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けいなん【南】🔗🔉

けいなん【南】 中国、五代十国の一。九〇七年、後梁(こうりよう)の臣高季興が湖北に建国。首都は江陵(州)。九六三年宋に滅ぼされた。南平。

なん‐ア【南ア】🔗🔉

なん‐ア【南ア】 (みなみ)アフリカ共和国の略称。南阿。(みなみ)アルプスの略称。

なんア‐せんそう【南ア戦争】‐センサウ🔗🔉

なんア‐せんそう【南ア戦争】‐センサウ 一八九九〜一九〇二年、英国と、アフリカ南部のオランダ系住民の国トランスバール共和国およびオレンジ自由国との間で行われた戦争。英国が両国に侵入して植民地とし、一九一〇年に南アフリカ連邦を成立させた。ブール(ボーア)戦争。南アフリカ戦争。

なんア‐れんぽう【南ア連邦】‐レンパウ🔗🔉

なんア‐れんぽう【南ア連邦】‐レンパウ(みなみ)アフリカ連邦の略称。

なん‐い【南緯】‐ヰ🔗🔉

なん‐い【南緯】‐ヰ 赤道から南の緯度。北緯。

なん‐いち【南一】🔗🔉

なん‐いち【南一】 江戸時代、南鐐(なんりよう)といわれた二朱銀一枚のこと。また、その値段。

なん‐えつ【南越】‐ヱツ🔗🔉

なん‐えつ【南越】‐ヱツ 古代中国の国名。前二〇七年、秦の南海郡尉趙佗(ちようだ)が建国。都は番禺(ばんぐう)(現在の広州)。現在の福建・広東省からベトナム北部を支配して南海貿易の利を独占したが、前一一一年、漢の武帝に滅ぼされた。越前の別称。

なん‐えん【南燕】🔗🔉

なん‐えん【南燕】 中国の国名。五胡十六国の一。三九八年、鮮卑の慕容徳が建国。都は広固(山東省)。四一〇年、東晋の武将劉裕に滅ぼされた。

なん‐えんどう【南円堂】‐ヱンダウ🔗🔉

なん‐えんどう【南円堂】‐ヱンダウ 奈良市の興福寺にある堂の一。江戸時代の再建で北円堂と同じ八角円堂。本尊の不空羂索観音(ふくうけんじやくかんのん)座像は平安末期の康慶の作。西国三十三所第九番札所。

なん‐おう【南欧】🔗🔉

なん‐おう【南欧】 ヨーロッパの南部。イタリア・フランス南部・スペイン・ポルトガルなどをさす。南ヨーロッパ。

なん‐か【南下】🔗🔉

なん‐か【南下】 [名]スル南へ向かって進むこと。「船は一路―する」北上。

なん‐か【南×瓜】‐クワ🔗🔉

なん‐か【南×瓜】‐クワ カボチャのこと。

なんか【南華】ナンクワ🔗🔉

なんか【南華】ナンクワ 「南華真経」の略。の寓話には変わったものが多いところから》変わり者。変人。また、とりとめもないことを言う者。「うつけたる者を今も―と名付くるなり」〈仮・浮世物語・一〉

なん‐が【南画】‐グワ🔗🔉

なん‐が【南画】‐グワ 南宗画(なんしゆうが)の略称。江戸中期以降、南宗画の影響のもとに独自の様式を追求した新興の画派の作品。大成者は池大雅と与謝蕪村。

なん‐かい【南海】🔗🔉

なん‐かい【南海】 南方の海。また、そこにある島や国。「―の楽園」「南海道」の略。中国で、南方にある地域や海域の呼称。転じて、東南アジア諸国をさすが、インド洋の沿岸地方を含めることもある。

なん‐かい【南界】🔗🔉

なん‐かい【南界】 動物地理区の三界の一。オーストラリア区と大洋区に分けられる。

なん‐かい【南階】🔗🔉

なん‐かい【南階】 南向きに設けられた階段。特に、紫宸殿(ししんでん)の南面中央の階段。その左右に、左近の桜と右近の橘とがあった。

なん‐かいじん【南懐仁】‐クワイジン🔗🔉

なん‐かいじん【南懐仁】‐クワイジン フェルビーストの中国名。

なんかい‐でんきてつどう【南海電気鉄道】‐デンキテツダウ🔗🔉

なんかい‐でんきてつどう【南海電気鉄道】‐デンキテツダウ (ンキテツダウ)大阪府と和歌山県に路線をもつ電鉄会社。また、その鉄道。難波・和歌山間の南海本線、大阪の汐見橋と高野山の極楽橋間の高野線を中心として営業。明治一八年(一八八五)開業。南海。

