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たち【達・等】🔗⭐🔉
たち【達・等】
〔接尾〕
1 人を表す名詞・代名詞に付いて、複数を表す。また、そのすべてのものを含む意も表す。上代では、神・天皇・高貴な人に限られたが、時代が下がるにつれて範囲が拡大し、丁寧な表現として用いられるようになった。「ども」「ら」に比べて敬意が強い。*万葉‐四二四〇「いはへ神多智(タチ)」
2 複数の意が薄れ、軽い敬意を表す。*浄・堀川波鼓‐下「あみ笠召てお出なされたとの達は」
3 (「だち」とも)敬意を失って、目下の者、一人称の代名詞、また擬人化して動物などにも用いる。*読・弓張月‐続「汝達(タチ)がいふごとく」
とう【等】🔗⭐🔉
とう【等】
物事の格付けをさしていう。しな。わかち。*伎・月梅薫朧夜‐一幕「死刑に処する罪人でさへ、その情状を酌量して等を減ずるのが今日の趣意ぢゃ」
〔接尾〕
1 物事を列挙する際、その一部だけを示して他を省略するのに用いる。など。たぐい。*申楽談儀「出役人とうのことは、なをなをよくよく尋ねて」
2 階級や順位を数えるのに用いる。


とう‐あつ【等圧】🔗⭐🔉
とう‐あつ【等圧】
気圧が等しいこと。
とうあつ‐せん【等圧線】🔗⭐🔉
とうあつ‐せん【等圧線】
天気図上で、気圧の等しい地点を連ねた線。
とう‐い【等位】(‥ヰ)🔗⭐🔉
とう‐い【等位】(‥ヰ)
1 等級。位階。くらい。
2 等しい等級。等しい位置。
とうい‐がいねん【等位概念】(トウヰ‥)🔗⭐🔉
とうい‐がいねん【等位概念】(トウヰ‥)
=どういがいねん(同位概念)
とううりょう‐せん【等雨量線】(トウウリャウ‥)🔗⭐🔉
とううりょう‐せん【等雨量線】(トウウリャウ‥)
雨量の等しい地点を連ねた線。
とうおう‐らん【等黄卵】(トウワウ‥)🔗⭐🔉
とうおう‐らん【等黄卵】(トウワウ‥)
卵黄が細胞質中に平等に分布している卵。多くの無脊椎動物・哺乳類の卵がこれに属する。
とう‐おん【等温】(‥ヲン)🔗⭐🔉
とう‐おん【等温】(‥ヲン)
温度が等しいこと。等しい温度。
とうおん‐せん【等温線】(トウヲン‥)🔗⭐🔉
とうおん‐せん【等温線】(トウヲン‥)
1 等しい気温の点を連ねた線。天気図に描かれることが多い。
2 一定温度下での、ある物質の体積と圧力との関係を示す特性曲線。
とうおん‐そう【等温層】(トウヲン‥)🔗⭐🔉
とうおん‐そう【等温層】(トウヲン‥)
大気の上層で、対流圏の上にあり、気温のほぼ一定した部分。地上一〇キロメートルから三〇キロメートルの高空で、ふつう成層圏という。
とうおん‐どうぶつ【等温動物】(トウヲン‥)🔗⭐🔉
とうおん‐どうぶつ【等温動物】(トウヲン‥)
=ていおんどうぶつ(定温動物)
とうおん‐へんか【等温変化】(トウヲンヘンクヮ)🔗⭐🔉
とうおん‐へんか【等温変化】(トウヲンヘンクヮ)
物質の温度を一定に保ちながら行う物質の変化。
とう‐か【等価】🔗⭐🔉
とう‐か【等価】
1 物の価格や価値が同じであること。また、その価格・価値。同価。
2 =どうち(同値)1
とう‐がい【等外】(‥グヮイ)🔗⭐🔉
とう‐がい【等外】(‥グヮイ)
1 定められた等級・順位の中にはいらないこと。等級の外。
2 「とうがいかん(等外官)」の略。
とうがい‐かん【等外官】(トウグヮイクヮン)🔗⭐🔉
とうがい‐かん【等外官】(トウグヮイクヮン)
