複数辞典一括検索+

インチン【影青】🔗🔉

インチン [1] 【影青】 〔中国語〕 中国宋代,江西省景徳鎮で焼かれ始めた磁器。白色半透明の薄い胎土にわずかに鉄分を含む透明の釉(ウワグスリ)をかけたもの。模様部に釉がたまってほかの部分よりも青く見える。青白磁。白青磁。

えい-いん【影印】🔗🔉

えい-いん [0] 【影印】 (名)スル 古書などを写真にとり,印刷すること。

えいいん-ぼん【影印本】🔗🔉

えいいん-ぼん [0] 【影印本】 影印によって複製した本。

えい-ぎ【影戯】🔗🔉

えい-ぎ [1] 【影戯】 中国で,紙人形を使った影絵芝居。また,映画。

えい-きょう【影響】🔗🔉

えい-きょう ―キヤウ [0] 【影響】 (名)スル 〔影が形に従い,響きが声に応ずる意〕 関係が密接で,他の物事に力を及ぼして,変化や反応を起こさせること。「よい―を及ぼす」「選挙の結果が株価に―する」

えいきょう-りょく【影響力】🔗🔉

えいきょう-りょく ―キヤウ― [3] 【影響力】 他に作用を及ぼし,影響を与える力。

えい-ぐ【影供】🔗🔉

えい-ぐ [1] 【影供】 神仏または故人などの絵像に,供物を供えてまつること。みえいく。

えいぐ-うたあわせ【影供歌合】🔗🔉

えいぐ-うたあわせ ―アハセ [6] 【影供歌合】 影供のために行う歌合。特に,中世では,柿本人麻呂が歌道の神としてあがめられていたので,その影像を祀(マツ)って行う歌合をいう。

えい-こう【影向】🔗🔉

えい-こう ―カウ 【影向】 ⇒ようごう(影向)

えい-しゃ【影写】🔗🔉

えい-しゃ [0] 【影写】 (名)スル もとになる文書や画の上に紙をおき,透き写しにすること。敷きうつし。

えいしゃ-ぼん【影写本】🔗🔉

えいしゃ-ぼん [0] 【影写本】 影写による写本。影鈔本(エイシヨウボン)。

えい-じゅう【影従】🔗🔉

えい-じゅう [0] 【影従】 (名)スル 影のようにいつも身近につき従うこと。「君主に―する」

えいしょう-ぼん【影鈔本】🔗🔉

えいしょう-ぼん エイセウ― [0] 【影鈔本】 「影写本(エイシヤボン)」に同じ。

えいしょう-ぼん【影照本】🔗🔉

えいしょう-ぼん エイセウ― [0] 【影照本】 古書・碑文などを撮影し製版した書物。景照本。

えい-せい【影青】🔗🔉

えい-せい [0] 【影青】 ⇒インチン(影青)

えい-ぞう【影像】🔗🔉

えい-ぞう ―ザウ [0] 【影像】 (1)ものの影。 (2)絵や彫刻に表した,人や神仏の姿。えすがた。肖像。ようぞう。

えい-どう【影堂】🔗🔉

えい-どう ―ダウ [0] 【影堂】 釈迦像,一宗の祖師,一家の先祖などの影像をまつる堂。

かげ【影】🔗🔉

かげ [1] 【影】 (1)物が光をさえぎった時,光源と反対の側にできる,その物の黒い形。「夕日に―が長くのびる」 (2)光。灯火。「星―」「渡る日の―に競ひて/万葉 4469」 (3)水面や鏡などにうつるそのものの姿。「―をうつす」 (4)姿。そのものの形。「近ごろ彼は―も見せない」「うわさをすれば―」「見る―もない」 (5)細部は明瞭でないがそのものの輪郭としてとらえられる姿・形。「―になるまで見送る」 (6)心の中に浮かぶ姿。おもかげ。「―を慕う」 (7)表立っては見えない人や物の存在を暗示するもの。特に,不安・不吉な兆候。「背後に大物の―が見える」「死の―におびえる」 (8)本体そのものではないこと。身代わり。「―武者」 (9)〔心〕 ⇒シャドー(2) (10)かすかな形だけで実体のないもの。「このかぐや姫,きと―になりぬ/竹取」 (11)やせ細った姿の形容。「―のやうにやせさらぼひつつ/宇治拾遺 6」 (12)本体に付き添って離れないもの。「よるべなみ身をこそとほくへだてつれ心は君が―となりにき/古今(恋三)」 (13)魂。「亡き御―どもも/源氏(宿木)」 (14)本物に似せて作ったもの。「真の小水竜は庫に納め―を作り持つたる故/浄瑠璃・雪女」

