複数辞典一括検索+
○額を合わせるひたいをあわせる🔗⭐🔉
○額を合わせるひたいをあわせる
額と額とがくっつくほど近寄る。
⇒ひたい【額】
ひた‐うち【直打ち】
①しきりに打つこと。むやみにうつこと。源平盛衰記34「―に打ちければ多く打ち殺されけり」
②たたいて一面にのばすこと。増鏡「銀しろがねにて―にして」
ひたえ【一重】ヒタヘ
一重ひとえの転。一説に、「ひたたへ(直
)」の約で、不純物のない白
しろたえ。万葉集14「我が衣きぬに着きよらしもよ―と思へば」
ひた‐え【直柄】
まっすぐな柄。また、つくりつけの柄。
⇒ひたえ‐の‐ひさご【直柄の瓢】
ひたえ‐の‐ひさご【直柄の瓢】
ひょうたんを縦に二つに割ったひしゃく。更級日記「つくりすゑたる酒壺にさし渡したる―」
⇒ひた‐え【直柄】
ひた‐お【頓丘】‥ヲ
ひたすらに丘のつづくこと。ひとつづきの丘。一説に、片寄った丘。〈神代紀下訓注〉
ひた‐おし【直押し】
ひたすらに押すこと。しゃにむに押し進むさま。「―に攻めまくる」
ひた‐おとし【直落し】
ひたすらに落とすこと。むやみに落とすこと。
ひた‐おもて【直面】
①直接にさしむかうこと。遠慮もなくそれと現すこと。うちつけ。源氏物語橋姫「さすがに―なる心地して」
②⇒ひためん
ひた‐おもむき【直趣】
ひたすらにそれに向かうこと。いちずなさま。源氏物語真木柱「―に進み給へる御心」
ひ‐だか【日高】
日のまだ高いこと。日中。好色一代男2「いかなる旅人も―に泊り曙を急がず」
ひだか【日高】
①北海道もと11カ国の一つ。1869年(明治2)国郡制設定により成立。現在は日高支庁の管轄。
②北海道南部、日高山脈南西斜面を占める支庁。日高町・えりも町など7町。
③北海道日高管内西部の町。林業が盛んな日高地区と、競走馬育成で有名な門別地区からなる。
④埼玉県南部に位置する市。石器時代の住居跡がある。企業進出・住宅地化が著しい。人口5万4千。
⇒ひだか‐さんみゃく【日高山脈】
⇒ひだか‐へんせいたい【日高変成帯】
ひだか‐がわ【日高川】‥ガハ
①和歌山県の中部、日高郡にある川。紀伊山脈の護摩壇岳付近に発源、御坊市の南部で紀伊水道に注ぐ。長さ115キロメートル。
②安珍・清姫伝説を劇化した浄瑠璃・歌舞伎およびそれに由来する三味線曲の俗称。→道成寺どうじょうじ
ひた‐かくし【直隠し】
ひたすら隠すこと。懸命にかくすこと。「―にかくす」
ひだか‐さんみゃく【日高山脈】
北海道の中央南部に南北に連なる山脈。洪積世に氷食をうけ、二十数個のカールが残されている。最高峰は標高2052メートルの幌尻ぽろしり岳。
⇒ひだか【日高】
ひた‐がしら【直頭】
頭を包まずにその全部を現すこと。源平盛衰記4「―、直面ただおもてにてはいかでか僉議仕るべき」
ひ‐たかず【火焚かず】
(各戸で炊事の火を焚かぬ意)近畿地方で、葬儀の際、村民全部が寄って食事をすること。
ひた‐かぶと【直兜・直甲】
全員そろって甲冑に身を固めること。また、その人々。平家物語1「六波羅の兵つわものども、―三百余騎」
ひだか‐へんせいたい【日高変成帯】
日高山脈に分布する低圧型の広域変成帯。片麻岩・塩基性グラニュライトなどから成る。白亜紀末から第三紀にかけて形成された。→変成帯(図)
⇒ひだか【日高】
ひだかみ‐の‐くに【日高見国】
古代の蝦夷えぞ地の一部。北上川の下流地方、すなわち仙台平野に比定。景行紀「蝦夷既に平げて、―より還りて」
ひだ‐がわ【飛騨川】‥ガハ
乗鞍岳南斜面に発源して西流し、岐阜県高山市南部より南流して美濃加茂市の東方で木曾川に合流する川。長さ148キロメートル。
飛弾川
撮影:佐藤 尚
ひたき【鶲・火焼】
スズメ目ヒタキ科の鳥の総称。飛びながら空中または葉上の昆虫をとる習性がある。世界に約450種。広義には、ツグミ科・チメドリ科・ウグイス科に属する鳥をも含む。燧石ひうちいしを打つ音に似た「ひっひっ」という地鳴きをする鳥の意で、本来はツグミ科のジョウビタキを指したものか。〈[季]秋〉
ジョウビタキ
撮影:小宮輝之
ルリビタキ(雄)
撮影:小宮輝之
ルリビタキ(雌)
撮影:小宮輝之
