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イン‐チン【影青】🔗⭐🔉
イン‐チン【影青】
《中国語》白色の素地(きじ)に青みを帯びた透明な釉(うわぐすり)を施した磁器。中国宋元時代に景徳鎮窯や華南の各地で焼かれた。青白(せいはく)磁。
えい【影】🔗⭐🔉
えい【影】
人や物の姿を絵に写しとったもの。絵姿。肖像画。「かの聖の姿を、―に書きとらん」〈宇治拾遺・九〉
えい‐いん【影印】🔗⭐🔉
えい‐いん【影印】
[名]スル書籍を写真にとり製版、印刷すること。また、そうしたもの。
えいいん‐ぼん【影印本】🔗⭐🔉
えいいん‐ぼん【影印本】
翻刻ではなく、影印で作った本。
えい‐ぎ【影戯】🔗⭐🔉
えい‐ぎ【影戯】
中国で、影絵芝居。
えい‐きょう【影響】‐キヤウ🔗⭐🔉
えい‐きょう【影響】‐キヤウ
[名]スル《影が形に従い、響きが音に応じるの意から》
物事の力や作用が他のものにまで及ぶこと。また、その結果。「環境に―を及ばす」「大勢に―しない」「―力」
影と響き。また、物事の関係が密接なこと。「夫(そ)れ感化の速かなる事、―の如し」〈中村訳・西国立志編〉


えい‐ぐ【影供】🔗⭐🔉
えい‐ぐ【影供】
神仏や故人の像に供物をして祭ること。特に、中世に流行した人丸(ひとまる)影供のこと。みえいく。「土御門内大臣家に毎月に―せらるることの侍りし比(ころ)」〈無名抄〉
えいぐ‐うたあわせ【影供歌合】‐うたあはせ🔗⭐🔉
えいぐ‐うたあわせ【影供歌合】‐うたあはせ
影供のために催す歌合わせ。特に、柿本人麻呂の像を祭って行うもの。
えい‐こう【影向】‐カウ🔗⭐🔉
えい‐こう【影向】‐カウ
「ようごう(影向)」に同じ。
えい‐しゃ【影写】🔗⭐🔉
えい‐しゃ【影写】
[名]スル原本の上に薄紙を置き、透かしてその形を写すこと。敷き写し。
えいしゃ‐ぼん【影写本】🔗⭐🔉
えいしゃ‐ぼん【影写本】
原本を影写した写本。影鈔本(えいしようぼん)。
えい‐じゅう【影従】🔗⭐🔉
えい‐じゅう【影従】
[名]スル影のように、いつも身近につき従うこと。「王侯に―する」
えいしょう‐ぼん【影×鈔本】エイセウ‐🔗⭐🔉
えいしょう‐ぼん【影×鈔本】エイセウ‐
「影写本」に同じ。
えいしょう‐ぼん【影照本】エイセウ‐🔗⭐🔉
えいしょう‐ぼん【影照本】エイセウ‐
古書・碑刻の文字を写真に撮り、製版・印刷した本。景照本。
えい‐ぞう【影像】‐ザウ🔗⭐🔉
えい‐ぞう【影像】‐ザウ
絵画などに表された神仏や人の姿。肖像。えい。えすがた。「祖師の―を飾る」
えい‐どう【影堂】‐ダウ🔗⭐🔉
えい‐どう【影堂】‐ダウ
一宗・一寺の開祖、また一家の祖先の像や位牌(いはい)を祭る堂。御影堂(みえいどう)。霊屋(たまや)。
かげ【影・△景】🔗⭐🔉
かげ【影・△景】
《「陰」と同語源》
日・月・星・灯火などの光。「月の―」「木陰にまたたく灯火(ともしび)の―」
光が反射して水や鏡などの表面に映った、物の形や色。「湖面に雲の―を落とす」
目に見える物の姿や形。「どこへ行ったのか子供たちの―も見えない」
物が光を遮って、光源と反対側にできる、そのものの黒い像。影法師。投影。「夕日に二人の―が長く伸びた」
心に思い浮かべる、人の顔や姿。おもかげ。「かすかに昔日の―を残す」
ある現象や状態の存在を印象づける感じ。不吉な兆候。「忍び寄る死の―」「社会に暗い―を落とす事件」
心に思い描く実体のないもの。幻影。まぼろし。「そのころの幸福は現在の幸福ではなくて、未来の幸福の―を楽しむ幸福で」〈二葉亭・浮雲〉
つきまとって離れないもの。「寄るべなみ身をこそ遠く隔てつれ心は君が―となりにき」〈古今・恋三〉
やせ細った姿のこと。「恋すれば我身は―となりにけりさりとて人に添はぬものゆゑ」〈古今・恋一〉
死者の霊魂。「亡き―やいかが見るらむよそへつつ眺むる月も雲隠れぬる」〈源・須磨〉
よく似せて作ったもの。模造品。「誠の小水竜は、蔵に納め―を作りて持ったる故」〈浄・五枚羽子板〉
江戸時代、上方の遊里で揚げ代二匁の下級女郎。
[下接語]朝日影・後ろ影・面影・島影・透(す)き影・月影・鳥影・初日影・春日影・日影・人影・船(ふな)影・火(ほ)影・帆影・星影・御(み)影・水影・物影・山影・夕影・夕日影