なんかい‐どう【南海道】‐ダウ🔗🔉

なんかい‐どう【南海道】‐ダウ 五畿七道の一。現在の近畿地方南部と四国の全域。紀伊・淡路・阿波・讚岐(さぬき)・伊予・土佐の六か国。

なんかい‐トラフ【南海トラフ】🔗🔉

なんかい‐トラフ【南海トラフ】 駿河(するが)トラフに続き、日本列島に沿って日向灘(ひゆうがなだ)沖まで延びる細長い凹地。水深四〇〇〇〜四八〇〇メートル。フィリピン海プレートの沈み込み帯にあたる。西南日本海溝。南海舟状海盆。

なん‐がく【南学】🔗🔉

なん‐がく【南学】 土佐で興り発達した日本の朱子学の一派。室町末期の南村梅軒を祖とし、谷時中・小倉三省・野中兼山・山崎闇斎らが著名。現実社会における実践を重視した。

なん‐がく【南岳】🔗🔉

なん‐がく【南岳】 中国の五岳の一、衡山(こうざん)の異称。

なんがく‐えじょう【南岳懐譲】‐ヱジヤウ🔗🔉

なんがく‐えじょう【南岳懐譲】‐ヱジヤウ六七七〜七四四] 中国、唐代の禅僧。慧能に師事。湖南省南岳の般若寺に住み、独自の禅風を広めた。その法系から臨済・(いぎよう)などの宗派が生まれた。諡号(しごう)、大慧禅師。

なんか‐しんきょう【南華真経】ナンクワシンキヤウ🔗🔉

なんか‐しんきょう【南華真経】ナンクワシンキヤウ 中国の書「荘子」の異称。

なんか‐しんじん【南華真人】ナンクワ‐🔗🔉

なんか‐しんじん【南華真人】ナンクワ‐ 中国の思想家、荘周の異称。唐の玄宗が追贈した称号。

なん‐かん【南漢】🔗🔉

なん‐かん【南漢】 中国の国名。五代十国の一。九一七年、劉(りゆうげん)が建国。広東・広西に勢力を張り、南海貿易で栄えたが、九七一年、宋に併合された。

なん‐がん【南岸】🔗🔉

なん‐がん【南岸】 南側の岸。

なん‐き【南紀】🔗🔉

なん‐き【南紀】 《紀伊国南部の意》和歌山県南部から三重県南部にまたがる地域。紀南(きなん)

なんき‐ぶんこ【南葵文庫】🔗🔉

なんき‐ぶんこ【南葵文庫】 東京都港区にあった図書館。明治三五年(一九〇二)旧紀州藩主徳川頼倫(とくがわよりみち)が自邸に設立、同四一年一般に公開された。その蔵書は現在は東京大学図書館が所蔵。旧藩領地の南紀と家紋の葵から命名されたもの。

なん‐きょう【南京】‐キヤウ🔗🔉

なん‐きょう【南京】‐キヤウ南都」に同じ。

なんきょう‐さんえ【南京三会】ナンキヤウサンヱ🔗🔉

なんきょう‐さんえ【南京三会】ナンキヤウサンヱ 三会(さんえ)

なん‐きょく【南曲】🔗🔉

なん‐きょく【南曲】 中国の戯曲の一。南宋のころ、浙江(せつこう)省温州の地方劇を母体として成立、明代に元曲の衰微とともに盛んになった。伝奇的な作品が多い。「琵琶記」など。明曲。→北曲

なん‐きょく【南極】🔗🔉

なん‐きょく【南極】 地軸が南半球で地表と交わる点。南極点。地軸の延長線が南側で天球と交わる点。天の南極。地磁気の南の極。南磁極。南極大陸および南極圏の略称。

なんきょく‐あく【南極亜区】🔗🔉

なんきょく‐あく【南極亜区】 動物地理区の一。大洋区に属し、南極大陸を含む地域。アザラシ・ペンギンが特徴。

なんきょく‐かい【南極海】🔗🔉

なんきょく‐かい【南極海】 南極大陸を囲む、南緯五五度付近までの海域。太平洋・大西洋・インド洋の南端にあたる。南大洋。南氷洋。南極洋。

なんきょく‐かんそくきち【南極観測基地】‐クワンソクキチ🔗🔉

なんきょく‐かんそくきち【南極観測基地】‐クワンソクキチ 各国が協力して観測するために南極に設置された基地。一九五七〜五八年の国際地球観測年の一環事業として行われた。日本の昭和基地など。