明治時代の官制で、判任官の下に位置した官吏の称。
とうか‐がいねん【等価概念】🔗⭐🔉
とうか‐がいねん【等価概念】
=とうちがいねん(等値概念)
とう‐かく【等角】🔗⭐🔉
とう‐かく【等角】
角が等しいこと。また、それらの角。
とう‐がく【等覚】🔗⭐🔉
とう‐がく【等覚】
仏語。
1 (真理を悟った仏の悟りの内容が等しいという意で)仏をいう。
2 修行が満ちて、智慧・功徳が仏と等しくなった最高の位。菩薩(ぼさつ)の最高位。また、その菩薩。
3 真宗で、他力の信心を得た正定聚不退の弥勒と等しい位。
とうかく‐さんかくけい【等角三角形】🔗⭐🔉
とうかく‐さんかくけい【等角三角形】
すべての内角が等しい三角形。正三角形。
とうかく‐とうえいず【等角投影図】(‥トウエイヅ)🔗⭐🔉
とうかく‐とうえいず【等角投影図】(‥トウエイヅ)
1 投影図で、互いに直交する三軸が一二〇度ずつの等角で交わっているように見える方向に投影した図。
2 地球上の角度が正確に表現されているような地図。
とう‐かち【等価値】🔗⭐🔉
とう‐かち【等価値】
価値が等しいこと。
とう‐かつ【等割】🔗⭐🔉
とう‐かつ【等割】
動物卵の卵割型の一型式。割球の大きさがほぼ同一な卵割で、棘皮動物、哺乳類などに見られる。含有卵黄が比較的少なく、分布が一様であるため割球が等しく分割する。
とうかつ‐じごく【等活地獄】(トウクヮツヂゴク)🔗⭐🔉
とうかつ‐じごく【等活地獄】(トウクヮツヂゴク)
(「等活」は前と等しく活(い)きる意)仏語。八熱地獄の第一。南瞻部洲の下、千または五千由旬の所にあるといい、獄卒により身を裂き骨を砕いて殺され、涼風により生きかえるという責め苦を繰り返す。殺生などの罪を犯した者がここに堕(お)ちるという。
とう‐かん【等閑】🔗⭐🔉
とう‐かん【等閑】
1 物事をいいかげんな気持ですること。気にもとめないで放っておくこと。なおざりにすること。おろそか。ゆるがせ。
2 (「等閑無い」の意で用いたものか)間柄がなおざりでないこと。ごく親しくして心を許しあっていること。心やすいこと。別懇。懇親。*古今著聞集‐跋「繊芥のへだてなく、等閑の儀あさからざらむには、間(まま)これをゆるすべし」
●等閑に付(ふ)す
物事をいいかげんに放っておく。なおざりにする。
●等閑に付(ふ)す🔗⭐🔉
●等閑に付(ふ)す
物事をいいかげんに放っておく。なおざりにする。
とう‐かん【統監】
1 政治・軍事などの全体を統轄し、命令を下し、かつ監督すること。
2 保護国に駐在して、本国の代表者として条約または法令に基づくさまざまな政務を統轄する官。
3 統監府の長官。
とうかん‐し【等閑視】🔗⭐🔉
とうかん‐し【等閑視】
無視して放っておくこと。おろそかに思うこと。
とうかん‐な・い【等閑無い】🔗⭐🔉
とうかん‐な・い【等閑無い】
〔形口〕
とうかんな・し〔形ク〕いいかげんに思っているところがない。忘れることがない。また、遠慮がなくて心やすい。ねんごろ。別懇。懇親。*虎明本狂言・二人大名「爰にそれがしがとうかんなひかたが御ざるが」

とうきゃく‐さんかくけい【等脚三角形】🔗⭐🔉
とうきゃく‐さんかくけい【等脚三角形】
二辺の長さが等しい三角形。二等辺三角形。
とうきゃく‐もく【等脚目】🔗⭐🔉
とうきゃく‐もく【等脚目】
