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○愚者も千慮に一得ありぐしゃもせんりょにいっとくあり🔗⭐🔉
○愚者も千慮に一得ありぐしゃもせんりょにいっとくあり
[史記淮陰侯伝「智者も千慮に必ず一失あり、愚者も千慮に必ず一得あり」]愚かな者でも、多く考えているうちには、一度くらいは名案を出すことがある。千慮の一得。愚者の一得。
⇒ぐ‐しゃ【愚者】
グジャラート【Gujarat】
インド西部の州。北はパキスタンに接し、南はアラビア海に面する。綿工業のほか石油化学工業などが発達。鉱山資源も豊富。州都ガンディナガル。
ぐしゃり
もろく押しつぶされるさま。ぐしゃっ。滑稽本、妙竹林話七偏人「羊羹を一ト切とつて口へ入れ、―と噛む」
くしゃ‐ろん【倶舎論】
(梵語Abhidharmakośa-bhāṣya)仏書。世親著。玄奘げんじょう訳。30巻。説一切有部せついっさいうぶの教理の集大成である「大毘婆沙論」の綱要書。一切諸法を五位七十五法に分け、迷いと悟りについて詳細に論ずる。仏教の基礎的教学書。阿毘達磨倶舎論。倶舎。
⇒くしゃ【倶舎】
くしゃん
小さくくしゃみをする音。
クシャン【Kushan】
⇒クシャーナちょう
く‐しゅ【久修】
〔仏〕長い年月修行すること。
⇒くしゅ‐れんぎょう【久修練行】
く‐じゅ【口受】
口伝えに教えを受けること。こうじゅ。
く‐じゅ【口授】
口伝えに教えを授けること。こうじゅ。
く‐しゅう【九宗】
南都六宗と平安時代の天台・真言二宗に、浄土宗または禅宗を加えたもの。
く‐しゅう【句集】‥シフ
俳句・連句を集めた書。
く‐じゅう【久住】‥ヂユウ
〔仏〕久しく住むこと。永住。源平盛衰記18「娑婆に―して、常に説法して」
⇒くじゅう‐さ【久住者】
く‐じゅう【旧住】‥ヂユウ
〔仏〕ふるくから住んでいること。また、その住居。
⇒くじゅう‐の‐ぼさつ【旧住の菩薩】
く‐じゅう【苦汁】‥ジフ
①にがい汁。転じて、苦しみまたはにがい経験。「―を嘗なめる」
②⇒にがり
く‐じゅう【苦渋】‥ジフ
にがくしぶいこと。転じて、物事がうまく進まず、苦しみ悩むこと。「―を味わう」「―に満ちた人生」
く‐じゅう【宮中】‥ヂユウ
⇒きゅうちゅう
くじゅう‐がわ【九十川】‥ジフガハ
(増水の時の川越賃が90文であったから)増水した時の大井川。誹風柳多留19「―頼みは頭ばかりなり」
くじゅうく‐しま【九十九島】‥ジフ‥
長崎県北部、北松浦郡西部から佐世保港口に散在する約170の島嶼とうしょ群。西海国立公園に属する。
九十九島
撮影:山梨勝弘
くじゅうくり‐はま【九十九里浜】‥ジフ‥
千葉県太東崎たいとうざきから刑部ぎょうぶ岬までの、太平洋に面する砂浜海岸。長さ約60キロメートル。6町を1里として九十九里あるとする。沿海は黒潮と親潮の出合う所で魚類が集まる。
九十九里浜
撮影:関戸 勇
くじゅう‐さ【久住者】‥ヂユウ‥
久しく山寺に在住して修行する者。特に比叡山で、12年の籠山ろうざん修行をすませた僧。讃岐典侍日記「きのふより山の―ども召したれば」。愚管抄4「山の良真をめして、中堂の―二十人ぐして参りて」
⇒く‐じゅう【久住】
くじゅう‐の‐ぼさつ【旧住の菩薩】‥ヂユウ‥