なんきょく‐かんりゅう【南極環流】‐クワンリウ🔗🔉

なんきょく‐かんりゅう【南極環流】‐クワンリウ 南極大陸の周囲を西から東へ向かって流れる海流。周南極海流。

なんきょく‐く【南極区】🔗🔉

なんきょく‐く【南極区】 植物区系の一。南アメリカ南部のパタゴニア、ニュージーランド南部、および南極大陸などを含む地域。ナンキョクブナが特徴。

なんきょく‐けん【南極圏】🔗🔉

なんきょく‐けん【南極圏】 南緯六六度三三分の緯線、または、それより南の地域。冬至には太陽が一日中地平線下に沈まず、夏至には地平線上に太陽が現れない。北極圏。

なんきょく‐しゅう【南極州】‐シウ🔗🔉

なんきょく‐しゅう【南極州】‐シウ南極地方」に同じ。

なんきょく‐じょうやく【南極条約】‐デウヤク🔗🔉

なんきょく‐じょうやく【南極条約】‐デウヤク (ウヤク)南極での領土権主張の凍結、平和利用、科学的調査の自由と国際協力などを定めた国際条約。一九五九年にワシントンで調印され、六一年発効。

なんきょく‐せい【南極星】🔗🔉

なんきょく‐せい【南極星】 天の南極辺りにある、竜骨座のカノープスの中国名。老人星、または南極老人ともいう。人の寿命をつかさどるとされ、この星が現れると天下が治まるともいう。

なんきょく‐たいりく【南極大陸】🔗🔉

なんきょく‐たいりく【南極大陸】 南極を中心に広がる大陸。ほとんどが厚い氷に覆われるが、地質構造上は、楯状地(たてじようち)の東南極(インド洋側)と古生代以後の変動帯の西南極(太平洋側)の二つに大別される。面積一三九一万八〇〇〇平方キロメートル。

なんきょく‐ちほう【南極地方】‐チハウ🔗🔉

なんきょく‐ちほう【南極地方】‐チハウ 南極大陸およびその周辺の島々の地方。南極州。

なんきょく‐てん【南極点】🔗🔉

なんきょく‐てん【南極点】 南緯九〇度の地点。

なんきょく‐はんとう【南極半島】‐ハンタウ🔗🔉

なんきょく‐はんとう【南極半島】‐ハンタウ 南極大陸の、ドレーク海峡を隔てた南アメリカのホーン岬に向かって伸びる半島。パーマー半島。グレアムランド。

なんきょく‐ろうじん【南極老人】‐ラウジン🔗🔉

なんきょく‐ろうじん【南極老人】‐ラウジン 南極星寿老人(じゆろうじん)

ナンキン【南京】🔗🔉

ナンキン【南京】 中国江蘇省の省都。揚子江の南岸に位置し、水陸交通の要衝。古来、三国の呉や六朝・明・中華民国などの都として栄えた。名称は建業・建(けんぎよう)・建康・金陵などに変わり、明の永楽帝のとき、北京に対して南京と称した。石油化学などの重工業が発達。人口、行政区二〇九万、都市圏三六八万(一九八二)。ナンチン。カボチャの別名。(物の名に冠して)中国から、また東南アジアから中国を経て渡来したものの意を表す。「―米」「―豆」珍しいもの、小さくて可愛いものの意を表す。「―玉」「―鼠(ねずみ)

ナンキン‐あやつり【南△京操り】🔗🔉

ナンキン‐あやつり【南京操り】 糸操りの初期のころの呼称。

ナンキン‐こくみんせいふ【南京国民政府】🔗🔉

ナンキン‐こくみんせいふ【南京国民政府】 一九二七年四月、国民党右派の蒋介石が反共クーデターによって南京に樹立した政府。広東を拠点とする国民革命政府が、北伐を通して勢力を拡大したもので、同年八月、国民党左派の武漢政府を吸収して、列国の承認を受け、中華民国の正式な中央政府となった。

ナンキン‐じけん【南京事件】🔗🔉

ナンキン‐じけん【南京事件】 一九二七年、中国で北伐軍が南京を攻撃した際、列国領事館を略奪したという口実で、英国と米国の軍艦が南京を砲撃した事件。蒋介石(しようかいせき)らの国民党右派が共産党と分裂するきっかけとなった。