節足動物門甲殻綱軟甲亜綱の一目。からだは一般に背腹に扁平で、明瞭な頭胸部はないが、第一、二胸節は頭部と癒合する。七個の自在胸節には胸脚がある。第一胸脚は顎脚となり、雌では胸脚の一部が育板、育房を形成する。雌雄異体。海産・淡水産・陸産のほか寄生生活を営むものもある。フナムシ、ダンゴムシ、タイノエ、ワラジムシなど。等脚類。
とう‐きゅう【等級】(‥キフ)🔗⭐🔉
とう‐きゅう【等級】(‥キフ)
1 上下の段階。くらい。階級。
2 天体の光度を示す階級。光度が二・五一二倍になるごとに一等級減少する。測定方法によって実視等級・写真等級・輻射計等級などがある。
とうきゅう‐がいねん【等級概念】(トウキフ‥)🔗⭐🔉
とうきゅう‐がいねん【等級概念】(トウキフ‥)
=どういがいねん(同位概念)
とう‐ごう【等号】(‥ガウ)🔗⭐🔉
とう‐ごう【等号】(‥ガウ)
二つの数・式などの間に置いて、それらが相等しい関係にあることを示す符号。「=」を用い、「イコール」と読む。
とうこう‐せん【等高線】(トウカウ‥)🔗⭐🔉
とうこう‐せん【等高線】(トウカウ‥)
地図上で、土地の高低・起伏を表現するために標高の等しい地点を連ねた線。水平曲線。コンター。
とうご‐せん【等語線】🔗⭐🔉
とうご‐せん【等語線】
言語地理学の用語。言語的特徴の地理的分布を示す図で、ある一つの特徴が見られる地域とそうでない地域との境目をあらわす線。
とう‐こん【等根】🔗⭐🔉
とう‐こん【等根】
二次以上の方程式の根(こん)のうち、相等しい二個の根。また、重根。同根。
とう‐さ【等差】🔗⭐🔉
とう‐さ【等差】
1 人または物などに、ある一定の基準によってちがいをつけること。また、その格差。ちがい。差等。
2 数列が等差数列であること。級数が等差級数であること。
とうさ‐きゅうすう【等差級数】(‥キフスウ)🔗⭐🔉
とうさ‐きゅうすう【等差級数】(‥キフスウ)
等差数列の各項を加法記号「+」で結んだもの。算術級数。
とうさ‐すうれつ【等差数列】🔗⭐🔉
とうさ‐すうれつ【等差数列】
隣り合う各項の差がつねに一定であるような数列。
とう‐じ【等次】🔗⭐🔉
とう‐じ【等次】
段階。次第。
とうじ‐いん【等持院】(トウヂヰン)🔗⭐🔉
とうじ‐いん【等持院】(トウヂヰン)
京都市北区等持院北町にある臨済宗の寺。山号は万年山。もと仁和寺の一院であったが、暦応四年足利尊氏が夢窓疎石を開山として再興。足利尊氏がここに葬られて以後、足利代々の菩提所となった。京都十刹の一つ。
とう‐しき【等式】🔗⭐🔉
とう‐しき【等式】
二つの数または式を等号で結んだもの。式に含まれている文字がある特定の値をとるときにのみ成り立つ方程式と、すべての値について成り立つ恒等式とがある。
とう‐じく【等軸】(‥ヂク)🔗⭐🔉
とう‐じく【等軸】(‥ヂク)
結晶系の中で結晶軸が等長であるもの。
とうじく‐しょうけい【等軸晶系】(トウヂクシャウケイ)🔗⭐🔉
とうじく‐しょうけい【等軸晶系】(トウヂクシャウケイ)
等長の三結晶軸が互いに直交する結晶系。立方晶系。
とうじ‐せい【等時性】🔗⭐🔉
とうじ‐せい【等時性】
時間間隔が一定であること。特に振子などの周期的な運動で、その周期が振幅の大小に無関係に一定であること。
とう‐しつ【等質】🔗⭐🔉
とう‐しつ【等質】
質が同じであること。
とうし‐もく【等翅目】🔗⭐🔉
とうし‐もく【等翅目】
シロアリ類のこと、前翅と後翅の大きさや構造が同じようにできている。
とうじりょく‐せん【等磁力線】🔗⭐🔉
とうじりょく‐せん【等磁力線】
ある磁場での磁力の等しい点を連ねた線。
とう‐しん【等身】🔗⭐🔉
