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じょう-き【蒸気・蒸汽】🔗⭐🔉
じょう-き [1] 【蒸気・蒸汽】
(1)液体が蒸発したり,固体が昇華したりして気体となったもの。
(2)水蒸気。ゆげ。
(3)「蒸気船」「蒸気機関」の略。
じょうき-あつ【蒸気圧】🔗⭐🔉
じょうき-あつ [3] 【蒸気圧】
液体または固体と共存する気体の圧力。飽和蒸気圧をいうことが多い。通常は空気中の水蒸気の分圧をさす。
じょうき-がま【蒸気缶】🔗⭐🔉
じょうき-がま [3] 【蒸気缶】
ボイラー。
じょうき-きかん【蒸気機関】🔗⭐🔉
じょうき-きかん ―クワン [5][4] 【蒸気機関】
蒸気の圧力を利用して,動力を得る機関。ボイラーからシリンダー内に高圧蒸気を導き,その膨張によってピストンを動かし,往復運動する動力を得るもの。
じょうき-きかんしゃ【蒸気機関車】🔗⭐🔉
じょうき-きかんしゃ ―キクワン― [5] 【蒸気機関車】
〔steam locomotive〕
蒸気機関を原動力とする機関車。SL 。
じょうき-ぎり【蒸気霧】🔗⭐🔉
じょうき-ぎり [3] 【蒸気霧】
暖かい水面に冷たい大気が接するとき,水面から湯気が立ちのぼるようにできる霧。
じょうき-せん【蒸気船・蒸汽船】🔗⭐🔉
じょうき-せん [0] 【蒸気船・蒸汽船】
蒸気機関を動力とする船舶。汽船。
じょうき-タービン【蒸気―】🔗⭐🔉
じょうき-タービン [4] 【蒸気―】
蒸気をノズルから噴出・膨張させ,羽根車に当てて回転力を得る原動機。円滑で強力な回転が得られる。衝動タービン・反動タービン・混式タービンなどに分けられる。
じょうき-ハンマー【蒸気―】🔗⭐🔉
じょうき-ハンマー [4] 【蒸気―】
蒸気圧で槌(ツチ)を上下させる機械。鍛造(タンゾウ)に用いる。蒸気槌(ツイ)。スチーム-ハンマー。
じょうき-ポンプ【蒸気―】🔗⭐🔉
じょうき-ポンプ [4] 【蒸気―】
(1)蒸気の圧力または蒸気機関を用いて水を揚げる装置。
(2)明治・大正時代,消防自動車のこと。
じょうき-よく【蒸気浴】🔗⭐🔉
じょうき-よく [3] 【蒸気浴】
(1)水蒸気による温浴。蒸気を満たした部屋などで行う。温熱療法として,神経痛・関節痛・筋痛・脱脂療法などに利用することもある。むし風呂。
(2)化学実験で,物体の入った容器の外側から水蒸気などの蒸気を触れさせて,物体を加熱する方法。また,そのための装置。引火性の物質の加熱などに用いる。
じょう-さん【蒸散】🔗⭐🔉
じょう-さん [0] 【蒸散】 (名)スル
植物体内の水分が水蒸気として体外に排出される現象。気孔蒸散と表皮蒸散(クチクラ蒸散)があり,主に気孔の開閉によって調節される。
じょう-しょ【蒸暑】🔗⭐🔉
じょう-しょ [1] 【蒸暑】
むし暑いこと。「―甚しく机に向ひがたし/日乗(荷風)」
じょう-じょう【蒸上】🔗⭐🔉
じょう-じょう ―ジヤウ [0] 【蒸上】 (名)スル
水蒸気が立ち昇ること。「大谷川の水烟―する事山霧の如し/日光山の奥(花袋)」
じょう-ちゃく【蒸着】🔗⭐🔉
じょう-ちゃく [0] 【蒸着】 (名)スル
⇒真空蒸着(シンクウジヨウチヤク)
じょうちゃく-テープ【蒸着―】🔗⭐🔉
じょうちゃく-テープ [5] 【蒸着―】
磁気材料を真空蒸着法によりテープ-ベースに蒸着させた録音・録画用テープ。
じょう-ねつ【蒸熱】🔗⭐🔉
じょう-ねつ [0] 【蒸熱】
むしあついこと。蒸暑。「―我が盛夏の如し/佳人之奇遇(散士)」