かげ=が薄・い🔗🔉

――が薄・い (1)元気がなく見える。生気にとぼしい。 (2)存在が目立たない。印象が弱い。

かげ=が差・す🔗🔉

――が差・す (1)影ができる。 (2)不吉な兆候が現れる。また,病気の兆候が現れる。「前途に不安な―・した」 (3)(日・月・灯火などの)光が当たる。「窓辺に月の―・す」

かげ=の形(カタチ)に=随(シタガ)う(=添(ソ)う)が如(ゴト)し🔗🔉

――の形(カタチ)に=随(シタガ)う(=添(ソ)う)が如(ゴト)し 〔法句経(上)〕 影が本体から決して離れることのないように,常に一緒にいて離れない。形に影の添う如し。形影相伴う。

かげ=踏むばかり🔗🔉

――踏むばかり きわめて近いことのたとえ。「立ち寄らば―近けれど誰かなこその関をすゑけむ/後撰(恋二)」

かげ=も形もない🔗🔉

――も形もない 全く姿が見えない。何の形跡もない。

かげ=を搏(ウ)つ🔗🔉

――を搏(ウ)つ 〔「管子(兵法)」より。人の陰影を打つ意〕 手ごたえがないことのたとえ。

かげ=を畏(オソ)れ迹(アト)を悪(ニク)む🔗🔉

――を畏(オソ)れ迹(アト)を悪(ニク)む 〔「荘子(漁父)」より。自分の影や足跡におびえ,それから逃れようとして走り続けた者が,力尽きて死んだという故事から〕 心配事を自ら思い設けて,いたずらに心を乱すことのたとえ。

かげ=を落と・す🔗🔉

――を落と・す (1)光をなげかける。 (2)自らの影を他の物の上に現す。また,自らの姿を水面などに映じる。「湖面に―・す岸辺の松」 (3)不幸・不吉・不安などをもたらす。「長びく戦争が国民生活に―・している」

かげ=を隠・す🔗🔉

――を隠・す 姿を消す。身をひそめる。「跡より追手のかかる者,暫く―・さん為/浄瑠璃・一谷嫩軍記」

かげ=を潜(ヒソ)・める🔗🔉

――を潜(ヒソ)・める 姿を見せなくなる。表立ったところから消える。

かげ-え【影絵・影画】🔗🔉

かげ-え [2] 【影絵・影画】 紙を切り抜いたり,手を組み合わせて物の形に作ったものに,灯火を当てて障子やスクリーンなどに影を映し出すこと。また,その影。

かげえ-しばい【影絵芝居】🔗🔉

かげえ-しばい [4] 【影絵芝居】 人形劇の一種。影絵をスクリーンに映し,これを動かして演じる芝居。

かげ-どうろう【影灯籠】🔗🔉

かげ-どうろう [3] 【影灯籠】 「回り灯籠」に同じ。

かげ-とみ【影富】🔗🔉

かげ-とみ [0] 【影富】 江戸時代,文化年間(1804-1818)頃から行われた非公認の富籤(トミクジ)。寺社の公許の富籤の当たり番号を当たりとする一種の博打(バクチ)。 →本富

かげ-とも【影面】🔗🔉

かげ-とも 【影面】 〔「かげつおも」の転。「かげ」は「光」の意〕 太陽に向かう方。南の面。日の当たる側。 ⇔背面(ソトモ) 「名ぐはしき吉野の山は―の大き御門ゆ/万葉 52」

かげ-にんぎょう【影人形】🔗🔉

かげ-にんぎょう ―ニンギヤウ [3] 【影人形】 (1)陰でいろいろなことをすること。「―を使ふとか言ふ/浮雲(四迷)」 (2)「影絵(カゲエ)」に同じ。「―よく使ひ申候/浮世草子・置土産 5」