とう‐しん【等身】
(「とうじん」とも)人の身の丈(たけ)と等しい高さ。等身大。
とう‐しん【等親】🔗⭐🔉
とう‐しん【等親】
家族関係の緊密度を表すために使われる語。夫を一等親、妻を二等親とする。法律上親族関係の遠近を示す単位としての親等とは異なるが、両者はしばしば混用されている。
とうしん‐せん【等深線】🔗⭐🔉
とうしん‐せん【等深線】
地図上で、海底・湖底・川底などの地形を表すために深さの等しい点を連ねた線。同深線とも。
とうしん‐だい【等身大】🔗⭐🔉
とうしん‐だい【等身大】
=とうしん(等身)「等身大の人形」
とうしんど‐せん【等震度線】🔗⭐🔉
とうしんど‐せん【等震度線】
地図上で、地震の震度の等しい点を連ねた線。
とう‐せい【等星】🔗⭐🔉
とう‐せい【等星】
星の明るさを表す単位。以前は肉眼で見える最も明るい星を一等星、ようやく見える程度の星を六等星としたが、現在では、一等星の平均光度が六等星の一〇〇倍であることが見出され、この規準に従って等級の範囲が拡張されている。
とう‐せい【等儕】🔗⭐🔉
とう‐せい【等儕】
(「せい」は「儕」の慣用音。「とうさい」とも)なかま。ともがら。同輩。等輩。
とう‐そく【等速】🔗⭐🔉
とう‐そく【等速】
速度が等しいこと。同じ速度。
とうそく‐ず【等測図】(‥ヅ)🔗⭐🔉
とうそく‐ず【等測図】(‥ヅ)
等角投影図で、直交三軸を縮小させず、原寸大に描いた図。
とう‐だい【等第】🔗⭐🔉
とう‐だい【等第】
等級。功績を大功・中功・小功に等級づける類。
とう‐ち【等値】🔗⭐🔉
とう‐ち【等値】
1 値の等しいこと。
2 =どうち(同値)1
3 概念の外延が一致すること。
とうち‐がいねん【等値概念】🔗⭐🔉
とうち‐がいねん【等値概念】
(英equipollent conceptの訳語)二つの概念が内包を異にするが外延をまったく同じにする場合、二概念が互いに対していう関係。たとえば、「宵の明星」は物悲しさを意味し、「明けの明星」は希望を意味して内包を異にするが、外延は同じ金星をさすたぐい。等価概念。
とうち‐ほう【等置法】(‥ハフ)🔗⭐🔉
とうち‐ほう【等置法】(‥ハフ)
連立方程式の解法の一つ。連立方程式のそれぞれの式を一つの未知数について解き、それを等しいと置いて解く方法。
とう‐ちょう【等張】(‥チャウ)🔗⭐🔉
とう‐ちょう【等張】(‥チャウ)
二つの溶液の浸透圧が等しいこと。
とうちょう‐せん【等潮線】(トウテウ‥)🔗⭐🔉
とうちょう‐せん【等潮線】(トウテウ‥)
同時に同じ大きさの潮の干満の測定される地点を連結して得た図上の線。
とうでん‐てん【等電点】🔗⭐🔉
とうでん‐てん【等電点】
両性電解質やコロイド粒子などの電荷が零になるような水素イオン濃度。
とう‐とう【等等】🔗⭐🔉
とう‐とう【等等】
〔接尾〕(接尾語「等」を繰り返して強めたもの)名詞およびこれに準ずる語句に付いて、それらの類が他にまだ多くあること。また、それらを省略して例示する意を示す。
とう‐はい【等輩】🔗⭐🔉
とう‐はい【等輩】
(古くは「とうばい」とも)=どうはい(同輩)
とう‐ひ【等比】🔗⭐🔉
とう‐ひ【等比】
1 数列が等比数列であること。級数が等比級数であること。
2 値が1に等しい比。2‥2,10‥10など。
とうひ‐きゅうすう【等比級数】(‥キフスウ)🔗⭐🔉
とうひ‐きゅうすう【等比級数】(‥キフスウ)
等比数列の各項を加法記号「+」で結んだもの。幾何級数。