じょう-はつ【蒸発】🔗⭐🔉
じょう-はつ [0] 【蒸発】 (名)スル
(1)液体の表面から気化が起こる現象。広義には沸騰を含む。
(2)人がどこかへ行方をくらますこと。「父親が―した」
じょうはつ-き【蒸発器】🔗⭐🔉
じょうはつ-き [4][3] 【蒸発器】
(1)ガス循環式の冷却装置で,液化された冷却剤を気化・膨張させて吸熱するための容器。
(2)水溶液を加熱して水を蒸発させ,溶質を取り出す装置。工業的には金属壁を介して水蒸気の凝縮熱を与えて溶液を熱する蒸発缶が広く用いられる。
じょうはつ-ぎり【蒸発霧】🔗⭐🔉
じょうはつ-ぎり [4] 【蒸発霧】
水面上の安定した冷たい空気塊が,急激な蒸発によって水蒸気の供給を受けてできる霧。
じょうはつ-けい【蒸発計】🔗⭐🔉
じょうはつ-けい [0] 【蒸発計】
水面に浮かべた容器や地中に埋めた容器に一定量の水を入れて放置し,単位時間(普通一日)後の水の減量から水面・地面からの蒸発量を測る装置。
じょうはつ-ざら【蒸発皿】🔗⭐🔉
じょうはつ-ざら [4] 【蒸発皿】
化学実験の際,溶液を加熱濃縮,または蒸発乾固して溶質を析出させる操作に用いる深皿。磁製のものが多いが,ガラス製・白金製もある。
じょうはつ-ねつ【蒸発熱】🔗⭐🔉
じょうはつ-ねつ [4] 【蒸発熱】
⇒気化熱(キカネツ)
じょう-はっさん【蒸発散】🔗⭐🔉
じょう-はっさん [3] 【蒸発散】
地表面から大気中への水の移動。裸地(土壌面)からの水の蒸発と,そこに生育する植物による水の蒸散とを合わせた呼称。
じょう-べい【蒸餅】🔗⭐🔉
じょう-べい [0] 【蒸餅】
饅頭(マンジユウ)や蒸した餅(モチ)。また,パン。
じょう-みん【蒸民・烝民】🔗⭐🔉
じょう-みん [0] 【蒸民・烝民】
多くの人民。諸人。万民。「害―に流(ツタ)はり禍八極に溢る/太平記 20」
じょう-りゅう【蒸留・蒸溜・蒸餾】🔗⭐🔉
じょう-りゅう ―リウ [0] 【蒸留・蒸溜・蒸餾】 (名)スル
(1)液体を熱して気化させ,その気体を冷却して,再び液体とすること。不純物が除かれ,純粋な液体が得られる。「海水を―する」
→乾留
(2)多成分の混合溶液を熱し,沸点の違いを利用して各成分を分離すること。精留。分留。
じょうりゅう-しゅ【蒸留酒】🔗⭐🔉
じょうりゅう-しゅ ―リウ― [3] 【蒸留酒】
醸造酒を蒸留して得たアルコール度の高い酒。焼酎・ウォッカ・ブランデー・ウイスキーなど。
→醸造酒
じょうりゅう-すい【蒸留水】🔗⭐🔉
じょうりゅう-すい ―リウ― [3] 【蒸留水】
蒸留により得た純度の高い水。物理的・化学的な実験その他に広く利用される。二酸化炭素の溶解のため微酸性を示す。
じょうりゅう-とう【蒸留塔】🔗⭐🔉
じょうりゅう-とう ―リウタフ [0] 【蒸留塔】
石油などの成分分離を行う塔状の装置。分留塔。精留塔。
せい-ろう【蒸籠】🔗⭐🔉
せい-ろう [0][3] 【蒸籠】
〔「せい」は唐音〕
釜の上に載せて,糯米(モチゴメ)や饅頭(マンジユウ)などを蒸す用具。木製の円形または方形の枠があり,底に簀(ス)を張り,釜の湯気で蒸す。せいろ。
ふかし【蒸かし】🔗⭐🔉
ふかし [3] 【蒸かし】
ふかすこと。また,ふかした程度やふかしたもの。「―が足りない」
ふかし-いも【蒸かし芋】🔗⭐🔉
ふかし-いも [3] 【蒸かし芋】
ふかした芋。特に,さつまいも。
ふか・す【蒸かす】🔗⭐🔉
ふか・す [2] 【蒸かす】 (動サ五[四])