かげ-の-かかく【影の価格】🔗🔉

かげ-の-かかく [1][1]-[1] 【影の価格】 ⇒シャドー-プライス

かげ-の-ないかく【影の内閣】🔗🔉

かげ-の-ないかく [1]-[1] 【影の内閣】 〔shadow cabinet〕 イギリスの野党で,政権を取ることを予想して組織された最高幹部からなる政策立案機関。政権をとれば,そのまま閣僚になる場合が多いのでこの名がある。

かげ-の-やまい【影の病】🔗🔉

かげ-の-やまい ―ヤマヒ 【影の病】 病人の姿が二つに見えてくるという病。離魂病。かげのわずらい。「これは何たるむくいぞや,―といふ物か/浄瑠璃・赤染衛門」

かげ-ばり【影貼り】🔗🔉

かげ-ばり [0] 【影貼り】 染色や日本画で,輪郭外の彩色がしみ込まないように,描いた絵の上に型紙を置くこと。礬水(ドウサ)を引いた美濃紙などを使う。縁蓋(エンブタ)。

かげ-ふじ【影富士】🔗🔉

かげ-ふじ [3] 【影富士】 湖水の水面などに映った富士山の姿。

かげ-ふみ【影踏み】🔗🔉

かげ-ふみ [2] 【影踏み】 相手の影を踏み合う子供の遊び。

かげ-ぼうし【影法師】🔗🔉

かげ-ぼうし ―ボフシ [3][1] 【影法師】 光が当たってできる人の影。

かげ-まち【影待ち】🔗🔉

かげ-まち 【影待ち】 「日待ち」に同じ。「五月十四日の夜はさだまつて―あそばしける/浮世草子・五人女 3」

かげ-み【影身】🔗🔉

かげ-み 【影身】 影が身を離れることのないように,常に離れないこと。「―の如く馴れ馴れしに/謡曲・初雪」

かげみ=に添・う🔗🔉

――に添・う いつもその人の身辺を離れないでいる。

かげ-むしゃ【影武者】🔗🔉

かげ-むしゃ [0][3] 【影武者】 (1)敵をあざむき,身代わりとするため,主君と同じ服装をさせた武者。 (2)裏面にあって,実際に物事を動かしている者。黒幕。

よう-ご【影護】🔗🔉

よう-ご ヤウ― [1] 【影護】 〔「よう」は呉音〕 神仏が影のように身にそって守ってくれること。

よう-ごう【影向・影響・影嚮】🔗🔉

よう-ごう ヤウガウ [0] 【影向・影響・影嚮】 〔呉音〕 (1)仏・菩薩また神などが仮の姿をとって人々の眼前に現れること。また,その姿。 (2)貴人などが来ること。また,現れることや来ることをしゃれていう語。「これは旦那めづらしの―や/浮世草子・禁短気」

ようごう-いし【影向石】🔗🔉

ようごう-いし ヤウガウ― [3] 【影向石】 神が降臨する際に御座(ミクラ)とするといわれている石。

ようごう-しゅ【影向衆】🔗🔉

ようごう-しゅ ヤウガウ― [3] 【影向衆】 他の仏国土から現れて釈迦の教化を助ける菩薩(ボサツ)たちのこと。文殊(モンジユ)・普賢(フゲン)など。

えいきょう【影響】(和英)🔗🔉

えいきょう【影響】 influence;→英和 effect.→英和 〜する (have) influence;affect.→英和 …の〜で under the influence of….…の〜をうける be affected[influenced]….

かげ【影】(和英)🔗🔉

かげ【影】 (1) a shadow (暗影);→英和 a silhouette (影法師).→英和 (2) a figure (姿);→英和 an image;→英和 a reflection (映像);→英和 a trace (形跡).→英和 〜を隠す hide[conceal]oneself;disappear.→英和 ‖影の内閣 the shadow cabinet (イギリスの).

かげえ【影絵】(和英)🔗🔉

かげえ【影絵】 a shadow picture;a silhouette.→英和 影絵芝居 a shadow show.

かげぼうし【影法師】(和英)🔗🔉

かげぼうし【影法師】 a shadow (figure);→英和 a silhouette.→英和 〜がうつる be silhouetted.

かげむしゃ【影武者】(和英)🔗🔉

かげむしゃ【影武者】 a double (替玉);→英和 a wire-puller (黒幕).

大辞林で始まるの検索結果 1-54