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しまり【締(ま)り】🔗🔉

しまり【締(ま)り】 しまっていて緩みやあきのないこと。「ねじの―」からだつきや顔つきにたるんだところがなく、引きしまっていること。「―のない口もと」(「緊まり」とも書く)気持ちや態度、また、その場の状態や雰囲気などに緊張感があること。「―に欠ける試合ぶり」規律やけじめがあること。「―のある生活」戸などが閉じられること。「戸の―が悪い」むだな出費を抑えること。倹約。「家計の―がいい」しめくくり。結着。「―をつける」囲碁で、一隅を二つの石で協力して地を囲うように打つこと。

締まりがな・い🔗🔉

締まりがな・い 態度や心構えに緊張感がない。顔つきやからだつきなどが、きりっと引き締まっていない。「―・い顔」「―・い格好」「金に―・い」

しまり‐ぞなえ【締(ま)り備え】‐ぞなへ🔗🔉

しまり‐ぞなえ【締(ま)り備え】‐ぞなへ 軍陣の最後を取り締まること。また、そのために備える隊。殿軍。しんがり。あとおさえ。

しまり‐ばめ【締(ま)り×嵌め】🔗🔉

しまり‐ばめ【締(ま)り×嵌め】 機械の嵌め合いで、嵌め合わす軸の径が穴の径よりも少し大きくしてある形式。

しまり‐や【締(ま)り屋】🔗🔉

しまり‐や【締(ま)り屋】 倹約家。しまつや。または、けちんぼう。「―の女房」

しまり‐ゆき【締(ま)り雪】🔗🔉

しまり‐ゆき【締(ま)り雪】 新雪の結晶が昇華によって氷の粒となったり、また、降り積もる雪の重みで全体が締まった状態となった積雪。

しま・る【締(ま)る・閉(ま)る】🔗🔉

しま・る【締(ま)る・閉(ま)る】 [動ラ五(四)]固くひねったり、強く引っぱったりして緩みやあきのない状態になる。「帯が―・る」「瓶のふたがきちんと―・らない」からだつきや顔つきにたるんだところがなくなり引きしまる。「かたく―・った筋肉」「身の―・るような冷気」「―・った口もと」(「緊まる」とも書く)心や態度にすきがなく、しっかりする。その場の状態・ようすがぴりっとなる。緊張する。「最後まで―・っていこう」「彼がいると座が―・る」「―・らない話」生活態度がまじめになる。品行がよくなる。「さすがの遊蕩児も―・ってきた」むだな出費がなくなる。倹約・節約する。「こう物価高では―・らざるをえない」相場が堅調になる。「相場が―・ってきた」(閉まる)あいていた戸・門などがぴったりとじられる。「ドアは自動的に―・る」「カーテンが―・る」(あ)く。(閉まる)その日の営業・業務が終了する。終業する。「店が―・る」「銀行は三時に―・る」(あ)く。

し・む【締む】🔗🔉

し・む【締む】 [動マ下二]「し(締)める」の文語形。

しめ【締め・×〆】🔗🔉

しめ【締め・×〆】 [名]締めること。「―が甘い」金銭などの合計を出すこと。また、その数量。「帳簿の―をする」封書の封じ目に書く「〆」のしるし。〔接尾〕助数詞。半紙・ちり紙など紙の一〇束、すなわち一〇〇帖、二〇〇〇枚を単位として数えるのに用いる。木綿・木材など束ねたものを数えるのに用いる。

しめ‐あけ【締め明け】🔗🔉

しめ‐あけ【締め明け】 音のしないようにそっとあけること。「ふすまをそっと―に」〈浄・嫗山姥〉

しめ‐あ・げる【締(め)上げる】🔗🔉

しめ‐あ・げる【締(め)上げる】 [動ガ下一]しめあ・ぐ[ガ下二]力を込めてきつくしめる。「首を―・げる」だらけている状態を、きつくひきしめる。厳しく追及してこらしめる。「後輩を―・げる」

しめ‐うり【占(め)売り・締(め)売り】🔗🔉

しめ‐うり【占(め)売り・締(め)売り】 江戸時代の商行為で、品物を買い占めて供給量を制限し、高値を設定して売り出すこと。

しめ‐お【締(め)緒】‐を🔗🔉

しめ‐お【締(め)緒】‐を 物を締めるためのひも。笠をかぶるときなどに締めるひも。

しめ‐がい【占(め)買い・締(め)買い】‐がひ🔗🔉

しめ‐がい【占(め)買い・締(め)買い】‐がひ 買い占めること。買い占め。

しめ‐がね【締(め)金】🔗🔉

しめ‐がね【締(め)金】 尾錠(びじよう)