ひ‐たき【火焼・火焚・火炬】
①火をたくこと。
②照明や警固のために火をたくこと。また、その役の人。みひたき。古事記中「み―の老人おきな」
③火をたくところ。いろり。〈色葉字類抄〉
④ふいごまつり。
⇒ひたき‐や【火焼屋】
ひた‐き【直黄】
全体が黄色であること。歌で多く山吹の花をいう。実方集「み垣より外の―の花なれば」
ひたき‐や【火焼屋】
①宮中で、衛士えじが火焼2をする小屋。枕草子142「人あらむとも知らぬ―より」
②斎宮の野の宮で、神饌を調理するために火を消さずに保っておく所。謡曲、野宮「今も―の幽かなる、光はわが思ひ」
⇒ひ‐たき【火焼・火焚・火炬】
ひた‐ぎり【直切り】
ひたすら切ること。いちずに切ること。源平盛衰記37「―にこそ切り廻れ」
び‐だくおん【鼻濁音】
〔言〕呼気を鼻に抜いて発音するガ行音。東京その他では語頭以外のガ行音や助詞の「が」「がな」などは鼻濁音で発音するが、この音韻の存在しない地方も多い。ガ行鼻音。
ひた‐くち【直口】
ひたすらな言い方。露骨な言い方。
ひた‐くれない【直紅】‥クレナヰ
全体が紅色であること。みなくれない。古今和歌集六帖5「―に匂はせるらむ」
ひた‐ぐろ【直黒】
全体が黒いこと。まっくろ。今昔物語集28「―なる田楽を腹にゆひつけて」
ひだ‐ぐんだい【飛騨郡代】
江戸幕府の職名。勘定奉行の支配。高山に陣屋を置いて飛騨および越前・加賀・美濃など約10万石の幕領を支配し、民政をつかさどった者。1692年(元禄5)金森氏移封後に設置(初め代官)。
ひだ‐こうち【飛騨高地】‥カウ‥
飛騨山脈と両白山地に挟まれた高原状の山地。岐阜県北部から富山県にわたり、標高1000〜1500メートル。中央に高山盆地がある。飛騨山地。飛騨高原。
ひた‐ごころ【直心】
ひたむきな心。いちずな心。蜻蛉日記中「―になくもなりつべき身を」
ひた‐ごもり【直籠り】
ひたすらこもること。
ピタゴラス【Pythagoras】
ギリシアの哲学者・数学者・宗教家。サモスに生まれ、南イタリアで教団を組織、霊魂の救いを目的とする新宗教を説き、宇宙の調和の原理を数とそれの比例とした。ピュタゴラス。(前570頃〜 )
⇒ピタゴラス‐がくは【ピタゴラス学派】
⇒ピタゴラス‐の‐すう【ピタゴラスの数】
⇒ピタゴラス‐の‐ていり【ピタゴラスの定理】
ピタゴラス‐がくは【ピタゴラス学派】
ピタゴラスの教えを信奉した学徒(教徒)。霊魂の不死と輪廻りんねを信じ、霊魂の救いのためその浄化を説いた。世界の根源は数であり、一切は偶数と奇数とから成るとし、特に数学・天文学・音楽の進歩に寄与した。紀元前5〜4世紀に栄え、フィロラオス・アルキタスが著名な代表者。前1世紀に新ピタゴラス学派としてその伝統が復活した。
⇒ピタゴラス【Pythagoras】
ピタゴラス‐の‐すう【ピタゴラスの数】
x2+y2=z2
を満たす自然数の組(x,y,z)のこと。たとえば、(3,4,5),(5,12,13)など。このような数の組は、直角三角形の3辺の長さとなり、無限に存在する。
⇒ピタゴラス【Pythagoras】
ピタゴラス‐の‐ていり【ピタゴラスの定理】
幾何学の定理の一つ。直角三角形の斜辺の上に立つ正方形の面積は、他の2辺の上に立つ正方形の面積の和に等しいという定理。日本では、古くは鈎股弦こうこげんの定理と称した。三平方の定理。
⇒ピタゴラス【Pythagoras】
ひた‐さ‐お【直さ麻】‥ヲ
(サは接頭語)不純物のない麻。万葉集9「―を裳には織り着て」
ひた‐さわぎ【直騒ぎ】
やたらにさわぐこと。平家物語2「あまりに―に見えつる間、帰りたりつるなり」
ひだ‐さんみゃく【飛騨山脈】
本州中央部、新潟・長野・富山・岐阜4県の境に連なる山脈。山頂近くにカールが残る。立山・剣岳・白馬岳・槍ヶ岳・乗鞍岳などを含み、最高峰は奥穂高岳(3190メートル)。大部分、中部山岳国立公園に入る。北アルプス。
ひ‐だし【簸出し】
箕みであおって出すこと。また、その出したくず。「茶の―」
ひたし‐の‐うま【直足の馬・常足の馬】
