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さや【鞘】🔗⭐🔉
さや [1] 【鞘】
(1)刀剣の刀身の部分を入れる筒。「―を払う」
(2)物を保護するためにかぶせる筒。サック。キャップ。
(3)売り値と買い値の差。また,ある銘柄の市場による相場の差。差合い。「―をかせぐ」「利―」
さや=を取・る🔗⭐🔉
――を取・る
売買の仲介をして,そのとき生じた値段の差の一部を利益として取る。さやをかせぐ。
さや-あて【鞘当て】🔗⭐🔉
さや-あて [0][4] 【鞘当て】
(1)武士が道ですれ違ったとき,刀の鞘が当たったのをとがめ立てすること。さやとがめ。転じて,ちょっとしたことから生じたけんか。
(2)〔(3)から〕
一人の女性を,二人の男性が争うこと。「恋の―」
(3)歌舞伎の趣向の一。多く遊里を舞台に,一人の女を争っている二人の武士が刀の鞘を当てたことから争いになるもの。名古屋山三郎と不破伴左衛門のものが有名で「参会名護屋(サンカイナゴヤ)」以来,歌舞伎十八番「不破」の中心的趣向となっている。現在の形は四世鶴屋南北の「浮世柄比翼稲妻(ウキヨヅカヒヨクノイナズマ)」による。
さや-え【鞘絵】🔗⭐🔉
さや-え ―
[2] 【鞘絵】
刀の鞘に映して見る絵。横にひらたく描き,それを蝋(ロウ)塗りなどの鞘に映すと初めて,形の正しい絵に見えるもの。明和・安永(1764-1781)頃流行。
[2] 【鞘絵】
刀の鞘に映して見る絵。横にひらたく描き,それを蝋(ロウ)塗りなどの鞘に映すと初めて,形の正しい絵に見えるもの。明和・安永(1764-1781)頃流行。
さや-かん【鞘管】🔗⭐🔉
さや-かん ―クワン [0] 【鞘管】
各種の配管や配線を通すために設けた,径のひとまわり大きい管。スリーブ。
さや-ぐち【鞘口】🔗⭐🔉
さや-ぐち [2] 【鞘口】
(1)刀の鞘の,鍔(ツバ)を受ける部分。鯉口(コイグチ)。
(2)本心を隠した,表面だけの口上。「真剣の勝負せん待つて居れ盛治と,上は立派な―に/浄瑠璃・雪女」
さや-ぐみ【鞘組】🔗⭐🔉
さや-ぐみ [0] 【鞘組】
土蔵・石蔵などで,塗り込めた屋根の上にさらに屋根を葺(フ)く場合,初めの屋根の上に置く合掌組みの構造物。防火・断熱・雨仕舞のためのもの。
さや-し【鞘師】🔗⭐🔉
さや-し [2] 【鞘師】
刀の鞘を作る職人。
さや-じり【鞘尻】🔗⭐🔉
さや-じり [4][0] 【鞘尻】
刀の鞘の末端。鐺(コジリ)。
さや-どう【鞘堂】🔗⭐🔉
さや-どう ―ダウ [0] 【鞘堂】
建物を保護するため,その外側にそっくりおおうように建てた堂。中尊寺金色堂などにみられる。覆い堂。覆い屋。
さや-とがめ【鞘咎め】🔗⭐🔉
さや-とがめ 【鞘咎め】
「鞘当(サヤア)て{(1)}」に同じ。「―詞論(コトバロン)も絶えて静かなる時津浪/浮世草子・懐硯 1」
さや-とり【鞘取り】🔗⭐🔉
さや-とり [0][2] 【鞘取り】
受け渡しの期間または市場などを異にすることによって生ずる値段の差額(鞘)を利益として得る目的で行う取引。また,為替裁定のこと。鞘取り取引。鞘かせぎ。
さや-なが【鞘長】🔗⭐🔉
さや-なが [0] 【鞘長】
ヤリイカの異名。
さや-なり【鞘鳴り】🔗⭐🔉
さや-なり [4] 【鞘鳴り】
(1)刀身が鞘に合わないために,持ち歩くと音がすること。
(2)家がきしんで鳴ること。「つばめ合せと親方が,―するぞ道理なり/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
さや-ぬり【鞘塗(り)】🔗⭐🔉
さや-ぬり [0] 【鞘塗(り)】
「変(カ)わり塗り」に同じ。
さや-の-ま【鞘の間】🔗⭐🔉
さや-の-ま [1] 【鞘の間】
(1)縁側のように細長い部屋。
(2)本堂と,それをおおう鞘堂との間にある細長い空間。
さや-ばし・る【鞘走る】🔗⭐🔉
さや-ばし・る 【鞘走る】 (動ラ四)
(1)刀身が鞘から自然に抜け出る。「粟田口はそちへさびつかぬか,とうまのぜうは―・らぬか/狂言・粟田口」
(2)出すぎたまねをする。「まだ,―・つた事を言ふ/狂言・末広がり(鷺流)」
さや-ぶくろ【鞘袋】🔗⭐🔉
さや-ぶくろ [3] 【鞘袋】
鞘に入れた刀をおおい包む袋。傷つけたり汚したりしないためのもので,錦や革で作る。
さや-まき【鞘巻】🔗⭐🔉
さや-まき [2] 【鞘巻】
鍔(ツバ)のない短い刀。鞘に葛藤(ツヅラフジ)のつるを巻いたもの。のち漆塗りでつるを巻いた形を模したものとなった。腰刀(コシガタナ)用。
鞘巻
[図]
[図]
さや-みどろ【鞘味泥】🔗⭐🔉
さや-みどろ [3] 【鞘味泥】
緑藻類サヤミドロ目の淡水藻。藻体は細胞が縦に並んだ糸状体。水田・池沼・湿原などの水辺の草や樹枝などに着生。糸状体が分裂生長する際,細胞膜に独特な鞘状の皺(シワ)を生じる。
さや-よせ【鞘寄せ】🔗⭐🔉
さや-よせ [0] 【鞘寄せ】
相場の変動により値の開きが小さくなること。
しょうし-るい【鞘翅類】🔗⭐🔉
しょうし-るい セウシ― [3] 【鞘翅類】
甲虫(コウチユウ)の旧称。甲虫目を鞘翅目といっていたときの称。
そう-まき【鞘巻・左右巻】🔗⭐🔉
そう-まき サウ― 【鞘巻・左右巻】
「さやまき(鞘巻)」の転。「白き水干に―を差させ/徒然 225」
さや【鞘】(和英)🔗⭐🔉
さやあて【鞘当】(和英)🔗⭐🔉
さやあて【鞘当】
rivalry in love.
しょうしるい【鞘翅類】(和英)🔗⭐🔉
しょうしるい【鞘翅類】
《虫》coleoptera.
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