影が薄・い🔗⭐🔉
影が薄・い
元気がないようすである。命が短いように見える。
その存在が目だたない。印象が弱い。「会社では―・い存在だ」


影が射(さ)・す🔗⭐🔉
影が射(さ)・す
姿や影法師がちらっと見える。また、そこに現れる。「うわさをすれば―・す」
よくないことなどが起こりそうな気配がする。物事の先行が怪しくなる。「戦争の―・す」


影の形に添うよう🔗⭐🔉
影の形に添うよう
影が必ず物に添うように、いつも連れ添って離れないこと。影と添う。影身に添う。影の形に随(したが)うが如(ごと)し。
影も形もな・い🔗⭐🔉
影も形もな・い
全く跡をとどめない。跡形もない。「古い家並みは取り壊されて―・い」
影を搏(う)・つ🔗⭐🔉
影を搏(う)・つ
《「管子」兵法から》物の影を打つ意で、手ごたえのないこと、また、できないことのたとえ。
影を畏(おそ)れ迹(あと)を悪(にく)む🔗⭐🔉
影を畏(おそ)れ迹(あと)を悪(にく)む
《影から逃れようとして走りつづけたり、足跡をつけまいとして足を上げ下げしつづけていた人が、ついに死んでしまったという「荘子」漁父の故事から》自分で悩みごとを作り、心の平静を得られないことのたとえ。
影を落と・す🔗⭐🔉
影を落と・す
光がさす。「夕日が―・している」
光のくる向きと反対側に影を映す。「湖面に雲が―・す」
影響を与える。



影を潜(ひそ)・める🔗⭐🔉
影を潜(ひそ)・める
表だったところから姿を隠す。表面に出なくなる。「露骨な客引きは―・めた」
かげ‐え【影絵・影△画】‐ヱ🔗⭐🔉
かげ‐え【影絵・影△画】‐ヱ
手・切り抜き絵・人形などを、灯火によって壁や障子などに映し出して見せる芸。また、その絵。影法師。
影人形のこと。


かげえ‐しばい【影絵芝居】かげヱしばゐ🔗⭐🔉
かげえ‐しばい【影絵芝居】かげヱしばゐ
人形劇の一種。影絵をスクリーンに映して演じる芝居。
かげ‐ざくら【影桜】🔗⭐🔉
かげ‐ざくら【影桜】
紋所の名。桜の花の裏面をかたどったもの。
かげ‐どうろう【影灯×籠】🔗⭐🔉
かげ‐どうろう【影灯×籠】
影絵を仕掛けた灯籠。回り灯籠。
かげとも【影△面】🔗⭐🔉
かげとも【影△面】
《「かげつおも(影つ面)」の音変化。「かげ」は光の意》太陽に向かう方。南側。南。「名ぐはしき吉野の山は―の大き御門ゆ雲居にそ遠くありける」〈万・五二〉
背面(そとも)。

