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き【記】🔗🔉

き【記】 書きしるすこと。また、その文書。記録。「思い出の―」文体の一。事実をしるすもの。「古事記」の略。

き‐おく【記憶】🔗🔉

き‐おく【記憶】 [名]スル過去に体験したことや覚えたことを、忘れずに心にとめておくこと。また、その内容。「―に新しい出来事」「少年時代のことを今でも―している」「―力」心理学で、生物体に過去の影響が残ること。また、過去の経験を保持し、これを再生・再認する機能の総称。コンピューターに必要なデータを蓄えておくこと。 [類語]覚え・物覚え・メモリー(昔のことについての記憶)思い出・追憶(――する)覚える・銘ずる・銘記する・牢記(ろうき)する・暗記する

きおく‐じゅつ【記憶術】🔗🔉

きおく‐じゅつ【記憶術】 早く正確に記憶する方法。5の平方根「2.2360679」を「富士山麓(さんろく)オウム鳴く」のように語調のよい言葉にして覚えるような類。

きおく‐しょうがい【記憶障害】‐シヤウガイ🔗🔉

きおく‐しょうがい【記憶障害】‐シヤウガイ 新しいことを記憶する力が衰え、過去のことも想起できなくなる状態。

きおく‐そうしつ【記憶喪失】‐サウシツ🔗🔉

きおく‐そうしつ【記憶喪失】‐サウシツ 意識障害によって、過去のある時の経験を思い出せないこと。

きおく‐そうち【記憶装置】‐サウチ🔗🔉

きおく‐そうち【記憶装置】‐サウチ コンピューターを構成する装置の一つで、プログラムやデータを記憶しておく部分。メモリー。

きおく‐そし【記憶素子】🔗🔉

きおく‐そし【記憶素子】 コンピューターの主記憶装置として、実際に情報を記憶している半導体素子。

きおく‐ばいたい【記憶媒体】🔗🔉

きおく‐ばいたい【記憶媒体】 情報を記憶することのできる物体。磁気テープ・フロッピーディスクなど。

きおく‐ようりょう【記憶容量】‐ヨウリヤウ🔗🔉

きおく‐ようりょう【記憶容量】‐ヨウリヤウ 記憶装置に蓄えることのできる情報の量。単位としてビット・バイトなどを用いて表す。

き‐き【記紀】🔗🔉

き‐き【記紀】 古事記と日本書紀。

きき‐かよう【記紀歌謡】‐カエウ🔗🔉

きき‐かよう【記紀歌謡】‐カエウ 古事記・日本書紀に記載されている歌謡。重複分を除くと約一九〇首で、上代人の日常生活全般を素材とし、明るく素朴で民謡的要素が強い。歌体は片歌(かたうた)から長歌までさまざまだが、定型・五七調はまだ成立していない。

き‐ごう【記号】‐ガウ🔗🔉

き‐ごう【記号】‐ガウ 社会習慣的な約束によって、一定の内容を表すために用いられる文字・符号・標章などの総称。言語も記号の一つと考えられる。広く交通信号などから、象徴的なものまでを含む。また、文字と区別して特に符号類をいうこともある。しるし。符号。「元素―」「音声―」 [用法]記号・符号――「記号」は広く、言語・文字・各種のしるし・身振りなどを含む。学問の用語としても用いる。「文」は漢字であると同時に、地図では学校を示す記号である。◇「符号」は、文字を除き、図形・音声・光・電波などのしるしについて使うことが多い。◇記号と符号の相違にはあいまいな面もある。目印として付けた〇は符号だが、地図上の〇は記号である。一般的に、ある体系の中でのしるしは記号だが、「モールス符号」、「正(負)の符号」のような例外もある。

きごう‐ぎぞうざい【記号偽造罪】キガウギザウザイ🔗🔉

きごう‐ぎぞうざい【記号偽造罪】キガウギザウザイ 産物・商品・書籍・什器(じゆうき)などに用いられる記号を偽造し、または不正に使用する罪。

きごう‐ろん【記号論】キガウ‐🔗🔉

きごう‐ろん【記号論】キガウ‐ 《semiotics;semiology》一般に記号といわれるものの本質・在り方・機能を探究する学問。米国のパースとスイスのソシュールに始まるとされ、論理学・言語学・人類学・芸術などに関連する。《semiotic》科学的経験主義で展開された記号の機能に関する理論。機能の三側面に従い、語用論・意味論・統語論から成る。