(ヒタシはヒタアシの約)馬の足の運び方のなみのもの。これに対して、歩みの大まかなものを「おろしの馬」という。
ひたし‐もの【浸し物】
野菜をゆで、醤油または酢などをかけてひたしたもの。ゆでもの。おひたし。
ひだ‐しゅんけい【飛騨春慶】
飛騨高山に産する春慶塗の漆器。黄褐色または赤褐色を呈する。茶人金森宗和の命により藩の塗師が始めた。
ひた‐じろ【直白】
全体が白色であること。まっしろ。宇津保物語嵯峨院「頭は―に」
ひた・す【浸す・漬す】
〔他五〕
①液体の中につける。また、ある心情の中にすっぽりと身をおく。枕192「氷水ひみずに手を―・し」。「感傷に身を―・す」
②液体などでびっしょり濡らす。しめす。源氏物語東屋「怖ろしき夢のさめたる心地して汗におし―・して臥し給へり」
ひだ・す【養す】
〔他四〕
(「日足す」の意という)養い育てる。継体紀(前田本)院政期点「天皇を養ヒタシ奉らむ」
ひ‐だすき【火襷】
(火によってできた襷文たすきもんの意)備前焼などで、藁わらや蘆の葉を器物の肌につけて焼き、その部分の肌色が赤くなり、襷形をなすもの。
ひた‐すら【頓・一向・只管】
〔副〕
(一説にヒタはヒト(一)と同源)
①ただそればかり。ひとむき。いちず。ひたぶる。切に。源氏物語夕顔「―袖の朽ちにけるかな」。徒然草「―世をむさぼる心のみ深く」。「―前進する」「―な努力」
②程度が完全なさま。すっかり。まったく。源氏物語槿「女御・更衣、あるは―亡くなり給ひ」。増鏡「かの維時が名残は―に民となりて」
びた‐ぜに【鐚銭】
⇒びたせん
ひた‐ぜめ【直攻め】
いちずに攻めること。天草本平家物語「敵をばただ―に攻めて」
びた‐せん【鐚銭】
(日本では「鐚」は悪い金の意)粗悪なぜに。室町時代から江戸初期にかけて、永楽銭以外の銭。また、一文銭の寛永鉄銭の称。びた。→京銭きんせん
ひた‐ぞめ【直染め】
一面に染めること。また、そのもの。
ひた‐た【纔】
〔副〕
わずかに。ちょっと。斉明紀「―彼その地ところを観るに病自づからに蠲消のぞこりぬ」
ひた‐た・く【混く】
〔自下二〕
こみ合ってごたごたしている。節度がない。源氏物語須磨「人しげく―・けたらむすまひは」
ひだ‐たくみ【飛騨匠・飛騨工】
⇒ひだのたくみ
ひた‐たれ【直垂】
①垂領たりくび式の上衣で、袴と合わせて用いた、武家の代表的衣服。もと庶民の衣服。鎌倉時代に武家の幕府出仕の服となり、近世は侍従以上の礼服とされ、風折烏帽子かざおりえぼし・長袴とともに着用した。公家も内々に用いた。地質は精好せいごう、無紋、5カ所に組紐の菊綴きくとじ・胸紐があり、裏付きを正式とした。長直垂。
直垂
②「ひたたれぶすま」の略。
⇒ひたたれ‐かみしも【直垂上下】
⇒ひたたれ‐ぶすま【直垂衾】
ひたたれ‐かみしも【直垂上下】
直垂と袴の上下が同じ地質のもの。
⇒ひた‐たれ【直垂】
ひたたれ‐ぶすま【直垂衾】
領えりと袖のついた、直垂に似た形の掛け蒲団。平安末・鎌倉時代、貴族が用いた。ひたたれ。宿直物とのいのもの。
⇒ひた‐たれ【直垂】
ひたち【日立】
茨城県北東部、太平洋に面する市。日立鉱山を中心として発達。電気機器・機械などの工業都市。人口19万9千。
⇒ひたち‐こうざん【日立鉱山】
ひたち【常陸】
旧国名。今の茨城県の大部分。常州。
⇒ひたちおおた【常陸太田】
⇒ひたちおおみや【常陸大宮】
⇒ひたち‐おび【常陸帯】
⇒ひたちおび‐がい【常陸帯貝】
⇒ひたち‐ふどき【常陸風土記】
ひ‐だち【肥立ち】
(「日立ち」の意)ひだつこと。日ごとに成長すること。また、日を追って健康・体力が回復すること。「産後の―が悪い」
ひ‐だち【非太刀】
①相手が油断しているすきに、刀で一撃を加えること。日葡辞書「ヒダチヲウツ、また、イルル」
②非難。甲陽軍鑑4「何をしても我がすることに―うたるまじ」
ひたちおおた【常陸太田】‥オホ‥
茨城県北東部、阿武隈高地南端の市。戦国期は佐竹氏の城下町。北の瑞竜山は水戸藩主代々の墓所。人口6万。
⇒ひたち【常陸】
ひたちおおみや【常陸大宮】‥オホ‥
茨城県北部の市。那珂川中流域に位置し、市域の6割を山林が占める。稲作のほか、ネギ・シイタケなどの栽培が盛ん。人口4万8千。