かげ‐にんぎょう【影人形】‐ニンギヤウ🔗⭐🔉
かげ‐にんぎょう【影人形】‐ニンギヤウ
手などで人や鳥獣の形の影をつくり、障子などに映し出す遊び。影絵。
他人にわからないよう、陰で言ったりしたりすること。「―を使うとかいう」〈二葉亭・浮雲〉




かげ‐の‐ないかく【影の内閣・陰の内閣】🔗⭐🔉
かげ‐の‐ないかく【影の内閣・陰の内閣】
《shadow cabinet》野党が将来の政権担当に備えて組織する政策立案機関。英国の野党幹部会をこう呼んだことから生まれた言葉。シャドーキャビネット。
かげ‐の‐やまい【影の病】‐やまひ🔗⭐🔉
かげ‐の‐やまい【影の病】‐やまひ
「影の煩い」に同じ。
かげ‐の‐わずらい【影の煩ひ】−わづらひ🔗⭐🔉
かげ‐の‐わずらい【影の煩ひ】−わづらひ
熱病の一種。病人の姿が二人に見えて、どちらが本人かわからなくなるというもの。離魂病。影の病(やまい)。「十七君(かこひ)の女郎に―とりつきけるを」〈浮・敗毒散・五〉
かげ‐ばり【影×貼り】🔗⭐🔉
かげ‐ばり【影×貼り】
日本画や友禅染などで、図柄の輪郭内に他の色が入らないように、礬水(どうさ)引きの紙を切り抜いて輪郭内にはる方法。縁蓋(えんぶた)。
かげ‐ふじ【影富士】🔗⭐🔉
かげ‐ふじ【影富士】
湖水などの水面に映って見える富士山の姿。さかさ富士。
かげ‐ふみ【影踏み】🔗⭐🔉
かげ‐ふみ【影踏み】
子供の遊戯の一。鬼が、仲間の影法師を踏むと、踏まれた者が次の鬼になる。
かげ‐ぼう【影法】‐ボフ🔗⭐🔉
かげ‐ぼう【影法】‐ボフ
「影法師」の略。「―の暁寒く火を焼(た)いて/芭蕉」〈冬の日〉
かげ‐まち【影待ち】🔗⭐🔉
かげ‐まち【影待ち】
「日待ち」に同じ。「五月十四日の夜は定まって―あそばしける」〈浮・五人女・三〉
かげ‐み【影身】🔗⭐🔉
かげ‐み【影身】
影法師が身に添うように、いつも寄り添って離れないこと。「―離れず世話する」
影身に添・う🔗⭐🔉
影身に添・う
影のようにいつも離れず付き添う。影と添う。「―・って世話をする」
かげ‐むしゃ【影武者・陰武者】🔗⭐🔉
かげ‐むしゃ【影武者・陰武者】
敵の目を欺くために、大将などと同じ服装をさせた身代わりの武者。
陰にあって、表面にいる人の働きを助ける人。または、表面の人を操る人。黒幕。


よう‐ご【△影護】ヤウ‐🔗⭐🔉
よう‐ご【△影護】ヤウ‐
影が形を離れないように、神仏が、その身を離れずに護(まも)ること。
よう‐ごう【△影△向】ヤウガウ🔗⭐🔉
よう‐ごう【△影△向】ヤウガウ
神仏が仮の姿をとって現れること。神仏の来臨。
よう‐ぞう【△影像】ヤウザウ🔗⭐🔉
よう‐ぞう【△影像】ヤウザウ
絵画や彫刻に表した神仏や人の像。えすがた。えいぞう。
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