きごう‐ろんりがく【記号論理学】キガウ‐🔗🔉

きごう‐ろんりがく【記号論理学】キガウ‐ 命題・概念・推論などを、その要素と関係に還元して記号で表記し、論理的展開を数学的演算の形で明らかにする論理学の一分野。哲学・数学などに応用される。数学的論理学。数理論理学。→論理学

き‐さい【記載】🔗🔉

き‐さい【記載】 [名]スル書類・書物などに書いて記すこと。「詳細は説明書に―されている」「―事項」

きさい‐ぶんがく【記載文学】🔗🔉

きさい‐ぶんがく【記載文学】 文字で書き記された文学。→口承文学

き‐じ【記事】🔗🔉

き‐じ【記事】 事実を書くこと。また、その文章。新聞・雑誌などで伝える事柄。また、その文章。「事件を―にする」「三面―」「記事文」の略。

きじ‐こうこく【記事広告】‐クワウコク🔗🔉

きじ‐こうこく【記事広告】‐クワウコク 新聞や雑誌などに、本文の記事のような体裁で掲載される広告。

き‐しつ【記室】🔗🔉

き‐しつ【記室】 中国の官職名の一。後漢に置かれ、長官のもとで文章・記録をつかさどった。を経由して差し上げる意》手紙の相手を尊敬して、あて名の下につける語。

き‐じつ【記実】🔗🔉

き‐じつ【記実】 事実を書き記すこと。記事。

きじつ‐ぶん【記実文】🔗🔉

きじつ‐ぶん【記実文】記事文」に同じ。

きじ‐ぶん【記事文】🔗🔉

きじ‐ぶん【記事文】 事実の記述を主とする文章。また、その文体。記実文。記事。

き‐しゃ【記者】🔗🔉

き‐しゃ【記者】 新聞・雑誌や放送などで、記事の取材・執筆、また編集に携わる人。文章を書く人。文書を起草する人。筆者。

きしゃ‐クラブ【記者クラブ】🔗🔉

きしゃ‐クラブ【記者クラブ】 国会や官公庁などで、取材する報道各社の記者が、共同会見などの取材活動や相互親睦のために組織した団体。また、その詰め所。

き‐しゅ【記主】🔗🔉

き‐しゅ【記主】 仏教で、その宗派の重要な経論について、規範的な注釈をした人。

き‐じゅつ【記述】🔗🔉

き‐じゅつ【記述】 [名]スル文章にして書きしるすこと。また、書きしるしたもの。「見聞したことをつぶさに―する」《description》事物の特質を、事実そのままに正確かつ組織的にしるしのべること。

きじゅつ‐げんごがく【記述言語学】🔗🔉

きじゅつ‐げんごがく【記述言語学】 言語学の一分野。ある言語について、時期・地域を限定し、歴史的な考慮を加えずにその諸相をありのままに記述しようとするもの。さらに言語構造についての一般的理論を打ち立てることもめざす。

きじゅつてき‐かがく【記述的科学】‐クワガク🔗🔉

きじゅつてき‐かがく【記述的科学】‐クワガク 動植物学・鉱物学などのように、事実の記述を主とする科学。→説明的科学

きじゅつ‐ぶんぽう【記述文法】‐ブンパフ🔗🔉

きじゅつ‐ぶんぽう【記述文法】‐ブンパフ 説明文法・歴史文法に対するもので、一定の時期・場所においての、ある言語の文法現象をありのままに記述するもの。

き‐しょう【記章】‐シヤウ🔗🔉

き‐しょう【記章】‐シヤウ 記念として参加者・関係者に与えるしるし。「従軍―」

き‐しょう【記章・×徽章】‐シヤウ🔗🔉

き‐しょう【記章・×徽章】‐シヤウ 《「徽」は旗じるし、「章」は模様の意》職業・身分・所属などを示すために帽子や衣服などにつけるしるし。バッジ。

き‐しょう【記×誦】🔗🔉

き‐しょう【記×誦】 [名]スル記憶しておいて、そらで唱えること。暗唱。「今もなお―せるものが数十ある」〈中島敦・山月記〉暗記して唱えるだけで、理解したり実践したりはしないこと。「―の学」