ナンキン‐じゅす【南△京×繻子】🔗🔉

ナンキン‐じゅす【南×繻子】 中国から渡来し、明治のころ西陣で改良されて織り出された繻子(しゆす)。縦に絹糸、横に綿糸を使った交ぜ織り。

ナンキン‐じょう【南△京錠】‐ヂヤウ🔗🔉

ナンキン‐じょう【南京錠】‐ヂヤウ 巾着(きんちやく)の形をした錠前。輸入された当時、巾着錠・西洋錠と呼ばれた。

ナンキン‐じょうやく【南京条約】‐デウヤク🔗🔉

ナンキン‐じょうやく【南京条約】‐デウヤク 一八四二年、アヘン戦争の結果、南京で締結された英国と清国との間の条約。広州・福州・厦門(アモイ)・寧波(ニンポー)・上海の開港、香港の割譲、賠償金の支払いなどを内容とした。江寧(こうねい)条約。

ナンキン‐せん【南△京銭】🔗🔉

ナンキン‐せん【南京銭】 京銭(きんせん)

ナンキン‐だいぎゃくさつ【南京大虐殺】🔗🔉

ナンキン‐だいぎゃくさつ【南京大虐殺】 日中戦争初期の昭和一二年(一九三七)、南京を占領した日本軍による、中国軍捕虜や一般市民に対する大規模な略奪・暴行・虐殺事件。

ナンキン‐だま【南△京玉】🔗🔉

ナンキン‐だま【南京玉】 陶製やガラス製の小さい玉。糸を通す穴があり、指輪や首飾り、刺繍(ししゆう)の材料などにする。ビーズ。

ナンキン‐ななかまど【南△京七×竈】🔗🔉

ナンキン‐ななかまど【南京七×竈】 バラ科の落葉低木。山地に生え、ナナカマドより小形で、羽状複葉の小葉(しようよう)は基部のものほど小さい。初夏、黄緑色の花を密につける。こばのななかまど。

ナンキン‐ねずみ【南△京×鼠】🔗🔉

ナンキン‐ねずみ【南×鼠】 ハツカネズミの飼養白変種。実験用・愛玩用。

ナンキン‐はぜ【南△京黄=櫨】🔗🔉

ナンキン‐はぜ【南京黄櫨】 トウダイグサ科の落葉高木。菱形の葉は長い柄で互生し、秋に紅葉する。春から夏、黄色の穂状の花が咲き、穂の上部が雄花、基部が雌花。実は黒褐色に熟し、種子から蝋(ろう)をとる。中国の原産で、九州の一部に自生。庭木にする。乾燥した根皮を漢方で烏(うきゆう)といい、利尿薬にする。

ナンキン‐ぶくろ【南△京袋】🔗🔉

ナンキン‐ぶくろ【南京袋】 黄麻で織った袋。穀物などを入れる。

ナンキン‐まい【南△京米】🔗🔉

ナンキン‐まい【南京米】 東南アジアおよび中国などから輸入した外米。粒は細長く、粘質に乏しい。

ナンキン‐まち【南△京町】🔗🔉

ナンキン‐まち【南京町】 中華街のこと。

ナンキン‐まめ【南△京豆】🔗🔉

ナンキン‐まめ【南京豆】 落花生(らつかせい)の別名。

ナンキン‐むし【南△京虫】🔗🔉

ナンキン‐むし【南京虫】 トコジラミの別名。

なんぐう‐じんじゃ【南宮神社】🔗🔉

なんぐう‐じんじゃ【南宮神社】 岐阜県不破郡垂井町にある神社。主祭神は金山彦命で彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)・見野命(みののみこと)を配祀(はいし)。古称、仲山金山彦神社。美濃国一の宮。

なん‐け【南家】🔗🔉

なん‐け【南家】 藤原氏四家の一。不比等(ふひと)の長男武智麻呂の子孫の系統。武智麻呂の二男仲麻呂以後衰え、主流は北家に移った。

なん‐こう【南郊】‐カウ🔗🔉

なん‐こう【南郊】‐カウ 都市の南に隣接する郊外。

なんこうほくてい‐がた【南高北低型】ナンカウホクテイ‐🔗🔉

なんこうほくてい‐がた【南高北低型】ナンカウホクテイ‐ 日本付近の夏に多い気圧配置。北太平洋高気圧が日本および南方海上を覆い、低気圧が北方にある。高温の晴天が続く。