⇒ひたち【常陸】
ひたち‐おび【常陸帯】
①常陸国鹿島神社で、正月14日の祭礼の日に、布帯に男女がおのおのその意中の者の名を書いたものを神前に供え、祢宜ねぎがこれを結んで縁を定めた帯占おびうら。鹿島の帯。〈[季]新年〉。古今和歌集六帖5「東路の路のはてなる―」
②茶の湯の名物茶入。唐物肩衝。茶入の腰に1の帯紐に似た筋があるのでいう。
③〔動〕ヒタチオビガイのこと。
⇒ひたち【常陸】
ひたちおび‐がい【常陸帯貝】‥ガヒ
ヒタチオビガイ科の巻貝の総称。日本産は15種。一般に長紡錘形で、殻高約10センチメートル。標準和名のホンヒタチオビガイは黄褐色で、稲妻に似た黒色の紋様がある。ふたが無い。相模湾の海底にすむ。ヒタチオビ。
⇒ひたち【常陸】
ひたち‐こうざん【日立鉱山】‥クワウ‥
日立市にある鉱山。約500年前の発見と伝え、日本の四大銅山の一つで、硫化銅鉱および金・銀などを産した。1981年に閉山。
⇒ひたち【日立】
ひたちなか
茨城県東部の市。1994年、勝田市・那珂湊市が合併してできる。勝田は水戸市の東に位置し電機工場が立地する工業地区、那珂湊は那珂川河口左岸に位置する近海・遠洋漁業の根拠地。人口15万4千。
ひたち‐の‐みや【常陸宮】
皇族の一家。1964年、昭和天皇の第2皇子正仁親王(義宮)(1935〜)が創始。
ひたち‐ふどき【常陸風土記】
古風土記の一つ。1巻。常陸国11郡のうち、河内(逸文あり)・白壁(のちの真壁)の2郡を欠く9郡の地誌。713年(和銅6)の詔に基づいて養老(717〜724)年間に撰進。文体は漢文による修飾が著しい。常陸国風土記。
⇒ひたち【常陸】
ひたちやま【常陸山】
第19代の横綱。水戸の人。本名、市毛谷右衛門。梅ヶ谷とともに明治の相撲黄金時代を現出。1914年(大正3)引退、年寄出羽海を襲名。(1874〜1922)
ひ‐だ・つ【肥立つ】
〔自五〕
(日が経過する意)
①日がたつに従って成長する。和英語林集成初版「アカンボガダンダンヒダツ」
②日を追って病気がよくなる。誹風柳多留拾遺10「倒れ者二百でずつかずつか―・ち」
ひた‐づかい【頓使】‥ヅカヒ
①催促するために頻りに遣わされる使。
②行って帰らない使。役に立たない使。一説に、従者などのない単独の使。→雉きぎしの頓使
びた‐つ・く
〔自四〕
①水分があったりしてべたべたする。毛吹草7「もすそ―・く宮城野の露」
②異性にべったりとくっつくように振る舞う。べたつく。浮世草子、男色十寸鏡「女色にふける人は、かたきまでがしたるく、―・きていやなり」
ひ‐だっそ【脾脱疽】
(→)炭疽たんそに同じ。
⇒ひだっそ‐きん【脾脱疽菌】
ひだっそ‐きん【脾脱疽菌】
(→)炭疽菌に同じ。
⇒ひ‐だっそ【脾脱疽】
ひた‐つち【直土】
地に直接接すること。じべた。万葉集5「―に藁とき敷きて」
びだつ‐てんのう【敏達天皇】‥ワウ
記紀に記された6世紀後半の天皇。欽明天皇の第2皇子。名は訳語田渟中倉太珠敷おさだのぬなくらのふとたましき。(在位572〜585)(538〜585)→天皇(表)
ぴたっ‐と
〔副〕
①平たいもの同士が打ち当たる音を表す語。「膝を―たたく」
②隙間なく密着するさま。「門を―閉め切る」
③完全に合致するさま。「予想が―当たる」
④続いていた物事が急に完全に止まるさま。「風が―やむ」
ひた‐つら【皆焼】
刀の平ひらのほとんど一面に刃文様の焼刃のあるもの。
ひた‐てり【直照り】
ひたすら照ること。照りに照ること。一面に照ること。万葉集18「殿の橘―にして」
ひた‐と【直と・頓と】
〔副〕
①へだてなく。じかに。ぴったりと。今昔物語集27「―抱きつきて」
②ひたすら。いちずに。金々先生栄花夢「―歩みを運びけり」
③にわかに。突然。「―止まる」
ひ‐だな【火棚】
(→)天棚あまだな1に同じ。
ひた‐にげ【直逃げ】
ひたすら逃げること。
ひた‐ぬい【直縫い】‥ヌヒ
一面にぬいとりをすること。
ひた‐ぬすびと【常
盗賊】
(「
」は金属製の纓、すなわち縛る紐のこと)大盗人。重罪人。持統紀「―一百九人ももあまりここのたりを赦ゆるしたまふ」