きすう‐ほう【記数法】‐ハフ🔗🔉

きすう‐ほう【記数法】‐ハフ 数字を使って数を表す方法。一般には、アラビア数字を使った十進法による位取り記数法が用いられる。

き・する【記する】🔗🔉

き・する【記する】 [動サ変]き・す[サ変]書きとめる。しるす。「碑文に―・する」しっかりと記憶する。「心に―・する」

き‐せい【記性】🔗🔉

き‐せい【記性】 記憶する能力。「勤めて鈔録を為し、―の不足を補いし人なり」〈中村訳・西国立志編〉

き‐ちょう【記帳】‐チヤウ🔗🔉

き‐ちょう【記帳】‐チヤウ [名]スル帳簿に事項・数字などを記入すること。「売上高を―する」参会者が名簿などに署名すること。「受付で―する」

き‐にゅう【記入】‐ニフ🔗🔉

き‐にゅう【記入】‐ニフ [名]スル所定の用紙などに書き入れること。「必要事項を―する」

き‐ねん【記念】🔗🔉

き‐ねん【記念】 [名]スル思い出となるように残しておくこと。また、そのもの。「卒業を―して写真を撮る」「―品」過去の出来事・人物などを思い起こし、心を新たにすること。「創立五〇周年を―する式典」◆「紀念」とも書いた。

きねん‐きって【記念切手】🔗🔉

きねん‐きって【記念切手】 ある出来事・行事などを記念して発行する郵便切手。

きねん‐さい【記念祭】🔗🔉

きねん‐さい【記念祭】 ある事柄を記念して行う祭りや行事。

きねん‐スタンプ【記念スタンプ】🔗🔉

きねん‐スタンプ【記念スタンプ】 国家的行事などを記念するために、一定期間を設けて郵便物に押す日付印。観光地遊覧などの記念に押すスタンプ。

きねん‐ひ【記念碑】🔗🔉

きねん‐ひ【記念碑】 ある出来事や人の功績などを記念して建てる碑。モニュメント。

きねん‐び【記念日】🔗🔉

きねん‐び【記念日】 記念すべき出来事のあった日。「結婚―」

きねん‐ぶつ【記念物】🔗🔉

きねん‐ぶつ【記念物】 記念の品物。文化財保護法上の文化財の一。遺跡・名勝地・動植物および地質鉱物で学術・歴史・芸術上価値の高いもの。

きふ‐ほう【記譜法】‐ハフ🔗🔉

きふ‐ほう【記譜法】‐ハフ 音楽を図表・文字・記号などを用いて書き表す方法。現在では五線記譜法が広く用いられている。

き‐ぶん【記文】🔗🔉

き‐ぶん【記文】 記録した文。記事文。「論文といい―といい…工風を要する事にて」〈逍遥・小説神髄〉

き‐ぶん【記聞・紀聞】🔗🔉

き‐ぶん【記聞・紀聞】 聞いた事を書くこと。また、その記録。聞き書き。「西洋―」

き‐べつ【記別】🔗🔉

き‐べつ【記別】 仏語。仏が、弟子たちの来世の悟りの内容を予言すること。仏となることの予言。

き‐めい【記名】🔗🔉

き‐めい【記名】 [名]スル氏名を書きしるすこと。「持ち物に―する」

き‐めい【記銘】🔗🔉

き‐めい【記銘】 記憶の第一段階。新しい経験を受け入れ、それを覚え込むこと。

きめい‐かぶけん【記名株券】🔗🔉

きめい‐かぶけん【記名株券】 株主の氏名が券面に記載されている株券。記名株。→無記名株券

きめい‐さいけん【記名債券】🔗🔉

きめい‐さいけん【記名債券】 債権者の氏名が券面に記載されている債券。→無記名債券

きめい‐しき【記名式】🔗🔉

きめい‐しき【記名式】 証券などに権利者の氏名または商号を記載する方式。

きめいしき‐うらがき【記名式裏書】🔗🔉

きめいしき‐うらがき【記名式裏書】 手形・小切手などやその補箋(ほせん)に被裏書人の氏名または商号の記載と裏書人の署名がある裏書。正式裏書。完全裏書。→白地(しらじ)式裏書