しめ‐ぎ【締(め)木・△搾め木】🔗🔉

しめ‐ぎ【締(め)木・搾め木】 二枚の板の間に植物の種子などを挟んで、強く圧力をかけて油をしぼり取る木製の道具。身をしぼられるようなつらい状態のたとえにも用いる。「―にかけられる」

しめ‐きり【締(め)切り・閉(め)切り】🔗🔉

しめ‐きり【締(め)切り・閉(め)切り】 戸・窓などを、閉じたままにすること。また、閉じられたままの場所。「戸を―にする」「―の部屋」(締め切り)取り扱いを打ち切ること。また、その時日。あらかじめ決められた終了の期日。「受付は一〇時で―にする」「願書提出の―」(「〆切」とも書く)茶入れ・水指(みずさし)・建水の一種で、全体に糸で締めたような筋があるもの。口・底ともに広く、一般に鉄鉢に口を作り添えた形のもので、南蛮焼に多い。

しめ‐き・る【締(め)切る・閉(め)切る】🔗🔉

しめ‐き・る【締(め)切る・閉(め)切る】 [動ラ五(四)]戸・門・窓などを、全部しめる。また、完全にしめる。「部屋じゅうの窓を―・る」「バルブを―・る」戸や窓などを、長い間しめたままにしておく。「冬の間山小屋を―・る」(締め切る)申し込みなどを、決められた期限や定員で打ち切る。終わりにする。「願書は今度の土曜日で―・る」

しめ‐ぐ【締(め)具】🔗🔉

しめ‐ぐ【締(め)具】 締めつけて物を固定するための道具。

しめ‐くぎ【締め×釘】🔗🔉

しめ‐くぎ【締め×釘】 リベット。

しめ‐くくり【締め△括り】🔗🔉

しめ‐くくり【締め括り】 ひもなどでしっかり縛ること。管理・監督してまとめること。「事務の―」結末をつけること。まとめ。「話の―をつける」

しめ‐くく・る【締め△括る】🔗🔉

しめ‐くく・る【締め括る】 [動ラ五(四)]ひもなどでしっかりと締めて束ねる。「桶側(おけがわ)をたがで―・る」仕事や人を管理・監督してうまくまとめる。「若い連中を―・る」物事に結末をつける。まとめる。「教訓的な言葉で話を―・る」

しめ‐こみ【締(め)込み】🔗🔉

しめ‐こみ【締(め)込み】 力士が相撲をとるときに締めるまわし。

しめ‐こ・む【締(め)込む】🔗🔉

しめ‐こ・む【締(め)込む】 [動マ五(四)]帯などをきつく締める。「角帯をきりっと―・む」思う女を自分のものにする。「いい娘を―・んだなあ」〈伎・宇都宮紅葉釣衾〉物事がうまいぐあいに運ぶ。「自己(おいら)の家の家名を付けた石塔があるから―・んだりと先づ掃除をし」〈滑・七偏人・五〉

しめ‐さば【締め×鯖】🔗🔉

しめ‐さば【締め×鯖】 サバを三枚におろし、塩を振って身を締め、塩を落として酢に浸し、さらに締めたもの。刺身や鮨(すし)だねに用いる。

しめ‐だいこ【締(め)太鼓】🔗🔉

しめ‐だいこ【締(め)太鼓】 両側の皮面の縁にひもを通し、胴を挟んで締め上げた扁平(へんぺい)な太鼓。台に置いて二本の桴(ばち)で打つ。能・長唄・民俗芸能の囃子(はやし)などに用いる。

しめ‐だか【締(め)高・×〆高】🔗🔉

しめ‐だか【締(め)高・×〆高】 全体の数量の合計。合計した額。総計。締め。「売り上げの―を出す」

しめ‐だし【締(め)出し・閉(め)出し】🔗🔉

しめ‐だし【締(め)出し・閉(め)出し】 しめだすこと。「遅刻して―を食う」「報道関係の―をする」

しめ‐だ・す【締(め)出す・閉(め)出す】🔗🔉

しめ‐だ・す【締(め)出す・閉(め)出す】 [動サ五(四)]入り口を閉ざして中に入れないようにする。「帰りが遅くなって―・される」ある範囲内に立ち入らせない。退けて外に出す。また、ある組織内で活動できないようにする。「外国製品を―・す」「委員会から―・される」