食べ物に蒸気をあててやわらかくし,食べられるようにする。むす。「芋を―・す」「御飯を―・す」
[可能] ふかせる
ふ・ける【蒸ける】🔗⭐🔉
ふ・ける [2] 【蒸ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふ・く
湯気で蒸されて,食べられる状態になる。「じゃがいもが―・けた」
むし【蒸(し)】🔗⭐🔉
むし [2] 【蒸(し)】
(1)蒸すこと。また,蒸したもの。
(2)〔女房詞〕
味噌。おむし。[大上臈御名之事]
むし-あつ・い【蒸(し)暑い】🔗⭐🔉
むし-あつ・い [4] 【蒸(し)暑い】 (形)[文]ク むしあつ・し
蒸されるように暑い。湿度が高く,風がなくて暑くるしい。「―・くて寝られない」「―・い部屋」
[派生] ――さ(名)
むし-かえし【蒸(し)返し】🔗⭐🔉
むし-かえし ―カヘシ [0] 【蒸(し)返し】
蒸し返すこと。また,蒸し返したもの。「―の御飯」「議論の―」
むし-かえ・す【蒸(し)返す】🔗⭐🔉
むし-かえ・す ―カヘス [3][0] 【蒸(し)返す】 (動サ五[四])
(1)一度蒸したものを,さらに蒸すこと。「饅頭(マンジユウ)を―・す」
(2)一度解決した事柄をまた問題にする。「話を―・す」
[可能] むしかえせる
むし-がし【蒸(し)菓子】🔗⭐🔉
むし-がし ―グワシ [3] 【蒸(し)菓子】
蒸して作った菓子。饅頭(マンジユウ)・蒸し羊羹(ヨウカン)・ういろうなど。
むし-がれい【蒸し鰈】🔗⭐🔉
むし-がれい ―ガレヒ [3] 【蒸し鰈】
カレイを塩水に漬けて蒸し,陰干しにしたもの。焼いて食べる。[季]春。
むし-き【蒸(し)器】🔗⭐🔉
むし-き [2][3] 【蒸(し)器】
蒸気によって食品を蒸したり温めたりする用具。蒸籠(セイロウ)・御飯蒸しなど。
むし-ぐすり【蒸(し)薬】🔗⭐🔉
むし-ぐすり [3] 【蒸(し)薬】
湯に溶かしたり煎じ出したりして布などに浸し,患部を蒸す薬。
むし-ずし【蒸し鮨】🔗⭐🔉
むし-ずし [2] 【蒸し鮨】
鮨飯に味をつけたシイタケ・アナゴ・金糸卵などをのせ,蒸して食べる鮨。[季]冬。
むし-そば【蒸し蕎麦】🔗⭐🔉
むし-そば [0] 【蒸し蕎麦】
蒸して仕上げた蕎麦。
むし-タオル【蒸し―】🔗⭐🔉
むし-タオル [3] 【蒸し―】
手や顔をふいたり湿らせたりするのに用いる,蒸したタオル。
むし-なべ【蒸し鍋】🔗⭐🔉
むし-なべ [0] 【蒸し鍋】
食品を蒸すのに用いる鍋。二段重ねで中底(ナカゾコ)にこまかい孔(アナ)がたくさんあいており,下部に入れた水を沸かして蒸す。二重鍋。
むし-に【蒸(し)煮】🔗⭐🔉
むし-に [0] 【蒸(し)煮】
(1)一度蒸した材料を,調味料を加えて煮る調理法。
(2)少量の煮汁で長時間かけて弱火で煮る調理法。
むし-パン【蒸し―】🔗⭐🔉
むし-パン [0] 【蒸し―】
イーストまたはふくらし粉を入れた生地(キジ)を,蒸籠(セイロウ)で蒸したパン。玄米パンなど。
むし-ぶすま【蒸し衾】🔗⭐🔉
むし-ぶすま 【蒸し衾】
掛けるとあたたかく柔らかな夜具。「―なごやが下に臥せれども/万葉 524」
〔「むし」は「虫」すなわち「蚕」で絹の夜具とも。また,一説に「むし」は「からむし(苧麻)」で苧麻の繊維でつくった夜具とも〕
むし-ぶろ【蒸(し)風呂】🔗⭐🔉
むし-ぶろ [0] 【蒸(し)風呂】
四方を密閉し湯気を出して体を温める風呂。サウナの類。空(カラ)風呂。
むし-むし【蒸し蒸し】🔗⭐🔉
むし-むし [1] 【蒸し蒸し】 (副)スル