なんこく【南国】🔗🔉

なんこく【南国】 高知県中部の市。土佐湾に面する。土佐国府・国分寺跡がある。人口四・八万。

なん‐ごく【南国】🔗🔉

なん‐ごく【南国】 南方の国。南方の地方。南州。「―の生まれ」《江戸城の南にあったところから》品川遊郭の異称。新吉原の「北国」に対していう。南。南州。

なんばら‐しげる【南原繁】🔗🔉

なんばら‐しげる【南原繁】一八八九〜一九七四]政治学者。東大総長。香川の生まれ。無教会派の立場にたち、国家主義やマルクス主義を批判。第二次大戦後の講和問題では全面講和論を展開した。著「国家と宗教」。

なんぽ【南浦】🔗🔉

なんぽ【南浦】 朝鮮民主主義人民共和国の工業都市。大同江の北岸にあり、平壌の外港。金属工業が盛ん。旧称、鎮南浦。ナムポ。

ぼうぶら【南=瓜】🔗🔉

ぼうぶら【南瓜】(ポルトガル)abboraから》カボチャのこと。西日本でいう。

みなみ【南】🔗🔉

みなみ【南】 太陽の出る方に向かって右の方角。みんなみ。「―に向いた部屋」北。南風。はえ。《季 夏》「耳もとに波のわきたつ―かな/万太郎」

南に翔(かけ)り北に嚮(むか)えども寒温(かんうん)を秋雁(しゆうがん)に付け難(がた)し🔗🔉

南に翔(かけ)り北に嚮(むか)えども寒温(かんうん)を秋雁(しゆうがん)に付け難(がた)し 《「和漢朗詠」下から》雁は秋には南にかけり、春には北に向かって飛ぶが、かの蘇武(そぶ)がしたように、暑さ寒さの音信をその雁に託すこともできない。余りに遠くて音信不通であることをいう。

みなみ【南】🔗🔉

みなみ【南】 札幌市の区名。藻岩山・定山渓(じようざんけい)温泉などがある。横浜市の区名。住宅地。名古屋市の区名。西部は工業地。京都市の区名。下京区の南に位置し、東寺がある。工業地。広島市の区名。広島港に臨む。福岡市の区名。住宅地。昭和五七年(一九八二)一部を中央区に編入。大阪市の商業中心地の一。南船場・島之内・道頓堀・難波新地(なんばしんち)・千日前などを含む地域。もと区名で、平成元年(一九八九)東区と合併して中央区となった。江戸城の南の、品川遊里の俗称。

みなみ‐アジア【南アジア】🔗🔉

みなみ‐アジア【南アジア】 アジア大陸南部、インド半島を中心とする地域。インド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカ・モルジブ・ネパール・ブータンの諸国の総称。アフガニスタンを含めることもある。

みなみアジア‐ごぞく【南アジア語族】🔗🔉

みなみアジア‐ごぞく【南アジア語族】 インドシナ半島のモン‐クメール語族、インド半島に散在するムンダ諸語などからなる語族。アウストロアジア語族。オーストロアジア語族。

みなみ‐アフリカ【南アフリカ】🔗🔉

みなみ‐アフリカ【南アフリカ】 南アフリカ共和国

みなみアフリカ‐きょうわこく【南アフリカ共和国】🔗🔉

みなみアフリカ‐きょうわこく【南アフリカ共和国】 アフリカ大陸南端部の共和国。行政上の首都はプレトリア、立法府はケープタウン、司法府はブルームフォンテーン。金・ダイヤモンド・ウランなどの世界的な産出国。一六五二年オランダがケープ植民地を開設して入植。一八一四年に英国領となり、のちトランスバール・オレンジ・ナタールが建国されたが、英国植民地に併合。一九一〇年四州として統合し、自治領南アフリカ連邦が発足。六一年英連邦を脱退して共和国となった。白人による有色人種差別・隔離政策(アパルトヘイト)をとったが、九一年にその基幹法を撤廃。九四年、全人種参加の選挙が行われ、国民統合政府が成立した。人口三九八二万(一九九二)。南ア。

