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かがふり【冠】🔗🔉

かがふり⇒こうぶり

かぶり【冠・被り】🔗🔉

かぶり冠・被り】 ①かぶること。かぶるもの。「頬―」 ②(→)「こうぶり」に同じ。舒明紀(図書寮本)永治点「冠位カブリ一級ひとしな」 ③芝居の大入り。 ④芝居の打出し。終演。 ⑤写真感光材料を現像した際、画像とは関係なく、全面または部分的に生じた曇り。光線漏れ、不適当な保管・現像処理、古い材料の使用などにより生ずる。 ⇒かぶり‐おけ【冠桶】 ⇒かぶり‐がさ【被り笠】 ⇒かぶり‐きもの【被り着物】 ⇒かぶり‐の‐いた【冠の板】 ⇒かぶり‐もの【被り物】 ⇒かぶり‐もの【被り者】

かん【冠】クワン🔗🔉

かんクワン ①かんむり。 ②最もすぐれていること。首位。第一。「世界に―たり」「三―達成」

かんぶり【冠】🔗🔉

かんぶり(→)「かんむり」に同じ。古今著聞集10「御―のひしげて」

かんむり【冠】🔗🔉

かんむり】 (カウブリの音便) ①頭にかぶるものの総称。こうむり。かむり。かんぶり。かがふり。かぶり。 ②束帯・衣冠の時に用いたかぶりもの。礼服に用いるものはカンと音読し、冕べん冠・礼らい冠・武礼ぶらい冠などがあり、金属製。平安時代の束帯のものは令制の頭巾ときんの形式化で、黒の羅で作り漆をひいたもので、額・磯・簪かんざし・巾子こじ・纓えいなどの部分名がある。形状にも、厚額あつびたい・薄額・透額すきびたい・半透額などの種類がある。 冠 ③漢字の部首のうち、上にかぶせるもの。「家」字の「宀」(ウ冠)、「花」字の「艹」(草冠)の類。 ④競技会や催しの呼称に、スポンサー企業などの名をかぶせること。「―大会」 ⑤⇒おかんむり⇒かんむりおとし‐づくり【冠落し造り】 ⇒かんむり‐がた【冠形】 ⇒かんむり‐ざ【冠座】 ⇒かんむり‐し【冠師】 ⇒かんむり‐した【冠下】 ⇒かんむり‐だな【冠棚】 ⇒かんむり‐づけ【冠付】 ⇒かんむり‐づる【冠鶴】 ⇒かんむり‐のうし【冠直衣】 ⇒かんむり‐わし【冠鷲】 ⇒冠旧けれど沓に履かず ⇒冠を挂く ⇒冠を曲げる

こうぶり【冠】カウブリ🔗🔉

こうぶりカウブリ (カガフリの音便) ①かんむり。源氏物語紅葉賀「―などうちゆがめて」 ②位階。敏達紀「高き爵こうぶりを賜はらむ」 ③特に、五位に叙せられること。叙爵。源氏物語若紫「蔵人より今年―得たるなりけり」 ④元服してはじめて冠をつけること。ういこうぶり。仲哀紀「朕未だ―に逮いたらずして」 ⑤年爵ねんしゃく。栄華物語玉の村菊「上の御前の…よろづのつかさ―を得させ給ひなどして」 ⇒こうぶり‐のうし【冠直衣】 ⇒こうぶり‐の‐お【冠の緒】 ⇒冠を掛く

さか【冠】🔗🔉

さか】 とさか。鶏冠。天武紀「その―海石榴つばきの華の似ごとし」

[漢]冠🔗🔉

 字形  筆順 〔冖部7画/9画/常用/2007・3427〕 〔音〕カン〈クヮン〉(呉)(漢) 〔訓〕かんむり・かぶる [意味] ①かんむり(をかぶる)。「王冠・衣冠・月桂げっけい冠・冠位」「沐猴もっこうにして冠す」(→沐猴(成句)) ②成年となる。元服。「冠婚葬祭・弱冠」▶昔、中国では、男子は二十歳で成人式を挙げ、かんむりをつけた。 ③上にかぶせる。かぶる。「題名に角書つのがきを冠する」「冠詞・冠水」 ④首位。第一等。「世界に冠たれ」「冠絶」 [解字] 形声。「冖」(=おおい)+「寸」(=手)+音符「元」(=あたま)。かんむりを手で頭にのせる意。 [下ツキ 衣冠・栄冠・王冠・加冠・花冠・極冠・金冠・荊冠・挂冠・桂冠・鶏冠・月桂冠・弱冠・戴冠・宝冠・無冠

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