新たに浄土に往生した菩薩に対して、浄土にふるくから住んでいる菩薩。
⇒く‐じゅう【旧住】
く‐しゅうはく【瞿秋白】‥シウ‥
(Qu Qiubai)中国の政治家・評論家。本名、瞿霜(のち瞿爽)。江蘇常州の人。ソ連に留学。1927年共産党総書記。漢字のローマ字化や文芸批評にも活躍。国民党軍に捕らえられ銃殺。(1899〜1935)
く‐じゅう‐めつ‐どう【苦集滅道】‥ジフ‥ダウ
(クシュメツドウとも)〔仏〕(→)四諦したいに同じ。
くじゅう‐れんざん【くじゅう連山】
大分県玖珠くす郡と竹田市にまたがる火山群。中岳(1791メートル)・久住山(1787メートル)などから成る。周囲に温泉郷がある。九重連山。
九重山
撮影:関戸 勇
クシュ‐おうこく【クシュ王国】‥ワウ‥
(The Empire of Kush)前800年頃から後350年頃、ナイル川上流でクシュ人が建てた最古の黒人王国。前8世紀に一時エジプトを占領。すぐれた鉄器文明を形成。アクスム王国の侵入により滅ぶ。
ぐ‐じゅつ【具述】
くわしく述べること。
くしゅ‐れんぎょう【久修練行】‥ギヤウ
長い年月修行して仏道に熟達すること。
⇒く‐しゅ【久修】
ぐ‐しゅん【虞舜】
中国五帝の一人、舜の別称。
く‐しょ【公所】
公事を扱う所。役所。官衙かんが。
く‐しょ【区処】
区分して処置すること。取り計らい。
く‐しょ【供所】
供物を置く所。
く‐じょ【駆除】‥ヂヨ
追い払い、取りのけること。「害虫―」
ぐ‐しょ【具書】
中世、訴状・陳状に添えて原告・被告から提出した証拠書類。
ぐ‐しょ【愚書】
①読む価値のない書物。
②自分の著書・手紙の謙譲語。
ぐ‐じょ【愚女】‥ヂヨ
①おろかな女。
②自分の娘の謙称。
く‐しょう【口称】
口に(念仏を)となえること。
⇒くしょう‐ねんぶつ【口称念仏】
く‐しょう【苦笑】‥セウ
にがわらい。「思わず―する」
く‐じょう【九条】‥デウ
9幅のの布を横に縫い合わせて製した袈裟けさ。九条の袈裟。九条衣。→三衣さんえ
くじょう【九条】‥デウ
姓氏の一つ。藤原氏の北家。忠通の子兼実に始まり、代々京都九条の邸を伝領した。五摂家の一つ。→藤原(系図)→五摂家(系図)。
⇒くじょう‐かねざね【九条兼実】
⇒くじょう‐たけこ【九条武子】
⇒くじょうどの‐ゆいかい【九条殿遺誡】
⇒くじょう‐みちいえ【九条道家】
⇒くじょう‐よしつね【九条良経】
⇒くじょう‐よりつぐ【九条頼嗣】
⇒くじょう‐よりつね【九条頼経】
く‐じょう【公帖】‥デフ
室町幕府が発給した禅宗寺院の住持の任命書。公文くもん。
く‐じょう【公請】‥ジヤウ
朝廷から経典の講義・論義などに召されること。また、その召される僧。宇治拾遺物語4「―勤めて」
く‐じょう【苦情】‥ジヤウ
①難儀な事情。
②転じて、自分が他から害を受けている状態に対する不平・不満の気持。また、それを表した言葉。「―を持ちこむ」「―を言う」
⇒くじょう‐しょり【苦情処理】
く‐じょう【宮掌】‥ジヤウ
伊勢神宮および熱田神宮の神職の一つ。権祢宜ごんねぎの次位。
ぐ‐しょう【供餉】‥シヤウ
供物くもつ。申楽談儀「若宮の御祭、薪の―等の事」
ぐ‐しょう【具象】‥シヤウ
(concrete)固有の形体を有していること。形をとって現れること。また、その形。具体。「―的」「―画」↔抽象。