しめ‐つけ【締(め)付け】🔗🔉

しめ‐つけ【締(め)付け】 しめつけること。「ねじの―が弱い」「上役の―が厳しい」

しめつけ‐しまだ【締付島田】🔗🔉

しめつけ‐しまだ【締付島田】 たぼを張り出さないように締めつけて結う島田髷(まげ)。江戸時代、天和から元禄ころに流行。

しめ‐つ・ける【締(め)付ける】🔗🔉

しめ‐つ・ける【締(め)付ける】 [動カ下一]しめつ・く[カ下二]強く締める。きつく締める。「帯で―・けられて苦しい」「胸が―・けられるような悲しみ」精神的、物質的に圧迫する。束縛して苦しめる。「輸出規制で―・けられる」

しめ‐て【締めて・×〆て】🔗🔉

しめ‐て【締めて・×〆て】 [副]全部合わせて。合計すると。都合。「―七万円の売り上げ」

しめ‐なき【締め泣き】🔗🔉

しめ‐なき【締め泣き】 声を抑えて泣くこと。しのびなき。「―にないてゐる」〈鳩翁道話・一〉

しめ‐やき【締(め)焼(き)】🔗🔉

しめ‐やき【締(め)焼(き)】 焼き締め

しめ‐よ・せる【締(め)寄せる】🔗🔉

しめ‐よ・せる【締(め)寄せる】 [動サ下一]しめよ・す[サ下二]締めて一つに寄せる。また、締めて近寄せる。「たこはいっかなはなれもやらずなおすいつきて―・せるうち」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉

し・める【締める・閉める】🔗🔉

し・める【締める・閉める】 [動マ下一]し・む[マ下二]強く引っ張ったりひねったりして、緩みのないようにする。「三味線の糸を―・める」「元栓を―・める」「ねじを―・める」長い布やひもなどを巻きつけて、緩まないように固く結ぶ。「帯を―・める」「ネクタイを―・める」強く押しつけてしぼる。「ダイズを―・めて油をとる」(「緊める」とも書く)気持ち・態度などを緊張させる。また、管理を厳しくする。「気を―・めてかかる」「新入部員を―・める」「派を―・める存在」懲らしめる。とっちめる。「餓鬼大将を一度―・めてやろう」出費を切り詰める。節約する。「交際費を―・める」「家計を―・める」物事のまとまったことを祝ってみんなで一緒に手を打ち合わせる。手打ちする。「最後に手を―・めていただきましょう」(「〆る」とも書く)そこまでを一区切りとして合計する。「売り上げを―・める」塩や酢で魚の身をひきしめる。「サバを酢で―・める」(閉める)あいていた窓や戸などをぴったりとじる。「雨戸を―・める」(あ)ける。(閉める)その営業・業務を終了する。また、廃業する。「店を―・める」「窓口は五時に―・めます」(あ)ける。取り決める。「胸中残さずうち明けて、評議を―・めむといふ間もあらせず」〈浄・忠臣蔵〉契りを結ぶ。「―・めてはなれし身なりしを、また結びかへ行く旅の」〈浮・御前義経記・三〉→閉(と)じる[用法] [下接句]勝って兜(かぶと)の緒を締めよ・財布の紐(ひも)を締める・箍(たが)を締める・手綱を締める・手を締める

ちきり‐じめ【×締め】🔗🔉

ちきり‐じめ【×締め】 木や石材をつなぐために埋め込む木片または金属。両端が広く、中央が狭くくびれている。ちきり。

てい‐けつ【締結】🔗🔉

てい‐けつ【締結】 [名]スル条約・協定・契約などを結ぶこと。「講和条約を―する」

てい‐ちゃく【締着】🔗🔉

てい‐ちゃく【締着】 しめて、動かないようにすること。

ていちゃく‐ざい【締着材】🔗🔉

ていちゃく‐ざい【締着材】 建築で、各材を互いに接合させるのに用いる材料。くぎ・ボルトなど。

てい‐めい【締盟】🔗🔉

てい‐めい【締盟】 同盟や条約を結ぶこと。また、その同盟や条約。「―国」

てい‐やく【締約】🔗🔉

てい‐やく【締約】 [名]スル条約や契約を結ぶこと。また、その条約や契約。「同盟を―する」「―国」

ていやく‐きょうせい【締約強制】‐キヤウセイ🔗🔉

ていやく‐きょうせい【締約強制】‐キヤウセイ 特定の契約の締結が法律によって強制されていること。電気・ガス・水道などの公益事業者が契約申し込みに対して応需義務を有するなど。契約強制。

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[音]テイ [訓]むす‐ぶ    し‐める    し‐まる    し‐まり [部首]糸 [総画数]15 [コード]区点    3689      JIS   4479      S‐JIS 92F7 [分類]常用漢字

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