とうひ‐すうれつ【等比数列】🔗⭐🔉
とうひ‐すうれつ【等比数列】
隣り合う各項の比が常に一定であるような数列。
とうふくかく‐せん【等伏角線】🔗⭐🔉
とうふくかく‐せん【等伏角線】
地磁気の伏角のひとしい地点をつらね地図上に描かれた線。等伏線。
とう‐ぶん【等分】🔗⭐🔉
とう‐ぶん【等分】
1 (―する)ある数・量などを、二つまたはいくつかの相等しい部分に分けること。当分。
2 (形動)同じ分量。同じ程度。当分。*仮・浮世物語‐三「三人して等分に分け」
とう‐へん【等辺】🔗⭐🔉
とう‐へん【等辺】
多角形の辺の長さがすべて等しいこと。また、多角形の長さの等しい辺。
とうへんかく‐せん【等偏角線】🔗⭐🔉
とうへんかく‐せん【等偏角線】
地図上で、地磁気の偏角の等しい点を連ねた線。等方位角線。等方位線。
とうへん‐さんかくけい【等辺三角形】🔗⭐🔉
とうへん‐さんかくけい【等辺三角形】
三辺の等しい三角形。正三角形。
とうへん‐たかくけい【等辺多角形】🔗⭐🔉
とうへん‐たかくけい【等辺多角形】
辺の長さがすべて等しい多角形。
とうほういかく‐せん【等方位角線】(トウハウヰカク‥)🔗⭐🔉
とうほういかく‐せん【等方位角線】(トウハウヰカク‥)
=とうへんかくせん(等偏角線)
とうほう‐せい【等方性】(トウハウ‥)🔗⭐🔉
とうほう‐せい【等方性】(トウハウ‥)
物体の物理的性質が方向によって異ならないこと。⇔異方性
とうほう‐たい【等方体】(トウハウ‥)🔗⭐🔉
とうほう‐たい【等方体】(トウハウ‥)
等方性をもつ物体。気体や液体、非結晶性の固体など。
とうめん‐よう【等面葉】(‥エフ)🔗⭐🔉
とうめん‐よう【等面葉】(‥エフ)
外部形態的に表裏の区別がほとんどない葉。表皮や葉肉の組織にも背腹性がないのが普通だが、葉脈の構造には背腹性がある。ナギ、ユーカリ、スイセンなどの葉。
とう‐りょう【等量】(‥リャウ)🔗⭐🔉
とう‐りょう【等量】(‥リャウ)
分量が等しいこと。また、等しい量。
とう‐りん【等倫】🔗⭐🔉
とう‐りん【等倫】
同じ程度の仲間。同等のともがら。同輩。
とう‐るい【等類】🔗⭐🔉
とう‐るい【等類】
1 同等の種類。同類。
2 仲間。ともがら。
3 連歌・俳諧で、素材・表現の字句・趣向が他人の作品と似かよっていること。俳諧では、詞や表現が似て趣向・作意の異なるものを同巣(どうそう)と呼び、これと区別する説もある。同類。
なおざり【等閑】(なほざり)🔗⭐🔉
なおざり【等閑】(なほざり)
〔形動〕(「直(なお)去り」の意かという)深く心にとめないさま。本気でないさま。大事に思わないさま。かりそめ。「福祉行政を等閑にする」*後撰‐四〇三「なをさりに秋の山べを越えくれば」
なおざり‐ごと【等閑言】(なほざり‥)🔗⭐🔉
なおざり‐ごと【等閑言】(なほざり‥)
いいかげんな気持でいうことば。真実味のこもっていないことば。
なおざり‐ごと【等閑事】(なほざり‥)🔗⭐🔉
なおざり‐ごと【等閑事】(なほざり‥)
いいかげんな事。その場かぎりの事。気まぐれな行為。
な‐ど【等・抔】🔗⭐🔉
な‐ど【等・抔】
〔副助〕(「なんど」の変化)ほかにも同類のもののある中から一例として示す意を表す。
1 体言または体言と同資格の語句を受けて用いられる。
体言を受けて、類例を例示または暗示しつつ、代表として指し示す。「雑誌や新聞などに載る」*竹取「絹・綿・銭などある限り取り出てて」