⇒ぐしょう‐めいし【具象名詞】
ぐ‐じょう【具状】‥ジヤウ
くわしく事情を書いて上申すること。また、その文書。
ぐ‐じょう【愚状】‥ジヤウ
自分の手紙の謙譲語。
ぐじょう【郡上】‥ジヤウ
岐阜県のほぼ中央に位置する市。郡上踊りで有名。人口4万7千。
⇒ぐじょう‐おどり【郡上踊】
ぐじょう‐おどり【郡上踊】‥ジヤウヲドリ
岐阜県郡上市八幡町の盆踊り。毎年7月上旬から9月上旬まで行われ、特に8月13日から16日までは徹夜で踊る。「川崎」「春駒」「ヤッチク」など数曲がある。郡上節。郡上音頭。
⇒ぐじょう【郡上】
くじょう‐かねざね【九条兼実】‥デウ‥
平安末〜鎌倉初期の公家。九条家の祖。源頼朝の後援により議奏公卿の上首、摂政となり、記録所を設置。のち関白。明経に通じ、和歌・書道もよくした。日記を「玉葉」という。月の輪関白・後法性寺殿と称。(1149〜1207)
⇒くじょう【九条】
くじょう‐しょうがく【久成正覚】‥ジヤウシヤウ‥
〔仏〕(→)久遠実成くおんじつじょうに同じ。
くじょう‐しょり【苦情処理】‥ジヤウ‥
①他から寄せられた苦情に対処すること。
②労働者からの労働条件についての個別の苦情や、労働協約の適用解釈上の意見不一致を労使間の苦情処理機関にかけて処理すること。
⇒く‐じょう【苦情】
くしょう‐じん【倶生神】‥シヤウ‥
もとインドの神。人の生まれた時から常にその両肩にあって善悪を記録するという男女二神。男神「同名」は左肩で善業を、女神「同生」は右肩で悪業を記し閻魔王に報告するという。
くじょう‐たけこ【九条武子】‥デウ‥
歌人。京都生れ。西本願寺法主大谷光尊の次女、九条良致の妻。佐佐木信綱に師事。歌集「金鈴」「薫染くぜん」、歌文集「無憂華むうげ」など。(1887〜1928)
⇒くじょう【九条】
くじょうどの‐ゆいかい【九条殿遺誡】‥デウ‥
九条右大臣藤原師輔もろすけの遺訓。1巻。947年(天暦1)以後に成立。日常生活の心得・作法などを子孫のために記したもの。九条右丞相遺誡。
⇒くじょう【九条】
くしょう‐ねんぶつ【口称念仏】
口に念仏(南無阿弥陀仏)をとなえること。また、その念仏。↔観念念仏
⇒く‐しょう【口称】
くじょう‐の‐おんしょ【九帖の御書】‥デフ‥
〔仏〕唐の浄土僧、善導の「観経疏」玄義分・序分義・定善義・散善義各1巻、法事讃2巻、観念法門・往生礼讃偈・般舟讃各1巻の総称。九帖の書。5部9巻。
くじょう‐みちいえ【九条道家】‥デウ‥イヘ
鎌倉初期の公家。良経の子。摂政・関白。将軍頼経の父、頼嗣の祖父として幕府と結んで権を振るったが、のち幕府に忌まれて不遇のうちに没。日記を「玉蘂ぎょくずい」という。光明峰寺殿。(1193〜1252)
⇒くじょう【九条】
ぐしょう‐めいし【具象名詞】‥シヤウ‥
〔言〕直接見たり触れたりすることのできる物や人を表す名詞。↔抽象名詞
⇒ぐ‐しょう【具象】
くじょう‐よしつね【九条良経】‥デウ‥
(→)藤原良経に同じ。
⇒くじょう【九条】
くじょう‐よりつぐ【九条頼嗣】‥デウ‥
(→)藤原頼嗣に同じ。
⇒くじょう【九条】
くじょう‐よりつね【九条頼経】‥デウ‥
(→)藤原頼経に同じ。
⇒くじょう【九条】
ぐしょ‐ぐしょ
絞れるほど水分が多量に含まれているさま。「―の雑巾」
ぐしょ‐ぬれ【ぐしょ濡れ】