ひた‐ぬれ【直濡れ】
全体がぬれること。ずぶぬれ。びしょぬれ。
ひ‐だね【火種】
①火をおこすもとにする少しの火。たねび。「―をもらう」
②(比喩的に)事をおこすもとになるきっかけ。「紛争の―」
ひた‐の‐かけなわ【引板の懸縄】‥ナハ
引板ひたを鳴らすために引く縄。玉葉集雑「秋果つる―引き捨てて残る田面の庵のわびしさ」
ひだ‐の‐たくみ【飛騨匠・飛騨工】
①律令制で、飛騨国から里ごとに10人ずつ、毎年交代で上京し、朝廷の建築工事に携わった木工。斐陀匠丁。ひだたくみ。
②今昔物語にみえる伝説的人物。画工百済河成くだらのかわなりと技を競ったという工匠。
③転じて、大工。
ひた‐のぼり【直登り】
ひたすら登ること。
ひた‐はしり【直走り】
まっしぐらに走ること。休まずいちずに走ること。「―に走る」
ひた‐はし・る【直走る】
〔自五〕
ひたすらに走る。休まずに走る。「ゴールに向かって―・る」
ひた‐はだか【直裸】
まる裸。あか裸。
ひた‐ひき【直退き】
ひたすら退くこと。退く一方であること。太平記31「―に引立て、曾て後を顧みず」
ひだ‐ひこ【飛騨彦】
飛騨の人。ひだのたくみ。
ひた‐ひた
①静かに打ち寄せたり打ち当たったりする連続音。また、そのさま。「波が船べりを―とたたく」
②水が寄せてくるように静かに迫りくる足音。また、そのような気配を感ずるさま。「危険が―と迫る」
③風が物に当たるさま。また、その音。
④液体の量がちょうど物が浸るくらいであるさま。「だし汁を―に注ぐ」
ひた‐ひた
(「ひた(直)」の畳語)
①密着するさま。ぴったり。狂言、花子「腰の帯に―と取付いたれば」
②すみやかなさま。さっさと。いそいで。平家物語11「馬の足立ち、鞍爪浸るほどにならば、―と乗つて駈けよ」
ひだ‐びと【飛騨人】
(ヒダヒトとも)飛騨の国の人。飛騨匠ひだのたくみ。万葉集7「―の真木まき流すとふにふの川」
びた‐ひらなか【鐚ひらなか】
(「ひらなか」は半銭の意)(→)鐚一文びたいちもんに同じ。浄瑠璃、博多小女郎波枕「京大坂では―我が物でわがままならず」
ひた‐ぶり【直降り】
つづけざまに降ること。降りに降ること。
ひた‐ぶる【頓・一向】
〔副〕
①一途なさま。もっぱら。ひたすら。むやみ。すっかり。伊勢物語「―に君が方にぞよると鳴くなる」
②向う見ずなさま。乱暴なさま。源氏物語玉鬘「海賊の―ならむ」
⇒ひたぶる‐ごころ【一向心】
ひたぶる‐ごころ【一向心】
ひたすらな心。一筋に思いつめた心。狭衣物語1「―もいできて」
⇒ひた‐ぶる【頓・一向】
ひだ‐へんせいたい【飛騨変成帯】
飛騨地方から西方の隠岐島にのびて分布する低圧型の広域変成帯。片麻岩・角閃岩・結晶質石灰岩などを含む。先カンブリア時代後期から中生代前半にかけて何回かの変成作用を受けて形成された。→変成帯(図)
ひ‐だま【火玉】
①球の形をして空中を飛び行くもの。また、そのような怪火。ひのたま。
②キセルの火皿の、タバコの火のかたまり。
ひだまい‐の‐ふだ【日給の簡】‥ダマヒ‥
⇒にっきゅうのふだ。宇津保物語初秋「―に内侍のかみになす由書かせ給ひて」
ひ‐だまり【日溜り】
日光のよくさして暖かい場所。
ひた‐み【直身】
からだじゅう。全身。総身。
ひた‐みち【直路】
①ひとすじ。一本。和泉式部集「ただ―の烟とや見し」
②ひたすらなさま。いちず。源氏物語賢木「よろづのあはれを思し捨てて―に出で立ち給ふ」
ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
(生命の意のラテン語vitaにamineを加えた語。フンクの命名)動物体の主栄養素(蛋白・脂質・糖質・無機塩類・水)のほかに、動物の栄養を保ち成長を遂げさせるに不可欠の微量の有機物の総称。動物が自分の体の中で生合成できないため、植物や細菌が合成したものを直接または間接に摂取しなければならない。15種ほどが知られているが、動物の種類によって必要とするビタミンの種類や量は異なる。水溶性ビタミン(B複合体・C・L・Pなどで、補酵素として働く)と脂溶性ビタミン(A・D・E・K)とに分ける。