みなみアフリカ‐せんそう【南アフリカ戦争】‐センサウ🔗🔉

みなみアフリカ‐せんそう【南アフリカ戦争】‐センサウ 南ア戦争

みなみアフリカ‐れんぽう【南アフリカ連邦】‐レンパウ🔗🔉

みなみアフリカ‐れんぽう【南アフリカ連邦】‐レンパウ 南アフリカ共和国の旧称。

みなみ‐アメリカ【南アメリカ】🔗🔉

みなみ‐アメリカ【南アメリカ】 六大州の一。アメリカ大陸の南半部および周辺諸島。パナマ地峡で北アメリカに連なる。西部をアンデス山脈が走り、北部をアマゾン川が東流する。コロンビア・ベネズエラ・ガイアナ・スリナム・エクアドル・ペルー・ボリビア・ブラジル・パラグアイ・ウルグアイ・アルゼンチン・チリの一二か国とフランス領ギアナがある。南米。

みなみ‐アルプス【南アルプス】🔗🔉

みなみ‐アルプス【南アルプス】 赤石山脈の通称。

みなみアルプス‐こくりつこうえん【南アルプス国立公園】‐コクリツコウヱン🔗🔉

みなみアルプス‐こくりつこうえん【南アルプス国立公園】‐コクリツコウヱン 長野・山梨・静岡三県にまたがり、赤石山脈を主要部とする国立公園。鋸(のこぎり)山から、北岳・赤石岳などを経て光(てかり)岳に及ぶ。ライチョウ・カモシカが生息。

みなみ‐かいきせん【南回帰線】‐クワイキセン🔗🔉

みなみ‐かいきせん【南回帰線】‐クワイキセン 地球上の南緯二三度二六分の緯線。冬至の日に太陽がこの線の真上に来る。冬至線。

みなみ‐ざ【南座】🔗🔉

みなみ‐ざ【南座】 京都市東山区にある劇場。元和年間(一六一五〜一六二四)に京都で公許された七座の一。四条通の南側にあったことから、南座と称された。現在の建物は昭和四年(一九二九)に改築されたもの。毎年一二月の顔見世興行は京都の名物。

みなみさんりくきんかざん‐こくていこうえん【南三陸金華山国定公園】みなみサンリクキンクワザンコクテイコウヱン🔗🔉

みなみさんりくきんかざん‐こくていこうえん【南三陸金華山国定公園】みなみサンリクキンクワザンコクテイコウヱン 宮城県北東部のリアス式海岸を中心とする国定公園。歌津館崎(うたつだてざき)・牡鹿(おしか)半島・金華山などを含む。昭和五四年(一九七九)指定。

みなみ・する【南する】🔗🔉

みなみ・する【南する】 [動サ変]みなみ・す[サ変]南へ向かって行く。「地峡を過て、―・すれば、地勢俄に西南に広延して」〈竜渓・経国美談〉

みなみ‐の‐うおざ【南の魚座】‐うをザ🔗🔉

みなみ‐の‐うおざ【南の魚座】‐うをザ 南天の星座の一。水瓶(みずがめ)座の南にあり、一〇月中旬の午後八時ごろ南中する。α(アルフア)星フォーマルハウトは一・二等星であるが、他に明るい星はない。学名 (ラテン)Piscis Austrinus

みなみ‐の‐かんむりざ【南の冠座】🔗🔉

みなみ‐の‐かんむりざ【南の冠座】 南天の小星座。射手座の南にある。八月下旬の午後八時ごろ南中するが、高度が低く、日本からは見えにくい。学名 (ラテン)Corona Australis

みなみ‐の‐さんかくざ【南の三角座】🔗🔉

みなみ‐の‐さんかくざ【南の三角座】 南天の小星座。ケンタウルス座の南東にある。日本からはほとんど見えない。学名 (ラテン)Triangulum Australe

みなみ‐まつり【南祭】🔗🔉

みなみ‐まつり【南祭】 陰暦三月中(なか)の午(うま)の日に行われた、京都石清水(いわしみず)八幡宮の臨時祭。賀茂神社の祭りを北祭というのに対していう。

みなみ‐むき【南向き】🔗🔉

みなみ‐むき【南向き】 南の方角に向いていること。南面。「―に立つ駅舎」

みなみ‐ヨーロッパ【南ヨーロッパ】🔗🔉

みなみ‐ヨーロッパ【南ヨーロッパ】南欧(なんおう)」に同じ。

みんなみ【△南】🔗🔉

みんなみ【南】 「みなみ」の撥音添加。「―の遣戸のそばに」〈春曙抄本枕・四六〉

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