ぐしょぐしょに濡れること。ずぶぬれ。「ハンカチが涙で―だ」
くしら【倶尸羅】
〔仏〕(→)「くきら(拘耆羅)」に同じ。
くじら【鯨】クヂラ
(院政時代、クジラの仮名遣いも見られた)
①哺乳類クジラ目の海獣のうち、大形のものの総称。形は魚に似、海中生活に適する。種類が多く、歯のあるもの(歯クジラ)と、ないもの(鬚ひげクジラ)とに分ける。体長30メートルに達する現存の動物中最大のものを含む。皮膚は裸出し、その下に厚い脂肪層があって体温を保つ。後肢は退化し、前肢は鰭ひれ状、尾は尾鰭おびれ状であるが、魚と違って水平に広がる。餌は小魚・海老えび類など。水面に浮き上がって空気を呼吸し、そのとき鼻孔から吐く呼気中の湿気が水滴となって柱状に立ち上る。鼻孔にたまった海水、付近の海水もこれに伴って吹きあげられる。これを俗に「潮を吹く」という。かつて大規模な捕鯨をし、食用・油・工芸に使った。マッコウクジラ・アカボウクジラ・イワシクジラ・ナガスクジラ・セミクジラなど。南北両極の海、特に南氷洋に多い。古称、勇魚いさな。〈[季]冬〉。常陸風土記「鯨鯢くじらは曾むかしより見聞かず」
②「くじらじゃく」の略。
⇒くじら‐あぶら【鯨油】
⇒くじら‐おび【鯨帯】
⇒くじら‐ぐみ【鯨組】
⇒くじら‐ぐるま【鯨車】
⇒くじら‐ざ【鯨座】
⇒くじら‐ざし【鯨差】
⇒くじら‐じゃく【鯨尺】
⇒くじら‐じる【鯨汁】
⇒くじら‐とり【鯨取り】
⇒くじら‐なべ【鯨鍋】
⇒くじら‐のし【鯨熨斗】
⇒くじら‐ひげ【鯨鬚】
⇒くじら‐まく【鯨幕】
⇒くじら‐もり【鯨銛】
⇒鯨に鯱
くじら‐あぶら【鯨油】クヂラ‥
クジラから採った油。げいゆ。好色一代女3「―の光のよしあし」
⇒くじら【鯨】
くじら‐おび【鯨帯】クヂラ‥
(もと、片側は黒繻子、片側は白色で、鯨の皮と脂肪層との黒白が重なっているのに似ていたからいう)帯の裏と表との生地のちがうもの。ちゅうやおび。洒落本、辰巳婦言「南部縞の綿入れに黒と鼠の―をしめ」
⇒くじら【鯨】
くじら‐ぐみ【鯨組】クヂラ‥
江戸時代に発達した突取法や網取法による捕鯨のための漁業組織。従事者数は2、300人、大規模な例では3000人。
⇒くじら【鯨】
くじら‐ぐるま【鯨車】クヂラ‥
四つの車輪をつけた台の上に張子はりこの鯨をのせたもの。高知の郷土玩具。
⇒くじら【鯨】
くじら‐ざ【鯨座】クヂラ‥
(Cetus ラテン)牡羊座おひつじざの南にある星座。著名な変光星ミラを含む。初冬の夕刻に南中。
⇒くじら【鯨】
くじら‐ざし【鯨差】クヂラ‥
(→)「くじらじゃく」に同じ。
⇒くじら【鯨】
くじら‐じゃく【鯨尺】クヂラ‥
ものさしの一種。もっぱら民間で布を計るのに用いられ、1尺は曲尺かねじゃくの1尺2寸5分(約37.9センチメートル)に相当。もと鯨ひげでつくったから、この名がある。鯨差。→呉服尺。
⇒くじら【鯨】
くじら‐じる【鯨汁】クヂラ‥
鯨肉を入れた味噌汁。〈[季]冬〉
⇒くじら【鯨】
くじら‐とり【鯨取り】クヂラ‥
クジラを捕獲すること。また、その人。
⇒くじら【鯨】
くじら‐なべ【鯨鍋】クヂラ‥
鯨肉を入れた鍋料理。〈[季]冬〉
⇒くじら【鯨】



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