⇒ビタミン‐イー【ビタミンE】
⇒ビタミン‐エー【ビタミンA】
⇒ビタミン‐エッチ【ビタミンH】
⇒ビタミン‐エム【ビタミンM】
⇒ビタミン‐エル【ビタミンL】
⇒ビタミン‐ケー【ビタミンK】
⇒ビタミン‐けつぼう‐しょう【ビタミン欠乏症】
⇒ビタミン‐シー【ビタミンC】
⇒ビタミン‐ディー【ビタミンD】
⇒ビタミン‐ピー【ビタミンP】
⇒ビタミン‐ビー‐いち【ビタミンB1】
⇒ビタミン‐ビー‐じゅうに【ビタミンB12】
⇒ビタミン‐ビー‐に【ビタミンB2】
⇒ビタミン‐ビー‐ふくごうたい【ビタミンB複合体】
⇒ビタミン‐ビー‐ろく【ビタミンB6】
ビタミン‐イー【ビタミンE】
植物性油脂に多く含まれる脂溶性ビタミン。脂肪などの酸化防止作用および膜安定化作用をもつ。化学的にはトコフェロールおよびトコトリエノールで、それぞれα・β・γ・δの計8種がある。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐エー【ビタミンA】
動物の肝臓・卵黄・バターなどに多く含まれる脂溶性ビタミンの一つ。A1(レチノール)とA2(デヒドロレチノール)とがあり、この欠乏は発育不良・夜盲症・角質硬化などの原因となる。植物に含まれる黄赤色の色素カロテンは動物体内でビタミンAに変えられる。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐エッチ【ビタミンH】
(→)ビオチンに同じ。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐エム【ビタミンM】
(→)葉酸ようさんに同じ。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐エル【ビタミンL】
ネズミの乳汁の分泌に必要とされるビタミン。人についての効果は未確認で、ビタミンとして扱わないこともある。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐ケー【ビタミンK】
血液の凝固をうながす脂溶性ビタミン。Kは凝固(Koagulation ドイツ)の頭文字。緑色植物・海藻、動物の肝臓などに多い。抗出血性ビタミン。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐けつぼう‐しょう【ビタミン欠乏症】‥ボフシヤウ
ビタミンを十分に摂取しないために起こる疾病の総称。夜盲症・脚気かっけ・壊血病・くる病など。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐シー【ビタミンC】
新鮮な野菜・果実・緑茶などに多く含まれる水溶性ビタミン。この欠乏は壊血病となる。イヌ・ネズミなどは体内で生合成するので食物としてとる必要がない。アスコルビン酸。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐ディー【ビタミンD】
魚類の肝臓・卵黄などに多く含まれる脂溶性ビタミン。血液中のカルシウムの量の調節に関係し、この欠乏は佝僂くる病となる。有用なものはD2(エルゴカルシフェロール)およびD3(コレカルシフェロール)。エルゴステロールから生成する。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐ピー【ビタミンP】
レモン汁に多く含まれ毛細血管の浸透性の増大を抑制する有効成分に対してセント=ジェルジがつけた名称。後にヘスペリジンとルチンとの混合物であることがわかり、今では独立したビタミンとは考えられていない。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐ビー‐いち【ビタミンB1】
