示す。
「あち━・そち━・どち━・いく━」











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