えい【影】 （造） 光がさえぎられてできる暗い部分。かげ。 「━響」 「樹━」 すがた。かたち。 「━像」 「遺━・幻━・撮━」 光。 「月━・灯━」

えい‐いん【影印】 名・他サ変古写本などの紙面を写真にとり、それを製版・印刷すること。 「━本」

えい‐きょう【影響】_━キャウ 名・自サ変それがもととなって、他のものに状態の変化や反応などが引き起こされること。 「環境に━する」 「悪━」

えい‐ぞう【影像】_━ザウ 名絵画・彫刻などに表された神仏や人の姿。

かげ【影】 名 物体が光をさえぎったとき、光と反対側にできる黒い形。 「障子に人の━がうつる」 「━絵」 光の反射で、水面などにうつる物の形。 「池にうつる山の━」 日・月・星などの光。 「月の━」 「星━」 目にうつる姿・形。 「━も形も見えない」 目の前には存在せず、心に思い浮かべる姿・形。おもかげ。 「亡き人の━が浮かぶ」 悪い事態、暗い事柄の前兆となるもの。 「戦争の━が忍び寄る」 関連語 大分類‖光と影‖ひかりとかげ 中分類‖影‖かげ

【影が薄・い】 目立たず、存在感にとぼしい。 どことなく衰えて、元気がないようすである。

【影が差・す】 人の気配がする。 「_うわさをすれば━」 悪い事態の前兆が現れる。 「戦争の━」

【影の形に添_そうよう】 あるもの（人）が別のもの（人）のそばにいつも付いていて離れないようす。

【影を潜_ひそ・める】 姿が見えなくなる。現れなくなる。

かげ‐え【影絵（影^▽画）】_━ヱ 名手・紙などでいろいろな形をつくり、灯火を当ててその影を障子や壁に映しだす遊び。また、その影。

かげ‐ぼうし【影法師】_━ボフシ 名光が当たって、壁・障子・地面などに映る人の影。

かげ‐むしゃ【影武者】 名 敵をあざむくために大将などに扮装_ふんそうさせ、いざというときは大将などの身代わりにする武士。 陰に回って指図をする人。黒幕。 関連語 大分類‖戦争‖せんそう 中分類‖軍人‖ぐんじん