湿気が多く,蒸し暑いさま。「―(と)暑い」「―する夏の夜」
むし-むろ【蒸(し)室】🔗⭐🔉
むし-むろ [0] 【蒸(し)室】
麹(コウジ)を蒸しかもす室。
むし-めし【蒸(し)飯】🔗⭐🔉
むし-めし [2][0] 【蒸(し)飯】
(1)冷や飯を蒸したもの。ふかしめし。
(2)「強飯(コワメシ)」に同じ。
むし-もの【蒸(し)物】🔗⭐🔉
むし-もの [2][3] 【蒸(し)物】
(1)蒸して作った料理。茶碗蒸し・卵豆腐・蕪(カブラ)蒸しなど。
(2)蒸し菓子。
むし-やき【蒸(し)焼き】🔗⭐🔉
むし-やき [0] 【蒸(し)焼き】
材料を入れた容器を密閉し,熱を加えて焼くこと。また,そうしたもの。
むし-ようかん【蒸(し)羊羹】🔗⭐🔉
むし-ようかん ―ヤウカン [3] 【蒸(し)羊羹】
漉(コ)し餡(アン)に砂糖・小麦粉などを加えてのばし,型に入れて蒸した羊羹。
むし-わん【蒸し碗】🔗⭐🔉
むし-わん [0] 【蒸し碗】
茶碗蒸しを作るときに用いる,筒形の茶碗。蒸し茶碗。
む・す【蒸す】🔗⭐🔉
む・す [1] 【蒸す】 (動サ五[四])
(1)蒸気で物を熱する。ふかす。「芋を―・す」
(2)温度・湿度が高く,風がなくて暑さがこもる。蒸し暑く感じる。「今日は―・すね」「菜の花の―・すやうな中に/斑鳩物語(虚子)」
(3)戦陣で,かがり火を焚いて攻撃の気勢を敵に示す。「方々の峰に篝火を焼て,一蒸―・す程ならば/太平記 6」
[可能] むせる
むら・す【蒸らす】🔗⭐🔉
むら・す [2] 【蒸らす】 (動サ五[四])
蒸れるようにする。熱の通った食べ物などをこもった蒸気でふっくらとさせる。「御飯を―・す」「鍋の蓋(フタ)をとらずに五分間―・す」
む・れる【蒸れる】🔗⭐🔉
む・れる [2] 【蒸れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 む・る
(1)熱の通った飯などが蒸気でさらにやわらかくなる。「御飯が―・れるのを待つ」
(2)空気が通らないので熱気や湿気がこもる。「足が―・れる」「おむつが―・れる」
じょうき【蒸気】(和英)🔗⭐🔉
じょうりゅう【蒸溜】(和英)🔗⭐🔉
じょうりゅう【蒸溜】
distillation.〜する distill.‖蒸溜酒 liquor.蒸溜水 distilled water.
せいろ(う)【蒸篭】(和英)🔗⭐🔉
せいろ(う)【蒸篭】
a steaming basket.
ふかす【蒸す】(和英)🔗⭐🔉
ふかす【蒸す】
steam.→英和
むしがし【蒸菓子】(和英)🔗⭐🔉
むしがし【蒸菓子】
a steamed cake.
むしき【蒸器】(和英)🔗⭐🔉
むしき【蒸器】
a steamer.→英和
むしタオル【蒸しタオル】(和英)🔗⭐🔉
むしタオル【蒸しタオル】
a steamed towel.
むしに【蒸煮する】(和英)🔗⭐🔉
むしに【蒸煮する】
smother.→英和
むしぶろ【蒸風呂】(和英)🔗⭐🔉
むしぶろ【蒸風呂】
a steam bath;a sudatorium.
むしやき【蒸焼きにする】(和英)🔗⭐🔉
むしやき【蒸焼きにする】
roast.→英和
〜の roast.
むす【蒸す】(和英)🔗⭐🔉
むす【蒸す】
steam (ふかす);→英和
be sultry (蒸し暑い).
むらす【蒸らす】(和英)🔗⭐🔉
むらす【蒸らす】
steam.→英和
むれる【蒸れる】(和英)🔗⭐🔉
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