ビタミンB複合体の一つ。糖質の代謝にかかわる酵素の補酵素として働く。白米を常食にすると脚気かっけが起こりやすいことから最も早く発見され、米糠こめぬかから抽出された。炭水化物の代謝と関係し、これの欠乏は脚気のほかに、しびれ・筋肉痛・心臓肥大・食欲減退・神経症状などを起こす。植物や細菌の体内では生合成され、若い組織や種子中にあって成長に関与する。人工的にも合成される。チアミン。アノイリン。→オリザニン。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐ビー‐じゅうに【ビタミンB12】‥ジフ‥
ビタミンB複合体の一つ。抗悪性貧血因子。コバルトを含み、生体内で補酵素として働く。シアノコバラミン。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐ビー‐に【ビタミンB2】
ビタミンB複合体の一つ。酵母や胚芽、肝臓などに含まれる黄色物質。熱に安定。動物の成長を促進し、欠乏すると口内や唇がただれるなどする。リボフラビン。ラクトフラビン。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐ビー‐ふくごうたい【ビタミンB複合体】‥ガフ‥
種々のビタミンBの総称。B1を除いた他のものをB2複合体と総称することもある。ビタミンB群。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ビタミン‐ビー‐ろく【ビタミンB6】
動物体中でアミノ酸の物質代謝に関与するビタミンの一種。これが欠乏すると動物の成長が悪くなり皮膚病を起こす。化学的には、ピリドキシンおよびそれと構造の似た一連の物質。
⇒ビタミン【Vitamin ドイツ・vitamin イギリス】
ひた‐むき【直向き】
物事に熱中するさま。一途なさま。「―に制作に打ち込む」「―な愛情」
ひだ‐め【襞目】
(→)「ひだ」に同じ。〈倭名類聚鈔12〉
ひた‐めん【直面】
能で面を用いず、素顔のままのこと。ひたおもて。風姿花伝「よきほどの人も、―の申楽は、年寄りては見られぬもの也」
⇒ひためん‐もの【直面物】
ひためん‐もの【直面物】
神や幽霊でない現実の男性の役、すなわち面を用いない役を主人公とする能。
⇒ひた‐めん【直面】
ひた‐もと【双本】
旋頭歌せどうかのこと。双本歌。(歌経標式)
ひた‐もの【直物・頓】
〔副〕
一途に。ひたすら。狂言、居杭「―頭をはらせらるるが迷惑さに」
ひた‐ものぐるい【直物狂い】‥グルヒ
全くの狂人。
ひた‐もののぐ【直物具】
全部の軍勢が甲冑をつけること。ひたかぶと。太平記12「―にて三千余騎」
ひた‐やごもり【直屋隠り】
ひたすらに家に引きこもること。蜻蛉日記中「をさなき人の―ならむ」
ひだ‐やま【襞山】
衣服などで、ひだの盛り上がった部分。
ひ‐だら【干鱈・乾鱈】
タラの乾燥品。ほしだら。棒鱈・開き鱈・掛鱈など。〈[季]春〉
ひ‐たら・す【日足らす】
〔自四〕
成長なさる。成人なさる。万葉集13「いつしかも―・しまして」
ひだり【左】
①(端・へりの意のハタ・ヘタが転じた語か)南を向いた時、東にあたる方。古事記上「汝いましは右より廻り逢へ、我は―より廻り逢はむ」↔右。
②昔、左右に分かれた官職の左の方。日本では右より上位であった。「―の大臣おとど」
③(酒杯は左手に持つからとも、また鉱山で、左を鑿のみ手、右を鎚つち手というのにおこるともいう)酒を好み飲むこと。左党。
④思想上・政治上の左翼。
⑤左前の略。
⇒ひだり‐うちわ【左団扇】
⇒ひだり‐うつぼ【左空穂・左箶】
⇒ひだり‐うま【左馬】
⇒ひだり‐えぼし【左烏帽子】
⇒ひだり‐おうぎ【左扇】
⇒ひだり‐おりえぼし【左折烏帽子】
⇒ひだり‐がき【左書き】
⇒ひだり‐がち【左勝ち】
⇒ひだり‐がって【左勝手】
⇒ひだり‐がな【左仮名】
⇒ひだり‐がまえ【左構え】
⇒ひだり‐がわ【左側】
⇒ひだり‐きき【左利き】
⇒ひだり‐ぎっちょ【左利・左器用】
⇒ひだり‐ざま【左様】
⇒ひだりずれ‐だんそう【左ずれ断層】
⇒ひだり‐ぜん【左膳】
⇒ひだり‐ぞなえ【左備え】
⇒ひだり‐づかい【左遣い】
⇒ひだり‐づま【左褄】
⇒ひだり‐て【左手】