引用文を受けて、おおよそのところを示す。語源が「なにと」であるため、古くは引用の場合にも下に格助詞「と」の付かないのが普通であったが、語源意識が薄れると「と」が付くようにもなった。*源氏‐紅葉賀「思ふさまに見え奉らんと思ふぞなど、こまごまと語らひ聞え給へば」
2 体言・形容詞連用形・副詞などを受け、漠然とさすことによって表現をやわらげる。「化粧などする年」*蜻蛉‐中「かうなど、しゐたるほどに、秋はくれ」
3 ある事物を取り立てて例示する。「私などとてもかなわない」「うそなどつかない」*大鏡‐三「我などをばかくなめげにもてなすぞ」
●等様(よう)
下に格助詞「の」「に」を伴って、「などの如き」「などの如く」の意を表す。*枕‐一八一「今日来むなどやうのすぢをぞいふらむかし」


●等様(よう)🔗⭐🔉
●等様(よう)
下に格助詞「の」「に」を伴って、「などの如き」「などの如く」の意を表す。*枕‐一八一「今日来むなどやうのすぢをぞいふらむかし」
ナトー【NATO】
(英North Atlantic Treaty Organizationの略称)=きたたいせいようじょうやくきこう(北大西洋条約機構)
なん‐ど【等・抔】🔗⭐🔉
なん‐ど【等・抔】
〔副助〕(「なにと」の変化)など(等)と同意。
1 体言、または体言と同格の語句を受ける。
類例を例示または暗示しつつ代表としてさし示す。*宇津保‐藤原の君「みなおとどびと・めのと・うなゐ・下仕なんど形心ある中に」
引用文を受けて、おおよそのところを示す。*宇津保‐藤原の君「『よかるべき』なむど宣ひて」
2 体言・用言の連用形、副詞などを受け漠然とさすことによって表現をやわらげる。*浜松中納言‐一「自らつつむかたがたありなんどして」
3 体言・用言の連用形などを受け、ある事物を取り立てて例示する。*発心集‐三「身灯入海なんどはことざまもあまりきはやかなり」


ひと
し【等し・均し・斉し】🔗⭐🔉
ひと
し【等し・均し・斉し】
〔形シク〕⇒ひとしい(等)

ひとし・い【等しい・均しい・斉しい】🔗⭐🔉
ひとし・い【等しい・均しい・斉しい】
〔形口〕
ひと
し〔形シク〕(「ひと(一)」の形容詞化という。二つ以上の物事の間に、ある点で同一性のあるさまの意)
1 多くの事が全体にそろっていて同じであるさま。
でこぼこがない。平均している。公平である。*源氏‐末摘花「上下ひとしく書い給へり」
いつもと同じである。平常である。*こんてむつすむん地‐三「はかなき事をひとしき心をもてうくべき事」
2 形状、性質、状態、程度、数値などを対比して、同じであるさま。「aとbの数値は等しい」*書紀‐神代下(鴨脚本訓)「形貌自づから天稚彦と恰然(ヒトシク)相ひ似れり」
3 時間的に同じであるさま。「…とひとしく」の形で、「…と同時に」の意に用いる。*讚岐典侍‐上「暮るるとひとしく参り給ひて」
4 大勢の行動が同じであるさま。誰も彼も一斉である。*源氏‐若菜下「皆ひとしく耳驚き侍れば」




ひとし‐ご【等し碁】🔗⭐🔉
ひとし‐ご【等し碁】
囲碁の腕前が互いに等しいこと。相碁(あいご)。
ひとし‐なみ【等し並】🔗⭐🔉
ひとし‐なみ【等し並】
(形動)同じ列にあること。同列。同等。
ひとし‐・む【等しむ・斉しむ】🔗⭐🔉
ひとし‐・む【等しむ・斉しむ】
〔他マ下二〕ひとしくする。等しく整える。並べる。*書紀‐斉明六年三月(北野本訓)「棹を斉(ヒトシメ)て近つき来(きい)て」
日国に「等」で始まるの検索結果 1-93。