きめい‐しゃさい【記名社債】🔗🔉

きめい‐しゃさい【記名社債】 社債権者の氏名が社債原簿および債券面に記載されている社債。日本では、社債は通常無記名式である。

きめい‐しょうけん【記名証券】🔗🔉

きめい‐しょうけん【記名証券】 権利者の氏名が券面に記載されている有価証券。指名証券。→無記名証券

きめい‐とうひょう【記名投票】‐トウヘウ🔗🔉

きめい‐とうひょう【記名投票】‐トウヘウ 投票用紙に投票者の氏名を書く投票の方式。→無記名投票

き‐もん【記問】🔗🔉

き‐もん【記問】 古書を読んでただ暗記しているだけで、その知識を活用しないこと。

きもん‐の‐がく【記問の学】🔗🔉

きもん‐の‐がく【記問の学】 記問にしかすぎない学問。

き‐ろく【記録】🔗🔉

き‐ろく【記録】 [名]スル将来のために物事を書きしるしておくこと。また、その書いたもの。「―に残す」「実験の―」「議事を―する」競技などで、数値として表された成績や結果。また、その最高数値。レコード。「―を更新する」歴史学・古文書学で、史料としての日記や書類。 [類語]筆録・採録・詳録・登録・記載(―する)録する・書き留(とど)める(事実を書きしるしたもの)実録・実記・記事・ドキュメント

きろく‐えいが【記録映画】‐エイグワ🔗🔉

きろく‐えいが【記録映画】‐エイグワ 虚構を加えずに事実の記録に基づいて作った映画。ドキュメンタリー映画。

きろく‐がき【記録書(き)】🔗🔉

きろく‐がき【記録書(き)】 記録文などに多く用いられた、一種の略字。漢字の字画の一部を用い、醍醐(だいご)を酉酉、菩薩(ぼさつ)と書く類。抄物(しようもつ)書き。

きろく‐じょ【記録所】🔗🔉

きろく‐じょ【記録所】 「記録荘園券契所(きろくしようえんけんけいじよ)」の略。源頼朝の要請により、文治三年(一一八七)訴訟処理を主な目的として朝廷に設置された役所。南北朝時代、建武政府が設置した、朝廷の重要事項を取り扱う訴訟機関。

きろくしょうえんけんけい‐じょ【記録△荘園券契所】キロクシヤウヱンケンケイ‐🔗🔉

きろくしょうえんけんけい‐じょ【記録荘園券契所】キロクシヤウヱンケンケイ‐ 平安時代および建武の中興時に置かれた役所。延久元年(一〇六九)後三条天皇が荘園整理のために初めて設置し、その後しばしば設けられた。荘園記録所。記録荘園所。

きろく‐てき【記録的】🔗🔉

きろく‐てき【記録的】 [形動]記録として残しておく価値があるほど珍しいさま。「―な猛暑」

きろく‐ぶんがく【記録文学】🔗🔉

きろく‐ぶんがく【記録文学】 事実を客観的に描写する、記録的性格の強い文学。ルポルタージュをはじめ、広くは伝記・日記・書簡集なども含まれる。

きろく‐やぶり【記録破り】🔗🔉

きろく‐やぶり【記録破り】 従来の記録をしのぐこと。また、そのような出来事や状況。「―の暑さ」

しる・す【記す・△誌す・△識す】🔗🔉

しる・す【記す・誌す・識す】 [動サ五(四)]文字や文章などを書きつける。書きとめる。記録する。「氏名を―・す」「感想を―・す」記憶にしっかりとどめる。忘れないようによく覚えておく。「今日の喜びを胸に―・す」→書く[用法] [可能]しるせる

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[音]キ [訓]しる‐す    しる‐し [部首]言 [総画数]10 [コード]区点    2113      JIS   352D      S‐JIS 8B4C [分類]常用漢字 [難読語] →あさひなしまめぐりのき【朝夷巡島記】いちのたにふたばぐんき【一谷嫩軍記】うち‐の‐しるすつかさ【内記】きょう‐き【強記・彊記】げき‐の‐ちょう【外記庁】げんぺいじょうすいき【源平盛衰記】さぬきのすけのにっき【讚岐典侍日記】じょうすいき【盛衰記】しるし‐ぶみ【伝記・文史】に‐き【日記】

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