⇒ひだり‐て‐けい【左手系】
⇒ひだり‐とう【左党】
⇒ひだり‐どもえ【左巴】
⇒ひだり‐なわ【左縄】
⇒ひだり‐の‐うまづかさ【左馬寮】
⇒ひだり‐の‐うまのかみ【左馬頭】
⇒ひだり‐の‐おおいもうちぎみ【左大臣】
⇒ひだり‐の‐かた【左の方】
⇒ひだり‐の‐つかさ【左の司】
⇒ひだり‐ばらみ【左孕み】
⇒ひだり‐ふうじ【左封じ】
⇒ひだり‐まえ【左前】
⇒ひだり‐まき【左巻き】
⇒ひだりまゆ‐えぼし【左眉烏帽子】
⇒ひだり‐まわり【左回り】
⇒ひだり‐みぎ【左右】
⇒ひだり‐みぎ‐に【左右に】
⇒ひだり‐みぎり【左右】
⇒ひだり‐むき【左向き】
⇒ひだり‐もじ【左文字】
⇒ひだり‐ゆがみ【左歪み】
⇒ひだり‐ゆみ【左弓】
⇒ひだり‐よつ【左四つ】
⇒ひだり‐より【左寄り】
⇒ひだり‐より【左縒り】
⇒左褄を取る
ひだり【左】
姓氏の一つ。
⇒ひだり‐じんごろう【左甚五郎】
ぴたり
①急に停止するさま。「風が―とやむ」「酒を―とやめる」
②物が密着するさま。「―と貼る」
③よく適合、または的中するさま。「―と当たる」「狙いを―と定める」「線の上に―ととまる」
④ちょうど出合うさま。「目と目が―とあう」
ひだり‐うちわ【左団扇】‥ウチハ
左手で団扇をつかうこと。安楽な暮しの境遇のたとえ。ひだりおうぎ。〈俚言集覧〉。「―で暮らす」
⇒ひだり【左】
ひだり‐うつぼ【左空穂・左箶】
うつぼを左につけなおして通る険阻・狭隘なところ。大友興廃記「―といふ所は、桟路にて箶を左に付けなほして通る節所なり」
⇒ひだり【左】
ひだり‐うま【左馬】
将棋の駒をかたどり、角行の成った「馬」の字を左右逆に書いたもの。商売繁盛・招福等のお守りとする。
⇒ひだり【左】
ひだり‐えぼし【左烏帽子】
(→)左折烏帽子に同じ。
⇒ひだり【左】
ひだり‐おうぎ【左扇】‥アフギ
(→)「ひだりうちわ」に同じ。幸若舞曲、烏帽子折「暫し休み申ぞと―でおはしける」
⇒ひだり【左】
ひだり‐おりえぼし【左折烏帽子】‥ヲリ‥
頂辺を左に向けて折った折烏帽子。ひだりえぼし。
⇒ひだり【左】
ひだり‐がき【左書き】
文字を左から右へ書くこと。
⇒ひだり【左】
ひだり‐がち【左勝ち】
左手のみを多く使うこと。
⇒ひだり【左】
ひだり‐がって【左勝手】
①(→)逆勝手ぎゃくがってに同じ。
②〔建〕向かって左方に出入口のある家。
③一連の手順が右から左へと進むような配置。↔右勝手。
⇒ひだり【左】
ひだり‐がな【左仮名】
漢字の左方に施すふりがな。
⇒ひだり【左】
ひだり‐がまえ【左構え】‥ガマヘ
客を左側に据え、逆勝手で茶を点たてる茶室の構造。
⇒ひだり【左】
ひだり‐がわ【左側】‥ガハ
左の方のかわ。さそく。
⇒ひだり【左】
ひだり‐きき【左利き】
(ヒダリギキとも)
①右手よりも、左手のよくきくこと。また、その人。ひだりぎっちょ。ぎっちょ。〈日葡辞書〉
②酒に強いこと。また、その人。さけのみ。
⇒ひだり【左】
ひだり‐ぎっちょ【左利・左器用】
(ヒダリギッチョウとも)(→)「ひだりきき」1に同じ。〈日葡辞書〉
⇒ひだり【左】
ひだり‐ざま【左様】
正しい道にたがうこと。左道さどう。
⇒ひだり【左】
ひだり‐じんごろう【左甚五郎】‥ラウ
江戸初期の宮大工。建築彫刻の名人。多くの逸話で知られる。日光東照宮の「眠り猫」が作として伝わるが、確証はない。生没年未詳。
眠り猫(日光東照宮)
撮影:関戸 勇
⇒ひだり【左】
ひだりずれ‐だんそう【左ずれ断層】
横ずれ断層の一種。断層線をへだてて向う側の地盤が相対的に左へずれる断層。→断層(図)。
⇒ひだり【左】
ひだり‐ぜん【左膳】
えびす膳のこと。
⇒ひだり【左】
ひだり‐ぞなえ【左備え】‥ゾナヘ
中軍の左にそなえている軍隊。
⇒ひだり【左】
ひだり‐づかい【左遣い】‥ヅカヒ
人形浄瑠璃の三人遣いで、左手の操作を担当する人。
⇒ひだり【左】
ひだり‐づま【左褄】
①衣服の左方のつま。
②(左手でつまをとって歩むからいう)芸妓の異称。「―を取る」
⇒ひだり【左】










広辞苑 ページ 16519 での【○額を合わせる】単語。